光アライアンス 発売日・バックナンバー

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2,037円
■特集:量子工学が面白い
○量子工学と量子情報通信/大阪大学/井上 恭
○量子もつれ光子体の発生/科学技術振興機構/富田章久
○量子リソグラフィ/科学技術振興機構/清水亮介
○光量子回路の現状と展望/北海道大学/竹内繁樹
○量子テレポーテーション/東京大学/米澤英宏・古澤 明
○量子論がもたらす非局所性/日本電信電話/森越文明

■解説
○浮上質量法:光波干渉計を利用した力学料の精密計測法/群馬大学/藤井雄作
○平成18年度特許出願技術動向調査「ズームレンズ系技術」について/特許庁
○塗装面から発生するVOCのレーザ有機蛍光法による可視化技術/群馬大学/天谷賢児・舩津賢人
○光コヒーレンストモグラフィ(OCT)の現状と今後の展望/大阪大学/春名正光

■製品技術紹介
○BRUKER NANOのAFM/SPM/日本レーザー/宇塚達也
○560nmレーザ光源/オプトクエスト/針谷隆雄

■研究室紹介
○豊橋技術科学大学 電気・電子工学系集積回路・センサシステム研究室/豊橋科学技術大学/澤田和明
2,037円
■特集:光科学の研究拠点 ~創出ラッシュ
○最先端の光の創成を目指したネットワーク研究拠点の形成/光産業創成大学院大学/加藤義章
○先端光量子科学アライアンス/東京大学/五神 真・三尾典克
○融合光新創生ネットワーク/大阪大学/兒玉了祐
○さきがけ「光の利用と物質材料・生命機能」/科学技術振興機構/増原 宏・中桐伸行
○JSTさきがけ「光の創成・操作と展開」/科学技術振興機構/伊藤弘昌・平澤和夫
○NEDO特別講座「ナノフォトニクス総合的展開」/東京大学/大津元一

■製品特集:光学系設計ソフト機能ガイド
○エフ・アイ・ティー/奥平最適システム研究所/オプトデザイン/コーンズドッドウエル/サイバネットシステム/ティー・イー・エム/日本アールソフトデザイングループ/ノア コンサルティング

■製品技術紹介
○レーザ干渉変位計/小野測器/古川裕彦
○波長可変光源LSC-101Aシリーズ/光伸光学工業/遠藤 尚・古谷 武
○ソーラボ社製補償光学システム/ソーラボジャパン/趙 学峰
○光干渉方式による微細構造評価技術/キヤノンマーケティングジャパン/石井耕一
2,037円
■特集:いま、また、コヒーレンス
○コヒーレンス現象の新しい考え方/産業技術総合研究所/白井智宏
○コヒーレンス理論の演算子形式/岩手大学/吉森 久
○光波コヒーレンス関数の合成法/東京大学/保立和夫
○分散媒質を伝搬する光波のコヒーレンス/産業技術総合研究所/柴田 宣
○OCT用高コヒーレンス高速波長掃引光源/Santec/両澤淳・鄭 昌鎬

■製品特集:光パワーメータ~新しい可能性を追求して~
○信頼できる測定のために/オフィールジャパン/庄司和真
○光パワーメータのさまざまな特徴と使用法/CVIメレスグリオ
○ビームサイズ、ビーム位置、パワーを同時に測定するツール/エフ・アイ・ティー/山本 努
○レーザパワー&エネルギーメータとPCとの接続/コヒレント・ジャパン/只隈和博
○産業効率化に寄与する光パワーメータ/ネオアーク/小川 顕
○紫外~真空紫外の光パワーメータ/浜松ホトニクス/斉藤久彰
○レーザパワーメータ/エクセルテクノロジー/中田貴男
○光パワーメータ/ソーラボジャパン
○レーザ光の出力測定/カンタムエレクトロニクス/佐々木弘

■解説
○青色LEDを用いたナンバリング露光装置に関する検討/東京電機大学/岩崎順哉・堀内敏行
○レーザー微量ガス分析の最近の展開/東海大学/安田崇志・佐藤淳一・鄭 和翊・山口 滋

■製品技術紹介
○テレセントリックfθレーザ直描装置/オプセル/勝山幹三
2,037円
■小特集:あかり、ランプ―民生用光源―
○白色LED照明/山口大学/田口常正
○印刷型無機ELの実用化への挑戦/ELストリーム/大嶋 大

■解説
○レーザ光を用いたハイブリッド歯科治療/金沢大学/古本達明・上田隆司
○光熱駆動型マイクロジャイロセンサ/東京電機大学/伊藤 来・辻 裕一
○Siウエハのレーザダイシングに関する研究/茨城大学/山本武幸・周 立波・清水 淳・溝口高史
○光圧力駆動微粒子によるマイクロ流体粘性計測技術/香川大学/石丸伊知郎
○X線自由電子レーザ集光ミラーの開発/大阪大学/三村秀和・山内和人/理化学研究所/大森 整
○世界最小のX線自由電子レーザ(XFEL)/理化学研究所/石川哲也
○超精密測定機による形状計測・評価技術/ミツトヨ/平野宏太郎

■製品技術紹介
○MTF測定システムの歴史/ナノテックス/川越康弘・真岩健也
○LD励起固体レーザ/カンタムエレクトロニクス/茂呂和之
○LED照明用電源/IDECパワーデバイス/雛本純明
○世界最薄、光学式4方向センサの開発/ローム
○ウルトラファーストレーザシステム/三協興産/霜田和巳

■研究室紹介
○大阪電気通信大学 情報通信工学部 情報工学科 来海研究室/大阪電気通信大学/来海 暁
2,037円
特集:メタマテリアル~透明マントを仕立てる~ 製品特集:産業界を変革するレーザ製品
2,037円
■特集:変わりゆくレーザ・ビーム加工
○マスク転写光硬化樹脂を用いた光配線接続用マイクロ光部品/東海大学/三上 修

 電気配線を光配線に置き換える光インターコネクションが重要である。このためには、簡易で高い結合効率を実現する光接続技術が求められている。大学で開発中の、光硬化性樹脂を用いたマスク転写法により作製した光配線接続用マイクロ光部品について紹介する。


○レーザ光を用いた金属粉末の焼結技術/金沢大学/古本達明・上田隆司

 金属粉末を用いた微細で高精度な積層造形技術の確立に向けて、粉末の熱伝導率やレーザ光の吸収率を測定すると共に、焼結構造物の状態を測定・分析して、レーザ焼結メカニズムを検討した結果について述べられている。


○レーザと集束イオンビームの複合加工/東洋大学/廣木 聖・吉田善一

 マイクロガラスレンズ用の金型材料として、近年グラッシーカーボン(GC)が注目されている。我々は、このGCにマイクロ金型を効率的に作製することを目的に、レーザによる形状加工と集束イオンビームによる仕上げ加工を行ったので報告する。


○フェムト秒レーザーによる微細塑性加工法/静岡県工業技術研究所/鷺坂芳弘

 フェムト秒レーザの誘起衝撃波を利用した微細な塑性加工法として「かしめ接合」と「輪郭転写」を考案した。本稿ではこれらの加工原理および基礎的な加工特性について解説する。これらと既存のレーザ加工を複合化することで新たな微細部品の製造が期待できる。


○レーザー・集束イオンビーム複合加工機の開発/長野県工業技術総合センター/山岸 光/東洋大学/吉田善一

 レーザと集束イオンビームを複合させた加工機を開発した。この加工機には、3種類のレーザ、集束イオンビーム、AFMなどが搭載されており、工作物の着脱無しで、ミリメートルからセンチメートルスケールの広面積に、ナノメートルからマイクロメートルスケールの加工ができる。


○集束イオンビーム加工用局所真空装置の開発/平出精密/増澤恒明/東洋大学/吉田善一

 ワークを大気中にセッティングしたまま集束イオンビームによる加工を可能とするため、局所的に真空空間をつくり出す装置を開発した。この装置はワークと一定のギャップを設けた状態で その表面を部分的に真空状態にし、FIBでの加工を可能にしている。



■解説
○小動物用高分解能in vivo-CTシステムの開発/理化学研究所/世良俊博

 薬剤開発には、小動物を用いた動物実験が必要であり、生きたまま高分解能で体内を撮影することが重要である。本研究では、X線原に放射光を用い、呼吸・心拍同期によってモーションアーチファクトを軽減した小動物用 in vivo-CTを開発し、さらに心臓や肺の動きを可視化した。


○フォトニック結晶の偏光計測デバイスへの応用/フォトニックラティス/川嶋貴之・井上喜彦・佐藤 尚

 ミクロンサイズで集積化されたフォトニック結晶微小偏光素子とイメージセンサを融合することで、偏光の2次元情報を一度に計測できる偏光イメージセンサと、それを応用した偏光計測器について紹介する。


○ラミナー型回折格子の回折効率/島津製作所/笹井浩行

 軟X線領域用ラミナー型ホログラフィック回折格子を製作し、波長0.6~6nmでの絶対回折効率を実測した。また、各種回折効率計算ソフトによりシミュレーションを行い、実測値との比較を行った。本稿ではこれらの測定結果と計算結果について報告する。



■ナノテク最前線
○新しい光磁気機能を発現する酸化物ナノシートとその応用/物質・材料研究機構/長田実・佐々木高義

 筆者らは、酸化物ナノシートという二次元ナノ物質に注目し、このナノ物質をベースとした新しいナノスピントロニクス材料の開発とその応用に関する研究を推進している。本稿では、最近開発した分子レベルの厚さの強磁性半導体ナノシートの特徴と共に、この材料で実現するユニークな光磁気機能について紹介する。



■日本産業を活性化させる大学発ベンチャー企業
○光産業を北海道から世界へ/フォトニックサイエンステクノロジ/小林壮一

■製品技術紹介
○高出力・高周波数安定化He-NeレーザYS-307/日本マイクロ光器/横山修子
○レーザ測定装置/VES/早川稔
○カルニュー精密屈折計/島津デバイス製造/松枝義勇・清水健一郎・金田良平・山田勝人・岩崎江美子・近藤直哉・木下律志・澤柳伸彦/島津製作所/佐藤健・岩井信之

■研究室紹介
○東京工業大学 荒井・西山研究室/東京工業大学/西山伸彦
2,037円
■特集:奇妙なレーザービーム
○ベッセルビームとラゲール・ガウスビームの基礎/電気通信大学/宮本洋子

 特殊な空間分布を持った光ビームであるベッセルビームとラゲール・ガウスビームについて解説する。前者は非回折で長距離伝搬が可能であることが特長であり、後者は軌道角運動量や量子情報の担い手として注目を集めている。


○ベッセルビームを用いたレーザーマイクロ加工/九州大学/河野正道・川内進司

 ベッセルビームは「微小な集光スポットを長い伝播距離にわたって維持できる特性」すなわち「深い焦点深度」を有する。マイクロドリル加工を例として、ベッセルビームの微細加工への有用性を紹介する。


○ベッセルビームによる電子の加速/レーザー技術総合研究所/今崎一夫・李 大治

 ベッセルビームの加速器への応用について述べる。これはプラズマを使わない実用的レーザー加速方式である。この特徴は加速勾配が高くとれる事である。この事により、高エネルギーの小型加速器が考えられ、これは今後広範な分野で発展すると期待される。


○光多重渦の発生と光マニピュレーションへの応用/千葉大学/尾松孝茂

 本稿では、側面励起型固体レーザーが示す高次熱光学効果を利用した新しい「光渦」発生法を紹介する。位相変調素子を一切必要としないので10Wを超える高出力光渦が簡単に発生できる。また、光渦の応用例として多重光渦による光マニピュレーションに関する実験結果を紹介する。


○ビーム断面内偏光分布制御と顕微観察への応用/大阪大学/橋本 守・吉木啓介・荒木 勉

 一様な直線偏光をラジアル偏光と呼ばれるビーム断面内で偏光の向きの分布を持つ光や、一様な直線偏光だがその向きが回転した光へと変換する、偏光モード変換器の開発と、これを用いた顕微観測について解説する。


○軌道角運動量をもつ光ビームの反射・透過/慶應義塾大学/佐々田博之

 軌道角運動量を持つラゲールガウスビームが臨界角付近で誘電体界面に入射すると、反射光と透過光の強度分布は入射光から大きく変形する。反射光の分布は横方向に偏るが、これを角運動量保存則、および、螺旋状波面の界面への入射、の2通りの考え方で説明する。



■解説
○光放射圧制御円運動を用いたナノCMM用マイクロプローブ/大阪大学/高谷裕浩

 筆者らは、マイクロ部品の幾何特性や幾何公差をナノメートルオーダの精度で測定評価できるナノCMMのキーデバイスとして、光放射圧制御円運動を利用した新たな円運動型マイクロプローブについて、位置および法線検出の基本原理とその特性について紹介する。


○パソコンのUSB経由入力型の光学式・非接触データ伝送システム/新潟大学/横山和宏

 回転体側のデータを、LEDとPDを用いて光学式に非接触で静止側のPCに入力するシステムを作成した。静止側では、受信データをUSBポート経由でPCに入力できるよう改良したので、殆どすべてのPCに適用できる。伝送レート8,385data/sを達成している。



■製品技術紹介
○光ファイバーセンサ計測システム/レーザー計測/早川峰之
○CIGS薄膜を用いた高感度・広帯域イメージセンサ/ローム
○ICP発光分光分析装置/エスアイアイ・ナノテクノロジー/添田直希
○FDTD Solutionsを用いたソーラーセルの光吸収に関するシミュレーション/Lumerical Solutions Inc./川野光則

■研究室紹介
○京都工芸繊維大学 大学院 工芸科学研究科 電子システム工学専攻/京都工芸繊維大学/裏 升吾
2,037円
■特集:光と医療
○スペクトル干渉法の医療応用技術偏光感受型OCTの技術展開/筑波大学/山成正宏

 偏光感受型OCTは生体の3次元複屈折分布を計測することで繊維状組織を無侵襲に弁別することができる技術である。本稿では偏光感受型OCTの各手法をレビューし、筆者らによって開発された最新のシステムの概要を紹介する。


○多波長分光画像による眼底酸素飽和度の計測/九州大学/中村大輔・吉永幸靖・岡田龍雄・石橋達朗/九州医療センター/江内田寛

 眼疾患の定量診断や疾患メカニズム解明のための次世代眼底非侵襲診断法を開発している。分光イメージング技術と画像処理技術により眼底機能と相関のある血中酸素飽和度を定量的に測定することを目指しており、眼底酸素飽和度マップの導出に成功した。


○パルスオキシメータ/日本光電工業/萩原弘子・鵜川貞二

 パルスオキシメータは、動脈血酸素飽和度(血液中のヘモグロビンのうちどれだけが酸素と結びついているか)を無侵襲に測定する医療機器である。本報では、酸素飽和度を測定する意義や原理を紹介するとともに、身近で起こる酸素飽和度の変化について報告する。


○医用画像認識技術/東京農工大学/清水昭伸

 本稿は、Computed Tomography(CT)装置などによって計測された人体の3次元画像から、医学的に意味のある領域、例えば臓器領域やがんの領域を、コンピュータを用いて自動的に認識する技術について紹介する。


○近赤外分光法による血糖値モニタリング/パナソニック電工/丸尾勝彦

 近赤外分光法による血糖値測定において、光伝播シミュレーションを用いコンピュータ上で近赤外スペクトルを合成し、検量モデル(検量線)を作成する新しい手法を開発した。この手法による血糖値測定を人に対して行い、良好な測定精度を得ることができた。


○生体組織の無染色顕微鏡観察術/大阪大学/橋本 守・福島修一郎・安井武史・荒木 勉

 CARS(coherent anti-Stokes Raman scattering)やSHG(second harmonic generation)等の非線形光学現象を利用して無染色に生体組織の特定の分子種を観測可能な顕微鏡と、その観測結果について解説する。



■製品特集:産業界の未来を切り拓くフェムト秒レーザ
○群速度分散補正制御機構付フェムト秒レーザ/スペクトラ・フィジックス/中野貢一

 フェムト秒チタンサファイアレーザは計測、材料、バイオ分野で最も多く使用されているが、光学系を通過する事により分散が起き、フェムト秒レーザの利点であるピークエネルギーが低下する欠点がある。本稿では、この分散問題を群速度分散補正機構で解決すると共に、生態研究へ応用した場合の利点について述べる。


○フェムト秒レーザの進展/コヒレント・ジャパン/脇田和則

 今日フェムト秒レーザノアプリケーションに関するレポートは頻繁に見られる様になったが、今回は理化学分野を中心に研究ツールとして発展し続けているレーザ自身やアクセサリーの進展について報告する。


○極短パルスファイバレーザの特徴と加工例/カンタムエレクトロニクス/茂呂和之

 この度、当社が紹介するRaydiance社の極短パルスファイバレーザDiscoveryシリーズは優れたビーム品質とメンテナンスフリーを特徴とする、産業界で強く望まれていたフェムト秒レーザである。


○“マルチkHz”フェムト秒レーザ「フェムトキューブ」の進化/タレスレーザー/Guilliaume Matras

 高品質のレーザー装置を世界中に供給してるタレスレーザーは、中央研究所を筆頭にフランス最先端の研究で知られる研究所とのコラボにより、革新的、高度な要求に応えるレーザーを開発してきた。フェムト秒レーザーの最近の開発状況をレポートする。



■解説
○2次曲面を用いた動的スペックル干渉計測法/関西大学/新井泰彦・村島大裕/常光応用光学研究所/横関俊介

 時間的・空間的縞解析法を融合した、新しいスペックル干渉光学系ならびに縞解析技術を提案している。光学系は、ハーフプリズム列を用いた2台のカメラで構成され、実験結果は、連続する大変形面外測定を高精度(1/40波長程度)に行えることを示している。


○歯科・口腔外科領域におけるレーザー医療/杉原歯科クリニック/杉原成良

 歯科用レーザーは1995年あたりから急激に普及し始めた。臨床応用の範囲は広く有用な機材である。本稿では現在歯科領域でのレーザー応用例を筆者の経験も交えて紹介するとともに今後の展望、課題も考察する。




■ナノテク最前線
○高品質ナノ粒子の光部品材料応用/ナノグラム/八重樫馨/NanoGram Corporation/神部信幸

 高品質ナノ粒子の光部品材料応用には2つの重要な挑戦的課題がある。ナノ粒子の品質・機能性の制御および、ナノ粒子を各部品材料に適用可能な形態に変換する技術である。液晶ディスプレーとLED向け光学薄膜の屈折率制御やナノ蛍光体への応用を議論する。



■製品技術紹介
○AOTF-NIRを使用した製剤行程管理/協立マシナリー/佐藤貴哉
○スペクトラム可変光フィルタ技術/santec/伊神 剛・桜井康樹・女鹿田 直之
2,037円
■特集:アグリフォトニクス
○完全制御型植物工場について/東京農業大学/高辻正基

 近年、蛍光灯やLEDを利用した完全制御型植物工場が注目され、実用化が進んでいる。無農薬、清潔、新鮮、高品質な野菜を安定供給できる特徴があるが、一般にコストがかかり採算性は現在ギリギリのところにある。ここでは開発の現状について概説する。


○農業分野への人工光源の応用/岩崎電気/田澤信二

 農業分野における人工光源の応用の歴史的経緯、現状利用されている光源の用途と特性および個別光源(白熱電球、蛍光ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、LED)の発光原理や応用、研究事例、施工例写真などを紹介する。


○黄色LED光源を用いた物理的害虫防除装置の開発/金沢工業大学/平間淳司

 光刺激に対する害虫の網膜電位応答(色覚)特性を計測して、その特性に連動したLED光源を用いることで、農薬を使わない物理的な害虫防除光源装置を開発している。防除対象害虫は、カメムシ類とヤガ類である。本報告では、黄色LED光源は色覚に強く応答し、防除効果が高いことを報告する。


○近赤外分光法を用いたハンディ型青果物品質評価装置の開発と応用/クボタ/森本 進

 フルーツセレクターは近赤外分光分析技術を応用したハンディ型青果物非破壊品質評価装置である。本装置は測定精度の向上ならびに現場で誰でも簡便に使えることを目的に様々な技術開発を行った。本報告ではその技術内容と応用について述べる。


○LEDを用いた植物工場実用化の現状/玉川大学/渡邊博之

 最近の高圧ナトリウム灯や白色蛍光灯を光源とした植物生産システムの現状を紹介し、筆者らが中心になって進めた発光ダイオード(LED)を光源とした野菜工場の開発の経緯を紹介する。


○光と植物生産業/千葉大学/後藤英司

 農業以外の産業分野において、食用作物、薬用植物および樹木を用いて有用物質を生産する植物生産業の発展が期待されている。本報では,植物工場などの高度な栽培施設を利用して遺伝子組換え作物を用いて医療用原材料等の高付加価値物質を生産する技術開発を紹介する。



■製品特集:光学系設計ソフト活用術
○電磁光学設計・解析ソフトウェア VirtualLab/サイバネットシステム

 近年の光学系は多種多様な光源、素子から構成されており、単一伝播計算では、正確な計算を行えない為、『光を一貫して電磁場としてモデリングし、光学系の部分毎に適した伝播計算の選択』が重要です。VirtualLabは、上記を解決すべく開発されているソフトウェアです。


○オンチップ・インターコネクトのための表面プラズモン・ポラリトンとそのシミュレーション/日本アールソフトデザイングループ/沖 巌

 今回複数のRSoft設計ツールによって、幾つかのプラズモニクス・デバイスがシミュレーションできることを説明する。


○有機ELデバイスシミュレータsetfos/サイバネットシステム

 setfosは有機ELデバイスの光学モデルと電気モデルを包括的に解析できるソフトです。まだまだ有機ELデバイスに用いられる材料物性の定義や理論が確立していない現状を踏まえた上で、ユーザビリティを高くして、よく知られている理論ベースで解析できる仕様です。


○日本の光学業界を支える光学系設計ソフト ZEMAX/ティー・イー・エム/長嶺忠稔

 光学系設計・評価ソフトウェア「ZEMAX」は、光学系のモデル化、解析、最適化、および公差解析などの機能を提供する包括的ソフトウェアである。本報では、ZEMAXの特徴と過去1年に追加・向上された最新機能の概要について紹介する。


○光集積回路シミュレータAPSS/ノアコンサルティング/横山清行・水谷朋子

 階層型光集積回路シミュレータAPSSの活用例として、アクティブ層導波路とパッシブ層導波路のバットジョイントの反射を含めた挿入損低減化設計を記した。設計では傾斜接合の角度の効果を3次元FDTDのフィールド解析およびSパラメータ解析を活用した。


○SYNOPSYS のユーザーインタフェース/リーディンテックス/山本 努

 40年の歴史を持ち、今なお進化を続けるソフトウエアSYNOPSYSを紹介する。SYNOPSYSは先進の人工知能を搭載し、またPseudo SecondDerivativeで究極の最適化が実行できる、40年の歴史を持ちながらも新世紀のレンズデザインソフトウエアである。このSYNOPSYSのユーザーインタフェースについて紹介する。


○開発・製品改善に威力を発揮する光学ソフト/オプトデザイン/高橋 浩

 開発や改善の方向性・最終製品の性能確認等を事前に解析することで、より効率的にものづくりができる。今回は機能面と費用対効果にも十分期待できる光学シミュレーションソフト「FRED」と試作・実験が難しい光集積回路シミュレーター「PICWAVE」を紹介する。
2,037円
■特集:シリコンを光らせる
○シリコンを光らせるにはどうすればよいのか/電気通信大学/木村忠正・一色秀夫

 シリコンは光りにくいという一般的理解を払拭する研究成果が、近年、多数報告されている。k-選択則に縛られない遷移を得ることが鍵である。低次元化、不純物、転位、ひずみ導入などの種々の工夫を紹介し、シリコンフォトニクス光源としての可能性を述べる。


○フォトニックナノ構造をもつシリコンからの発光現象/京都大学/冨士田誠之・田中良典・野田 進

 シリコンは電子デバイスに最も広く用いられている半導体材料であるが、間接遷移型半導体であるため発光効率が制限されており、発光デバイスへの応用は進んでいない。本稿で
は、光のモードの制御が可能なフォトニックナノ構造をシリコンに導入することにより、シリコンからの発光を制御しようという最近の試みに関して述べる。


○マイクロプラズマによる可視発光シリコンナノ粒子の合成/東京工業大学/野崎智洋

 従来技術にない量産性と材料設計の高い自由度を兼ね備えた新しい微粒子合成法としてマイクロプラズマリアクターを開発し、シリコンナノ粒子を低温かつ連続・大量合成(150mg/h)するプロセスを開発した。


○シリコン光エミッタ/京都大学/金光義彦・太野垣健

 シリコンから室温で高効率の発光を得るために様々な試みがなされている。シリコンナノ構造からの発光の特徴を概観し、シリコンレーザーの実現にむけた新しい展開などの最近の話題を紹介する。


○SiGe混晶光エミッタとSi光増幅器/東京大学/深津 晋

 Si-Ge混晶光エミッタとSi光増幅器の特徴と概要について記す。


○Eu2+含有シリコン硫化物からの黄色発光/電気通信大学/奥野剛史

 シリコン基板上に強く黄色発光するEu2+含有シリコン硫化物を形成した。シリコン、EuS、およびSを原料として熱処理して作製する。現在のところ光励起の発光効率は2%である。発光の起源はEu2SiS4であると考えられる。


○発光性シリコンナノ粒子の合成とバイオ応用/物質・材料研究機構/佐藤慶介/東京電機大学/平栗健二

 本稿では、可視発光機能を付加した単一粒子状のシリコンナノ粒子による生体内の病変部位の状況を計測するための簡易型イメージング技術について紹介している。この技術は、今後、革新的な医療技術ならびに医薬品の開発として多大な発展性が望める。



■製品特集:各社レーザビームプロファイラの概要
○OPHIR-SPIRICON レーザビームプロファイラ/オフィールジャパン/土岐昌俊

 近年、レーザビームプロファイラの需要は研究開発等の用途だけでは無く、レーザ装置を用いた製造や品質管理を行う上でも注目されるようになり、いかにレーザビームのプロファイル測定を容易に行えるかが求められている。本稿では、それら様々な用途に活用でき、容易にビームプロファイル測定を可能にする光学アクセサリを含めたOPHIR-SPIRICON社の新製品及び既存の製品について紹介する。


○レーザービーム解析M2及びハルトマンセンサー/日本レーザー/仁司忠鋭

 SPIRICON社(OPHIRグループ)のレーザービーム解析のM2測定装置の新製品及びハルトマンセンサの原理Shark-HartmannとHartmann Wavefront Analyzerの違い等と応用について記す。


○USB2.0高解像度レーザビームプロファイラ/コヒレント・ジャパン/只隈和博

 USB2.0高解像度レーザビームプロファイラにUVとNIR用InGaAsカメラを追加した。両カメラとも従来機種に比べて大幅な小型化を図った。これにあわせて、解析ソフトにパラメータを追加、シャッター時間を可変とし、さらに機能を充実させた。


○産業界で使用されているビームプロファイラ/エーエルティー/髙野 裕

 産業界ではビームプロファイラはレーザプリンタ、バーコードリーダー、レーザディスプレーなどに使用されているが、近年になって調整、検査タクトの短縮のため、及び次世代スキャナの光MEMSスキャナ実用化の中でビーム走査中のビームプロファイル計測(ダイナミック計測)が求められている。これらの最新の生産現場での要求とその対応を具体的に紹介する。



■解説
○レーザー治療の新しい潮流/防衛医科大学校/佐藤俊一

 レーザのドラッグデリバリーシステム、特に遺伝子導入への応用である。本稿ではこれらにつき、著者らの研究を中心に紹介したい。


○プローブを用いた微細部品の形状測定技術/慶應義塾大学/郷田 純・三井公之

 精密産業分野の発展に伴い微細部品の需要が高まっている。これに関連して、加工技術と計測技術のシステム化が重要な課題となっており、微小部品の形状・寸法評価技術が必要となってきた。本稿では、光学的な測定支援システムと微細プローブによる非接触測定法とを融合した計測技術について述べる。
2,037円
■特集:レーザを用いた加工技術
○汎用レーザ加工機による微細加工/金沢大学/上田隆司

 汎用のレーザ加工機を用いて微細加工を行う方法について検討している。アクリル樹脂に対して吸収特性の優れたEr:YAGレーザを用いることによりマイクロレンズを製作し、そのマイクロレンズを用いてレーザ照射用マスクを成形し、効率的な微細加工を行う方法の開発を目指している。


○超短パルスレーザーによる極薄FPDガラス用スクライバー/サイバーレーザー/高砂一弥・鎌田将尚・今鉾友洋・井上典洋・輪湖杉生・辻川 晋・住吉哲実・関田仁志

 現在、中小型モバイル用ディスプレイは、200μmを下回る極薄ガラスが使用されてきているが、従来技術の適用が困難である。サイバーレーザーでは超短パルスレーザーを用いた新たな薄型ガラスに適用可能なFPDガラスダイシング技術を開発したので紹介する。


○フェムト秒レーザーによる超硬の微細加工の試み/長岡技術科学大学/伊藤義郎・田辺里枝

 現在、我々も、超硬に対するフェムト秒レーザ加工を試みている。加工条件を適切に設定できれば、十分実用に耐えると思われる加工精度や面粗さ、加工速度が得られることがわかったが、パルスエネルギーや焦点位置、繰返し、ビームの走査速度や走査方法、経路などの影響については、まだ良く理解できていない。本稿では、フェムト秒レーザによる超硬の微細加工に関する、我々の研究の現状について紹介したい。



■製品特集:半導体評価に役立つレーザー装置
○ウェーハ表面検査装置WMシリーズ/トプコン/高瀬壮宏

 ノンパターン・ウェーハ表面検査装置WMシリーズの紹介。半導体製造の歩留りに大きく影響を与える微小なパーティクル・欠陥の検出に用いられる、レーザ散乱方式のウェーハ表面検査装置「WMシリーズ」について、その検出原理や製品の特徴を紹介する。


○半導体レーザ平行光源ユニット/パルステック工業/氏家雅彦

 パルステックの半導体レーザ平行光源ユニットは、光ディスク関連装置のニーズから開発された光源であり、波面の優れたコリメート光源、干渉計用途の基準光源、ホログラム用途の可干渉性光源がある。



■解説
○シュリンクフィッタを用いたマルチポリゴン方式レーザ走査装置/新潟県工業技術総合研究所/菅野明宏/新潟大学/新田 勇/オプセル/小俣公夫・井口 敏

 複数のレーザスキャナを並列に配置し、その走査ラインを接続するマルチポリゴン走査方式を開発した。本方式は解像度と走査面積をフレキシブルに選択することが可能で、広い面積に対しても高精細な描画を実現する。本稿では、システム概要と描画例を紹介する。


○半導体のフェムト秒レーザー加工特性/大阪大学/井澤友策/レーザー技術総合研究所・大阪大学/藤田雅之

 フェムト秒レーザ加工における諸現象は、概してピコ秒オーダーで進行する超高速現象である。Imaging Pump Probe測定装置を用いれば、時間分解能100fsが実現でき、そのような超高速現象の詳細を捉えることができる。本稿では単結晶Siを対象に、フェムト秒レーザ加工特性、およびImaging Pump Probe測定装置で捉えた加工発生の様子を紹介する。


○紫外光照射による酸化チタン膜の親水化反応/茨城大学/清水 淳・周 立波・梓沢慶介

 酸化チタン微粉末の焼結による酸化チタン膜を用い、表面性状が親水性に及ぼす影響を評価した。一連の検討の結果、最適調合比が割り出されたとともに、表面粗さあるいは表面積の増加に伴い、親水性は向上、すなわち光触媒機能は向上することが示された。



■ナノテク最前線
○近紫外線発光する酸化亜鉛ナノ粒子/島根大学/藤田恭久

 アーク放電を用いたガス中蒸発法により作製した酸化亜鉛ナノ粒子は単結晶に匹敵する発光特性を持ち、アクセプタである窒素のドーピングも可能である。本稿では、この方法で作製したナノ粒子の特性及びLEDや医療用蛍光標識剤の応用について紹介する。



■製品技術紹介
○コヒレント社の産業用ピコ秒発振レーザとその応用/コヒレント・ジャパン/山崎達三
○テレセントリック・レーザー方式欠陥検査装置/ケン・オートメーション/高尾邦彦
○超広視野レーザ走査イメージャ/オプセル/小俣公夫
○レーザー微細加工/アライドレーザー/有澤 孝

■研究室紹介
○近畿大学理工学部 藤野研究室/近畿大学/藤野隆由
2,037円
■特集:建設現場で働く光学技術/光学器械
○ミクストリアリティ/オーグメンテッドリアリティ/大阪大学/矢吹信喜

 本稿では、ミクストリアリティ/オーグメンテッドリアリティ(MR/AR)について概説し、建設施工分野の中で特に配筋作業に着目し、ARを用いた配筋設計協調システム、配筋プロセス表示システム、配筋検査支援システムの開発に関する研究成果を報告した。


○レーザノンスリップ工法/大成建設/永井香織

 建設分野におけるレーザ技術の応用事例として、床の防滑処理を目的とした「レーザノンスリップ工法」について、工法の概要と特徴について解説する。本工法は、建設現場で作業員が行う一般的な施工工法として確立するように工夫したものである。


○マシンコントロール/トプコン/富田克則

 マシンコントロールが土木施工に技術革新を起こしている。マシンコントロールの概念とは何か?マシンコントロールを支えているのは光と電波のコラボレーション技術である。マシンコントロールの分類を行いそのメリットについて述べる。


○建設現場で働く光=レーザー/日本ヒルティ/吉川恭司

 建設現場で活躍する光といえばレーザー光線である。位置決め、測定といった作業にレーザーが使われ始めて30余年、いまや土木工事、建築工事に建設用レーザーシステムは欠かせない。ここではその導入の歴史と使用されている作業内容を例を挙げて紹介する。


○建物検査/日本アビオニクス販売/高橋勲

 赤外線サーモグラフィは温度分布を表示する装置である。これが建物診断で活躍する外壁剥離、漏水、断熱、環境などの領域の原理と事例を用いてわかりやすく紹介する。建物の健康を保ち、省エネルギーと人の健康に役立てたい。


○土木工事における3D レーザスキャナの活用/計測リサーチコンサルタント/蔵重裕俊・加藤 淳

 3Dレーザスキャナを用いた計測業務が増加し、様々な土木工事の現場で3Dレーザスキャナを活用して計測している。本稿では、トンネルの断面計測、貯蔵タンクの壁面計測、ダムサイトの土量算出などの計測事例を紹介する。



■解説
○レーザによる移動ロボットのナビゲーション/岡山大学/原 圭吾・前山祥一

 受光素子をマトリックス状に配置した光センサアレイを移動ロボットに搭載し、一本のレーザ光源が走査する経路にしたがって、移動ロボットをフレキシブルにナビゲーションする「レーザナビゲーションシステム」について、研究状況と今後の展開について紹介する。


○レンズ偏芯測定システムの開発/フジノン/孫 萍・大井重徳・齋藤隆行

 レンズ加工及び組み立て効率を向上させるために、偏芯検査の精度要求が厳しくなってきた。本文では最も簡単そして実用的な偏芯測定方法―オートコリメーションにて開発したフジノン偏芯検査機 D-1 及び D-2 の測定原理、構成、性能、精度、特長などを紹介した。



■ナノテク最前線
○ナノ秒レーザによる単結晶シリコンの内部改質層形成機構の解析/大阪大学/大村悦二/浜松ホトニクス/熊谷正芳

 ステルスダイシングでは、本来なら透過するレーザ光が集光点近傍で吸収され、内部改質層が生成する。ここでは,吸収係数の温度依存性を考慮した熱伝導解析と、その結果に基づく簡単な熱応力解析によって、内部改質層の形成機構を検討した研究を紹介する。



■製品技術紹介
○散乱可視光通信が可能な高感度ミラーPA/アウトスタンディングテクノロジー/黒川裕之
○レーザによる微細加工技術の応用事例/東成エレクトロビーム/進藤 稔・石井裕司・高島康文・西原啓三
○光学式表面測定装置/アルテック/伊藤好真

■研究室紹介
○千歳科学技術大学 加藤研究室/千歳科学技術大学/加藤 洌・宮田憲太郎
2,037円
■特集:OTDR技術は今
○ブリルアン散乱光による分布型センシング/横河電機/足立正二

 分布型光ファイバセンシングの中でも、歪み分布測定が可能なブリルアンOTDRは極めてユニークな測定技術であり、ラマンOTDRとあわせてその応用範囲を広げつつある。本稿では、ブリルアン散乱光測定の原理および、新たな技術の取り組みについて紹介する。


○OTDRを用いた導波構造パラメータ評価/大阪府立大学/大橋正治

 光ファイバ両端のOTDR波形を解析することにより、導波構造パラメータであるモードフィールド径、比屈折率差および波長分散等を簡単に測定する方法について述べる。本測定は、導波構造パラメータが既知の光ファイバと市販のOTDRを用いてできる。


○フォトンカウンティングOTDRとその応用/産業技術総合研究所/柴田 宣

 8cmの距離分解能を有するフォトンカウンティングOTDR測定系について述べ、適用例として車載光LANに用いられるプラスチック光ファイバの光損失特性およびホーリーファイバの空孔サイズの違いなどにより生ずるモード複屈折を評価した結果について紹介する。



■解説
○レーザーディスプレイ用光源の現状/千葉大学/尾松孝茂

 レーザープロジェクションディスプレイは、RGB三原色に対応するレーザーを使用し、カラー画像を投影する大画面高精細ディスプレイである。本稿では半導体レーザーで直接発振できない緑色レーザーを中心にレーザー技術、波長変換技術の最近の動向を概説する。


○液晶ディスプレイバックライト光源としてのLED/電気通信大学/志賀智一

 本稿では、液晶ディスプレイの高性能化において、バックライトに対し望まれる特性と、光源としてLEDを利用した際の利点などについて説明する。


○超短光パルスの時間―周波数分布計測技術/大阪大学/小西 毅

 音楽で言うところの楽譜に相当する時間-周波数分布は、光の信号の解析にも非常に有用である。本稿では、超短光パルスを利用していく上で重要なツールである時間-周波数分布計測技術について、著者らが提案している手法とその計測事例を中心に紹介する。


○超高精度三次元測定機UA3Pによる自由曲面の測定/パナソニック/吉住恵一

 自由曲面は光学製品の小型化と高性能化を達成する可能性を秘めているが、回転対称でない三次元形状で、しかも超高精度が必要なため、正しく測定できないと作れない。UA3Pは非球面、自由曲面測定機が世の中に無かったので独自に開発した測定機で、現在は幅広く使用されている。その特長と自由曲面測定例について述べる。


○最新の白色LED照明技術の国際競争力と市場展望/山口大学/田口常正

 LED照明は、将来、白熱電球、蛍光ランプを代替する重要な技術であり、近年、世界各国の大手照明メーカーが競って技術革新を進めている。本稿では、白色LED照明の種類とその特性および応用製品の将来展望について述べている。それぞれの白色LED光源が、どの様な用途に用いられ、今後の市場を確保するためには、それぞれの企業における新しいビジネスモデルの構築と製品・規格の標準化が必要である。


○光る有機ナノチューブの作製/産業技術総合研究所/浅川真澄

 有機ナノチューブとは、天然由来の安い原料から合成された両親媒性分子が、溶媒中で自己集合によりナノチューブ構造を簡単に形成する、これまで社会で使われたことのない新しい材料である。この有機ナノチューブの用途開発を目指し、光る有機ナノチューブの簡便な合成方法を開発した。



■製品技術紹介
○新開発、コンパクトQスイッチ固体レーザープラットフォーム/スペクトラ・フィジックス/{・エ伴明
○三次元形状計測装置 C10352-01/浜松ホトニクス/白川光一

■産業を活性化させるベンチャー企業
○ナノフォトンの会社概要と製品紹介/ナノフォトン/大出孝博

■研究室紹介
○大阪電気通信大学 情報通信工学部 光・エレクトロニクス学科/大阪電気通信大学/日坂真樹
2,037円
■特集:光周波数メトロロジー
○総括:光周波数標準とその発展/産業技術総合研究所/洪 鋒雷

 「メトロロジー(Metrology)」は、度量衡学や計測学と訳すことができ、科学技術の根幹を成している。20世紀の終わりに発明された「光コム」は、光周波数計測技術を飛躍的に発展させ、さらに光周波数標準の研究にも大きな弾みを付けている。本特集は、光周波数標準に関する研究の現状とその将来への展望を紹介する。


○光格子時計:我が国発の次世代光周波数標準/産業技術総合研究所/安田正美

 日本発の次世代光周波数標準の有力な候補として、世界的に急速な拡がりを見せつつある光格子時計について、その背景・原理・実際例を説明する。主に最初に実現されたストロンチウムを念頭に説明するが、その汎用性の高さを考慮し、適用可能な他原子についても詳しく説明した。


○イオントラップを用いた光時計/産業技術総合研究所/保坂一元

 近年、各国の標準研究所や大学では、秒の再定義を視野にいれつつ、光時計の開発競争が繰り広げられている。本稿では、光時計開発の歴史の中で常に大きな成果を上げてきた、イオントラップを用いた光時計を紹介し、その原理を解りやすく解説する。


○光ファイバを用いた高精度周波数配信/電気通信大学/武者 満

 基準周波数を光ファイバを用いて遠距離に伝搬する方法を解説する。光ファイバに起因する伝送時の付加雑音を能動的に制御することによりマイクロ波から光の領域に至までの周波数を10-15以上の安定度を保ち100km以上の伝送が可能となる。


○高精密分光によるボルツマン定数の決定/産業技術総合研究所/山田耕一・大苗 敦・洪鋒雷・稲場 肇

 光コムに同期した半導体レーザー分光装置を用いて、気相分子アセチレンの近赤外線スペクトルの吸収プロファイルを精密に測定した。得られたドップラー幅から基本的な物理定数であるボルツマン定数を決定することを試みた。



■製品特集:光学系設計ソフト機能ガイド
○エフ・アイ・ティー/奥平最適システム研究所/オプトデザイン/コーンズドッドウエル/サイバネットシステム/シグマ光機/日本アールソフトデザイングループ/ノアコンサルティング/リーディンテックス/ルミネックス

 各企業の以下の機能のソフトウェアについて紹介する。
●エフ・アイ・ティー 照明光学系
●奥平最適システム研究所 結像光学系
●オプトデザイン 導波路関連、照明光学系、結像・照明光学系
●コーンズ ドッドウェル 照明光学系、近接場光学
●サイバネットシステム 光学設計評価、照明設計解析、光導波路解析、光通信システム、波動光学設計・評価、有機ELデバイス、汎用三次元電磁波解析、近接場系
●シグマ光機 薄膜設計
●日本アールソフトデザイングループ 導波路関連、レーザー関連、光伝送システム、最適化ツール、薄膜設計、マルチモード伝送システム
●ノアコンサルティング 導波路関連、半導体関連
●リーディンテックス 照明光学系、レーザー共振器等解析
●ルミネックス 照明光学系



■解説
○非球面光学素子トロイダルミラー/島津製作所/加藤茂樹

 トロイダルミラーは、点光源からの入射角度をもった光を、非点収差を抑えて集光できる非球面光学素子である。トロイダルミラーの特徴について述べるとともに、光学研磨法により高平滑面、高面精度を達成した製造、および評価について述べる。



■製品技術紹介
○高品質非球面レンズ/フォトテクニカ/川田雅之

■研究室紹介
○慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科 大学院理工学研究科総合デザイン工学専攻/慶応義塾大学/石榑崇明
2,037円
■特集:広帯域レーザー光源の可能性を求めて
○広帯域レーザー光源の可能性/慶應義塾大学/神成文彦

フェムト秒レーザーが光ファイバーを伝播する際にその非線形光学効果によってオクターブ以上の周波数域に広がる現象は、Super continuum光として長年にわたり研究されてきており、フェムト秒レーザーの周辺技術ならびに微細構造ファイバーの発明とともにさらなる応用展開を見せている。
○超広帯域レーザー光発生技術/大阪大学/西澤典彦

スーパーコンティニューム(SC)光は、超広帯域に広がり高輝度且つコヒーレントな特性を持つ、高機能なレーザー光であり、新たな応用展開が期待されている。本稿では、各種の高非線形ファイバを用いた超広帯域SC光生成の研究を筆者等の成果を中心に紹介する。
○光位相による凝縮系物性制御/東京農工大学/三沢和彦・堀越建吾

ここ10余年の間に、フェムト秒パルスを用いて単に物質の性質(物性)を測定するだけでなく、外部からパルス光を照射することによって、物性を制御することも可能となった。特に、光の位相を制御する技術が飛躍的に進んだため、照射する光位相を変えることで物性を制御する手法が主な研究対象となっている。この研究分野をコヒーレント制御と呼び、筆者も特に力を入れている分野で、本項で述べる。
○光コムを用いた絶対光周波数計測/産業技術総合研究所/稲場 肇

光コムは、モード同期レーザーなど一定時間間隔で発生する超短パルス列であり、水晶発振器やセシウム原子時計に代表されるマイクロ波周波数と、レーザーの光周波数を比較するためのツールとして、今や長さや時間の標準の実現に欠かせないものである。本稿では、近年光コムの光源として主流になりつつある「ファイバコム」と、16桁にも達するその測定能力の評価について述べる。
○フェムト秒レーザによる高分解能OCT技術/大阪大学/近江雅人・春名正光

本稿では、フェムト秒レーザによる高分解能OCT技術について紹介する。波長0.8μm帯でスペクトル幅約100nmのフェムト秒レーザで分解能3?の高分解能OCTが実現できる。本装置を用い、in vivoで皮膚組織の高分解能OCTを取得した。
■製品特集:各社光パワーメーターの概要
○OPHIR社最新パワーメータ/オフィールジャパン/石井勝巳

半導体、液晶、マイクロエレクトロニクス、医療、自動車といった様々な分野の産業にレーザを用いた装置が使用されている。レーザ加工装置はまさにレーザの安定性がカギとなる。過酷な生産ラインで稼動中、いかに最適条件をキープし続けるためパワーメータなどの計測器は必須アイテムとなっている。本稿では現場での使いやすさを追求したOPHIR社の最新レーザパワーメータを紹介していく。
○次世代のレーザパワー&エネルギーメータLabMAXシリーズ/コヒレント・ジャパン/只隈和博

レーザパワー&エネルギーメータ「LabMax」シリーズは、操作性を損なうことなく本体の高機能化と、PCとの接続性を図った。コヒレントのお家芸のレーザポジションの表示や解析が可能で、すべてのレーザ測定者にお勧めするレーザメータである。
○紫外~真空紫外の光パワーメータ/浜松ホトニクス/斉藤久彰

身近な製品の製造工程や光触媒の励起光源に紫外線が使われ、その光量管理を行うことは非常に重要になってきている。ここで紹介する弊社の紫外~真空紫外用の光パワーメータが製造工程の光量管理や製品開発時の問題解決に貢献できることを期待している。
○産業界で活用されてるPM-2、PM-3シリーズ/ネオアーク/小川 顯

レーザ光のエネルギーをシリコンセンサーで直接光-電気変換し測定するPM-2シリーズと、一旦熱に変えてその発熱による温度上昇を、多素子熱電対により電気信号に変換するPM-3シリーズの2系統のセンサーについて紹介する。
○光パワーメーター/ソーラボジャパン/趙 学峰

高感度フォトダイオードタイプからハイパワー用サーマルタイプまで、各種光パワーメーターを紹介する。表示用コンソールとセンサーとの適切な組み合わせにより、さまざまな用途に対応可能である。
■解説
○低迷光回折格子の開発/島津製作所/井原正博・米澤善央・笹井浩行・長野哲也・川田 勝・岩井信之

我々は、回折格子由来の迷光原因の究明とその低減を行い、極めて迷光の小さい回折格子の開発に成功した。本稿では、新たに開発したレーザ式迷光測定装置、及び低迷光回折格子「ローレライ(LO-RAY-LIGHTM)」開発の経緯とその性能を紹介する。
○マルチスポット投影方式を用いたアクティブオートフォーカスユニットの開発/オリンパス/矢部正人

当社は半導体ウェハなどの顕微鏡自動観察が目的の顧客を対象として、上記方式のオートフォーカス装置を開発した。この装置は、複雑な段差構造をもつ標本に対して、合焦の安定化が実現できる。本文では、本方式の概要と適用例について紹介する。
■製品技術紹介
○MEMSソフトウェア・試作サービスとナノインプリント装置/丸紅情報システムズ/橋本健太
○カラーコンフォーカル顕微鏡の発展性/レーザーテック/西村良浩・江利川亘

■研究室紹介
○東京大学大学院工学系研究科 精密機械工学専攻 知的ナノ計測分野 高増・高橋研究室/東京大学/高増 潔

商品情報・内容

■ 光技術の融合と活用のための情報ガイドブック

光技術を4つの基本アプリケーション(計測、加工・化工、伝送、情報処理)からとらえた実用的ガイドブックです。光部品、光機器・装置は、今後新規製品が増えると予想されており、このような製品動向を的確に迅速に伝えます。 これから光分野を学ばれる方、現場サイド、技術者、経営に携わる方々に見逃せない技術誌です。

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