目次
特集:自治体にとっての3・11
あの3・11東日本大震災の発生からまもなく1年になる。震災・津波に原発事故が重なった未曾有の災害は日本社会に大きな影響を及ぼした。被災地はもとより非被災地の自治体にとってもこの1年は、前例なき挑戦の連続ではなかっただろうか。非常時には事の本質が顕著に浮かび上がる。それは自治体とて例外ではないだろう。震災1年を機に、自治体の役割を改めて考えてみたい。
Interview
遠藤雄幸(福島県川内村長)
原発事故最前線の村には情報も政府の連絡もなかった。
国は2人でも3人でも派遣すべきではなかったのか。
野田武則(岩手県釜石市長)
一人ひとりが元気になって、
笑顔になって、
将来の希望を持てることが、
復興を成し遂げたことになる。
森民夫(全国市長会会長)
被災者の気持ちを前向きに変えることが復興の絶対条件であり、
それを引き出すのが首長の役割だ。
Interview
■復興の推進力となるのは首長の強いリーダーシップだ/森民夫氏に聞く
■分権型の復興にいまこそ、財源と権限と人的支援が必要だ/野田武則氏に聞く
■「帰村宣言」しました。避難先から役場を戻します/遠藤雄幸氏に聞く
論文
■復興のガバナンス/浅野史郎
■自治体の首長と大震災/富野暉一郎
■自治体の議員、議会と大震災/廣瀬克哉
■復興計画のガバナンス──東松島市の取り組みから/新川達郎
■難渋する「土地利用」/五十嵐敬喜
■被災地起点のハード整備/山本俊哉
スキルアップ特集:仕事に役立つ依頼の心得
自治体職員の皆さんが仕事をしていく上で、さまざまな依頼をする場面があると思います。たとえば住民や事業者への依頼、外部の専門家や関連団体などへの依頼、組織内の他部署への依頼など。中には、相手が難色を示すことが予想される困難な依頼もあるでしょう。こちらの依頼内容を相手方に理解してもらい、協力を得られるように、依頼の心得を身につけましょう。
・依頼が苦手な人必読!
相手の「OK」を引き出す依頼のポイント/笹氣健治
〈取材リポート〉
・多くの人々の納得・共鳴を引き出す「水と土の芸術祭」/新潟市
〈現職職員が語る!ワタシ流・依頼の流儀〉
・相手を知り、誠実にホンネで思いを伝える/小堀喜康
・依頼される側に気を配り、日頃から信頼関係をつくる/田中富雄
〈スキルアップ連載〉
・わかりやすく伝える!〜認知心理学のワザ/島田英昭
・間違いだらけの部下指導/本田有明
・〈リーダーシップ・ストーリー〉斉田くんの挑戦/八幡紕芦史
・これで万全!部署別クレーム対応(環境保全課)/関根健夫
・職場の悩み相談室/笹氣健治
●Governance Topics
・「温泉療養保健制度」で健康づくり
──PHP嚶鳴塾第1回シンポジウム
・議会改革を通じ、地域をリードする地方政府の確立を
──自治体サミット2012
取材リポート
●平成にっぽんの首長 自治の自画像
田辺信宏 静岡市長
国政で失ったマニフェストへの信頼を回復しなければ......。
3・11直後の地方選挙では、有権者の関心は「災害対策」に大きくシフトした。マニフェストを掲げ、昨年4月の市長選挙で初当選した田辺信宏・静岡市長に聞いた。
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
財政危機から存立の危機へ〔福島県双葉町〕揺れる原発自治体の素顔(7)
東京電力福島第1原発のお膝元の福島県双葉町は、共存共栄のパートナーだった原発の爆発で、避難の指揮を執っていた町長まで被曝してしまった。町は現在、避難自治体で唯一、役場を県外に移しており、除染や汚染廃棄物の中間貯蔵など政府の方針に激しく異議を唱えている。だが、それにはそうするだけの理由があった。
□逆境を乗り越える!地域の「成長戦略」
ステンレス産業と食料産業を強化し、地域産業力を高める──岡山県津山市
岡山県北の経済・文化の中核を担う津山市は、中国自動車道の開通に伴って企業誘致を加速し、内陸型工業都市として大きく成長した。ステンレス加工業が集積しているのが特徴で、産学官連携によるステンレスクラスターを形成し、共同受注や新製品開発に取り組んでいる。地域資源を活かした津山ブランドを確立し、農商工連携にも着手。また、ご当地グルメを核に観光振興にも力を入れている。
□「環境」で自治体が変わる!/杉本裕明
法制化でリサイクルが広がるか──希少金属を含む小型家電(新潟県長岡市、東京都調布市)
希少金属を含み価値のある小型家電を自治体と事業者が協力してリサイクルを進めようと、環境省が法制化に向けて準備を進めている。携帯電話などからレアアースを取り出すリサイクルが脚光を浴びてから4年。「希少金属を取り出せる小型家電を埋め立ててはもったいない」と独自にリサイクルに取り組む自治体も増えている。今後さらに広がっていくのか。新潟県長岡市と東京都調布市を見た。
□実践!住民起点の業務カイゼン[施設管理編5]岡山県倉敷市
“民の発想”を取り入れ高いコスト意識に根ざしたFMのかたちを示す
岡山県倉敷市は、すべて民間企業出身者というユニークな組織の下でFMを推進している。そこには、従来の役所の慣習に囚われない“初めに実践ありき”の思想が貫かれている。高いコスト意識が支えるFMの取り組みに、官民の枠を超えた住民起点のサービス改善のあり方を見た。
□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
実務上の課題を持ち寄り、さらなる実務能力の向上を──議会事務局実務研究会
国会のような法制局がなく、政策秘書もいない自治体議会では、議会事務局の補佐体制の充実が議会活性化には欠かせない。ところが、執行部職員や議員間に比べ、議会事務局職員のネットワークは極めて少なかった。そんな中、09年に関西を中心とする「議会事務局研究会」が発足したのに続き、11年6月には関東を中心とする職員らによる「議会事務局実務研究会」が発足した。徹底的に「実務」にこだわるという同研究会を取材した。
「地方主権」へのビジョン
達増拓也・岩手県知事
「自立と共生」の復興で、新たな自治、日本を創る
東日本大震災の発生から1か月後の2011年4月11日、岩手県の達増拓也知事は、「どんなに長く厳しい冬が続いても、暖かい春は必ず訪れます……県民みんなで力を合わせ、希望に向かって一歩ずつ復興に取り組んでいくことを誓う」とする「『がんばろう!岩手』宣言」を行った。まもなく、あの大震災から1年。復興への歩みは、まさに自治そのものを実感する日々であると達増知事は話す。
連載
□女性首長リレー連載・仕事のモットー ワ・タ・シ流
山形県知事 吉村美栄子
□続・アサノ・ネクスト 浅野史郎 税と社会保障一体改革
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 大原幽学(八) 移動警察に疑われる
-----------------------------------------------------------------------------
□ザ・キーノート/清水真人
□金丸弘美の「食と地域」の旅日記
□「森のくに」ニッポン/赤堀楠雄
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□しあわせのカタチ/広井良典
□地域主権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク
[特別編・地域に飛び出す公務員を応援する首長連合]
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□人財を育てる自治体「人事戦略」最前線/稲継裕昭
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死』石井光太]
──────────────────────────────────────
□ニッポンの色を探して/大西暢夫
東日本大震災の証言──被災地のあの日、あの時(宮城県東松島市)
□島の唄を訪ねて 相島(福岡県糟屋郡新宮町)/芥川 仁
□リアルとネットをつなぐ──ご当地愛キャラ くまモン(熊本県)
□自治クローズアップ
官民連携で被災したまちににぎわいを(かまいしキッチンカープロジェクト)
□海底ゴミまんだら/大塚幸彦
□FACE/桑原有広
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□DATA・BANK2012 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
□霞が関エクスプレス
あの3・11東日本大震災の発生からまもなく1年になる。震災・津波に原発事故が重なった未曾有の災害は日本社会に大きな影響を及ぼした。被災地はもとより非被災地の自治体にとってもこの1年は、前例なき挑戦の連続ではなかっただろうか。非常時には事の本質が顕著に浮かび上がる。それは自治体とて例外ではないだろう。震災1年を機に、自治体の役割を改めて考えてみたい。
Interview
遠藤雄幸(福島県川内村長)
原発事故最前線の村には情報も政府の連絡もなかった。
国は2人でも3人でも派遣すべきではなかったのか。
野田武則(岩手県釜石市長)
一人ひとりが元気になって、
笑顔になって、
将来の希望を持てることが、
復興を成し遂げたことになる。
森民夫(全国市長会会長)
被災者の気持ちを前向きに変えることが復興の絶対条件であり、
それを引き出すのが首長の役割だ。
Interview
■復興の推進力となるのは首長の強いリーダーシップだ/森民夫氏に聞く
■分権型の復興にいまこそ、財源と権限と人的支援が必要だ/野田武則氏に聞く
■「帰村宣言」しました。避難先から役場を戻します/遠藤雄幸氏に聞く
論文
■復興のガバナンス/浅野史郎
■自治体の首長と大震災/富野暉一郎
■自治体の議員、議会と大震災/廣瀬克哉
■復興計画のガバナンス──東松島市の取り組みから/新川達郎
■難渋する「土地利用」/五十嵐敬喜
■被災地起点のハード整備/山本俊哉
スキルアップ特集:仕事に役立つ依頼の心得
自治体職員の皆さんが仕事をしていく上で、さまざまな依頼をする場面があると思います。たとえば住民や事業者への依頼、外部の専門家や関連団体などへの依頼、組織内の他部署への依頼など。中には、相手が難色を示すことが予想される困難な依頼もあるでしょう。こちらの依頼内容を相手方に理解してもらい、協力を得られるように、依頼の心得を身につけましょう。
・依頼が苦手な人必読!
相手の「OK」を引き出す依頼のポイント/笹氣健治
〈取材リポート〉
・多くの人々の納得・共鳴を引き出す「水と土の芸術祭」/新潟市
〈現職職員が語る!ワタシ流・依頼の流儀〉
・相手を知り、誠実にホンネで思いを伝える/小堀喜康
・依頼される側に気を配り、日頃から信頼関係をつくる/田中富雄
〈スキルアップ連載〉
・わかりやすく伝える!〜認知心理学のワザ/島田英昭
・間違いだらけの部下指導/本田有明
・〈リーダーシップ・ストーリー〉斉田くんの挑戦/八幡紕芦史
・これで万全!部署別クレーム対応(環境保全課)/関根健夫
・職場の悩み相談室/笹氣健治
●Governance Topics
・「温泉療養保健制度」で健康づくり
──PHP嚶鳴塾第1回シンポジウム
・議会改革を通じ、地域をリードする地方政府の確立を
──自治体サミット2012
取材リポート
●平成にっぽんの首長 自治の自画像
田辺信宏 静岡市長
国政で失ったマニフェストへの信頼を回復しなければ......。
3・11直後の地方選挙では、有権者の関心は「災害対策」に大きくシフトした。マニフェストを掲げ、昨年4月の市長選挙で初当選した田辺信宏・静岡市長に聞いた。
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
財政危機から存立の危機へ〔福島県双葉町〕揺れる原発自治体の素顔(7)
東京電力福島第1原発のお膝元の福島県双葉町は、共存共栄のパートナーだった原発の爆発で、避難の指揮を執っていた町長まで被曝してしまった。町は現在、避難自治体で唯一、役場を県外に移しており、除染や汚染廃棄物の中間貯蔵など政府の方針に激しく異議を唱えている。だが、それにはそうするだけの理由があった。
□逆境を乗り越える!地域の「成長戦略」
ステンレス産業と食料産業を強化し、地域産業力を高める──岡山県津山市
岡山県北の経済・文化の中核を担う津山市は、中国自動車道の開通に伴って企業誘致を加速し、内陸型工業都市として大きく成長した。ステンレス加工業が集積しているのが特徴で、産学官連携によるステンレスクラスターを形成し、共同受注や新製品開発に取り組んでいる。地域資源を活かした津山ブランドを確立し、農商工連携にも着手。また、ご当地グルメを核に観光振興にも力を入れている。
□「環境」で自治体が変わる!/杉本裕明
法制化でリサイクルが広がるか──希少金属を含む小型家電(新潟県長岡市、東京都調布市)
希少金属を含み価値のある小型家電を自治体と事業者が協力してリサイクルを進めようと、環境省が法制化に向けて準備を進めている。携帯電話などからレアアースを取り出すリサイクルが脚光を浴びてから4年。「希少金属を取り出せる小型家電を埋め立ててはもったいない」と独自にリサイクルに取り組む自治体も増えている。今後さらに広がっていくのか。新潟県長岡市と東京都調布市を見た。
□実践!住民起点の業務カイゼン[施設管理編5]岡山県倉敷市
“民の発想”を取り入れ高いコスト意識に根ざしたFMのかたちを示す
岡山県倉敷市は、すべて民間企業出身者というユニークな組織の下でFMを推進している。そこには、従来の役所の慣習に囚われない“初めに実践ありき”の思想が貫かれている。高いコスト意識が支えるFMの取り組みに、官民の枠を超えた住民起点のサービス改善のあり方を見た。
□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
実務上の課題を持ち寄り、さらなる実務能力の向上を──議会事務局実務研究会
国会のような法制局がなく、政策秘書もいない自治体議会では、議会事務局の補佐体制の充実が議会活性化には欠かせない。ところが、執行部職員や議員間に比べ、議会事務局職員のネットワークは極めて少なかった。そんな中、09年に関西を中心とする「議会事務局研究会」が発足したのに続き、11年6月には関東を中心とする職員らによる「議会事務局実務研究会」が発足した。徹底的に「実務」にこだわるという同研究会を取材した。
「地方主権」へのビジョン
達増拓也・岩手県知事
「自立と共生」の復興で、新たな自治、日本を創る
東日本大震災の発生から1か月後の2011年4月11日、岩手県の達増拓也知事は、「どんなに長く厳しい冬が続いても、暖かい春は必ず訪れます……県民みんなで力を合わせ、希望に向かって一歩ずつ復興に取り組んでいくことを誓う」とする「『がんばろう!岩手』宣言」を行った。まもなく、あの大震災から1年。復興への歩みは、まさに自治そのものを実感する日々であると達増知事は話す。
連載
□女性首長リレー連載・仕事のモットー ワ・タ・シ流
山形県知事 吉村美栄子
□続・アサノ・ネクスト 浅野史郎 税と社会保障一体改革
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 大原幽学(八) 移動警察に疑われる
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□ザ・キーノート/清水真人
□金丸弘美の「食と地域」の旅日記
□「森のくに」ニッポン/赤堀楠雄
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□しあわせのカタチ/広井良典
□地域主権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク
[特別編・地域に飛び出す公務員を応援する首長連合]
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□人財を育てる自治体「人事戦略」最前線/稲継裕昭
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ニッポン異国紀行 在日外国人のカネ・性愛・死』石井光太]
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□ニッポンの色を探して/大西暢夫
東日本大震災の証言──被災地のあの日、あの時(宮城県東松島市)
□島の唄を訪ねて 相島(福岡県糟屋郡新宮町)/芥川 仁
□リアルとネットをつなぐ──ご当地愛キャラ くまモン(熊本県)
□自治クローズアップ
官民連携で被災したまちににぎわいを(かまいしキッチンカープロジェクト)
□海底ゴミまんだら/大塚幸彦
□FACE/桑原有広
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□DATA・BANK2012 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
□霞が関エクスプレス
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