月刊 ガバナンス 発売日・バックナンバー

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1,320円
●特集1 業務をより善くする、はじめの一歩
標準化やDXなど、日々の業務をこなしながら新たな施策にも取り組まなければならない日々。「変えたくても、そこまで手がまわらない…」。そんな状況を変えるためにはどこから手をつければいいのか。どうやって始めればいいのか。大きく、劇的な業務の改善も、小さな一歩から。実践者たちはどういう目線からみているのか。目の前の業務を少しでも変えるヒントを探ります。

■業務改善をあきらめない/石原俊彦

■業務改善は楽しい!答えは自分たちの仕事を見つめ直すと見えてくる!/及川慎太郎

■利用者目線から業務を変える/齋藤理栄

■ここからはじめる業務の見直し/清原茂史

■本質的なカイゼンとは~目的意識が見える景色を変える~/廣濱 学

■自治体DXの肝はXなのか?/遠藤芳行



●特集2 不毛な会議にさよならを
「会議」とは「何かを決めるため集まって話し合うこと(広辞苑)」。しかしいざ振り返ってみれば、ほとんど何も決まっていない――そんな不毛な会議に参加したことはないでしょうか?貴重な時間をかけるからには、最小限のコストで最大限の成果を出したいものです。本特集ではそんな「不毛な会議」と別れを告げるべく、進行役・参加者、両者の視点からとらえた会議成功のための心構えと、自治体現場での会議改善事例を紹介します。

■仕切らない進行役が日本の会議を変える!/釘山健一

■よりよい会議を実現する参加者となるために/沢渡あまね

■〈取材リポート〉職員が抱える課題と向き合いながら会議の改善に取り組む/新潟県柏崎市



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!キャリアサバイバル/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
地域づくりの成功要因を探る~西山形の酒を造る会の活動より/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/中島千恵
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/吉田武司
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話/近藤 裕
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/楢島杏奈
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/後藤颯人
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
□自治・地域のミライ
小山 祐・愛知県みよし市長
一人ひとりの生き方を尊重し、魅力あるまちづくりを進める

小山祐・愛知県みよし市長(46)。「一人ひとりの生き方が尊重されるまちにしていきたい」と話す。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
神秘の信夫山のユズ、奇跡の復活劇が始まる
原発事故、続く模索59
福島市中心部にそびえる信夫山。神秘的な伝説に彩られており、ユズはその象徴となる特産物だ。ところが、原発事故による放射能汚染で出荷停止に。規制が解除されたのは11年も経過した2022年だった。農家は実質的に全滅状態になり、しかし市は支援を行うそぶりさえ見せなかった。もはや滅びるしかないと思われた時、信夫山に縁のある人々が立ち上がった。あれから3年、奇跡のような復活劇が始まっている。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション23
性暴力から子どもを守る学校づくり
──未然防止と早期発見、適切な対応で安全・安心な学校をめざす(千葉市教育委員会)
千葉市教育委員会は、学校等において子どもたちを性暴力から守る仕組みづくりに力を入れている。未然防止と早期発見のための環境整備、性暴力に関する教職員の理解促進を図るとともに、弁護士等による「危機対応チーム」を設置し、発生した場合に適切に対応する体制を構築している。また、「生命(いのち)の安全教育」を推進し、性暴力をはじめ、いじめや虐待、体罰など暴力のない安全・安心な学校づくりに取り組んでいる。



●Governance Focus
□建て直せない、客が来ない、後継者がいない……
──能登半島地震。石川県七尾市、商店街の苦境/葉上太郎

●Governance Topics
□「小さな声」に寄り添う成熟した社会を目指して意見交換──第10回ふじのくにニッポンの縁側フォーラム

□阪神・淡路大震災30年、復興・防災の歩みから次代への教訓を探る──日本学術会議シンポジウム

□増加する地方行政実務への対応を考える──地方行政実務学会第4回秋季大会

□善政競争を拡げる取り組みを表彰──第19回マニフェスト大賞授賞式&トップランナーに学ぶ受賞事例研修会



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/大石貴司(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/富松 希(Y‒Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ブルースの魂』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『マスクの下の小劇場──避密な時代のこころの秘密』岡田暁宜]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
瀬戸内海と共存するタコ釣り漁──岡山県倉敷市下津井

□技の手ざわり/大西暢夫
お酒の美味しさを引き出す洋樽の物語──【洋樽製造】有明産業株式会社(宮崎県都農町)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
人と自然が織りなす「ここだけ」の魅力(東京都小笠原村)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
ネオパークオキナワ(沖縄県名護市)

□クローズ・アップ
大河ドラマ機に再評価への期待──田沼意次の旧城下町、静岡県牧之原市



■DATA BANK 2025 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※ザトウクジラ(東京都小笠原村観光局提供)
1,320円
●特集1 震災が問いかけること――自然災害と自治体職員
2025年1月1日で能登半島地震から1年。2024年9月には、復旧・復興途上の被災地に追い打ちをかけるような豪雨も発生しました。能登の地で、現実を目の当たりにし、さまざまな形で支援をしてきた人たちはなにを感じているのでしょうか。2025年1月17日は、阪神・淡路大震災からも30年となります。この30年、各地がさまざまな災害に見舞われてきました。多くの災害を経験してきたなかで、変わったこと、変わっていないこと。この先どこで起きてもおかしくない次の災害への教えはなにか。災害や被災地域を目の当たりにした人たちの声に今号は耳を傾けてみたいと思います。

■復興は進んでいるか? という問い
瀬尾夏美
作家・アーティスト

被災による傷を回復するためには、その土地の人だけでなく、多くの人の力が必要だ。能登にまた安心して暮らせる日常が戻ってくるように、より多くの人が関わって、ひとりひとりができることをする。

■餅は餅屋の被災者支援、持続可能なインフラ復旧
――被災者も自治体職員も自治体をも守る復興制度へ/菅野 拓

■災害最前線から問う自治体防災DXのこれから/行司高博

■技術職として向き合う災害/篠田智仁

■入庁3年目の私がみた能登半島地震の現場/岡本 結



●特集2 レジリエンスの育て方
レジリエンス(resilience)は「回復力」や「弾力性(しなやかさ)」と訳される単語で、「逆境に直面した際、それを乗り越えて適応していく心の力」のことを指します。感情労働に従事する自治体職員は、ストレスフルな状況に置かれることもしばしば。そんなとき、心を守り状況を好転させるカギとなる「レジリエンス」の育て方について、個人とチーム、2つの視点からご紹介します。

■レジリエンスでしなやかな心を育てる/市川佳居

■チームレジリエンスを発揮するには?/池田めぐみ



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!キャリアアンカー/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
今だから語れる「自治体職員たちの3.11」/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/五十嵐景子
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/林 誠
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話/池田次郎
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/青木悠太
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/上田茂雄
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
□自治・地域のミライ
森田浩司・奈良県三宅町長
「つながり」と「やりたい」で小さな町の未来をつくる

森田浩司・奈良県三宅町長(40)。32歳で初当選。3期目は「特に教育に力を入れていきたい」と話す。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
人や緑に導かれ、自然な移住が始まっている
原発事故、続く模索58
福島には被災12市町村という枠組みがある。原発事故による避難指示区域が含まれた自治体だ。人口流出が進んで職場も激減し、存続が危うくなっている地区が多い。このため、手厚い支援策で企業や移住者の誘致が進められており、その分、補助金目当ての進出も目立つ。だが、移住者に限ってみれば、自然や住民に魅せられて定住する人が増えている。間もなく発災から14年。原発被災地に変化が生まれている。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション22
いこま空き家流通促進プラットホーム
──所有者に寄り添った公民連携支援で空き家の流通と利活用を促進(奈良県生駒市)
奈良県生駒市は、宅地建物取引士や建築士など不動産流通に関わる専門家団体等と連携協定を締結し、空き家の流通を促進するプラットホームを設立して空き家の解消を進めている。物件や不動産取引に不安や悩みを持つ所有者に専門家が寄り添い、オーダーメイドの対応方針を提案して売却や賃貸を支援する取り組みだ。また、空き家を地域貢献に提供したい所有者と活用希望者をマッチングする取り組みを開始し、空き家利活用の可能性を広げている。



●Governance Focus
□能登半島地震・奧能登豪雨 発災から1年しても避難所に身を寄せざるを得ない理由
──石川県輪島市、大屋小学校体育館で出会った人々/葉上太郎

●Governance Topics
□震災の記憶と経験をつないでいくイベントを開催──東北OM15周年&あれスぺ10周年記念イベント「自治体職員たちの3.11」

□若手職員のキャリアアップを考える場に──関東自主研サミット2024

□地方公務員が推薦!すごいと思う公務員らを表彰──「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2024」表彰式

□能登半島地震の被災地支援にあたる民間団体が支援の現状を報告──日本財団「災害対策の課題と展望を語るフォーラム2024」



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/正田嗣文(Gaki‒Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『いもうとの時間』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『「みんな」って誰?──災間と過疎をのびのび生きる』宮本 匠]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
樹上の空師は悟りの境地へ向かう──群馬県高崎市倉賀野町

□技の手ざわり/大西暢夫
くらしを照らす伝統の灯──【和蝋燭】大森和蝋燭屋(愛媛県内子町)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
色とりどりの魅力をみせる自然と文化のまち(埼玉県秩父市)



特別企画
□地域住民との連携で地域課題の解決を図る──SDGs未来都市による持続可能な地域づくり



■DATA BANK 2025 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※三十槌の氷柱(埼玉県秩父市提供)
1,320円
●特集 自治・地域をめぐる私の論点2024→2025
2024年も残すところあとわずかとなった。元日に起きた能登半島地震をはじめとする自然災害、酷暑、2024年問題、人口減少、“消滅可能性自治体”、等々……厳しい対応を迫られる中、各地で自治体職員や住民による粘り強い取り組みが行われている。 2025年はどんな1年になるだろうか。年の変わり目にあたり本特集では、デジタル、教育、福祉、観光といった、さまざまな分野の第一線で活躍する執筆陣に、自治・地域をめぐる課題の現在地とこれから、制度の潮流、自治体がすべきこと、住民にできること──など、2024年の振り返りと2025年に向けての展望を記してもらった。

■〈地域〉SDGsのその先、農村都市共創の一歩

平井太郎
弘前大学大学院地域社会研究科教授

農村と都市の人びとが、私たちの幸福な未来とともにある自然について、あらためて五感で確かめ、現場を起点に価値観をすり合わせることで、SDGsのその先にある幸福な自然なるものも、具現化され未来に受け継がれてゆくだろう。

■〈農業/農村〉持続可能な中山間地域と農業/真田純子

■〈SDGs〉自治体はSDGsをどのように使うことができるのか/高木 超

■〈人的資本経営〉自治体における「人的資本経営」の可能性/林(小野) 有理

■〈市民ファンド〉市民コミュニティ財団から見える景色/山口美知子

■〈教育行政〉教育村・学校村からの脱却/戸ヶ﨑 勤

■〈こども家庭福祉〉「境界」をなくすことができるのか!?──こどもとおとなが分断している社会/川口正義

■〈地域交通/観光〉7年目のグリーンスローモビリティ概括と観光行政官への期待/三重野真代

■〈宇宙×地域〉宇宙×地域創生でみえた、いま、自治体に必要なものとは?/円城寺雄介

■〈デジタル〉デジタルで住民の「声」を実現する/山形巧哉

■〈対話と共創〉たくましく、しなやかに生きていこう──自治体職員はすごいんです/中本正樹



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!判官贔屓/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
茨城県小美玉市に学ぶ対話の秘訣/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/関 香月
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/秋朝礼恵
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話/郷田秀章
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/岡本 結
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/伊藤嘉則
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
□自治・地域のミライ
深澤準弥・静岡県松崎町長
歴史や文化を引き継ぎ、コンパッションタウンをめざす

深澤準弥・静岡県松崎町長(57)。
海に囲まれた地形を活かし、「防災と観光を両立したい」と話す。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
東京出身、インド出身 双葉から「地域愛」を発信する理由【双葉町・最後の町の起業(下)】
原発事故、続く模索57
原発事故による避難自治体では最も遅い2022年に帰還が始まった福島県双葉町。東京出身ながらも被災者支援に関わったことから同町で家族を持ち、一般社団法人「双葉郡地域観光研究協会」(F-ATRAs、エフアトラス)を設立した山根辰洋さん(39歳)は「双葉町に世界から人を呼ぼう」と考えた。そんな時、インド出身で東北大大学院に留学していたバネルジー・トリシットさん(26歳)という願ってもない人材を得る。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション21
まなびの未来づくり事業──「自ら学び・考える力」を育む探究型学習の場づくりを推進(山梨県都留市)
山梨県都留市は、新たな特色ある教育プログラムの確立と探究型学習の場の創出をめざし、「まなびの未来づくり事業」を推進している。従来の詰め込み型教育を転換し、主体的に学び・自ら考える力を養い、子どもたちの好奇心をかき立てて学びを加速させるのがねらいだ。企業から推進役となる人材派遣を受け、事業主体となる一般社団法人を設立。大学や民間企業、団体と連携して、探究の学びの場とプログラムの提供に取り組んでいる。



●Governance Focus
□地震でまるごと避難し、豪雨で家が流された──能登半島地震と奥能登豪雨、石川県輪島市の南志見地区/葉上太郎

●Governance Topics
□地域活性化のための事例や情報を共有──自治体情報交換会2024

□課題解決の実践者から学ぶ講座を開催──首長のための地域経営講座

□県内外の自治体の“挑戦”から学ぶ──神奈川県・市町村DX推進フォーラム



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/牧瀬 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/森 修(サカビズ)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『どうすればよかったか?』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『「ネット世論」の社会学──データ分析が解き明かす「偏り」の正体』谷原つかさ]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
喜びを体が記憶している川カニ篭漁──山口県山口市徳地堀

□技の手ざわり/大西暢夫
黒と白の艶と技術の協奏──【碁石】仮谷梅管堂(三重県熊野市)、黒木碁石店株式会社(宮崎県日向市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
原初の自然を守り共生する「日本で最も美しい村」(北海道鶴居村)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
むろと廃校水族館(高知県室戸市)

□クローズアップ
「家康生誕の城」を見通す380年の眺望──愛知県岡崎市、ビスタラインを守る



特別企画
□鼎談 子育てが楽しい社会へのヒント《後編》──妊産婦・子育てママのウェルビーイングの向上を目指す



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※タンチョウ(北海道鶴居村提供)
1,320円
●特集1 地域の知の拠点を守る──まちの図書館の未来
人口減少やライフスタイルの変化、流通網の維持の難しさなど様々な要因によって「紙」の書籍が人々の生活から離れていっています。地域にまちの書店が一つもない「書店ゼロ」の市町村も増え、”書店砂漠”と言われるまでになっています。一方で、地域の公共図書館は住民にとっての「知の拠点」や「場」、あるいは「アーカイブ」などとしての機能を果たせているのか。書店ゼロ地域にとっては、図書館を頼りにしている人もいるでしょう。「紙」だけでなく電子書籍の貸出のような新しい取り組みに乗り出す公共図書館も出てくるなど、時代に合わせたあり方の模索もはじまっています。地域の「知の拠点」としての図書館のこれからを考えます。

■知の拠点としての図書館を大切に


片山善博
大正大学特任教授・地域構想研究所長

図書館は万人のためにある。図書館は必要な知識や情報を得る拠点になり得る。膨大な蔵書や資料、それに後述する司書の機能が多様な図書館利用者の知的活動を支えることになる。自治体のさまざまな行政分野は、図書館の機能と連携することによって、より質の高い行政を提供することができる。外国人などマイノリティへの情報提供や住民の健康増進などでも図書館の潜在力が期待される。

■人口減少時代の公共図書館/永田治樹

■公共図書館を政策形成に活かす/塚田 洋

■あそびの生まれる図書館 ~みんなが当事者になる場へ/西川 正

■市民の図書館を生み、育てる ~図書館フレンズいまり30年の活動/盛 泰子

■〈取材リポート〉県内全市町村と県が協働で電子書籍貸出サービスを推進──「デジとしょ信州」/長野県



●特集2 押さえておきたい著作権のこと
日々、膨大な量の情報やコンテンツがやりとりされる現代社会。その中には多くの著作物が存在しており、利用や発信の際は著作権にきちんと留意する必要があります。認識があいまいなまま進んでゆけば、思わぬトラブルへと発展する可能性も……。
今回の特集では、改めて振り返りたい著作権の基礎から、自治体業務で発生しやすい著作権関係のトラブル、AI生成コンテンツの著作権といった最新知見まで、押さえておきたいポイントをご紹介していきます。

■ここからはじまる!著作権入門/福井健策

■公務職場で気をつけるべき著作権に関するトラブル/早稲田祐美子

■生成AI利用と著作権/奥邨弘司



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!ハインリッヒの法則/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
「小家族化」と「2つの高齢化」がもたらす未来/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/高木香織
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/塩浜克也
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話/辻 双九
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/伊保郁花
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/青木 悟
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
□自治・地域のミライ
菅野大志・山形県西川町長
「つながり」と「かせぐ」で、“寛容性の高いまち”をめざす


菅野大志・山形県西川町長(46)。住民ニーズを把握するため、多くの対話会を開催する。「利他の精神を大切にして欲しい」と話す。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
住民が誰もいない町で、世界から観光客を呼ぼうと考えた【双葉町・最後の町の起業(上)】
原発事故、続く模索56
福島県双葉町の帰還は2022年8月30日に始まった。被災から11年半。原発事故で避難を強いられた自治体では最も遅い。避難時の住民は約7100人。このうち9月末時点では68人しか戻っておらず、転入も含めた町内居住者は147人だ。にもかかわらず、避難指示解除前から「世界の人を観光に呼ぼう」と起業した若者がいた。その後、町議にもなる山根辰洋さん(39歳)だ。大熊町の大熊インキュベーションセンターに拠点を置く起業家にはこのような人もいる。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション20
自動運転バス+ライドシェア「i-Chan」──多様な交通モードを組み合わせ持続可能な公共交通体系を構築(石川県小松市)
石川県小松市は、北陸新幹線延伸に伴う新幹線小松駅開業を機に、小松駅と小松空港を結ぶ自動運転EVバスを運行している。運転手の高齢化と将来的な人員不足を見据え、安定した路線バス運行体制を確立するのがねらいだ。また、市民や来訪者の移動の利便性を向上するため、小松市ライドシェア「i–Chan」を開始した。市は新たな技術やサービスを取り込んだモビリティの活用で、持続可能な公共交通体系「小松版MaaS」の構築をめざしている。



●Governance Focus
□旅館の主人が流された──石川県珠洲市真浦町、能登半島地震に追い打ちをかけた豪雨/葉上太郎

●Governance Topics
□女性のWell‒beingを考える──内閣府SIP「子育て世代・女性の幸福度向上策」シンポジウム

□職員同士の知見を共有し、これからの「人づくり」を考える──全国職員研修研究会&人事研究会2024



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/釼持麻衣(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/澄川誠治(k‒Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『私は憎まない』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/市民ワークショップは行政を変えたのか──ミニ・パブリックスの実践と教訓』長野 基]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
若き日の誓いを胸に育てる島の甘夏──佐賀県唐津市呼子町加部島

□技の手ざわり/大西暢夫
天然藍染と手織りの技が生み出すしなやかな風合い──【久留米かすり】池田絣工房(福岡県筑後市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
産業と自然が生み出す“ここだけ”の魅力(山口県周南市)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
静岡市立日本平動物園(静岡市)

□クローズアップ
伝統建築×若者=「自由」な居場所──岐阜県高山市、若者等活動事務所「村半」



特別企画
□鼎談 子育てが楽しい社会へのヒント《前編》──妊産婦・子育てママのウェルビーイングの向上を目指す



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※周南市立徳山駅前図書館の本棚アート(山口県周南市提供)
1,320円
●特集1 公務職場のモラル・再考
公選職の首長や議員だけでなく、自治体の組織、職員個人の問題は大小さまざま、いつの時代もなくなることはない。多くの人がSNSなどを使いこなすようになった昨今は、これまで以上に目立ちやすくなっている側面もあるだろう。だからこそ、組織、個人としてのモラルに対する理解を深めることや意識を向けることをやめてしまっては、正常な判断や組織運営がままならなくなってしまう。いかにモラルを守り、モチベーションやモラールを維持し、その先にいる住民からの信頼を高めることができるか、今月は考えてみたい。

■“地域人”としての自治体職員に求められるモラル~モラルを政策・マネジメント、そして信頼向上につなぐ


大杉 覚
東京都立大学法学部教授

地域にプライドを持ち、同僚をリスペクトし、そして自らの担当業務に熱意や誠意をもって当たる、自治体職員として真っ当な姿勢を揺るぎなく確立しようという意志を持ち続ける基本に忠実であること。地域人としての自治体職員に問われるモラルはこの点にこそ向けられるべきだろう。

■公選職のモラル・再考/新川達郎

■踏みにじられる専門職非正規公務員のモラール/上林陽治

■自分事としてのモラル/奥津茂樹



●特集2 組織と個人をつなぐ ワーク・エンゲージメント
総務省によると、教員や警察などを除く一般行政職のうち、2022年度の自己都合退職者は1万2501人。13年度の5727人と比べ10年間で約2倍にも増えており、大きな課題となっています。そこで本特集では、職員が働きがいをもってポジティブに仕事を続けていくためのカギとなる「ワーク・エンゲージメント」について解説。エンゲージメントの高め方を、外的要因(周囲の環境:組織)と内的要因(自己の認識:個人)の両面から考えるとともに、自治体での導入事例もご紹介します。

■ワーク・エンゲージメントを高める職場環境とマネジメントのポイント/森田英一

■自らの手でつくる仕事との新しい関係──ジョブ・クラフティングのススメ/高尾義明

■〈取材リポート〉エンゲージメントを高めさらにチャレンジする市役所へ/千葉県君津市



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!コーピング(ストレス対処法)/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
「職場でOM」の意義と可能性②/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/森川理恵
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/鳥羽 稔
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話/市橋哲順
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/佐々木 彩
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/柳沼優子
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
青野高陽・岡山県美咲町長
“賢く収縮するまちづくり”で将来を見据える


青野高陽・岡山県美咲町長(56)。義務教育学校を2校開校。「教育を整えるのは我々の役目」と話す。学力は県内でもトップレベルになってきたという。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
ゼロになった町で「原発」からの転換を仕掛ける【大熊町・起業家と進出企業】
原発事故、続く模索55
福島県大熊町の起業家支援施設「大熊インキュベーションセンター」は、全町避難で廃校になった旧小学校舎に設けられた。120社もの進出企業は、一度はゼロになった町で何をしようとしているのか。今後の展開が有望視されている起業家や、既に工場を建設している企業が目指すのは、新エネルギーによる脱原発のまちづくり、そして原発事故の町というイメージを転換するような事業だ。町の装いは、新しい人々によって一新されるのか。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション19
教育ICT基盤のフルクラウド化──PCを文房具のように使って学べる最先端のICT環境を整備(埼玉県鴻巣市)
埼玉県鴻巣市教委は、学校教育情報化推進の一環として、教育ICT基盤をクラウドサービスに全面移行(フルクラウド化)。高速通信網の整備と全小中学生へ1人1台のパソコン(PC)配備によって、どこからでも学べる環境を構築して学習の意欲と質を高めている。同時に、強固なセキュリティ環境下で統合型校務支援システムを導入した。教師の校務の効率化と負担軽減を図って、子どもたちと向き合える時間を増やしている。



●Governance Focus
□水道も、電話も、テレビも、インターネットも、防災行政無線も断絶──能登半島地震から8箇月。石川県珠洲市真浦町が直面する「壁」/葉上太郎

□森林面積の確保、都道府県の国土利用計画審議会に役割──林地開発の動向にチェックの目/河野博子

●Governance Topics
□まちづくりと地域人材のこれからを多彩に議論──第37回全国自治体政策研究交流会議、第38回自治体学会 鹿児島・日置大会

□「対話」による業務推進事例を紹介──未来の健康医療施策を考えるクリエイティブセミナー(山形市×株式会社ホルグ)

□人口減少社会において重要性を増す観光について議論──地方行政実務学会第5回全国大会

□持続可能な地域を考える議論を展開──第6回地域政策塾シンポジウム



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/出石 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/繁田智雄(D‒Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ナミビアの砂漠』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『電車で怒られた!──「社会の縮図」としての鉄道マナー史』田中大介]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
父の船で水俣の海を曳くタチウオ曳き縄漁──熊本県水俣市丸島漁港

□技の手ざわり/大西暢夫
先人の技を生涯かけて引き継ぎ、人形に命を吹き込む──【木偶細工師】人形洋・甘利洋一郎さん(徳島市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
「松江の闇をアカリで照らす」市民によるおもてなし(松江市)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
宇部市ときわ動物園(山口県宇部市)



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※松江水燈路(松江市提供)
1,320円
●特集1 多死社会と自治体
いま、日本は“多死社会”に突入している。厚生労働省が6月に発表した人口動態統計によると、2023年に国内で亡くなった人は157万5936人で、過去最多を更新。単身者世帯、高齢者世帯も増加するなど、家族や社会のあり方が変化する中で、“弔い”の姿も変わってきた。身寄りがいない場合の葬儀や埋葬手続、火葬場の混雑による火葬待ち、引き取り手のいない無縁遺骨など、自治体が対応に苦慮する課題も増えている。団塊世代が後期高齢者となり、さらに加速していく多死社会に自治体はどう向き合っていくべきか、今月は考えたい。

■老いる社会でおひとりさまとどう向き合うか


沢村香苗
株式会社日本総合研究所創発戦略センターシニアスペシャリスト

人が死に至れば、身体、財産、果たしていた役割など、人生を構成するものを適切に「しまう」ことが必要になるが、引き受け手がいない場合が増えている。筆者らによる調査では、備えをしておきたいと考えている人が9割を超えたにもかかわらず、具体的に依頼をしている人は1割前後であることがわかった。このギャップを埋めることが、自治体の役割の一つである。

■身寄りのない高齢者への支援と包括的な支援体制/永田 祐

■多死社会に向けて火葬場をどう考えるか/武田 至
■〈取材リポート〉生前の意思と情報の登録で本人が望む終末を支える/神奈川県横須賀市


●特集2 よい仕事は、よい睡眠から
世界で最も睡眠時間が短いといわれる日本人。過度な睡眠不足は心身に不調をきたし、日常生活や仕事のパフォーマンスにも悪影響を及ぼします。人事院は4月から、公務員の長時間労働を是正し、睡眠時間を含む生活時間を確保するため、終業から次の始業までに一定時間を設ける「勤務間インターバル」の努力義務を課しました。そうした背景から、今回の特集では「睡眠」をテーマに、睡眠が労働パフォーマンスに与える影響、睡眠の質改善のためのポイント、自治体による勤務間インターバルの実践例などをご紹介します。9月3日は「秋の睡眠の日」。これを機に、ご自身の睡眠について振り返ってみてはいかがでしょうか。

■働く人のための睡眠基礎講座/武田 文

■今日から実践!睡眠の質を上げるポイント/角谷リョウ

■〈取材リポート〉勤務間インターバル宣言を行い市町村・事業者にも周知/岡山県



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!目標勾配効果/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
「職場でOM」の意義と可能性①/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/飯村恵理
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/堤 直規
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話 /江澤隆輔
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/加藤志歩
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/錦織 弘
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
西村博則・熊本県益城町長
熊本地震の経験を踏まえ、“災害に強いまちづくり”を進める


西村博則・熊本県益城町長(68)。町内家屋の98%が被災した2016年の熊本地震からの復興を進める。初期対応では役場も混乱し機能不全に陥ったが、失敗も含めた教訓を震災記録誌としてまとめた。「全国の自治体にはそうした面も含めて参考にしてほしい」と話す。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
廃校を起業家支援の学校にする【大熊町・廃炉以外の産業創出】
原発事故、続く模索54
メルトダウン事故を起こした東京電力福島第1原発。廃炉関連の作業は行われているものの、お膝元の福島県大熊町では全町避難の代償として他の産業が壊滅してしまった。暮らしを取り戻すには、新たに産業を興すしかない。避難で廃校になった旧小学校舍にインキュベーション施設を設けたところ、シェアオフィスへの登録が2年で120社にも達した。住民さえ帰らないというのに、どういうことなのか。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション18
草津川跡地プロジェクト──天井川の廃川跡地を活用しガーデンミュージアムを整備(滋賀県草津市)
滋賀県草津市は、放水路の整備によって廃川となった草津川の跡地を利用し公園整備を進めている。都市の価値を高め、未来へのチャンスを広げる空間としてとらえ、「ガーデンミュージアム」というコンセプトのもとで魅力的な空間づくりに取り組んでいるのが特徴だ。市が整備する5区間のうち2区間が供用を開始し、民間事業者との連携や市民主体によるイベントが開催され、賑わいと憩いの場として多くの市民に利用されている。



●Governance Focus
□山崩れで9人死亡、集落は孤立。地獄を見た人々が「知ってほしい」と訴える教訓──能登半島地震、石川県珠洲市仁江町/葉上太郎

●Governance Topics
□地域創生に向けて5市町が民間企業と連携協定を締結──(一社)公民連携推進機構「公民連携モデル事業」

□副首長等が集まり人的資本経営の事例を共有──自治体人的資本経営フォーラム2024

□広域連携による成果連動型健幸ポイントの成果を公表──SWC自治体飛び地連携・健幸ポイントプロジェクト

□景観まちづくりのこれからのあり方を探る──第56回『都市問題』公開講座



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/大石貴司(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/藤田敬太(ゆざわ‒Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『マミー』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『AIは短歌をどう詠むか』浦川 通]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
オクラ栽培に半世紀 水の恵み、妻への感謝──鹿児島県指宿市新西方

□技の手ざわり/大西暢夫
機織りの“要”を守り続ける心意気──【織機部品製造】筬菊商店(岐阜県羽島市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
悠久の自然と歴史をたずねて歩くまち(兵庫県神河町)



特別企画
□妊産婦と子育てママのウェルビーイング向上のプログラムを推進
内閣府SIPで実装する「マムアップパーク(健幸スマイルスタジオ)」
□地方自治情報化推進フェア2024
□対談 親の“こころ”の安定が“こどもまんなか”社会実現の第一歩
芳賀満さん×清原慶子さん
□森林カーボンクレジットから地域課題の解決へ
地域資源を可視化・価値化する注目の環境価値創出事業



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※砥峰高原のススキ(兵庫県神河町提供)
1,320円
●特集1 自治体の水政策
“水”は命の源である。降水量が多く、国土の多くが山林で自然豊かな日本は「水の国」である一方で、台風や集中豪雨による風水害や豪雪、また地域や時期によっては渇水にも悩まされてきた歴史がある。近代化以降、社会基盤の整備などにより、問題の解消が図られてきたが、今、新たな「水問題」に直面している。気候変動により気象災害が多発化・激甚化するとともに、人口減少が本格化する中で、上下水道などのインフラの老朽化が進み、その維持管理が大きな課題となっている。今年発生した能登半島地震では、耐震化が遅れていた地域などの断水が長期間に及び、その深刻さを露呈した。人が生きていくうえでなくてはならない“水”を巡るこうした課題に自治体はどう向き合っていくのか。今月は考えてみたい。

■水の未来と「水みんフラ」


沖 大幹
東京大学大学院教授
東京財団政策研究所研究主幹

日本では、水路や溜め池といった社会基盤施設だけではなく、自然生態系や人為的な生態系、人や組織といった要素が組み合わさったシステム全体が安全な水の安定供給を支えている。これらは「水のみんなのインフラ」である。この「水みんフラ」も不断の努力によって保持しなければ綻びが生じてしまう。

■水循環と自治体の課題/橋本淳司

■流域治水と自治体の役割/加藤孝明
■水害リスクを踏まえたまちづくりをどう進めるか/馬場美智子
■水道事業をどう未来に残すか/浦上拓也
■水道・下水道事業のダウンサイジングと人材の確保・育成/菊池明敏



●特集2 「謝罪」考──心の仕組みからリスク・コミュニケーションまで
組織や個人の不祥事、不正、不適切な行いが明るみになった時、対応の成否を握るのが危機管理広報です。しかし、実際には、組織のリーダーや当事者の“残念な会見”や“失敗コメント”の事例は枚挙に暇がありません。いざという時だけでなく、クレーム対応や職場内の人間関係においても、お詫びや謝罪の仕方が問題解決・関係円滑化の鍵となります。すみません、ごめんなさい、申し訳ございません──。たかが言葉、されど言葉。今号では、心の仕組みやリスク・コミュニケーション等の視点から、“組織”と“個人”を守る「謝罪」のあり方を考えます。

■謝罪とは本来、何であるべきか──「謝る」ことを哲学する/古田徹也

■“謝ったら死ぬ病”から抜け出すには──謝らない人と謝らせたい人/原井宏明

■いざという時に“組織”と“個人”を守る謝罪術/藤田尚弓

■自治体職員の「詫び」と「謝罪」/関根健夫



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!公務員離れ(自治体のモラルハラスメント)/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
賢く収縮するまちづくり 岡山県美咲町の事例より/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/廣瀬杏奈
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/堤 直規
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話 /阿部真行
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/楢島杏奈
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/森田八雲
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
都竹淳也・岐阜県飛騨市長
地域資源を掘り起こし、まちの空気を変え、人口減少に向き合う


都竹淳也・岐阜県飛騨市長(57)。人口減少の中でも市民が自信と誇りを持ち豊かに暮らせるまちづくりを進め、地域資源の掘り起こしに力を入れている。その一つが広葉樹。市役所の応接は、広葉樹を使った壁や家具、食器などが並び、温かく柔らかい雰囲気だ。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
被災から13年、見知らぬ町と化す理由【大熊町・帰還後のまちづくり】
原発事故、続く模索53
東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町。原発事故で全町避難を強いられたが、ようやく町中心部で帰還が始まり、「復興」のための工事が行われている。しかし、かつての商店街はほぼ取り壊されて、面影さえない。跡地では拠点となる施設の整備が進んでいるものの、あまりの変わりように「これが大熊町なのか」と驚く町民もいる。なぜ、「新しいまち」に変わらざるを得なかったのか。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション17
一般社団法人SUM──町職員有志で地域商社を設立し新商品開発や情報発信に取り組む(栃木県茂木町)
栃木県茂木町では、町職員有志が2020年に地域商社「一般社団法人Social Up Motegi(現SUM)」を立ち上げ、地元農林水産物のブランド化や新商品開発、地域情報の発信事業などに取り組んでいる。20年後の子どもたちに住みよい環境を引き継ぐことを目標に、12人のメンバーで休日など公務時間外に活動。間伐材を活用した商品のプロデュースや町有林間伐材の販売、放牧黒毛和牛のブランディングなどで成果をあげている。



●Governance Focus
□「解体できない」「仮設に入れない」「住む家がない」──能登半島地震、「一部損壊」の悲哀/葉上太郎

●Governance Topics
□実情に合った将来像を議論──中山間地域フォーラムシンポジウム

□だれも取り残されない被災者支援制度を求める──311変える会緊急院内集会

□非常事態への備えを2日間にわたり徹底議論──全国地方議会サミット2024

□性風俗の世界で孤立・困窮する若年女性へのアウトリーチ/坂爪真吾(NPO法人風テラス)

□縮小社会における合意形成のあり方などを議論──シンポジウム「人口減少時代の自治体政策」



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/釼持麻衣(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/松田知子(ひむか‒Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『アイアム・ア・コメディアン』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『組織不正はいつも正しい──ソーシャル・アバランチを防ぐには』中原 翔]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
風の力で網を曳く打瀬網漁の明日──北海道別海町尾岱沼

□技の手ざわり/大西暢夫
土の持ち味と伝統の技が育む素朴で力強い風合い──【大谷焼】森陶器株式会社(徳島県鳴門市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
星空のもと継がれてきた歴史と文化に出会えるまち(岡山県井原市)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
おたる水族館(北海道小樽市)

□クローズアップ
「石垣の博物館」が示した崩落の傾向──能登半島地震、金沢城の被災



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※美星天文台(岡山県井原市提供)
1,320円
●特集1 包括的な居住支援と自治体
超高齢化の進展や単身世帯の増加、人口減少による空き家の拡大などを背景に住宅セーフティネット制度が2017年に創設された。生活困窮者支援制度などとともに、高齢者や低額所得者、障害者など住宅の確保が必要な人に向けた支援が進められてきたが、民間賃貸住宅への入居のハードルの高さや入居前後の支援の必要性など課題も多い。今後、高齢単身世帯の増大が見込まれる中、こうした状況を踏まえ、住宅政策と福祉政策が連携した居住支援の強化を盛り込んだ住宅セーフティネット法等の改正が5月30日、衆議院で可決・成立した。これから自治体や地域にはどのような役割が求められるのか、この特集では考えたい。

■住宅セーフティネット法改正──住宅政策から居住政策へ


大月敏雄
東京大学教授

住宅セーフティネット法の改正は、これまでの住宅政策から一歩踏み込み、対象となる人々の居住ニーズのアセスメントから、住まい探し、入居支援、日常生活支援、死後事務までを見据えた「居住支援」を目指している。これは、ハードウェアに加えてソフトウェアが保証されることの必要性を表明したものである。

■地域共生社会の基盤としての包括的居住支──自治体は何をすべきか/高橋紘士

■家族機能の社会化と包括的居住支援/奥田知志
■断らない相談支援と居住支援/林 星一
■多様な連携で福祉と住宅をつなぐ~大牟田市の居住支援/牧嶋誠吾

〈Interview〉雄谷良成氏に聞く
■“ごちゃまぜ”の地域コミュニティと被災地の再生


●特集2 夏の暑さ対策 最前線
地球温暖化は、毎年の夏に厳しい暑さをもたらしています。気象庁は2023年の天候について、日本の年平均気温および日本近海の年平均海面水温が、いずれも統計開始以来最も高い値となったことを発表しました。年々過酷になる暑熱環境に対応し、健康で持続的な暮らしを叶えるためにできることは何でしょうか?今回の特集では、近年の異常高温のメカニズム、一歩進んだまちづくりとしての暑熱適応、高リスク層にフォーカスした熱中症対策など、〈最前線〉の内容を紹介。暑さへの対応を考えていきます。

■近年の夏の極端な暑さ、そのメカニズムと予測/小坂 優

■涼しいまちをデザインする──暑熱適応まちづくりのススメ/三坂育正

〈取材リポート〉
■プラットフォーム会議での声を活かして熱中症対策を推進/大阪府吹田市



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!継続は力なり/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
人付き合いの極意 自分に色をつけず、人に差をつけない。/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/廣江理香
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/佐藤光敏
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話 /中軽米真人
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/青木悠太
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/宮本理華子
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁


●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
菅原文仁・埼玉県戸田市長
防災対策なども充実し、“教育で選ばれるまち”へ


菅原文仁・埼玉県戸田市長(48)。子育て世帯などが移住し、人口増加を続けるまちの舵取りを担う。DX施策なども注目されているが、長年、水害に悩まされてきた地域の歴史を踏まえ、「治水は政治の基本」として現在、市中心部に雨水貯留管の建設を進めている。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
100年後に託したわずかな望み【「屋内退避」の真実・浪江町赤宇木】
原発事故、続く模索52
福島県浪江町の赤宇木。発災時は原発から20〜30㎞圏の「屋内退避」指示エリアだった。にもかかわらず帰還困難区域とされただけでなく、政府に「100年は帰れない」と言われるほど放射能に汚染された。どのような集落だったのか。せめて記録誌に残して、子孫の帰還に望みを託したい。前区長らが奔走し、全世帯の手記を掲載した約850ページにも及ぶ集落史が完成した。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション16
窓口+市民サービス改革──市民優先のサービス改革で市民の感動を生む市政をめざす(大阪府寝屋川市)
大阪府寝屋川市は、全国初の12時間開庁をはじめ、窓口専門職員と可変型窓口の導入などで市民を「動かさない」「待たせない」窓口サービスを実現。また、庁内横断チームで市民サービスを検証し、「市民に伝わる」文書作成の基本ルールを策定した。引き続き市民サービス改革に努め、「市民の心を動かす」サービス提供で市民満足度を高めるとともに、競争優位の政策で市内外から「選ばれるまち」「評価される市役所」をめざしている。



●Governance Focus
□孤立した「旧町」に目は届いているか──能登半島地震、石川県輪島市「町野町」の苦境/葉上太郎

●Governance Topics
□デジタル技術を活用した住民参加型の施策立案・運営支援ツールを開発──日立京大ラボと京都大学の取り組み

□多角的な視点から「個性と魅力ある自治体づくり」を議論──第16回日本自治創造学会研究大会

□チーム議会で政策サイクルを回す──「政策サイクル推進地方議会フォーラム」公開セミナー

□「自治体消滅時代」の家族・雇用・福祉の姿を探る──「脱分断社会と新しいつながりのかたち研究会」公開研究会(中央大学法学部・全労済協会)



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/小杉一人(ココビズ)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『あんのこと』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』三宅香帆]


カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
歴史とつながるらっきょう作り──福井県坂井市三国町米納津

□技の手ざわり/大西暢夫
手作りにこだわる燻し銀の京瓦──【いぶし瓦製造】浅田製瓦工場・淺田晶久さん(京都市伏見区)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
小さな島に詰まった、尽きることのない魅力(鹿児島県与論町)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
愛媛県立とべ動物園(愛媛県砥部町)

□クローズアップ
福井地震で壊滅した城を人々が再建する──福井県坂井市、今だからこそ知りたい丸岡城


■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※百合ヶ浜(鹿児島県与論町提供)



お詫びと訂正

2024年7月号36頁・特集2の記事中、誤りがありました。お詫びの上、訂正いたします。
〇36頁・1段目・前から8行目(「死亡者数も」に続く人数)
(誤)5000人→(正)1500人
1,320円
●特集1 魅力のある地方議会・議員──多様で住民に信頼される議会とは
昨年の統一地方選では、町村議会を中心に約3割が無投票当選となった。そのうち、立候補者数が定数を下回る「定数割れ」も20町村に上った。辛うじて無投票を回避したとしても、その危機は迫っている。属性に目を移しても、市議選などでは女性議員の増加はしたものの、自治体を取り巻く環境が複雑・多様化するなか、「住民の多様性を反映した合議体」というには実態が伴っているとは言い難い現実がある。また、障がい者などこれまで政治へのアクセスが難しかった層へのアプローチも不可欠だ。議会を運営していく上では、議員だけなく議会事務局職員の存在も忘れてはならない。2024年4月に、地方議会のなり手不足問題について検討した報告・提言が出された。それらもヒントしながら、これからの地方議会・議員が魅力的であるためにどうあるべきかを今月は考えたい。

■議会改革の現在・ミライ──縮小社会に立ち向かう議会・議員


江藤俊昭
大正大学地域創生学部公共政策学科教授

住民を巻き込みながら、縮小社会をめぐるさまざまな課題を公開の場で住民、議員、首長等が一堂に会して討議し、最終的には議員同士が討議しながら議決することが必要だ。地方分権再起動のためにも、また縮小社会における地域経営にとっても不可欠だ。縮小社会は、住民、議員、首長等の総力戦、その場であるフォーラムとしての議会を要請する。それが政治の活性化に帰結する。

■多様な民意を反映した地方議会の姿とは/木寺 元

■NHK「みんなの選挙」──多様性のある議会を実現するために/杉田 淳
■議会の外から議会・議員を支える/寺島 渉
■地方議会を変えるデジタル活用/西川裕也

〈リポート〉
■なり手不足に潜む危機意識の共有と提言を公表──全国町村議会議長会「町村議会議員のなり手不足対策検討会」報告書


●特集2 “人にやさしい”誌面デザイン
自治体が発信する情報は、広く・多くの市民に伝える必要があります。しかし、デザインを専門に勉強していない職員がいきなり読みやすい誌面等を作成することは難しいでしょう。また、世の中にはさまざまな背景・特性をもつ人々が存在するため、多数派の人にも少数派の人にも配慮したデザインが求められます。そこで今回の特集では、より多くの人にやさしい誌面デザインについて、自治体の情報発信の核となる広報誌を中心に考えてみます。

■やさしいレイアウト・デザインのポイント/白石 学

■やさしい色づかいのポイント/伊賀公一

■インクルーシブ社会における、やさしい書体選びのポイント/高田裕美



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!リンゲルマン効果/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
未来を拓く防災~旧大川小学校からの学び~/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/横内ゆり
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/島田正樹
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話 /柘植良吾
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/岡本 結
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/安田直由
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁


●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
伊藤和貴・山口市長
「古き良きもの」と「最先端」が調和した「ずっと元気な」まちに


伊藤和貴・山口市長(66)。中世から息づく歴史や文化など「古き良きもの」と「最先端の都市機能」が調和するまちづくりを進める。拠点の一つであるYCAM(山口情報芸術センター)では、20年かけて培ってきた地域での人材育成が「開花しつつある」という。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
不屈の精神で、前を向く【「屋内退避」の真実・浪江町津島】
原発事故、続く模索51
あの日、東京電力福島第1原発から20~30㎞圏に政府が発した「屋内退避」の指示は、逃げるほどではないというサインだったはずだ。しかし、福島県浪江町の津島地区は帰還困難区域に指定された。原発事故から12年が経過した昨春、ようやく一部のエリアが帰れるようになったものの、わずかな人しか戻っていない。そうした中で農業による復興に奮闘する女性がいた。不屈の精神は何が支えているのか。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション15
水道DXによる水道管漏水対策──人工衛星画像とAIを活用して水道管の漏水と劣化予測を診断(愛知県豊田市)
愛知県豊田市は、デジタル技術を活用した水道管の効率的な維持管理に取り組んでいる。AIによる水道管劣化予測診断ツールを導入した上で、人工衛星画像のAI解析で漏水エリアを絞り込んで漏水箇所を特定する診断調査を実施。さらに診断精度を向上させるための漏水リスク評価の実証実験を行って、市内全域で漏水可能性区域を判定した。水道管の修理と更新の優先順位を見える化し、水道水の安全安心な供給をめざしている。



●Governance Focus
□ボランティア。「足りない」ではなく「長く来て」──能登半島地震。地理条件、被災の度合い、2次避難……、「大量受け入れ」ができない理由/葉上太郎

●Governance Topics
□自治体が「消滅」しないための方策を議論──人口戦略シンポジウム

□能登半島地震からの「創造的復興」をどう進めるか──丸の内プラチナ大学特別シンポジウム

□誰も取り残されない被災者支援を考える──「3・11から未来の災害復興制度を提案する会」シンポジウム



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/牧瀬 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/獅子野美沙子(はぎビズ)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『マリウポリの20日間』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『結婚の社会学』阪井裕一郎]


カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
天然わかめに託す集落の未来──青森県東津軽郡今別町袰月

□技の手ざわり/大西暢夫
首里城再建に向けて焼き上がった沖縄伝統の赤瓦──【赤瓦製造】有限会社当山瓦工場(沖縄県与那原町)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
人々が守り、慈しんできた自然と文化を体感する(三重県熊野市)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
広島市安佐動物公園(広島市)


特別企画
□政務活動費管理SaaS──「セムカン」で議会DXを前進(大阪府議会、豊中市議会)

□議会答弁検討システム「答べんりんく」で答弁作成事務を効率化(東京都杉並区、福井県敦賀市、滋賀県彦根市)

□JTBのエリアソリューション事業 「送客から誘客へ」と進化する地域ツーリズムの新展開


■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※丸山千枚田の虫おくり(三重県熊野市提供)
1,320円
●特集1 人口激減社会から目をそらさない──これからの地域の持続可能性
人口戦略会議は今年1月、2100年に人口8000万人で安定化させる戦略を取りまとめた提言書「人口ビジョン2100」を公表した。2023年4月に公表された社人研の「日本の将来推計人口」によると、2100年には人口が6300万人となり、総人口はピーク時から半減するとされている。今回の提言書では、それに対する危機感を示し、人口減少の流れを変える戦略の実現を提案している。もはや私たちは人口減少社会ではなく、人口”激減”社会の只中にいる。この現実に目を背けず、これから地域はどうあるべきか、今月は考えたい。

■2100年の「定常型社会」を描く


広井良典
京都大学人と社会の未来研究院教授

「定常型社会=持続可能な福祉社会」という考え方は、SDGsや社会の持続可能性、「ウェルビーイング」や豊かさの指標をめぐる議論等が活発化など、実現すべき社会や価値のあり方をめぐって、ここ数年で“時代の潮目”が大きく変化していることを実感している。この大きなビジョンを視野に収めながら、そこで浮かび上がる分散型社会(多極集中)そして分権的な自治という姿を土台とし、様々な政策を構想し実現していくことが今求められている。


■人口が激減する地方都市の処方箋/藤波 匠

■人口減少の適応策と「にぎやかな過疎」/小田切徳美
■人口激減社会の地域の自律とは/田口太郎
■産官学民による価値共創の基盤づくり──全国各地の「地域おこし研究員」と「開発・実践型研究所」による未来共創へのアプローチ/玉村雅敏・高橋信一郎
■消費の高級化:人口減少下において地方の「消費の場」はどうなるのか?/貞包英之



●特集2 ライフにもワークにも生きる タイムマネジメント
時は金なり。時間は、誰にも、どの組織にも、平等に与えられているものですが、「どう使うか」によってその価値は大きく変わります。自律的に「わたしの時間」と「組織の時間」を創り出し、使い方をコントロールしていくにはどうすればいいでしょうか。自治体職員のキャリア形成、共働き・共育て世代と管理職世代のギャップ、女性活躍推進などの視点から、ライフとワークの充実につながるタイムマネジメントについて考えます。

■時間ありきの働き方を変えるには/荒見玲子

■共働き・共育て世代と管理職世代のギャップから考えるタイムマネジメント/本道敦子

〈取材リポート〉
“働き方改革”による“働きがい改革”で公私ともに充実した職場づくり/東京都東大和市



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!マーフィーの成功法則/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
管理職に求められる3つの資質/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/池尻美緒
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ/吉田武司
■カスタマーハラスメント対策Q&A/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話 /山中正則
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/伊保郁花
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/屋嘉比一二三
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
佐藤淳一・福島県磐梯町長
「子や孫たちが暮らし続けたいまち」をめざし、「デジタル変革」を推進


佐藤淳一・福島県磐梯町長(62)。CDOの設置など自治体DXのフロントランナーとして注目される同町の舵を取るが、「デジタルはあくまで手段。大事なのは変革」と語る。21 年には「デジタルからデザインへ」を掲げて「脱デジタル宣言」を行った。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「帰れない」11年間、戻れたのは1世帯【「屋内退避」の真実・葛尾村】
原発事故、続く模索50
能登半島地震を機に、原発事故が起きた時の避難が問題になっている。北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の地元では道路が寸断され、逃げられる状態ではなかったからだ。屋内退避についても「机上の空論」と原発を抱える自民党新潟県連の会議では疑問視された。だが、これらは既に福島の原発事故で明らかになった問題だ。実際に屋内退避エリアとなった福島県葛尾村では何が起きたのか。実情を探った。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション14
ChatGPTの本格実装──デジタル化で業務改革を推進し全国に先駆けて生成AIを活用(神奈川県横須賀市)
神奈川県横須賀市は、DX推進の牽引役としてデジタル・ガバメント推進室を設置して庁内横断のデジタル・ガバメント推進体制を構築。デジタル化による市役所窓口や相談業務、財務事務などの改革を進めている。また、生成AIであるChatGPTの有効性にいち早く着目。本格実装で全庁的な活用を図るとともに、生成AI活用の情報を発信して他自治体や民間企業との連携による活用の拡大をめざしている。



●Governance Focus
□「全壊のまち」で何が生死を分けたのか──福島県沖と能登半島をつなぐ「連続地震」の教訓/葉上太郎

●Governance Topics
□スポーツ・ウエルネス分野のリーダーを育成し、社会課題の解決をめざす──スポーツ・ウエルネス都市創生コンソーシアム

□「子育てが楽しい社会」に向け、ウェルビーイングの向上を──「ママもまんなか」子育て支援プロジェクト第1回シンポジウム

□LGBTQ+をめぐる課題と未来を考える──関東学院大学・神奈川県弁護士会包括連携協定締結記念シンポジウム

□より実践的な取り組みに進化!総合賞は豊岡市チームが獲得──チャレンジ!!オープンガバナンス2023



連載
□交差点~国×地方/人羅 格
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/出石 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/藤田敬太(ゆざわ-Biz/気仙沼ビズ)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『オッペンハイマー』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『世界は経営でできている』岩尾俊兵]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
山が呼ぶ春の訪れ──秋田県南秋田郡五城目町
□技の手ざわり/大西暢夫
天然素材からつくる伝統の“白”──【顔料職人】中川胡粉製造株式会社(京都府宇治市)、上羽絵惣株式会社(京都市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
季節を紡ぐ色とりどりの花ごよみ(群馬県藤岡市)
□本日開園中 FUN!FUN!動物園
長野市茶臼山動物園(長野市)
□クローズアップ
「終わらない問題」をどう語り継ぐ──富山県立イタイイタイ病資料館



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※「ふじの咲く丘」の藤棚(群馬県藤岡市提供)
1,320円
●特集 時代に適応した自治体の組織、人事、働き方
自治体を取り巻く環境が激しく揺れ動いている。コロナ禍、その後の物価の高騰、国際社会・経済の不安定化、気候変動、多発する災害、デジタル化…。なかでも加速する人口減少と少子高齢化は、生産年齢人口の縮小による人手不足を深刻化させ、自治体の組織運営や人材マネジメント、職員の働き方も改めて問われている。VUCAといわれる不確実で変動する時代に、自治体はどう適応していくのか。組織や人事、職員の働き方などの視点から考えていきたい。

■自治体を取り巻く環境変化に自治体組織・人事はどう適応していくか


稲継裕昭
早稲田大学政治経済学術院教授

地方自治体を取り巻く社会経済環境が大きく変化する中で、自治体業務に対する需要が確実に増加している。では、拡大している業務を担う自治体職員は十分に確保できているのか。答えは「否」。さらに近年では、志望者減と若手中堅の離職増が進行し、自治体業務供給者側の担い手不足は深刻化している。



■職員力を高める自治体組織と人材マネジメント/太田 肇
■労働力希少社会における働き方の魅力づくり/権丈英子
■これからの自治体職員をどう育てるか/船木成記
■デジタル時代の人事戦略をどう描くか/狩野英司
■協同労働という新しい選択肢/中西大輔
〈取材リポート〉
エンゲージメントの定量化により働き方改革の成果と課題を可視化/大阪府四條畷市



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!ラポール形成/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
この10年で変化した地方自治体を取り巻く環境/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/宮下あゆみ
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/中西咲貴
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/角谷里紗・林 和輝
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
□自治・地域のミライ
森 智広・三重県四日市市長
まちのポテンシャルを活かし、圏域の中核都市へ


森智広・三重県四日市市長(45)。現在進めている中心市街地再開発の模型の前で。バスタの開設や、近鉄とJRを結ぶ中央通りに大胆に緑地帯と歩行空間を設けるなど賑わいの創出をめざす。「このプロジェクトがまちの未来を拓いていく」と力を込める。



新連載スタート
■交差点〜国×地方
「非正規から正規」職員へ──人口減少が促す潮流の転換/人羅 格
■今日から実践!すぐに役立つ!「公務員による研修」のススメ
研修講師はなぜ民間の方ばかり?〜「公務員から学ぶ」大切さ/堤 直規
■カスタマーハラスメント対策Q&A
カスタマーハラスメントって何?/関根健夫
■HOLG presents 本当にすごい公務員!のココだけの話
20億円の下水道事業費を削減!/同前嘉浩



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
命は尽きても、種子は残る【「天のつぶ」の物語(6)原点の農家・下】
原発事故、続く模索49
福島県のオリジナル米としては最も多く栽培されている「天のつぶ」だが、開発が中止された歴史がある。試験栽培に携わった農家の一人が「コシヒカリと違い、あっさりした美味しさがある」と訴え、命がつながった。この農家の試験栽培だけが特例として続けられ、その後は拡大してデビューに結びついた。しかし、当の農家は本格栽培できないままに終わった。原発事故で避難を強いられ、帰還を願いながらも病に倒れたのだった。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション13
子どもにやさしいまちづくり──居場所と参画の場づくりで子ども・若者中心の政策を推進(東京都町田市)
東京都町田市は、1990年代から子どもや若者の意見を聞きながら子どもセンターなどの居場所づくりを推進。また、市の計画策定や事業評価などへの参画の場を設け、子どもの声を反映したまちづくりに努めている。その取り組みが評価されてユニセフの「日本版子どもにやさしいまちづくり事業」の実践自治体に承認された。さらに、「町田市子どもにやさしいまち条例」を制定し、子ども政策を加速させている。



●Governance Focus
□来襲が早い日本海の津波で犠牲者が少なかった理由──能登半島地震、能登町、珠洲市。単純化せずに伝えられるか/葉上太郎



●Governance Topics
□これからの議会の姿とコミュニティの関係について議論──「政策サイクル推進地方議会フォーラム」公開セミナー

□地域や組織に活かせるヒントやスキルを学ぶ──明日から一歩踏み出すための実践スキルアップ講座

□生成AIの議会活用に向け事務局職員対象の研修会を開催──議会事務局向けデジタル活用研修会

□SDGsを核とする地方創生について、多面的に議論──地方創生SDGs国際フォーラム2024

□善政競争のために、マニフェスト大賞受賞事例から学ぶ──マニフェスト大賞アワーズコレクション

□地域の「居場所」を考える──第55回『都市問題』公開講座

□将来に向け、“水みんフラ”を社会で支えていくために──東京財団政策研究所ウェビナー「水みんフラ─水を軸とした社会共通基盤の新戦略─」

□震災体験を語り継ぎ、次の災害に活かすために──あれから13年スペシャル



連載
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/大石貴司(関東学院大学地域創生実践研究所)
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/三嶋竜平(Hi-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ナチ刑法 175条』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『部活動は日本の強み──クラブ自治の継承と発展』神谷 拓]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
三陸の海、漁師のやりがい──宮城県東松島市宮戸
□技の手ざわり/大西暢夫
循環型の「よしず」づくりに向けた、ヨシ刈りとヨシ焼き──【よしず生産】松本八十二さん、キクエさん(栃木県栃木市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
アートと四季折々の自然が溶け合うまち(青森県十和田市)


●特別企画
森林3次元計測システム「OWL(アウル)」を活用し森林の持つ環境価値を正しく評価



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※官庁街通り(駒街道)の桜並木(青森県十和田市提供)
*「自治・分権改革を追う」は休みます。

1,320円
●特集1 大規模災害にどう備えるか──能登半島地震で見えた課題
元旦に発生した能登半島地震。1か月半経った段階で、死者は240人を超え、避難者もいまだ1万2000人にのぼっている。建物やインフラなどの被害も甚大で、能登半島を中心に被災した建物は約7万2800棟。停電は約1100戸、断水は2万3000戸でつづいており、一部の地域では、仮復旧が4月以降になる見通しもあり、まだ時間がかかる。被災の全体はまだ把握できていない状態であり、人々の命を守る応急的な対応が行われている状況だ。だが、そうした中でも見えている課題もある。今回はそうした視点から大規模災害への備えについて考えてみたい。

■能登半島地震が突きつけた課題


室﨑益輝
神戸大学名誉教授

新年早々、わが国の防災対策のあり方を根底から揺るがす地震が、能登半島で起きた。前例のない地震が前例のない被害を生んで、被災地を絶望の淵に追い込んでいる。この絶望を希望に変えるには、前例のない取り組みが欠かせない。能登半島地震が突きつけた課題に真正面から向き合わなければならない。



■建物の防災・減災をどう進めるのか──国難災害に向けた耐震化/河田惠昭
■災害関連死をどう防ぐのか/石井美恵子
■災害時の自治体連携の現状とこれからの課題/牛山久仁彦
■福祉避難所を機能させるために/鍵屋 一



●特集2 災害とこころのケア
いま私たちは、「災害と隣り合わせ」の社会を生きています。ひとたび大きな災害が起こると、被災者はもちろんのこと、支援者のこころにも少なからぬ影を落とします。特集2では、平常時、発災時、復興期等のさまざまなフェーズでの「こころのケア」について考えます。

■被災者のこころのケアとストレスマネジメント/池田美樹

■被災自治体職員のメンタルヘルスを守るためにできること/髙橋幸子・松井 豊

■子どもの復興・防災への参加をどう支えていくか──こころのケアの先にあるもの/安部芳絵



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!離見の見(メタ認知)/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
家族からの納得を得られる3つのポイント/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/楢島杏奈
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/釼持麻衣(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/菅 花穗
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/宮沢明仁
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁


●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
大谷 明・茨城県ひたちなか市長
人口減少を見据えて「職住育近接」のまちづくりを推進

大谷明・茨城県ひたちなか市長(50)。人口減少社会を見据え、マーケティング手法なども活かしながら子育て世代に選んでもらえる「職住育近接」のまちづくりを進める。「次の世代に、できるだけいい形でふるさととして引き継いでいきたい」と話す。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
消えかけた米を、ある農家の熱意が遺した【「天のつぶ」の物語(5)原点の農家・上】
原発事故、続く模索48
ついに判明した。福島県のオリジナル米としては最も多く栽培されている「天のつぶ」。だが、開発は一度中断された歴史がある。「いい米なのに惜しい。試験を続けさせてほしい」。そう訴えた農家がいて、開発は続行された。天のつぶの魅力を発見し、お蔵入りから救った農家がいたのだ。しかし、福島県庁にその農家の記録はなく、覚えている職員も見つからなかった。「歴史は失われたのか」。諦めかけていた時に連絡が入った。

□自治体政策最前線──地域からのイノベーション12
「おひとりさま+認知症」施策──市民本位の発想と視点で終活と認知症施策を推進(神奈川県大和市)
神奈川県大和市は一人暮らし高齢者の主に亡くなった後の心配事に対する不安解消に向けて、「おひとりさま施策」を展開している。おひとりさまを支援する条例を制定し、終活支援などを進めているのが特徴だ。また、認知症になっても安心して地域で暮らし続けられる施策を推進。認知症への理解を深め、互いに支え合うまちづくりに取り組み、認知症観を変える本人視点の啓発や外出支援に注力している。



●Governance Focus
□家が傾き、道路はぐねぐね、沈下が進んでいく──石川県内灘町、富山県高岡市、能登半島地震の液状化/葉上太郎


●Governance Topics
□観光危機管理のあり方を議論──第26回都市政策研究交流会

□全国の業務改善事例の共有と気づきの場に──第16回全国都市改善改革実践事例発表会inとよおか+カイゼンサミット2024

□子どもの意見反映と社会参画をどう進めるか──「地方自治と子ども施策」全国自治体シンポジウム2023小金井

□社会の多様性や合理的配慮のあり方について議論──第9回ふじのくにニッポンの縁側フォーラム

□パブリックな仕事とキャリアを考える勉強会を開催──2024タマガワ・リーグ



連載
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/小林美穂(Saya-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『異人たち』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『生き物の「居場所」はどう決まるか
──攻める、逃げる、生き残るためのすごい知恵』大崎直太]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
故郷で〝我が子〟を育てる喜び──福島県郡山市田村町金屋
□技の手ざわり/大西暢夫
貴重な漆の流通を支える手づくりの木樽──【漆樽職人】上平義弘さん(上平製樽所/岩手県一戸町)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
伝統の華やぎと自然の恵みが織りなす温泉郷(静岡県東伊豆町)
□本日開園中 FUN!FUN!動物園
京都市動物園(京都市)


●特別企画
□公共料金明細事前通知サービス「公振くん」導入で実現した自治体会計事務の大幅な業務改善──千葉県柏市会計課



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※稲取の「雛のつるし飾り」(静岡県東伊豆町提供)
*「ザ・キーノート」は連載を終了します。
1,320円
令和6年能登半島地震の被災地・被災者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

1月1日に発生した能登半島地震とそれに続く地震活動により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、今回の震災にあたって、昼夜を問わず業務を遂行されている自治体の首長、議員、職員の皆さまに心より敬意を表します。
被災地の一日も早い復旧・復興を祈念しております。

月刊「ガバナンス」編集部一同



●特集1 外国人住民と共に生き、共に暮らす地域
2019年4月に従来の専門的・技術的分野に限定せず幅広く外国人材を受け入れるようになってから、国内に在留する外国人は増加し、各地で「多文化共生」の施策や取組みが本格化している。在留外国人数はコロナ禍で一時減少したが、再び増加に転じ、2023年6月末には約322万人と過去最高を更新。コロナ後に社会経済活動が活発化し、改めて人口減少や人材不足が深刻化するなかで、日本で暮らす外国人住民を取り巻く環境がどうなっているのか。多文化共生のこれからをどう描いていくべきか。外国人と共に生き、暮らす地域という視点から考えたい。

■地方圏市町村における外国人の状況と外国人関連施策


塚﨑裕子
大正大学社会共生学部教授

少子高齢化に伴う労働力不足の深刻化等を考えると、在留外国人増加のスピードはこれから勢いを増すことが予想される。外国人との共生のための環境づくりが整わないうちになし崩し的に実態だけが進んでしまうことは避けなければならない。多様性を認め合い、活かす共生社会の着実な構築が求められる。



■地域における「多文化共生」の現在地──いま必要な地域づくりの視点とは/田村太郎
■コロナ禍を経て日本で生きる外国人たちのリアル/室橋裕和
■外国人散在地域の支援と地域づくり/内海由美子
■外国人児童生徒をダブルリミテッドにしない地域とは/丹羽典子
■地域における外国人医療と医療通訳士の存在/小笠原理恵
■〈取材リポート〉あらゆる人に必要な情報を届ける「伝わる日本語」に取り組む/東京都港区


●特集2 「不毛な忙しさ」脱却のすすめ
毎日必死に働いてはいるけれど、達成感からはほど遠い。仕事に目的意識を持てず、ただ仕事のための仕事に追われるばかり。──本来、自治体職員の仕事は、地域の幸せ、そこに住まう人の幸せにつながっているという実感を得やすいはずですが、実際には人手不足や社会課題の複雑化、組織のあり方といったさまざまな背景から、「不毛な忙しさ」で疲弊している人が多くいます。地域のウェルビーイング実現は、まず働く「私」自身とその「職場」のウェルビーイングがあってこそ。今号では、自治体職員の幸せな働き方について考えます。

■「不毛な忙しさ」で消耗しない組織づくりのために/柴田励司

■ディーセントワーク概念からみた会計年度任用職員制度/川村雅則

■ポジティブ思考で変える仕事との向き合い方──やりがいと楽しさは自分がつくる/中本正樹



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!BATNA(バトナ)/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
2つの自治から考えるこれからの「地域自治」/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/庄田みなみ
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/吉村彼武人
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/近藤和人
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
後藤圭二・大阪府吹田市長
利他的支援やNATSなどの自治体間連携で、持続可能性を探る

後藤圭二・大阪府吹田市長(66)。中核的な都市として「利他的な役割がある」と語る。災害時にその対応の拠点となるのが危機管理センター。危機管理室やオペレーションルームなどの災害対策機能をワンフロアに集約、常設化し、昨年4月に本格稼働した。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
遭難、帰還、そして米に出会う【「天のつぶ」の物語(4)】
原発事故、続く模索47
福島県が開発した「天のつぶ」は不思議な米だ。猪苗代町がドバイの最高級ホテルで使われるトップブランド米に育て上げた一方で、家畜の飼料用米として味など関係なく栽培している地区もある。後者は原発事故で深刻な被害を受けた太平洋岸に多いとされ、食米として出始めた人気の足を引っ張るのではないかと懸念されている。だが、一度は全町避難をした富岡町では、天のつぶに惚れ込み、美味しさを追求している農家もいる。
□自治体政策最前線──地域からのイノベーション11
インバウンド戦略──台湾の台南市に職員が滞在し外国人観光客誘致を推進(群馬県みなかみ町)
群馬県みなかみ町は、DMOとして登録されているみなかみ町観光協会と連携し、台湾やタイを中心にしたインバウンドに力を入れている。台湾の台南市に職員を派遣し、友好都市協定を締結して交流を深めるとともに、現地の旅行会社にツアー造成を働きかけ、台湾からの誘客に成果を上げている。コロナ禍後もインバウンド戦略に基づき、オーストラリアや米国など重点ターゲットを設定して年間4万6000人泊の誘客をめざしている。


●Governance Focus
□小規模動物園、再整備の理想と現実──長野県小諸市、開園100周年の挑戦/葉上太郎


●Governance Topics
□金属スクラップヤード等の適正化に向けて規制条例を制定──千葉県
□ミニ・パブリックスの最新動向や実践・研究を報告──第9回日本ミニ・パブリックス研究フォーラム


連載
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/岩橋宏幸(Kishi-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ビヨンド・ユートピア 脱北』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ギフティッドの子どもたち』⻆谷詩織]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
誇り高き突きん棒漁師の竿仕舞い──大分県臼杵市風成
□技の手ざわり/大西暢夫
伝統の大島紬を織り成す泥染めの技──【大島紬・泥染め】肥後染色(鹿児島県龍郷町)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
四季折々の原風景が息づく「ふるさと」が体感できるまち(長野県飯山市)
□クローズアップ
鯉がカルパッチョで食べられる日──長野県佐久市、「佐久鯉」の新基軸


●特別企画
□関係人口拡大に寄与するプログラム「放課後企業クラブ」
地方自治体と民間企業のフラットな関係で新たな価値を創出──北海道北竜町



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※かまくらの里
*ザ・キーノートは休みます。
1,320円
●特集1 自治・分権の現在とミライ
新しい年を迎える。今年7月で地方分権一括法の制定から四半世紀が経つ。「未完」といわれた地方分権改革は、その後も累次の制度改革が行われ、三位一体改革や地方創生なども進められてきた。だが、地方分権推進委員会最終報告が掲げた「分権改革の成果が各地域で深く耕され、将来のわが国に豊かな稔り」をもたらす分権型社会はどこまで実現したのか。いまだ税財政や法制度の制約は多く、沖縄の米軍基地を巡る国と地方の係争も続いている。また、コロナ禍への対応を踏まえ、大規模災害等の非常事態における国・地方の役割に関する議論もなされている。自治・分権改革は今どこにあり、これからどこへ向かうのか。改めて考えてみたい。

■歴史が後ずさりする
──地方分権改革の四半世紀を考える
青山彰久
青山彰久
ジャーナリスト

歴史が後ずさりしている。国の関与が強まるいま、そう考えざるを得ない。機関委任事務を廃し、自治体の仕事を自治事務と法定受託事務に分けて国の関与を限定化した分権一括法の成立から25年。あの努力はどこへ行ったのか。未完の改革への道はどこにあるのか。現実を直視することから考える。


■分権型社会における首長のあり方/片山善博

■非平時の国・地方の役割と一般的な指示権の意義/牧原 出

■危機対応と分権──コロナ対策を検証する/礒崎初仁

■21世紀第2四半期における自治体の総合性の展望/金井利之

■地方分権に適う地方税財政制度/小西砂千夫

■分権型計画行政の現在とミライ/勢一智子



●特集2 わたしが薦める!
地域や自治を考えるこの一冊
2024年がはじまります。2023年は、自治体業務をめぐっては生成AIやChatGPTの活用がとりわけ大きくニュースをにぎわせました。人口減少が急速に進み、周りの環境が刻々と変化しながらも、自治体職員のみなさんは日々、地域や目の前の住民のことを考えながら業務に励まれていると思います。新年号では、地方自治研究者や現役自治体職員の方から、地域や自治を考えるときに役立ったおすすめの一冊を紹介していただきます。みなさんの今年の業務のヒントになる一冊が見つかるかもしれません。

■不透明な時代に必要な「ものの見方」/嶋田暁文

■目的に立ち返って効果を考える/海老澤 功

■不知の知/定野 司

■〝女性公務員〟を出発点に考える組織と地域のこれから/坂本静香

■流域治水を一番やさしく解説してくれる本/橋本 隆


キャリアサポート連載

■管理職って面白い!WHY型思考/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
施策や事業が市民に浸透する5つの理由/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/池部智恵
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/牧瀬 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/椋田佳奈
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/坪田まつ美
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
松尾 崇・神奈川県鎌倉市長
「世界に誇れるまち」をめざし、共生社会を共創する
松尾崇
松尾崇・神奈川県鎌倉市長(50)。「世界に誇れる持続可能なまち」をめざし、多様な市民活動などとの共創による「共生社会」づくりを進める。「一人ひとりがその人らしく生きていける地域にしたい」。



取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
帰還から8年、営農再開を支えた飼料用米【「天のつぶ」の物語(3)楢葉町】
原発事故、続く模索46

2011年3月の原発事故で全町避難となった福島県楢葉町。帰還が始まってから8年が過ぎ、稲作はほぼ復活した。その原動力になったのは県オリジナル品種「天のつぶ」だ。食用米ながらも、倒伏しにくく多肥多収となることから、飼料用米として広く栽培された。天のつぶは近年、美味しい米としての需要が増え、特に猪苗代町産は国内外の有名ホテルが使用するほどのブランド米になっている。同じ米というには、あまりに違う。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション10
瀬戸内市統合報告書──市の価値の創造を明確に示して次世代につなげる市政を推進(岡山県瀬戸内市)

岡山県瀬戸内市は、IIRC(国際統合報告評議会)のフレームワークに沿って作成した「瀬戸内市統合報告書」を発行している。統合思考によって持続可能なまちづくりを推進するのがねらいで、自治体による統合報告書の作成は全国初の試みだ。市の強みや戦略、業務実績を分かりやすく示して市内外に発信し、ゼロカーボンの推進や子育てしやすい環境づくりなど、市の未来ビジョンの実現へ向けて市民主体の取り組みを進めている。

●Governance Focus
□小規模動物園は生き残れるか──三重県多気町、地域に根ざした飼育展示で再生へ/葉上太郎

●Governance Topics
□「障害者のリアルに迫るゼミ」の公開講座を実施──東大特別授業「障害者のリアル×東大生のリアル」

□これからの自治体連携のあり方などを展望──地方行政実務学会第4回全国大会

□10周年の節目に発足の地でサミットを開催──関東自主研サミット2023

□自治体の「人づくり」に向け、人材育成・研修担当者が交流──全国職員研修研究会&人事研究会2023

連載

□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/前田正浩(らづ-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ヤジと民主主義 劇場拡大版』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ヒストリカル・ブランディング―脱コモディティ化の地域ブランド論』久保健治]


カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
領地で育つ、丹精込められた京野菜──京都府京都市左京区修学院烏丸町

□技の手ざわり/大西暢夫
伝統の木蝋製造と新たな息吹き──【木蝋製造】株式会社セラリカNODA つるかめ喜多工場(愛媛県大洲市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
雄大な自然と歴史に育まれた「万葉のふるさと高岡」(富山県高岡市)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
宮崎市フェニックス自然動物園(宮崎市)

■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※朝日に輝く「国定公園 雨晴海岸」
*「ザ・キーノート」は休みます。

「童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝」連載終了のお知らせ
小誌創刊以来、ご好評をいただいていた、童門冬二先生の連載「日本列島・諸国賢人列伝」ですが、著者のご都合により、残念ながら連載を終了することになりました。長らくのご愛読、本当にありがとうございました。
ガバナンス編集局
1,320円
●特集1 住民の声をどう政策に活かすか──政策形成と住民参画
コロナ禍は収束しつつあるが、異常気象や物価高、人口減少、人手不足、少子高齢化など地域社会を取り巻く課題は多い。こうした中だからこそ、自治体には地域に根差した政策の実行が求められる。そのために重要なのは、現場で課題に直面する住民の声を把握し、政策に反映させていくことだろう。急速に進展したデジタルツールなども活用しながら、地域や住民にとって必要な地に足の着いた政策をどうつくり、実行していくのか。今月は考えたい。

■人口減少時代の自治体は市民の対話から政策を作る
右肩上がりの時代は、同じ意見、同じ要望の人がそれぞれ集まり、数の多さと声の大きさを競い、自らの要求を実現しようとした。しかし人口減少時代は、多様な人が集まって対話し、適切な選択や新しい創造のために知恵を出し合う民主主義が必要だ。そのためのチャレンジが始まっている。(福嶋浩彦/中央学院大学教授)


■条例制定にどう住民の声を反映するか──立法事実と住民参加/山口道昭

■市民の声からどう政策課題を把握するか/金井茂樹

■デジタル時代こそ熟議民主主義を/奥村裕一

〈取材リポート〉
「みんなで未来を育てる」まちづくりに向け、ワークショップを開催/青森市



●特集2 「子どもの安全」を考える
2022年に全国の保育所や幼稚園、認定こども園等で起きた死亡事故、30日以上の治療を要する負傷、疾病を伴う重篤な事故は合計2461件(前年比114件増)で過去最多となりました。うち死亡事故は5件で、通園バス内の置き去りや睡眠中、食事中などに発生しています(こども家庭庁「令和4年教育・保育施設等における事故報告集計」2023年8月公表)。背景に、保育現場の人手不足や保育の質の問題なども挙げられるなか、現場で、そして行政サイドで、なすべきことは何でしょうか。犯罪や虐待の防止も含め、「子どもの安全」は”待ったなし”の課題です。本特集では、「子どもの安全」を守るため、今すぐ取り組むべきことについて考えます。

■子どもの安全を問い直す/宮田美恵子

■保育の質の向上と安全確保における自治体の役割/掛札逸美

■安全な子育て環境を作るには/山中龍宏


キャリアサポート連載

■管理職って面白い! ナッジ理論「EAST」/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
高校×行政 ポイントは「学校を超えた取組みづくり」/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/西口彩乃
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/出石 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/青木悠太
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/北川誠晃
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
片岡聡一・岡山県総社市長
弱者に寄り添い、「日本で一番やさしい市役所」をつくる
片岡聡一
片岡聡一・岡山県総社市長(64)。「市役所の仕事は弱い立場の人のために全力を尽くすこと」という片岡市長は「障がい者千人雇用」などの施策を積極的に進め、「日本で一番やさしい市役所」をめざす。



取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
牛の餌ではなく、世界のトップブランドに【「天のつぶ」の物語(2)猪苗代町】
原発事故、続く模索45

一度は開発が断念され、デビューしたのは原発事故の年、魅力が伝わらずに半分が飼料用とされている福島県のオリジナル米「天のつぶ」。高冷地であるがために作付けが許されなかった猪苗代町は、密かに種籾を入手し、被災後の米の切り札として生産に乗り出した。特性を最大限いかす栽培法を研究して世界に売り込むと、10年がかりでトップブランドになった。牛や豚、鶏の餌なのか。高級料理店が欲しがる米なのか。分かれ目はどこにあったのか。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
民間に開かれた宇宙港を核に航空宇宙産業の拠点を創る(北海道大樹町)

北海道大樹町は、航空宇宙産業基地の候補地になって以降、官民一体となって宇宙のまちづくりを推進してきた。滑走路を備えた航空公園を整備してJAXAや企業、大学等の航空宇宙関連実験を誘致し、2021年には我が国唯一の民間に開かれた商業宇宙港として本格稼働。航空宇宙関連産業の集積を図り、40年に100兆円超の巨大市場になるとみられている宇宙産業の一翼を担う〝宇宙版シリコンバレー”の創出をめざしている。

●Governance Focus
□満員列車を地域振興に結びつけられるか──福島県奥会津、JR只見線の全線運行再開から1年/葉上太郎

□量と質の確保は市町村の努力義務 多重の備えと普段からの慣れが鍵──災害時のトイレ対策/河野博子

●Governance Topics
□シビックプライドをどう育み、地域の価値を高めていくか
──関東学院大学地域創生実践研究所・法学研究科シンポジウム

□地方公務員が選ぶすごい地方公務員を表彰
──「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2023」表彰式

□マニフェスト大賞優秀賞受賞事例から学ぶ──トップランナーに学ぶ受賞事例研修会

連載

□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/富松 希(Y-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ぼくたちは見た―ガザ・サムニ家の子どもたち』、『ガーダ パレスチナの詩』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『声の地層―災禍と痛みを語ること』瀬尾夏美]


カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
まちを支える 家族が紡ぐ伝統の食と業──長崎県平戸市川内町

□技の手ざわり/大西暢夫
佛壇を「洗濯」し、甦らせる──【古久保佛檀店】古久保満さん(滋賀県東近江市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
豊かな自然と冴えわたる星空、歴史・文化・伝統が息づくまち(福井県大野市)

□クローズアップ
マニフェスト提唱20年。7つの最優秀賞を選出──第18回マニフェスト大賞授賞式

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※表紙写真は、「九頭竜湖の雪景色」
*「ザ・キーノート」と「童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝」休みます。
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