月刊 ガバナンス 発売日・バックナンバー

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1,320円
令和6年能登半島地震の被災地・被災者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

1月1日に発生した能登半島地震とそれに続く地震活動により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。また、今回の震災にあたって、昼夜を問わず業務を遂行されている自治体の首長、議員、職員の皆さまに心より敬意を表します。
被災地の一日も早い復旧・復興を祈念しております。

月刊「ガバナンス」編集部一同



●特集1 外国人住民と共に生き、共に暮らす地域
2019年4月に従来の専門的・技術的分野に限定せず幅広く外国人材を受け入れるようになってから、国内に在留する外国人は増加し、各地で「多文化共生」の施策や取組みが本格化している。在留外国人数はコロナ禍で一時減少したが、再び増加に転じ、2023年6月末には約322万人と過去最高を更新。コロナ後に社会経済活動が活発化し、改めて人口減少や人材不足が深刻化するなかで、日本で暮らす外国人住民を取り巻く環境がどうなっているのか。多文化共生のこれからをどう描いていくべきか。外国人と共に生き、暮らす地域という視点から考えたい。

■地方圏市町村における外国人の状況と外国人関連施策


塚﨑裕子
大正大学社会共生学部教授

少子高齢化に伴う労働力不足の深刻化等を考えると、在留外国人増加のスピードはこれから勢いを増すことが予想される。外国人との共生のための環境づくりが整わないうちになし崩し的に実態だけが進んでしまうことは避けなければならない。多様性を認め合い、活かす共生社会の着実な構築が求められる。



■地域における「多文化共生」の現在地──いま必要な地域づくりの視点とは/田村太郎
■コロナ禍を経て日本で生きる外国人たちのリアル/室橋裕和
■外国人散在地域の支援と地域づくり/内海由美子
■外国人児童生徒をダブルリミテッドにしない地域とは/丹羽典子
■地域における外国人医療と医療通訳士の存在/小笠原理恵
■〈取材リポート〉あらゆる人に必要な情報を届ける「伝わる日本語」に取り組む/東京都港区


●特集2 「不毛な忙しさ」脱却のすすめ
毎日必死に働いてはいるけれど、達成感からはほど遠い。仕事に目的意識を持てず、ただ仕事のための仕事に追われるばかり。──本来、自治体職員の仕事は、地域の幸せ、そこに住まう人の幸せにつながっているという実感を得やすいはずですが、実際には人手不足や社会課題の複雑化、組織のあり方といったさまざまな背景から、「不毛な忙しさ」で疲弊している人が多くいます。地域のウェルビーイング実現は、まず働く「私」自身とその「職場」のウェルビーイングがあってこそ。今号では、自治体職員の幸せな働き方について考えます。

■「不毛な忙しさ」で消耗しない組織づくりのために/柴田励司

■ディーセントワーク概念からみた会計年度任用職員制度/川村雅則

■ポジティブ思考で変える仕事との向き合い方──やりがいと楽しさは自分がつくる/中本正樹



キャリアサポート連載
■管理職って面白い!BATNA(バトナ)/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
2つの自治から考えるこれからの「地域自治」/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/庄田みなみ
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/吉村彼武人
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/近藤和人
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア
自治・地域のミライ
後藤圭二・大阪府吹田市長
利他的支援やNATSなどの自治体間連携で、持続可能性を探る

後藤圭二・大阪府吹田市長(66)。中核的な都市として「利他的な役割がある」と語る。災害時にその対応の拠点となるのが危機管理センター。危機管理室やオペレーションルームなどの災害対策機能をワンフロアに集約、常設化し、昨年4月に本格稼働した。



取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
遭難、帰還、そして米に出会う【「天のつぶ」の物語(4)】
原発事故、続く模索47
福島県が開発した「天のつぶ」は不思議な米だ。猪苗代町がドバイの最高級ホテルで使われるトップブランド米に育て上げた一方で、家畜の飼料用米として味など関係なく栽培している地区もある。後者は原発事故で深刻な被害を受けた太平洋岸に多いとされ、食米として出始めた人気の足を引っ張るのではないかと懸念されている。だが、一度は全町避難をした富岡町では、天のつぶに惚れ込み、美味しさを追求している農家もいる。
□自治体政策最前線──地域からのイノベーション11
インバウンド戦略──台湾の台南市に職員が滞在し外国人観光客誘致を推進(群馬県みなかみ町)
群馬県みなかみ町は、DMOとして登録されているみなかみ町観光協会と連携し、台湾やタイを中心にしたインバウンドに力を入れている。台湾の台南市に職員を派遣し、友好都市協定を締結して交流を深めるとともに、現地の旅行会社にツアー造成を働きかけ、台湾からの誘客に成果を上げている。コロナ禍後もインバウンド戦略に基づき、オーストラリアや米国など重点ターゲットを設定して年間4万6000人泊の誘客をめざしている。


●Governance Focus
□小規模動物園、再整備の理想と現実──長野県小諸市、開園100周年の挑戦/葉上太郎


●Governance Topics
□金属スクラップヤード等の適正化に向けて規制条例を制定──千葉県
□ミニ・パブリックスの最新動向や実践・研究を報告──第9回日本ミニ・パブリックス研究フォーラム


連載
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/岩橋宏幸(Kishi-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ビヨンド・ユートピア 脱北』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ギフティッドの子どもたち』⻆谷詩織]



カラーグラビア
□つぶやく地図/芥川 仁
誇り高き突きん棒漁師の竿仕舞い──大分県臼杵市風成
□技の手ざわり/大西暢夫
伝統の大島紬を織り成す泥染めの技──【大島紬・泥染め】肥後染色(鹿児島県龍郷町)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
四季折々の原風景が息づく「ふるさと」が体感できるまち(長野県飯山市)
□クローズアップ
鯉がカルパッチョで食べられる日──長野県佐久市、「佐久鯉」の新基軸


●特別企画
□関係人口拡大に寄与するプログラム「放課後企業クラブ」
地方自治体と民間企業のフラットな関係で新たな価値を創出──北海道北竜町



■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※かまくらの里
*ザ・キーノートは休みます。
1,320円
●特集1 自治・分権の現在とミライ
新しい年を迎える。今年7月で地方分権一括法の制定から四半世紀が経つ。「未完」といわれた地方分権改革は、その後も累次の制度改革が行われ、三位一体改革や地方創生なども進められてきた。だが、地方分権推進委員会最終報告が掲げた「分権改革の成果が各地域で深く耕され、将来のわが国に豊かな稔り」をもたらす分権型社会はどこまで実現したのか。いまだ税財政や法制度の制約は多く、沖縄の米軍基地を巡る国と地方の係争も続いている。また、コロナ禍への対応を踏まえ、大規模災害等の非常事態における国・地方の役割に関する議論もなされている。自治・分権改革は今どこにあり、これからどこへ向かうのか。改めて考えてみたい。

■歴史が後ずさりする
──地方分権改革の四半世紀を考える
青山彰久
青山彰久
ジャーナリスト

歴史が後ずさりしている。国の関与が強まるいま、そう考えざるを得ない。機関委任事務を廃し、自治体の仕事を自治事務と法定受託事務に分けて国の関与を限定化した分権一括法の成立から25年。あの努力はどこへ行ったのか。未完の改革への道はどこにあるのか。現実を直視することから考える。


■分権型社会における首長のあり方/片山善博

■非平時の国・地方の役割と一般的な指示権の意義/牧原 出

■危機対応と分権──コロナ対策を検証する/礒崎初仁

■21世紀第2四半期における自治体の総合性の展望/金井利之

■地方分権に適う地方税財政制度/小西砂千夫

■分権型計画行政の現在とミライ/勢一智子



●特集2 わたしが薦める!
地域や自治を考えるこの一冊
2024年がはじまります。2023年は、自治体業務をめぐっては生成AIやChatGPTの活用がとりわけ大きくニュースをにぎわせました。人口減少が急速に進み、周りの環境が刻々と変化しながらも、自治体職員のみなさんは日々、地域や目の前の住民のことを考えながら業務に励まれていると思います。新年号では、地方自治研究者や現役自治体職員の方から、地域や自治を考えるときに役立ったおすすめの一冊を紹介していただきます。みなさんの今年の業務のヒントになる一冊が見つかるかもしれません。

■不透明な時代に必要な「ものの見方」/嶋田暁文

■目的に立ち返って効果を考える/海老澤 功

■不知の知/定野 司

■〝女性公務員〟を出発点に考える組織と地域のこれから/坂本静香

■流域治水を一番やさしく解説してくれる本/橋本 隆


キャリアサポート連載

■管理職って面白い!WHY型思考/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
施策や事業が市民に浸透する5つの理由/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/池部智恵
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/牧瀬 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/椋田佳奈
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/坪田まつ美
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
松尾 崇・神奈川県鎌倉市長
「世界に誇れるまち」をめざし、共生社会を共創する
松尾崇
松尾崇・神奈川県鎌倉市長(50)。「世界に誇れる持続可能なまち」をめざし、多様な市民活動などとの共創による「共生社会」づくりを進める。「一人ひとりがその人らしく生きていける地域にしたい」。



取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
帰還から8年、営農再開を支えた飼料用米【「天のつぶ」の物語(3)楢葉町】
原発事故、続く模索46

2011年3月の原発事故で全町避難となった福島県楢葉町。帰還が始まってから8年が過ぎ、稲作はほぼ復活した。その原動力になったのは県オリジナル品種「天のつぶ」だ。食用米ながらも、倒伏しにくく多肥多収となることから、飼料用米として広く栽培された。天のつぶは近年、美味しい米としての需要が増え、特に猪苗代町産は国内外の有名ホテルが使用するほどのブランド米になっている。同じ米というには、あまりに違う。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション10
瀬戸内市統合報告書──市の価値の創造を明確に示して次世代につなげる市政を推進(岡山県瀬戸内市)

岡山県瀬戸内市は、IIRC(国際統合報告評議会)のフレームワークに沿って作成した「瀬戸内市統合報告書」を発行している。統合思考によって持続可能なまちづくりを推進するのがねらいで、自治体による統合報告書の作成は全国初の試みだ。市の強みや戦略、業務実績を分かりやすく示して市内外に発信し、ゼロカーボンの推進や子育てしやすい環境づくりなど、市の未来ビジョンの実現へ向けて市民主体の取り組みを進めている。

●Governance Focus
□小規模動物園は生き残れるか──三重県多気町、地域に根ざした飼育展示で再生へ/葉上太郎

●Governance Topics
□「障害者のリアルに迫るゼミ」の公開講座を実施──東大特別授業「障害者のリアル×東大生のリアル」

□これからの自治体連携のあり方などを展望──地方行政実務学会第4回全国大会

□10周年の節目に発足の地でサミットを開催──関東自主研サミット2023

□自治体の「人づくり」に向け、人材育成・研修担当者が交流──全国職員研修研究会&人事研究会2023

連載

□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/前田正浩(らづ-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ヤジと民主主義 劇場拡大版』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ヒストリカル・ブランディング―脱コモディティ化の地域ブランド論』久保健治]


カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
領地で育つ、丹精込められた京野菜──京都府京都市左京区修学院烏丸町

□技の手ざわり/大西暢夫
伝統の木蝋製造と新たな息吹き──【木蝋製造】株式会社セラリカNODA つるかめ喜多工場(愛媛県大洲市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
雄大な自然と歴史に育まれた「万葉のふるさと高岡」(富山県高岡市)

□本日開園中 FUN!FUN!動物園
宮崎市フェニックス自然動物園(宮崎市)

■DATA・BANK2024 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※朝日に輝く「国定公園 雨晴海岸」
*「ザ・キーノート」は休みます。

「童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝」連載終了のお知らせ
小誌創刊以来、ご好評をいただいていた、童門冬二先生の連載「日本列島・諸国賢人列伝」ですが、著者のご都合により、残念ながら連載を終了することになりました。長らくのご愛読、本当にありがとうございました。
ガバナンス編集局
1,320円
●特集1 住民の声をどう政策に活かすか──政策形成と住民参画
コロナ禍は収束しつつあるが、異常気象や物価高、人口減少、人手不足、少子高齢化など地域社会を取り巻く課題は多い。こうした中だからこそ、自治体には地域に根差した政策の実行が求められる。そのために重要なのは、現場で課題に直面する住民の声を把握し、政策に反映させていくことだろう。急速に進展したデジタルツールなども活用しながら、地域や住民にとって必要な地に足の着いた政策をどうつくり、実行していくのか。今月は考えたい。

■人口減少時代の自治体は市民の対話から政策を作る
右肩上がりの時代は、同じ意見、同じ要望の人がそれぞれ集まり、数の多さと声の大きさを競い、自らの要求を実現しようとした。しかし人口減少時代は、多様な人が集まって対話し、適切な選択や新しい創造のために知恵を出し合う民主主義が必要だ。そのためのチャレンジが始まっている。(福嶋浩彦/中央学院大学教授)


■条例制定にどう住民の声を反映するか──立法事実と住民参加/山口道昭

■市民の声からどう政策課題を把握するか/金井茂樹

■デジタル時代こそ熟議民主主義を/奥村裕一

〈取材リポート〉
「みんなで未来を育てる」まちづくりに向け、ワークショップを開催/青森市



●特集2 「子どもの安全」を考える
2022年に全国の保育所や幼稚園、認定こども園等で起きた死亡事故、30日以上の治療を要する負傷、疾病を伴う重篤な事故は合計2461件(前年比114件増)で過去最多となりました。うち死亡事故は5件で、通園バス内の置き去りや睡眠中、食事中などに発生しています(こども家庭庁「令和4年教育・保育施設等における事故報告集計」2023年8月公表)。背景に、保育現場の人手不足や保育の質の問題なども挙げられるなか、現場で、そして行政サイドで、なすべきことは何でしょうか。犯罪や虐待の防止も含め、「子どもの安全」は”待ったなし”の課題です。本特集では、「子どもの安全」を守るため、今すぐ取り組むべきことについて考えます。

■子どもの安全を問い直す/宮田美恵子

■保育の質の向上と安全確保における自治体の役割/掛札逸美

■安全な子育て環境を作るには/山中龍宏


キャリアサポート連載

■管理職って面白い! ナッジ理論「EAST」/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
高校×行政 ポイントは「学校を超えた取組みづくり」/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/西口彩乃
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/出石 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/青木悠太
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/北川誠晃
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
片岡聡一・岡山県総社市長
弱者に寄り添い、「日本で一番やさしい市役所」をつくる
片岡聡一
片岡聡一・岡山県総社市長(64)。「市役所の仕事は弱い立場の人のために全力を尽くすこと」という片岡市長は「障がい者千人雇用」などの施策を積極的に進め、「日本で一番やさしい市役所」をめざす。



取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
牛の餌ではなく、世界のトップブランドに【「天のつぶ」の物語(2)猪苗代町】
原発事故、続く模索45

一度は開発が断念され、デビューしたのは原発事故の年、魅力が伝わらずに半分が飼料用とされている福島県のオリジナル米「天のつぶ」。高冷地であるがために作付けが許されなかった猪苗代町は、密かに種籾を入手し、被災後の米の切り札として生産に乗り出した。特性を最大限いかす栽培法を研究して世界に売り込むと、10年がかりでトップブランドになった。牛や豚、鶏の餌なのか。高級料理店が欲しがる米なのか。分かれ目はどこにあったのか。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
民間に開かれた宇宙港を核に航空宇宙産業の拠点を創る(北海道大樹町)

北海道大樹町は、航空宇宙産業基地の候補地になって以降、官民一体となって宇宙のまちづくりを推進してきた。滑走路を備えた航空公園を整備してJAXAや企業、大学等の航空宇宙関連実験を誘致し、2021年には我が国唯一の民間に開かれた商業宇宙港として本格稼働。航空宇宙関連産業の集積を図り、40年に100兆円超の巨大市場になるとみられている宇宙産業の一翼を担う〝宇宙版シリコンバレー”の創出をめざしている。

●Governance Focus
□満員列車を地域振興に結びつけられるか──福島県奥会津、JR只見線の全線運行再開から1年/葉上太郎

□量と質の確保は市町村の努力義務 多重の備えと普段からの慣れが鍵──災害時のトイレ対策/河野博子

●Governance Topics
□シビックプライドをどう育み、地域の価値を高めていくか
──関東学院大学地域創生実践研究所・法学研究科シンポジウム

□地方公務員が選ぶすごい地方公務員を表彰
──「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2023」表彰式

□マニフェスト大賞優秀賞受賞事例から学ぶ──トップランナーに学ぶ受賞事例研修会

連載

□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/富松 希(Y-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ぼくたちは見た―ガザ・サムニ家の子どもたち』、『ガーダ パレスチナの詩』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『声の地層―災禍と痛みを語ること』瀬尾夏美]


カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
まちを支える 家族が紡ぐ伝統の食と業──長崎県平戸市川内町

□技の手ざわり/大西暢夫
佛壇を「洗濯」し、甦らせる──【古久保佛檀店】古久保満さん(滋賀県東近江市)

□わがまちDiary──風景・人・暮らし
豊かな自然と冴えわたる星空、歴史・文化・伝統が息づくまち(福井県大野市)

□クローズアップ
マニフェスト提唱20年。7つの最優秀賞を選出──第18回マニフェスト大賞授賞式

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※表紙写真は、「九頭竜湖の雪景色」
*「ザ・キーノート」と「童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝」休みます。
1,320円
●特集1 ウェルビーイングな公共調達・公民連携
1999年のPFI法制定や2003年の指定管理者制度の創設などを受けて、自治体では業務のアウトソーシングや公民連携などが拡大してきた。一方で今、こうした公共調達では人権や環境などへの配慮が強く求められるようになっている。そして、コロナ禍による行動変容などの影響や、かねてからの人口減少の加速、施設の老朽化、人手不足の深刻化、さらには物価の高騰やデジタル化の進展など、公共調達や公共サービスを取り巻く環境も大きく変わりつつある。こうした中で、住民や働く人も含めてよりよい、そして持続可能な地域にしていくために、自治体には何が求められるのか。公共調達や公民連携のあり方を考えてみたい。

■公共調達と社会的価値
加藤博和
原田晃樹
立教大学コミュニティ福祉学部教授

日本の公共事業費は減少し、今後も大きな伸びは期待できない。公的資金を有効に活用する点からも、公共調達がさまざまな副次的な政策目的の達成にいかに寄与できるかという視点が今後一層求められてくるだろう。また、人権や労働など誰もが配慮すべき価値が遵守されるための法的整備も緊急の課題だ。


■自治体のアウトソーシングと「公民」連携/今井 照

■指定管理者制度の法的課題/板垣勝彦

■PPP/官民連携の先に見えるウェルビーイング/関 幸子

■持続可能な公民連携へのマネジメント/鈴木文彦

〈取材リポート〉
官民連携による地域就労支援モデル
「KADO」から広がる可能性/長野県塩尻市



●特集2 公務員のチカラを活かす
地域に目を向け仕事をする公務員も、日々粛々と目の前の業務に勤しむのではなく、普段の業務以外の場面でも地域に飛び出し、より深く、広く活動する人が増えています。また、それを支援する制度を設ける自治体もでてきています。「プロボノ」や「複業(副業)」などといった業務外で培ったノウハウを普段の業務に活かし、他の職員に共有し、地域に還元していく好循環が期待されています(逆の流れも然り)。今月は、人手不足が進み、このような自分だけでなく、職場、そして(他)地域にも寄与する新しい動きについて見つめてみます。

■地域や組織を越境して活躍する公務員と副業/杉岡秀紀

■現役自治体職員が、他自治体支援ができる社会を当たり前に
──「Public Platform」でつなぐ新しい関係/林 博司


キャリアサポート連載

■管理職って面白い! フェルミ推定/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
官民連携にとって大切なポイント~Win-Win・3M・共感~/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/金治諒子
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/友野幸司(関東学院大学大学院法学研究科地域創生専攻
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/岡本 結
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/弟子丸知樹
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
田中幹夫・富山県南砺市長
地域性を活かし、「市民の幸福感と満足感を高める」まちづくりを
田中幹夫品川萬里
田中幹夫・富山県南砺市長(62)。個性豊かな8町村が合併して誕生した同市で、地域の特色を生かした「一流の田舎」をめざしてまちづくりを進める。地域の力を信じ、「市長は聞き役でいい」という。 品川萬里・福島県郡山市長(78)。SDGsなどに積極的に取り組み、「気候変動は欧米諸国では最重要課題。気候変動をあらゆる政治・行政の原点にしなければいけない時代だと思う」と力を込めて語る。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
三代目将軍家光の気慨──源頼朝たち転生者(十一)


取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「悲劇の米」が静かなブームを呼ぶ【「天のつぶ」の物語(1)福島県】
原発事故、続く模索44

これほど紆余曲折を経た米はあるだろうか。福島県のオリジナル品種「天のつぶ」である。一度は開発が終了し、日の目を見ないはずだった。デビューした年には東日本大震災による原発事故が起きた。風評被害にさいなまれた同県だけに、飼料米用として栽培する農家が増えた。だが今、品種名の出ない業務用が中心ではあるが、食用としての需要が高まり、静かなブームとなっている。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
更別村SUPER VILLAGE構想
──デジタル活用の共助型サービスでシニアが元気に輝く農村をめざす(北海道更別村)

北海道更別村は、デジタル活用による共助型コミュニティの再構築へ向けて策定した「更別村SUPER VILLAGE構想」がデジタル田園都市国家構想推進交付金TYPE3に採択され、様々な事業を進めている。デジタル基盤に支えられた健康・医療・生きがいづくりの包括サービスを産学官一体となって提供。完全自動化によるスマート農業にも挑み、生活と仕事の両面から100歳世代まで元気に暮らせる農村モデルをめざしている。

●Governance Focus
□日田彦山線。被災で廃線となり、BRTへ転換──福岡県東峰村、九州北部豪雨から6年/葉上太郎

●Governance Topics
□官民双方からこれからの公民連携のあり方を探る──どうする官民連携in八王子
□長期財政予測と政策検証の組織設置を──令和臨調「財政・社会保障」部会が提言
□再生可能エネルギーの開発規制を巡る自治体条例のあり方などを議論
──日本弁護士連合会・オンラインシンポジウム
□自治体の「総合性」について改めて問い直す
──日本学術会議政治学委員会行政学・地方自治分科会公開シンポジウム

連載

□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/松浦俊介(Gaki-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『燃えあがる女性記者たち』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/「好き」で仕事をつくる ナリワイ起業
――地域が変わるスモールビジネス』井東敬子]



カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
八ヶ岳の麓で受け継がれる土の営み──長野県諏訪郡原村
□技の手ざわり/大西暢夫
先人の知恵を受け継ぎ、地域の文化を守る──【水車大工】野瀬秀拓さん・翔平さん(福岡県久留米市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
未来につなぐ歴史と水と大地が息づくまち(長崎県島原市)
□本日開園中 FUN!FUN!動物園4/高知県立のいち動物公園(高知県香南市)
□クローズアップ
今、改めて問う「戦争と平和」──福岡県筑前町立大刀洗平和記念館と戦跡


■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※表紙写真は、「平成新山を望む『しまばら火張山花公園』」
*ザ・キーノートは休みます。
1,320円
●特集1 持続可能な地域交通を考える ──「暮らしの足」のこれから
地域における交通は、日々の買い物や通勤通学、通院など人々の暮らしに必要な「足」である。過疎化や人口減少などにより経営が悪化した鉄道やバス、タクシー事業者が撤退し、地域の”足”を失った「交通難民」は長らく地域の課題となってきた。近年、災害が多発する中で、輸送形態の変更や廃止などが起きている。一方で、デジタル技術を活用した交通サービスも進展し、自動運転技術やAIを活用したオンデマンド交通は実証実験から実装段階に入りつつある。果たして、「暮らしの足」をこれからも維持できるのか、考えてみたい。

■beyondコロナにおける地域交通のかたち──運転者不足を乗り越え「おでかけウェルカム社会」を実現しよう
加藤博和
加藤博和
地域公共交通プロデューサー
名古屋大学大学院環境学研究科教授

新型コロナウイルスは公共交通事業に大打撃を与えた。移動制限はなくなったが、コロナ禍以前の水準まで利用者数が戻った公共交通機関はまれであり、運転者をはじめとした担い手の不足も深刻となっている。こうした危機的状況を乗り越え、beyondコロナの地域交通をどう再構築すべきだろうか。


■地域公共交通のいまとこれから──交通政策をめぐる諸制度の趣旨と変遷を踏まえて/大井尚司

■地域公共交通の災害復旧と災害時における運用/吉田 樹

■地域公共交通×デジタル──ITを活用した地域交通のこれから/伊藤昌毅

■持続的な地域公共交通の未来──支える税制と日本版シュタットベルケの可能性/諸富 徹



●特集2 「気にしすぎ」から抜け出そう
身の回りの人や仕事で関わる人たちから寄せられるさまざまな声や視線、各種メディアが発信する報道、ネットやSNS上に漂う数多の言葉や画像・映像。こうした情報のシャワーを浴びながら、私たちは日々暮らしています。その中で、人のちょっとした言葉に心がざわついたり、異なる情報の間で振り回されたりした経験は誰しもあるのではないでしょうか。それは、もしかすると「気にしすぎ」なのでは? ─今号では、日常生活や仕事の中で自分の軸をしっかりと持ち、気にしすぎて疲れてしまわないための心構えや方法について考えます。

■「気にしすぎる」のではなく積極的に「気にかけてみる」
──キャリアデザインに必要な二つの視点/柴田朋子

■周りの目に振り回されない三つのポイント/片田智也

■「自分軸」をもって働くということ/石川尚子


キャリアサポート連載

■管理職って面白い! コンフリクト・マネジメント/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
声なき声にどう応えるか/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/中嶋千絵
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/大石貴司(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/伊保郁花
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/久保田健太郎
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
品川萬里・福島県郡山市長
次の100年を見据え、子どもを第一に考えたまちづくりを
品川萬里
品川萬里・福島県郡山市長(78)。SDGsなどに積極的に取り組み、「気候変動は欧米諸国では最重要課題。気候変動をあらゆる政治・行政の原点にしなければいけない時代だと思う」と力を込めて語る。


連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
お福の密談は家康の日本経営構想──源頼朝たち転生者(十)


取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「有機農業の里」を次につなぐ【汚染処理水放流(9)有機米】
原発事故、続く模索43

「有機農業の里」として知られる福島県喜多方市の熱塩加納地区。メルトダウン事故を起こした東京電力福島第1原発から100㎞以上離れているのに風評被害にさらされた。若い農業者が専業化を諦めるなど、深い傷痕を残したのだ。米価の低迷もなかなか改善せず、食米の生産だけでは生計が立てられなくなっている。苦労して確立した有機農業はどうなっていくのか。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
政策法務の強化・推進
──積極的な政策の実現に向けて政策法務の推進体制を強化(東京都江戸川区)

東京都江戸川区は、政策法務の推進体制を強化するため、弁護士資格を有する常勤の法務専門職を複数採用するとともに、区政全般の法務を統括する法務課を設置。不服審査・訴訟への対応や庁内各課からの法律相談に応じる法務に加え、政策立案段階で法適合性を検証する立法法務と法的課題を庁内へフィードバックして運用改善を図る評価法務にも取り組んでいる。事前に法的リスクを軽減し、独自の政策を積極的に展開するのがねらいだ。

●Governance Focus
□豪雨災害を契機にJRが廃線を提案──津軽線・蟹田?三厩間、地元2町で分かれる方向性/葉上太郎

●Governance Topics
□人口減少社会の地域について議論──令和臨調と市区町村長連合(Mayors連合)の意見交換会
□12自治体も参加し、妊産婦の健康ケアと健幸度向上のプロジェクトを開始──内閣府SIP「ママもまんなか」子育て支援プロジェクト
□4年ぶりの対面開催で、自治・地域の未来について多面的に議論──第37回自治体学会川崎大会
□「議員を選挙で選ぶために」なり手不足、報酬・定数を議論──北上市議会フォーラム
□地方議会で活躍する女性議員を増やすためには──第5回地域政策塾シンポジウム

連載

□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/澄川誠治(k-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『国葬の日』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『聞いてはいけない スルーしていい職場言葉』山本直人]


カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
海に生きる自負とやり場のないつぶやき──茨城県北茨城市平潟町
□技の手ざわり/大西暢夫
伝統の墨作りを支える唯一人の墨型彫刻師
──【奈良墨職人】長野墨延さん・睦さん/【墨型彫刻師】中村雅峯さん(奈良市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし 蔵王連峰恵みのもと四季の移り変わりを身近に体感できるまち(宮城県蔵町)


【特別企画】
■伝統の技を織り込んだシビックプライド香るホールの再生──三重県鈴鹿市

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※表紙写真は「蔵王山の火口湖『御釜』」
*ザ・キーノートは休みます。
1,320円
●特集1 2024年問題と地域
長時間労働の是正や多様で柔軟な働き方の実現をめざして2018年に制定された働き方改革関連法。19 年から順次適用されていたが、5年の猶予期間が設けられていた自動車運転業務、建設業、医師について、24 年4月から時間外労働の上限規制が適用される。生産年齢人口が減少し、社会全体の人手不足が深刻な中で、労働環境の厳しさが指摘されてきたこれらの分野では、この規制強化によってさまざまな問題=いわゆる「2024 年問題」が起きることが予想され、業界のみならず、社会としてどう向き合うかが問われている。特にトラック輸送などの物流はもはや日本社会に不可欠なインフラであり、サービスの質や量の低下や価格の上昇は、他産業や人々の暮らしにも大きな影響を及ぼす。すでにそこまで迫っている2024 年問題に地域や自治体はどう対応していくのか。今月は考えてみたい。

■2024年問題と働き方改革/首藤若菜
首藤若菜
首藤若菜
立教大学経済学部教授
2024年問題に対応していくためには生産性を高めることが重要。その際、競争だけで解決するのではなく、協働してより効率的な運送のあり方を考えていかなければいけないし、自治体などが地域の物流のあり方を全体で考え、全体最適をつくっていくことが、生産性を上げるためには必要なのではないか。


■物流危機で地域に何が起きるか/大島弘明
■持続可能な物流と地方自治体/矢野裕児
■建設業の2024年問題をどう乗り越えていくか/蟹澤宏剛
■医療の働き方改革と自治体病院/伊関友伸

〈取材リポート〉
■ITを活用した共同輸配送サービスの実現で2024年問題に対応/岐阜県



●特集2 都市型水害にどう備えるか
今年も記録的な大雨による災害が相次いでいる。7月上旬から中旬にかけて九州北部や北陸地方を中心に梅雨前線や線状降水帯などにより、浸水や土砂災害が発生。さらに、7月中旬には、秋田県を中心に東北地方で大雨が続き、多いところで総雨量400㎜を超え、河川の氾濫などが相次いだ。特に、秋田市では氾濫した川から離れた中心市街地でも、内水氾濫による大規模な浸水が起き、甚大な被害が出ている。気候変動が進む中で豪雨災害は全国各地で発生しており、リスクは全国どこの地域にもある。特に河口部や低地に大都市が集中する日本では「都市型水害」はどこで起きてもおかしくはない。こうした都市型水害にどう備えるか考えてみたい。

■2023年7月秋田豪雨で何が起きていたか/渡邉一也
■「都市型水害」への自治体の備え~トップの役割とタイムライン/鍵屋 一


キャリアサポート連載

■管理職って面白い! コンフリクト(葛藤)/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
若いうちからの「貯縁」は将来必ず役に立つ/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/瀬田恵子
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/釼持麻衣(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/中西咲貴
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/佐藤麻紀
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁



●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
斉藤 猛・東京都江戸川区長 人口減少社会を見据え、「ともに生きる」地域をつくる
斉藤 猛
斉藤猛・東京都江戸川区長(60)。職員として福祉に携わってきた経験から「本当に大変な人は声を上げることができない」と考え、ひきこもりの全数調査など積極的にアウトリーチする行政を展開する。


取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「美味しいのに安い」という不当な扱い【汚染処理水放流(8)福島米】
原発事故、続く模索42

福島県の農産品で今も風評被害が深刻なのは桃、牛肉、そして米だ。米は全国有数の産地として知られているのに、原発事故後は価格が低迷。市場では「美味しくて安い米」という不当な扱いが定着してしまった。これでは農家の暮らしが成り立たない。県は新しいオリジナル品種「福?笑い」を起爆剤にして転換を図りたい考えだ。果たして風評は吹き飛ばせるだろうか。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
起業志民プロジェクト
──ICT起業家の育成を推進し地域課題解決と新産業創出を図る(岩手県八幡平市)

岩手県八幡平市は、ICT関連の職を求める若者の転出に歯止めをかけるため、新たなビジネスの創出をめざした「起業志民プロジェクト」を進めている。無償でプログラミング言語が習得できる短期集中の「スパルタキャンプ」を開催し、その後も事業化を支援して起業家の育成を図る取り組みだ。市内に十数社が立ち上がり、産学官連携で遠隔医療等に取り組む「メディテックバレープロジェクト」が始動するなど、活発な動きが展開されている。

●Governance Topics
□関東大震災から100年を経て、人々には何が受け継がれてきたのか──第54回『都市問題』公開講座
□3市の団体が連携し、休眠預金を活用したローカルアクションを支援──「ローカルな総働で孤立した人と地域をつなぐ」事業成果報告会
□縮退局面の中山間地域の未来をどう展望するか──中山間地域フォーラム設立17周年記念シンポジウム

連載

□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/藤田敬太(ゆざわ-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『福田村事件』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『著者に訊く!/『客観性の落とし穴』村上靖彦]


カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
声を聴き祈る、藍への敬い──岡山県久米郡美咲町
□技の手ざわり/大西暢夫
素材から作る使い続けられる箒──【松本箒職人】米澤資修さん(長野県塩尻市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
大自然が織り成す絶景 山の稜線を流れ落ちる滝雲(新潟県魚沼市)
□本日開園中 FUN!FUN!動物園③/鶴岡市立加茂水族館(山形県鶴岡市)


【特別企画】
■幕張メッセに日本のデジタル化をリードするキーパーソンが集結!──地方自治情報化推進フェア2023

■JTBの地域交流事業
地域・旅行者・社会の「三方よし」目指す


■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※表紙写真は「枝折峠の滝雲」
*「ザ・キーノート」は休みます。
1,320円
●特集1 子ども・若者のいのちを支える
2022 年の子ども(小中高生)の自殺者は初めて500 人を超え、過去最多の514 人となった。日本の自殺者数が全体として減少傾向(コロナ禍によって近年は微増)にある中で、子どもにだけ歯止めがかからない深刻な状況だ。折しもこの4月には「こどもまんなか社会」を掲げる、こども家庭庁が発足。だが、コロナ後の“新しい日常” への適応をはじめ、VUCAといわれる不安定な社会状況の中で、子どもや若者を取り巻く環境は厳しさを増している。こうした中で、自治体や地域、そして大人は、社会の「宝」である子どもや若者のいのちをどう守り、支えていけばいいのか、考えてみたい。

■こどもの自殺対策政策元年──緊急プランの実践に向けて/清水康之
清水康之
清水康之
NPO法人ライフリンク代表
いのち支える自殺対策推進センター代表理事
子どもたちは私たちの社会の未来そのものであり、その子どもたちの自殺が深刻な状況にあるということは、社会の未来が危機に瀕しているということに等しい。目の前の危機に最善を尽くす一方で、中長期的な視点での戦略も必要だ。問題を即座に解決する魔法の薬は存在しないし、求めるべきでもない。


■今、学校に求められる子どもの自殺予防/新井 肇
■自殺の危険性を抱えた子ども・若者へのアウトリーチ
どのように実施すべきか?/末木 新・伊藤次郎
■子ども虐待予防支援で自治体に期待すること/山縣文治
■子どもたちの「声なき声」とおとなにできること/川口正義



●特集2 ヒューマンエラーとの付き合い方
仕事を進める上で、ヒューマンエラーはつきものです。知識・スキル・時間の不足、思い込み、うっかり、失念、後回し、連絡もれや想像力の欠如など、背景・原因はさまざま。AIなどの技術がいかに進展しようとも、それを使いこなすのは人であり、間違いやミスを「絶対に起こさない」人などいません。
そこで本特集では、職場におけるヒューマンエラーとの付き合い方について掘り下げ、どのようにエラーを限りなくゼロに近づければよいか、「最小化」を図るためのヒントを考えます。

■知っているようで知らないヒューマンエラーのメカニズム/中田 亨
■ヒューマンエラーと自治体組織のリスクマネジメント/森 健
■公務員のためのコミュニケーション術──これでヒューマンエラーを防ぐ!/宇於崎裕美


キャリアサポート連載

■管理職って面白い! ピグマリオン効果/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
3人の実践者から学んだアウトプットの大切さ/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/内山八千代
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/菅 花穗
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/窪西駿介
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁


●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
末松則子・三重県鈴鹿市長
ビヨンド・コロナを見据えて、地域課題の解決に取り組む
末松則子
末松則子・三重県鈴鹿市長(52)。女性や母親の視点などを活かしながら、子ども医療費の窓口での無料化や5歳児健診などに先駆的に取り組んできた。今後は「こうした切れ目のない支援の拠りどころとなる子ども条例を制定してきたい」という。


取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
全国新酒鑑評会でV10を逃した理由【汚染処理水放流.福島酒】
原発事故、続く模索

全国新酒鑑評会での10連覇がかかった今年、福島酒の金賞受賞蔵数はまさかの5位に終わった。原料米の山田錦が高温障害で硬くなり、溶けにくくて清酒の香りを十分に引き出せなかったのが理由という。風評被害が続く福島では、清酒が県産品の牽引役に位置づけられ、原発から汚染処理水が放流される今年はとりわけ期待が大きかった。周囲から残念がる声が聞こえる。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
「バーチャルやぶ」+「やぶくる」
──先端技術と国家戦略特区で「出会い、つながり」を創出(兵庫県養父市)

人口減少が進む兵庫県養父市は、仮想空間(メタバース)上に独自の世界として「バーチャルやぶ」を開設した。吉本興業株式会社と連携し、バーチャルで養父市の観光資源の紹介や芸人によるイベントなどを行って、国内外の人たちに養父市を知ってもらう試みだ。また、国家戦略特別区域の一環として自家用有償観光旅客等運送事業「やぶくる」を運行し、市民と観光客の移動手段を確保。仮想と現実を結びつけた持続可能な地域づくりに挑んでいる。

●Governance Focus
□田んぼダム、時間30㎜の雨量に「効果あり」。──球磨川洪水から3年、熊本県が全県導入へ。/葉上太郎
●Governance Topics
□激変する時代に地方議会として立ち向かうために──全国地方議会サミット2023
□地方議会が住民のために作動するには──(公財)日本生産性本部「政策サイクル推進地方議会フォーラム」報告会
□〝近くて遠い〟政治の解像度を上げるには──国分寺の投票率を1位にプロジェクト
□3年間のコロナ対策を振り返り、国と自治体の関係などを再考──地方行政実務学会春季大会
□「『助けて』といえる社会をつくる」をテーマに、フォーラムを開催──ILO -ろうきん共催フォーラム

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/松田知子(ひむか-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『アシスタント』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『著者に訊く!/『インターネット・オブ・プレイス』高木聡一郎]

カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
海とともにある夫婦の幸せ──宮崎県児湯郡川南町通浜
□技の手ざわり/大西暢夫
世代を超えて受け継がれる職人の手仕事──【竹細工職人】高江雅人さん/竹工房オンセ(大分県宇佐市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
悠久の時を経て生み出された自然美に癒される「鳥取旅時間」(鳥取市)
□クローズ・アップ
唯一の窯元が受け継ぐ「1300年のとぼけ顔」──熊本県玉東町、郷土玩具「木葉猿」

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※表紙写真は「鳥取しゃんしゃん祭」
*「童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝」は休みます。
1,320円
●特集1 これからの地方議会・議員
──2023統一地方選挙から何がみえるか
4年に一度の統一地方選が終わった。特に町村議会を中心に約3割が無投票当選となり、うち20の町村議会では定員割れとなった一方で、市議選では女性の当選者が2019年の前回を上回り過去最多を更新。改選定数に占める割合が初めて2割を超えるなど新しい風も吹きつつもある。人口減少社会のなかで、地方議会議員のなり手不足問題は深刻さが増しているが、デジタルの活用や対話を活性化する試み、政治を身近に感じることができるようなプロジェクトなどが行われている。今回の統一選の収穫と課題をこのタイミングで見つめ、地方議会のこれからについて考えたい。

■統一地方選からみえてきたこれからの地方議会・議員/江藤俊昭
小田切徳美
江藤俊昭
大正大学社会共生学部公共政策学科教授
今回の統一地方選挙の中に自治を進める議会・議員を確認したい。「住民自治の根幹」としての議会が重要な権限を有し、議会・議員が変われば地域は変わる視点を共有して議論を進めたい。底流では議会改革の進展など地域民主主義は育っている。住民自治の推進と善政競争が作動している。政治の劣化の回復の芽は育っている。


■地方議員になったあなたへ/廣瀬克哉
■脱・無投票に動き始めた「敷居の低い」地方議会/人羅 格
■「多様性ゆたかな議会」は実現するか/土山希美枝
■政治、議会への信頼を取り戻すために
──多様化への突破口としての女性議員の増加/大山礼子
■デジタル時代における地方議会
──地方議会におけるDC(デジタルコミュニケーション)活用をどう考えるか
/河村和徳



●特集2 議会答弁の心得
統一地方選挙が終わり、多くの自治体で新しい顔ぶれによる議会がスタートしました。一方で、首長部局側にも今年度から新たに管理職となり、緊張の中で初めて答弁に臨んだ職員もいたはずです。いうまでもなく、より良い地域づくり、住民自治を進めていくうえで、議会での活発な議論は不可欠。そのために首長部局や職員はどのような議会答弁を心掛ければいいのでしょうか。特集2では行政サイドから議会答弁について考えてみます。初めての答弁がうまくいかなかった人もぜひ参考にしてください。

■議会答弁力を高める秘訣──チーム力と基礎体力向上/吉川貴代
■良い答弁書とは?/林 誠
■議会との向き合い方/飯島敏雄


キャリアサポート連載

■管理職って面白い! if-thenルール/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
改めて考える知域に飛び出すメリット その答えは4つのミッション/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/小菅穂乃佳
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識/高嶋直人
■そうだったのか!!目からウロコのクレーム対応のワンヒント/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
/牧瀬 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/吉村彼武人
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/紙田航平
■地域の“逸材”を探して/寺本英仁


●巻頭グラビア

自治・地域のミライ
井崎義治・千葉県流山市長
まちの可能性を引き出し「住み続ける価値」を高める
井崎義治
井崎義治・千葉県流山市長(69)。共働き子育て世帯への支援策などを充実させ、高い人口増加率を実現してきた。「大切なのは住み続けてもらうこと。その価値を高めるまちづくりを進めていく」と話す。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
朝廷と幕府のバトル──源頼朝たち転生者(八)

取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
日本一の酒粕が、新たなブランド牛を生む【汚染処理水放流(6)福島牛】
原発事故、続く模索㊵

全国新酒鑑評会で金賞を受賞した蔵の数が、9回連続で日本一になった実力を持つ福島酒。醸造の過程で出る酒粕もまた絶品だ。これを和牛の餌に利用しようという研究が進められていて、「肉が甘くなる」「コクが出る」という成果が得られつつある。福島牛は原発事故による風評被害に悩まされてきた。原発では新たに汚染処理水の海洋放出が始まろうとしており、酒と牛のコラボで新たな風評に立ち向かう。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
波力発電での新産業創出促進事業
──海をフィールドに研究開発を進め新たな分野の産業創出につなげる
(神奈川県平塚市)

神奈川県平塚市は、東京大学生産技術研究所や市内外の企業などと研究会を立ち上げ、波力発電の海域実証を実現した。海洋再生可能エネルギーとして可能性を秘めた波力発電の研究開発を進め、波力発電関連分野での事業創出と市内企業の振興を図るのがねらいだ。波力発電のコンサルティング会社を設立し、社会実装へ向けた取り組みも開始した。また、ブルーカーボンの生成実験にも取り組むなど、海をフィールドにした産業の創出をめざしている。

●Governance Focus
□今、痛感する「早めの避難」の大切さと難しさ
──西日本豪雨から5年。広島県坂町小屋浦地区/葉上太郎
●Governance Topics
□議会と議員の基本の「キ」を学ぶ──LM推進連盟新人議員勉強会
□地域における自治を考える──第37回自治体学会川崎大会プレフォーラム
□任期4年を市民とともに振り返る議会フォーラムを開催──岩手県滝沢市議会

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/繁田智雄(D-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『マルセル 靴をはいた小さな貝』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『動物がくれる力──教育、福祉、そして人生』大塚敦子]

カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
故郷の豊かな自然、そして誇りと暮らす──沖縄県国頭郡恩納村字恩納
□技の手ざわり/大西暢夫
200年の技と魂が生み出す伝統の切れ味
──【刀鍛冶】四郎國光/小宮安氣光さん・早陽光さん(福岡県大牟田市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
季節ごとに表情を変える 海・山・素敵な出会いのあるまち(愛媛県伊予市)
□本日開園中 FUN!FUN!動物園/江戸川区自然動物園(東京都江戸川区)
□クローズ・アップ
平和を願う「バラのまち」──広島県福山市

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□EVが変える地域のミライ②
コスト“実質ゼロ”が決め手に 全国の自治体で続々導入決定「Terra Charge」
──栃木県那須塩原市、愛知県大府市


※表紙写真は愛媛県伊予市の「本谷の棚田」から望む伊予灘の夕日
1,320円
●特集1 農業・農村をどう守るか
農業・農村を取り巻く環境が揺れ動いている。過疎化や人口減少が進み、農林水産業の衰退が深刻化していた中山間地域では近年、関係人口の創出や田園回帰の流れなども生まれていたが、新型コロナ禍による社会・経済の停滞に加え、ロシアのウクライナ侵攻によるグローバル経済体制の動揺や物価の高騰が経営を直撃。さらに世界規模での気候変動や人口爆発、災害の多発・激甚化、人口減少の加速化など環境は非常に厳しい。この転換期の中で、農業・農村をどう守り、どのような社会としていくのか。デジタル化の進展なども踏まえながら考えてみたい。

■食料・農業・農村政策のあり方──農政見直しの論点
小田切徳美
小田切徳美 明治大学農学部教授
食料、農業、農村、グリーン分野の新しい政策は多くが政策領域の拡張や他部門との連携を求めるものであった。それは地域の実情に応じた、柔軟な対応がますます重要になることを意味し、自治体農政の充実こそが不可欠である。そのあり方を含めた農政システム改革の論点化と活発な議論を期待したい。


■不安定化するグローバル環境にどう対応してゆくか/柴田明夫
■酪農・畜産危機と食料安全保障/鈴木宣弘
■スマート農業をどう活かすか/野口 伸
■広がりつつある農福連携の可能性/吉田行郷
■〈取材リポート〉鳥インフルエンザ発生に備え大規模農場で予防・まん延防止を強化/茨城県



●特集2 〝6月病〟に負けない!メンタルヘルスマネジメント
新年度がスタートして早2か月。新しい環境に適応しようと緊張状態がつづき、自分でも気づかないうちにストレスや疲労を溜め込んでいる人は少なくないのではないでしょうか。新型コロナウイルスへの対応もフェーズが変わり、この数年で日常化した働く環境やスタイルの変化に戸惑う人もいるのでは。大型連休後に憂鬱になってしまう「5月病」は乗り切ったつもりでいたけど、なんだか最近心身の調子がイマイチな…。実はそれ、徐々に蓄積されたストレスによる「6月病」が忍び寄っているのかもしれません。6月病はうつ病の入り口ともいわれている厄介者。何かとジメジメした今の時期にメンタルヘルスについて考えます。

■一人で悩まない 自治体職員のためのメンタルヘルス/種市康太郎
■自治体職員のメンタルヘルス対策とこれから/大杉 覚


キャリアサポート連載
■管理職って面白い! 前例のないことは通せない/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ 官民連携を阻害する要因と進めるコツ/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな〜れ!/藤永佑衣
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識
職業としての公務員に必要な専門知/高嶋直人
■そうだったのか‼ 目からウロコのクレーム対応のワンヒント
人は自分にとって不利な話は聞きたくない/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/出石 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/椋田佳奈
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/武馬千恵
■寺本英仁の地域の“逸材”を探して/寺本英仁


●巻頭グラビア

自治・地域のミライ 
岡田康裕・兵庫県加古川市長
デジタルを活かしながら、一人ひとりの市民の幸福感の向上に取り組む
岡田康裕
岡田康裕・兵庫県加古川市長(47)。市民の幸福感の向上を市政の目標に掲げる。子育て支援にも力を入れるが、「人口減少をきちんと受け止めて、それを踏まえたまちづくりへの向き合い方も必要」と話す。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
壇ノ浦合戦の真相──源頼朝たち転生者(七)

取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「福島の桃」、長すぎる風評被害【汚染処理水放流⑸伊達市の農家】
原発事故、続く模索㊴

桃は福島県を代表する農産物で、美味しさには定評がある。なのに価格が全国平均より1割以上低く、今もまだ風評被害に苦しんでいる。原発事故から12年が経ち、被災体験の伝承にすら課題が出てきているのに、なぜ風評だけは続くのか。福島県は今年度、詳細な市場分析に基づき、新たなブランド戦略に乗り出す。生産者の高齢化や資材費の高騰といった課題をはねのけて、活路を探る。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション 
エコビレッジ構想+SDGs未来都市──小さな循環によるまちづくりで「一流の田舎」を実現する(富山県南砺市)

豊かな自然に恵まれ、独自の文化が根づいている富山県南砺市は、自立のまちへ向けて「南砺市エコビレッジ構想」を推進している。様々な資源の地域内循環と地域外との連携により、自然と共生し、人と人が支え合って真の豊かさが実感できる暮らしの場を実現するのが目標だ。その取り組みが評価されて「SDGs未来都市」に選定された市は、エコビレッジ事業を深化させ、住民自ら地域課題に向き合って解決を図る住民自治に取り組んでいる。

●Governance Focus
□ハードは「復旧」しても、人が戻らない――西日本豪雨から5年。岡山県倉敷市真備町で深化する多様な課題
/葉上太郎
●Governance Topics
□議会評価における外部評価ヒアリングを実施──会津若松市議会
□受け手の立場に立った分かりやすく親しみやすい行政文書づくりに向けて
──港区伝わる日本語シンポジウム~すべての人に「伝わる」日本語とは~
□市民とアップデートした、SIMULATIONたまを体験──東京都多摩市

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/岡田弘毅(Himi-Biz)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える 『世界が引き裂かれる時』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『自治体職員の「自治体政策研究」史』小関一史]

カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
日本一支える、愛情込めたマダイ養殖──愛媛県宇和島市遊子
□技の手ざわり/大西暢夫
採石から彫りまで職人が手掛ける伝統の硯
【赤間硯作硯家】日枝敏夫さん、陽一さん(山口県宇部市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
色鮮やかに咲き誇る5万株のあじさいが出迎える(愛知県蒲郡市)
□クローズ・アップ
住民の発案で古墳を発掘──岡山県真庭市北房、地域づくりにどういかす

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□EVが変える地域のミライ
「ゼロカーボンシティ」実現に向けEV充電器100基を設置
──山口県柳井市
1,320円
●特集1 誰もが幸せを実感できる地域へ ウェルビーイングなまちづくり
ウェルビーイング(Well-being)が注目を集めている。もともと人が身体的・精神的・社会的に「良好な状態」にあることを指す言葉だが、「健康・幸せ・福祉」などを包括する概念として用いられ、近年では、その視点を重視した社会や経営・組織などが模索されており、指標づくりも始まっている。自治体・地域でも幸福度などを取り入れたまちづくりが試みられてきたが、コロナ禍やウクライナ侵攻、相次ぐ自然災害、そして進む人口減少など社会が揺れ動くなかで、今、改めて誰もが幸せを感じることができるウェルビーイングな地域をどうつくっていくのかが問われているのではないか。今月はそんな視点から考えてみたい。

■「ウェルビーイングなまちづくり」の時代が来た
──居住先として選ばれる自治体になるために
保井俊之
保井俊之 (叡啓大学ソーシャルシステムデザイン学部学部長・教授)
ウェルビーイングを、まちづくりや地域活性化政策の政策目標の中心に置く動きはここ数年、主要先進国の中央政府及び自治体で大きな流れになり、日本でも脚光を浴びている。その背景には、ウェルビーイング中心のまちづくりへの本格的な政策シフトを長年にわたり地域住民が自治体に求めていることがある。


■ウェルビーイング政策とまちづくり・AI/広井良典
■「子育て罰」の国・日本は、子どもたちを幸せにできるのか?
──こども基本法という「わずかな希望」/末冨 芳
■自治体組織は職員の「ウェルビーイング」を高められるか
──ジェンダー視角からの考察/佐藤直子
■〈取材リポート〉ウェルビーイングを総合計画の基本理念として位置づけ/福井県越前市


●特集2 アンコンシャス・バイアスと向き合おう
「ふつうは○○するものだ」「女性/男性はこうあるべき」「だから今時の若者は…」。こうしたアンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)は、私たち一人一人の中に存在しています。自分では気づきにくい認知の偏りは、そのまま放置しておくと、人の生き方を否定し成長を阻んだり、職場環境を悪化させたりなど、さまざまな問題を引き起こす可能性があります。そこで本特集では、アンコンシャス・バイアスとの向き合い方について掘り下げ、よりよい働き方、よりよい生き方を追求していくためのヒントを考えます。

■一人一人がイキイキとするために、「アンコンシャス・バイアス」を意識する/守屋智敬
■〈取材リポート〉他者が尊重される、誰もが働きやすい職場づくりへ──女性活躍推進会議「フジェンヌ」と男性職員による合同会議が具体的取組みを提言/静岡県藤枝市
■ジェンダー・バイアスを払拭するための誌上ワークショップ/荒金雅子


キャリアサポート連載
■管理職って面白い! マインドセット/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ ポストコロナにおける自治体業務改善の新たな潮流/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな〜れ!/岩﨑寿美子
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識
職業としての公務員に必要な専門知/高嶋直人
■そうだったのか 目からウロコのクレーム対応のワンヒント 人は自分にとって不利な話は聞きたくない/関根健夫
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/大石貴司(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと/青木悠太
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/廣澤由貴
■寺本英仁の地域の“逸材”を探して/寺本英仁


●巻頭グラビア

自治・地域のミライ 
中阪雅則・和歌山県かつらぎ町長
住民が希望を持てる、すべての世代が住みやすい町に
中阪雅則
中阪雅則・和歌山県かつらぎ町長(60)。住民が「いい町」と誇りが持てるまちづくりをめざす。そのためには「職員が頑張って輝けば、住民に伝わるし、その積み重ねが町を良くしていく」と力を込める。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
天下のフィクサー一橋治済──源頼朝たち転生者(六))

取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
たった1社の帰還が漁港を支える──汚染処理水放流⑷浪江町の仲買人
原発事故、続く模索

魚の身質がいい「常磐もの」の水揚げで知られる福島県浪江町の請戸漁港。津波で壊滅し、さらには原発事故による避難が続いたため、魚市場が再開されたのは被災から9年も経ってからだった。競りは仲買人がいて初めて成り立つ。だが、請戸に帰還した仲買は1社しかない。入札は他地区の仲買人も参加して行われているものの、そもそも港の水揚げが激減しており、「請戸産」の生産基盤は極めて脆弱だ。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション
「i都市再生+3D都市モデル」──都市構造を可視化して最適なまちづくりを推進(長野県茅野市)

長野県茅野市は、内閣府の「i-都市再生」を活用し、様々な統計データを可視化して効果的なまちづくりを実践。また、国土交通省の「3D都市モデル」のユースケースの開発と活用にも取り組んでいる。デジタル技術を駆使して、市民や関係者の納得感の高い最適なまちづくりを進めるのがねらいだ。さらにはDX推進の一環としてAI乗合オンデマンド交通の運行を開始し、国の指定を受けた「デジタル田園健康特区」の実現も目指している。

●Governance Focus
□人々の「行動」の集積が水道水を枯渇させた──石川県、寒波による大規模断水の理由/葉上太郎
●Governance Topics
□総合賞は熊谷市チーム。学生チームが躍進し、実践的なアイデアを提案──チャレンジ!!オープンガバナンス2022
□自治体業務改善の学びを止めない──帰ってきたカイゼン・サミット2022 in 中野

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援/小杉一人(ココビズ)
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□地方議会シンカ論/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える 『独裁者たちのとき』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『「おふくろの味」幻想 誰が郷愁の味をつくったのか』湯澤規子]

カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
築二百年、茅葺きの家を守る──広島県山県郡北広島町溝口
□技の手ざわり/大西暢夫
日本一小さな酒蔵が挑むこだわりの地酒──杉原酒造(岐阜県大野町)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
湊町の栄華と心意気を今に伝える三国祭(福井県坂井市)
□クローズ・アップ
加賀料理の「秘密」を探訪する──石川県金沢市・大野町。醤油蔵の町歩き

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□DXによって自治体改革をどう進めるか?⑧
「情報公開」と「住民参加」をキーワードに
ICT化を強力に推進──北海道芽室町議会
□地域の課題解決に外部人材のスキルを活用
「ふるさとプロボノ」で農山漁村を活性化
──長野県高山村・兵庫県丹波篠山市
1,320円
●特集1 “共創”で地域力を高める
新年度を迎える。コロナ禍の出口がようやく見えてきた中で、自治体はこれから新たな地域づくりを進めていかなければならない。だが、コロナ禍が収束したとしても、不安定な国際社会・経済、気候変動と災害の多発、さらにデジタル化の進展など、VUCAの時代は変わらない。そこで重要になるのが“共創” だ。多様なステークホルダーが対話・協働・連携して、新しい政策を生み出し実践することにより、不透明で変化の激しい時代環境に対応していくことができる。今月はこうした“共創” による地域づくりについて考えたい。

■共創と自治体政策──共創の成功条件と展開可能性
松下啓一
松下啓一 地方自治研究者・政策起業家(元相模女子大学教授)
共創がトレンドになっている。絶対権である主権を持つ国とは違って、助けあいながら市民の幸せな暮らしを実現する地方自治の場合、共創との親和性は高い。共創は、新たな自治を拓く概念として期待されるが、他方、行動原理が違う人や組織が関わるため、扱いにくい概念でもある。本稿では、共創の基本を押さえたうえで、その成功条件と展開可能性を考えてみたい。

■地域力を高める“共創”と“アジャイルガバナンス”
──“地域力”の三題噺について考える/妹尾堅一郎
■シビックテックと共創/東 健二郎
■共創を生み出す対話とファシリテーション/加留部貴行
■地域志向型PBLで地域の共創力を高める/田中 優
■公民連携・共創でSDGsを進める/高木 超


●特集2 Z世代の「強み」を生かそう!
1990年代半ばごろから2010年代序盤に生まれた層を指すとされるZ世代という言葉が広まっています。生まれながらにしてIT環境に囲まれたデジタルネイティブであり、中堅・ベテラン層とはさまざまな点で異なる特徴をもつとされる彼ら。その中でも、特にこれからは、学生時代の多くをコロナ禍の下で過ごした代が社会に出ていくこととなります。イマドキの若者は…と侮ることなかれ。若者との関わりに慄くことなかれ。Z世代とされる若者たちの特質をよく知り、とはいえステレオタイプには捉えず、一人一人の力――「強み」をどう伸ばしていけばよいでしょうか。若者・若手職員が主体となったまちづくりや市民協働の事例などを通して、そのヒントを探ります。

■若者の力を生かした地域創生──次世代による次世代のためのまちづくり/浦崎太郎
■対話による「若者×地域づくり」の可能性/後藤好邦
■〈取材リポート〉若手職員が地域の魅力発信紙「地域へDive!」づくりや政策提案にチャレンジ/茨城県小美玉市


【新連載スタート!】

■自治体職員なら知っておきたい!公務員の基礎知識
職業としての公務員に必要な専門知/高嶋直人
■そうだったのか‼ 目からウロコのクレーム対応のワンヒント
人は自分にとって不利な話は聞きたくない/関根健夫
■〈リレー連載〉Z世代ズム~つれづれに想うこと
向き合わないといけないこと/中西咲貴
■寺本英仁の地域の“逸材”を探して
「A級グルメ」を支えた影の立役者/寺本英仁
■地域経済再生の現場から~Bizモデルの中小企業支援
設備投資せずアイデアで販路拡大──しなやかに変化する夏みかん菓子店の挑戦/獅子野美沙子(はぎビズ)
■地方議会シンカ論
議会改革度調査の狙いとは/中村 健(早稲田大学マニフェスト研究所)

●キャリアサポート連載
■管理職って面白い! 一挨一拶/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ 2022年度、心に残った3つの言葉/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな〜れ!/小野まゆみ
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/釼持麻衣(関東学院大学地域創生実践研究所)
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/八鍬むつ美


●巻頭グラビア
自治・地域のミライ 
原﨑智仁・福岡県福津市長
市民参画と対話によるまちづくりで人も経済も循環する地域に
原﨑智仁
二つの政令市の間にある立地の良さや、海や山など抜群の自然環境を活かし発展を続ける福岡県福津市の原﨑智仁市長(52)。「対話」を重視した市民参画を進めながら、循環型のまちづくりをめざす。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
一橋治済への転生者は誰?──源頼朝たち転生者(五)

取材リポート

□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「福島型漁業」が生まれた理由──汚染処理水放流⑶いわき市の漁師
原発事故、続く模索㊲

「スズキから放射能が出た」。福島県内で多くの人が話題にしていた。いわき市沖で獲れた個体から放射性セシウムが検出されたのだ。だが、間違うことなかれ。国の基準値より低く、「安心のために」と福島県魚連が設けた自主基準値を上回っただけだ。こうして何かあると不安が広がる状況に、原発の「処理水」放出では「やっぱり新たな風評被害が起きるのではないか」と関係者は気を揉む。風評被害を生む構造は解消されたわけではない。


□自治体政策最前線──地域からのイノベーション 
「ヤングケアラーSOS」──サポーターを無料で派遣しヤングケアラーを支援(群馬県高崎市)

群馬県高崎市は、ヤングケアラーの家庭に家事援助などを行うヘルパー(サポーター)を無料で派遣する「ヤングケアラーSOS」を実施している。家庭の事情などによって家族の介護・世話や食事の支度などを日常的に行っているヤングケアラーの負担軽減が目的で、全国自治体初の取り組み。支援担当を教育委員会学校教育課に置き、福祉部署や学校、関係機関などと連携・協力しながら迅速な支援を図っている。

●Governance Focus
□「ユーチューバーがいない村」からの脱却
──長野県泰阜村、売木村。全国最後の光回線化を、どう利用していけるのか/葉上太郎
●Governance Topics
□子どもの視点を中心に地域共生を考える──第8回ふじのくにニッポンの縁側フォーラム
□今後の施策につながる調査研究を表彰──第13回都市調査研究グランプリ(CR‒1グランプリ)表彰式

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える 『赦し』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『公務員なら挑戦したい資格ガイドブック』庄田秀人]

カラーグラビア

□つぶやく地図/芥川 仁
有明の海と共生するタコ縄漁──福岡県柳川市矢留本町
□技の手ざわり/大西暢夫
伝統の技で職人が生み出す手作りの高級筆──【豊橋筆職人】川合福男さん・中西由季さん(愛知県豊橋市)
□わがまちDiary──風景・人・暮らし
ものづくりに対する「心と技」が暮らし・祭りに息づく/岐阜県高山市
□クローズ・アップ
地域の芸術とは何か。思いと感性が受け継がれる──長野県泰阜村、唯一無二の「学校美術館」

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
【特別企画】
□SIBが変える自治体の介護予防事業
──豊田市「ずっと元気!プロジェクト」の挑戦
1,100円
●特集 災害多発時代の復旧・復興への課題
阪神・淡路大震災、中越地震、そして東日本大震災を経て、近年、日本列島では熊本地震をはじめ地震活動が活発化。昨年3月にも福島県沖でM7クラスの地震が起きた。今年9月で大正12(1923)年の関東大震災から100年を迎える中で、今後発生が予想される南海トラフ地震や首都直下地震などへの警戒感は年々強まっている。一方、地球規模の気候変動の影響などにより、日本でも毎年のように豪雨などの気象災害が全国各地で発生している。こうして災害が多発化・激甚化する中で、被災地の復旧・復興は果たしてどれくらい進んでいるのか。そして、これからの大規模災害にどう備えればいいのか。その課題と展望を考えてみたい。


■災害復興について再考するための三つのフレーズ――「No more 復興」・「No more 立て直し」・「No more ビルドバックベター&事前復興」
/矢守克也
矢守克也
矢守克也 京都大学防災研究所教授
「ビルドバックベター」や創造的復興が意味をなすのは、「元通りにしようと思えばできる」場合に限られるのではないか。ところが、今、起こっているのは、「元通り」にする力その
ものが失われているという由々しき事態である。

■災害多発時代の地域の減災と復興をどう進めるか/室﨑益輝
■これからの災害対応ガバナンスと自治体の役割
──「餅は餅屋」の災害対応で被災者支援の混乱を止める/菅野 拓
■市町村への災害復旧支援をどう進めるか/木下誠也
■災害復興、防災型土地利用計画と自治体政策/増田 聡
■災害情報とリスク・コミュニケーション/関谷直也
■原発事故被災地から見た長期的避難・復興の課題/高木竜輔
■ポストコロナ(新型コロナ時代)の避難所運営・生活支援/榛沢和彦
■自治体職員に求められる防災リテラシー/太田敏一

【キャリアサポート面】

●キャリサポ特集
はじめて部下を持つことになったら
年度末を迎え、あと1か月で新年度。異動や昇格など、組織の中でのポジションが変わる季節です。めでたく昇格し、部下を率いなければならない立場になる人は、新年度に向けてやる気と不安が入り混じる時期かもしれません。今号では、はじめて部下を持つことになった人がこれからの時代に身につけておきたい視点について考えます。

■はじめて部下を持つ人が知っておきたい「上司力」/前川孝雄
■育児中の部下を持つリーダーのためのマネジメント/山口理栄
■上司になったら気をつけたいパワハラ/金子雅臣

連載
■管理職って面白い! ハロー効果/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
首長の立場になったら取り組んでみたい人事制度とはなにか。/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/上村真木
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫
■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介
■次世代職員から見た自治の世界/三宅将太郎
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/大城良紀
■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所)
■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁


●巻頭グラビア
自治・地域のミライ 
富田能成・埼玉県横瀬町長
「日本一チャレンジする」小さな町が、未来をつくる
富田能成
富田能成・埼玉県横瀬町長(57)。新たな交流拠点「エリア898」で。この日は「ITよろず相談」が行われていたが、保育園の子どもたちも散歩で訪れた。「利用が進むと多世代交流も生まれてくる」と話す。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
弥右衛門が持ってきた厄介事──源頼朝たち転生者(四)

取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
福島県沖地震、遅々とした復旧に追い打ちをかける【汚染処理水放流⑵相馬市の四重苦】
原発事故、続く模索㊱

昨年3月16日深夜に発生した福島県沖地震は、最大震度6強を記録した。最も被害が酷かった福島県相馬市では、発災から1年が経つというのに、復旧への足どりが遅い。震災以降、度重なる被災に疲弊して、今もまだ営業を再開できていない旅館などがあるのだ。コロナ禍や物価高だけでも深刻なのに、地震被害がのしかかる。そのうえ原発の汚染処理水まで放流されようとしている。この四重苦とでもいうような窮状に活路は見出せるのか。


□現場発!自治体の「政策開発」
女性職員の昇進意欲が高まる働きやすい組織変革を推進──庁内の女性活躍推進施策(神奈川県小田原市)

神奈川県小田原市は、女性活躍推進に関する行動計画に基づき、庁内の女性職員の昇任希望率向上と男性職員の育児参加の促進、年次休暇取得日数の向上に取り組んでいる。女性活躍を推進することで、庁内の“働きやすさ” に関する様々な課題を解決できる組織文化の醸成に注力。外部から女性活躍推進プロデューサーを登用し、民間のダイバーシティ推進の知見を活かして、誰もが働きやすい職場づくりを進めている。

●Governance Focus
□デジタル田園都市、「番外地」から届かぬ声──山口県岩国市柱島、離島をさらに取り残すな/葉上太郎
●Governance Topics
□大規模災害に向けた対策の制度設計などについて幅広く議論──震災・災害シンポジウム2022
□これからの自治体法務の担い手を考える──第25回都市政策研究交流会
□新たな地域経営と自治体議会の役割とは──大正大学地域構想研究所「地域政策ネットワーク」フォーラム

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□対話する議会・議員/佐藤 淳
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える 『「生きる」大川小学校 津波裁判を闘った人たち』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『パワハラ上司を科学する』津野香奈美]

カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
日本最古の土鈴を家族でつくり続ける──「英彦山がらがら」鈴類窯元(福岡県添田町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
やんばるの森に抱かれ輝く「花と水とパインの村」/沖縄県東村
□山・海・暮・人/芥川 仁
伝統の食文化「鮭の新切り」を守る──山形県最上郡鮭川村
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ
きんめにゃん(高知県奈半利町)
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
草資源を活用した阿蘇の循環型農業──阿蘇の草原の維持と持続的農業(熊本県阿蘇地域)

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
【特別企画】
□DXによって自治体改革をどう進めるか?⑦
〝産学官金〟一体となって地域のDXを推進
──長野県松本市

※「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。
1,100円
●特集 地域包括ケア・共生社会を紡ぎ直す
超高齢社会を迎え、介護保険制度が創設されて以降、地域では高齢者を支えるさまざまな取り組みが進められてきた。その核となるのが、要介護状態になっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けられるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援などが一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築だ。さらに近年では、その理念を普遍化し、障害がある人や子どもなども含めて、地域を丸ごと支える「地域共生社会」づくりが進められてきた。だが、そこにコロナ禍が襲来。ケアや支援にとって重要な、人と人、人と社会とのつながりが大きく妨げられた。地域には今、それをどう紡ぎ直していくかが問われている。コロナ禍の影響も含めて考えてみたい。


■アフターコロナ・ウィズコロナの時代の地域包括ケア
/高橋紘士

大森 彌
高橋紘士 元高齢者住宅財団理事長
地域包括ケア、地域共生社会を取り巻く近年の動向は、地域社会を基盤とする基礎自治体に大きな課題を提起している。人口減少を伴う少子高齢化の進行のなかで、住民の「地域生活課題」の解決を図るには、改めて基礎自治体の政策的な取組みと具体的な地域社会との協働体制の構築が必要になるだろう。

■地域共生社会への課題/野澤和弘
■地域ケアの現場で何が起きていたのか/池田昌弘
■フレイル対策をどう進めるか──高齢者の生活不活発を基盤とする
健康二次被害(コロナ・フレイル)/飯島勝矢
■求められる市町村の創意工夫、「制度頭」の脱却を
──地域の実情に応じた高齢者支援の方向性/三原 岳
■介護保険財政の根本問題と地域におけるケア・ニーズの充足/高端正幸
■介護人材不足への対応と処方箋/結城康博
■深刻化する孤独・孤立にどう向き合うか/石田光規


【キャリアサポート面】

●キャリサポ特集
異動・担当替えをプラスに変える!
「引継ぎ」の極意
年度の変わり目、異動シーズンが間近にせまっています。異動に加えて、退職・入庁による人員構成の変更や、同じ部署内での担当替えも、この時期の公務職場にはつきものです。――「こんな短期間での引継ぎなんてムリ!」「引継書、つくるのが大変」「前任者が『あとはよろしく』だけで、ちゃんと資料を残してくれていない……」。とかくマイナスに捉えられがちな引継ぎですが、スムーズにバトンの受け渡しをするにはどうすればよいでしょうか。今回は、業務改善につなげることができる、前任・後任ともに次の業務に生き生きと当たれる、そんなプラス思考の引継ぎの進め方について考えます。

■未来を引き継ぎ、組織にイノベーションを起こそう!/定野 司
■Win‒Winを実現する引継ぎテクニック/安部浩成
■引継ぎの心理学/金井利英子

連載
■管理職って面白い!  計画のグレシャムの法則/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
若い子育て世代に選ばれる街・流山市の秘密/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/小嶋栄子
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫
■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介
■次世代職員から見た自治の世界/菅 花穗
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/片山奈桜子
■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/出石 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁


●巻頭グラビア
自治・地域のミライ 
箕野博司・広島県北広島町長
「協働のまちづくり」を土台に新しい時代に挑戦する
箕野博司
箕野博司・広島県北広島町長(67)。10年かけて「協働のまちづくり」を進めてきたが、コロナ禍で「人と人とのつながりが希薄化しているのが心配」と話す。特にそれが現れているのが葬儀だという。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
一斎先生の相談──源頼朝たち転生者(三)

取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「復興」に風評被害が襲いかかる【汚染処理水放流⑴宮城県の不安】
原発事故、続く模索㉟

冷し続けなければ暴走する東京電力福島第1原子力発電所。その冷却に使われた放射能汚染水が今年、「処理」されて海洋放出される。風評被害が起きるのは必至とされており、最も大きなダメージを受けるのは漁業だろう。ただ、福島県ばかりではない。もしかしたら宮城県の方が別の意味で深刻かもしれない。「津波で全てを失ったところから、ようやく復興を成し遂げたのに……」。漁師は不安の真っ只中にある。


□現場発!自治体の「政策開発」
公民連携で公共FMを実践し資産を効率的に管理・活用──包括施設管理業務発展型(群馬県沼田市)

群馬県沼田市は、公共施設の管理・有効活用にファシリティマネジメント(FM)を推進している。その一環として、施設管理の質の向上と効率化によるコスト削減に向け、市庁舎の建物・設備の管理や保安警備などを一括して民間事業者に委託する包括管理を導入。それを市内公共施設へ広げている。また、FM施策に関する民間提案制度を実施し、公民連携による公共資産の有効活用で持続可能な自治体経営をめざしている。

●Governance Focus
□孤立から光の当たる存在へ──鳥取県手話言語条例の10年/葉上太郎
●Governance Topics
□地域自治の視点からエネルギーのあり方を議論──第53回『都市問題』公開講座
□持続可能な地域社会の構築に向けたデジタル化をどう進めるか──日本弁護士連合会シンポジウム

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□対話する議会・議員/佐藤 淳
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える 『二十歳の息子』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『まずは小さくはじめてみる』大木浩士]

カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
和ろうそくの火を灯す最高級の蝋づくり──吉田製蝋所(和歌山県海南市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
モータースポーツのまちに息づく海・山・大地の恵み/三重県鈴鹿市
□山・海・暮・人/芥川 仁
言葉ではない心の交流──青森県三戸郡新郷村戸来
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
持続可能漁法として世界が注目する定置網モデル──氷見の持続可能な定置網漁業(富山県氷見地域)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ
キーコ(北海道木古内町)
□クローズアップ
「共感し合える社会」へのシンボルに──鳥取県、全国初の「バリアフリー美術館」を開設へ

■DATA・BANK2023 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
※「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。
1,100円
●特集 これからの自治・地域をどう構想するか
──beyondコロナの視点から
2022年は激動の年だった。新型コロナのパンデミックが続く中、ロシアがウクライナに侵攻。冷戦後に築かれた国際的な政治・経済体制を大きく揺るがし、世界は混乱のただ中にある。また、深刻化する気候変動によって豪雨や干ばつが世界各地で多発。これらの影響などによるエネルギーや食料などの物価高騰が人々の生活を脅かしている。そうした中で迎える2023年。社会情勢の混沌はさらに深まりそうだが、一方で多くの国がwithコロナへと移行。コロナ禍による社会経済の変化を乗り越える模索が始まっている。日本では物価高や円安に加え、人口減少や少子化が加速し、デジタル化も進展。こうした中で、自治体はこれからの自治・地域をどう構想していけばいいのか。新年にあたり考えたい。


■これからの地方自治と分権改革
 /大森 彌

大森 彌
大森 彌 東京大学名誉教授
地方分権改革は、少なくとも推進論者からは「未完の改革」だといわれてきたが、住民自治の実現は、それより遥かに迂遠な目標である。多くの住民が地域の課題解決を自治体任せにすれば住民自治の内実は形骸化する。地方自治とは住民自治の実現を希求する永続的な企てである。

■beyondコロナで自治体に問われること/大杉 覚
■加速するデジタル化と自治体ガバナンス/廣川聡美
■コロナ禍と現場起点の政策形成/鏡 諭
■beyondコロナとNPG/石原俊彦
■危機の時代と自治体のリスク・コミュニケーション/吉川肇子
■地域政策・行政をめぐるポスト・コロナのあり方について──コミュニケーションの回復を/山下祐介
■地域経済の活性化に向けて──創造的破壊から地域産業の再構築へ/関 幸子

【キャリアサポート面】

●キャリサポ特集
経験を共有しよう!
自治体職員コミュニティへの誘い
オンライン市役所、○○自主研、○○オフサイトミーティング、○○法務研究会…など、自治体の枠組みを越えた自治体職員のコミュニティがさまざまあります。そこに参加していなくても「あれのことかな?」と思い当たる人も多いかもしれません。
SNSが広がり、距離を越えてつながりやすくなったことで自治体職員同士のナレッジや経験を共有しやすい環境が整ってきています。
いよいよ2023年の幕開け。今年は新しいことにチャレンジしよう!と思っている自治体職員も多いはず。さまざまな形の自治体職員コミュニティのその魅力について紹介します。
あなたも入ってみたいコミュニティ探しのきっかけになるかも⁉

■自治体職員にとっての〝場〟とは/助川達也
■変化の時代に「進化力」を体験学習するコミュニティ/元吉由紀子
■「オンライン市役所」で小さな経験のシェアを大きな価値に/屋敷昌範
■自主研のススメ2023/坂本勝敏

連載
■管理職って面白い! アナロジー思考/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
組織は分かってくれない。そう言っている人ほど、組織はあなたのことを分かっているかもしれない/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/佐野友華里
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫
■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介
■次世代職員から見た自治の世界/吉村彼武人
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/竹村彰太郎
■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/大石貴司(関東学院大学地域創生実践研究所)
■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁


●巻頭グラビア
自治・地域のミライ 
山梨崇仁・神奈川県葉山町長
環境を軸に子どもたちが将来に希望を持てるまちづくりを進める
山梨崇仁
山梨崇仁・神奈川県葉山町長(45)。人事コンサルタントの経験もある山梨町長は「組織は人から」と話し、「公務員はとても面白い仕事。住民に感動を与えられる仕事を目指してほしい」と力を込める。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
「論語」を古代中国語で──源頼朝たち転生者(二)

取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
戸別の循環型農業から、村ごと循環システムへ──福島県葛尾村、「和牛の村」復活への道(下)
原発事故、続く模索㉞

稲作と同時に和牛を飼う農家が多かった福島県葛尾村。稲藁や田んぼの土手に生えた草を牛に食べさせ、堆肥を田に戻すという循環型農業が定着していた。だが、原発事故による避難で瓦解してしまう。帰村が始まっても、和牛の飼養再開は進まず、水稲の作付け面積も激減した。このままでは村が荒れてしまう。役場はやる気のある和牛農家の大規模化と、稲の飼料化へと舵を切り、これらで新たな循環システムの構築を目指す。

□現場発!自治体の「政策開発」
官民連携で電気料金削減とまちづくりへの還元を推進
──合同会社とみさとエナジー(千葉県富里市)

千葉県富里市は、公共施設の電気料金削減に向けて官民連携による特別目的会社(SPC)として「合同会社とみさとエナジー」を設立。電気事業者との長期継続契約で低廉で安定した電力供給を受け、そこで生み出された効果額をまちづくり事業に還元する取り組みを進めている。その一環として、市民に身近な生活道路の定期的なパトロールと簡易補修、路面状況調査に基づく舗装修繕工事を行う実証実験を実施した。

●Governance Focus
□COP27で何が議論され、焦点になったか/小西雅子
□霞堤から住宅地へ氾濫させないために──長野県千曲市、台風19号災害から3年の対策/葉上太郎
●Governance Topics
□自主研活動を再び盛り上げるきっかけに──関東自主研サミット2022
□災害の体験をどう語り伝えていくか──あれから12年スペシャル
□「新時代の自治体戦略」をテーマに総合計画やDX、公共交通など多様なテーマで議論──地方行政実務学会第3回全国大会
□先進事例に学ぶ「議会からの政策サイクル」──(公財)日本生産性本部 地方議会勉強会

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□対話する議会・議員/佐藤 淳
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える 『母の聖戦』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『コロナと女性の貧困2020─2022
──サバイブする彼女たちの声を聞いた』樋田敦子]

カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
青森リンゴの流通を支える手作りの木箱──株式会社うばさわ(青森県板柳町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
湖・森・里など多彩な地理条件を活かして豊かな体験と質の高い時間を届ける/滋賀県高島市
□山・海・暮・人/芥川 仁
自然と対話しながら暮らす──岩手県下閉伊郡普代村太田名部
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
「大根やぐら」が林立する宮崎の冬の風物詩
──宮崎の太陽と風が育む「干し野菜」と露地畑作の高度利用システム(宮崎県田野・清武地域)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ
梅丸(神奈川県小田原市)

■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
【特別企画】
□DXによって自治体改革をどう進めるか?⑥
開かれた県議会を目指しICTを活用して議会改革を加速──茨城県議会

□自治体LPガスが変える地域のミライ②
CN‒LPG導入で挑むCO2削減と持続可能な島づくり──山口県周防大島町

※「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。
1,100円
●特集 脱炭素社会へのエネルギーシフトと自治体
今夏も国内では8月豪雨や台風などが甚大な被害をもたらしたが、世界各地でも経験したことのないような洪水や熱波、旱魃などが発生している。いまやこうした異常気象は毎年のように世界を襲い、地球規模での気候変動対策はまったなしの状況だ。その中核となる脱炭素化については近年、国・自治体を挙げた取り組みが進められ、「2050年までの二酸化炭素排出実質ゼロ」を表明した自治体は、10月末現在で797自治体、人口ベースでは約1億1930万人に上っている。その一方で、対策の核となる再生可能エネルギーに関して、開発上の問題や資源価格の高騰などが影を落としている。こうしたなかで自治体は脱炭素化やエネルギーシフトにどう取り組んでいくのかを探っていきたい。


■ 脱炭素社会に向けた自治体の役割
 /藤野純一

藤野純一 (公財)地球環境戦略研究機関上席研究員
温暖化・気候変動対策は、もはや、やれるならやるものではなく、今の、そして未来の住民の生活を守るための必須科目になってきた。日本は過去の難題に対して具体的な解決策を見つけ出し、国の転換を図って繁栄を築いてきた。脱炭素に対して、現場からのソリューションを創り出し、世界に貢献したい。

■エネルギー価格の高騰とエネルギーシフトへの影響/北村和也
■エネルギー自治と市民電力/坪郷 實
■再生可能エネルギーと環境アセスメント/田中 充
■地域の風土に適したエネルギーシステムをどう構築するか/磐田朋子
■木質バイオマスの課題と可能性/久保山裕史
■ソーラーパネル規制条例を巡る課題と展望/板垣勝彦
■避難計画策定を通じて原発再稼働に巻き込まれた広域自治体/日野行介

【キャリアサポート面】

〝カスハラ〟に負けない!
強くしなやかな職場づくり
顧客(住民)からの暴言や不当要求などの迷惑行為、いわゆるカスタマーハラスメント(カスハラ)への対策は、いま公務職場で大きな課題となっています。自治労の調査(2020年実施)によると、住民等から迷惑行為や悪質クレームを受けたことがある人は約5割にのぼり、「出勤が憂鬱になった」「仕事に集中できなくなった」「眠れなくなった」など公私にわたり深刻な影響が出ていることがうかがえます。カスハラの内容も、説教、長時間の居座り、罵声、土下座の強要、勤務先への投書、SNS上での誹謗中傷など多岐にわたり、「住民を選べない」自治体職員にとっては深刻な問題です。心身の健康と職務遂行に大きな影響を及ぼすカスハラ。そんなカスハラに負けない、強くしなやかな職場とは?
――今回は、カスハラに対し組織としてすべきこと、一人ひとりができることについて考えます。

■カスタマーハラスメント問題と自治体の組織づくり/山谷清秀
■自治体におけるカスハラ対応のポイント──行き過ぎたホスピタリティからの脱却
/援川 聡
■カスハラから心を守る〝レジリエンス〟──「感情労働」で疲弊しないために
/咲良美登理

連載
■管理職って面白い! 心理的安全性/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
イクボスの心得 私生活に配慮しても仕事で遠慮はしない‼/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/杉山菜穂子
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫
■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介
■次世代職員から見た自治の世界/椋田佳奈
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/熊谷祐希・佐々木伶
■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/釼持麻衣(関東学院大学地域創生実践研究所)
■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁



□自治・地域のミライ
成澤廣修・東京都文京区長
大学やNPO、企業との新しい官民連携で地域課題を解決する

就任当初から子育て支援策などに力を注ぎ、2010年には自治体首長として初めて育休を取得した成澤廣修・東京都文京区長。「子育てフレンドリーな自治体」というイメージが定着し、ファミリー世帯の転入が増加、子どもの数も大きく増えた。地域の特徴でもある大学やNPO、企業などとも積極的に連携しながら、「文の京(みやこ)」のまちづくりを進めている。

成澤廣修・東京都文京区長(56)。先駆的な子育て支援施策を展開し、17年からはNPO等とのコレクティブインパクト方式で「こども宅食」を実施。その経験は「コロナ禍での対応でも活きた」という。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
中京を中華に築こう──源頼朝たち転生者(一)

取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
人も牛も消えた村から「和牛五輪」に出る──福島県葛尾村、「和牛の村」復活への道(上)
原発事故、続く模索㉝

原発事故による全村避難で、一度は人も牛も消えた福島県葛尾村。帰村開始から6年が経つ今も、村民1314人のうち35%しか戻っていない。そうした苦境にありながらも今年10月、ゼロから始めた和牛農家が、5年に1度の「和牛の五輪」に県代表として出場した。全国最高峰を争う牛を生み出しただけでも驚きだが、新たな発想で羊の肥育にも取り組んでおり、「世界的な羊産地にしたい」と意気込んでいる。


□現場発!自治体の「政策開発」
PFI刑務所と連携し再犯防止と地方創生を推進
──美祢社会復帰促進センターを活用した地方創生推進事業(山口県美祢市)

人口減少に伴う各種課題が深刻化している山口県美祢市は、地元に開設された官民協働の刑務所「美祢社会復帰促進センター」を活用した地方創生推進事業を進めている。同センターを地域資源と捉え、地域の住民と企業、同センターの受刑者の共生によって新たな雇用や働く場を創出し、再犯防止と地域活性化を図るのがねらいだ。現在、地元特産品のPRにも資する同センターの職業訓練との連携に取り組んでいる。

●Governance Focus
□ダム計画中止後の霞堤の在り方とは──「8月大雨」で浸水、滋賀県長浜市の高時川流域/葉上太郎
●Governance Topics
□人材育成・研修担当の交流のすそ野を広げ、よりよい人・組織づくりへ──全国職員研修研究会&人事研究会2022
□7団体のベストプラクティスが最優秀賞を受賞──第17回マニフェスト大賞
□全国で広がるフードパントリーのノウハウと課題を共有──「子育て応援フードパントリーを考える〜埼玉モデルの今までとこれから」
□日独の研究者が、高齢者の社会参加、介護、コロナ禍の影響などを議論──日独国際シンポジウム

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□対話する議会・議員/佐藤 淳
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える/『戦場記者』
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『新地方論──都市と地方の間で考える』小松理虔]

カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
緻密で繊細な道具から伝わる釣りの醍醐味──和竿職人(石澤和竿毛鈎工房)・石澤 弘さん(盛岡市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
吉備の国の中心として栄えた歴史を受け継ぎ、新たな魅力を創造/岡山県総社市
□山・海・暮・人/芥川 仁
村の技術を受け継ぐ──埼玉県秩父郡東秩父村安戸
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
熊野古道を含む優れたヒノキ林が織りなす景観──急峻な地形と日本有数の多雨が生み出す尾鷲ヒノキ林業(三重県尾鷲市、紀北町)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ
やっさだるマン(広島県三原市)
□クローズ・アップ
「豊臣秀次」がいてこそのまち──滋賀県近江八幡市、NPOが再評価に取り組む


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  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月1日
  • サイズ:A4

■ これからの地方自治を創る実務情報誌

新しい地方自治の姿や地域づくりに携わるすべての読者に役立つ情報を提供。行政改革や災害対策、地方創生、社会保障、まちづくりなど自治体の重要テーマを取り上げています。また実務に役立つ仕事術もわかりやすく紹介!各自治体の最新施策のデータ収集は「DATA BANK」で!連載記事も充実のラインナップです。

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