月刊 ガバナンス 発売日・バックナンバー

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●特集 これからの公共施設と自治体のマネジメント
人口減少、自治体の財政逼迫のなか、高度成長期に整備された公共施設やインフラの老朽化が急速に進むことに対して警鐘が鳴らされてからすでに10年以上が経つ。この間、国も2014年に公共施設等総合管理計画の策定を自治体に要請。自治体でも同計画の策定や公共施設マネジメントの導入が行われるとともに、PPP/PFIなどによる施設整備・管理も進んできた。だが、人口減少の加速、コロナ禍、自然災害の多発、物価の高騰、デジタル化の進展など自治体を取り巻く環境は大きく揺れ動いている。こうした中で自治体は公共施設やインフラの将来をどう描き、どうマネジメントしていけばいいのか。現在地を確かめながら考えていきたい。


■ これからの公共施設と官民連携 /宮脇 淳

宮脇 淳
宮脇 淳 北海道大学名誉教授、日本政策総研理事長 
公共施設の官民連携が抱える課題は多い。この課題を放置し続ければ官民連携自体が劣化するだけでなく、公共サービスの維持・充実が困難となる。官民連携では、地方自治体の現場で共に考えることの連携が大きく不足していることが多く、この改善を災害時の検討から始めることがトリガーとなる。

■ポストコロナと公共施設マネジメント/瀬田史彦
■意思決定システムがもたらす公共施設集約の困難性/中川雅之
■公共施設等総合管理計画の実効性をどう高めるか/志村高史
■持続可能な上下水道事業の方向性/滝沢 智
■地方自治体における公共空間のデザインマネジメント/西村亮彦
■広がる都市公園の可能性/町田 誠
■自治体と公営住宅/平山洋介
■「ビジネスと人権」時代の公共施設管理の課題/上林陽治


【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:新時代の“テキスト”コミュニケーション
――SNS以上公用文未満の文章の使いこなし方
デジタルの急速な進化によって、デジタルネイティブ世代が次々と自治体職員に仲間入りしてきています。デジタルが身の回りにあることが「当たり前」である環境で育ち、メールやSNS のショートメッセージでのやり取りが主なコミュニケーション手段になっています。コロナ禍に入り、オンライン化による「非接触、非対人」が一層進み、その傾向は強まったかもしれません。
日常では短い文面でのやり取りが多くなる一方で、庁内や職場では、まだまだ文書を作成したり、文章を用いなければならない場面は多く、また住民と対する時でも文章を使用する機会は多いはずです。
今回は、デジタル化が進んだ環境のなかで自治体職員にとっての柔らかいけれども硬すぎない“SNS 以上公用文未満” ともいえる「文章」に焦点をあて、 新しい時代の“テキスト”コミュニケーションについて考えます。

■自治体職員に必要な「言い換え力」/石黒 圭
■「守りの仕事」だからこそ大切な、新時代の〝テキスト〟コミュニケーション/秋田将人
■これからの自治体職員が身につけておきたい〝ちょっとイイ感じ〟の敬語の使いこなし方/小田順子


連載
■管理職って面白い! アンラーニング/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ 地域と子どもたち(学校)が繋がる意義/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/柏木佳奈子
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫
■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介
■次世代職員から見た自治の世界/青木悠太
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/黒濱綾子
■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/津軽石昭彦(関東学院大学地域創生実践研究所)
■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁




□自治・地域のミライ
白鳥 孝・長野県伊那市長
先端技術を取り入れ、食料・水・エネルギーを自分たちで賄える地域づくりを

民間から収入役・副市長を経て市長となった長野県伊那市の白鳥孝市長。ドローンやAIなどの先端技術によるサービスを官民連携で実現しながら、自らのことは自ら賄える地域づくりを進めている。
白鳥 孝


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
伊達政宗(六) 美濃岩村の会議

取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
あまりに長すぎた出荷規制──福島市、信夫山のユズ
原発事故、続く模索㉜

福島市の中央部にそびえる信夫山(しのぶやま)は古くから知られた山岳信仰の霊山である。その南斜面の集落に植えられたユズは、かつては栽培の北限として知られ、香りの高さが評判だった。特産品の加工に使われて、信夫山の象徴のような存在でもあった。だが、原発事故で11年間も出荷停止に。今春、ようやく「解除」されたものの、樹勢は衰え、生産者は超高齢化し、「産地としての再起は難しい」という声まで漏れる。


□現場発!自治体の「政策開発」
無償譲渡の空家情報を提供し空家解消と移住定住を促進
──0円空家バンク制度(富山県上市町)

富山県上市町は、空家情報提供制度として「空家バンク」を開設している。空家の所有者
と入居希望者を橋渡しし、空家の有効利用によって空家の解消と定住人口の増加を図るのがねらいだ。さらに、空家解消特別推進事業として「0円空家バンク」を創設した。空家を無償譲渡したい所有者と取得希望者を結びつけ、譲渡者と取得者の双方に必要経費等も支援する、全国自治体初の取り組みとして注目を集めている。

●Governance Focus
□霞堤。過大な後始末の負担をどうする──台風14号、「流域治水」の現場を歩く(宮崎県延岡市北川町)/葉上太郎
●Governance Topics
□コロナ後に向けた地域創生について首長が集まり議論──地域活性学会第14回研究大会首長セッション
□生活の基盤としての「住まい」について考える──第37回自治総研セミナー
□ローカル・マニフェストで地方から日本を変えるには──ローカル・マニフェスト推進連盟東北勉強会2022

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□対話する議会・議員/佐藤 淳
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□注目映画情報/『戦地で生まれた奇跡のレバノンワイン』
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『“私”が生きやすくなるための同意――「はい」と「いいえ」が決められるようになる本』遠藤研一郎]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
山と人の間に存在する漆の精製という仕事──堤淺吉漆店(京都市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
交通インフラの充実で自然豊かな住宅都市としての魅力が飛躍的にアップ/大阪府箕面市
□山・海・暮・人/芥川 仁
「好きだからやっとんのじゃから」──新潟県佐渡市野浦
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
みかん発祥の地で受け継がれる独自の技術──下津蔵出しみかんシステム(和歌山県海南市下津地域)
□クローズ・アップ
活字離れでも貸出冊数が急増する秘密──宮崎県五ヶ瀬町、移動図書車の快進撃

■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□DXによって自治体改革をどう進めるか?⑤
官民共創でDXを推進し、田園都市・三次の魅力を高めて全国へ発信する──広島県三次市

※「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。
1,100円
●特集 加速する少子化・人口減少への対応と自治体
日本社会の大きな課題となってきた少子化・人口減少。これまで地方創生をはじめさまざまな取り組みが進められてきたがコロナ禍の中でさらに加速している。今年6月に厚生労働省が発表した2021年の人口動態統計では、21年の出生数は81万1604人。前年からは2万9231人の減少で、合計特殊出生率も1.33から1.30に低下した。国立社会保障・人口問 題研究所の将来推計(17年・中位)を10年早めて、80万人を割り込みそうな状況だ。一 方で、高齢化の進展により死亡数は約6万7000人増加。人口は62万8205人減り、人口減少が拡大している。もちろん少子化にはコロナ禍の影響が考えられるが、コロナ禍で変化した社会環境や人の心理が元に戻るとは限らない。こうした中で、日本社会、そして自治体は今、何をすべきなのか。今月は考えたい。


■コロナ禍と人口動態の変化──東京圏における国内人口移動傾向の変化を中心として /小池司朗

小池司朗
小池司朗 国立社会保障・人口問題研究所人口構造研究部部長 
2019 年の日本の合計出生率は1.36 であったが、20年は1.33、21 年には1.30 と、コロナ禍において低下傾向となっている。日本の出生力は主要先進国のなかでも低い水準であるが、日本では先の生活に楽観的な見通しを持てる若者の割合が少なく、コロナ禍がもたらした将来への不安感がさらなる出生の抑制につながっているとみられる。

■「予防的社会政策」を基本とした、総合的な「人口戦略」を/山崎史郎
■コロナ禍での出生数急減の背景/藤波 匠
■少子化を止めるために何が必要か/榊原智子
■移民・外国人との共生社会をどう描くか/望月優大
■持続的低密度社会を構想する──人口減少の適応策として/小田切徳美
■都市部一極集中を乗り越える逆転の地方創生/藤岡慎二
■「地域を育てる学力」がつくる高校と地域との協働/筒井一伸


【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:リスキリングでDX時代にキャッチアップ!
ICTやデジタル化など、自治体をとりまく環境は大きく変化しています。そうした中で注目されているのが、「リスキリング」(Re-skilling/学び直し)です。加速度的に進む変化に対応できるスキルをどう学び、どうそれを支援するか。今回はリスキリングについて考えます。

■DX時代の自治体職員に求められる能力と学び直し/辻 琢也
■キャリアの可能性を広げるリスキリング術/島田正樹
<取材リポート>
■公募のICTコミュニティで職員のリスキリングを推進/愛知県豊橋市

【新連載スタート】
■対話する議会・議員 「対話する議会・議員」とは/佐藤 淳

連載
■管理職って面白い! ダブルループ/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
対話はアイデアをつなぐインフラ/後藤好邦
■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇
■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/宮城節子
■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭
■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人
■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規
■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫
■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介
■次世代職員から見た自治の世界/中西咲貴
■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/渡辺幸伸
■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子
■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/牧瀬 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)
■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁
■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/人財育成研究会(群馬県伊勢崎市)




□自治・地域のミライ
小紫雅史・奈良県生駒市長
「ひとづくり」を最優先にした新しい住宅都市のモデルを創る!

市民と一緒に汗をかいてまちづくりを進める「自治体3・0」の提唱や、職員の副業の促進、プロフェッショナル人材の採用など先駆的な施策に取り組む小紫雅史・奈良県生駒市長。コロナ禍からの「超回復」を目指し、複合型コミュニティづくりなどを進めている。
小紫雅史


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
伊達政宗(五) 水沢会議の目的

取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
人の姿が見えないという現実──福島県双葉町、11年半後の帰還開始
原発事故、続く模索㉛

東京電力福島第1原発が立地している福島県双葉町の一部地区で、政府の避難指示が解除された。爆発・火災事故から11年半が経過して、初めて町民が帰れる土地になったのである。だが、役場が町内に戻ったということ以外、目立った変化はない。避難指示が解除された区域を歩いても住民の姿はなく、長期の避難が突き付ける現実をまざまざと見せつけられる。

□現場発!自治体の「政策開発」
官民連携で公園を活用し賑わいと交流の場を創出
──Park‒PFI制度+中小規模公園活用プロジェクト(東京都豊島区)

東京都豊島区は、まちづくりと防災の拠点となるフェーズフリーな公園を開園している。設計・施工と管理運営を一体的に発注し、Park-PFI制度を導入して運営しているのが特徴だ。リニューアルして魅力を高めた池袋駅周辺の公園との結びつきも強め、池袋中心街の賑わいを創出。また、区内に点在する中小規模公園を地域住民のコミュニティの場として活用するプロジェクトも推進し、公園を核にしたまちづくりを進めている。

●Governance Focus
□西日本豪雨。増える平屋での再建──岡山県倉敷市真備町、逃げ遅れは絶体絶命の危機に/葉上太郎
●Governance Topics
□“ごみ屋敷問題”を切り口に地域課題解決のヒントを探る──第6回地域創生実践シンポジウム

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□注目映画情報/『秘密の森の、その向こう』『裸のムラ』
□リーダーズ・ライブラリ [著者に訊く!/『ペアレントクラシー ──「親格差時代」の衝撃』志水宏吉]

カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
銅おろし金職人の〝手加減〟──銅おろし金職人「江戸幸・勅使川原製作所」(東京都葛飾区)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
太陽の恵みと清らかな水が育むすべての「食」がそろう/山梨県北杜市
□山・海・暮・人/芥川 仁
ここで生きているのも捨てたもんじゃない──宮崎県高千穂町三田井上川登
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
たたら製鉄が生んだ奥出雲の農・林・畜産業──たたら製鉄に由来する奥出雲の資源循環型農業(島根県奥出雲地域(奥出雲町)
□クローズ・アップ
高知のカツオが美味しい理由──高知県中土佐町。生に向く、向かないを分けて料理に

■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□幕張メッセで3年ぶりの実地開催──自治体DXが切り拓くアフターコロナの世界
/地方自治情報化推進フェア2022
□自治体現場における人材育成のミライ
「インバスケット」研修で職員の問題解決力を高める──東京都練馬区

※「From the Cinema その映画から世界が見える」「人と地域をつなぐご当地愛キャラ」は休みます
1,100円
●特集 困難に直面する人をどう支えていくか
世界の風景を変えた新型コロナパンデミックは、人々の暮らしに大きな影響を与えてきた。特に経済的困窮に加え、孤立・孤独、DV・虐待、障害などの困難を抱える人たちの問題を顕在化・深刻化させたことが指摘されている。国内外は「withコロナ」に移行したが、依然として厳しい経済状況や生きづらさが解消されない中で、第7波が吹き荒れ、ロシアのウクライナ侵攻を契機とする物価の高騰や、エネルギー・食料不足、社会不安の高まりなどがさらに人々の生活を脅かしつつある。これから自治体や地域では、困難に直面している人を支えていくことがますます重要になってくるはずだ。今月はこれまでの困窮者支援の成果や課題とともに、今年成立した女性支援法なども踏まえながら、この問題を考えてみたい。


■ 困難を抱える人とどうつながり、支えるか/原田正樹

原田正樹
原田正樹 日本福祉大学教授

「困難を抱える人」たちとどうつながるかを考えるとき、優先順位として極めて過酷な状況にある人たちを何とかしたいという視点になりがちだが、むしろwith コロナにむけて「つながりの再構築」について考え、地域のあらゆる住民を対象にしたセーフティネットを張り直すという視点が必要だ。
■生活困窮者自立支援制度の可能性〜新しいセーフティネットを育てる/宮本太郎
■コロナ禍の経済的困窮支援をどのように進めるか──特例貸付の実態と償還開始を見据えて/角崎洋平
■女性支援新法の意義と自治体の役割/戒能民江
■障害や困難を抱えた子どもや家族の支援の現場から/北川聡子
■コロナ禍で深刻化した在留外国人政策の課題と展望/毛受敏浩
■コロナ禍で自治体現場は何を問われたか/生水裕美


〈取材リポート〉
◆生活困窮者の自立に向け、「チーム座間」で「断らない相談支援」を推進──神奈川県座間市
◆共生社会づくりに向け、大規模なひきこもり実態調査を実施──東京都江戸川区


【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:「ネガ→ポジ反転」でツラい時を乗り越える
コロナ禍が終わる間もなく、ウクライナ危機や物価の高騰など心がざわつく時期が続きます。
また、人同士の距離の広がりや関係の希薄化、さらにデジタル化などの急速な社会変化も不安な気持ちを広げています。
それは自治体職員だけでなく、住民も同じ。その不安が職員に向かってしまうケースもあるでしょう。
こんな時期が続けば、人はどうしてもネガティブ思考に陥りがち。だからこそ「気の持ちよう」は大切です。そのネガティブな気持ちをポジティブに反転し、ツラい時期を乗り越えていきましょう。

■試してみよう!「ネガ→ポジ反転」の切替スイッチ/笹氣健治
■失敗や不安も「言い換え」でポジティブに/島本好平
■「ポジティブ公務員!」への意識づけ/納 翔一郎

連載
■管理職って面白い! アンコンシャス・バイアス/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
リノベーションによるまちづくりで大切なこと/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/北島麻子

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/菅 花穗

■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/猪野可奈

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/出石 稔(関東学院大学地域創生実践研究所)

■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁




巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
北村正平・静岡県藤枝市長
将来に希望が持てる「幸せになるまち」へ

選ばれるまち」を掲げて、転入超過を実現してきた静岡県藤枝市。北村正平市長は、混沌とする時代の中での先を見据え、「人づくり」を中心に将来に希望が持てる「幸せになるまち」を展望している。
北村正平

北村正平・静岡県藤枝市長(76)。市民の憩いの場である蓮華寺池公園は、「市民が元気で幸せになるまち」という市長の願いのバロメーターといえる場所だ。背景に見えるのは、今年オープンした「旧藤枝製茶貿易商館『とんがりぼう』」。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
伊達政宗(四) 海外発展も〝徳〟の実行

取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
県外避難地で人と伝統をつなぐ──福島県双葉町、埼玉コロニーの結束
原発事故、続く模索㉚

福島県双葉町は原発事故による避難で唯一、県外に役場を移した自治体だ。そのため、役場と行動を共にした避難者のコロニーが埼玉県にできた。故郷から遠く離れた新天地。避難者同士の絆を維持する取り組みのほか、伝統行事も行われていて、まるで小さな村のようだ。8月30日、双葉町で初めて一部地区の避難指示が解除された。「埼玉コロニー」から帰還する人はいないという。

□現場発!自治体の「政策開発」
使用済み紙おむつを資源化し温泉施設の熱源として活用
──使用済み紙おむつ燃料化事業(鳥取県伯耆町)

鳥取県伯耆町は、可燃ごみ減量化の一環として、全国自治体に先駆けて使用済み紙おむつの燃料化事業を推進している。町内の高齢者福祉施設や保育所から排出される使用済み紙おむつを専用装置でペレット化し、町営温泉施設のボイラー燃料として活用する取り組みだ。可燃ごみとして焼却していた事業系使用済み紙おむつを燃料材として資源化し、エネルギーの地産地消を進めて資源循環型社会の構築を図っている。

●Governance Topics
□「土佐の一本釣り」カツオ漁の危機──高知県分析の〝衝撃データ〟で操業の工夫へ/葉上太郎
□国も適正導入の検討開始、重さを増す自治体の役割──太陽光発電設備めぐる紛争/河野博子
●Governance Focus
□持続可能な地域を「自分から」つくるための講座を開催──早稲田大学マニフェスト研究所人材マネジメント部会
□「自治体職員のデジタル化」をテーマにシンポジウムを開催──第52回『都市問題』公開講座
□住民の福祉向上を目指した議会活動の実現に向けて──「政策サイクル推進地方議会フォーラム」キックオフ・シンポジウム

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『時代革命』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『応援消費――社会を動かす力』水越康介]

カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
五感を研ぎ澄まし呼吸のような手触りで──木地師・佐々木工芸(岩手県洋野町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
アルプスに抱かれた田園地帯。美しい風景のもとで進む都市との協働/長野県箕輪町
□山・海・暮・人/芥川 仁
「好きなことで、おまんま食えれば」──千葉県安房郡鋸南町岩井袋
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
森・里・湖に育まれる漁業と農業が織りなす琵琶湖システム──千年以上にわたり琵琶湖と共生する農林水産業(滋賀県・琵琶湖地域)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ
つがーるちゃん(青森県つがる市))
□クローズ・アップ
ペンキで化粧した石像を巡る──宮崎県えびの市、「田の神さぁ」信仰から観光へ

■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
1,100円
●特集 自治体職員のモラルとモチベーション
長引くコロナ禍において自治体職員や公選職のモラルが問われる不祥事が頻発している。その背景に厳しい定数管理による職員削減があるかもしれないが、世間の公務職場を見る目は厳しくなる一方だ。業務過多の状況下、いかに自治体職員のモラルとモチベーションを維持・向上させていくのか考えたい。


■ 公選職に求められるモラルとその向上策/新川達郎

新川達郎
新川達郎 同志社大学名誉教授

公選職のモラルの向上問題は、モラルの内発性の観点からの改善と、公選職の社会規範への応答可能性を高めて外在的なモラルへの敏感さを確保することにありそうである。政治倫理やモラルの学習機会の提供と、その学習の義務付けが定期的に確保されることにより、学ばない公選職は存在しない社会を展望することが可能となる。
■自治体職場のモラルと政策法務/山口道昭
■コロナ感染症対策──苦悩する自治体と健康危機管理/中邨 章
■コロナ禍における職員と市民の関係構築/大杉 覚
■小規模自治体の「小規模性」と職員のモチベーション/嶋田暁文
■モラル・モチベーションと職員の幸福度/広井良典
■コロナ禍のハラスメント防止とモチベーション/金子雅臣
■コロナ禍における市民・NPOのモラルと自治体/奥津茂樹


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:若手職員の力を伸ばす、活かす
近年、自治体では団塊世代との入れ替わりで若手職員の割合が高まっています。
その力を伸ばし、どう活かしていくか自治体の組織力そのものにつながる大きな課題。
特に今年入庁した職員の多くは、学生生活の半分をコロナ禍の中で過ごし、人との接触機会が大きく制限されてきた世代であるとともに、オンラインが当たり前になったデジタルネイティブ世代でもあります。
これまでとは違う環境で育ってきた若手職員の力をどう伸ばし、さらにその力を活かしていけばいいのか、今月は考えます。

■コロナ禍後の若手職員育成をどう考えるか/勝浦信幸
■若手職員の長所を伸ばす/齋藤綾治
〈取材リポート〉
◆「地域へ飛び込む職員PJ」で若手職員が地域の魅力を取材
──滋賀県長浜市

連載
■管理職って面白い! みかんていいな(DESC法)/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
人材の流動化に関する人事施策の新たな動き/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/岡部真矢

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/吉村彼武人

■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/藤原好伸・大脇章広

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/大石貴司(関東学院大学地域創生実践研究所)

■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
横尾俊彦・佐賀県多久市長
「未来創造実証都市」をめざした行政経営を を

2021年9月に現職市長として最多の7選を果たした佐賀県多久市の横尾俊彦市長。「初心忘れず、どんどん挑む」「市民に役立つ市役所」を基本に、市民に寄り添い、そして「未来創造実証都市」をめざした行政経営を進めている。
横尾俊彦

横尾俊彦・佐賀県多久市長(66)。多久聖廟内の孔子像の前にて。「初心忘れず」「市民に役立つ市役所」「市民に寄り添い」など横尾市長が基本にしていることは多分に孔子の教えが反映されているようだ。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
伊達政宗(三) 東京を復旧でなく創造しよう

取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
何を「復興」させるのか──福島県大熊町、6割が「住む」土地の避難指示解除
[原発事故、続く模索]

東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町で6月30日、町民の6割が住民票を持つ土地の避難指示が解除された。旧町役場や唯一の鉄道駅がある中心部が含まれていて、産業拠点や住宅整備の計画が次々と進む。だが、避難から11年という年月が経ち、どれだけの町民が戻れるのか。故郷への思いを抱きながらも、実際には帰れない人が多い。そうした「現実」の中で、町は何を復興しようとしているのか。

□現場発!自治体の「政策開発」
市民本位の総合計画を策定し絵本などで全世代に周知
──ターゲット層を意識した「美濃加茂市第6次総合計画」(岐阜県美濃加茂市)

岐阜県美濃加茂市は、従来の総合計画のあり方を全面的に見直し、小冊子の計画書に凝縮した「美濃加茂市第6次総合計画」を策定した。市民への周知では、総合計画を童話で紹介した乳幼児読み聞かせ用の絵本を作成。市内外への発信では、総合計画の紹介動画を制作してユーチューブなどで配信している。あらゆる世代に美濃加茂市の10年間の進むべき方向性を知ってもらい、ともにまちづくりを進めていくのがねらいだ。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
次期統一選に向け、「ローカル・マニフェストで地域から日本を変える」──マニフェスト大賞2022キックオフ研修会

ローカル・マニフェスト推進連盟とマニフェスト大賞実行委員会は7月14日、「ローカル・マニフェストで地域から日本を変える」をテーマにマニフェスト大賞2022キックオフ研修会を開催した。前年の同賞受賞者などが実践発表。来春の次期統一選に向け、会派マニフェストのあり方などが注目された。

●Governance Focus
□人口増加の陰で進む若者流出
──長野県原村。空き家、耕作地継承……、潜在危機をどうする/葉上太郎
●Governance Topics
□「これからの自治体人事行政」をテーマにシンポジウムを開催──地方行政実務学会第2回春季大会
□〝高校魅力化〟は地域に何をもたらすか──高校魅力化プロジェクト・セミナー

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ベイビー・ブローカー』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『スポーツ毒親』島沢優子]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
先祖との橋渡しの八女産線香
──線香製粉・馬場水車場(福岡県八女市上陽町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
輝く大地に咲く200万本のひまわりが出迎える/北海道北竜町
□山・海・暮・人/芥川 仁
時代に翻弄される葭職人──滋賀県近江八幡市円山
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
山林とともに生き、伝統が息づく天孫降臨の地
──高千穂郷・椎葉山の山間地農林業複合システム(宮崎県高千穂郷・椎葉山地域)

■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】

□DXによって自治体改革をどう進めるか?④
デジタル化の進展によって行政サービスと働き方は飛躍的に進化する──熊本市

□自治体DX最前線
──チャットツールでコミュニケーション力を高め業務の負担軽減と効率化を図る
※「人と地域をつなぐご当地愛キャラ」は休みます。
1,100円
●特集 地域スポーツのミライ
コロナ禍が世界を覆う中、1年延期、無観客など異例づくしで開催された昨年の東京2020オリンピック・パラリンピック。開催の賛否や、ホストタウンや文化プログラム、関連イベントの縮小・中止などにより首都圏以外の地域にも多くの影響を与えたが、選手たちの姿が人々を魅了したのも確かだろう。自治体や地域にはそのレガシーをどう活かしていくかが問われるが、その一方で地域スポーツを取り巻く環境は厳しさが増している。人口減少、少子高齢化、財政逼迫、価値の多様化などの社会課題の影響はスポーツにもさまざまな形で及んでいるからだ。例えばこれまで子どもたちの運動機会の核となってきた、部活動も地域への移行が本格的に始まろうとしている。他方、コロナ禍で外出機会が減った高齢者の心身の健康維持も喫緊の課題といえる。こうした中で、地域スポーツにはこれから何が求められるのか、自治体の役割も含めて考えたい。


■地域スポーツの現在位置/二宮清純
■これからの地域スポーツをどう描くか
~東京大会のレガシーと第3期基本計画/結城和香子
大森 彌
結城和香子 読売新聞編集委員

2020年東京大会の開催は、コロナ禍による変容や賛否の論議にさらされたが、中長期的に見れば、日本という国でのスポーツの社会的な位置づけを変え、これからの地域スポーツを考える端緒を残したとも言える。第3期スポーツ基本計画には、その方向性に沿った施策が盛り込まれている。
■地域スポーツと共生社会/師岡文男
■地域スポーツとジェンダー/小笠原悦子
■子どもとスポーツへの新しい視点/中小路 徹
■部活動の地域移行をどう進めるか~地域SCから見た課題/小野崎研郎
■SDGsの視点から見た地域スポーツ/神谷和義
■スポーツ施設のストック活用をどう進めるか/南 学

〈取材リポート〉
◆官民連携で保育園を含む多機能型の「フットボールセンター」を整備
──熊本県フットボールセンター(仮称)(熊本県嘉島町)

【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:地域通貨の新展開
地域通貨に再び注目が集まっています。
地域通貨はNPO活動の隆盛などとともに2000年代に広がりましたが、その後、廃止されたものも少なくありません。
そうした中、近年のデジタル化の進展の中で、デジタル地域通貨が出現。利便性も機能性もアップし、キャッシュレス決済の普及などとともに各地で導入が進んでいます。地域コミュニティの活性化などの面からも新たな可能性が広がる地域通貨について考えます。

■デジタルで広がる地域通貨の新たな可能性と課題/藤井靖史
〈取材リポート〉
◆信用組合が運営する飛騨地方限定の地域通貨を行政も支援
──さるぼぼコイン
◆地域の経済活性化と課題の解決へ向けて電子地域通貨を活用
──埼玉県深谷市


連載
■管理職って面白い! 逆ハラスメント/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
ワクチン接種からの気づき──非常時の人員配置と兼務職員の取扱い/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/田村彩子

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/椋田佳奈

■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/小澤誠一

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/関東学院大学地域創生実践研究所

■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
金田英樹・熊本県大津町長
「世界で一番住みたいまち、住み続けたいまち」の実現を

町議時代からマニフェスト・サイクルを回していた熊本県大津町長の金田英樹氏。21年1月に行われた町長選では、住民との対話を基に作成した政策冊子「101の具体策」(マニフェスト)を掲げて圧勝した。それから約1年半。マニフェストを基軸に「世界で一番住みたいまち、住み続けたいまち」の実現を目指した挑戦が加速している。
森章浩
金田英樹・熊本県大津町長(39)。県と熊本県出身の漫画家・尾田栄一郎氏が描く人気漫画『ONE PIECE』とが連携した復興プロジェクトの一環で今年1月、大津中央公園に設置されたゾロ像の前にて。「特に休日は親子連れでにぎわいます」と金田町長。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
伊達政宗(二) 一匹の奥羽の山猿


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
シンボルはなくなるのか──福島県大熊町、町立図書館の解体決定
[原発事故、続く模索]


被災前の福島県大熊町は人口増加の自治体だった。「住みたい」という人が多かったからだ。その理由の一つとなっていたのは県内トップクラスの蔵書数を誇る町立図書館である。独特の建物のデザインも加わって、町のシンボルになっていた。だが、町民に広く知らされずに解体が決められ、「壊さないで」という署名が出される事態となっている。人々の喪失感はまた深まるのか。

□現場発!自治体の「政策開発」
未来人になりきった提言で持続可能な社会を構築する
──フューチャー・デザインによるまちづくり(岩手県矢巾町)

岩手県矢巾町は、まちづくりなどにおける新たな住民参画や意思決定の手法として「フューチャー・デザイン」を導入している。仮想将来世代の視点から現世代のまちづくりや社会のあり方を考える試みで、持続可能な社会づくりをめざすのがねらいだ。まち・ひと・しごと創生総合戦略や総合計画後期基本計画の策定に向けた住民ワークショップをはじめ、庁内の研修や会議などでも活用し、未来志向の行政運営を展開している。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
議会改革推進会議で議会基本条例を検証し、議会行動計画を策定──秋田県横手市議会

秋田県横手市議会の議会改革推進会議は2021年6月、4回目となる議会基本条例の検証結果を議長に報告した。今回は新たに活動評価シートを用いて、実績を洗い出し、課題を抽出、数値化する方法を導入。2023年9月までの議会行動計画も策定した。同会議を中心に改革を進め、広報広聴活動の充実も図っている同市議会を取材した。


●Governance Focus
□本音トークと他地区情報で“命の決断”
──球磨川洪水の教訓で「報道連携会議」/葉上太郎
●Governance Topics
□総合計画策定にAIシミュレーションを活用──長野県
/生田洋平・須藤一磨・広井良典
□議員報酬のあり方やハラスメント防止策などを学ぶ
──全国町村議会議長会、町村議会議長・副議長研修会
□シティプロモーション全国調査から見る現状と課題/牧瀬 稔

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『ガザ 素顔の日常』『パレスチナのピアニスト』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『スポーツ毒親』島沢優子]


カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
技術とともに人間関係をつないでいくことが大事
──炭焼き職人・物部徳明さん(和歌山県田辺市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
全域がエコパークの豊かな自然と先進的な挑戦が共生する/三重県大台町
□山・海・暮・人/芥川 仁
「漁師になったのは洗脳やな」──福井県小浜市宇久
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
伝統的な海女漁と世界に誇る真珠養殖の技術
──鳥羽・志摩の海女漁業と真珠養殖業(三重県鳥羽・志摩地域)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/メルギューくん・メルモモちゃん(富山県小矢部市)

■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□シリーズ・LPガスが変える地域のミライ
分散型エネルギーのLPガスと
停電対応型ガスコージェネが変える地域の災害対応

※「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。
1,100円

●特集 次期統一選と首長・議員
2023年4月の次期統一地方選挙(第20回)の実施まで1年を切った。新型コロナ禍、ロシアによるウクライナ侵攻、そしてDXの推進や、ひたひたと押し寄せる本格的な人口減少……。不確実性・危機が増す中で自治体の公選職はいかにあるべきか。また、有権者(住民)はいかに公選職を育てていけばいいのかを考えてみたい。


■次期統一地方選と公選職/大森 彌

大森 彌
大森 彌 
東京大学名誉教授

公選職たるものは、日々の暮らしの平穏無事を願っている住民にとって「災難」をもたらさないように注意深くなければならない。また、自分と自治体職員の住民対応を感度のよい、すがすがしいものにしていることである。そして、「権力の座」の居心地の良さに決して慢心しないことである。
■現代に求められる首長像──コロナパンデミックと新たな首長像/富野暉一郎
■現代に求められる議会・議員像/廣瀬克哉
■DXと業務改革のバランサーとしての首長/牧原 出
■「政策に強い議員」をめざす──議員生活4年間をデザインする/礒崎初仁
■過疎地域の現状と公選職に求められる資質/作野広和
■議員のなり手不足解消への道──住民自治の空洞化からの脱却/江藤俊昭
■議会の多様性をなぜ目指すべきか?どのように実現できるか?/三浦まり
■公選職の育て方と有権者/吉田利宏


【キャリアサポート面】


キャリサポ特集:オンライン時代の会議術
コロナ禍による”新しい日常”とデジタル化の進展で、急速に普及したオンライン会議。
当初、自治体ではパソコンの性能やインターネット回線の問題などで乗り遅れ気味でしたが、今では通常の会議から研修、イベントなど幅広い場面で使われるようになってきました。とはいえ、実践は始まったばかりで、まだまだ試行錯誤中でしょう。
今月はオンライン時代の会議術について考察します。


■自治体オンライン会議の可能性/小林 隆
■オンライン時代の会議とファシリテーション/加留部貴行
■オンライン会議のポイントとプレゼン術/前田鎌利


連載
■管理職って面白い! 神様たちのチームワーク/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
ワクチン接種で感じた「国と地方の関係性」に関する課題/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/西 陽子

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/三宅将太郎

■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/栄羽武史

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/関東学院大学地域創生実践研究所

■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
森 章浩・奈良県田原本町長
子育て施策の充実が町を活性化させる!

「子どもから高齢者まで誰もがいきいきとした暮らしを楽しむまち たわらもと」の実現をめざしている奈良県田原本町の森章浩町長。そのために取り組むのが「3つの未来」の創造だ。特に「子育てしやすい未来」については前職・保育園園長の経験も活かして子育て施策を充実。人口の社会増減がプラスとなるなど子育て施策の充実が町を活性化させることに確信を抱いている。
森章浩
森章浩・奈良県田原本町長(46)。庁舎前にて。田原本町は、弥生時代の大遺跡「唐古・鍵遺跡」で知られる。「そこから出土した遺跡のモニュメントです」と森町長。


連載

□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
伊達政宗(一)奥州探題の姓は留守氏


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
相次ぐ災害に心と資金が折れる──福島県相馬市、2年連続で震度6強の地震
[原発事故、続く模索]


3月16日深夜、福島県沖を震源とする地震が発生した。最大震度6強を記録した同県相馬市では、東日本大震災、台風19号と集中豪雨、昨年の福島県沖地震と災害続きだ。しかも、地震そのものによる被害はどんどん酷くなっている。「せっかく直したばかりなのに、また壊れた」と落胆する人々。復旧の資金が続かず、事業継続へのめども立たない。心が折れかけたまちは、深刻な危機に陥っている。

□現場発!自治体の「政策開発」
子育て世代の転入促進に加え 大学生等を地域に呼び込む
──守谷シェアハウス事業(茨城県守谷市)

茨城県守谷市は、つくばエクスプレス(TX)開業に伴って東京都心へのアクセスが向上したことから人口が伸び続けている。特に教育環境の良さが子育て世代に支持され、子どもの人口増加率は沿線1位を誇る。そのような中、「守谷シェアハウス事業」を実施している。高齢化が進む地区の空き家をシェアハウスとして学生に家賃無償で提供し、居住学生に町内会活動等に参加してもらって地域活性化を図る試みだ。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
多様な議員によって「デジタルで広がる・つながる・深まる」議会改革を
──全国地方議会サミット2022

都内の早稲田大学大隈講堂で5月12~13日、「多様な議員、参画、政策形成」「デジタルで広がる・つながる・深まる議会改革」をテーマに全国地方議会サミット2022が開催された。サミットには、現地とオンライン合わせて約550人の自治体議員・職員などが参加。次期統一地方選を来年4月に控え、議会に多様な議員が参画する必要性や男女共同参画推進、DX導入など多角的な議論を展開。地方議会におけるオンライン本会議の導入に向け、法改正の必要性も強調された。


●Governance Focus
□「賛成」「反対」で揺れる遊水候補地
──熊本県・球磨川、流域治水での住民合意とは/葉上太郎
●Governance Topics
□選管や教育委員会にも呼びかけ、投票率向上をテーマとした議員研修会を開催
/東京都東村山市議会
□建築物への再生可能エネルギー導入をどう進めるか
/WWF「シリーズ自治体担当者に聞く!脱炭素施策の先行事例集」オンラインセミナー

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『オードリー・ヘプバーン』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『映画を早送りで観る人たち』稲田豊史]

カラーグラビア

□技・匠/大西暢夫
和紙の原料を生産する農家の気遣い
──三椏農家・右手忍さん、幸江さん夫妻(岡山県美作市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
小さな町の大きな挑戦
~ゼロ・ウェイストと人づくりで彩のあるまちづくり/徳島県上勝町
□山・海・暮・人/芥川 仁
自然に沿い、応じて従い、任せる──熊本県水俣市月浦
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
刈った草を肥料として味わい豊かな茶を生み出す
──静岡の茶草場農法(静岡県掛川周辺地域)
□クローズ・アップ
災害復興を先導できるか──熊本県球磨村、球泉洞が営業再開


■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】

□デジタル技術によって誰一人取り残さない社会の実現へ②
多言語通訳と手話通訳で“誰一人取り残さない”窓口対応を目指す──東京都足立区
※「もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク」「人と地域をつなぐ--ご当地愛キャラ」は休みます。
1,100円
●特集 VUCA時代の自治体政策と組織
近年、VUCAの時代だといわれている。「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」の頭文字をとったもので、不確実で将来の予想が難しい社会状況を指す言葉だ。2月末からのロシアによるウクライナ侵攻はそれをまざまざと感じさせた。今後どのようになっていくかは現時点では全く見通せないが、冷戦後に築かれてきた国際関係を根底から揺るがしていることは間違いない。そして日本の社会や地域にもこれからさまざまな影響が及ぶはずだ。もちろんまだ終息に至らない新型コロナパンデミックや、気候変動への対応をはじめ、多くの世界共通の課題にも、自治体や地域は向き合わなければならない。こうした時代の中で自治体はどう政策や計画を立案し、実行、実現させていくのか。今回は考えてみたい。


■VUCA時代の自治体の役割/牛山久仁彦
牛山久仁彦
牛山久仁彦
明治大学政治経済学部地域行政学科長・教授

自治体は行財政能力に大きな開きがある。国が全国的に政策を進めようと思っても、自治体の状況によって組織も政策も対応はさまざまにならざるを得ない。自治体は、政策実施にあたり、VUCAを前提に地域でどのような現実が生じるのかを自ら考えていかざるを得ないのである。
■ウクライナ危機は日本社会に何をもたらすか/熊野英生
■VUCA時代の行政計画/佐藤 徹
■VUCA時代の政策形成にデジタルをどう活かすか/川島宏一
■VUCA時代に求められるダイバーシティな地域づくり/田村太郎
■VUCA時代に求められる行政組織のダイナミック・ケイパビリティ
──行政組織の不条理とDX/菊澤研宗
■VUCA時代に求められる人材とは/沢渡あまね
■VUCA時代に求められる”問いかける力”
 ──正解のない問いを共に生きるために/広石拓司



【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:情報発信の極意
新年度がスタートし、新たな事業やプロジェクトなども始まります。それを成功に導く大きなカギを握るのが発信力。
近年、インターネットやSNSをはじめメディアが多様化する中で、事業の対象となる人にどうアプローチし、どう伝えていけばいいのか。また、一方的に伝えるだけでなく、どう双方向のコミュニケーションをとるかも問われます。これは広報担当だけに限らず、自治体全体、そして職員一人ひとりの課題でしょう。
今月は、そうした情報発信のポイントをご紹介します。


■伝わる情報発信と伝わる魅せ方/谷 浩明
■まちのファンをつくる、自治体ウェブ発信の秘訣/狩野哲也


〈取材リポート〉
◆「いがいと!福知山」「明智光秀」をキーワードに魅力を発掘・発信/京都府福知山市


連載
■管理職って面白い! 選択理論/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 まちの雰囲気が未来を創る/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/鈴木香理

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/青木悠太

■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド/辻村真輝

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ/関東学院大学地域創生実践研究所

■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり/寺本英仁

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/小美玉OM



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
壬生照玄・長野県高森町長
「なりたい『あなた』に会えるまち」を目指し、地域に根差した人材育成を推進

2018年1月の町長選で「人材育成」を柱に23項目のマニフェストを掲げて初当選した長野県高森町の壬生照玄町長。今年1月に再選し、町の将来像「なりたい『あなた』に会えるまち~日本一のしあわせタウン高森~」を目指し、「地域に根差した人材育成」がさらにパワーアップしている。
壬生照玄
壬生照玄・長野県高森町長(52)。町長室にて。ここからオンラインの会議などにも参加。「地域に根差した人材育成」を柱に据える。首長としては「ぶれないことが大切。絶対に軸は変えない」と話す。


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
3・11から4・11へ、震災が起こした断層地震
──福島県いわき市、原発事故に隠された災害[原発事故、続く模索]


「4・11」。そう呼ばれる地震があったのをご存じだろうか。東日本大震災からちょうど1箇月後の2011年4月11日、福島県いわき市の田人地区を震源として、断層地震が起きたのだ。土砂崩れで4人が亡くなるなどしたものの、津波や原発事故の混乱に紛れて広くは知られなかった。だが、「正断層」が地表に現れた地震は観測史上初めてといい、学術的に貴重だ。地元では教訓を忘れないためにも、断層の保存や語り継ぎが行われている。

□現場発!自治体の「政策開発」
成果連動型の委託契約で大腸がん検診受診率を高める
──SIB導入による大腸がん検診・精密検査受診率向上事業(東京都八王子市)

東京都八王子市は、大腸がんの検診と精密検査の受診率を向上させるため、SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)を導入したモデル事業を実施した。民間の資金と創意工夫・ノウハウを活用し、事業成果に応じて委託料を支払う取り組みで、ヘルスケア分野では全国初の試みだ。受診率向上など効果が認められたことから、市はノウハウを生かして大腸がん検診の受診勧奨を継続するとともに、乳がん検診受診率向上への成果連動型委託契約事業を開始した。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
町村議会の議員報酬・政務活動費の充実に向けた議論を──全国町村議会議長会

全国町村議会議長会(会長=南雲正・新潟県湯沢町議会議長)は2月、「議員報酬・政務活動費の充実に向けた論点と手続き?住民福祉の向上を実現する町村議会のための条件整備?」と題した報告書をまとめた。また、5月末には「議会力アップのための活動例」と題した事例集を発行する予定。両者を基に、町村議会の議員報酬・政務活動費の充実に向けた議論を盛り上げていく。


●Governance Focus
□封印された農業用ダム決壊を掘り起こす
──京都府亀岡市「平和池」。住民が訴える「知・備・伝」/葉上太郎
●Governance Topics
□「地方議会評価モデル」導入で、キックオフ講演会を開催/長野県飯田市議会
□都市と地方をつなぐ新たな拠点に/ちよだグルショップ+Aリニューアルオープン記念セミナー

連載

□ザ・キーノート/清水真人
□自治・分権改革を追う/青山彰久
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□注目映画情報/『ゴースト・フリート 知られざるシーフード産業の闇』『スープとイデオロギー』
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『公務員30歳からの時短仕事術』柳田 香]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
 2000年前から変わらない煤づくりの技
 ──紀州松煙煤職人・堀池雅夫さん(和歌山県田辺市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
瀬戸内ならではの絶景と文化・芸術の融合を実感!/香川県三豊市
□山・海・暮・人/芥川 仁
 身を削る資源保護の努力──茨城県東茨城郡大洗町
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
厳しい環境下で培われた「水」の知恵
──持続可能な水田農業を支える「大崎耕土」の伝統的な水管理システム(宮城県大崎地域)
□人と地域をつなぐ──ご当地愛キャラ/かのやカンパチロウ(鹿児島県鹿屋市)
□クローズ・アップ
アートを通した「地域の魅力発見」──京都府亀岡市「霧の芸術祭」


■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

【特別企画】
□デジタル技術によって誰一人取り残さない社会の実現へ①
 遠隔通訳者とAIによる多言語通訳システムで
 外国人住民への窓口対応を向上──川崎市

□自治体とスタートアップが共創する地域創生
 オープンイノベーションの取り組みの今を知る
 ──「GAPs SAGA」(佐賀県)

※「童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝」「From the Cinema その映画から世界が見える」は休みます。
1,100円
●特集 “新しい日常”化と行政サービス
今年も新型コロナ禍の中、自治体は新年度を迎える。いまやマスク着用、三密回避は当たり前、オンライン活用、テレワークも普通の光景になってきた。いわば“新しい日常”が定着する中で行政サービスはどう変わってきたのか。そして今後はいかにあるべきなのか。”新しい日常”化(アップデート)への適応、そして今後の行政サービスの姿を展望したい。


■対話が自治の原点──市民から出発する日常を/福嶋浩彦
福嶋浩彦
福嶋浩彦
中央学院大学教授

新型コロナ禍から私たちは何を学び、“新しい日常”をどうデザインしていくのか。コロナ禍は同調圧力と相互監視、そして市民の分断をもたらした。私たちの社会の持つ危うさを浮き彫りにしたと言ってよい。自治体はまだ、それを乗り越える自由な対話の場を地域に作れていない。首長のリーダーシップが問われている。
■“新しい日常”化に対応する自治体組織/大杉 覚
■“新しい日常”化と自治体のリソース/西尾 隆
■“新しい日常”化と自治体の広報・広聴の視点/牧瀬 稔
■“新しい日常”を日常化するための自治体の窓口サービスとは/瀧口樹良
■“新しい日常”化における行政サービスと市民協働/新川達郎
■“新しい日常”化における子どもたちへの支援
 ──子どもらよ、コロナ禍をバネに進化を遂げよ!/定野 司
■“新しい日常”化における議会のアウトリーチのあり方
 ──オンラインを活用した住民とのコミュニケーションの可能性/佐藤 淳


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:自治体職場のスタートアップ
今年も4月を迎え、新年度がスタートします。
コロナ禍に振り回され、いまだ不安や不透明感も尽きませんが、新しい事業や新しい人、新しい職場など、次代に向けての「はじめの一歩」を踏み出さなければなりません。自治体職場を取り巻く環境が大きく変わる中、こうした自治体職場でのスタートアップには何が求められるのか、考えてみましょう。


■自治体新事業・スタートアップの心得/船木成記
■新採職員、異動職員の上手なスタートアップ/秋田将人


〈取材リポート〉
◆“クロスメンター”で新任係長や異動者のスタートアップをサポート/神奈川県小田原市


【新連載スタート】

■キャリアを拓く!公務員人生七転び八起き なんでお前が市役所職員?!/堤 直規

■ただいま開庁中!「オンライン市役所」まるわかりガイド
 人事異動ももう怖くない!?/屋敷昌範

■自治体法務と地域創生──政策法務型思考のススメ
 新連載に当たって/関東学院大学地域創生実践研究所

■にっぽんの田舎を元気に!「食」と「人」で支える地域づくり
 にっぽんの田舎を元気にしたい!/寺本英仁

連載
■管理職って面白い! 水が合わない/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 2021年度、心に残る3つの言葉/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/澁澤 幸

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/中西咲貴

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
 上村 崇・京都府京田辺市長
 「参画と人のつながり」を進化させ、「みんなが住み続けたいと思えるまち」の実現を

2019年4月の市長選で10分野50の政策(マニフェスト)を掲げて当選した京都府京田辺市の上村崇市長。「10年先の未来(まち)に責任」と標榜し、市長就任から間もなく丸3年。「参画と人のつながり」を深化させ、「みんなが住み続けたいと思えるまち」の実現に向けて邁進中だ。
上村 崇
上村 崇・京都府京田辺市長(49)。特産のお茶(玉露)を自ら淹れる上村市長。「農林水産大臣賞をとらはったお茶。玉露は低温で抽出しないといけない。お茶を介して会話を楽しんで」と話す。


●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
 隆景家から頼家への転生(九) 次の転生は誰に?


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 住民が掘り起こした「ため池」決壊の実相と教訓──原発事故、続く模索

津波、そして原発事故。東日本大震災では世界史に残る災害が起きた。原発事故は現在もまだ進行形で、新たな問題が次々と発生している。だが、その陰に隠れて、本来なら注目されるはずの災害の教訓が見過ごされてきた。福島県須賀川市長沼地区の農業用ため池「藤沼湖」決壊である。住民が記録誌作成のために聞き取りを行ったところ、想像を絶する実相が明らかになった。

□現場発!自治体の「政策開発」
ビッグデータを活用して健康寿命の延伸を図る──介護予防DX(佐賀市)

佐賀市は、地域や医療機関などの関係者と連携し、医療・介護・健診等のビッグデータを活用して重症化リスクの高い高齢者の介護予防を推進している。健診やレセプト、独自調査によるデータを分析し、ハイリスク者を抽出。専門職による保健指導や治療の勧奨につなげ、医療費・介護費の適正化と生活習慣病重症化予防・介護予防による高齢者の生活の質の確保・向上を図る健康長寿のまちづくりに取り組んでいる。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
議会への認知向上・関心惹起に、広報広聴ビジョン・同アクションプラン2022─2027を策定──大津市議会

任期4年間の実行計画「ミッションロードマップ2019」の中で「広報のあり方検証」を掲げた大津市議会は3月、広報広聴ビジョン・同アクションプラン2022─2027を策定した。ビジョンでは、議会への認知向上・関心惹起に力を入れ、広報ツールの特性を活かし、関心度合いに合った内容の情報発信、双方向コミュニケーションなどを展開すると明記。最終年度(27年度)には「市議会に何らかの関心がある市民の割合」を60%(21年度は43・6%)にまで高める目標を掲げている。


●Governance Focus
□将来人口を下方修正 「賃金」を柱に新戦略
──人口減少率が全国最大の秋田県/葉上太郎
□国と地方「対等」をどう位置づけるか──対応迫られる危機管理とデジタル化/人羅 格

●Governance Topics
□総合賞は、初めて高校生チーム(加古川市)が受賞
/チャレンジ!!オープンガバナンス2021
□AIシミュレーションを総合計画・まちづくりに活用──山口市
/伊藤美早紀・櫻打鈴子・広井良典


連載

□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『白い牛のバラッド』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『自分で始めた人たち』宇野重規]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
簀編み職人のために手間を惜しまず──竹ひご職人・竹大工房(静岡市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
1000本の桜並木を抜けて、青空の下に広がる菜の花畑へ/埼玉県幸手市
□山・海・暮・人/芥川 仁
うちにもようやく春が来た……──福島県相馬郡飯舘村
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
先人の知恵が育んだ日本屈指の果樹園景観
──盆地に適応した山梨の複合的果樹システム(山梨県峡東地域)
□クローズ・アップ
絶滅、発見。それでも故郷に帰れない悲劇の魚──秋田県仙北市、田沢湖のクニマス


■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

※「もっと自治力を!~広がる自主研修・ネットワーク」「人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ」は休みます。
1,100円

●特集 大災害に備える
今年も3月を迎える。東日本大震災から11年。原発事故被災地のみならず、多くの地域や人々の暮らしは復興途上にあり、課題も少なくない。一方、東日本大震災後も熊本地震や広域での豪雨災害などが頻発。震度5を超える地震も全国各地で毎年のように発生し、想定される南海トラフ地震や首都直下地震を含め、いつまた大災害が起きてもおかしくないように感じられる。今月は東日本大震災をはじめこれまでの経験を活かしながら、次の大災害にどう備えていくかを考えたい。



■大震災からの学びをどう生かすか/室﨑益輝
片山善博
室﨑益輝
兵庫県立大学大学院減災復興政策研究科長・教授

災害と防災に関わる教訓には、いかなる時代にもあてはまる普遍的なものがある。その教訓を現代の状況に照らして進化させ、伝えることや生かすことが求められる。阪神・淡路大震災や東日本大震災で改めて確認された、「最悪想定」「事前防備」「減災管理」「自律連携」「人間復興」は、とくに大切だと思っている。
■国難災害に備える/河田惠昭
■災害対応力を高めるために──災害対応の標準化をどう進めるか/林 春男
■大規模災害の教訓をどう活かすか──災害エスノグラフィー調査から/重川希志依
■首都直下地震で何が起きる?どう備える?/中林一樹
■大災害における自治体間連携を進めるために/岩田孝仁
■災害時にも誰一人取り残さない地域社会を目指して
──福祉とコミュニティと自治体の連携による防災体制/鍵屋 一
■危機・災害に強い社会システムをどう築くか
──わかりやすいプロジェクト(国会事故調編)の活動から/石橋 哲


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:デジタル・ディバイドの対処法
デジタル化が急速に進む一方、自治体はデジタル・ディバイド(情報格差)対策も併せて進めなくてはいけません。当然ながら、高齢者をはじめICT機器を誰もが使いこなせるとは限らないためです。自治体DXを進めつつ、効果的なデジタル・ディバイド対策をいかに打っていけばよいのでしょうか。目指すは、誰一人取り残さないデジタル化。具体的な事例とともに、考えてみたいと思います。


■誰一人取り残さないデジタル・ディバイド/牧 壮

〈取材リポート〉
◆時短で働くテレワーカーが自治体DXの推進を支援/長野県塩尻市
◆高齢者にスマートフォンを無料で貸与し、生活の質を高める
──高齢者デジタルデバイド解消事業/東京都渋谷区


連載
■管理職って面白い! ショットガン/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
行政組織における効果と効率の関係性/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/柴崎記代子

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/菅 花穗

■“三方よし”の職場づくり/元吉由紀子

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
小林信保・山梨県大月市長
二拠点居住、グリーンワーケーションで人口減に歯止めを

2019年6月に行われた市長選で「賑わいと財政の健全化」などを掲げて初当選した山梨県大月市の小林信保市長。財政健全化に目途をつけ、地の利を活かした二拠点居住、グリーンワーケーションに積極的に取り組み、人口減に歯止めをかけようと奮闘している。
小林信保市長
小林信保・山梨県大月市長(56)。旧教員住宅を改修したサテライトオフィスの前にて。大月市では自然の中で仕事を行い、余暇も楽しむ「グリーンワーケーション」を推進。「いろんな団体や企業にこのオフィスを活用してもらいたい」と話す。


●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
隆景家から頼家への転生(八) 芋代官仕末記


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
「桜の森」が再び始動する【11年目の課題・除染4】
原発事故、続く模索

全長2.2㎞の桜並木が美しい福島県富岡町の「夜の森」地区。原発事故で一度は「帰れない土地」とされた。だが、特定復興再生拠点区域に指定され、来春の避難指示解除に向けた除染などが行われている。大正時代、木炭を運び出すために駅が開業し、ここを中心に閑静な住宅街として発展した街。除染に伴い家々は解体されてしまったが、桜をシンボルにして再起を目指す。

□現場発!自治体の「政策開発」
データ活用・分析力を高め実効性のある政策をめざす
──ふじみ野市EBPM研究会(埼玉県ふじみ野市)

埼玉県ふじみ野市は、市の政策形成における政策効果の調査研究とエビデンス(証拠)に基づく政策立案へ向け、中堅職員による「ふじみ野市EBPM研究会」を設置。市の重要な政策の一つである「子育て政策」をテーマに第1期2年間の研究活動を進めて政策提案を行い、事業に結びつけた。その成果を踏まえ、若手職員による第2期研究会で研究活動を進めている。EBPM手法の定着と拡充、職員の育成がねらいだ。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
コロナ禍でも「議会活動は止めない」
──オンラインによる議会改革をテーマにしたフォーラム、研修会

新型コロナの第6波が全国に拡大していた1月下旬。オンラインによる議会改革をテーマにしたフォーラム、研修会が相次いで開催された。共通していたのは、コロナ禍にあってもオンラインを駆使するなどして「議会活動を止めない」という強い意思だった。


●Governance Focus

□大規模水害に見舞われた時、首都圏低地帯はどうする(下)
浸水しても被害少ない街を目指す 実行急ぐべき対策も/河野博子

●Governance Topics

□都市東京の100年を振り返り、未来を展望
/(公財)後藤・安田記念東京都市研究所創立100周年記念シンポジウム
□「結果を出す自治体の経営」とは?
/(公財)日本生産性本部が日米国際カンファレンスを開催
□ひきこもり、発達障害、女性、若者などの生きづらさを理解し、寄り添う
/第7回ふじのくにニッポンの縁側フォーラム


連載

□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『香川1区』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『憲法政治――「護憲か改憲か」を超えて』清水真人]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
物を大切にする心がこの仕事にはある──簀編み職人・小畑文子さん(鳥取市鹿野町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
荘厳な自然の中に息づく漁村の風景/岩手県田野畑村
□山・海・暮・人/芥川 仁
「瀬戸内海の小漁師」に見る漁師の魅力──香川県三豊市詫間町箱室浜
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
時代を超えて受け継がれてきた豪快な伝統漁
──造船材を産出した飫肥林業と結びつく「日南かつお一本釣り漁業」(宮崎県日南市)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/よコジロー(高知県越知町)
□クローズ・アップ/「足」のために「足」を作る──3セク「山形鉄道」が高校生デザインのスニーカーを発売


■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!


[特別企画]
◇DXによって自治体改革をどう進めるか?③
「デジタル市役所」を推進し、介護認定審査業務を効率化
──福島県郡山市

※「もっと自治力を!~広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。
1,100円
●特集 「対等・協力」──国・自治体関係の現状と展望
2000年4月施行の地方分権一括法は、国・自治体の関係を「上下・主従」から「対等・協力」に変えるとされた。それから間もなく22年。三位一体改革で一部の税財源が地方に移譲されたもののそれを上回る地方交付税等の削減で、その後、税財源充実を求める地方の声は小さくなった。そして度重なる大災害と新型コロナ禍は、地方の国依存傾向を強めているという指摘も出ている。「対等・協力」はもはや風前の灯火なのか。国・自治体関係の現状を探り、将来展望を描きたい。



■コロナへの対応から見えてくる国と自治体の課題/片山善博
片山善博
早稲田大学大学院政治学研究科教授

この2年間の新型コロナウイルスへの国と自治体の対応からは、いくつもの問題点や課題が見えてきた。国の側では政府組織のあり方だったり、政治家や官僚の資質に関わることだったりする。自治体の側では国と自治体の関係のあり方だったり、法制執務の力量だったりする。
■メディアから見たコロナ禍の国・自治体関係/谷 隆徳
■新型コロナ対策禍と忖度自治体の行方/金井利之
■国と地方の「対等・協力」と立法分権/礒崎初仁
■分権改革の究極目的は政策力の確保と向上/宮脇 淳
■通知行政の弊害と政策法務/山口道昭
■地方税財源確保・拡充の道/稲沢克祐
■「対等」と「協力」関係の将来展望
 ──求められる「国と地方の協議の場」の機能化/嶋田暁文


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:公共インフラの点検術
道路の陥没、水道橋の崩落など、公共インフラの事故が相次いでいます。もちろん、この問題は今に始まったことではありません。以前から叫ばれ、自治体も対応を進めていますが、それでもなお、公共インフラの維持管理をめぐる課題は山積みの状況と言えます。自治体はどう対処していけばよいのでしょうか。デジタル化の動向も視野に、その点検術について考えてみたいと思います。


■インフラ維持管理の要点と効果的な点検方法/植野芳彦

〈取材リポート〉
◆3次元点群データを蓄積しインフラ維持管理等に活用/静岡県
◆大学と連携し住民主導で橋の予防保全活動を展開/福島県平田村


連載
■管理職って面白い! SMARTに行こう/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
モデルに倣う時代からサンプルをアレンジする時代へ/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/小泉真衣

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/吉村彼武人

■“三方よし”の職場づくり/鈴木一博

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
亀井利克・三重県名張市長
地域共生社会を進化・発展させ、人口減少社会に向き合う

「まちの保健室」や「名張版ネウボラ」など、先駆的な取り組みを進めてきた三重県名張市。20年にわたり、地域共生社会づくりを進化・発展させてきた、亀井利克市長は「私でも、市役所でもなく、市民がこんなまちをつくってきた」と言い切る。
亀井利克氏
亀井利克・三重県名張市長(69)。20年にわたる地域共生社会づくりを振り返って、「市民がこんなまちをつくってきた」と話し、「名張は本当に人材が豊富なまち。そこがすごい」と胸を張る。


●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝
隆景家から頼家への転生(七) 流れる箱が示すもの・頼杏平と山陽


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
居住者ゼロの町で、ようやく帰還が始まる【11年目の課題・除染3】
原発事故、続く模索

日本にはこの11年間、誰も住んでいなかった自治体がある。福島県双葉町だ。あの日、政府の避難指示で散り散りになり、帰還困難区域に指定されるなどしたため戻れなかった。しかし、同区域でも除染が始まり、早ければ今年6月にも帰還が始まる。ただ、避難が長すぎた。住民は若手ほど避難先への定着が進み、どれだけの人が帰るのか。「帰還」後の町の姿は不透明だ。


□現場発!自治体の「政策開発」
ICTを活用して市民参加で地域課題を解決
──加古川市スマートシティ構想(兵庫県加古川市)

兵庫県加古川市は、ICTの活用によって、誰もが豊かさを享受でき、幸せを実感できるまちの実現に向けて「加古川市スマートシティ構想」を策定した。策定に当たっては、パブリックコメントに加え、市民参加型合意形成プラットフォーム「加古川市版Decidim」を公開し、市民等からアイデアや意見を収集したのが特徴だ。そのプロセスを経た構想の具現化を図り、市民中心の課題解決型スマートシティをめざしている。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
「政策推進会議」で調査・研究、合意形成を図り政策提言──福岡県古賀市議会

福岡県古賀市議会は2021年11月25日に「気候変動への対応について」の政策提言を、12月15日には「第5次古賀市基本構想」についての提言を市長に提出した。特に前者は市議会の「政策推進会議」が2年余りにわたって調査・研究してきた成果。議員間討議を重ね、合意形成を図り政策提言を行うサイクルが定着してきた同市議会を取材した。

●Governance Focus

□高齢化した街で記憶は語り継げるか──新潟県「糸魚川大火」から5年/葉上太郎
□大規模水害に見舞われた時、首都圏低地帯はどうする(上)
カスリーン台風の記憶残る地 動き出した住民/河野博子

●Governance Topics

□コロナ対策における国と地方の役割や課題などを議論/地方行政実務学会第2回全国大会



連載

□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『国境の夜想曲』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『保健所の「コロナ戦記」』関なおみ]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
手間と時間を惜しまない徳島の甘味づくり
──和三盆職人(岡田製糖所)(徳島県上板町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
 “熱気”あふれる壮大な風景と伝統・文化を満喫/新潟県小千谷市
□山・海・暮・人/芥川 仁
自らと向き合い支える心──群馬県甘楽郡甘楽町秋畑峰
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
みなべ・田辺の梅システム
──人やミツバチと共生する山の斜面の梅林(和歌山県みなべ・田辺地域)

■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!


[特別企画]
〈鼎談〉シングルマザーの明日を拓く
「ひとり親TECHエンパワメントプログラム」/中野孝浩・吉岡マコ・大島葉子
※「もっと自治力を!~広がる自主研修・ネットワーク」「人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ」「クローズ・アップ」は休みます。
1,100円
●特集 2022年、自治体の針路──アフターコロナで何が問われるか
2022年がスタートする。新型コロナウイルス感染症が世界を揺がしたこの2年間。新たな変異株の出現や海外の状況からはいまだ終息とは言い難いが、日本の感染状況やワクチンの接種状況などを見れば、ウィズコロナとともに、アフターコロナを見通す時期に来ているのではないか。コロナ禍以前からすでに日本は人口減少、気候変動、デジタル化など大きな変化のただ中にあり、自治体や地域はさまざまな課題に直面していた。コロナ禍はそうした課題をより加速させた面もある。今月号ではコロナ後を見据えてこれから自治体に問われることについて考えてみたい。


■これからの地方自治と改革/牧原 出

牧原 出
東京大学先端科学技術センター教授

オミクロン株により、次の年も新型コロナの感染拡大の波が何度か訪れるのではないかという見通しも生まれつつある。地方制度改革においては、当面の新型コロナ対策との関わりで検討されるべき改革課題の検討がまずは必要となる。
■行政手続が拓く自治体法政策の可能性──行政ドックの法務戦略/北村喜宣
■地域医療の再構築をどう進めるか/伊関友伸
■ウィズ・コロナ時代の地域エネルギーガバナンス/的場信敬
■コロナ禍を経て地域公共交通はどう変わるべきか/加藤博和
■デジタル庁発足でデジタル行政はどう変わるか/田井 誠
■自治体の個人情報保護制度はどうなるか/三木由希子
■地域の中小企業をどう再生するか/小出宗昭
■危機を見据えた人材マネジメント戦略を/大谷基道


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:ウェルビーイングな自治体組織
コロナ禍、頻発する激甚災害……。日常業務に加え、非常時の対応が日常化しつつある自治体現場にあって、職員のモチベーションの維持・向上は喫緊の課題です。その解決策の一つに、“健康”や“幸せ”を軸にした組織運営があります。
職員の健康・幸せは、地域住民の健康・幸せにもつながります。年の初めに、ウェルビーイング(幸福・健康)な働き方について考えてみませんか。

〈インタビュー〉
一般社団事法人社会的健康戦略研究所代表理事・浅野健一郎さんに聞く
◇データから仮説を立て組織・地域のウェルビーイング度を高めよう

〈取材リポート〉
◆「幸せつながる健幸都市」を掲げ市民も職員も“健幸”を目指す/愛知県安城市


連載
■管理職って面白い! メラビアンの法則/定野 司
■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 非常時の経験を後世の人たちに伝えることの大切さ/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/水野あすか

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/中西咲貴

■“三方よし”の職場づくり/元吉由紀子

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ  下鶴隆央・鹿児島市長  子どもたちの未来のために「鹿児島に稼げる仕事を」

2020年11月29日に行われた鹿児島市長選挙で初当選した下鶴隆央氏。「時代の動きに対応した新たな発想」の市政が必要とし、100項目に及ぶマニフェストを掲げた。それから1年。子どもたちの未来のために「鹿児島に稼げる仕事をつくる」ことに邁進する下鶴市長は、「次世代にチャンスがある社会を残したい」と話す。
下鶴隆央・鹿児島市長
下鶴隆央・鹿児島市長(41)。1年前、100項目のマニフェストを掲げて初当選。子どもたちの未来のために鹿児島に稼げる仕事をつくる必要性を強調。「次世代にチャンスがある社会を残したい」と語る。


●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 隆景家から頼家への転生(六) 芋代官を手本にする頼杏平


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎  遅すぎ、狭すぎる帰還困難区域での着手【11年目の課題・除染2】  原発事故、続く模索

除染は今も行われている。放射線量が高くて「帰還困難」とされた地区の一部を、政府が「特定復興再生拠点区域」に指定し、遅まきながら除染しているのだ。だが、指定の範囲は狭い。しかも、発災から10年以上が過ぎ、住んでいた家はボロボロだ。一方では避難先への定住が進んでおり、果たしてどれくらいの住民が戻るのか。最も汚染が酷かった福島県浪江町津島地区の区長を訪ねた。


□現場発!自治体の「政策開発」
 アートと伝統文化の融合で文化・芸術創造のまちを発信  ──中之条ビエンナーレ(群馬県中之条町)

山あいの豊かな自然と名湯に恵まれた群馬県中之条町は、2年に1度の国際現代芸術祭「中之条ビエンナーレ」を開催している。海外も含めたアーティストが街なかの施設や自然を舞台に作品を展示・発表し、地域文化との融合や住民との交流で独自の文化・芸術を創造する画期的な取り組みだ。コロナ禍となった第8回ビエンナーレでは、リモートやオンラインも活用しながら開催し、芸術祭の新たな可能性を発信した。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 議会モニターや若者の声を政策の「種」として改革を推進──愛知県知立市議会

愛知県知立市議会は21年12月定例会から、傍聴者が分かりやすいよう議場や委員会室のスクリーンへの議会資料の投影を始めた。また、21年12月22日から22年1月7日まで、議会図書室を冬季休業期間中の生徒に対する自主学習スペースとして開放する事業を実施。これらはいずれも議会モニターや高校生の声がきっかけだ。市民の声を踏まえ、改革が加速する同市議会を取材した。

●Governance Topics

□20年の活動に区切りをつける最終総会を開催/日本自治学会
□市職員の震災体験を語り継ぎ、未来に備える/あれから10年スペシャルPart2


連載

□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
 『なれのはて』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ヘルシンキ 生活の練習』朴 沙羅]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
 数十年先まで使い続けてもらいたい──棕櫚箒職人・木下宏一さん(福岡県うきは市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
 雄大な自然に抱かれた「農(みのり)と輝(ひかり)の大地」で/岩手県八幡平市
□山・海・暮・人/芥川 仁
 日常を取り戻しつつある暮らしの充実感──宮城県石巻市雄勝町桑浜
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
 トキと暮らす郷。根づく固有の農文化
 ──トキと共生する佐渡の里山(新潟県佐渡市)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/ざおうさま(宮城県蔵王町)
□クローズ・アップ
 再建と“観光地”化の間で──宮城県名取市閖上、津波被災地の思い


■DATA・BANK2022 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

[特別企画]
◇DXによって自治体改革をどう進めるか?②
「デジタル変革」を推進し、行政サービスの質の向上をめざす──福島県磐梯町
◇「いつでも、どこでも」から「誰でも」の世界を目指して
──メインテーマに込めた思いを聞く/地方自治情報化推進フェアオンライン2021

※「もっと自治力を!~広がる自主研修・ネットワーク」は休みます。
1,100円
●特集 ウィズコロナ時代の地域コミュニティと自治体
10月31日に投開票された衆院選では「成長と分配」が声高に訴えられた。
一方、足元の地域コミュニティは約2年に及ぶコロナ禍の中で苦慮し、模索が続けられているように見える。地域コミュニティは高齢化あるいは過疎化が進む中で、従来から課題が指摘されてきた。災害は課題をより顕在化させ、その進行を加速化させると言われる。
いまこそウィズコロナ、ポストコロナ時代の地域コミュニティのあり方と自治体(及び職員)の役割を考えたい。



■新型コロナに地域コミュニティはいかに向き合うか/名和田是彦

名和田是彦氏
名和田是彦 法政大学法学部教授
コロナ禍を通じてこれまでの日本の地域社会の諸課題が鋭く現れ、しかし他方で地域の人たちの育ててきた地域力が発揮されて形になるきっかけを与えられてもいる。大きな災厄ではあるけれども、これを前向きに受け止めて、課題を直視し、課題を克服する改革に踏み出すきっかけとすべきであろう。
■ウィズコロナ時代の地域コミュニティと自治体/大杉 覚
■ウィズコロナ時代の地域づくりと自治体職員の役割/櫻井常矢
■アフターコロナ時代の町内会自治会/日高昭夫
■ウィズコロナ時代の地域コミュニティのデジタル化をめぐる現状と今後の方向性/清原慶子
■ウィズコロナ時代のこども食堂と地域コミュニティ/湯浅 誠
■ウィズコロナ時代の地域運営組織/作野広和
■新しい過疎・農村政策と地域コミュニティ──ウィズコロナへの展望/小田切徳美
■地域コミュニティからの自治の再構築/中川幾郎


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:インクルーシブな政策デザイン
多種多様な人々のニーズをいかに掘り出して政策につなげていけるのか──。
社会課題や住民ニーズが多様化・複雑化するなか、自治体はこれまでにない発想や手法、アプローチが求められています。その一つのヒントに、ハンディキャップがある人とともに誰でも使いやすいモノやサービスを設計・提供する「インクルーシブデザイン」があります。
先の東京オリンピック・パラリンピックも“多様性と調和”がコンセプトの一つでした。2021年の年の瀬に、新たな政策を生み出すためのデザイン手法を学んでみませんか。

■インクルーシブデザインの基礎と自治体に導入する際のポイント/平井康之
■インクルーシブデザインの実践的手法
──多様なニーズを施策・事業に結びつけるために/山田小百合

〈取材リポート〉
◆誰もが遊び楽しめる広場を目指し、インクルーシブな遊具を導入/神奈川県藤沢市

連載
■管理職って面白い! リーダーの器(SL理論)/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
協働人口の増加による地域の担い手づくり/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/生水裕美

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/菅 花穗

■“三方よし”の職場づくり/溝口尚也

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
稲村和美・兵庫県尼崎市長
課題解決先進都市をめざし、変化の時代にチャレンジしていく


学生時代に発生した阪神・淡路大震災でのボランティア経験などから政治家を志し、2010年11月に当時最年少の女性市長として就任した、稲村和美・兵庫県尼崎市長。それから11年。財政再建や人口動態の好転などを実現するとともに、市役所の体質改善にも取り組み、ポスト・コロナも見据えてまちづくりを進めている。
稲村和美氏
稲村和美・兵庫県尼崎市長(49)。市長室前のラックに並ぶ行政計画を手に「私の自慢」と話す。市民にわかりやすいよう、本編を概要版程度にコンパクト化し、表紙もキャッチーなデザインに。


●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 隆景家から頼家への転生(五) 頼家で隆景は誰か


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
除染した農地が、山になっていく【11年目の課題・除染1】
原発事故、続く模索

東京電力福島第1原発の事故で、人々を苦しめたのは放射能汚染だ。その除染は帰還困難区域以外で終了し、除染で出た汚染土壌も中間貯蔵施設への搬入が終盤に差し掛かっている。福島市など避難しなかった地区では放射線量を気にする人も減った。だが、一度避難し、除染された後に帰還した地区では窮状が続く。葛尾村ではせっかく除染した農地が草ぼうぼうになり、維持すら困難になりつつある。


□現場発!自治体の「政策開発」
生態系保全の専門家と連携し野生動物との共生をめざす
──ベアドッグによるクマ対策(長野県軽井沢町)

豊かな自然の中に様々な野生鳥獣が生息している長野県軽井沢町は、野生動物による農作物被害や居住地への侵入、人的被害を防ぐために野生鳥獣対策を推進。町職員によるニホンザルの監視と追い払いに取り組むとともに、ツキノワグマ対策では専門知識を持った地元のNPO法人に委託して行動監視とベアドッグによる追い払いなどを行っている。駆除するだけではなく、棲み分けによる共生に努めているのが特徴だ。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
ワールドカフェ方式による議員間討議を踏まえて政策提言──宮城県柴田町議会

宮城県柴田町議会は、予算及び決算審査特別委員会においてワールドカフェ方式による議員間討議を実施。9月会議最終日(9月22日)には決算認定に当たっての政策提言書をまとめ議長が町長に提出した。常任委員会でも2年単位でほぼ同様のスタイルで政策提言。「チーム議会」で政策サイクルの確立をめざす同町議会を取材した。

●Governance Focus

□34mの津波から逃げる方法は見つかった?
──高知県黒潮町。絶望を希望に変える積み重ね/葉上太郎

●Governance Topics

□人材育成・研修担当職員の“熱量”を上げ、組織、地域に活かす!
/全国職員研修研究会&人事研究会
□「出産議員ネットワーク・子育て議員連盟」がグランプリ受賞/第16回マニフェスト大賞


連載

□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
『水俣曼荼羅』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『ニュースの未来』石戸 諭]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
 桶屋としての技術を極める──桶職人(松延工芸)・松延英雄さん(福岡県八女市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
十勝発祥の浜に広がるジュエリーアイス。十勝の歴史と新たな魅力を発信する。
/北海道豊頃町
□山・海・暮・人/芥川 仁
 奥羽山脈に育まれた幸せ──秋田県横手市山内黒沢
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
「三つの太陽」が生み出す濃厚な味わい
──愛媛・南予の柑橘農業システム(愛媛県南予地域)
□クローズ・アップ
クローズ・アップ/従業員9人の会社が受け継ぐ唯一の技術
──高知県土佐市、「土佐節」が国の無形民俗文化財に登録


■DATA・BANK2021 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

[特別企画]
 
 自治体の調達・入札業務の大幅な効率化を実現
 ──官公庁・自治体向け入札・落札情報専用サイト「調達インフォ」/株式会社うるる


※「もっと自治力を!~広がる自主研修・ネットワーク」「人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ」は休みます。
1,100円
●特集 子どもと子育て家庭をどう守るか──コロナ禍での自治体子ども政策
全国で爆発的に感染が拡大した新型コロナの第5波は収束したが、まだ「withコロナ」は続いている。そこで懸念されるのが子どもへの影響だ。人との接触機会の減少やオンライン授業、行事や課外活動の制約などがすでに1年半以上に及んでいるだけでなく、親の減収や失業、在宅勤務など家庭環境も大きく変化しており、発達や学びだけでなく、精神面や虐待などさまざまな問題が指摘されている。さらにデルタ株では、子どもの感染が増加し、感染対策のフェーズも変わった。こうしたなかで「地域の未来」そのものである子どもや若者、そして子育て家庭をどう守っていくのか。自治体政策の視点から考えてみたい。



■コロナ禍による子ども・子育て支援への影響と課題/柏女霊峰
柏女霊峰 淑徳大学教授
コロナ禍によって子ども・子育てには「子どもの問題」「子育てや親子間の問題」「子ども・子育て支援施策への影響」という面からさまざまな影響が起きている。こうした問題の背景には、子ども・子育て支援を巡る根本的な課題があり、それをコロナ禍があぶり出し、より浮き上がらせた。
■国と自治体の権限・役割分担の課題考察/鈴木秀洋
■子育て家庭を孤立させないために/奥山千鶴子
■コロナ禍での子ども虐待予防/奥山眞紀子
■加速する少子化に自治体はどう向き合うか/池本美香
■ヤングケアラー・ケアラー支援を進めるために/堀越栄子
■終わりの見えないコロナ禍と子どもの貧困対策/末冨 芳
■子ども・若者の自殺予防を進めるために/石井綾華


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:心理的安全性の高い職場づくり
風通しの良い職場、悪い職場……。こんな表現は昔からよく使われます。
一方、最近では類似の概念として、心理的安全性という言葉を耳にするようになった人も少なくないでしょう。組織の中で、誰でも気兼ねなく意見や疑問、違和感などを言える状態のことを指し、心理的安全性が高いほど、組織の成果も高まるとされます。
今回は、自治体職場での心理的安全性をテーマに理論や実践を見ていきたいと思います。

■なんでも言い合える環境をつくり、チームや組織の成長を支える“心理的安全性”/青島未佳
■自治体職場での心理的安全性の高め方と課題/齋藤綾治

〈取材リポート〉
◆新たな人材育成基本方針に心理的安全性の向上を明記/愛知県田原市

連載
■管理職って面白い! ジョハリの窓/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 価値を見出して伝えること、それが「ほめる」の本質/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/上辻裕実

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/吉村彼武人

■“三方よし”の職場づくり/岩下潤次

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/第7回関東自主研サミット



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
 石井宏子・千葉県君津市長
 「対話する市政」で、「希望に満ちた君津の未来」の実現を


「君津への愛」「君津はもっと元気になる」と訴え、2018年に千葉県君津市長に初当選した石井宏子氏。石井市長は、「対話する市政」を基本姿勢に、「希望に満ちた君津の未来」の実現を目指す。

●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 隆景家から頼家への転生(四) 座敷牢での自己改革


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 アメリカの規制撤廃は起爆剤になるのか【11年目の課題・福島県産品の輸出】
 原発事故、続く模索

福島県産品への風評被害は国内ばかりではなかった。海外でも輸入を禁止する国が相次いだ。だが、アメリカが9月22日、全ての農水産品の輸入規制を撤廃し、残るは5か国・地域だけになった。今後の対米輸出で注目されるのはコメだ。「既に輸出されている清酒と相乗効果を上げれば、国内の風評被害解消にいい影響を与えるのではないか」と期待する農家もいる。


□現場発!自治体の「政策開発」
 産学官で迅速に実態を把握し総合的な空き家対策を図る
 ──ビッグデータを活用した空き家実態調査(前橋市)

前橋市は、高齢化や核家族化、人口減少に伴って課題となっている空き家対策に力を入れている。空家利活用センターを開設して相談や助言を行うとともに、不動産関係団体と連携して空き家の市場流通を促進。法律や条例に基づき特定空家等の対策にも積極的に取り組んでいる。また、産学官協働でビッグデータとICT技術を活用した迅速な空き家実態調査モデルを構築。データに基づいた総合的な空き家対策に挑んでいる。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 常任委員会がテーマを定めて調査研究、市民参画型の政策立案サイクルを構築
 ──静岡県掛川市議会

静岡県掛川市議会では三つの常任委員会がテーマを定めて調査研究を実施している。議会報告会で調査研究の中間報告を行い、市民の意見を聴取。その後、常任委員会協議会で執行部と議論・調整を行い、委員会として提言を作成し、最後は全議員による政策討論会を開催する。そこで合意形成が図られたものは市長に提言するという市民参画型の政策立案サイクルを構築しているのが特徴だ。

●Governance Focus

□川あっての温泉街を豪雨の時代にどう守る
 ──2020年7月豪雨で被災。大分県日田市、天ヶ瀬温泉/葉上太郎

●Governance Topics

□「自治」の視点から「自治体DX」のあり方を考える/第36回自治総研セミナー


連載

□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
 『モーリタニアン 黒塗りの記録』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『脱炭素革命への挑戦』堅達京子]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
 ミクロン単位の繊細さと力技──漆刷毛師九世・十世/泉清吉さん(さいたま市)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
 歴史・文化も薫る、雄大で美しい自然のテーマパークへ/茨城県高萩市
□山・海・暮・人/芥川 仁
 平等に漁をできる民主的ルール──静岡県賀茂郡南伊豆町大瀬
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
 大都市近郊に今も息づく落ち葉堆肥農法
 ──武蔵野の落ち葉堆肥農法(埼玉県武蔵野地域)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/ちかもんくん(福井県鯖江市)
□クローズ・アップ
 「名人」が温泉を守る──大分県別府市、共同浴場の苦境


■DATA・BANK2021 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!

[特別企画]
〈DXによって自治体改革をどう進めるか①〉
 デジタル技術を活用し、新しい民主主義の手法を構築する
 --茨城県取手市議会
1,100円
●特集 コロナ禍の自治体計画
第2期の地方創生総合戦略は2020年度、コロナ禍の中でスタートした。
折しも今年は2011年5月の地方自治法改正(同年8月施行)によって、市町村への基本構想(総合計画)の策定義務撤廃から10年。さらに国の地方分権改革有識者会議は、自治体に策定を義務付ける規定の増加を問題視(505条項、2020年12月末現在)、2021年の地方からの提案募集の重点募集テーマに「計画策定等」を設定した。コロナ禍という非常事態にあって、地方分権の観点から自治体計画のあるべき姿、今後の姿を考えたい。



■自治体の総合計画と新型コロナ禍対応/大森 彌

大森 彌氏
大森 彌 
東京大学名誉教授
新型コロナ禍の中で、自治体は既定の総合計画の実施にどのような影響を及ぼしたかを事務事業レベルから検証しなければならない。なによりも住民の命と安全を守るという観点から、改めて施策間の優先順位を再考してみなければならないだろう。
■国法による自治体計画策定要請の現状と対処法/今井 照
■総合計画の実効性確保
 ──自治体経営の生産性向上を支援するシステム構築/玉村雅敏
■行政計画の実効性とエビデンス・評価/佐藤 徹
■長期ビジョン策定の意義と冗長性(リダンダンシー)/牛山久仁彦
■計画策定等の(実質的)義務付けと地方分権/嶋田暁文
■コロナ禍における未来志向による行政計画/杉岡秀紀
■コロナ禍の議会政策サイクルと自治体・行政計画
 ──非常事態の日常化での住民自治/江藤俊昭


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:カギは“つながり”!
        「社会的処方」が秘める可能性
社会的処方──。まだまだ聞きなれないこの言葉ですが、薬ではなく、広く社会資源や地域資源との“つながり”によって病気や社会問題などを治癒・解決していくことを指します。英国発祥の概念で、日本も国がモデル事業の実施に動き出すなど、徐々に取り組みが始まっています。高齢化に加え、コロナ禍で孤独・孤立の問題が深刻化する昨今。社会的処方の可能性と自治体に求められる役割について、考えていきます。

■社会的処方の可能性と自治体の役割──縦割りを超えてつながろう/西岡大輔
〈取材リポート〉
◆地域福祉教育総合支援ネットワークを構築し包括的支援を実現/三重県名張市
◆社会包摂型劇場経営から社会的処方箋の実践拠点へ/岐阜県可児市

連載
■管理職って面白い! ホウレンソウのおひたし/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 一人ひとりの考えが尊重される社会を創ることが多様性ある社会につながる/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/寺田理恵

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/中西咲貴

■“三方よし”の職場づくり/小山将彦

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
 河村 孝・東京都三鷹市長
 「子どもの森」から「百年の森」へ市民とともにまちづくりを進める


職員・副市長を経て19年に市長に就任し、「市民参加と協働のまち」に長年取り組んできた東京都三鷹市の舵取りを担う河村孝市長。コロナ禍の中でも「緑と水の公園都市」の実現に向けたまちづくりを進めるとともに、新たな市民参加の形も模索している。
小林常良・神奈川県厚木市長
河村孝・東京都三鷹市長(67)。就任時から力を入れて進める「子どもの森」づくりについて、「子どもには『未来』の意味も込めている。未来につながる希望がなければまちづくりはできない」と話す。


●連載
□童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 隆景家から頼家への転生(三) 甥の訓育をする兄と弟・頼兄弟(一)


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 理念の「復興」はどう発信されたのか【11年目の課題・東京五輪】
 原発事故、続く模索

「復興五輪」。このほど閉幕した東京五輪・パラリンピックの理念はそう掲げられていたはずだ。しかし、菅義偉首相が「人類がウイルスに打ち勝った証として開催する」と国会で述べるなど、何のための大会かは最後まで揺らいだ。福島県内では「『復興』は招致に利用されたにすぎない。私達に関係ない大会だった」とする批判が根強い。本当に復興に寄与したのか。福島会場の現場から問う。


□現場発!自治体の「政策開発」
 日本一「本とふれあえるまち」を官民連携・協働でめざす
 ──日本一の読書のまち(埼玉県三郷市)

埼玉県三郷市は、「日本一の読書のまち」を宣言し、読書のまちづくりを推進している。市民誰もが、いつでも読書に親しみ、文化のかおり高いまちを実現するのが目標だ。全世代が読書や本にふれあえる環境や場づくりに向け、施策を体系化した推進計画の下、「全国家読ゆうびんコンクール」をはじめ、様々な独自のイベントや事業を活発に展開。「読書密度」というオリジナルの指標を設定し、宣言の実現を図っている。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 町民との意見交換会を踏まえ、町長に「通学路の危険箇所への早急な対応を求める緊急提言書」を提出
 ──茨城県阿見町議会

茨城県阿見町議会は8月1日、町民とともに「通学路の安全に関する意見交換会」を開催。そこで出された意見も加えて8月10日、「通学路の危険箇所への早急な対応を求める緊急提言書」を町長に提出し、国への意見書も採択した(8月17日)。取手市議会の現役事務局職員を議会改革アドバイザーに委嘱して半年。改革機運が急速に高まっている同町議会を取材した。

●Governance Focus

□空前の雨量でも被害が抑えられた理由──広島土砂災害から7年の豪雨/葉上太郎

●Governance Topics

□オンラインによる「実践型インターンシップ」を実施/神奈川県小田原市
□「浸水対応型市街地」「流域防災」など新発想で事前復興を
 ──日本危機管理防災学会主催シンポジウム


連載

□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
 『アイダよ、何処へ?』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『都市を終わらせる』村澤真保呂]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
 木に思いを馳せ、ろくろを回す
 ──木地師・小椋昭二さん(滋賀県東近江市君ヶ畑地区)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
 鳥海山麓に広がる風景を満喫するローカル線の旅/秋田県由利本荘市
□山・海・暮・人/芥川 仁
 天空の里「毎日が楽しい」農業──岐阜県飛騨市神岡町山之村
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
 農林水産循環の起点にあるクヌギ林の価値
 ──国東半島・宇佐の農林水産循環(大分県国東半島宇佐地域)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/サカエル&みそさかい(堺市堺区)
□クローズ・アップ
 「解体」方針が一転、全棟を耐震化へ──最大級の被爆建物、旧「広島陸軍被服支廠」


■DATA・BANK2021 自治体の最新動向をコンパクトに紹介!
1,100円
●特集 コロナ禍での自治体業務イノベーション
コロナ禍における国・自治体間の法的、分権的な問題は別にして、報道では接種の遅れやトラブルなどが強調されがちだったワクチン接種について、自治体は国からの無理難題に近い要請や情報不足、さらに猫の目のように変わる状況に対応し、かなりのスピードで実施してきた。また、このコロナ禍の中では、ほかにも特別定額給付金の配布をはじめ、感染防止対策や地域産業への支援、困窮者等への対応など、現場の知恵と工夫を凝らした自治体施策が生まれ、その共有も進んでいる。もちろん背景には社会全体のデジタル化の進展などもあるが、それを活かしながら、業務改革や官民連携、市民協働、自治体間連携などを進め、イノベーションを起こしているようにも見える。今回はこうした動きを考えてみたい。


■コロナ禍を契機にデジタル活用の市民主導型公共価値創造が進む
──DXを成功に導くカギ/奥村裕一
奥村裕一
奥村裕一 元東京大学公共政策大学院客員教授
(一社)オープンガバナンスネットワーク代表理事
新型コロナ禍によって世界的にもデジタル化やイノベーションが進んだ。日本国内では多くの課題が指摘されているが、自治体レベルでは創意工夫も見られる。ぜひ市民主導型の公共の新しい価値を創造するパブリックサービストランスフォーメーション(PX)を進めて欲しい。
■コンセンサスデザインとEBPM
 ──科学的根拠は政策コミュニケーションの重要な媒体に/西尾真治
■シビックテックで加速する自治体イノベーション/関 治之
■コロナ禍で起きた自治体間のイノベーション──オンライン市役所での試み
「新型コロナウイルスワクチンの接種体制確保に関する情報交換会」/長井伸晃
〈取材リポート〉
◆首都圏自治体はワクチン接種にどう対応したか
 /東京都墨田区・小金井市、埼玉県戸田市
◆県境を越えた共同接種など多様な自治体間連携でワクチン接種を促進/鳥取県
◆第三者認証制度“山梨モデル”で感染防止と経済の両立を図る/山梨県
◆共通投票所や投票所混雑状況配信でコロナ禍の知事選投票率向上を図る/兵庫県播磨町


【キャリアサポート面】

キャリサポ特集:伝わる動画のつくり方
誰でも手軽に動画をつくり、インターネットで広く公開できる時代。
自治体も動画ツールを使わない手はありませんが、初めは当然、不慣れなもの。それでも、コツさえ押さえれば、住民などに届く動画をつくることはそこまで難しくありません。
コロナ禍でオンラインの動画ツールを使う機会も増えるなか、今回は、“伝わる動画”の作成術について考えてみたいと思います。

■伝わる動画をつくるための基礎と実践/家子史穂
〈取材リポート〉
◆職員お手製のYouTube動画で市内外のファンを獲得/千葉県君津市
◆オンライン企画で動画を駆使し、新たな“つながり”を創出/埼玉県横瀬町

連載
■管理職って面白い! コンピテンシー/定野 司

■「後藤式」知域に飛び出す公務員ライフ
 枯れて肥やしになることの大切さ/後藤好邦

■誌上版!「お笑い行政講座」/江上 昇

■〈公務員女子のリレーエッセイ〉あしたテンキにな~れ!/川添美穂

■自治体DXとガバナンス/稲継裕昭

■働き方改革その先へ!人財を育てる“働きがい”改革/高嶋直人

■未来志向で考える自治体職員のキャリアデザイン/堤 直規

■そこが知りたい!クレーム対応悩み相談室/関根健夫

■宇宙的公務員 円城寺の「先憂後楽」でいこう!/円城寺雄介

■次世代職員から見た自治の世界/菅 花穗

■“三方よし”の職場づくり/田中広毅

■誰もが「自分らしく生きる」ことができる街へ/阿部のり子

■新型コロナウイルス感染症と政策法務/澤 俊晴

■もっと自治力を!広がる自主研修・ネットワーク/早稲田公共経営研究会・都市行政部会

■地方分権改革と自治体実務──政策法務型思考のススメ/分権型政策法務研究会



巻頭グラビア

□自治・地域のミライ
 小林常良・神奈川県厚木市長
 「市民協働と現地対話主義」を信念に「日本一のまちづくり」を目指す


「市民とともに“日本一”のまちづくり!」をテーマに7つの約束125の政策を掲げ、2019年2月の市長選で4選を果たした小林常良・神奈川県厚木市長。「市民協働と現地対話主義」を信念にする小林市長は、「行政も一つの企業体だ」と「量出制入」の重要性を強調する。
小林常良・神奈川県厚木市長
小林常良・神奈川県厚木市長(72)。厚木市は1964年から58年連続で普通交付税不交付団体。小林市長は「行政も企業体の一つ。『量出制入』が基本だ」と話す。

●連載
□童童門冬二の日本列島・諸国賢人列伝 隆景家から頼家への転生(二) 四角・円・三角の兄弟模様


取材リポート

●取材リポート
□新版図の事情──“縮む社会”の現場を歩く/葉上太郎
 高齢避難者と若手定住者が共に生きる【11年目の課題・復興公営住宅】
 原発事故、続く模索

地域から隔絶されて、寂しい高齢避難者の団地と化しつつある復興公営住宅。ところが中には責任を持って団地の将来像を模索している受け入れ自治体がある。福島県桑折町だ。空きが出た住宅を子育て世帯の定住のために転用し、高齢化が進む避難者との共生を仕掛けようとしているのだ。団地建設を進めてきた県や、避難者を受け入れた市などの顔が見えなくなりつつある今、その対極のような施策が進む。

□現場発!自治体の「政策開発」
 企業・求人情報専用サイトで地元で働く魅力を発信
 ──「ジョブ・ナビIZUMO」(島根県出雲市)

島根県出雲市は、市内の経済団体や企業とともに協議会を組織し、雇用促進・人材確保に努めている。その一環として、地元の企業・求人情報のサイトを開設し、市内の企業情報や求人情報をはじめ、出雲の魅力を発信。コロナ禍での対応では特設掲示板を設け、離職者と喫緊に人材を必要とする事業者のマッチングを図っている。また、職業相談員を配置した窓口を設けてUIターン就職支援に力を入れているのも特徴だ。コロナ禍での地方回帰を好機と捉え、UIターン就職を促進している。

□議会改革リポート【変わるか!地方議会】
 「コロナ+災害」に議会はどう立ち向かうか
 ──輝け議会?対話による地方議会活性化フォーラム

九州の地方議会活性化を目指し、セミナー等を開催している「輝け議会?対話による地方議会活性化フォーラム」(代表=盛泰子・佐賀県伊万里市議)は8月7日、「コロナ+災害に、どう応える?地方議会」をテーマにオンラインフォーラムを開催した。フォーラムではコロナ禍の災害時に議会としてどう立ち向かうのかを議論。あらゆる災害に議会は備える必要があることなどが強調された。

●Governance Focus

□静岡DWAT、知られざる活躍と課題
 ──熱海市伊豆山の土石流災害、避難所派遣の福祉支援チーム/葉上太郎

●Governance Topics

□行政ドックを通じて、分権時代に求められる適正・適法な行政手続を
 ──シンポジウム「行政ドックを通した分権推進戦略」
□なぜ「ケアラー支援条例」が必要なのか
 ──オンラインシンポジウム「全国初!埼玉県・栗山町“ケアラー支援条例”の成立と施策」


連載

□ザ・キーノート/清水真人
□新・地方自治のミ・ラ・イ/金井利之
□市民の常識VS役所のジョウシキ/今井 照
□地域発!マルチスケール戦略の新展開/大杉 覚
□“危機”の中から──日本の社会保障と地域の福祉/野澤和弘
□自治体の防災マネジメント/鍵屋 一
□市民と行政を結ぶ情報公開・プライバシー保護/奥津茂樹
□公務職場の人・間・模・様/金子雅臣
□今からはじめる!自治体マーケティング/岩永洋平
□生きづらさの中で/玉木達也
□議会局「軍師」論のススメ/清水克士
□「自治体議会学」のススメ/江藤俊昭
□From the Cinema その映画から世界が見える
 『ミッドナイト・トラベラー』/綿井健陽
□リーダーズ・ライブラリ
[著者に訊く!/『自治体の滞納整理術』岡元譲史]


カラーグラビア
□技・匠/大西暢夫
親子で紡ぐ浄法寺塗りの技と伝統
──塗師・岩舘隆さん、巧さん(岩手県二戸市浄法寺町)
□わがまちの魅どころ・魅せどころ
山から海までの豊かな自然に歴史と文化が詰まった「羊羹」のまち/佐賀県小城市
□山・海・暮・人/芥川 仁
家族の歴史を乗せている漁船──鳥取市青谷町夏泊漁港
□生業が育む情景~先人の知恵が息づく農業遺産
人と自然が生み出す“循環”の景色
──水稲・たまねぎ・畜産の生産循環システム(兵庫県南あわじ地域)
□人と地域をつなぐ─ご当地愛キャラ/シメッチャ(福岡県志免町)
□クローズ・アップ
「なまこ壁」を残した文化意識──静岡県松崎町。景観条例制定で守り、発信する
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  • 発行間隔:月刊
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