建築ジャーナル 2022年6月号 NO.1331
特集■木を伐るな2 ●表紙=坂口恭平
都市において、樹木は人間にとって不可欠の存在で、役割と効果は多岐にわたる。その重要性は増すばかりだ。「緑の大切さ」は繰り返し強調されるにもかかわらず、伐採や強剪定など木々を粗末に扱う問題が後を絶たない。もう木を伐らないで! みどりを愛する人たちの嘆きが止まらない。公園木、街路樹、公開空地の緑――。身近にありながら急になくなる危険性がある都市の樹木を、多角的にみていく。
目次
■ルポ
公園木 神宮外苑の1000本の木
街路樹 神田警察通りのイチョウ並木
街路樹 青山表参道のエンジュ並木
公開空地 東京の公開空地 管理に課題
■都市の樹木にかかわる人々
◆樹木にかかわる職業と相関図|愛みち子
◆苗木生産者 桜の苗木生産|田中秀明
◆植栽デザイン 兼六園の「唐崎の松」
造園植栽の肝|松崎 喬
◆設計 樹木景観の
可能性と管理の限界|森山 明
◆剪定 樹木剪定の実際について|吉岡賢人
造園会社 造園は
◆造園会社 自然界と人間をつなぐ|石塚 毅
◆樹木医 苦しむ木の声が聞こえる|冨田 改
◆化学分析/緑の安全管理士
樹木の病害虫防除と農薬|神田 多
◆行政(国) 簡単に樹を伐るまえに|古澤達也
◆行政(地方自治体)
東京における樹木物語|中島 宏
◆東京都 東京都の「街路樹診断等マニュアル」
について
◆行政技術職員
街路樹と造園技術者|海老澤清也
◆仙台市 杜の都・仙台の街路樹
について|降幡賢太郎
◆名古屋市 街路樹のまち名古屋|篠塚泰伸
◆県議会議員 「街路樹を考える議員連盟」発足と
今後への期待|石川忠義
◆区議会議員
街路樹の保護と育成を!|大串博康
■樹木と物語
◆映画 木と市長と文化会館/
または七つの偶然|出口丈人
◆昔話 木に守られ、木を敬う|加藤康子
■樹木保護を訴える市民運動
◆東京 東京都市部の樹木の状況|愛みち子
◆兵庫・明石公園 県立明石公園の過剰な樹木伐採
市民の声で1年間伐採中断! |丸谷聡子
◆福岡・須崎公園 環境を破壊する公共工事の
福岡・須崎公園 あり方を問う|今村明子
■海外の事例
街路樹先進国の価値観と管理手法
【連載】
五十嵐太郎の先読み編集局[161]
アートが提起する公共空間の問題
─五十嵐太郎
伊藤潤一の児童養護施設全国行脚[3]
児童養護施設 田島童園[前編]
─伊藤潤一
手入れ/Repair[2]
1967「グリーンハウス」
─井上 岳/大村高広/齋藤直紀
小さな町 川尻の震災報告[52]
古川保の伝統構法万歳
─古川 保
手づくりこしらえの記[10]
陶芸
─坂口恭平
前川國男論◎戦後編[50]
鉄鋼館の「休眠」と万博の危うさをめぐって
─松隈 洋
まちの胃袋[125]
釜石の毛ガニ(岩手県釜石市)
―山崎 亮
【情報ポスト】
福島 福島からの手紙 親愛なるウクライナのみなさま
―遠藤知世吉|A&D遠藤設計
【建築】
山田伸彦建築設計事務所(東京都杉並区/宮崎県宮崎市)
Architect 6建築事務所(名古屋市天白区)
久米設計名古屋支社(名古屋市中村区)
匠建築研究所(福岡市中央区)
【掲載設計事務所紹介】
【奥付】
建築ジャーナルの内容
- 出版社:建築ジャーナル
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月1日
- サイズ:A4
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