◇ 年6万tのRPF工場を竣工
全社生産量が国内最大規模に
- オガワエコノス -
オガワエコノス(広島県府中市、小川勲会長)は、広島県福山市内のびんごエコ団地内に廃プラリサイクル施設「サーキュラーエコノミー福山」が完成し、3月7日に竣工式を開いた。総工費は約20億円。RPFを年間6万トン製造可能で、4月から本格的に稼働する。既存の同社3工場(鵜飼・岡山・仙台工場)と併せた年間生産量は、国内最大規模の12万トンとなる見通しだ。新施設ではマテリアル・ケミカルリサイクルの原料化にも対応する選別設備を備え、高度なプラスチックリサイクルにも取り組む。
◇ 家電プラの水平リサイクル強化
ボトルラベルのペレット化も開始
- エコマテリアル -
プラスチックのマテリアルリサイクルなどを手掛けるエコマテリアル(本社・東京、千葉鴻儀社長)は家電ミックスプラスチックの樹脂選別・再生ペレット加工事業について、“家電プラ to 家電プラ”の水平リサイクル事業を強化する。大手家電量販店とはすでに複数のプロジェクトを行っており、家電メーカーとも協同の取り組みを開始した。千葉社長は、「家電プラの由来が特定でき、再生ペレットの品質やロットも需要家の要求水準に合致するものができている。今後は、小型家電ミックスプラスチックやいわゆる製品プラスチックも原料として扱いたい」と述べている。
◇ 詰め替えパックRの認知向上へ
市民参加イベントを開催
- 神戸市ほか -
神戸市をはじめ、日用品メーカー・小売リサイクラーなど16社が連携して進める、日用品詰め替えパックリサイクルプロジェクト「神戸プラスチックネクスト」は3月18日、市民参加イベント「つめかえパックリサイクルと神戸クリーン作戦」を開催した。同プロジェクトで回収した日用品の詰め替えパックを再生したリサイクルごみ袋を活用し、市民とともに地域清掃活動を実施。当日は約100人が参加し、イベントを通して環境知識を学んだ。
◇ バイオガスで天然ガス車走行
FIT後の選択肢視野に実証
- 真庭広域廃棄物リサイクル事業協同組合 -
地元企業で構成する真庭広域廃棄物リサイクル事業協同組合(岡山県真庭市)は、バイオガスから都市ガスと同等のガス(バイオメタン)を精製し、生ごみ収集用のCNG(天然ガス)車の燃料に活用する実証を行っている。真庭市と大阪ガスグループの協力のもと、精製から貯蔵、車両利用、走行性能、環境負荷低減効果、普及性などを検証。FIT売電終了後の一つの選択肢として利用可能性を探る考えだ。
◇ カーペット、布団などリサイクルへ
再資源化実証実験に参画
- タケエイ/住友大阪セメント/ニトリ -
タケエイは3月22日、ニトリおよび住友大阪セメントによる再資源化実証実験に参画することを明らかにした。
◇ 焼却施設を順調に運営
稼働開始から10周年を迎える
- セルクリーンセンター -
産業廃棄物・特別管理産業廃棄物の処理事業を展開するセルクリーンセンター(宇都宮市、菊池清二社長)は今年、焼却施設(ロータリーキルン&ストーカ炉、処理能力=120トン/日)が稼働開始から10周年を迎える。
◇ 高機能ストレーナーを開発
二相ステンレス鋼で薄肉軽量化
- 奥谷金網製作所 -
総合金網メーカーの奥谷金網製作所(神戸市、奥谷智彦社長)は、日鉄ステンレス直系商社のNSステンレス(東京・千代田)と共同で「二相ステンレス鋼サニタリーストレーナー」を開発した。食品や飲料などを製造する際の、ろ過工程に使う円筒上の異物除去器。高機能ステンレス素材と同社のパンチング技術で高い強度や耐食性を実現した。薄肉軽量化によって平均2~3割のコストダウンにつなげられる点を強みとし、食品工場などに提案を進めていく。
週刊循環経済新聞の内容
- 出版社:日報ビジネス
- 発行間隔:週刊
- 発売日:毎週月曜日
- サイズ:ブランケット版
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