目次
6月号 がんサポート目次
特集 変わる大腸がん治療
これだけは知っておきたい大腸がんの基礎知識
手術が第1選択。が、取りきれなくても、あきらめることはない
監修●吉田和彦 東京慈恵会医科大学青戸病院副院長
ここ10年で、大腸がんをめぐる治療の状況が大きく変わりました。かつては治療は手術しかなく、手術で取りきれなければ厳しい現実が待っていました。しかし、今では、手術以外に、内視鏡治療、抗がん剤治療、放射線治療、転移がんに対してはラジオ波療法、肝動注療法など、さまざまな治療選択ができるようになっています。とくに進歩が目覚しいのが抗がん剤治療です。しかも、たとえ手術で取りきれなくても、それらを駆使することによって長く延命できるようになり、生活の質も向上してきました。
再発大腸がんの最新化学療法
再発してもあきらめる必要はない。次々に出現する新しい抗がん剤治療の手
監修●大津敦 国立がんセンター東病院消化器内科部長
大腸がんは、残念ながら、30パーセントほどが再発する。しかし、あきらめることは全然ない。手術もあればラジオ波治療もある。加えて、ここ5年ぐらいの間に抗がん剤治療が飛躍的な効果を見せてきている。ここに、この再発大腸がんに対する最新の抗がん剤治療の方法と成果をご紹介しよう。
分子標的薬と抗がん剤併用による大腸がん休眠療法
何を投与するかよりも、どのくらいの量を投与するかが決めて
監修●高橋豊 金沢大学がん研究所助教授
海の向こうでは、すでにアバスチンとアービタックスという分子標的薬が進行再発大腸がんの標準治療薬になっている。その足音がひたひたとこちらにも近づいている。その分子標的薬の視座から今日の抗がん剤治療をのぞき見ると、そこから何が浮かび上がってくるか。血管新生阻害剤の先駆けである金沢大学がん研究所の高橋豊さんに聞く。
QOLが向上する直腸がんの術前化学放射線療法
肛門近くにがんができても、肛門機能を温存し人工肛門を回避する
監修●竹之下誠一 福島県立医科大学第2外科学教授
大腸がんの中でも、直腸がんになるとやっかいだ。かつては、肛門を切除して人工肛門をつける手術が一般的だった。1960年代には、直腸がん患者の約6割が人工肛門になったとされる。今ではかなり少なくなっているが、それでもがんが肛門近くにできると人工肛門になる。この壁を放射線化学療法を導入することによって打ち破ろうとしている医療機関がある。それを紹介しよう。
誤解だらけの遺伝性・家族性の大腸がん
欠かせない早期発見・治療とカウンセリング、そして社会的支援とケア
監修●岩間毅夫・杏雲堂病院副院長
大腸がんの中でも、遺伝性の要因が発症に深く関与していると考えられるのが家族性大腸腺腫症(FAP)と遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)。発生頻度の少ない疾患だが、一般のがんが手術をすれば一応の治療目的を達するのに、手術は治療の始まりにすぎず、一生を通じて、あるいは世代を超えた長期戦略でのぞまなければならないのがこれらの疾患だ。遺伝性ということで世の中の誤解も多く、患者は孤立しがちな上、必要な情報がなかなか得られていない現実もあり、社会的支援や十分なケアが求められている。
対談
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
もっとも大切なのは、個々の患者さんに明確な治療ビジョンを示すこと
ゲスト・竜崇正 千葉県がんセンター長
医療の技術は、日々進歩を遂げ、治療の選択肢も増えてきている。しかし、すべての患者さんが、その中から最良の治療を選択できているとは限らない。
今回は、カルテ開示をはじめとした情報公開や、地域の医療連携など、質の高い医療の提供のための取り組みを長年続けられている、千葉県がんセンター長の竜崇正さんに、がん医療の現状と、最善の治療の実現のための指針についてお話いただいた。
吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
がん医療全体の質を上げるために、骨身を惜しまず取り組む
ポイントは、ナース。ナースが意思決定に加われば医療の質も、患者満足度も上がる
ゲスト・埴岡健一 医療ジャーナリスト
前回の医療ジャーナリスト、埴岡健一さんとの対談の続きを贈ります。
埴岡さんは、アメリカのがん医療の取材を通して、アメリカがアポロ宇宙計画のような壮大な医療改革に取り組んでいる姿をつぶさに見て来られた。
その中から日本が学ぶべきことは? 日本のがん医療の質を上げるために何が必要か。そこを語っていただいた。
生き方
連載 情報戦を生き抜いて「大部屋」 本田麻由美・読売新聞記者
医療
腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
前立腺がん編—1
排尿障害に悩んで病院へ行ったら、実は、前立腺がんだった
サポート医師●赤倉功一郎・東京厚生年金病院泌尿器科部長
建設資材販売会社会長の岡田陽一さん(73歳)は、排尿障害に悩み、前立腺肥大症を疑って近所のかかりつけ医を訪ねた。触診、PSA検査の結果、前立腺がんの疑いを指摘され、大病院を受診することになった。高齢の岡田さんに待っている治療は、はたしてどんな治療だろうか。
原発不明がん編-1
いくら検査をしても、がんの原発巣が見つからない
サポート医師●安藤正志・国立がんセンター中央病院乳腺・腫瘍内科
地方公務員の牛山芳男さん(53歳)は、首のリンパ節にしこりがあるのに気づいてかかりつけ医を受診したところ、「重大な病気かもしれない」と指摘された。市内の病院に転院し診察を受けると、「がんの疑いが濃厚」と言われるが、いくら検査しても原発巣が見つからない。とうとうがん専門病院を受診することになった。
モルヒネにかわる鎮痛薬 シリーズ5
からだとこころの痛みを理解して、痛み止めの薬を使用
患者のための抗がん剤事典・ロイコボリン
畠清彦・癌研有明病院化学療法部長
がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です 第31時限目 がんと不妊
患者会
患者会通信・ホスピスケア研究会
患者会活動レポート・がん心のケアの会
患者サポート
治癒力を引き出す がん漢方講座 福田一典
第4回 食欲と消化吸収機能を高める漢方
患者にやさしい放射線治療と緩和医療をもっと広く!
中川恵一・東京大学医学部付属病院放射線科助教授・緩和ケア診療部長
届け!がん患者たちの声
人工肛門・膀胱を持つ人が安心して利用できるトイレを!
がん相談・食道がん・大腸がん・乳がん
がん体験
がんと生きる・米澤京子さん(主婦・『キュアサルコーマ』設立メンバー)
希望を糧に、間断なく攻め立てる転移と壮絶に闘う女性
生は、自らの手でつかみとる。その強靭な心が明日の扉を開く
2カ月ごとに頻々と繰り返される転移・再発。ともするとへなりと落ち込みがちになる。20歳で発病、28歳で再発した米澤京子さんは、そこを跳ね除けて、一歩一歩這い上がってきた。その大きな支えとなったのは、新しい治療法の実用化という明日への希望と、仲間たちだった。
私が選んだがん治療 鈴木育代 健夫(膵がん)
膵がんの長期生存めざし、息子のリードで治療法を選択
膵がんは早期から転移しやすく、がんの中でも予後が悪い。手術できれば根治する可能性があるが、4期の場合切除はできず、化学放射線療法か抗がん剤治療が標準的な治療である。
今回は、前者の治療を受け、まもなく闘病3年目に入ろうという患者さんを紹介する。
私のがん体験「逃走」から「闘争」へ 横井和枝
読者投稿 膵がん闘病記体験・小川嘉子
社会保険労務士の小川嘉子さんは、
7年前受けた人間ドッグで膵嚢胞が見つかる。
2004年1月の検査でがんであろうと言われ、すぐ入院、手術を受けた。
手術は成功し、20日間の入院で退院。躊躇することなく抗がん治療を選択した。
コラム&連載
特集 変わる大腸がん治療
これだけは知っておきたい大腸がんの基礎知識
手術が第1選択。が、取りきれなくても、あきらめることはない
監修●吉田和彦 東京慈恵会医科大学青戸病院副院長
ここ10年で、大腸がんをめぐる治療の状況が大きく変わりました。かつては治療は手術しかなく、手術で取りきれなければ厳しい現実が待っていました。しかし、今では、手術以外に、内視鏡治療、抗がん剤治療、放射線治療、転移がんに対してはラジオ波療法、肝動注療法など、さまざまな治療選択ができるようになっています。とくに進歩が目覚しいのが抗がん剤治療です。しかも、たとえ手術で取りきれなくても、それらを駆使することによって長く延命できるようになり、生活の質も向上してきました。
再発大腸がんの最新化学療法
再発してもあきらめる必要はない。次々に出現する新しい抗がん剤治療の手
監修●大津敦 国立がんセンター東病院消化器内科部長
大腸がんは、残念ながら、30パーセントほどが再発する。しかし、あきらめることは全然ない。手術もあればラジオ波治療もある。加えて、ここ5年ぐらいの間に抗がん剤治療が飛躍的な効果を見せてきている。ここに、この再発大腸がんに対する最新の抗がん剤治療の方法と成果をご紹介しよう。
分子標的薬と抗がん剤併用による大腸がん休眠療法
何を投与するかよりも、どのくらいの量を投与するかが決めて
監修●高橋豊 金沢大学がん研究所助教授
海の向こうでは、すでにアバスチンとアービタックスという分子標的薬が進行再発大腸がんの標準治療薬になっている。その足音がひたひたとこちらにも近づいている。その分子標的薬の視座から今日の抗がん剤治療をのぞき見ると、そこから何が浮かび上がってくるか。血管新生阻害剤の先駆けである金沢大学がん研究所の高橋豊さんに聞く。
QOLが向上する直腸がんの術前化学放射線療法
肛門近くにがんができても、肛門機能を温存し人工肛門を回避する
監修●竹之下誠一 福島県立医科大学第2外科学教授
大腸がんの中でも、直腸がんになるとやっかいだ。かつては、肛門を切除して人工肛門をつける手術が一般的だった。1960年代には、直腸がん患者の約6割が人工肛門になったとされる。今ではかなり少なくなっているが、それでもがんが肛門近くにできると人工肛門になる。この壁を放射線化学療法を導入することによって打ち破ろうとしている医療機関がある。それを紹介しよう。
誤解だらけの遺伝性・家族性の大腸がん
欠かせない早期発見・治療とカウンセリング、そして社会的支援とケア
監修●岩間毅夫・杏雲堂病院副院長
大腸がんの中でも、遺伝性の要因が発症に深く関与していると考えられるのが家族性大腸腺腫症(FAP)と遺伝性非ポリポーシス大腸がん(HNPCC)。発生頻度の少ない疾患だが、一般のがんが手術をすれば一応の治療目的を達するのに、手術は治療の始まりにすぎず、一生を通じて、あるいは世代を超えた長期戦略でのぞまなければならないのがこれらの疾患だ。遺伝性ということで世の中の誤解も多く、患者は孤立しがちな上、必要な情報がなかなか得られていない現実もあり、社会的支援や十分なケアが求められている。
対談
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
もっとも大切なのは、個々の患者さんに明確な治療ビジョンを示すこと
ゲスト・竜崇正 千葉県がんセンター長
医療の技術は、日々進歩を遂げ、治療の選択肢も増えてきている。しかし、すべての患者さんが、その中から最良の治療を選択できているとは限らない。
今回は、カルテ開示をはじめとした情報公開や、地域の医療連携など、質の高い医療の提供のための取り組みを長年続けられている、千葉県がんセンター長の竜崇正さんに、がん医療の現状と、最善の治療の実現のための指針についてお話いただいた。
吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
がん医療全体の質を上げるために、骨身を惜しまず取り組む
ポイントは、ナース。ナースが意思決定に加われば医療の質も、患者満足度も上がる
ゲスト・埴岡健一 医療ジャーナリスト
前回の医療ジャーナリスト、埴岡健一さんとの対談の続きを贈ります。
埴岡さんは、アメリカのがん医療の取材を通して、アメリカがアポロ宇宙計画のような壮大な医療改革に取り組んでいる姿をつぶさに見て来られた。
その中から日本が学ぶべきことは? 日本のがん医療の質を上げるために何が必要か。そこを語っていただいた。
生き方
連載 情報戦を生き抜いて「大部屋」 本田麻由美・読売新聞記者
医療
腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
前立腺がん編—1
排尿障害に悩んで病院へ行ったら、実は、前立腺がんだった
サポート医師●赤倉功一郎・東京厚生年金病院泌尿器科部長
建設資材販売会社会長の岡田陽一さん(73歳)は、排尿障害に悩み、前立腺肥大症を疑って近所のかかりつけ医を訪ねた。触診、PSA検査の結果、前立腺がんの疑いを指摘され、大病院を受診することになった。高齢の岡田さんに待っている治療は、はたしてどんな治療だろうか。
原発不明がん編-1
いくら検査をしても、がんの原発巣が見つからない
サポート医師●安藤正志・国立がんセンター中央病院乳腺・腫瘍内科
地方公務員の牛山芳男さん(53歳)は、首のリンパ節にしこりがあるのに気づいてかかりつけ医を受診したところ、「重大な病気かもしれない」と指摘された。市内の病院に転院し診察を受けると、「がんの疑いが濃厚」と言われるが、いくら検査しても原発巣が見つからない。とうとうがん専門病院を受診することになった。
モルヒネにかわる鎮痛薬 シリーズ5
からだとこころの痛みを理解して、痛み止めの薬を使用
患者のための抗がん剤事典・ロイコボリン
畠清彦・癌研有明病院化学療法部長
がんの基礎
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です 第31時限目 がんと不妊
患者会
患者会通信・ホスピスケア研究会
患者会活動レポート・がん心のケアの会
患者サポート
治癒力を引き出す がん漢方講座 福田一典
第4回 食欲と消化吸収機能を高める漢方
患者にやさしい放射線治療と緩和医療をもっと広く!
中川恵一・東京大学医学部付属病院放射線科助教授・緩和ケア診療部長
届け!がん患者たちの声
人工肛門・膀胱を持つ人が安心して利用できるトイレを!
がん相談・食道がん・大腸がん・乳がん
がん体験
がんと生きる・米澤京子さん(主婦・『キュアサルコーマ』設立メンバー)
希望を糧に、間断なく攻め立てる転移と壮絶に闘う女性
生は、自らの手でつかみとる。その強靭な心が明日の扉を開く
2カ月ごとに頻々と繰り返される転移・再発。ともするとへなりと落ち込みがちになる。20歳で発病、28歳で再発した米澤京子さんは、そこを跳ね除けて、一歩一歩這い上がってきた。その大きな支えとなったのは、新しい治療法の実用化という明日への希望と、仲間たちだった。
私が選んだがん治療 鈴木育代 健夫(膵がん)
膵がんの長期生存めざし、息子のリードで治療法を選択
膵がんは早期から転移しやすく、がんの中でも予後が悪い。手術できれば根治する可能性があるが、4期の場合切除はできず、化学放射線療法か抗がん剤治療が標準的な治療である。
今回は、前者の治療を受け、まもなく闘病3年目に入ろうという患者さんを紹介する。
私のがん体験「逃走」から「闘争」へ 横井和枝
読者投稿 膵がん闘病記体験・小川嘉子
社会保険労務士の小川嘉子さんは、
7年前受けた人間ドッグで膵嚢胞が見つかる。
2004年1月の検査でがんであろうと言われ、すぐ入院、手術を受けた。
手術は成功し、20日間の入院で退院。躊躇することなく抗がん治療を選択した。
コラム&連載
商品情報・内容
- 出版社:エビデンス社
- 発行間隔:月刊
■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。
がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。
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