目次
<婦人科がん特集>
1 手術の基礎知識 切除する部位と影響を理解し 術後の治療・生活に備えよう
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの手術とセルフケア
監修●青木大輔 慶應義塾大学医学部産婦人科学教授
取材・文●柄川昭彦
様々ながんの治療と同様、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの治療では、手術が行われる場合が多い。それぞれ治療のどの段階・病期(ステージ)によって、手術の内容はどう違うのか?手術による体の変化は?術後をイメージしながら、療養に備えるための基礎知識を紹介します。
2 子宮頸がん予防と問題点 ワクチン接種の効果だけでなく子宮頸がん検診率を上げることが大切
監修●五十嵐 中 東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学
取材・文●がんサポート編集部
子宮頸がんのHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの定期接種は、副反応と関連するかもしれない事例が明らかになり、推奨が控えられている。がんの中で唯一、ワクチン接種によって予防できる子宮頸がんだが、そもそもウイルス感染を予防するワクチン接種が導入されたことと、子宮頸がんの発症率低下への見通しはどのように結びついているのか。
3 子宮頸がんの重粒子線治療 ピンポイントかつ高い有効性 まだまだ発展する重粒子線治療
大きな腫瘍や腺がんに対して期待のもてる治療法
監修●若月 優 独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医学センター病院医師
取材・文●がんサポート編集部
現在のがんの標準治療は、外科手術、化学療法、放射線(X線)治療の3つだ。それに加え、放射線の1種である重粒子線による治療が急速な進歩を遂げてきた。重粒子線治療とはどのようなものか、子宮頸がんではどのようなケースに有効なのか。
4 子宮がんダヴィンチ手術 深い部位に微細な施術 ロボット支援手術のメリットを発揮
普及が進む子宮がんのロボット支援手術
監修●井坂惠一 東京医科大学病院産科・婦人科主任教授
取材・文●がんサポート編集部
近年、急速な普及が進む腹腔鏡下ロボット支援手術。前立腺がんでは日本でも保険適用されているが、婦人科系のがんへの利用も検討されている。“ロボット支援手術”とはどのような仕組みで、メリットは何か。
5 卵巣がんの治療 進行卵巣がんには抗がん薬と手術の組み合わせで
粘り強い治療戦略でより高い効果が
監修●織田克利 東京大学医学部附属病院産科婦人科講師
取材・文●がんサポート編集部
卵巣がんは自覚症状が乏しいため、発見されたときにはすでに進行しているケースが多い。しかも手術で患部を切除するだけではなかなか根治に至らないという性質も持つ。治療には、抗がん薬による化学療法と的確な手術の組み合わせが必須となる。
<緩和ケア特集>
1 がん性疼痛と鎮痛薬の基礎 「WHO方式がん疼痛治療法」を指針に鎮痛薬を選択・使用
緩和ケアで大きな役割を担う疼痛治療
監修●大坂 巌 静岡県立静岡がんセンター緩和医療科部長
取材・文●町口 充
緩和ケアの中で大きな役割を担っているのが、がんに伴う痛みを取り除いたり、和らげたりする疼痛治療。痛みのほとんどは鎮痛薬を適切に使うことで治すことができるが、中でも強い鎮痛効果を発揮するのが医療用麻薬であるオピオイドだ。そもそもがんの痛みはどんな痛みなのか、オピオイドで「麻薬中毒」にならないのかなど基礎知識編──。
2 がん性疼痛の治療 メサドン、フェンタニルレスキュー製剤は痛みの治療を変えるか?
がん疼痛治療に新たなオピオイドの潮流
監修●大坂 巌 静岡県立静岡がんセンター緩和医療科部長
取材・文●町口 充
がんの痛みの治療に新しい流れがやってきた。昨年(2013年)、疼痛治療の新規オピオイド薬剤が相次いで登場してきたのだ。1つはモルヒネでも効かなくなった場合に有効なメサドン。さらに、突出痛に有効な粘膜から吸収されるフェンタニルのレスキュー製剤。どんな薬なのか?
3 副作用対策 抗がん薬治療の副作用対策としての漢方
緩和ケアにおける漢方
抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンスが得られれば、漢方の存在意義はさらに高まるものとみられる。婦人科がん、乳がんに対する抗がん薬治療での副作用対策や緩和ケアなど対する漢方の改善効果を取り上げた。
婦人科がん化学療法における食欲不振に六君子湯が効果発揮
監修●齋藤 滋 富山大学大学院医学薬学研究部産科婦人科学教授
取材・文●柄川昭彦
半夏瀉心湯で乳がん治療薬による下痢が軽減
監修●志茂 新 聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科医局長
取材・文●柄川昭彦
<がんと生きる>
慣れない海外での闘病体験 夫と周囲の人の支えで治療を乗り切る
先のことを心配する無意味さをイタリア人から学ぶ●泉 モモさん(イラストレーター)
取材・文●吉田燿子
不慣れな海外生活の中でも、一番避けたいのが重い病気。だが不幸にも、先方から近寄ってきた場合にはどう対処するか。異国の地で、子宮体がんの厳しい治療を乗り切った女性イラストレーターがいる。
<私の生きる道>
乳がんも再建乳房も私の個性 前よりも元気になりました
非浸潤乳がんで乳房を全摘・同時再建した●お笑い芸人・小林アナさん(32)
取材・文●西条 泰 撮影●向井 渉
「私、乳ガンになりました」――ストレートなタイトルでブログを綴ったのは、元女子アナウンサーで、今はお笑い芸人の小林アナさん。2013年の春、右乳房の全摘手術を受けた。「なんで取らなきゃいけないの?」というショックから立ち直れた思考の転換とは――。
<鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談>
治ると思ってがんに対峙するのと ダメだと思って対峙するのとでは全然違う
35年間に7回がん宣告を受けた「全身がん政治家」が今、語る憂国の情
●与謝野 馨さん(元経済財政担当大臣)
構成●江口 敏 撮影●板橋雄一
文部大臣、通産大臣、官房長官、経済財政担当大臣など、政治の世界で数々の要職を歴任してきた与謝野馨さんは、初当選の翌年から35年間の長きにわたって、がんと闘ってきた。一昨年の師走選挙前に政界引退をしたが、下咽頭がん手術で一時失った声も、気管食道シャント法と呼ばれる手術で取り戻し、筋金入りの財政再建論者として、アベノミクスの行方を注視している。その与謝野さんに、安倍内閣でのばらまき復活を危惧する鎌田さんが、長い闘病生活から財政再建の行方などについて聞いた――。
1 手術の基礎知識 切除する部位と影響を理解し 術後の治療・生活に備えよう
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの手術とセルフケア
監修●青木大輔 慶應義塾大学医学部産婦人科学教授
取材・文●柄川昭彦
様々ながんの治療と同様、子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんの治療では、手術が行われる場合が多い。それぞれ治療のどの段階・病期(ステージ)によって、手術の内容はどう違うのか?手術による体の変化は?術後をイメージしながら、療養に備えるための基礎知識を紹介します。
2 子宮頸がん予防と問題点 ワクチン接種の効果だけでなく子宮頸がん検診率を上げることが大切
監修●五十嵐 中 東京大学大学院薬学系研究科医薬政策学
取材・文●がんサポート編集部
子宮頸がんのHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの定期接種は、副反応と関連するかもしれない事例が明らかになり、推奨が控えられている。がんの中で唯一、ワクチン接種によって予防できる子宮頸がんだが、そもそもウイルス感染を予防するワクチン接種が導入されたことと、子宮頸がんの発症率低下への見通しはどのように結びついているのか。
3 子宮頸がんの重粒子線治療 ピンポイントかつ高い有効性 まだまだ発展する重粒子線治療
大きな腫瘍や腺がんに対して期待のもてる治療法
監修●若月 優 独立行政法人放射線医学総合研究所重粒子医学センター病院医師
取材・文●がんサポート編集部
現在のがんの標準治療は、外科手術、化学療法、放射線(X線)治療の3つだ。それに加え、放射線の1種である重粒子線による治療が急速な進歩を遂げてきた。重粒子線治療とはどのようなものか、子宮頸がんではどのようなケースに有効なのか。
4 子宮がんダヴィンチ手術 深い部位に微細な施術 ロボット支援手術のメリットを発揮
普及が進む子宮がんのロボット支援手術
監修●井坂惠一 東京医科大学病院産科・婦人科主任教授
取材・文●がんサポート編集部
近年、急速な普及が進む腹腔鏡下ロボット支援手術。前立腺がんでは日本でも保険適用されているが、婦人科系のがんへの利用も検討されている。“ロボット支援手術”とはどのような仕組みで、メリットは何か。
5 卵巣がんの治療 進行卵巣がんには抗がん薬と手術の組み合わせで
粘り強い治療戦略でより高い効果が
監修●織田克利 東京大学医学部附属病院産科婦人科講師
取材・文●がんサポート編集部
卵巣がんは自覚症状が乏しいため、発見されたときにはすでに進行しているケースが多い。しかも手術で患部を切除するだけではなかなか根治に至らないという性質も持つ。治療には、抗がん薬による化学療法と的確な手術の組み合わせが必須となる。
<緩和ケア特集>
1 がん性疼痛と鎮痛薬の基礎 「WHO方式がん疼痛治療法」を指針に鎮痛薬を選択・使用
緩和ケアで大きな役割を担う疼痛治療
監修●大坂 巌 静岡県立静岡がんセンター緩和医療科部長
取材・文●町口 充
緩和ケアの中で大きな役割を担っているのが、がんに伴う痛みを取り除いたり、和らげたりする疼痛治療。痛みのほとんどは鎮痛薬を適切に使うことで治すことができるが、中でも強い鎮痛効果を発揮するのが医療用麻薬であるオピオイドだ。そもそもがんの痛みはどんな痛みなのか、オピオイドで「麻薬中毒」にならないのかなど基礎知識編──。
2 がん性疼痛の治療 メサドン、フェンタニルレスキュー製剤は痛みの治療を変えるか?
がん疼痛治療に新たなオピオイドの潮流
監修●大坂 巌 静岡県立静岡がんセンター緩和医療科部長
取材・文●町口 充
がんの痛みの治療に新しい流れがやってきた。昨年(2013年)、疼痛治療の新規オピオイド薬剤が相次いで登場してきたのだ。1つはモルヒネでも効かなくなった場合に有効なメサドン。さらに、突出痛に有効な粘膜から吸収されるフェンタニルのレスキュー製剤。どんな薬なのか?
3 副作用対策 抗がん薬治療の副作用対策としての漢方
緩和ケアにおける漢方
抗がん薬治療の副作用対策に漢方の活用が拡大しつつある。すでに多くの施設の実地診療において漢方治療が広く行われているが、同時に、新たなエビデンス(科学的根拠)を求めた多数の基礎的検討、臨床試験も実施されている。効果の作用メカニズムの解明と、臨床的指標に対する効果の客観的な評価が重要なポイントとされているが、これらの点でエビデンスが得られれば、漢方の存在意義はさらに高まるものとみられる。婦人科がん、乳がんに対する抗がん薬治療での副作用対策や緩和ケアなど対する漢方の改善効果を取り上げた。
婦人科がん化学療法における食欲不振に六君子湯が効果発揮
監修●齋藤 滋 富山大学大学院医学薬学研究部産科婦人科学教授
取材・文●柄川昭彦
半夏瀉心湯で乳がん治療薬による下痢が軽減
監修●志茂 新 聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科医局長
取材・文●柄川昭彦
<がんと生きる>
慣れない海外での闘病体験 夫と周囲の人の支えで治療を乗り切る
先のことを心配する無意味さをイタリア人から学ぶ●泉 モモさん(イラストレーター)
取材・文●吉田燿子
不慣れな海外生活の中でも、一番避けたいのが重い病気。だが不幸にも、先方から近寄ってきた場合にはどう対処するか。異国の地で、子宮体がんの厳しい治療を乗り切った女性イラストレーターがいる。
<私の生きる道>
乳がんも再建乳房も私の個性 前よりも元気になりました
非浸潤乳がんで乳房を全摘・同時再建した●お笑い芸人・小林アナさん(32)
取材・文●西条 泰 撮影●向井 渉
「私、乳ガンになりました」――ストレートなタイトルでブログを綴ったのは、元女子アナウンサーで、今はお笑い芸人の小林アナさん。2013年の春、右乳房の全摘手術を受けた。「なんで取らなきゃいけないの?」というショックから立ち直れた思考の転換とは――。
<鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談>
治ると思ってがんに対峙するのと ダメだと思って対峙するのとでは全然違う
35年間に7回がん宣告を受けた「全身がん政治家」が今、語る憂国の情
●与謝野 馨さん(元経済財政担当大臣)
構成●江口 敏 撮影●板橋雄一
文部大臣、通産大臣、官房長官、経済財政担当大臣など、政治の世界で数々の要職を歴任してきた与謝野馨さんは、初当選の翌年から35年間の長きにわたって、がんと闘ってきた。一昨年の師走選挙前に政界引退をしたが、下咽頭がん手術で一時失った声も、気管食道シャント法と呼ばれる手術で取り戻し、筋金入りの財政再建論者として、アベノミクスの行方を注視している。その与謝野さんに、安倍内閣でのばらまき復活を危惧する鎌田さんが、長い闘病生活から財政再建の行方などについて聞いた――。
商品情報・内容
- 出版社:エビデンス社
- 発行間隔:月刊
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