目次
【進行肺がん最新特集】
1 EGFR-チロシンキナーゼ阻害薬の効果的な使用法
ピンポイントでがんを抑える 遺伝子異常に大きな効果
監修●笠原寿郎・金沢大学附属病院呼吸器内科臨床教授
肺がんは各種のがん領域の中でも、新薬の開発が進んでいる分野だ。分子標的薬の導入がいち早く行われ、より効果的な活用法の研究が行われている。どのような患者さんにどの時期に投与するのか――。ほかの治療法との関係や副作用対策までをまとめる。
2 ALK遺伝子変異症例における治療
日本発の新ALK阻害薬に期待 より高い効果で副作用も少なく
監修●井上 彰・東北大学病院臨床研究推進センター特任准教授
非小細胞肺がんで進む個別化医療。遺伝子変異に応じた薬剤選択が重要となるが、腺がんの一部に見られるALK 遺伝子転座に対する分子標的薬が注目されている。2012 年のザーコリに続き、日本で開発された新薬も承認を待っている段階だ。
3 進行非小細胞肺がんに対する維持療法
維持療法で、質の高い生活を長く送ることも可能に
監修●久保田 馨・日本医科大学付属病院がん診療センター長
進行した非小細胞肺がんの場合、がんの病勢が悪化するまでの期間は短く、2 次治療を行おうとしても、体の状態が良くなかったりして、治療を始めることが難しいケースが多かった。しかし最近では、標準的な治療期間以降も引き続き負担の少ない化学療法を継続することによって、病状が悪化するまでの期間を延ばし、少しでも長く元気に毎日を過ごすことができる人も増えてきているという。
4 脳転移サイバーナイフ治療
脳転移に威力を発揮するサイバーナイフ
監修●佐藤健吾・日本赤十字社医療センターサイバーナイフセンター(脳神経外科)
脳に転移しやすいがんの1 つが肺がん。脳転移の治療の中心は放射線治療となるが、通常の放射線治療よりも精度が高く、効果が大きいと注目されているのがサイバーナイフだ。技術の進歩が著しく、転移だけでなく肺原発巣へのサイバーナイフ治療も可能になっている。
5 肺がんの免疫療法
今、最もホットな話題―開発が進む3つのタイプの抗体薬
監修●田村研治・国立がん研究センター中央病院早期・探索臨床研究センター先端医療科医長
がん免疫療法は、第4 のがん治療として長年期待されてきたが、これまでなかなか良い結果を得ることができなかった。しかし、最近になってその状況が変わりつつある。これまでの免疫療法とは全く異なる発想に基づいて開発された薬剤で、次々と良い結果が得られているのだ。
6 新薬の開発状況
新しい分子標的薬はより標的を絞り、より副作用を抑える
監修●笠原寿郎・金沢大学附属病院呼吸器内科臨床教授
イレッサやタルセバの登場で治療が大きく進んだ非小細胞肺がんだが、まだまだ新薬開発の動きは止まらない。第2 世代、第3世代と呼ばれる分子標的薬の臨床試験が続々と行われている。新薬開発の現状とその特徴をレポートする。
7 バイオバンクの現状
遺伝子変異検査や分子標的薬の治療効果判定などにも活用が可能に
監修●竹内朋代・筑波大学医学医療系助教(兼)附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンター
手術や検査で採取された組織(腫瘍など)や血液など、診断に使われた後の試料を患者さんの同意を得た上で収集・保存し、医学研究や新薬開発に役立てるために分配(以下:分譲)する施設を「バイオバンク」と呼ぶが、国内外でその設置が進んでいる。そこで、バイオバンクが実際にどのように運営されているのかを中心に、筑波大学附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンターの竹内朋代さんに聞いた。
【医療】
凄腕の医療人 患者さんに適切な治療を受けてもらうため、障害となるすべてと闘う
凄腕の医療人●佐々木康綱・昭和大学医学部内科学講座腫瘍内科学部門教授/
昭和大学腫瘍分子生物学研究所所長
座右の銘に「闘う腫瘍内科医」を掲げる。「患者さんに適切な治療を受けてもらうため、障害となるすべてと闘う医師」という意味だ。長く日本のがん薬物治療を先導し、いま母校で後進の指導に情熱を注ぐ佐々木康綱さん。闘志の源には、常に患者さんへの尊敬の念がある。
がんのチーム医療・施設訪問 緩和ケア施設と一体化した緩和ケアチーム
●川崎市立井田病院 緩和ケアチーム(神奈川県)
川崎市立井田病院は、東急東横線日吉駅から北へ徒歩10~15分、川崎市中原区と横浜市港北区との境、中原区市民健康の森の一角を占める小高い丘の上に立つ。2013年5月に第一期の工事を終え、装いも新たとなった同院は、消化器センター、呼吸器センター、腎・泌尿器センター、外来・在宅ケア・緩和ケア病棟など一貫した緩和ケアサポート体制を備えた自治体病院であり、地域がん診療連携拠点病院と臨床研修指定病院に指定されている。
がんのチーム医療・その現状と課題 第2回 チーム医療がもたらす病院への影響とは?
文●福原麻希・医療ジャーナリスト
先月号では「チーム医療の現状と課題」として、患者向けには「チーム医療とは何か」「チーム医療のメリット」を紹介した。さらに、メディカルスタッフ向けには「チーム医療で必要な心得」「チーム医療を機能させる3 つのスキル」を説明した。今回は「チーム医療は病院経営に好影響をもたらし、メディカルスタッフを活性化させる」を伝えたい。近森病院(高知県、452床)の近森正幸院長の経験を紹介する。
副作用対策 分子標的薬による皮膚障害
日本人に出やすい手足症候群 予防ケアと早めの対処が大切
監修●山﨑直也・国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科医長
がんの化学療法(抗がん薬治療)の副作用で悩まされるのが、手足に現れる炎症や痛みなどの手足症候群。とくに分子標的薬では強く発現しやすいが、実はこれは治療効果が現れている証でもある。手足症候群をいかに上手にコントロールするかが、治療を続ける上で重要になっている。手足症候群の概要とその対策について専門家に聞いた。
メディカル・レポート 患者さんの毎日のQOLを多方面から評価
監修●宮森 正・川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター所長
本号の施設訪問で紹介した川崎市立井田病院で、入院患者さんに対する緩和ケアで力を発揮しているのが、同院独自開発のIDAS評価システム。同院かわさき総合ケアセンター所長の宮森正さんらが考案したシステムで、患者さんの毎日のQOL(生活の質)が多方面から評価され、緩和ケアチームに属するスタッフだけではなく、各階に設けられたスタッフステーションに詰める看護師さんらにも患者さんの状態が把握できるようになっている。
患者のためのがんの薬事典 ハーセプチン(一般名トラスツズマブ)
監修●伊藤良則・がん研有明病院乳腺センター乳腺内科部長
HER2 陽性の乳がんは予後が比較的悪いといわれていました。しかし、2008 年にハーセプチンが登場したことにより、生存率、再発率は大きく改善。現在ではHER2 陽性乳がん治療の必須の薬剤となっています。最近次々に登場したHER2 陽性乳がん治療薬を上乗せして使用することで、さらなる治療効果がもたらされています。
【対談】
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
「あきらめた」からこそ、生きる力が湧いてくるのだと教えられた
●小林弘幸さん(順天堂大学医学部教授)
順天堂大学病院で6年半待ちの超人気「便秘外来」を開設している、外科医の小林弘幸さんが昨年出した、『自律神経を整える「あきらめる」健康法』が話題になっている。『がんばらない』という処女作を持つ鎌田さんの考え方と、小林教授の「あきらめる」健康法は通底しており、2人は意気投合し語り合った――。
【生き方】
私の生きる道 悩んでいるのはあなただけではない 子宮頸がんは誰にでもあり得ます
●笛田さおりさん(シンガーソングライター)
若い女性の思いを唄う地道な音楽活動が実を結び、メジャーデビューが決まった矢先、「子宮頸がん」を告げられた。手術を経て音楽活動を再開した彼女は、不意の病気をも創作活動の糧にした。
がんと生きる 小細胞肺がんを発症して 医療スタッフのすごさを思い知らされました
●今村浩介さん(デザイン会社勤務)
3年前に小細胞肺がんを発症、化学療法を行った後、左肺全摘手術を行うという治療を選択し無事、職場復帰を果たした今村さん。その今村さんにはバリ島に住む20年来の友人がいた。奇しくもその友人も、同じ肺がんに罹りこの世を去っていた……
【患者サポート】
がん相談 がん相談支援・大腸がん・乳がん
がん相談支援●回答者・大沢かおり・東京共済病院がん相談支援センター医療ソーシャルワーカー
大腸がん●回答者・大矢雅敏・獨協医科大学越谷病院外科教授
乳がん●回答者・上野貴史・板橋中央総合病院外科医師
わたしの町の在宅クリニック ホスピスケアからコミュニティケアへ
●ケアタウン小平クリニック
市民病院の外科医だった山崎章郎さんは、人が最期を過ごす場所として一般の病院はふさわしくないと考えるようになり、その後14 年間は聖ヨハネ会桜町病院(小金井市)のホスピス医として仕事をした。さらにそこで経験したケアを地域社会の中に広げていきたいと思うようになり、2005 年にケアウン小平クリニックを開設した。自らが掲げた地域の人とつながった在宅ホスピスケアはどこまで実現したのだろうか。
聞いて! 私たち患者の声 海外で使われている薬を 今すぐ日本でも使えるようにしてほしい
●パンキャンジャパン
海外で使われている抗がん薬が、日本で使えるようになるまで時間がかかってしまうドラッグラグ。患者さんたちの強い声に押されて少しずつ解消されつつあります。それでも、難治性がんの筆頭である膵臓がんの場合、たとえ半年、1 年でもドラッグラグは生死にかかわる問題です。「海外に比べ日本で使える薬がまだまだ少なすぎる。治験ももっと増やしてほしい」と切実な声があがっています。
私が目指すがん医療
膀胱を残す治療という選択肢を より多くの人が選べるよう実績を積んでいます
●小林秀一郎・多摩南部地域病院泌尿器科医師
現在、2期以降の膀胱がんでは、膀胱全摘による治療が第1選択となっている。だが、膀胱を全摘すると、自力での排尿が難しくなり、治療後のQOLは著しく低下してしまう。そんな中、地域病院で膀胱温存療法を実践しながら、患者さんのQOL向上に取り組んでいる医師がいる。多摩南部地域病院泌尿器科の小林秀一郎さんだ。
がん哲学外来 「会話」と「対話」の違いについて(2)
●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授
医師が怖くて話しかけられない(T・K さん、女性45 歳)
1 EGFR-チロシンキナーゼ阻害薬の効果的な使用法
ピンポイントでがんを抑える 遺伝子異常に大きな効果
監修●笠原寿郎・金沢大学附属病院呼吸器内科臨床教授
肺がんは各種のがん領域の中でも、新薬の開発が進んでいる分野だ。分子標的薬の導入がいち早く行われ、より効果的な活用法の研究が行われている。どのような患者さんにどの時期に投与するのか――。ほかの治療法との関係や副作用対策までをまとめる。
2 ALK遺伝子変異症例における治療
日本発の新ALK阻害薬に期待 より高い効果で副作用も少なく
監修●井上 彰・東北大学病院臨床研究推進センター特任准教授
非小細胞肺がんで進む個別化医療。遺伝子変異に応じた薬剤選択が重要となるが、腺がんの一部に見られるALK 遺伝子転座に対する分子標的薬が注目されている。2012 年のザーコリに続き、日本で開発された新薬も承認を待っている段階だ。
3 進行非小細胞肺がんに対する維持療法
維持療法で、質の高い生活を長く送ることも可能に
監修●久保田 馨・日本医科大学付属病院がん診療センター長
進行した非小細胞肺がんの場合、がんの病勢が悪化するまでの期間は短く、2 次治療を行おうとしても、体の状態が良くなかったりして、治療を始めることが難しいケースが多かった。しかし最近では、標準的な治療期間以降も引き続き負担の少ない化学療法を継続することによって、病状が悪化するまでの期間を延ばし、少しでも長く元気に毎日を過ごすことができる人も増えてきているという。
4 脳転移サイバーナイフ治療
脳転移に威力を発揮するサイバーナイフ
監修●佐藤健吾・日本赤十字社医療センターサイバーナイフセンター(脳神経外科)
脳に転移しやすいがんの1 つが肺がん。脳転移の治療の中心は放射線治療となるが、通常の放射線治療よりも精度が高く、効果が大きいと注目されているのがサイバーナイフだ。技術の進歩が著しく、転移だけでなく肺原発巣へのサイバーナイフ治療も可能になっている。
5 肺がんの免疫療法
今、最もホットな話題―開発が進む3つのタイプの抗体薬
監修●田村研治・国立がん研究センター中央病院早期・探索臨床研究センター先端医療科医長
がん免疫療法は、第4 のがん治療として長年期待されてきたが、これまでなかなか良い結果を得ることができなかった。しかし、最近になってその状況が変わりつつある。これまでの免疫療法とは全く異なる発想に基づいて開発された薬剤で、次々と良い結果が得られているのだ。
6 新薬の開発状況
新しい分子標的薬はより標的を絞り、より副作用を抑える
監修●笠原寿郎・金沢大学附属病院呼吸器内科臨床教授
イレッサやタルセバの登場で治療が大きく進んだ非小細胞肺がんだが、まだまだ新薬開発の動きは止まらない。第2 世代、第3世代と呼ばれる分子標的薬の臨床試験が続々と行われている。新薬開発の現状とその特徴をレポートする。
7 バイオバンクの現状
遺伝子変異検査や分子標的薬の治療効果判定などにも活用が可能に
監修●竹内朋代・筑波大学医学医療系助教(兼)附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンター
手術や検査で採取された組織(腫瘍など)や血液など、診断に使われた後の試料を患者さんの同意を得た上で収集・保存し、医学研究や新薬開発に役立てるために分配(以下:分譲)する施設を「バイオバンク」と呼ぶが、国内外でその設置が進んでいる。そこで、バイオバンクが実際にどのように運営されているのかを中心に、筑波大学附属病院つくばヒト組織バイオバンクセンターの竹内朋代さんに聞いた。
【医療】
凄腕の医療人 患者さんに適切な治療を受けてもらうため、障害となるすべてと闘う
凄腕の医療人●佐々木康綱・昭和大学医学部内科学講座腫瘍内科学部門教授/
昭和大学腫瘍分子生物学研究所所長
座右の銘に「闘う腫瘍内科医」を掲げる。「患者さんに適切な治療を受けてもらうため、障害となるすべてと闘う医師」という意味だ。長く日本のがん薬物治療を先導し、いま母校で後進の指導に情熱を注ぐ佐々木康綱さん。闘志の源には、常に患者さんへの尊敬の念がある。
がんのチーム医療・施設訪問 緩和ケア施設と一体化した緩和ケアチーム
●川崎市立井田病院 緩和ケアチーム(神奈川県)
川崎市立井田病院は、東急東横線日吉駅から北へ徒歩10~15分、川崎市中原区と横浜市港北区との境、中原区市民健康の森の一角を占める小高い丘の上に立つ。2013年5月に第一期の工事を終え、装いも新たとなった同院は、消化器センター、呼吸器センター、腎・泌尿器センター、外来・在宅ケア・緩和ケア病棟など一貫した緩和ケアサポート体制を備えた自治体病院であり、地域がん診療連携拠点病院と臨床研修指定病院に指定されている。
がんのチーム医療・その現状と課題 第2回 チーム医療がもたらす病院への影響とは?
文●福原麻希・医療ジャーナリスト
先月号では「チーム医療の現状と課題」として、患者向けには「チーム医療とは何か」「チーム医療のメリット」を紹介した。さらに、メディカルスタッフ向けには「チーム医療で必要な心得」「チーム医療を機能させる3 つのスキル」を説明した。今回は「チーム医療は病院経営に好影響をもたらし、メディカルスタッフを活性化させる」を伝えたい。近森病院(高知県、452床)の近森正幸院長の経験を紹介する。
副作用対策 分子標的薬による皮膚障害
日本人に出やすい手足症候群 予防ケアと早めの対処が大切
監修●山﨑直也・国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科医長
がんの化学療法(抗がん薬治療)の副作用で悩まされるのが、手足に現れる炎症や痛みなどの手足症候群。とくに分子標的薬では強く発現しやすいが、実はこれは治療効果が現れている証でもある。手足症候群をいかに上手にコントロールするかが、治療を続ける上で重要になっている。手足症候群の概要とその対策について専門家に聞いた。
メディカル・レポート 患者さんの毎日のQOLを多方面から評価
監修●宮森 正・川崎市立井田病院かわさき総合ケアセンター所長
本号の施設訪問で紹介した川崎市立井田病院で、入院患者さんに対する緩和ケアで力を発揮しているのが、同院独自開発のIDAS評価システム。同院かわさき総合ケアセンター所長の宮森正さんらが考案したシステムで、患者さんの毎日のQOL(生活の質)が多方面から評価され、緩和ケアチームに属するスタッフだけではなく、各階に設けられたスタッフステーションに詰める看護師さんらにも患者さんの状態が把握できるようになっている。
患者のためのがんの薬事典 ハーセプチン(一般名トラスツズマブ)
監修●伊藤良則・がん研有明病院乳腺センター乳腺内科部長
HER2 陽性の乳がんは予後が比較的悪いといわれていました。しかし、2008 年にハーセプチンが登場したことにより、生存率、再発率は大きく改善。現在ではHER2 陽性乳がん治療の必須の薬剤となっています。最近次々に登場したHER2 陽性乳がん治療薬を上乗せして使用することで、さらなる治療効果がもたらされています。
【対談】
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
「あきらめた」からこそ、生きる力が湧いてくるのだと教えられた
●小林弘幸さん(順天堂大学医学部教授)
順天堂大学病院で6年半待ちの超人気「便秘外来」を開設している、外科医の小林弘幸さんが昨年出した、『自律神経を整える「あきらめる」健康法』が話題になっている。『がんばらない』という処女作を持つ鎌田さんの考え方と、小林教授の「あきらめる」健康法は通底しており、2人は意気投合し語り合った――。
【生き方】
私の生きる道 悩んでいるのはあなただけではない 子宮頸がんは誰にでもあり得ます
●笛田さおりさん(シンガーソングライター)
若い女性の思いを唄う地道な音楽活動が実を結び、メジャーデビューが決まった矢先、「子宮頸がん」を告げられた。手術を経て音楽活動を再開した彼女は、不意の病気をも創作活動の糧にした。
がんと生きる 小細胞肺がんを発症して 医療スタッフのすごさを思い知らされました
●今村浩介さん(デザイン会社勤務)
3年前に小細胞肺がんを発症、化学療法を行った後、左肺全摘手術を行うという治療を選択し無事、職場復帰を果たした今村さん。その今村さんにはバリ島に住む20年来の友人がいた。奇しくもその友人も、同じ肺がんに罹りこの世を去っていた……
【患者サポート】
がん相談 がん相談支援・大腸がん・乳がん
がん相談支援●回答者・大沢かおり・東京共済病院がん相談支援センター医療ソーシャルワーカー
大腸がん●回答者・大矢雅敏・獨協医科大学越谷病院外科教授
乳がん●回答者・上野貴史・板橋中央総合病院外科医師
わたしの町の在宅クリニック ホスピスケアからコミュニティケアへ
●ケアタウン小平クリニック
市民病院の外科医だった山崎章郎さんは、人が最期を過ごす場所として一般の病院はふさわしくないと考えるようになり、その後14 年間は聖ヨハネ会桜町病院(小金井市)のホスピス医として仕事をした。さらにそこで経験したケアを地域社会の中に広げていきたいと思うようになり、2005 年にケアウン小平クリニックを開設した。自らが掲げた地域の人とつながった在宅ホスピスケアはどこまで実現したのだろうか。
聞いて! 私たち患者の声 海外で使われている薬を 今すぐ日本でも使えるようにしてほしい
●パンキャンジャパン
海外で使われている抗がん薬が、日本で使えるようになるまで時間がかかってしまうドラッグラグ。患者さんたちの強い声に押されて少しずつ解消されつつあります。それでも、難治性がんの筆頭である膵臓がんの場合、たとえ半年、1 年でもドラッグラグは生死にかかわる問題です。「海外に比べ日本で使える薬がまだまだ少なすぎる。治験ももっと増やしてほしい」と切実な声があがっています。
私が目指すがん医療
膀胱を残す治療という選択肢を より多くの人が選べるよう実績を積んでいます
●小林秀一郎・多摩南部地域病院泌尿器科医師
現在、2期以降の膀胱がんでは、膀胱全摘による治療が第1選択となっている。だが、膀胱を全摘すると、自力での排尿が難しくなり、治療後のQOLは著しく低下してしまう。そんな中、地域病院で膀胱温存療法を実践しながら、患者さんのQOL向上に取り組んでいる医師がいる。多摩南部地域病院泌尿器科の小林秀一郎さんだ。
がん哲学外来 「会話」と「対話」の違いについて(2)
●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授
医師が怖くて話しかけられない(T・K さん、女性45 歳)
商品情報・内容
- 出版社:エビデンス社
- 発行間隔:月刊
■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。
がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。
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