がんサポート 7月号 (発売日2014年06月16日) 表紙
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がんサポート 7月号 (発売日2014年06月16日)

エビデンス社
最新大腸がん特集

がんサポート 7月号 (発売日2014年06月16日)

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目次

【最新大腸がん特集】

1 基礎知識 大腸がんを知る
罹患・死亡者数は増加傾向 しかし早期対応で治りやすい

編集●「がんサポート」編集部
多くのがんで罹患・死亡数が減少傾向にある中で、大腸がんの死亡者数は増加傾向にあり、罹患率では近年中に肺がんや胃がんを抜いて最も高いがんになるとの予測もある。しかし、早期に発見すれば治癒しやすいがんということも知られている。大腸がんに関する最近の状況をQ&A 形式で探ってみた。

2 大腸ポリープ
ポリープは病理検査で判断 がんになる危険性があっても早期治療が有効

監修●吉田和彦・東京慈恵会医科大学葛飾医療センター副院長
大腸の臓器的な特徴に、ポリープががんになる可能性があることが挙げられる。胃などではほとんどないことだ。そして、すべての大腸ポリープに、がんになる危険性があるわけではなく、がんとは無縁のポリープもある。ポリープの良性・悪性の区別から治療までをレポートする。

3 大腸3D-CT検査
3次元で大腸内を見る 患者負担軽減と手術シミュレーションにも

監修●遠藤俊吾・福島県立医科大学会津医療センター小腸・大腸・肛門科学講座教授
大腸がんは早期に発見されれば治癒しやすいがんであるが、日本では罹患率、死亡率ともに増加傾向にある。数年前から注目されているのが、検査の苦痛を軽減し、得られたデータを外科手術のシミュレーションにも活用できる3 次元の「仮想内視鏡検査(大腸3D-CT 検査= CT Colonography : CTC)」だ。

4 大腸がん治療ガイドライン2014年版
大腸がん治療ガイドライン2014年版をひも解く

監修●渡邉聡明・東京大学医学部腫瘍外科・血管外科教授
新しく改訂された、大腸がんの治療ガイドライン2014年版が今年1 月に刊行された。前回の2010 年版と異なり、新たな治療戦略が登場、大腸がんの治療選択肢は大きく増えている。どこがどのように変わったのか、作成に携わった専門家にその内容を聞いた。

5 切除不能・進行再発大腸がんにおける治療の現状
分子標的薬使用にあたってのRAS遺伝子野生型の重要性

編集●「がんサポート」編集部
1990年代までは5-FUに代表されるフッ化ピリミジン系の薬剤が中心的役割を担ってきた切除不能・進行再発大腸がんに対する化学療法。近年、分子標的薬の導入で治療の選択幅が大きく広がり、化学療法のアルゴリズム(治療手順)も3次治療(大腸がん治療ガイドライン2010年版)、さらには5次治療(同2014年版)まで複数の治療ラインが並び、個々の患者さんに即した治療選択が可能になってきています。『大腸癌治療ガイドライン2014年版』に新しく掲載された「切除不能進行再発大腸がんに対する化学療法のアルゴリズム」の背景を編集部でまとめてみました。

6 直腸がん術前化学放射線療法
局所進行直腸がんに対する術前化学放射線療法の有効性は?

監修●山梨高広・北里大学東病院消化器外科診療講師
局所進行の直腸がんに対しては、手術でがんを切除すると同時に、周辺のリンパ節を切除する側方リンパ節郭清(側方郭清)を行うのが一般的。しかし、それでも再発が起こり、また、側方郭清により神経が傷つけられて排尿障害や性機能障害などを起こす可能性もある。そこで有効な治療法として注目されているのが手術前に行う術前化学放射線療法だ。

7 肝転移に対する治療戦略
肝転移のある大腸がんの治療が化学療法の進歩で大きく変化

監修●井上陽介・がん研有明病院消化器外科副医長
大腸がん肝転移に対する治療は、肝臓手術の進歩や化学療法の進歩によって変化を遂げてきた。現在では、切除手術が可能な肝転移のある患者さんに対しても、手術前後に化学療法を組み合わせる治療が行われるようになり、それが妥当かどうかの検証が進められている。

8 大腸がん治療中の食事
何をどのように食べたらいいの? 大腸がん治療中の食事

監修●小松美佐子・東京都立駒込病院栄養科栄養科長・管理栄養士
食べ物の消化・吸収に欠かせない大腸だが、大腸がんで手術、化学療法を行っている場合どのような食事が良いのか、患者さんや家族は悩むことが多い。食べて良いもの悪いものってある? どんな食べ方がいい? 専門家に話を聞いた。

【医療】

凄腕の医療人 外科技術伝承の場の喪失は、医療界の財産の喪失を意味する

凄腕の医療人●森谷冝皓・日本赤十字社医療センター大腸肛門外科
腫瘍外科のプライオリティ(優先順位)として1 は根治性、2 は機能温存性、3 は短い手術時間と少ない出血、4 は inexpensive(あまり費用のかからない)な手術コストというのが森谷冝皓さんの口癖だ。大腸がん手術ではいずれも大事な要素だ。

がんのチーム医療・施設訪問 病院一丸となった褥瘡対策 風通しの良さで細かな対応

●船橋市立医療センター(千葉県)
船橋市の郊外に建つ船橋市立医療センターは地域の中核病院として救急医療を主体とする急性期および高度医療を提供している。重症患者の数も多いため、ベッドに長く寝ていると生じる褥瘡(床ずれ)ができやすい。センターでは対策委員会を設置するとともに、病棟のスタッフとの連携も強め、個々に応じた対策に努めている。

副作用対策 ~オキサリプラチンを中心に~
抗がん薬による末梢神経障害 効果な対策とセルフケアの方法は?

監修●野村久祥・国立がん研究センター東病院薬剤部主任
抗がん剤治療で現れやすい副作用の1つが手足のしびれなどの末梢神経障害。患者さんのQOL(生活の質)を著しく低下させて、とても我慢できないと治療を中断することもあるほどだが、適切な対処と患者さんのセルフケアで症状の軽減が可能だ。今回は大腸がん治療でよく使われるオキサリプラチン(商品名エルプラット)を中心にみてみよう。

メディカル・レポート 抗がん薬への曝露に対する防護対策

監修●高橋真由美・国立がん研究センター東病院通院治療センター
正常な細胞にも悪影響を与えることが知られている抗がん薬。近年は医療現場でも、スタッフが抗がん薬に曝露(さらされること)しないよう、防護対策がとられている。そのような薬の投与を受ける患者さんや家族に対し、排泄物や洗濯物の取り扱いについて指導することの大切さが注目されている。

患者のためのがんの薬事典 ロンサーフ(一般名トリフルリジン・チピラシル配合錠)

監修●水沼信之・がん研有明病院消化器センター・消化器化療担当部長
日本発の進行大腸がん治療薬、ロンサーフ。第Ⅱ相試験でプラセボ(偽薬)群と比べて有意に全生存期間(OS)を延長させたことが評価され、異例の速さで承認されました。進行大腸がん治療に新たな選択肢をもたらすと期待される一方、世界で初めて臨床使用されるだけに、より慎重な取り扱いが求められています。

【対談】

鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
心がワクワクしないと病気は治りません

●上田紀行さん(東京工業大学リベラルアーツセンター教授)
文化人類学の立場から、さまざまな社会問題に対して鋭い論陣を張り、昨今の「癒し」の言い出しっぺとしても知られる、東京工業大学教授の上田紀行さんは、スリランカの悪魔祓いの儀式の研究から、医療関係にも造詣が深い。悪魔祓いと医療関連について、旧知の鎌田さんが問い質した――。

【生き方】

私の生きる道 待ち構えて受け入れたがん 準備にも治療にも悔いはなし

●石 弘光さん(一橋大学元学長)
いつかは闘わなければと覚悟していた前立腺がんが発見されたのは、2009 年だった。石さんは20 歳代で、父親を前立腺がんとの厳しい闘病の末に失っていた。検査値に一喜一憂するだけでなく、自らの体を冷静に分析し、自分で判断して全摘手術を受けた。

がんと生きる 絶対によくなるんだと信じて 気楽に生きていくことが大切

●坂田 勝さん(厨房器具メーカー専務取締役)
直腸がんで直腸全摘手術を受けた坂田さん。その5年前には劇団仲間で同志だった妻を膵がんで亡くしていた。母に続いて父までもがんを宣告され、娘さんはショックのあまりポロポロと涙を流した。しかし彼はこの苦難に敢然と立ち向かっていった。彼が支えにしたものは何だったのか……

【患者サポート】

がん相談 肝がん・前立腺がん・大腸がん

肝がん●回答者・小池幸宏・関東中央病院消化器内科部長
前立腺がん●回答者・赤倉功一郎・JCHO 東京新宿メディカルセンター院長補佐/泌尿器科部長
大腸がん●回答者・大矢雅敏・獨協医科大学越谷病院外科教授


がんとボクと先生と (1)ひどい便秘から始まった

●福原正美(言語学講師)/織畑剛太郎(王子病院外科部長)
ある日、突然がん患者になった言語学講師の福原正美さんが、主治医の織畑剛太郎さんとどうコミュニケーションを取りながら、がんと向き合っていったのか──。患者さんならではの視点と医療者サイドの考えの両面から、今のがん医療をみていきます。

わたしの町の在宅クリニック 患者、家族とともに幸せな最期を求めて

●立川在宅ケアクリニック
東京・立川に、全国屈指のがん患者の在宅看取りを行っているクリニックがある。それが、立川在宅ケアクリニックだ。院長の井尾和雄さんによると、立川市の自宅で亡くなる末期がん患者の6 割以上を同クリニックだけで看取っているという。

聞いて! 私たち患者の声 「ソシオエステティック」を病院でもっと活用してください!

●ソシオキュアアンドケアサポート
治療中の脱毛や肌荒れで容貌が変化すると、患者さんは人とのかかわりを疎みがちになったり、痛みで心がふさぐことがあります。そのような状況の人たちに、メイクやマッサージなどのエステティックのスキルや知識を用いて総合的にケアするのが「ソシオエステティック」。これに7年前から取り組んできたソシオエステティシャンは、医療従事者にもっと知ってもらい、もっと活用してほしいと話します。

私が目指すがん医療
稀な病気だから、多施設で手をつないだ研究と治療が必要です

●上田孝文・国立病院機構大阪医療センター整形外科部長
患者さんの数が国内で年間わずか数千人という骨軟部肉腫は、その希少さゆえ治療法がまだまだ限られているのが現状だ。国立病院機構大阪医療センター整形外科部長の上田孝文さんは、NPO法人・骨軟部肉腫治療研究会(JMOG)の代表理事として、この領域の多施設共同研究を推進し、新薬の開発を含めた治療法の確立を目指している。

がん哲学外来 よけいなお節介より偉大なるお節介(1)

●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授
がんになった妻が心を開いてくれない(T・Y さん、55 歳)

商品情報・内容

■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。

がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。

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■ 2009年12月16日発売号

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