目次
【前立腺がん最新特集】
1 前立腺がんの基礎知識 データでみる前立腺がん
男性がん罹患全体の約14%を占める PSA診断法の普及が早期がん発見の要因に
編集●「がんサポート」編集部
国立がん研究センターが提供しているがん情報サービスによると、わが国の前立腺がんによる死亡数は約1.2万人で、男性がん死亡全体の約5%を占めています。また、前立腺がんの罹患数(全国推計値)は、約6.5万人で、男性がん罹患全体の約14%を占めています。罹患率は65歳前後から顕著に高くなっており、年齢調整罹患率は1975年以降増加しています。その理由の1つとして挙げられるのが、前立腺特異抗原(PSA)による診断方法の普及。早期がんでは特有の自覚症状がみられないため、受診のきっかけがないという問題点がありましたが、PSA検査によって早期のがんが発見されるようになりました。
2 去勢抵抗性前立腺がんの治療戦略 効果が期待できるが、副作用にも要注意
新薬ラッシュ!去勢抵抗性前立腺がんはどう治療していくべきか
監修●赤倉功一郎 JCHO東京新宿メディカルセンター院長補佐/統括診療部長/泌尿器科部長
前立腺がんはホルモン療法が有効だが、それが効かなくなると、病状が再び悪化してしまう。この状態を「去勢抵抗性前立腺がん」と呼ぶが、これまで去勢抵抗性前立腺がんになると、治療選択肢は限られていた。こうした中、昨年(2014年)には新薬3剤が相次ぎ登場。去勢抵抗性前立腺がんの治療が大きく変わろうとしている。
3 PSA検診の意義と課題 適切な検診システム構築を目指す
前立腺がんの死亡率を減らしたPSA検診
監修●中島耕一 東邦大学医学部泌尿器科学講座教授
前立腺がんの検査指標(マーカー)である前立腺特異抗原(PSA)の測定により、前立腺がん患者を絞り込むPSA検診は、初期の無作為化比較臨床試験(RCT)で前立腺がんの死亡率を低下させないとの結果が出たが、その後のRCTでは検診群で死亡率の低下が認められている。PSA検診の意義と課題について専門医にうかがった。
4 待機療法とPSA監視療法 PSA検査と生検を組み合わせてチェック
若年者前立腺がんにも対応できる積極的監視療法
監修●米瀬淳二 がん研有明病院泌尿器科部長
前立腺特異抗原(PSA)の導入に伴い、早期前立腺がんが発見されるようになり、前立腺がんによる死亡率の減少効果が認められた地域がある。その一方で、即座に治療すべき必要のない低悪性度の早期前立腺がんに対して過剰治療が行われているのではないかという反省から、PSA監視療法(積極的監視療法)が行われるようになっている。その現状について、専門医に話を伺った。
5 ダヴィンチ手術 後遺症からの改善も向上
普及が進む前立腺がんロボット支援手術のメリット
監修●大堀 理 東京医科大学泌尿器科学分野教授/前立腺センター長/ロボット手術支援センター長
前立腺がん治療の特徴として挙げられるのが「ロボット支援手術」の普及だ。この言葉から「ロボットが手術をする」と誤解する人もいるようだが、手術をするのはあくまでも医師。ロボットの役割はその指の動きを忠実に手術部位に伝えること。低侵襲と確実さが大きな特徴だ。
6 進行がんの薬物治療 効果が期待できる薬を順番に使う
低コストで安全かつ効果的な進行前立腺がんの順次薬物療法
監修●藤井靖久 東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科学分野准教授
超高齢化社会において急増する国民医療費は大きな問題だ。進行前立腺がんに対する「順次薬物療法」は、日本人にとって有効で安全であるだけでなく、コストも考慮した新しい治療法。どのように薬を選択していくのか、その方法について専門医に聞いた。
7 3つの治療を組み合わせたトリモダリティ治療 10年生存率80%以上という治療成績
高リスク前立腺がんでも根治が可能なトリモダリティ治療とは?
監修●矢木康人 東京医療センター泌尿器科
前立腺がんの小線源療法というと、低・中リスクの患者さんだけがその対象となるという考え方が根強いが、決してそうではない。小線源療法に外照射とホルモン療法を併用する「トリモダリティ治療」によって、高リスク患者さんに対しても非常に良い治療成績が出ており、根治が期待できる治療となっている。
8 高齢前立腺がんの治療 全身状態、併存疾患、薬の副作用も考慮
高齢者は前立腺がん治療法の長所・短所を理解して選択
監修●上村博司 横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器科学准教授
社会の高齢化とともに前立腺がんは急増し、2020年ごろには胃がんを抜いて男性がん罹患患者数のトップになると予測されている。多様化している前立腺がんの治療法に対し、高齢の前立腺がん患者さんは、どんな治療法を選び、どんな点に注意したらいいのだろうか。
9 術後の尿漏れ対策 セルフケアに役立てよう
前立腺全摘後の尿漏れは骨盤底筋体操やケアアイテムを活用
監修●帶刀朋代 東京医科大学病院泌尿器科皮膚・排泄ケア認定看護師
前立腺がんに対する前立腺全摘術後の尿失禁(尿漏れ)は、多くは1年以内に改善し元に戻るものの、中には改善が見られずに患者さんのQOL(生活の質)に大きな影響を与えることもある。どのようなセルフケアが必要だろうか?
【医療】
凄腕の医療人
自分がイメージした〝勝ちパターン〟を作る
凄腕の医療人●福田 直 千葉徳洲会病院脳神経外科部長
〝 神の手〟といわれる脳腫瘍手術のスペシャリスト・福島孝徳医師の薫陶を受け、現在は良性脳腫瘍とがんの転移性脳腫瘍に対して、その病状に応じて手術と高精度放射線治療を行う、テーラーメイド・ハイブリッド治療を専門とするのが千葉徳洲会病院脳神経外科部長の福田直さんだ。常に精進を怠らない、心やさしき脳神経外科医のホープだ。
がんのチーム医療・施設訪問
1人で行う在宅医療から みんなで行う在宅医療へ
●在宅医ネットよこはま(神奈川県横浜市)
在宅医療で大きな役割を果たすのが地域の開業医。しかし、小さな医院にとって何人もの在宅患者さんを診るのは、時間的にも労働的にも大変な負担だ。それを少しでも解消して、在宅医療を敬遠している医師にもこの分野に加わってもらおうという、院外でのチーム連携作りが進んでいる。
米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCOGI2015)から
主な臨床試験結果の概要紹介
編集●「がんサポート」編集部
米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCOGI2015)が、1月15-17日の日程で、米サンフランシスコで開催されました。同シンポジウムで報告された主な臨床試験結果の概要を紹介します。(※ASCOサイトおよび海外のがん専門サイトの情報をもとに記事を作成しています)
患者のためのがんの薬事典
大腸がんの抗EGFR抗体薬 アービタックス(一般名セツキシマブ) ベクティビックス(一般名パニツムマブ)
監修●水沼信之 がん研有明病院消化器センター消化器化療担当部長
現在、分子標的薬は大腸がん治療の1次治療から使用され、治療上重要な位置を占めています。分子標的薬の1つである、抗EGFR抗体薬について、2014年新しい研究結果の発表が相次ぎました。これにより、使うべき患者さんがより確実に選択され、どの治療法を第1選択(ファーストライン)とすべきかも明らかになってきました。
【対談】
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
たとえがんであっても 生きてさえいればいい
●並木秀之さん(米国投資ファンド「PCMC」最高顧問)
生まれつきの脊髄分裂症で、排泄に不自由する身でありながら、5つのがんを乗り越え、ファンドマネジャーとして活躍してきた、並木秀之さん。一時は資産38億の経営者となったかと思えば、一時は生活保護を受けたことも。その壮絶な生きざまを事も無げに語る並木さんに、鎌田實さんが迫った。
【生き方】
私の生きる道 思いのほか進行していた病。それでも彼は、這い上がってきた
42歳の若さで浸潤性膀胱がんと激戦を強いられた 元世界ミドル級王者竹原慎二さん(43歳)
「ここまでいったらもう駄目だろう、死ぬんだろうなと思いました」膀胱がんがリンパ節転移していた事実を突き付けられた、元プロボクサーの竹原慎二さんは、当時の心境をこう振り返る。精神的にどん底まで追い詰められた元世界チャンピオンは、どうやってその状況から這い上がることができたのだろう。
がんと生きる ちゃんと検査して 早期に発見すればがんは怖くない
●小笠原恒夫さん(フリーTVプロデューサー)
定年を迎える頃になって、がんを発症する人は多い。東京在住のフリーTVプロデューサー・小笠原恒夫さん(66歳)は、定年前後のわずか1年余りで、妻の子宮体がんと自分の前立腺がん、胃がんを立て続けに経験。幸い、どれも早期発見できたため、大事に至ることはなかったが、がん検診の大切さを痛感した。
【患者サポート】
がん相談 乳がん/乳房再建・子宮頸がん・肺がん
乳がん/乳房再建●回答者:岩平佳子・ブレストサージャリークリニック院長
子宮頸がん●回答者:織田克利・東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座生殖腫瘍学准教授
肺がん●回答者:久保田 馨・日本医科大学付属病院がん診療センター長
がんとボクと先生と (8)バニラアイスで大粒の涙
●福原正美(言語学講師)/織畑剛太郎(おりはた乳腺胃腸パラスクリニック院長)
ある日、突然がん患者になった言語学講師の福原正美さんが、主治医の織畑剛太郎さんとどうコミュニケーションを取りながら、がんと向き合っていったのか──。いよいよ、渋っていた肝転移の手術を受けるため入院しましたが……。
わたしの町の在宅クリニック かかりつけ医の視点で 患者さんの生活を守り続ける
●新田クリニック
当たり前の生活をどう最後まで維持し続けるか――。東京・国立市で開業する新田クリニック院長の新田國夫さんは、患者さんの声に耳を傾け、生活にまで踏み込んだ診療を日々行っている。
聞いて! 私たち患者の声
アロマの力をがん患者のQOLアップに役立てて!
●乳がん患者会「Ruban Rose」
アロマテラピーは芳香植物が生み出す香りの成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身の健康に役立てる療法です。西洋医学では補えない不快な症状や不眠やイライラ、免疫力の低下などに効果を発揮します。暮らしの中にアロマテラピーを取り入れると、がん治療も楽になるのではないでしょうか。
私が目指すがん医療
手術、サイバーナイフ、化学療法の利点を生かし 脳腫瘍のより良い治療を
●田部井勇助さん 日本赤十字社医療センター脳神経外科
治療が難しいがんの1つと言われる悪性脳腫瘍。現在は外科手術、放射線治療に加え、化学療法にも効果的な治療が登場し、各診療科が連携する集学的治療が行われている。日本赤十字社医療センター脳神経外科の田部井勇助さんは、悪性脳腫腫瘍の専門家として、これら3つを自らの手で行い、さらに集学的治療の臨床試験にも取り組んでいる。
がん哲学外来 今月の言葉「暇を恐れず、暇を楽しむ」
●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授
がんと共存して余生を送りたい(S・A さん、会社経営 74歳)
1 前立腺がんの基礎知識 データでみる前立腺がん
男性がん罹患全体の約14%を占める PSA診断法の普及が早期がん発見の要因に
編集●「がんサポート」編集部
国立がん研究センターが提供しているがん情報サービスによると、わが国の前立腺がんによる死亡数は約1.2万人で、男性がん死亡全体の約5%を占めています。また、前立腺がんの罹患数(全国推計値)は、約6.5万人で、男性がん罹患全体の約14%を占めています。罹患率は65歳前後から顕著に高くなっており、年齢調整罹患率は1975年以降増加しています。その理由の1つとして挙げられるのが、前立腺特異抗原(PSA)による診断方法の普及。早期がんでは特有の自覚症状がみられないため、受診のきっかけがないという問題点がありましたが、PSA検査によって早期のがんが発見されるようになりました。
2 去勢抵抗性前立腺がんの治療戦略 効果が期待できるが、副作用にも要注意
新薬ラッシュ!去勢抵抗性前立腺がんはどう治療していくべきか
監修●赤倉功一郎 JCHO東京新宿メディカルセンター院長補佐/統括診療部長/泌尿器科部長
前立腺がんはホルモン療法が有効だが、それが効かなくなると、病状が再び悪化してしまう。この状態を「去勢抵抗性前立腺がん」と呼ぶが、これまで去勢抵抗性前立腺がんになると、治療選択肢は限られていた。こうした中、昨年(2014年)には新薬3剤が相次ぎ登場。去勢抵抗性前立腺がんの治療が大きく変わろうとしている。
3 PSA検診の意義と課題 適切な検診システム構築を目指す
前立腺がんの死亡率を減らしたPSA検診
監修●中島耕一 東邦大学医学部泌尿器科学講座教授
前立腺がんの検査指標(マーカー)である前立腺特異抗原(PSA)の測定により、前立腺がん患者を絞り込むPSA検診は、初期の無作為化比較臨床試験(RCT)で前立腺がんの死亡率を低下させないとの結果が出たが、その後のRCTでは検診群で死亡率の低下が認められている。PSA検診の意義と課題について専門医にうかがった。
4 待機療法とPSA監視療法 PSA検査と生検を組み合わせてチェック
若年者前立腺がんにも対応できる積極的監視療法
監修●米瀬淳二 がん研有明病院泌尿器科部長
前立腺特異抗原(PSA)の導入に伴い、早期前立腺がんが発見されるようになり、前立腺がんによる死亡率の減少効果が認められた地域がある。その一方で、即座に治療すべき必要のない低悪性度の早期前立腺がんに対して過剰治療が行われているのではないかという反省から、PSA監視療法(積極的監視療法)が行われるようになっている。その現状について、専門医に話を伺った。
5 ダヴィンチ手術 後遺症からの改善も向上
普及が進む前立腺がんロボット支援手術のメリット
監修●大堀 理 東京医科大学泌尿器科学分野教授/前立腺センター長/ロボット手術支援センター長
前立腺がん治療の特徴として挙げられるのが「ロボット支援手術」の普及だ。この言葉から「ロボットが手術をする」と誤解する人もいるようだが、手術をするのはあくまでも医師。ロボットの役割はその指の動きを忠実に手術部位に伝えること。低侵襲と確実さが大きな特徴だ。
6 進行がんの薬物治療 効果が期待できる薬を順番に使う
低コストで安全かつ効果的な進行前立腺がんの順次薬物療法
監修●藤井靖久 東京医科歯科大学大学院腎泌尿器外科学分野准教授
超高齢化社会において急増する国民医療費は大きな問題だ。進行前立腺がんに対する「順次薬物療法」は、日本人にとって有効で安全であるだけでなく、コストも考慮した新しい治療法。どのように薬を選択していくのか、その方法について専門医に聞いた。
7 3つの治療を組み合わせたトリモダリティ治療 10年生存率80%以上という治療成績
高リスク前立腺がんでも根治が可能なトリモダリティ治療とは?
監修●矢木康人 東京医療センター泌尿器科
前立腺がんの小線源療法というと、低・中リスクの患者さんだけがその対象となるという考え方が根強いが、決してそうではない。小線源療法に外照射とホルモン療法を併用する「トリモダリティ治療」によって、高リスク患者さんに対しても非常に良い治療成績が出ており、根治が期待できる治療となっている。
8 高齢前立腺がんの治療 全身状態、併存疾患、薬の副作用も考慮
高齢者は前立腺がん治療法の長所・短所を理解して選択
監修●上村博司 横浜市立大学大学院医学研究科泌尿器科学准教授
社会の高齢化とともに前立腺がんは急増し、2020年ごろには胃がんを抜いて男性がん罹患患者数のトップになると予測されている。多様化している前立腺がんの治療法に対し、高齢の前立腺がん患者さんは、どんな治療法を選び、どんな点に注意したらいいのだろうか。
9 術後の尿漏れ対策 セルフケアに役立てよう
前立腺全摘後の尿漏れは骨盤底筋体操やケアアイテムを活用
監修●帶刀朋代 東京医科大学病院泌尿器科皮膚・排泄ケア認定看護師
前立腺がんに対する前立腺全摘術後の尿失禁(尿漏れ)は、多くは1年以内に改善し元に戻るものの、中には改善が見られずに患者さんのQOL(生活の質)に大きな影響を与えることもある。どのようなセルフケアが必要だろうか?
【医療】
凄腕の医療人
自分がイメージした〝勝ちパターン〟を作る
凄腕の医療人●福田 直 千葉徳洲会病院脳神経外科部長
〝 神の手〟といわれる脳腫瘍手術のスペシャリスト・福島孝徳医師の薫陶を受け、現在は良性脳腫瘍とがんの転移性脳腫瘍に対して、その病状に応じて手術と高精度放射線治療を行う、テーラーメイド・ハイブリッド治療を専門とするのが千葉徳洲会病院脳神経外科部長の福田直さんだ。常に精進を怠らない、心やさしき脳神経外科医のホープだ。
がんのチーム医療・施設訪問
1人で行う在宅医療から みんなで行う在宅医療へ
●在宅医ネットよこはま(神奈川県横浜市)
在宅医療で大きな役割を果たすのが地域の開業医。しかし、小さな医院にとって何人もの在宅患者さんを診るのは、時間的にも労働的にも大変な負担だ。それを少しでも解消して、在宅医療を敬遠している医師にもこの分野に加わってもらおうという、院外でのチーム連携作りが進んでいる。
米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCOGI2015)から
主な臨床試験結果の概要紹介
編集●「がんサポート」編集部
米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCOGI2015)が、1月15-17日の日程で、米サンフランシスコで開催されました。同シンポジウムで報告された主な臨床試験結果の概要を紹介します。(※ASCOサイトおよび海外のがん専門サイトの情報をもとに記事を作成しています)
患者のためのがんの薬事典
大腸がんの抗EGFR抗体薬 アービタックス(一般名セツキシマブ) ベクティビックス(一般名パニツムマブ)
監修●水沼信之 がん研有明病院消化器センター消化器化療担当部長
現在、分子標的薬は大腸がん治療の1次治療から使用され、治療上重要な位置を占めています。分子標的薬の1つである、抗EGFR抗体薬について、2014年新しい研究結果の発表が相次ぎました。これにより、使うべき患者さんがより確実に選択され、どの治療法を第1選択(ファーストライン)とすべきかも明らかになってきました。
【対談】
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
たとえがんであっても 生きてさえいればいい
●並木秀之さん(米国投資ファンド「PCMC」最高顧問)
生まれつきの脊髄分裂症で、排泄に不自由する身でありながら、5つのがんを乗り越え、ファンドマネジャーとして活躍してきた、並木秀之さん。一時は資産38億の経営者となったかと思えば、一時は生活保護を受けたことも。その壮絶な生きざまを事も無げに語る並木さんに、鎌田實さんが迫った。
【生き方】
私の生きる道 思いのほか進行していた病。それでも彼は、這い上がってきた
42歳の若さで浸潤性膀胱がんと激戦を強いられた 元世界ミドル級王者竹原慎二さん(43歳)
「ここまでいったらもう駄目だろう、死ぬんだろうなと思いました」膀胱がんがリンパ節転移していた事実を突き付けられた、元プロボクサーの竹原慎二さんは、当時の心境をこう振り返る。精神的にどん底まで追い詰められた元世界チャンピオンは、どうやってその状況から這い上がることができたのだろう。
がんと生きる ちゃんと検査して 早期に発見すればがんは怖くない
●小笠原恒夫さん(フリーTVプロデューサー)
定年を迎える頃になって、がんを発症する人は多い。東京在住のフリーTVプロデューサー・小笠原恒夫さん(66歳)は、定年前後のわずか1年余りで、妻の子宮体がんと自分の前立腺がん、胃がんを立て続けに経験。幸い、どれも早期発見できたため、大事に至ることはなかったが、がん検診の大切さを痛感した。
【患者サポート】
がん相談 乳がん/乳房再建・子宮頸がん・肺がん
乳がん/乳房再建●回答者:岩平佳子・ブレストサージャリークリニック院長
子宮頸がん●回答者:織田克利・東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座生殖腫瘍学准教授
肺がん●回答者:久保田 馨・日本医科大学付属病院がん診療センター長
がんとボクと先生と (8)バニラアイスで大粒の涙
●福原正美(言語学講師)/織畑剛太郎(おりはた乳腺胃腸パラスクリニック院長)
ある日、突然がん患者になった言語学講師の福原正美さんが、主治医の織畑剛太郎さんとどうコミュニケーションを取りながら、がんと向き合っていったのか──。いよいよ、渋っていた肝転移の手術を受けるため入院しましたが……。
わたしの町の在宅クリニック かかりつけ医の視点で 患者さんの生活を守り続ける
●新田クリニック
当たり前の生活をどう最後まで維持し続けるか――。東京・国立市で開業する新田クリニック院長の新田國夫さんは、患者さんの声に耳を傾け、生活にまで踏み込んだ診療を日々行っている。
聞いて! 私たち患者の声
アロマの力をがん患者のQOLアップに役立てて!
●乳がん患者会「Ruban Rose」
アロマテラピーは芳香植物が生み出す香りの成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身の健康に役立てる療法です。西洋医学では補えない不快な症状や不眠やイライラ、免疫力の低下などに効果を発揮します。暮らしの中にアロマテラピーを取り入れると、がん治療も楽になるのではないでしょうか。
私が目指すがん医療
手術、サイバーナイフ、化学療法の利点を生かし 脳腫瘍のより良い治療を
●田部井勇助さん 日本赤十字社医療センター脳神経外科
治療が難しいがんの1つと言われる悪性脳腫瘍。現在は外科手術、放射線治療に加え、化学療法にも効果的な治療が登場し、各診療科が連携する集学的治療が行われている。日本赤十字社医療センター脳神経外科の田部井勇助さんは、悪性脳腫腫瘍の専門家として、これら3つを自らの手で行い、さらに集学的治療の臨床試験にも取り組んでいる。
がん哲学外来 今月の言葉「暇を恐れず、暇を楽しむ」
●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授
がんと共存して余生を送りたい(S・A さん、会社経営 74歳)
商品情報・内容
- 出版社:エビデンス社
- 発行間隔:月刊
■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。
がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。
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