がんサポート 5月号 (発売日2015年04月16日) 表紙
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がんサポート 5月号 (発売日2015年04月16日)

エビデンス社
緩和ケア特集・漢方治療特集

がんサポート 5月号 (発売日2015年04月16日)

エビデンス社
緩和ケア特集・漢方治療特集

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目次

【緩和ケア特集・漢方治療特集】

1 緩和ケアの基礎知識 言葉の意味を正しく理解する
緩和ケアとは患者・家族のつらさを和らげ、より豊かな人生を送れるように支えること
監修●林 章敏 聖路加国際病院緩和ケア科部長
緩和ケアに関してはいまだに誤解が多く、がんの終末期のケアと考えられがちだという。体や心の苦痛を取り除き、より豊かな人生を送れるように、患者さんやその家族を支えていくのが緩和ケアである。正しく理解してもらうための基礎知識をまとめてみた。

2 新たなレスキュー薬で、疼痛コントロールの選択肢も増加
いかに上手く痛みを表現できるかで、質の高い疼痛治療が受けられるかが決まる!
監修●余宮きのみ 埼玉県立がんセンター緩和ケア科科長
緩和ケアで使われる薬の種類は多くなり、様々な痛みに対応できるようになってきた。だからこそ、自分の痛みを上手く医師に伝えることが重要だと専門家は話す。それによって質の高い疼痛治療が受けられるかどうかが決まるからだ。

3 『患者さんと家族のためのがんの痛み治療ガイド』を解説
痛み治療はがん治療の一部。患者さんは痛みを積極的に訴えることが大事
監修●佐藤哲観 弘前大学医学部附属病院麻酔科緩和ケア診療室講師/診療教授
麻薬系鎮痛薬に対する患者さんの誤解は未だに多い。そうした中、2014年に発刊されたのが、日本緩和医療学会が作成した『患者さんと家族のためのがんの痛み治療ガイド』だ。これは、患者さんや家族に向けて初となるがんの痛み(がん性疼痛)治療に関するガイド。痛み治療はがん治療の一部であり、患者さんは積極的に痛みを訴えて欲しいと専門家は話す。

4 がん性疼痛に対する神経ブロック 効果が高く副作用が少ない
がんの痛みを取り除く神経ブロック療法
監修●安部洋一郎 NTT東日本関東病院ペインクリニック科部長
がん性疼痛に効果を発揮するのは、薬だけではない。神経ブロックという方法がある。痛みの信号を遮断して、感じなくさせる方法だ。疼痛薬は全身に作用するため便秘や眠気などの副作用も生じるが、神経ブロックにはそれらがなく、ADL(日常生活動作)を上げる効果もあるという。

5 終末期の栄養 「悪液質」の進み具合と食事の関係
がん終末期は時期に適した栄養管理が必要
監修●吉川貴己 神奈川県立がんセンター消化器外科部長
がん患者さんにとって食事はQOL(生活の質)を左右する重要なもの。がんが進行すると、がん特有の代謝異常によって「悪液質」になり、著しい体重減少が起こると言われている。「悪液質」とはどんな病態か、終末(ターミナル)期はどのように栄養をとればいいのか、食事のサポートのしかたも含めて専門医に伺った。

6 緩和ケアセンターのあり方 それぞれの専門性を活かした医療提供
地域連携も含めた切れ目のない緩和ケアを目指す
監修●服部政治 がん研有明病院緩和ケアセンター緩和・がん疼痛治療部長
全国各都道府県のがん診療連携拠点病院に「緩和ケアセンター」を整備することが、2016年3月までという期限付きで厚生労働省から通達された。緩和ケアセンターはがん患者さんをどう支えていくのか、医療者側の専門性はどう生かされるのか。厚労省が出した「新指針」の解説と、緩和ケアセンターのあり方を専門医に伺った。

7 がん治療における漢方 がん治療の補完療法としての役割
エビデンスの認められた漢方薬をがん患者さんへ届ける!
監修●上園保仁 国立がん研究センター研究所がん患者病態生理研究分野長
西洋医学の進歩により、がん患者さんの治療やQOL(生活の質)は大きく改善されてきた。ところが、その一方で治療中の不調や副作用などに悩む患者さんが数多くいる。そんな中、エビデンス(科学的根拠)の認められた漢方薬で症状を緩和したいという医師や患者さんが増えてきている。

8 副作用対策としての漢方薬 抗がん薬のつらい副作用は我慢しない
医師や認定薬剤師に相談して、正しい漢方薬の使い方を
監修●伊東俊雅 東京女子医科大学東医療センター薬剤部薬剤副師長
漢方薬に抵抗感を持つ医療関係者や患者さんは多い。しかし、医師や薬剤師による適切な薬剤の選択があれば、抗がん薬治療などによる副作用を大きく減らすことができる。治療と副作用ケアは表裏一体だ。漢方薬の正しい使い方について専門家に聞いた。

9 漢方外来 合併症の緩和と治療後の体調管理を図る
手術や抗がん薬投与前からの漢方薬服用も有効
監修●林 明宗 神奈川県立がんセンター漢方サポートセンター長
がんに対する漢方薬による治療というと抵抗感がある人もいるかもしれないが、抗がん薬治療や放射線治療の合併症の緩和には有効なことが多く、保険適用で受診できる。がん領域における漢方医療で先駆的な取り組みを続ける神奈川県立がんセンターの現況を聞いた。

【医療】

凄腕の医療人
第一線を退いても地域医療の現場から女性のための医療を実践し続ける
凄腕の医療人●上坊敏子 独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)相模野病院婦人科腫瘍センター長
女性の病気、中でも婦人科がんと長年向き合い続けてきた女性医師が、相模野病院婦人科腫瘍センター長の上坊敏子さんだ。子宮体がんの黄体ホルモン療法の第一人者として、数多くの女性の子宮を守り、妊娠に導き、幸せを授けてきた。現在も日々、地域医療の現場から女性のための医療を実践し続ける。

がんのチーム医療・施設訪問
チーム一団となって患者さんの栄養状態改善に対処
●東京慈恵会医科大学附属第三病院(東京都狛江市)
東京都の市で最も小さく、全国でも(埼玉県蕨市に次いで)2番目に小さい市である狛江市。市の南西~南部を多摩川が逆S字型のカーブを描きながらゆっくりと流れる。都区内への通勤率は約48%と高く、典型的なベッドタウンである。しかし地元に住む高齢者も多く、それら高齢者の医療の担い手となっているのが、東京慈恵会医科大学附属第三病院だ。地域医療の中核を担う総合大学病院として、多彩な診療部門を備えている。

がん看護専門看護師山田みつぎの 副作用はこうして乗り切ろう!
1 抗がん薬治療中の口内炎
監修●山田みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長
抗がん薬、分子標的薬、放射線治療による副作用対策のポイントを、がん化学療法認定看護師、がん看護専門看護師の山田みつぎさんが、看護師の視点から紹介します。第1回目は、抗がん薬治療中によく起こる口内炎のセルフケアについてです。

患者のためのがんの薬事典
卵巣がんのTC療法 タキソール(一般名パクリタキセル) カルボプラチン/パラプラチン(一般名カルボプラチン)
監修●尾松公平 がん研有明病院婦人科
卵巣がんの標準治療は、90年代前半のエンドキサンとシスプラチンの併用療法(CP療法)に代わり、90年代後半にタキソールとシスプラチンの併用療法(TP療法)の登場により高い効果が得られるようになりました。さらに、タキソールとカルボプラチンの併用療法(TC療法)はTP療法と比べて効果は同じでも副作用が少ないという臨床試験結果が示されました。その結果、現在ではTC療法が標準的治療として世界中で推奨されています。

【対談】

鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
がんと闘う免疫力を上げるには腸内環境を整えることが大切
●辨野義己さん(理化学研究所特別招聘研究員)
〝STAP細胞〟事件で耳目を集めた特別行政法人・理化学研究所で、全世界から8,500 件からの大便を集めて、腸内細菌の役割を調べている特別招聘研究員がいる。その名も辨野義己(べんの・よしみ)さん。腸には免疫細胞の6割が集中し、「21世紀は腸の時代」と力説する辨野さんに、鎌田さんが切り込んだ――。

【生き方】

私の生きる道 4度のがんからの生還――。自分にしかできない「がんコント」を
大腸がん、肺がん、胃がん、小腸がんを経験し、お笑いの舞台に戻ってきた芸人・城後光義さん(65歳)
大腸がん、肺がん、胃がん、小腸がん――これまで4度のがんを経験して、「価値観は大きく変わりました。生きることが趣味になりました!」。こう笑いながら話すのは、かつて「ゴムぱっちん」で一世を風靡したお笑いコンビ・元ゆーとぴあのホープこと城後光義さんだ。自らのがん体験をも笑いに変えてしまう、最後の昭和芸人の生きざまを追った。

がん闘病記 2 いつも誰かが助けてくれた
●伊藤充子さん(元塾講師)
心室細動、肺がん、夫の肺がん死、そして乳がん。あんまりじゃないの

【患者サポート】

がん相談 肺がん・食道がん
肺がん●回答者:坪井正博・国立がん研究センター東病院呼吸器外科長
食道がん●回答者:出江洋介・都立駒込病院食道外科部長

がんとボクと先生と (10)ボクにとって大事件発生!
●福原正美(言語学講師)/織畑剛太郎(おりはた乳腺胃腸パラスクリニック院長)
ある日、突然がん患者になった言語学講師の福原正美さんが、主治医の織畑剛太郎さんとどうコミュニケーションを取りながら、がんと向き合っていったのか──。肝転移の手術後、また抗がん薬治療がはじまったら……。

わたしの町の在宅クリニック 病院と常に連携し、臨機応変な対応で患者さんをサポート
●川崎高津診療所
「在宅に移るということは病院とのお別れではない。主治医は何人いてもいいのです」。こう話すのは、神奈川県川崎市にある川崎高津診療所の院長・松井英男さんだ。病院と常に連携し、患者さんや家族の希望、患者さんの身体の状態から判断して、臨機応変な対応でサポートしてくれる。

私が目指すがん医療
仕事という「生きがい」を保てる体制づくりを医療者側からサポート
●門山 茂さん 東京労災病院脳神経血管内治療科部長/治療就労両立支援センター部長
治療と仕事の両立が難しいなどで、がん罹患後に離職する人はまだまだ多い。そんな中、東京労災病院は2012年、治療就労両立支援センターを設け、関連病院との協力体制のもと、がん患者さんの治療と職業の両立支援を始めている。同センター両立支援部部長としてがん分野を担当する医師が、門山茂さんだ。

がん哲学外来 今月の言葉「がんは親しい人を大きく育てる」
●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授
家族に発病を伝えられない(S・O さん、主婦 43歳)

商品情報・内容

■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。

がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。

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■ 2009年12月16日発売号

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