がんサポート 6月号 (発売日2015年05月16日) 表紙
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がんサポート 6月号 (発売日2015年05月16日)

エビデンス社
血液がん/免疫療法特集

がんサポート 6月号 (発売日2015年05月16日)

エビデンス社
血液がん/免疫療法特集

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目次

【血液がん/免疫療法特集】

1 多彩な種類、治療法も様々
血液がんの基礎、生存率の改善と最近の話題
監修●鈴木憲史 日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長
種類も治療法も多岐にわたる血液のがん。新しい治療薬の登場で、一昔前に比べて生存率も飛躍的に高まってきている。同時に解決を必要とする課題もまだ多く残されている。血液がんの基礎的な知識のまとめと、最近の話題を拾った。

2 「相談窓口の設立を」といった要望も
貴重な患者さんの声が明らかに!急性白血病治療後の患者QOL調査
監修●黒澤彩子 国立がん研究センター中央病院造血幹細胞移植科
新薬や移植などの治療法の改善により、白血病などの血液疾患を完治させるケースも増えており、最近ではいかに治療を終えた後のQOL(生活の質)を維持することができるかが問われるようになってきた。そうした中、国立がん研究センター中央病院造血幹細胞移植科では、急性白血病患者さんを対象に治療後のQOL調査を実施。回答内容を吟味することで、QOLを加味した治療の選択につながると、注目を集めている。

3 薬剤の使い分けが重要に
治療薬に新たにボスチニブが加わる 慢性骨髄性白血病の最新治療
監修●鈴木憲史 日本赤十字社医療センター副院長・血液内科部長
慢性骨髄性白血病(CML)は、近年の分子標的薬の登場で治療法が目覚しく進歩している。昨年(2014年)新たに2次治療、3次治療に有効なボスチニブが加わり、他にも新規薬剤の登場が待たれているが、完全治癒により薬を服用し続けなくてもよい時代の到来も決して夢ではなくなってきた。

4 最新治療と新薬の動向
悪性リンパ腫は病型によって化学療法や経過観察が選択肢に
監修●塚崎邦弘 国立がん研究センター東病院血液腫瘍科長
悪性リンパ腫には多くの病型があり、様々な臓器に生じ、それぞれ治療法も異なる。ここでは日本人に多いびまん性大細胞型B細胞性リンパ腫、濾胞性リンパ腫、マルト(MALT)リンパ腫の3つのB細胞性リンパ腫を取り上げ、新薬も交えて、最新治療情報をリポートする。

5 貧血治療薬としてネスプも登場!
リスクに応じた治療戦略がカギ 骨髄異形成症候群の最新治療
監修●原田浩徳 順天堂大学医学部内科学血液内科准教授
正常な血液細胞が造られなくなる病気である骨髄異形成症候群(MDS)。完治させる唯一の治療法は造血幹細胞移植だが、たとえ造血幹細胞移植ができなくても、新たな薬の登場で、治療オプションは広がってきている。

6 移植の年齢が上がり、病気と付き合う時代に
新薬が次々に登場し、多発性骨髄腫の治療が変わる
監修●竹迫直樹 災害医療センター血液内科部長
多発性骨髄腫(MM)の治療戦略が大きく変わりつつある。これまで造血幹細胞移植は65歳以下の患者さんが適応とされてきたが、条件が整えば70歳でも移植を行う例が増えてきた。また、新規薬剤の登場で生存期間のさらなる延長が可能となり、薬を上手に使うことで病気と共存できる時代になってきた。

7 多方面からの研究と様々な臨床試験が進行中
再発予防やQOLの維持を目指すペプチドワクチン療法
監修●中面哲也 国立がん研究センター先端医療開発センター免疫療法開発分野長
がん治療では、外科療法、化学療法、放射線療法に続く第4の治療法として期待されている「がん免疫療法」だが、まだ標準治療とはなっていないのが現状だ。がん抗原の発見により、1990年代以降、副作用なくがん細胞だけをやっつける〝特異的免疫療法〟の時代となり、がんワクチン療法、抗体療法などの免疫療法の研究開発が盛んに行われてきた。その1つ、がん細胞だけに現れるがん抗原ペプチドを体外から注入し、ペプチドを目印に、細胞傷害性T細胞(CTL)にがん細胞を攻撃させるペプチドワクチン療法。延命効果や再発予防効果など、がん患者さんの期待は大きい。ペプチドワクチン療法の現状と今後の取り組みについて迫った。

8 ペプチドワクチンを用いた臨床試験
遺伝子変異由来の抗原を標的にした新規のがんワクチン療法
監修●笹田哲朗 神奈川県立がんセンター臨床研究所がんワクチンセンター長/がん免疫療法研究開発学部部長
従来のがんワクチン療法で使われていたのは、ほとんどが遺伝子変異のない自己抗原だった。そのため免疫原性が低く、十分な治療効果が得られなかったと考えられている。そこで期待されるのが、遺伝子変異由来のがん抗原だ。肺がん治療に使われるEGFR-TKI(上皮成長因子受容体チロシンキナーゼ阻害薬)に耐性となった患者さんの6割に、ある遺伝子変異が起きている。これを抗原としたワクチン療法の研究が進行中だという。

9 同治療を受けたい場合には、手術前に要相談
有効な治療成績も出てきた!肝がんの再発予防のための樹状細胞ワクチン療法
監修●小寺由人 東京女子医科大学消化器病センター外科医師
肝がんには大きく分けて、肝細胞がんと肝内胆管がんがあるが、両者ともに再発しやすく、たちの悪いがんと言えるだろう。この肝がんの再発予防を目的として、自己のがん組織を利用した樹状細胞ワクチン療法が効果を示しているという。

10 免疫クリニック探訪 最先端細胞加工施設を院内に保有する
NK細胞の優れた攻撃作用で、体に負担をかけずにがんを治療
監修●李 泰興 東京セルクリニック院長
免疫細胞療法とは、免疫細胞を体外で活性化させ、培養した細胞を再び体内に投与する治療法。東京セルクリニックのAKC(Autologous Killer Cell)免疫療法では、がん細胞を殺傷する能力の高いNK細胞を、600~1,800倍に増やして使用する。それによって免疫力が強化され、がんに対する治療効果を発揮するのだ。採血量が少なく、患者さん自身の免疫細胞を使うため、副作用はほぼないという。

【医療】

凄腕の医療人
他科とスクラムを組み、最良の治療を届けるための努力を惜しまない
凄腕の医療人●萬 篤憲 独立行政法人国立病院機構東京医療センター放射線科医長
前立腺がんに対する小線源療法の総本山とも称される国立病院機構東京医療センター。その黎明期から治療に携わってきたのが、放射線科医長の萬篤憲さんだ。放射線治療に関しては、マスコミの影響もあり、どうしても最先端の治療法や医療機器に目が行きがちだが、緩和ケアにも力を入れている萬さんは、放射線科や放射線科医がもつ本質的な要素にもっと目を向けて欲しいと訴える。

がんのチーム医療・施設訪問
充実した医療スタッフのもとで、層の厚い緩和ケアを提供
●聖路加国際病院緩和ケアチーム(東京都中央区)
都心の築地にある都内でも有数の大規模総合病院である聖路加国際病院。「最高の医療を最良のホスピタリティで」をモットーとする同院では、がん患者に対して、治療と緩和ケアを並行して進める、いわゆる「パラレルケア」を提唱している。同院の緩和ケアチームの1日の活動に密着した。

がん看護専門看護師山田みつぎの 副作用はこうして乗り切ろう!
2 抗がん薬治療中の吐き気
監修●山田みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長
抗がん薬治療はひどい吐き気を伴う、と決め込んでいませんか?今は、治療前に適切な制吐薬を使うことで、吐き気そのものをかなり抑えられるようになりました。大切なのは、その人に合った制吐薬にたどりつくことです。

患者のためのがんの薬事典
ネクサバール(一般名:ソラフェニブ)分化型甲状腺がんの治療薬
監修●杉谷 巌 日本医科大学付属病院内分泌外科部長
手術による切除が、分化型甲状腺がん治療の第一選択です。切除後は補助療法として、放射性ヨウ素治療、甲状腺ホルモン治療が行われます。進行が遅く、切除できれば予後も良好な場合がほとんどですが、中には治療に抵抗する例が少数ながらあります。そのような場合に用いる治療薬が、昨年(2014年6月)甲状腺がんに対する薬剤で初めて保険適用になった分子標的薬のネクサバールです。

【対談】

鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
「ナノマシン」はがん細胞にとって「トロイの木馬」のようなもの
●片岡一則さん(東京大学大学院工学系研究科教授)(前編)
東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻の片岡一則教授が、がん医療に「革命」を起こそうとしている。ナノ技術を応用した「ナノマシン」により、がん細胞にピンポイントで抗がん薬を投与するシステムを開発し、治験の最終段階に入っているのだ。がん患者さんに福音をもたらす「ナノマシン」、鎌田さんが2回にわたって聞いた——。

【生き方】

私の生きる道 ホルモン薬でも副作用はある ためらわないで、相談してもいいのだよ
乳がんホルモン療法の副作用で、うつ状態も体験したと語るジャズピアニストの国府弘子さん(55歳)
「抗がん薬は副作用で大変ということを聞いていましたが、ホルモン薬でこんなにも大変だということは知りませんでした」。こう語るのはジャズピアニストの国府弘子さん。国府さんはホルモン薬の副作用でうつを経験。だからこそ、同じようにホルモン療法で苦しんで我慢している人に「主治医の先生にそのことを言ってもいいのだよ。相談してもいいのだよと伝えてあげたい」と語っている。

がん闘病記 3 いつも誰かが助けてくれた
●伊藤充子さん(元塾講師)
心室細動、肺がん、夫の肺がん死、そして乳がん。あんまりじゃないの

【患者サポート】

がん相談 胃がん・大腸がん・膵がん
胃がん●回答者:山口俊晴・がん研有明病院副院長/消化器センター長
大腸がん●回答者:大矢雅敏・獨協医科大学越谷病院外科教授
膵がん●回答者:神澤輝実・都立駒込病院副院長

症状別おすすめ・レシピ (1)消化器がん術後の方の食事
レシピ・料理製作●渡邊太一 国立がん研究センター東病院栄養管理室 管理栄養士
消化器の手術をした方は消化吸収力が低下し、嘔吐、つかえ、胸やけ、むかつきなどのトラブルが起こりがちです。消化の良い食品を選び、よく噛んでゆっくり食べましょう。

わたしの町の在宅クリニック
病気はもちろんのこと、患者さんやご家族の困り事にも耳を傾けサポート
●深澤りつクリニック
横浜市営地下鉄ブルーライン線センター北駅から歩いて2分。ビルの3階に深澤りつクリニック(神奈川県横浜市)は場所を構える。院長の深澤 立さんがクリニックを開業したのは2006年4月。開業当初から、外来診療と在宅診療を並行して、患者さんの治療にあたっている。

聞いて! 私たち患者の声
患者目線のがん療養手帳を作りたい
●NPO法人がんフォーラム山梨
2006年にがん対策基本法が成立して以来、各自治体でがん対策への取り組みが進んでいます。この法案を「絵に描いた餅にしたくない」と、乳がん患者会「山梨まんまくらぶ」の代表 若尾直子さんは、「NPO法人がんフォーラム山梨」を設立し、市民フォーラムの開催や患者さんを対象にした勉強会などを開催してきました。今年(2015年)はさらに山梨県との協議により部位別がん療養手帳「わたしの手帳」を作り、山梨県の医療環境の更なる向上を目指しています。

がん哲学外来 今月の言葉「ときには沈黙が金になる」
●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授
妻を亡くした同僚を励ましたい(A・T さん、会社員 60歳)

商品情報・内容

■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。

がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。

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■ 2009年12月16日発売号

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