がんサポート 11月号 (発売日2015年10月16日) 表紙
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がんサポート 11月号 (発売日2015年10月16日)

エビデンス社
乳がん最新特集・乳がん市民セミナー再録

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目次

【乳がん最新特集・乳がん市民セミナー再録】

1 乳がん基礎知識
乳がん基礎知識
監修●中山可南子 聖路加国際病院乳腺外科クリニカルフェロー
乳がん診断・治療のフローチャート/乳がんのチーム医療

2 新薬の登場で全生存期間などが有意に延長
HER2陽性・進行再発乳がんの薬物療法に大きな変化
監修●田村研治 国立がん研究センター中央病院乳腺・腫瘍内科長
2013年パージェタ、2014年カドサイラと、次々に新薬が登場。その結果、HER2陽性・進行再発乳がん患者さんの生存率の延長が、より期待できるようになったという。パージェタ、カドサイラとはどのような薬剤なのだろうか。ハーセプチンとパージェタの作用の違い、カドサイラの特徴と治療効果、さらなる使用法などについて、専門医に伺った。

3 新規薬剤の登場と明確にすべき課題
総合的な対応が必要に ER陽性HER2陰性進行再発乳がん
監修●荒木和浩 がん研有明病院乳腺センター乳腺内科医長 
乳がんを分子生物学的に分析し、どの薬剤が効果が高いのかを判断するためにサブタイプとして分類することが一般的な治療として広がり、それぞれの患者さんに適した治療選択が行われている。その中で「閉経後進行再発乳がんの ホルモン受容体陽性HER2受容体陰性タイプ」について最新情報をリポートする。

4 新ガイドラインでサブタイプの再検査を推奨
乳がん再発・転移時には HER2発現の陰転化に配慮を
監修●林 直輝 聖路加国際病院乳腺外科副医長
乳がん細胞のHER2発現やホルモン受容体の陽性/陰性の検査結果が、化学療法後に一定割合の患者さんで変化する。これが生じると、治療方針に影響するため、再発・転移時にはこれらの再検査が必要とされており、2015年に改訂された日本乳癌学会「乳癌診療ガイドライン」でも新たに記載が加わった。

5 予後は変わらないという臨床試験結果も
乳がんはより低侵襲治療に センチネルリンパ節陽性でも郭清省略へ
監修●井本 滋 杏林大学医学部外科(乳腺)教授
乳がん治療では、患者さんの特性にあった個別化と低侵襲の治療が進んでいる。手術の分野でも、センチネルリンパ節生検を行って転移を認めても腋窩リンパ節郭清を行わない流れが加速している。やがてセンチネルリンパ節生検を行わなくて済む時代がやってくるかもしれない。

6 サブタイプに応じた治療も必要に
治療対象が広がり、進化するガンマナイフの乳がん脳転移治療
監修●永野 修 千葉県循環器病センター脳神経外科ガンマナイフ治療部部長
乳がんは骨、肺、肝臓などと共に脳にも転移しやすい。脳転移の治療法としては主に手術や放射線治療があげられるが、最近、急速に進歩し治療対象の範囲を広げ、成績を向上させているのが定位放射線治療の1つ、ガンマナイフ治療だ。ガンマナイフ治療の現状について専門家に伺った。

7 産婦人科と密に連携して取り組む
妊孕性温存は乳がん治療の準備と並行して迅速に行う
監修●土屋恭子 聖マリアンナ医科大学乳腺・内分泌外科医長
若い乳がん患者さんは、化学療法やホルモン療法により、妊孕性(妊娠する力)への影響が心配される。しかし近年、受精卵や卵子、卵巣組織の凍結などの妊孕性温存療法の発展に伴い、がん治療と妊娠・出産の両方を実現したいと考える患者さんが増えている。妊孕性温存についての取り組みと今後の課題についてレポートする。

8 再録レポート・乳がん市民セミナー「自分にあった治療選択を」
乳がん治療はここまで来た!2つの遺伝子検査が未来を拓く
講演・パネラー●山内英子 聖路加国際病院ブレストセンター長・乳腺外科部長
講演・パネラー●中山可南子 聖路加国際病院乳腺外科クリニカルフェロー
パネラー●立花夏子 聖路加国際病院がん化学療法看護認定看護師
患者ゲスト●吉岡一恵さん
ここ10数年で格段の進歩を遂げたがん医療。がんのタイプは細分化され、治療法も確立されつつある。乳がんと診断されたら、まずは落ち着いて、自分の体に起きていることを知る勇気を持とう。知は力。自らの乳がんタイプを知り、最適な治療法を選択することが大切な一歩になる。去る8月、東京・秋葉原で、乳がん市民セミナー「自分にあった治療選択を!」(共催:エビデンス社/ジェノミック・ヘルス・ジャパン合同会社)が開催された。
講演1「乳がんと診断されたら」、講演2「乳がんの遺伝子検査を知って、自分にあった治療をうけましょう」に続き、各講演に対する質疑応答。およびパネルディスカッションが開かれ、活発な応答が行われた。会場は真剣な眼差しに包まれた。同セミナーを誌上再録した。

【医療】

凄腕の医療人 安全と根治を常に検証しながら新しい食道がんの手術に挑む
●大幸宏幸 国立がん研究センター東病院食道外科科長
食道がんの手術は、頸部から胸部、そして腹部までの幅広い領域にわたる大掛かりなものとなる。従来は、各部位を大きく切り開くことにより、安全で根治に導ける手術を担保するという考え方だった。そんな食道がん手術の領域で、低侵襲性と安全性、根治性のすべてを実現しようと模索してきたのが、国立がん研究センター東病院食道外科科長の大幸宏幸さんとそのチームだ。

がん看護専門看護師山田みつぎの 副作用はこうして乗り切ろう! 7 抗がん薬治療中の下痢
監修●山田みつぎ 千葉県がんセンター看護局通院化学療法室看護師長
抗がん薬治療中に下痢の症状で悩む人は少なくありません。でも「下痢なんて……」と軽く見てはいけません。下痢は栄養や水分の吸収を阻害して栄養状態を悪化させ、全身状態を悪化させる要因になりますから、適切に対処することが大切です。

患者のためのがんの薬事典 新適応の薬剤を用いた多剤併用療法が登場 B細胞性リンパ腫の治療薬
監修●岡元るみ子 千葉西総合病院腫瘍内科外来化学療法センター長
悪性リンパ腫にはいろいろな種類がありますが、日本人に多い「びまん性大細胞型B 細胞性リンパ腫(DLBCL)」に対しては、リツキサンの登場で治療成績が大幅に向上したR-CHOP療法が標準治療となっています。同じB細胞性のリンパ腫である「マントル細胞リンパ腫(MCL)」には、VR-CAP療法という新たな治療法が登場してきました。自家移植の対象とならないマントル細胞リンパ腫に、優れた治療効果を発揮します。

【対談】

鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
抗がん薬の患者さんに対するメリットはデメリットを上回る
●大場 大さん(東京オンコロジークリニック院長)(後編)
がん患者さんに正しい知識を持ってもらい、納得できるがん治療に取り組んでほしいとの思いから、『がんとの賢い闘い方――「近藤誠理論」徹底批判』(新潮新書)を出した外科医・腫瘍内科医の大場大さんと、「がんばらない&あきらめない」の鎌田さんの対談後編は、がん患者さんを叱咤激励する内容となった。

【生き方】

私の生きる道 胃がん・膵がんの疑い――。それでもレジェンドの挑戦は続く
●胃に新たながんが発覚しつつも、今年5月の大会に出場した重量挙げの王者・三宅義信さん(75歳)
五輪2連覇の偉業を達成した重量挙げのレジェンド三宅義信さんは、2011年に胃がんが発覚。ただ、胃がんは「早期の早期」の段階で見つけて事なきを得ることができた。しかし安心したのも束の間、今度は治療が難しいとされる膵がんの疑いが生じたのだ――。

がん闘病記 3 「再発乳がんと付き合っていくしかない」 1
●野田澤郁子さん(主婦)
90歳近い認知症の両親を介護しながら再発乳がん闘病生活全記録

【患者サポート】

がん相談 肺がん/乳がん/食道がん
肺がん●回答者:久保田 馨・日本医科大学付属病院がん診療センター長
乳がん●回答者:上野貴史・板橋中央総合病院医師
食道がん●回答者:出江洋介・がん・感染症センター都立駒込病院食道外科部長

症状別おすすめ・レシピ (6)下痢や便秘の方に
レシピ・料理製作●渡邊太一 国立がん研究センター東病院栄養管理室 管理栄養士
快適な便通を保つために、適量の食物繊維をとりましょう。野菜は食物繊維が豊富なので毎食とりたいもの。加熱するとかさが減ってたくさん食べられます。

わたしの町の在宅クリニック 19 がんのプライマリケア医として患者さんに必要な治療の提案も
●しんじょう医院
しんじょう医院(神戸市北区)院長の新城拓也さんは、脳外科・内科を経て緩和ケアの道に進み、病院の緩和ケア病棟で10年勤めた後、2012年に開業した。体の調子が悪く、病院に通えなくなった患者さんに対して新城さんは、「通院を止めるのはつらいことですが、その機会に地元の医者とつながることは大事だと思います。ここならば具合が悪ければ僕が行きますと言えますから」と語る。

がん哲学外来 今月の言葉「赦し赦されることこそが人にとって最大の癒しになる」
●樋野興夫・順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授
パワハラ上司ががんを患った(S・T さん、男性 58歳)

商品情報・内容

■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。

がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。

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■ 2009年12月16日発売号

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