目次
最新抗がん剤特集
第3世代抗がん剤から分子標的薬へ―進化を続ける化学療法
コリー・J・ランガー フォックス・チェースがんセンター教授・
坪井正博 東京医科大学病院講師
大きく変わる肺がんの化学療法を軸に、最新の治療法から副作用対策まで
最近、がんをめぐる抗がん剤治療は大きく変化してきている。新種の抗がん剤が次々に出、投与法にも工夫がされ、副作用対策も進んでいる。折しも、米国を代表する腫瘍内科医で世界でもっとも影響力を持つ臨床試験グループ、ECOGの中心的存在であるフォックス・チェースがんセンター教授のコリー・J・ランガーさんが来日したのを機に、日本を代表する肺がんの化学療法の専門家である東京医科大学病院講師の坪井正博さんと抗がん剤についての最新の動きを対談していただいた。
胃がんは「抗がん剤もがんの治癒に貢献できる」時代に
術後補助化学療法の有効性を検証する臨床試験で大きなインパクト
監修●山口俊晴 癌研有明病院消化器センター長
かつて胃がんは、抗がん剤が最も効きにくいがんの1つといわれていた。とくに、手術後の再発の予防に有効な抗がん剤はないとされてきたのだが、このほど、日本で開発された経口抗がん剤TS-1の有効性が大規模臨床試験で明らかにされ、世界中の注目を集めている。TS-1のおかげで、胃がんは「抗がん剤もがんの治癒に貢献できる」時代になったのか? 今回の試験の意義について、癌研有明病院消化器センター長の山口俊晴さんに解説してもらった。
第2段階に入った分子標的薬の長所と短所
注意しよう!従来の抗がん剤とは異なる優れた効果と思わぬ副作用
取材協力●佐々木康綱 埼玉医科大学病院臨床腫瘍科教授
ハーセプチン、グリベックといった分子標的薬に続き、新しい分子標的薬が化学療法の場面に続々と登場しています。出た当初は、〝夢の抗がん剤〟とマスコミでもてはやされましたが、報告を見ていると決してそうではないことがわかります。もちろん、優れた効果を上げていますが、その一方、思わぬ副作用も出ていますので、十分な注意を払う必要があります。
抗がん剤の副作用対策
その軽減法と乗り切り方 PART1
監修・中島和子 静岡がんセンターがん化学療法看護認定看護師
これから抗がん剤治療を受ける方、副作用に悩む方のために、患者さんの視点でがん医療に取り組む静岡がんセンターのがん化学療法看護認定看護師・中島和子さんがアドバイス。
治療を受ける前の心構えから、いろいろな副作用の軽減法まで、2回にわたってご紹介します。
鎌田 實の「がんばらない&あきらめない」対談
がんばらないの医師 鎌田 實×白坂哲彦 北里大学生命科学研究所客員教授
20年間におよぶ苦労の結晶。患者にやさしい飲む抗がん剤は、こうして生まれた
進行・再発胃がんや膵がんなどでTS-1の画期的な延命効果が報告されている。この抗がん剤を開発した白坂哲彦さんは、父のがん闘病から抗がん剤の限界を学び、「やさしい治療」を目指すことになった。30年以上にわたって抗がん剤の開発一筋に取り組んできた研究者に、TS-1の可能性をうかがっていく。
腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
腎臓がん編――3
分子標的薬の臨床試験に参加。1カ月後、早くも効果が認められた
サポート医師・篠原信雄 北海道大学大学院腎泌尿器外科助教授
腹腔鏡下手術で右側の腎臓を全摘し、1年半後に肺転移が見つかった山田陽一さん(55)は、インターフェロンαの自己注射療法で一時的な効果をみた。しかし半年も経たないうちに肝臓への転移が発覚。医師は「大学病院での臨床試験を受ける方法がある」と提案する。転院し、分子標的薬ネクサバールを受け始めると、1カ月以内に効果が現れた。担当医は「腎臓がん治療は、いま、めざましい進歩を遂げている」と山田さんを力づけた。
多発性骨髄腫編――4
サリドマイドで再発後の症状が緩和。骨髄腫も希望が持てる時代へ
サポート医師・金 成元 国立がんセンター中央病院血液内科・幹細胞移植科医員
3期の多発性骨髄腫に対するVAD療法と大量化学療法+自家末梢血幹細胞移植で完全奏効となった関根秀雄さん(62歳)は、2年後に再発が発覚する。が、医師が個人輸入したサリドマイドとデキサメサゾンの併用療法が奏効。医師は最近登場している新しい骨髄腫の治療法を関根さんに示し、「骨髄腫も希望が持てる時代になってきた」と話している。
シリーズ 診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第5回 乳がん・マンモグラフィ
マンモグラフィの棘は乳がんが周囲に浸潤している証
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長
54歳の女性。自治体の検診で乳がんの疑いを指摘され、国立がんセンターへ。
マンモグラフィによる検査を行い、T2(2.1~5センチ)のがんが見つかった。
患者のための抗がん剤事典・フェマーラ
慢性骨髄性白血病の患者座談会「ずっと笑顔で」
慢性骨髄性白血病にはおそれることなく、前向きに取り組んで
東條有伸・東京大学医科学研究所先端医療研究センター分子療法分野教授
かつて不治の病であった慢性骨髄性白血病は、新しい薬剤の出現により、慢性期の維持期間および生存期間を延長するという報告が行われ、病気になる前の「普通の生活」を取り戻すことができるようになりつつある。とはいえ、病気には不安や苦しみがつきまとう。それを笑顔に変えるにはどうすればいいか。患者さん4人と血液専門医に集まっていただき、座談会を開いた。
患者会
患者会活動レポート・つくばピンクリボンの会
患者会通信・NPO法人脳腫瘍ネットワーク・ひむかCSサポートネット
患者サポート
新連載・元気が出るチーム医療 小嶋修一・TBS報道局解説室
第1回 なぜ今、チーム医療なのか
乳がん患者から、がん医療を変えていきたい!
がん医療のあるべき姿とは何か。ジャーナリストであると同時にがんの闘病者でもあるTBS報道局解説室の小嶋修一さんが、チーム医療をキーワードに理想のがん医療を考えていく連載を始めます。第1回目は、米国の乳がん患者団体代表の活動を例に、チーム医療をひもときます。米国のがん医療は、乳がんの闘病者たちが変えてきました。それを目の当たりにした日本の乳がん闘病者たちも、やがて立ち上がっていきます。
「がんサポート」主催プレスセミナーより渡辺亨さんの講演再録
SPIKESって何? もっと知って、広めよう
医師と患者のコミュニケーションをよりよくする情報提供技術を学ぶ
医師から病気や治療法について十分な説明が受けられなかったり、説明を受けてもよく理解できないことがしばしばある。こうしたコミュニケーションにおける患者さんや家族の不満や不安を解消する方法として、浜松オンコロジーセンター長の渡辺亨さんは、SPIKES(スパイクス)と呼ばれる新しいコミュニケーション・スキルの導入を提唱している。昨年10月24日、がんサポート主催のプレスセミナーで行われた渡辺亨さんの「癌診療における情報提供~SPIKES活用術~」と題する講演を再録する。
「共に考えよう!がん治療シンポジウム」再録
がんになっても、自分らしく生きるために
患者が積極的に医療に参加し、医療者とのコミュニケーションをよくする
2006年12月6日、東京・有楽町朝日ホールで「共に考えよう!がん治療」(朝日新聞社・中外製薬共催)と題されたシンポジウムが開催された。その名のとおり、がんになっても健やかな日々を送るために、がん患者と医療者がともにがん治療について考えようという催しである。
講演者は国立がんセンタ―中央病院腫瘍内科医長の勝俣範之さん、東京都立駒込病院外科医長の高橋慶一さん、国立がんセンター東病院看護師(治験管理室)の小原泉さん、同じく同病院臨床開発センター精神腫瘍学開発部長の内富庸介さんの4名。講演の後には子宮がんを経験した女優、仁科亜季子さんを中心としたパネルディスカッションも行われた。この模様をみていこう。
治癒力を引き出す がん漢方講座 福田一典 銀座東京クリニック院長
第13話 乳がんの漢方治療
新連載・患者とともに
「患者会」―次世代の患者会の姿を提案いたします―
田中祐次・東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワーク部門客員助手
NPO血液患者コミュニティ「ももの木」理事長
エッセイ 山里より がんの向こうに見えたもの 中島ようこ
がんと生きる
病気になっても、病人にならない 椚時子・保健師
保健師であり、〝老舗〟患者会会長の長女・椚時子さんのがんとの対峙の仕方
がんに罹患することは予想の範疇だった。けれども、あまりにも早く、予期していなかった部位にがんはできていた。告知された夜には豪華料理を食し、2日後には南の島へと旅行した。
告知を受け、入院・手術を前にしても、大きく揺れ惑わなかったのは、がん患者の〝先輩〟となった、父親が伝えてくれた言葉があったからだ。
椚時子さんに、前向きにがんと向き合う術を聞かせてもらった。
自分らしく、我が家で 第5回 神宮寺
「いのちの現場」に身を置く住職が目指す、温泉場でのホスピス運営
世界で見てきたホスピタリティを生まれ故郷にフィードバック
自分らしさを保ったまま生きていくことは、大病に罹患した人にとって重要なテーマである。そんななか世間の耳目を集めているのが、生老病死を支える「コミュニティケア」だ。
長野県松本市にある神宮寺の高橋卓志住職は、生まれ故郷の温泉街にホスピスを作ろうと、
奮闘する日々を送っている。
情報戦を生き抜いて 連載14回 「残像」 本田麻由美・読売新聞記者
2002年11月12日。読売新聞社社会保障部記者・本田麻由美さんは、
乳房全摘後、患部付近に米粒大の腫瘍が見つかったため、3度目の手術を受けることになった。執刀は今回もJR東京総合病院の主治医、上野貴史さんによるものだ。初めて受ける胸部への局所麻酔。妙に五感が研ぎ澄まされた本田さんは、手術室でそれまでにない様々な発見をする。追加の麻酔が施され、手術は無事終了。本田さんにしばしの安らぎが訪れる。
しかし、それも束の間、局所再発に対する過剰反応が――。
併せて術後、献身的に尽くしてくれる母の愛情に精一杯感謝しつつ、くじけそうになる自分を決意も新たに奮い立たせていく。
がん相談
乳がん・上野貴史(板橋中央総合病院外科医師)
大腸がん・吉田和彦(東京慈恵会医科大学青戸病院副院長)
婦人科がん・宮城悦子(横浜市立大学医学部産婦人科準教授)
泌尿器がん・赤倉功一郎(東京厚生年金病院泌尿器科部長)
コラム&連載
第3世代抗がん剤から分子標的薬へ―進化を続ける化学療法
コリー・J・ランガー フォックス・チェースがんセンター教授・
坪井正博 東京医科大学病院講師
大きく変わる肺がんの化学療法を軸に、最新の治療法から副作用対策まで
最近、がんをめぐる抗がん剤治療は大きく変化してきている。新種の抗がん剤が次々に出、投与法にも工夫がされ、副作用対策も進んでいる。折しも、米国を代表する腫瘍内科医で世界でもっとも影響力を持つ臨床試験グループ、ECOGの中心的存在であるフォックス・チェースがんセンター教授のコリー・J・ランガーさんが来日したのを機に、日本を代表する肺がんの化学療法の専門家である東京医科大学病院講師の坪井正博さんと抗がん剤についての最新の動きを対談していただいた。
胃がんは「抗がん剤もがんの治癒に貢献できる」時代に
術後補助化学療法の有効性を検証する臨床試験で大きなインパクト
監修●山口俊晴 癌研有明病院消化器センター長
かつて胃がんは、抗がん剤が最も効きにくいがんの1つといわれていた。とくに、手術後の再発の予防に有効な抗がん剤はないとされてきたのだが、このほど、日本で開発された経口抗がん剤TS-1の有効性が大規模臨床試験で明らかにされ、世界中の注目を集めている。TS-1のおかげで、胃がんは「抗がん剤もがんの治癒に貢献できる」時代になったのか? 今回の試験の意義について、癌研有明病院消化器センター長の山口俊晴さんに解説してもらった。
第2段階に入った分子標的薬の長所と短所
注意しよう!従来の抗がん剤とは異なる優れた効果と思わぬ副作用
取材協力●佐々木康綱 埼玉医科大学病院臨床腫瘍科教授
ハーセプチン、グリベックといった分子標的薬に続き、新しい分子標的薬が化学療法の場面に続々と登場しています。出た当初は、〝夢の抗がん剤〟とマスコミでもてはやされましたが、報告を見ていると決してそうではないことがわかります。もちろん、優れた効果を上げていますが、その一方、思わぬ副作用も出ていますので、十分な注意を払う必要があります。
抗がん剤の副作用対策
その軽減法と乗り切り方 PART1
監修・中島和子 静岡がんセンターがん化学療法看護認定看護師
これから抗がん剤治療を受ける方、副作用に悩む方のために、患者さんの視点でがん医療に取り組む静岡がんセンターのがん化学療法看護認定看護師・中島和子さんがアドバイス。
治療を受ける前の心構えから、いろいろな副作用の軽減法まで、2回にわたってご紹介します。
鎌田 實の「がんばらない&あきらめない」対談
がんばらないの医師 鎌田 實×白坂哲彦 北里大学生命科学研究所客員教授
20年間におよぶ苦労の結晶。患者にやさしい飲む抗がん剤は、こうして生まれた
進行・再発胃がんや膵がんなどでTS-1の画期的な延命効果が報告されている。この抗がん剤を開発した白坂哲彦さんは、父のがん闘病から抗がん剤の限界を学び、「やさしい治療」を目指すことになった。30年以上にわたって抗がん剤の開発一筋に取り組んできた研究者に、TS-1の可能性をうかがっていく。
腫瘍内科の第一人者渡辺亨チームが医療サポートする
腎臓がん編――3
分子標的薬の臨床試験に参加。1カ月後、早くも効果が認められた
サポート医師・篠原信雄 北海道大学大学院腎泌尿器外科助教授
腹腔鏡下手術で右側の腎臓を全摘し、1年半後に肺転移が見つかった山田陽一さん(55)は、インターフェロンαの自己注射療法で一時的な効果をみた。しかし半年も経たないうちに肝臓への転移が発覚。医師は「大学病院での臨床試験を受ける方法がある」と提案する。転院し、分子標的薬ネクサバールを受け始めると、1カ月以内に効果が現れた。担当医は「腎臓がん治療は、いま、めざましい進歩を遂げている」と山田さんを力づけた。
多発性骨髄腫編――4
サリドマイドで再発後の症状が緩和。骨髄腫も希望が持てる時代へ
サポート医師・金 成元 国立がんセンター中央病院血液内科・幹細胞移植科医員
3期の多発性骨髄腫に対するVAD療法と大量化学療法+自家末梢血幹細胞移植で完全奏効となった関根秀雄さん(62歳)は、2年後に再発が発覚する。が、医師が個人輸入したサリドマイドとデキサメサゾンの併用療法が奏効。医師は最近登場している新しい骨髄腫の治療法を関根さんに示し、「骨髄腫も希望が持てる時代になってきた」と話している。
シリーズ 診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第5回 乳がん・マンモグラフィ
マンモグラフィの棘は乳がんが周囲に浸潤している証
監修・森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長
54歳の女性。自治体の検診で乳がんの疑いを指摘され、国立がんセンターへ。
マンモグラフィによる検査を行い、T2(2.1~5センチ)のがんが見つかった。
患者のための抗がん剤事典・フェマーラ
慢性骨髄性白血病の患者座談会「ずっと笑顔で」
慢性骨髄性白血病にはおそれることなく、前向きに取り組んで
東條有伸・東京大学医科学研究所先端医療研究センター分子療法分野教授
かつて不治の病であった慢性骨髄性白血病は、新しい薬剤の出現により、慢性期の維持期間および生存期間を延長するという報告が行われ、病気になる前の「普通の生活」を取り戻すことができるようになりつつある。とはいえ、病気には不安や苦しみがつきまとう。それを笑顔に変えるにはどうすればいいか。患者さん4人と血液専門医に集まっていただき、座談会を開いた。
患者会
患者会活動レポート・つくばピンクリボンの会
患者会通信・NPO法人脳腫瘍ネットワーク・ひむかCSサポートネット
患者サポート
新連載・元気が出るチーム医療 小嶋修一・TBS報道局解説室
第1回 なぜ今、チーム医療なのか
乳がん患者から、がん医療を変えていきたい!
がん医療のあるべき姿とは何か。ジャーナリストであると同時にがんの闘病者でもあるTBS報道局解説室の小嶋修一さんが、チーム医療をキーワードに理想のがん医療を考えていく連載を始めます。第1回目は、米国の乳がん患者団体代表の活動を例に、チーム医療をひもときます。米国のがん医療は、乳がんの闘病者たちが変えてきました。それを目の当たりにした日本の乳がん闘病者たちも、やがて立ち上がっていきます。
「がんサポート」主催プレスセミナーより渡辺亨さんの講演再録
SPIKESって何? もっと知って、広めよう
医師と患者のコミュニケーションをよりよくする情報提供技術を学ぶ
医師から病気や治療法について十分な説明が受けられなかったり、説明を受けてもよく理解できないことがしばしばある。こうしたコミュニケーションにおける患者さんや家族の不満や不安を解消する方法として、浜松オンコロジーセンター長の渡辺亨さんは、SPIKES(スパイクス)と呼ばれる新しいコミュニケーション・スキルの導入を提唱している。昨年10月24日、がんサポート主催のプレスセミナーで行われた渡辺亨さんの「癌診療における情報提供~SPIKES活用術~」と題する講演を再録する。
「共に考えよう!がん治療シンポジウム」再録
がんになっても、自分らしく生きるために
患者が積極的に医療に参加し、医療者とのコミュニケーションをよくする
2006年12月6日、東京・有楽町朝日ホールで「共に考えよう!がん治療」(朝日新聞社・中外製薬共催)と題されたシンポジウムが開催された。その名のとおり、がんになっても健やかな日々を送るために、がん患者と医療者がともにがん治療について考えようという催しである。
講演者は国立がんセンタ―中央病院腫瘍内科医長の勝俣範之さん、東京都立駒込病院外科医長の高橋慶一さん、国立がんセンター東病院看護師(治験管理室)の小原泉さん、同じく同病院臨床開発センター精神腫瘍学開発部長の内富庸介さんの4名。講演の後には子宮がんを経験した女優、仁科亜季子さんを中心としたパネルディスカッションも行われた。この模様をみていこう。
治癒力を引き出す がん漢方講座 福田一典 銀座東京クリニック院長
第13話 乳がんの漢方治療
新連載・患者とともに
「患者会」―次世代の患者会の姿を提案いたします―
田中祐次・東京大学医科学研究所探索医療ヒューマンネットワーク部門客員助手
NPO血液患者コミュニティ「ももの木」理事長
エッセイ 山里より がんの向こうに見えたもの 中島ようこ
がんと生きる
病気になっても、病人にならない 椚時子・保健師
保健師であり、〝老舗〟患者会会長の長女・椚時子さんのがんとの対峙の仕方
がんに罹患することは予想の範疇だった。けれども、あまりにも早く、予期していなかった部位にがんはできていた。告知された夜には豪華料理を食し、2日後には南の島へと旅行した。
告知を受け、入院・手術を前にしても、大きく揺れ惑わなかったのは、がん患者の〝先輩〟となった、父親が伝えてくれた言葉があったからだ。
椚時子さんに、前向きにがんと向き合う術を聞かせてもらった。
自分らしく、我が家で 第5回 神宮寺
「いのちの現場」に身を置く住職が目指す、温泉場でのホスピス運営
世界で見てきたホスピタリティを生まれ故郷にフィードバック
自分らしさを保ったまま生きていくことは、大病に罹患した人にとって重要なテーマである。そんななか世間の耳目を集めているのが、生老病死を支える「コミュニティケア」だ。
長野県松本市にある神宮寺の高橋卓志住職は、生まれ故郷の温泉街にホスピスを作ろうと、
奮闘する日々を送っている。
情報戦を生き抜いて 連載14回 「残像」 本田麻由美・読売新聞記者
2002年11月12日。読売新聞社社会保障部記者・本田麻由美さんは、
乳房全摘後、患部付近に米粒大の腫瘍が見つかったため、3度目の手術を受けることになった。執刀は今回もJR東京総合病院の主治医、上野貴史さんによるものだ。初めて受ける胸部への局所麻酔。妙に五感が研ぎ澄まされた本田さんは、手術室でそれまでにない様々な発見をする。追加の麻酔が施され、手術は無事終了。本田さんにしばしの安らぎが訪れる。
しかし、それも束の間、局所再発に対する過剰反応が――。
併せて術後、献身的に尽くしてくれる母の愛情に精一杯感謝しつつ、くじけそうになる自分を決意も新たに奮い立たせていく。
がん相談
乳がん・上野貴史(板橋中央総合病院外科医師)
大腸がん・吉田和彦(東京慈恵会医科大学青戸病院副院長)
婦人科がん・宮城悦子(横浜市立大学医学部産婦人科準教授)
泌尿器がん・赤倉功一郎(東京厚生年金病院泌尿器科部長)
コラム&連載
商品情報・内容
- 出版社:エビデンス社
- 発行間隔:月刊
■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。
がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。
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