目次
総力特集・前立腺がんの治療とケア
ホルモン療法は前立腺がんの中心的な治療法
MAB療法は治療効果が高く、前立腺がんの進行を遅らせる
文●堀江重郎 帝京大学医学部泌尿器科学主任教授
わが国における前立腺がんの治療は、限局がん、浸潤がんにおいては、ホルモン療法が中心になっています。前立腺がんにホルモン療法が効くのは、前立腺がんの増殖に男性ホルモンが深く関わっているためです。では、
ホルモン療法とはどのような治療法なのかご紹介します。
「前立腺がんと骨転移――上手にコントロールするためには?――」
骨転移はホルモン剤、ビスフォスフォネート剤を上手に使って治療しよう
文●塚本泰司 札幌医科大学医学部泌尿器科教授
札幌医科大学医学部泌尿器科教授で、同大学付属病院副院長の塚本泰司さんは、前立腺がん治療の専門家でもある。前立腺がんの転移は骨転移が圧倒的で、
痛みやしびれ・麻痺によって転移が発見されることが多い。
前立腺がんの初期にはホルモン療法が大きな効果を発揮するが、転移後の治療は放射線や鎮痛薬による痛みの除去がポイントだと、塚本さんは言う。
「前立腺がん市民フォーラム」パネルディスカッション「進行がんでも、希望に生きる」再録
進行・再発しても、10年、20年の長期生存を目指して生きよう
運悪く前立腺がんが進行したり再発しても、あきらめる必要は全然ありません。ホルモン療法をはじめとして、治療法はいろいろあります。そのあたりの希望につながる話を「前立腺がん市民フォーラム」(主催エビデンス社)のパネルディスカッションの中身を再録してみましょう。
総合司会:赤座英之 筑波大学大学院人間総合科学研究科教授
パネリスト:塚本泰司 札幌医科大学医学部教授
堀江重郎 帝京大学医学部主任教授
三谷文夫 前立腺がん患者
体と心をケアする処方箋45
からだに異常を感じたら早めに対処することが大切
QOLを高めるホルモン療法の副作用対策あれこれ
深貝隆志 昭和大学医学部泌尿器科学准教授
前立腺がんのホルモン療法はどのステージでも使える全身的な治療法ですが、男性ホルモンの低下に伴い、性機能障害やホットフラッシュ(ほてり)、骨粗しょう症などの副作用が起こることがあります。薬剤によっては、肝障害や心血管障害など、まれに重篤な症状をきたすこともあるので、異常を感じたら早めに対処することが大切です。
「15年にわたる進行性前立腺がん体験を通して」
がんとの闘いから学んだこころの持ち方の大切さ
山田康之 京都大学名誉教授・元奈良先端科学技術大学院大学長
京都大学名誉教授で文化功労者である山田康之さんが、前立腺がんの宣告を受けたのは、平成5年、京都大学教授時代のことだった。以来15年、入退院5回、手術3回、更なる手術治療を拒否する山田さんは今、尿道拡大の処置を毎月受けつつ充実した日々を送っている。
山田さんががんとの闘いから学んだことは、こころの持ち方の大切さだと言う。山田さんのフォーラムでの基調講演を採録する。
「もう手術しても治りません」と言われた病期D1の前立腺がんと闘う
6年がかりで発見された前立腺がん。ホルモン療法と食事療法で立ち向かう
三谷文夫 佐倉市シルバー人材センター・パソコン班
人間ドックのPSA検査で「がんの疑い」を指摘されたものの、たび重なるMRI診断、針生検にもかかわらず、がんは発見されなかった。
6年後、前立腺のほとんどにがん細胞が発見されたときには、すでに病期D1だった。長年、国土交通省(旧運輸省)で航空保安業務に携わってきた三谷文夫さんの前立腺がんとの闘いが始まった。
ホルモン療法によってPSA値は劇的に下がり、今は間欠療法を行っているが、
徹底した食事療法を行う一方、日々の生活の充実にも余念がない――。
2大対談
洞口依子さんvs高橋都さん
性のことをうまく話し合えない状況に風穴をあける
子宮をなくしたが、「女であること」を自分の中でもっと開花させたい
「タンポポ」などの映画で知られる女優、洞口依子さんは、子宮頸がん、8時間に及ぶ手術、術後の後遺症という幾多の試練をくぐり抜け、仕事に復帰した。が、彼女の身体には、実は大きな穴があいていた。性という名の喪失感だ。しかし、なかなか大っぴらにはしゃべれない。こんなときに知ったのが、がん患者の性問題の第一人者として知られる東京大学大学院講師の高橋都さんだ。2人は話し出すや、尽きることがないほどに……。
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
がん患者が輝いて生きるための3つの知恵
笑えば悩みも苦しみもその瞬間、吹っ飛んでしまう
ゲスト・樋口 強(全日本社会人落語協会副会長・作家)
手術後、再発必至と言われる肺小細胞がんとどう向き合うか、
手術を担当した外科医と主治医の内科医の抗がん剤治療の判断が分かれた。
選択を迫られた樋口さんは、奥さんと新しいのちを生きるために、
可能性が低くとも完治を目指して、つらい抗がん剤治療にチャレンジした。
腎臓が悪化し、絶え間ない吐き気が襲ってきた。死の恐怖にも襲われた。
かん発症から12年になる今、抗がん剤の後遺症による身体のしびれと闘いつつ、樋口さんは全国を飛び回って、がん患者が輝く生き方を説いている。
生き方
「情報戦を生き抜いて」 最終回
「出会い、そして旅立ち」
文●本田麻由美(読売新聞記者)
乳がん体験記がゴールデンウィーク初日の4月29日の朝刊に掲載される。はたして、どんな反響が寄せられるのだろうか―
期待と不安で胸が張り裂けそうになる。
そんな不安を忘れるためにも大阪の実家に帰る途中、琵琶湖周辺へ夫と2人で2泊3日の小旅行に出かけることにした。
5月10日に結婚5周年を迎えるにあたって記念の品を夫と選びたいと思っていたからだ―
医 療
腫瘍内科の第一人者、渡辺亨チームが医療サポートする 緩和ケア編-3
末期患者が苦しむ様々な症状に、手厚いケア
サポート医師・橋爪隆弘市立秋田総合病院外科医長
サポートナース・石川千夏市立秋田総合病院看護部主任
訪問看護による在宅ケアを受けていた森田稔さん(55)も、徐々に体力の消耗も著しくなり、再び消化器内科へ入院。「思うように体を動かせなくなってきた」というもどかしさに苦しんだが、家族や医療スタッフの手厚いケアを受け、だんだんと気持ちが穏やかになっていった。
(ここに登場する人物は、実在ではなく仮想の人物です)
患者のための抗がん剤事典41
アラノンジー(一般名:ネララビン)
再発・難治性の白血病および悪性リンパ腫治療の新たな選択肢
アラノンジーは2007年12月14日に日本で保険承認されました。これまで標準的な治療法が確立されていなかった「再発または難治性のT細胞急性リンパ性白血病(T-ALL:Acute Lymphocytic Leukemia)、T細胞リンパ芽球性リンパ腫(T-LBL:Lympho Blastic Lymphoma)」に対して、初めて単剤での有効性が認められた抗がん剤です。
診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第16回 卵巣がん(粘液腺がん)・MRI検査
大きく膨らんだのう胞の中に、がんを示す黒っぽい充実成分がある
監修●森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長
患者プロフィール
58歳のMさん。半年ほど前から、下腹部に違和感を持つようになった。触れてみると、左側の下腹部がやや膨らんでいるようでもある。鏡に写しても、やはりやや膨らんでいる。気になって近くの婦人科を受診。左右両方の卵巣にがんが見つかり、国立がんセンターを紹介された。再度の検査で、左卵巣に13センチ、右卵巣に4.8センチのがんが確認された。
患者会活動レポート・NPO法人周南いのちを考える会 代表●前川育
ホスピスの心を地域に広めていきたい
山口県東部に待望の「緩和ケア病棟設置」の見通しが
患者会通信・ブーケ<若い女性オストメイトの会>
“元気の素”であり続けられるよう、がんばっていきたい
患者サポート
世界中の膨大な数の研究から導き出された世界がん研究基金報告書
「がんを防ぐ食事」「がん体験者の食事」の最新知識
監修●坪野吉孝 東北大学公共政策大学院教授
食物・栄養・運動とがん予防について約7000件の研究論文が分析されて、昨年11月に極めて価値の高い報告書が出された。
分析の対象となった研究は、昨年に発表されたような最新の研究データについても追記されている。では、この報告書のもつ価値ある情報について紹介しよう。
元気が出るチーム医療
切らずにがんを治すチーム医療②
小嶋修一・TBS報道局解説室
アメリカで、がんセンターの1・2を競う、テキサス州ヒューストンの「M.D.アンダーソンがんセンター」を取材してきた。
狙いは、このがんセンターが誇る「チーム医療」をより深く知ることにあった。がん放射線治療を専門とする「放射線腫瘍科」のチーム医療の現場を通して日本のがん治療の進むべき方向性を探って見た―
仕事をしながら療養する
働ける喜びを強く感じる。
患者会の仲間たちとの温泉旅行が新しい楽しみ
接客業をしていた尾崎ミエ子(現在50歳)さんは、48歳のとき、乳がんを告知された。会社を2カ月間休養し、2回の手術を受けた。健康保険の高額療養費や傷病手当金、民間のがん保険を利用して、医療費や生活費の工面をした。職場復帰後は、会社と同僚の協力を得て、体調に合わせて、勤務時間を調整。現在、手術前と同様、多忙な仕事をこなしている。
「女性だから知っておきたい乳がんのこと」セミナー再録
おかしいと思ったらまず検診を
~明るく前向きに胸を張って生きていくために~
「女性だから知っておきたい乳がんのこと」と題する第61回日経健康セミナー(主催 日本経済新聞社、後援 厚生労働省)が、昨年日本橋三越本店6階の三越劇場で500名以上の聴衆を集め盛大に催された。
本セミナーは、静岡がんセンター乳腺外科部長の高橋かおるさん、聖路加国際病院ブレストセンター医幹の濱岡剛さん、東京医科大学乳腺科教授の河野範男さんの3人の基調講演の後、タレントの山田邦子さんを加えてパネルディスカッション「もっと知りたい乳がんのこと」が日経ヘルス編集長の西沢邦浩さんの司会のもと、和やかな雰囲気と笑いに包まれて進行していった。
届け! 患者たちの声 シリーズ19
世界に誇れる「東京発」のがん対策プランづくりに邁進する
すでに新潟県や高知県ではがん対策条例が発布されている。東京でも都や有識者、患者さん代表が集まり意見を出し合い、東京ならではの条例案を構築しはじめようとしている。
森川那智子のゆるるんヨガde“ほっ”④
足のウォームアップで“ほっ”
この国の医療をよくするために 田島知郎東海大学名誉教授
医師たちを悩ます数々のジレンマ
がん相談
前立腺がん 回答者・島田誠(昭和大学横浜市北部病院泌尿器科教授)
肝臓がん 回答者・椎名秀一朗(東京大学医学部付属病院消化器内科講師)
食道がん 回答者・出江洋介(都立駒込病院食道外科医長)
婦人科がん 回答者・上坊敏子(社会保険相模野病院婦人科腫瘍センター長)
コラム&連載
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
ヒーリング・コラム
ももセンセーの「患者とともに」
エッセイ 山里より 中島ようこ
イベントへの誘い
読者の交差点
バックナンバーのご案内
定期購読のご案内・編集後記
ホルモン療法は前立腺がんの中心的な治療法
MAB療法は治療効果が高く、前立腺がんの進行を遅らせる
文●堀江重郎 帝京大学医学部泌尿器科学主任教授
わが国における前立腺がんの治療は、限局がん、浸潤がんにおいては、ホルモン療法が中心になっています。前立腺がんにホルモン療法が効くのは、前立腺がんの増殖に男性ホルモンが深く関わっているためです。では、
ホルモン療法とはどのような治療法なのかご紹介します。
「前立腺がんと骨転移――上手にコントロールするためには?――」
骨転移はホルモン剤、ビスフォスフォネート剤を上手に使って治療しよう
文●塚本泰司 札幌医科大学医学部泌尿器科教授
札幌医科大学医学部泌尿器科教授で、同大学付属病院副院長の塚本泰司さんは、前立腺がん治療の専門家でもある。前立腺がんの転移は骨転移が圧倒的で、
痛みやしびれ・麻痺によって転移が発見されることが多い。
前立腺がんの初期にはホルモン療法が大きな効果を発揮するが、転移後の治療は放射線や鎮痛薬による痛みの除去がポイントだと、塚本さんは言う。
「前立腺がん市民フォーラム」パネルディスカッション「進行がんでも、希望に生きる」再録
進行・再発しても、10年、20年の長期生存を目指して生きよう
運悪く前立腺がんが進行したり再発しても、あきらめる必要は全然ありません。ホルモン療法をはじめとして、治療法はいろいろあります。そのあたりの希望につながる話を「前立腺がん市民フォーラム」(主催エビデンス社)のパネルディスカッションの中身を再録してみましょう。
総合司会:赤座英之 筑波大学大学院人間総合科学研究科教授
パネリスト:塚本泰司 札幌医科大学医学部教授
堀江重郎 帝京大学医学部主任教授
三谷文夫 前立腺がん患者
体と心をケアする処方箋45
からだに異常を感じたら早めに対処することが大切
QOLを高めるホルモン療法の副作用対策あれこれ
深貝隆志 昭和大学医学部泌尿器科学准教授
前立腺がんのホルモン療法はどのステージでも使える全身的な治療法ですが、男性ホルモンの低下に伴い、性機能障害やホットフラッシュ(ほてり)、骨粗しょう症などの副作用が起こることがあります。薬剤によっては、肝障害や心血管障害など、まれに重篤な症状をきたすこともあるので、異常を感じたら早めに対処することが大切です。
「15年にわたる進行性前立腺がん体験を通して」
がんとの闘いから学んだこころの持ち方の大切さ
山田康之 京都大学名誉教授・元奈良先端科学技術大学院大学長
京都大学名誉教授で文化功労者である山田康之さんが、前立腺がんの宣告を受けたのは、平成5年、京都大学教授時代のことだった。以来15年、入退院5回、手術3回、更なる手術治療を拒否する山田さんは今、尿道拡大の処置を毎月受けつつ充実した日々を送っている。
山田さんががんとの闘いから学んだことは、こころの持ち方の大切さだと言う。山田さんのフォーラムでの基調講演を採録する。
「もう手術しても治りません」と言われた病期D1の前立腺がんと闘う
6年がかりで発見された前立腺がん。ホルモン療法と食事療法で立ち向かう
三谷文夫 佐倉市シルバー人材センター・パソコン班
人間ドックのPSA検査で「がんの疑い」を指摘されたものの、たび重なるMRI診断、針生検にもかかわらず、がんは発見されなかった。
6年後、前立腺のほとんどにがん細胞が発見されたときには、すでに病期D1だった。長年、国土交通省(旧運輸省)で航空保安業務に携わってきた三谷文夫さんの前立腺がんとの闘いが始まった。
ホルモン療法によってPSA値は劇的に下がり、今は間欠療法を行っているが、
徹底した食事療法を行う一方、日々の生活の充実にも余念がない――。
2大対談
洞口依子さんvs高橋都さん
性のことをうまく話し合えない状況に風穴をあける
子宮をなくしたが、「女であること」を自分の中でもっと開花させたい
「タンポポ」などの映画で知られる女優、洞口依子さんは、子宮頸がん、8時間に及ぶ手術、術後の後遺症という幾多の試練をくぐり抜け、仕事に復帰した。が、彼女の身体には、実は大きな穴があいていた。性という名の喪失感だ。しかし、なかなか大っぴらにはしゃべれない。こんなときに知ったのが、がん患者の性問題の第一人者として知られる東京大学大学院講師の高橋都さんだ。2人は話し出すや、尽きることがないほどに……。
鎌田實の「がんばらない&あきらめない」対談
がん患者が輝いて生きるための3つの知恵
笑えば悩みも苦しみもその瞬間、吹っ飛んでしまう
ゲスト・樋口 強(全日本社会人落語協会副会長・作家)
手術後、再発必至と言われる肺小細胞がんとどう向き合うか、
手術を担当した外科医と主治医の内科医の抗がん剤治療の判断が分かれた。
選択を迫られた樋口さんは、奥さんと新しいのちを生きるために、
可能性が低くとも完治を目指して、つらい抗がん剤治療にチャレンジした。
腎臓が悪化し、絶え間ない吐き気が襲ってきた。死の恐怖にも襲われた。
かん発症から12年になる今、抗がん剤の後遺症による身体のしびれと闘いつつ、樋口さんは全国を飛び回って、がん患者が輝く生き方を説いている。
生き方
「情報戦を生き抜いて」 最終回
「出会い、そして旅立ち」
文●本田麻由美(読売新聞記者)
乳がん体験記がゴールデンウィーク初日の4月29日の朝刊に掲載される。はたして、どんな反響が寄せられるのだろうか―
期待と不安で胸が張り裂けそうになる。
そんな不安を忘れるためにも大阪の実家に帰る途中、琵琶湖周辺へ夫と2人で2泊3日の小旅行に出かけることにした。
5月10日に結婚5周年を迎えるにあたって記念の品を夫と選びたいと思っていたからだ―
医 療
腫瘍内科の第一人者、渡辺亨チームが医療サポートする 緩和ケア編-3
末期患者が苦しむ様々な症状に、手厚いケア
サポート医師・橋爪隆弘市立秋田総合病院外科医長
サポートナース・石川千夏市立秋田総合病院看護部主任
訪問看護による在宅ケアを受けていた森田稔さん(55)も、徐々に体力の消耗も著しくなり、再び消化器内科へ入院。「思うように体を動かせなくなってきた」というもどかしさに苦しんだが、家族や医療スタッフの手厚いケアを受け、だんだんと気持ちが穏やかになっていった。
(ここに登場する人物は、実在ではなく仮想の人物です)
患者のための抗がん剤事典41
アラノンジー(一般名:ネララビン)
再発・難治性の白血病および悪性リンパ腫治療の新たな選択肢
アラノンジーは2007年12月14日に日本で保険承認されました。これまで標準的な治療法が確立されていなかった「再発または難治性のT細胞急性リンパ性白血病(T-ALL:Acute Lymphocytic Leukemia)、T細胞リンパ芽球性リンパ腫(T-LBL:Lympho Blastic Lymphoma)」に対して、初めて単剤での有効性が認められた抗がん剤です。
診断の名人が伝授する検査画像の見方・読み方
第16回 卵巣がん(粘液腺がん)・MRI検査
大きく膨らんだのう胞の中に、がんを示す黒っぽい充実成分がある
監修●森山紀之 国立がんセンターがん予防・検診研究センター長
患者プロフィール
58歳のMさん。半年ほど前から、下腹部に違和感を持つようになった。触れてみると、左側の下腹部がやや膨らんでいるようでもある。鏡に写しても、やはりやや膨らんでいる。気になって近くの婦人科を受診。左右両方の卵巣にがんが見つかり、国立がんセンターを紹介された。再度の検査で、左卵巣に13センチ、右卵巣に4.8センチのがんが確認された。
患者会活動レポート・NPO法人周南いのちを考える会 代表●前川育
ホスピスの心を地域に広めていきたい
山口県東部に待望の「緩和ケア病棟設置」の見通しが
患者会通信・ブーケ<若い女性オストメイトの会>
“元気の素”であり続けられるよう、がんばっていきたい
患者サポート
世界中の膨大な数の研究から導き出された世界がん研究基金報告書
「がんを防ぐ食事」「がん体験者の食事」の最新知識
監修●坪野吉孝 東北大学公共政策大学院教授
食物・栄養・運動とがん予防について約7000件の研究論文が分析されて、昨年11月に極めて価値の高い報告書が出された。
分析の対象となった研究は、昨年に発表されたような最新の研究データについても追記されている。では、この報告書のもつ価値ある情報について紹介しよう。
元気が出るチーム医療
切らずにがんを治すチーム医療②
小嶋修一・TBS報道局解説室
アメリカで、がんセンターの1・2を競う、テキサス州ヒューストンの「M.D.アンダーソンがんセンター」を取材してきた。
狙いは、このがんセンターが誇る「チーム医療」をより深く知ることにあった。がん放射線治療を専門とする「放射線腫瘍科」のチーム医療の現場を通して日本のがん治療の進むべき方向性を探って見た―
仕事をしながら療養する
働ける喜びを強く感じる。
患者会の仲間たちとの温泉旅行が新しい楽しみ
接客業をしていた尾崎ミエ子(現在50歳)さんは、48歳のとき、乳がんを告知された。会社を2カ月間休養し、2回の手術を受けた。健康保険の高額療養費や傷病手当金、民間のがん保険を利用して、医療費や生活費の工面をした。職場復帰後は、会社と同僚の協力を得て、体調に合わせて、勤務時間を調整。現在、手術前と同様、多忙な仕事をこなしている。
「女性だから知っておきたい乳がんのこと」セミナー再録
おかしいと思ったらまず検診を
~明るく前向きに胸を張って生きていくために~
「女性だから知っておきたい乳がんのこと」と題する第61回日経健康セミナー(主催 日本経済新聞社、後援 厚生労働省)が、昨年日本橋三越本店6階の三越劇場で500名以上の聴衆を集め盛大に催された。
本セミナーは、静岡がんセンター乳腺外科部長の高橋かおるさん、聖路加国際病院ブレストセンター医幹の濱岡剛さん、東京医科大学乳腺科教授の河野範男さんの3人の基調講演の後、タレントの山田邦子さんを加えてパネルディスカッション「もっと知りたい乳がんのこと」が日経ヘルス編集長の西沢邦浩さんの司会のもと、和やかな雰囲気と笑いに包まれて進行していった。
届け! 患者たちの声 シリーズ19
世界に誇れる「東京発」のがん対策プランづくりに邁進する
すでに新潟県や高知県ではがん対策条例が発布されている。東京でも都や有識者、患者さん代表が集まり意見を出し合い、東京ならではの条例案を構築しはじめようとしている。
森川那智子のゆるるんヨガde“ほっ”④
足のウォームアップで“ほっ”
この国の医療をよくするために 田島知郎東海大学名誉教授
医師たちを悩ます数々のジレンマ
がん相談
前立腺がん 回答者・島田誠(昭和大学横浜市北部病院泌尿器科教授)
肝臓がん 回答者・椎名秀一朗(東京大学医学部付属病院消化器内科講師)
食道がん 回答者・出江洋介(都立駒込病院食道外科医長)
婦人科がん 回答者・上坊敏子(社会保険相模野病院婦人科腫瘍センター長)
コラム&連載
命を食べる季節を味わう
フォト・エッセイ 至福の時間
インターネットで探るがん情報
編集部の本棚
ヒーリング・コラム
ももセンセーの「患者とともに」
エッセイ 山里より 中島ようこ
イベントへの誘い
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定期購読のご案内・編集後記
商品情報・内容
- 出版社:エビデンス社
- 発行間隔:月刊
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