がんサポート 9月号 (発売日2005年08月16日) 表紙
がんサポート 9月号 (発売日2005年08月16日) 表紙

がんサポート 9月号 (発売日2005年08月16日)

エビデンス社
特集 在宅医療
がん患者の在宅へのニーズは、年々高まっている。「住み慣れた我が家で、愛する家族と共に過ごしたい」。自分らしい人生を過ごすために在宅医療は大きな役割を担う。今特集では在宅医療の実際を...

がんサポート 9月号 (発売日2005年08月16日)

エビデンス社
特集 在宅医療
がん患者の在宅へのニーズは、年々高まっている。「住み慣れた我が家で、愛する家族と共に過ごしたい」。自分らしい人生を過ごすために在宅医療は大きな役割を担う。今特集では在宅医療の実際を...

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目次

特集 在宅医療
がん患者の在宅へのニーズは、年々高まっている。「住み慣れた我が家で、愛する家族と共に過ごしたい」。自分らしい人生を過ごすために在宅医療は大きな役割を担う。今特集では在宅医療の実際をお届けする。

これだけは知っておきたい
病院での緩和ケアは、在宅でもすべて受けられる
在宅医療の基礎知識

監修●蘆野吉和 福島労災病院外科部長
取材・文●半沢裕子

がんによる症状を上手に緩和しながら、自宅での日常生活に戻りたい。それは多くのがん患者さんの願いだろう。とはいえ、いざ在宅となると、気持ちは複雑に乱れる。痛み対策や必要な処置ができず、すぐ逆戻りするのでは? 自分はよくても、家族は負担では? 何かあったとき、間に合うのか。話に聞く在宅抗がん剤治療とは飲み薬なのか、はたまた家で点滴できるのか……?
 そこで、日本における在宅がん治療の草分けのひとり、福島労災病院(福島県いわき市)の蘆野吉和さんに、在宅がん治療とは何か、その現状と今後の展望について聞いた


在宅ホスピスを長続きさせるコツ
~日本ホスピス・在宅ケア研究会理事の梁勝則さん(医師)に聞く~

構成●塚田真紀子


スプーン一杯分でも、自分の口から食べることが重要
自宅で過ごすがん患者の栄養ケア

取材・文●菊池憲一

がんによって口から食事が摂れなくなることは多々ある。その理由はがんによって通過障害をおこしている場合や、精神的ショックやその他の理由での食欲不振などさまざま。いずれの場合でも、経管栄養や中心静脈栄養などにより、栄養の補給は可能だ。しかし、それらを利用していたとしても少しでも口から食べ物を摂取することが重要だと、摂食・嚥下アドバイサーの江頭文江さんは話す。


患者の最高のリポーター
家族はどこまで支えられるか
濃密な時間を共有するために必要なこと

監修●和田忠志 医療法人財団健愛会あおぞら診療所新松戸理事長 
取材・文●常蔭純一

在宅医療において、家族の役割は非常に大きいものとなる。患者が在宅で治療、また終末期を迎えると決めたとき、家族としてどのようなサポートができるのか。地域に根ざした診療を続けている「あおぞら診療所新松戸」の和田忠志さんに、心身両面のサポート態勢を取材した。


以上特集
臓器別、進行別がんの標準治療 頭頸部がん編
流れは手術から、機能や形状を温存する放射線化学療法へ

監修●田原 信 国立がんセンター東病院消化器内科医師
取材・文●祢津加奈子 医療ジャーナリスト

鼻、口、あご、のど、耳などをまとめて頭頸部といい、ここにできるがんを頭頸部がんと総称します。昔は手術が主流でした。しかし、手術をすると顔に傷ができたりひん曲がったりえぐれたり、食べられなくなったり喋れなくなったりします。そこで最近では、そうした形状や機能を温存する放射線化学療法が普及してきています。命が助かるのはもとより、治療後の生活の質も重要ですから当然なのですが、まだこの事実を知らない人はぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。


腫瘍内科の第一人者、渡辺亨が医療サポートする 乳がん骨転移編-2
骨転移は高カルシウム血症という合併症を引き起こしていた

チーム・リーダー●渡辺亨 
取材・文●林義人

12年前にD総合病院で乳がんの手術を受けた小学校教員の村山佳代子さん(52歳)は骨転移を診断され放射線治療を勧められた。しかし、病状の説明に不満を感じてセカンドオピニオンを求めることになった。転院先のW大学病院腫瘍内科の専門医は佳代子さんの高カルシウム血症を発見して、まずこの治療が行われる。そのため、前医に病理組織の提供を求めることになった。


腫瘍内科の第一人者、渡辺亨が医療サポートする 食道がん編―2
手術の代わりに化学放射線療法を希望し、セカンドオピニオンを求めた

サポート医師●大津敦 

消化器内科クリックで食道がんの疑いを指摘された藤野憲一さん(56歳)は、Kがんセンター消化器内科で「ステージ1の食道がん」と診断された。長男から「食道がんの手術は体への負担が大きい」と聞かされていた藤野さんは、手術の代わりに化学放射線療法を受けることを希望し、セカンドオピニオンを求めることになった。


モルヒネにかわる鎮痛薬 3
注目の治療 Part1
前立腺がんの放射線療法
副作用を抑え、さらにホルモン療法との併用で生存率が改善

報告●鈴木和浩 群馬大学泌尿器科教授

欧米の男性で罹患率、死亡率の高い代表的ながん、前立腺がんの治療法にはたくさんあり、選択するのは簡単ではありません。今回は、今最も注目を集めている放射線療法の1つである小線源療法と、従来の外照射療法とホルモン治療との併用治療にフォーカスを当て、その最新成果を紹介していきます。



ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です 第22時限目 内視鏡手術
飛びつく前に見極めよう、内視鏡手術の光と影

監修●吉田和彦 東京慈恵会医科大学付属青戸病院副院長

患者の体にやさしい縮小手術が拡がっています。その1つが腹腔鏡手術や胸腔鏡手術です。お腹や胸を大きく開いて行う開腹、開胸手術と違って、小さな穴を開けるだけ。その分術後の痛みも少なく、回復も早いといわれます。しかし、新しい技術であるだけにまだ未成熟な面もあるようです。今回はそのあたりの見極めを学習していきます。


インターネットで探るがん情報
腎臓がん。癌研究会では、生存率も具体的な数字で掲載

文●諏訪邦夫(帝京大学八王子キャンパス)

今回は腎臓のがんです。この病気については、いろいろな表現があってちょっと戸惑いました。「腎細胞がん」、「腎がん」のほかに「腎臓がん」もあり、稀ながら古い表現である「グラヴィッツ腫瘍」(1961年医学部卒業の筆者は、こう習いました)も登場しますが、基本的にすべて同一です。まず、インターネットに掲載されていた闘病記で、ある患者さんの経過を読みます。


サバイバーの肖像
患者になって体得した「傷つける言葉」「癒す言葉」の力

木阪昌知さん(明海大学歯学部教授)
取材・文●崎谷武彦

医療の現場における倫理上の問題点を研究する、医療倫理の専門家である木阪昌知さん。ある日、自分自身ががんの宣告を受け、患者の立場になったとき、そこで感じたのは医師の言葉の1つひとつがいかに患者の心身に影響を及ぼすかということだった。
自分が学んできたことや教えてきたことを患者の立場で確認できたことはむしろ感謝すべきことだと話す。


抗がん剤治療の賢い受け方 <PART2>
副作用はもう恐れることはない
正しく理解することから始まる、症状緩和のセルフケア

監修●飯野京子 国立看護大学校成人看護学教授

通院治療が普及するにつれ、抗がん剤の副作用を上手にコントロールしながら生活していくセルフケアの視点が大切になってきた。抗がん剤治療には副作用がつきものだが、治療を受ける前に正しい知識を仕入れ、心構えや物品・体の準備を整えておくことにより、その苦痛を最小限に抑えることができる。
抗がん剤治療の賢い受け方パート2の今回は、抗がん剤の副飯野京子さんに聞いた。


体と心をケアする処方箋
手術前後のQOLアップが実証された!
患者の不安や痛みを軽減する音楽療法

監修・アドバイス●高橋多喜子 茨城音楽専門学校音楽療法科科長
取材・文●池内加寿子

音楽療法(ミュージック・セラピー)とは、「音楽による心理療法」のことです。かねてから、高齢者や障害者に対する音楽療法の効果は知られていましたが、近年、がん医療の現場にも取り入れられるようになっています。最近の実践的な研究では「消化器がんの手術前後に?なじみの歌を歌う?音楽療法を受けると、不安や痛みが軽減され、QOLが上がる」と実証されました。


情報戦を生き抜いて
連載―――第3回 漁り火

文●本田麻由美

読売新聞社社会保障部記者・本田麻由美さんは、ある日突然、まさに晴天下で雷に撃たれたようにがん告知を受けた。すべてを受け止めるにはあまりにも短い時間。しかし本田さんは10日足らずのうちに入院、手術への決心をする。持ち前の新聞記者魂があったから――かもしれない。しかし、実際のところは34歳の、1人の女性としての脆さをさらけ出した後にたどり着いた悲痛な決断ではなかったか。濁流に押し流されそうな日々。が、傍らには精一杯さりげなく気遣ってくれる夫がいた。入院直前の本田さんの心に、眩しくも嬉しい空間が広がっていった。


患者のための抗がん薬辞典 19
ゾメタ(一般和名ゾレドロン酸、一般洋名ゾレドロネート)
高カルシウム血症の治療薬。骨転移に伴う諸問題にも大きな効果

監修●畠清彦 癌研有明病院化学療法科部長
文●水田吉彦

女性では“乳がん”、男性では”前立腺がん”において、「骨転移」が多く起こります。骨転移を起こせば、「痛み」「骨折」「高カルシウム血症」などの問題が生じます。ゾメタは、そうした骨転移に伴う諸問題を解決、もしくは軽減するために開発された薬剤です。国内では、”悪性腫瘍による高カルシウム血症”に対する効能が、まず先行して承認されました。近々その他の効能も、追加承認される見込みだそうです。類似薬”アレディア”との違いも含めて、ゾメタの利点などを解説します。

「がんばらない」医師
鎌田實とがん患者の
こころの往復書簡 ム第2回
「ここで死ぬ訳にはいかない。娘の成長をまだまだ見守っていきたいのです」
「こちらが、がんばりすぎると腫瘍が戦闘的になります。ときどき、ホッとしたり、笑ったり、感動したりしていましょう」

腹水が溜まるなど、進行した症状が現れてきた金子さんは、ある決断をします。未承認薬の使用です。すでに国内承認されている薬では症状を抑えきれなくなってしまったのです。金子さん自身、そして2人の娘さんのためにこの薬にのぞみを懸けたのです。そんな金子さんに鎌田さんは応援のメッセージを送りました。


海外ガイドラインシリーズ
長期使用の注意点を理解した上での使用が必要
閉経後女性のホルモン補充療法の効果とリスク

監修●岩瀬哲 キャンサーネットジャパン科学ディレクター
文●佐鳥麻美

日本ではホルモン補充療法(HRT)は欧米ほど普及していませんが、高齢化にともない、選択の機会も増えることと考えられます。その場合には、自分がHRTから期待できる恩恵と害の可能性を秤にかけて、よく考えたうえで選択することが大切です。2005年に、判断材料の一つであるUSPSTF(米国予防医療専門委員会) のガイドラインが改訂され、その要約が米医学誌アナルズ・オブ・インターナル・メディシンに発表されました。今回はその内容についてご紹介します。


がんが扉を開いて
売春婦でない女はいない!?

文●まつばらけい

「私は子宮頸がんなんかじゃない。一緒にしないで!」その言葉を耳にして、私は凍りついた。彼女は、自分は婦人科がんだけれど、ヒトパピローマウイルス(HPV)の性感染が主因のがんではないと区別したがったのだ。不妊治療のために訪れた産婦人科クリニックで、たまたま卵巣腫瘍が見つかっていた。セックス経験はあるということ。性感染の可能性はあったし、その人も検査してみたら、HPVポジティブかもしれない。

がん相談
食道がん・胃がん・皮膚がん       

ほか
            

商品情報・内容

■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。

がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。

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