目次
特集・健康食品の真実 第2弾
「末期がんが治る」アガリクス本はでっち上げだった
患者心理につけ込む「バイブル商法」の実体を探る
末期がん患者にとって、救いの神のような存在であった、抗がんを謳う健康食品「アガリクス」の販売業者とその宣伝本を出していた出版社が、ついに摘発された。予想はしていたものの、「末期がんが治った」という奇跡の体験談はすべて架空だったという事実には改めて驚かされる。弱い患者心理につけ込んだその「バイブル商法」の実体を探る。
「バイブル商法」の仕掛け人、三沢豊容疑者逮捕前インタビュー
他人に儲けさせてばかりでアホらしくなった。それで自ら販売に乗り出した
効能のない健康食品を「末期がんが治った」「がんが消滅した」と本で謳い上げ、その虚偽の効能につられてがん患者が健康食品を購入する。こうしたやり方は、業界では「バイブル商法」と呼ばれているが、その仕掛け人のひとりであるミサワ化学社長の三沢豊氏が逮捕された。史輝出版でタイアップ出版を手がけていた三沢氏は、一転健康食品を販売する側に転進した理由は? 小誌では、以前からこの健康食品問題を追跡取材していたが、その過程で接触した三沢氏へのインタビューをここに公開しよう。あっと驚くような内容だ。
「新免疫療法」の元近畿大学教授、ついに刑事告訴
がん患者を騙して、高額な治療費を払わせたという「詐欺罪」
文●梅澤 充
驚異的な奏効率を掲げ、患者を騙して高額な治療費を取っていたとして、民事裁判で訴えられている元近畿大学教授の八木田旭邦氏に対する刑事告訴が、ついに管轄の武蔵野警察署に提出された。
告訴理由は「詐欺罪」。「新免疫療法」と称される健康食品主体の治療法の真偽が、再び刑事の場で問われる。
(以上、特集)
最新療法トピックス
肝臓がんや肺がんの最新の武器、CT透視下ラジオ波凝固療法の威力
監修●保本卓 市立吹田市民病院放射線科医師
肝臓がんや肺がんなどに威力を発揮しているラジオ波凝固療法に、また1つ新しい武器が加わった。超音波に代わって、CT透視を用いたラジオ波凝固療法だ。これまで治療のできなかった難しい場所のがんにも対処できるようになった。患者さんにとって大きな朗報だ。大阪の開業医であり肝臓がん患者である三浦捷一さんが、早速治療を受けた。その体験を通して、この最新療法を紹介しよう。
渡辺亨チームが医療サポートする 急性前骨髄球性白血病編-1
思いもかけない病気もATRA療法で寛解、職場へ復職
サポート医師●
楠本茂 名古屋市立大学病院血液・膠原病内科臨床研究医
通勤途中めまいと息切れで動けなくなった大宮栄一さん(35歳)は、内科クリニックへ駆け込むと「白血病の疑いがあるので血液内科のある病院へ」と言われる。エビデンス病院で、「急性前骨髄球性白血病」と診断され、緊急入院し、ATRA療法を受けることになった。
渡辺亨チームが医療サポートする 再発大腸がん編-1
術後3年で肺転移。補助療法の抗がん剤治療を受けなかったから?
サポート医師●白尾國昭 国立がんセンター中央病院内科医長
3年前にステージ3の下行結腸がんの切除手術を受けた吉田恵子さん(49歳)は、2005年3月、肺転移が見つかった。医師は「術後補助抗がん剤治療を受けなかったことがよくなかったのではないか」と指摘し、予後の改善のためにTS-1による治療を勧めたが……。
がんの痛みをなくす最前線レポート Part5
痛みにすぐ対応することが、うまくコントロールする「コツ」
監修●安部睦美 松江市立病院麻酔科部長/緩和ケア・ペインクリニック科科長
地方都市で、高いレベルの緩和ケアを行っている病院があります。患者は、安心してきめ細かなケアを受けることができます。
がん治療で地域格差が言われる中、なぜこのような医療が実現できたのでしょうか?
その秘訣は、院内全体に緩和ケアへの理解が浸透していることにあります。スタッフたちが、7年前から地道に進めてきた草の根の活動が実を結んでいます。
この取り組みを紹介します。
世界のガイドラインシリーズ
運動は結腸がんを予防するのか
監修●岩瀬哲 キャンサーネットジャパン科学ディレクター
取材・文●佐鳥麻美
日本でも年々増加傾向にある大腸がん。その発症リスクを上げる因子として肉食、肥満、アルコールなどがあげられており、逆にリスクを下げる因子として代表的なものは、野菜、果物の摂取、そして運動です。
これまでに実施された運動と結腸がんリスクの関連についての研究結果を、イギリスの研究チームがまとめて発表しています。
その多くは、運動が結腸がんリスクが低下させることを示しており、そのメカニズムを疫学的な観点から考察しています。
再発がんの治療最前線
頭頸部がんの超選択的動注・放射線併用療法
容貌を損なわず食事や会話の機能も温存する新しい治療
監修●木田亮紀 日本大学付属板橋病院耳鼻咽喉科教授
取材・文●菊池憲一
首から上の顔などにできたがんは、手術をすると容貌が損なわれたり、食事や会話ができなくなったりして、患者は大きな苦悩を背負わされることになる。そこで、こうした大きな後遺症をなくし、治療後も快適に過ごすことができる治療法が生まれてきた。「超選択的動注・放射線併用療法」と呼ばれる、抗がん剤と放射線の新しい併用療法だ。
患者のための抗がん剤辞典
エルビタックス(欧米での販売名、一般名セツキシマブ)
監修●畠 清彦 癌研有明病院化学療法科部長
文●水田吉彦
最近話題の『分子標的薬』。イリノテカンで効果のなかった
進行性大腸がんに、最後の砦としての期待がかかる
従来の抗がん剤には、正常な細胞にもダメージを与えてしまう欠点がありました。理由は簡単です。がん細胞と正常な細胞を、区別なく攻撃するように作られていたからです。しかし、最近、がん細胞の増殖メカニズムのみを攻撃し、正常細胞には害の少ない薬剤が開発されています。それが『分子標的薬』であり、優れた効果と少ない副作用が利点とされています。今回は、分子標的薬剤の大筋をご理解いただき、その上でエルビタックスが、どのようにがん細胞を攻撃するのか説明しましょう。
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です 第25時限目 病理診断
「がん」の診断を確定するために不可欠な組織診「生検」
監修●吉田和彦 東京慈恵会医科大学付属青戸病院副院長
「がん」の疑いが出たとき、病院では様々検査を行います。なぜこんなにたくさんの検査をするのだろうか。本当に必要なのだろうか。そう疑問に思う人も多いのではないでしょうか。実はそれぞれに意味があって行っているのです。なかでも最も重要なのが「生検」です。今回はこの生検について学習していきます。
吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
患者の意識変革が日本の医療を変える
ゲスト●田中祐次 デューク大学メディカルセンター研究員
NPO血液患者コミュニティ「ももの木」理事長
白血病と闘い生還した大手広告会社部長の吉田寿哉さんは、その移植、闘病体験を通して、「いのちの連鎖」を実感したという。そこで今回から、その体験を生かして、「生と死」「がん」にまつわるさまざまな問題をさまざまな分野の人と、患者の立場から縦横に語り合っていただきます。第1回目は、闘病中からメールで吉田さんの相談に乗ってきたデューク大学研究員の田中祐次さんです。
私の生きる道
苦労をともにした妻からの肝臓を移植し肝臓がんを克服
「末期がんが治る」アガリクス本はでっち上げだった
患者心理につけ込む「バイブル商法」の実体を探る
末期がん患者にとって、救いの神のような存在であった、抗がんを謳う健康食品「アガリクス」の販売業者とその宣伝本を出していた出版社が、ついに摘発された。予想はしていたものの、「末期がんが治った」という奇跡の体験談はすべて架空だったという事実には改めて驚かされる。弱い患者心理につけ込んだその「バイブル商法」の実体を探る。
「バイブル商法」の仕掛け人、三沢豊容疑者逮捕前インタビュー
他人に儲けさせてばかりでアホらしくなった。それで自ら販売に乗り出した
効能のない健康食品を「末期がんが治った」「がんが消滅した」と本で謳い上げ、その虚偽の効能につられてがん患者が健康食品を購入する。こうしたやり方は、業界では「バイブル商法」と呼ばれているが、その仕掛け人のひとりであるミサワ化学社長の三沢豊氏が逮捕された。史輝出版でタイアップ出版を手がけていた三沢氏は、一転健康食品を販売する側に転進した理由は? 小誌では、以前からこの健康食品問題を追跡取材していたが、その過程で接触した三沢氏へのインタビューをここに公開しよう。あっと驚くような内容だ。
「新免疫療法」の元近畿大学教授、ついに刑事告訴
がん患者を騙して、高額な治療費を払わせたという「詐欺罪」
文●梅澤 充
驚異的な奏効率を掲げ、患者を騙して高額な治療費を取っていたとして、民事裁判で訴えられている元近畿大学教授の八木田旭邦氏に対する刑事告訴が、ついに管轄の武蔵野警察署に提出された。
告訴理由は「詐欺罪」。「新免疫療法」と称される健康食品主体の治療法の真偽が、再び刑事の場で問われる。
(以上、特集)
最新療法トピックス
肝臓がんや肺がんの最新の武器、CT透視下ラジオ波凝固療法の威力
監修●保本卓 市立吹田市民病院放射線科医師
肝臓がんや肺がんなどに威力を発揮しているラジオ波凝固療法に、また1つ新しい武器が加わった。超音波に代わって、CT透視を用いたラジオ波凝固療法だ。これまで治療のできなかった難しい場所のがんにも対処できるようになった。患者さんにとって大きな朗報だ。大阪の開業医であり肝臓がん患者である三浦捷一さんが、早速治療を受けた。その体験を通して、この最新療法を紹介しよう。
渡辺亨チームが医療サポートする 急性前骨髄球性白血病編-1
思いもかけない病気もATRA療法で寛解、職場へ復職
サポート医師●
楠本茂 名古屋市立大学病院血液・膠原病内科臨床研究医
通勤途中めまいと息切れで動けなくなった大宮栄一さん(35歳)は、内科クリニックへ駆け込むと「白血病の疑いがあるので血液内科のある病院へ」と言われる。エビデンス病院で、「急性前骨髄球性白血病」と診断され、緊急入院し、ATRA療法を受けることになった。
渡辺亨チームが医療サポートする 再発大腸がん編-1
術後3年で肺転移。補助療法の抗がん剤治療を受けなかったから?
サポート医師●白尾國昭 国立がんセンター中央病院内科医長
3年前にステージ3の下行結腸がんの切除手術を受けた吉田恵子さん(49歳)は、2005年3月、肺転移が見つかった。医師は「術後補助抗がん剤治療を受けなかったことがよくなかったのではないか」と指摘し、予後の改善のためにTS-1による治療を勧めたが……。
がんの痛みをなくす最前線レポート Part5
痛みにすぐ対応することが、うまくコントロールする「コツ」
監修●安部睦美 松江市立病院麻酔科部長/緩和ケア・ペインクリニック科科長
地方都市で、高いレベルの緩和ケアを行っている病院があります。患者は、安心してきめ細かなケアを受けることができます。
がん治療で地域格差が言われる中、なぜこのような医療が実現できたのでしょうか?
その秘訣は、院内全体に緩和ケアへの理解が浸透していることにあります。スタッフたちが、7年前から地道に進めてきた草の根の活動が実を結んでいます。
この取り組みを紹介します。
世界のガイドラインシリーズ
運動は結腸がんを予防するのか
監修●岩瀬哲 キャンサーネットジャパン科学ディレクター
取材・文●佐鳥麻美
日本でも年々増加傾向にある大腸がん。その発症リスクを上げる因子として肉食、肥満、アルコールなどがあげられており、逆にリスクを下げる因子として代表的なものは、野菜、果物の摂取、そして運動です。
これまでに実施された運動と結腸がんリスクの関連についての研究結果を、イギリスの研究チームがまとめて発表しています。
その多くは、運動が結腸がんリスクが低下させることを示しており、そのメカニズムを疫学的な観点から考察しています。
再発がんの治療最前線
頭頸部がんの超選択的動注・放射線併用療法
容貌を損なわず食事や会話の機能も温存する新しい治療
監修●木田亮紀 日本大学付属板橋病院耳鼻咽喉科教授
取材・文●菊池憲一
首から上の顔などにできたがんは、手術をすると容貌が損なわれたり、食事や会話ができなくなったりして、患者は大きな苦悩を背負わされることになる。そこで、こうした大きな後遺症をなくし、治療後も快適に過ごすことができる治療法が生まれてきた。「超選択的動注・放射線併用療法」と呼ばれる、抗がん剤と放射線の新しい併用療法だ。
患者のための抗がん剤辞典
エルビタックス(欧米での販売名、一般名セツキシマブ)
監修●畠 清彦 癌研有明病院化学療法科部長
文●水田吉彦
最近話題の『分子標的薬』。イリノテカンで効果のなかった
進行性大腸がんに、最後の砦としての期待がかかる
従来の抗がん剤には、正常な細胞にもダメージを与えてしまう欠点がありました。理由は簡単です。がん細胞と正常な細胞を、区別なく攻撃するように作られていたからです。しかし、最近、がん細胞の増殖メカニズムのみを攻撃し、正常細胞には害の少ない薬剤が開発されています。それが『分子標的薬』であり、優れた効果と少ない副作用が利点とされています。今回は、分子標的薬剤の大筋をご理解いただき、その上でエルビタックスが、どのようにがん細胞を攻撃するのか説明しましょう。
ハイ!赤星たみこの「がんの授業」です 第25時限目 病理診断
「がん」の診断を確定するために不可欠な組織診「生検」
監修●吉田和彦 東京慈恵会医科大学付属青戸病院副院長
「がん」の疑いが出たとき、病院では様々検査を行います。なぜこんなにたくさんの検査をするのだろうか。本当に必要なのだろうか。そう疑問に思う人も多いのではないでしょうか。実はそれぞれに意味があって行っているのです。なかでも最も重要なのが「生検」です。今回はこの生検について学習していきます。
吉田寿哉のリレーフォーライフ対談
患者の意識変革が日本の医療を変える
ゲスト●田中祐次 デューク大学メディカルセンター研究員
NPO血液患者コミュニティ「ももの木」理事長
白血病と闘い生還した大手広告会社部長の吉田寿哉さんは、その移植、闘病体験を通して、「いのちの連鎖」を実感したという。そこで今回から、その体験を生かして、「生と死」「がん」にまつわるさまざまな問題をさまざまな分野の人と、患者の立場から縦横に語り合っていただきます。第1回目は、闘病中からメールで吉田さんの相談に乗ってきたデューク大学研究員の田中祐次さんです。
私の生きる道
苦労をともにした妻からの肝臓を移植し肝臓がんを克服
商品情報・内容
- 出版社:エビデンス社
- 発行間隔:月刊
■ 信頼度NO.1のがん実用誌!がんと生きるすべての人を応援します。
がんサポートは、世界最新の科学的根拠(エビデンス)に基づいた視点から、良質な正しい医療情報を厳選し、提供していきます。エビデンス(Evidence)とは、根拠があって明白な証拠、を意味する英語。常に信頼の置ける情報と知識を提供することを使命と考えます。がんサポートは、がん患者さん・ご家族の方々の求めに応えるために、がん患者さんやがん患者団体の代表の方に企画に参加していただき、と同時にがん患者(読者)参加記事をできるだけ多くして、患者さんと共に考え編集していく考えです。患者さんにやさしい雑誌にしようと、できるだけ軽くて、環境にもやさしい用紙を用い、文字も大きくしました。「役立つ・読みやすい・わかりやすい・支え・癒し」をモットーに編集していきます。
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