特集
国境を越える人々と国家の関係
巻頭対談
人の移動は軋轢を生みつつも未来を切り開く
…井口 泰×桜井啓子×渡辺 靖
エッセイ わたしはなぜ旅に出るか…四方田犬彦
国際比較と時間のなかで日本の移民政策を考える…小井土彰宏
グローバル化のなかで学生・大学の流動化が進んでいる…太田 浩
エッセイ わたしはいつもノートを持って飛行機に乗り込む…黒木 亮
彼らは移動によって難民となる――グローバル化のなかで加速する国際強制移動…小泉康一
地元と一体化した日本の中華街は世界でも珍しい…王 維
オオクボは日々新陳代謝する多文化と多様性の都市だ…稲葉佳子
在日エスニック・メディアが同胞社会と地域社会を結ぶ…白水繁彦
列島の古代人にグローバリゼーションを学ぶ…田中史生
グラビア 第53回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館展示から
パーソン 日本とフィリピンの環境問題を考えるアーティスト マリア・ロザリー・ゼルードさん
連続エッセイ をちこち散歩
自分スペック…束芋
ペチャクチャナイト初体験…五十嵐太郎
これでも東京?…テッサ・モーリス―スズキ
海外レポート をちこちwatch
ミシガン湖畔のビーチ(アメリカ)/不思議な日本語の広告(オーストラリア)
KOKESHIがホット(マレーシア)/大統領選挙の投票所(インドネシア)
上海の五つ星タクシー(中国)/タフな結婚式(ハンガリー)
東京ナンバーのバイク(韓国)/定番メニュー「寿司ピザ」(カナダ)
ジャパンファウンデーション事業ハイライト
特別寄稿
新しい世代の作家が現れてきた
――現代ロシアの文学状況と若手作家たち
…オリガ・スラヴニコワ
日本・インドネシア・コンテンポラリーダンス共同制作事業レポート
相手に踏み込み、踏み込まれつつ、徐々に穴を開けていく
…小池博史
2009年度「国際交流基金賞」受賞者発表
バックナンバーのお知らせ/読者からのメッセージ
イベントカレンダー(2009年10月~11月)
遠近(をちこち)の内容
- 出版社:山川出版社
- 発行間隔:隔月刊
- サイズ:B5判
国際交流がつなぐ彼方と此方
『遠近』は、日本語・日本文化を海外に知らしめ、さらに諸外国との相互理解を深めたい、また、「国家と国家」だけでなく「人と人」を結ぶ文化の掛け橋としての役割を果たしたいという想いを込め、場所と時を示す指示代名詞で、「あちらこちら・ここかしこ」「未来と現在」を意味するやまと言葉に由来しています。毎号、特集テーマを設けて文化交流に関する記事を組み、エッセイ、対談等のほか、当基金の活動紹介記事等を掲載しています。文化交流に携わるすべての人々の必読書として、ぜひご愛読いただきたいと思います。
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
Fujisanとは?
日本最大級雑誌の定期購読サービスを提供
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!