目次
特集 『 心筋梗塞 最前線 -変わりつつある診療スタイルを徹底紹介!- 』
≪特集の目次≫
今月の視点(朔 啓二郎)
■座談会
心血管インターベンション up-to-date(朔 啓二郎,他)
心筋梗塞最前線
心筋梗塞の疫学:世界のなかの日本の位置づけ(知花英俊,他)
心筋梗塞の発症因子,遺伝因子(辻田賢一,他)
心筋梗塞のリスクファクター(上原吉就,他)
心筋梗塞と心臓 CT(小松 誠,他)
心筋梗塞の画像診断の新しい展開(石塚周一,他)
心筋梗塞における PCI(浅海泰栄,他)
心筋梗塞と心筋灌流領域―FFR の意義―(塩野泰紹,他)
心筋梗塞における薬物治療(古賀聖士,他)
■Q&A
心筋梗塞における非薬物療法での注意点を教えてください(片山卓志,他)
再生医療がもたらす心筋梗塞の治療の将来性について教えてください(武田憲文,他)
心筋梗塞後のペット飼育に問題はないですか?(宮田昌明)
心筋梗塞後の性行為はコントロールすべきですか?(志賀悠平)
心筋梗塞の予防によい食事を教えてください(西田尚史,他)
≪Series≫
「治療」「薬局」合同企画 データで読むクスリ
小児科の抗ヒスタミン薬処方には特徴がある?!(浜田康次)
私たちはこんな世界を生きている─アスペルガー症候群の当事者研究─(6)
見ている世界は同じでも見える世界は違うもの(N.M. )
医者のストレス,患者の不満(15)
薬をのむ人,のまない人(寺本研一)
≪Contribution≫
TOPICS
プライマリ・ケアにおける過活動膀胱治療の重要性と
新規抗コリン薬フェソテロジン(後藤百万,他)
TOPICS
非定型うつ病の臨床心理学的研究(福西朱美)
≪今月の視点≫
厚生労働省・人口動態調査では,2000〜2010年の急性心筋梗塞(AMI)の死亡率(人口10万人対)はほぼ横ばいであるが,47都道府県別年齢調整死亡率の年次推移は男女共に有意に減少している.一方,2011年循環器疾患診療実態調査報告書(一般社団法人日本循環器学会,2009〜2011年)によるAMI患者数,AMI患者に対する冠動脈形成術数は毎年増加している.つまりAMI死亡率が変化せず,年齢の影響を補正した死亡率が減少し,AMI発症が増えたことが意味することは,高齢化社会と医療の高度化だ.たしかに,AMIの診断技法や治療法の飛躍的な進歩により死亡リスクは減り,その診療スタイルも大きく変化してきた.薬剤溶出性ステントは次世代ステントが開発され,画像診断の精度も大きくあがった.それにつれてAMI発症後の薬物の投薬期間や内容,リハビリテーションの在り方が変化してきた.
心筋梗塞のケースコントロール研究であるINTERHEART studyによると,9つのリスクで発症寄与リスクの90%が説明される.心血管病リスクの頻度の変化の方向性もさまざまである.たとえば,成人男性の平均喫煙率は32.2%で,1966年の83.7%と比較し大幅に減少した.成人女性の平均喫煙率は8.4%,男女計の喫煙率19.5%(2009年は23.4%)と20%を割り込んだが,糖尿病や腹部肥満は逆に著明に増加し,国家規模の対策が必要だ.つまり,イベント後の血管を部分的にうまく形成することがAMIの治療目標ではないことがわかる.
本特集は,「心筋梗塞 最前線」として,たとえ専門医でない先生方も知っておくべき最新情報をわかりやすく紹介した.情報化時代において,総合医であれ専門医であれ,全体を大雑把に見渡せる感覚が必要であり,本特集が日常診療における心筋梗塞への医療介入の一助となれば幸いである.
朔 啓二郎 福岡大学医学部長
≪特集の目次≫
今月の視点(朔 啓二郎)
■座談会
心血管インターベンション up-to-date(朔 啓二郎,他)
心筋梗塞最前線
心筋梗塞の疫学:世界のなかの日本の位置づけ(知花英俊,他)
心筋梗塞の発症因子,遺伝因子(辻田賢一,他)
心筋梗塞のリスクファクター(上原吉就,他)
心筋梗塞と心臓 CT(小松 誠,他)
心筋梗塞の画像診断の新しい展開(石塚周一,他)
心筋梗塞における PCI(浅海泰栄,他)
心筋梗塞と心筋灌流領域―FFR の意義―(塩野泰紹,他)
心筋梗塞における薬物治療(古賀聖士,他)
■Q&A
心筋梗塞における非薬物療法での注意点を教えてください(片山卓志,他)
再生医療がもたらす心筋梗塞の治療の将来性について教えてください(武田憲文,他)
心筋梗塞後のペット飼育に問題はないですか?(宮田昌明)
心筋梗塞後の性行為はコントロールすべきですか?(志賀悠平)
心筋梗塞の予防によい食事を教えてください(西田尚史,他)
≪Series≫
「治療」「薬局」合同企画 データで読むクスリ
小児科の抗ヒスタミン薬処方には特徴がある?!(浜田康次)
私たちはこんな世界を生きている─アスペルガー症候群の当事者研究─(6)
見ている世界は同じでも見える世界は違うもの(N.M. )
医者のストレス,患者の不満(15)
薬をのむ人,のまない人(寺本研一)
≪Contribution≫
TOPICS
プライマリ・ケアにおける過活動膀胱治療の重要性と
新規抗コリン薬フェソテロジン(後藤百万,他)
TOPICS
非定型うつ病の臨床心理学的研究(福西朱美)
≪今月の視点≫
厚生労働省・人口動態調査では,2000〜2010年の急性心筋梗塞(AMI)の死亡率(人口10万人対)はほぼ横ばいであるが,47都道府県別年齢調整死亡率の年次推移は男女共に有意に減少している.一方,2011年循環器疾患診療実態調査報告書(一般社団法人日本循環器学会,2009〜2011年)によるAMI患者数,AMI患者に対する冠動脈形成術数は毎年増加している.つまりAMI死亡率が変化せず,年齢の影響を補正した死亡率が減少し,AMI発症が増えたことが意味することは,高齢化社会と医療の高度化だ.たしかに,AMIの診断技法や治療法の飛躍的な進歩により死亡リスクは減り,その診療スタイルも大きく変化してきた.薬剤溶出性ステントは次世代ステントが開発され,画像診断の精度も大きくあがった.それにつれてAMI発症後の薬物の投薬期間や内容,リハビリテーションの在り方が変化してきた.
心筋梗塞のケースコントロール研究であるINTERHEART studyによると,9つのリスクで発症寄与リスクの90%が説明される.心血管病リスクの頻度の変化の方向性もさまざまである.たとえば,成人男性の平均喫煙率は32.2%で,1966年の83.7%と比較し大幅に減少した.成人女性の平均喫煙率は8.4%,男女計の喫煙率19.5%(2009年は23.4%)と20%を割り込んだが,糖尿病や腹部肥満は逆に著明に増加し,国家規模の対策が必要だ.つまり,イベント後の血管を部分的にうまく形成することがAMIの治療目標ではないことがわかる.
本特集は,「心筋梗塞 最前線」として,たとえ専門医でない先生方も知っておくべき最新情報をわかりやすく紹介した.情報化時代において,総合医であれ専門医であれ,全体を大雑把に見渡せる感覚が必要であり,本特集が日常診療における心筋梗塞への医療介入の一助となれば幸いである.
朔 啓二郎 福岡大学医学部長
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- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月1日
- サイズ:B5判
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