目次
特集 『 咳のはなし -各科における診療の実際と日常臨床の疑問の数々- 』
≪特集の目次≫
今月の視点(亀井三博)
■総 論
咳診療の基本事項(新実彰男)
■私たちは咳をこう診てきた
病院総合医の立場から(山中克郎)
呼吸器内科専門医の立場から ─東洋医学的アプローチも加えて難治性咳嗽に立ち向かう─(福井基成)
診療所医師の立場から① ─一般診療所の医師─(宮崎 仁)
診療所医師の立場から② ─呼吸器内科を標榜する医師─(亀井三博)
ER医師の立場から(北野史浩)
感染症専門医の立場から(大曲貴夫)
消化器内科の立場から ─GERDと咳─(井出広幸)
心療内科の立場から ─咳で困惑するとき,困惑すると咳が出るとき─(井出広幸)
小児科医の立場から(大澤正彦)
耳鼻咽喉科の立場から(内藤健晴)
すんなりわかる
実践! 咳のはなし(松尾規和)
■咳をめぐる疑問の数々
マイコプラズマ感染症はどんな病気なのでしょうか?(片岡 祐,他)
百日咳はどんな病気なのでしょうか?(亀井三博)
子どもの百日咳が増えているって本当ですか?(大澤正彦)
急性気管支炎に抗菌薬は不要って本当ですか?(大曲貴夫)
咳かぜはどうやって診ればよいでしょうか?(岸田直樹)
アトピー咳嗽ってどんな病気なのでしょうか?(藤村政樹)
≪Series≫
私たちはこんな世界を生きている ─アスペルガー症候群の当事者研究─(7)
発達障害デイケアで気付いて貰えた自分の強み(奥村紫月)
医者のストレス,患者の不満(16)
個人的な見解(寺本研一)
≪Contribution≫
臨床経験
L-DOPAによる薬剤性誘発性の精神症状に対しクエチアピンフマル酸塩の単剤投与が有効であった血液透析の1 症例(滝沢義唯,他)
TOPICS
歯科医療が参入した脳卒中地域連携パスの運用(橋谷 進,他)
≪今月の視点≫
鴉の啼かない日はあっても,「咳」の音が診察室に響かない日はない.
筆者にとって開業は,押し寄せる咳患者さんたちの荒波に翻弄される,大航海の日々の幕開けであった.
しかし押し寄せる「咳」患者さんたちの波にもまれているのは,呼吸器内科の看板を掲げている筆者だけでないことは,プライマリ・ケア医を訪れる患者さんたちの主訴の上位に「咳」が必ずあげられることからも容易に想像がつく.
咳の原因疾患は,当院では圧倒的に咳喘息といわれる気管支喘息が多く,ついでマイコプラズマ感染,百日咳,クラミドフィラ,ウイルス感染後の遷延する咳,そしてぐんと離されて,後鼻漏などによる上気道咳症候群がつづく.海外でいわれているように胃食道逆流症(GERD)による咳は日本ではそれほど多くないと感じ,それをことあるごとにお話し,気管支喘息を中心としたアプローチを行い,波を乗り切る方法をお勧めしてきた.しかしふと立ち止まって考えると,「それは確かなことなのだろうか?」という疑問がわいてきた.
この企画のお話があったとき,これはよい機会だと思った.さまざまな場所で,さまざまな立場から咳と向き合っている先生方にお話を聴き,独りよがりであったかもしれない筆者の「咳」と向き合う方法を,修正する機会にしたいと考えた.そして,それは同時にさまざまな場所で「咳」に向き合う読者のお役に立つと信じている.
病院で,あるいはERで,はたまた診療所で……という,それぞれの「咳の海」で,総合医,呼吸器内科医,救急医,感染症医,消化器内科医,心療内科医,小児科医,耳鼻咽喉科医として,「咳」航海を乗りきる手練れの航海士の手並みを披露していただき,その「技術」,「考え方」を皆様のものとしていただきたい.
さて「咳」大航海の始まりである.お楽しみあれ.
亀井三博 亀井内科呼吸器科 院長
≪特集の目次≫
今月の視点(亀井三博)
■総 論
咳診療の基本事項(新実彰男)
■私たちは咳をこう診てきた
病院総合医の立場から(山中克郎)
呼吸器内科専門医の立場から ─東洋医学的アプローチも加えて難治性咳嗽に立ち向かう─(福井基成)
診療所医師の立場から① ─一般診療所の医師─(宮崎 仁)
診療所医師の立場から② ─呼吸器内科を標榜する医師─(亀井三博)
ER医師の立場から(北野史浩)
感染症専門医の立場から(大曲貴夫)
消化器内科の立場から ─GERDと咳─(井出広幸)
心療内科の立場から ─咳で困惑するとき,困惑すると咳が出るとき─(井出広幸)
小児科医の立場から(大澤正彦)
耳鼻咽喉科の立場から(内藤健晴)
すんなりわかる
実践! 咳のはなし(松尾規和)
■咳をめぐる疑問の数々
マイコプラズマ感染症はどんな病気なのでしょうか?(片岡 祐,他)
百日咳はどんな病気なのでしょうか?(亀井三博)
子どもの百日咳が増えているって本当ですか?(大澤正彦)
急性気管支炎に抗菌薬は不要って本当ですか?(大曲貴夫)
咳かぜはどうやって診ればよいでしょうか?(岸田直樹)
アトピー咳嗽ってどんな病気なのでしょうか?(藤村政樹)
≪Series≫
私たちはこんな世界を生きている ─アスペルガー症候群の当事者研究─(7)
発達障害デイケアで気付いて貰えた自分の強み(奥村紫月)
医者のストレス,患者の不満(16)
個人的な見解(寺本研一)
≪Contribution≫
臨床経験
L-DOPAによる薬剤性誘発性の精神症状に対しクエチアピンフマル酸塩の単剤投与が有効であった血液透析の1 症例(滝沢義唯,他)
TOPICS
歯科医療が参入した脳卒中地域連携パスの運用(橋谷 進,他)
≪今月の視点≫
鴉の啼かない日はあっても,「咳」の音が診察室に響かない日はない.
筆者にとって開業は,押し寄せる咳患者さんたちの荒波に翻弄される,大航海の日々の幕開けであった.
しかし押し寄せる「咳」患者さんたちの波にもまれているのは,呼吸器内科の看板を掲げている筆者だけでないことは,プライマリ・ケア医を訪れる患者さんたちの主訴の上位に「咳」が必ずあげられることからも容易に想像がつく.
咳の原因疾患は,当院では圧倒的に咳喘息といわれる気管支喘息が多く,ついでマイコプラズマ感染,百日咳,クラミドフィラ,ウイルス感染後の遷延する咳,そしてぐんと離されて,後鼻漏などによる上気道咳症候群がつづく.海外でいわれているように胃食道逆流症(GERD)による咳は日本ではそれほど多くないと感じ,それをことあるごとにお話し,気管支喘息を中心としたアプローチを行い,波を乗り切る方法をお勧めしてきた.しかしふと立ち止まって考えると,「それは確かなことなのだろうか?」という疑問がわいてきた.
この企画のお話があったとき,これはよい機会だと思った.さまざまな場所で,さまざまな立場から咳と向き合っている先生方にお話を聴き,独りよがりであったかもしれない筆者の「咳」と向き合う方法を,修正する機会にしたいと考えた.そして,それは同時にさまざまな場所で「咳」に向き合う読者のお役に立つと信じている.
病院で,あるいはERで,はたまた診療所で……という,それぞれの「咳の海」で,総合医,呼吸器内科医,救急医,感染症医,消化器内科医,心療内科医,小児科医,耳鼻咽喉科医として,「咳」航海を乗りきる手練れの航海士の手並みを披露していただき,その「技術」,「考え方」を皆様のものとしていただきたい.
さて「咳」大航海の始まりである.お楽しみあれ.
亀井三博 亀井内科呼吸器科 院長
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- サイズ:B5判
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