目次
特集 『 総合診療医も出会う よくある眼科疾患を知ろう! 』
≪今月の視点≫
「目の健康」という視点をもってほしい
今回は「総合診療医も出会う よくある眼科疾患を知ろう!」というタイトルで特集を組んだ.今までの眼科に関する特集というと,急性期疾患や救急対応に焦点を当てたものが多かったのではないだろうか?
これらに関する知識は大切であり,さらに視力という機能予後にかかわる領域であるため,正確なマネジメントと,適切なタイミングで眼科医と連携ができる能力が求められることはいうまでもない.
しかし,“総合診療医も出会う”というタイトルのとおり,目の悩みを抱えた患者さんは,必ずしも救急外来だけではなく,一般外来に通院中の方のなかにも大勢いるはずだ.さらにいえば,病院には通院していないけれども目の悩みを抱えている人も多くいるだろう.
総合診療に携わる医師としては,急性期疾患で悩んでいる患者さんへの対応だけではなく,「目の健康」という視点をもってほしいと考えている.高齢化社会を迎えている日本では,このままの医療体制だと,2030年には高齢者の視覚障害者数が200万人に達するのではないかと,日本眼科医会が2009年に報告している.そうさせないためにも,日常で接する患者さんに隠れている,視力に影響する疾患の早期発見や早期治療を意識した診療を心がけ,眼科医と連携しながら,予防医療や目
の健康増進などを,総合診療医が包括的に担っていく時代になっていくのではないかと考えている.
今回の特集をきっかけに,1人でも多くの総合診療医が「目の健康」に興味をもち,実践できることを期待している.そのために,本特集作成に当たっては総合診療医と眼科医が丁寧に対話を重ね,眼科医のスペシャル技を使わなくてもできる=総合診療医でもできる範囲を抽出し,各項の最後には「総合診療医へのメッセージ」を載せている.これは,眼科医だけで考えたものではなく,総合診療医がともにかかわるなかで実現可能+将来的にこうなってほしいという想いをこめた.
今回の特集が,皆さまの今日からの診療に少しでも役に立てれば嬉しい限りです.
[編集幹事]
京都大学大学院医学研究科 医学教育推進センター
茂木恒俊
≪特集の目次≫
■はじめに
総合診療医に対する眼科診療教育の取り組み(加藤浩晃)
■よくある眼疾患を知る
─全年代でみられる疾患
ブラッシュアップ結膜炎(今村麻佑) 問診で攻めるドライアイ(山田桂子)
─中年以降でみられる疾患
20 人に1 人が緑内障 早期発見が鍵!(吉川晴菜)
連携で進行を予防する糖尿病網膜症(三重野洋喜)
─高齢でみられる疾患
物が眩しくみえる!? 白内障は大丈夫でしょうか?(石田 学)
最 近話題の加齢黄斑変性をみつけよう!(山脇敬博)
本当に飛蚊症ですか? 網膜剥離は大丈夫? ─裂孔原性網膜剥離を中心に─ (三重野洋喜)
加齢だけではないぞ! 眼瞼下垂(山中行人)
何とかしたい! さかさまつげ(内反症・睫毛乱生)(山中行人)
見た目が派手な結膜下出血にビビらないために(中山知倫)
高血圧が影響! 日本人に多い網膜静脈閉塞症(新開陽一郎)
高齢者の流涙症(田中 寛)
─若年でみられる疾患
疑ったらすぐに紹介! 角膜感染症(宮本佳菜絵)
あなどるなかれ! 弱視・斜視(石田 学)
できる! 霰粒腫・麦粒腫への対応(山中行人)
小児で流涙をきたす疾患─先天鼻涙管閉塞を主に─(田中 寛)
■こっそり確認しておきたい眼科の基礎知識
いちから見直す眼の解剖(前眼部編)(大槻陽平)
いちから見直す眼の解剖(眼底編)(森川恵輔)
こっそり確認 遠視・近視・乱視(中埜君彦)
意外と知らなかったコンタクトレンズのすべて(糸井素啓)
■検診でよくある眼所見
眼底写真の視神経乳頭はこう読む!(山本雄士)
重症な眼科疾患の前段階,高血圧性網膜症(新開陽一郎)
黄斑上膜って聞いたことありますか?(山脇敬博)
■これだけは知っておきたい眼科救急
急性緑内障発作を疑ったらすべきこと(中埜君彦)
早期発見・早期治療が予後に直結!!眼科疾患で最も怖い,網膜中心動脈閉塞症(新開陽一郎)
絶対知っておきたい 眼化学外傷・熱傷の初期対応(加藤雄人)
異物はどこだ!?(角膜異物・結膜異物)─ 超軽症なものから失明の危機に至るものまでさまざま─(村上 怜)
意外と多い! コンタクトレンズ関連眼障害(糸井素啓)
≪連載≫
「治療」「薬局」合同企画 データで読むクスリ
DPP-4 阻害薬vs SGLT2 阻害薬 発売1 年後の処方シェアの動向は?! (浜田康次)
すんなりわかる
実践! 研修医の育て方@診療所(井上有沙)
在宅医療をはじめよう! 在宅医療の質=理念×システム×制度の知識(9)
【【制度の知識編】医療保険の訪問看護 完全攻略!(永井康徳,他)
プロ×プロ イナダ(研修医)も学べばブリ(指導医)になる 現場のプロと臨床推論のプロが教える診断能力アップ術 (2)
めまいが,めまいがぁぁぁ(めまい)(神川洋平,林 寛之,大西弘高)
タイムマシンに連れられて 30年後の未来医療(13)
30 年後の医療を予測する(山本貴信)
心楽しく働くにはどうしたらよいか?? 信念対立解明アプローチ入門(11)
喧嘩する人(京極 真)
子どもの今と未来を支える医療と教育 〜スウェーデンにおける最新の医学・医療とダイバーシティ教育〜(4)
小児における神経発達症群の病態と医療的包括支援を考える(エリザベット・ファネール(原著者),小野次(翻訳),小野尚香(編集))
≪今月の視点≫
「目の健康」という視点をもってほしい
今回は「総合診療医も出会う よくある眼科疾患を知ろう!」というタイトルで特集を組んだ.今までの眼科に関する特集というと,急性期疾患や救急対応に焦点を当てたものが多かったのではないだろうか?
これらに関する知識は大切であり,さらに視力という機能予後にかかわる領域であるため,正確なマネジメントと,適切なタイミングで眼科医と連携ができる能力が求められることはいうまでもない.
しかし,“総合診療医も出会う”というタイトルのとおり,目の悩みを抱えた患者さんは,必ずしも救急外来だけではなく,一般外来に通院中の方のなかにも大勢いるはずだ.さらにいえば,病院には通院していないけれども目の悩みを抱えている人も多くいるだろう.
総合診療に携わる医師としては,急性期疾患で悩んでいる患者さんへの対応だけではなく,「目の健康」という視点をもってほしいと考えている.高齢化社会を迎えている日本では,このままの医療体制だと,2030年には高齢者の視覚障害者数が200万人に達するのではないかと,日本眼科医会が2009年に報告している.そうさせないためにも,日常で接する患者さんに隠れている,視力に影響する疾患の早期発見や早期治療を意識した診療を心がけ,眼科医と連携しながら,予防医療や目
の健康増進などを,総合診療医が包括的に担っていく時代になっていくのではないかと考えている.
今回の特集をきっかけに,1人でも多くの総合診療医が「目の健康」に興味をもち,実践できることを期待している.そのために,本特集作成に当たっては総合診療医と眼科医が丁寧に対話を重ね,眼科医のスペシャル技を使わなくてもできる=総合診療医でもできる範囲を抽出し,各項の最後には「総合診療医へのメッセージ」を載せている.これは,眼科医だけで考えたものではなく,総合診療医がともにかかわるなかで実現可能+将来的にこうなってほしいという想いをこめた.
今回の特集が,皆さまの今日からの診療に少しでも役に立てれば嬉しい限りです.
[編集幹事]
京都大学大学院医学研究科 医学教育推進センター
茂木恒俊
≪特集の目次≫
■はじめに
総合診療医に対する眼科診療教育の取り組み(加藤浩晃)
■よくある眼疾患を知る
─全年代でみられる疾患
ブラッシュアップ結膜炎(今村麻佑) 問診で攻めるドライアイ(山田桂子)
─中年以降でみられる疾患
20 人に1 人が緑内障 早期発見が鍵!(吉川晴菜)
連携で進行を予防する糖尿病網膜症(三重野洋喜)
─高齢でみられる疾患
物が眩しくみえる!? 白内障は大丈夫でしょうか?(石田 学)
最 近話題の加齢黄斑変性をみつけよう!(山脇敬博)
本当に飛蚊症ですか? 網膜剥離は大丈夫? ─裂孔原性網膜剥離を中心に─ (三重野洋喜)
加齢だけではないぞ! 眼瞼下垂(山中行人)
何とかしたい! さかさまつげ(内反症・睫毛乱生)(山中行人)
見た目が派手な結膜下出血にビビらないために(中山知倫)
高血圧が影響! 日本人に多い網膜静脈閉塞症(新開陽一郎)
高齢者の流涙症(田中 寛)
─若年でみられる疾患
疑ったらすぐに紹介! 角膜感染症(宮本佳菜絵)
あなどるなかれ! 弱視・斜視(石田 学)
できる! 霰粒腫・麦粒腫への対応(山中行人)
小児で流涙をきたす疾患─先天鼻涙管閉塞を主に─(田中 寛)
■こっそり確認しておきたい眼科の基礎知識
いちから見直す眼の解剖(前眼部編)(大槻陽平)
いちから見直す眼の解剖(眼底編)(森川恵輔)
こっそり確認 遠視・近視・乱視(中埜君彦)
意外と知らなかったコンタクトレンズのすべて(糸井素啓)
■検診でよくある眼所見
眼底写真の視神経乳頭はこう読む!(山本雄士)
重症な眼科疾患の前段階,高血圧性網膜症(新開陽一郎)
黄斑上膜って聞いたことありますか?(山脇敬博)
■これだけは知っておきたい眼科救急
急性緑内障発作を疑ったらすべきこと(中埜君彦)
早期発見・早期治療が予後に直結!!眼科疾患で最も怖い,網膜中心動脈閉塞症(新開陽一郎)
絶対知っておきたい 眼化学外傷・熱傷の初期対応(加藤雄人)
異物はどこだ!?(角膜異物・結膜異物)─ 超軽症なものから失明の危機に至るものまでさまざま─(村上 怜)
意外と多い! コンタクトレンズ関連眼障害(糸井素啓)
≪連載≫
「治療」「薬局」合同企画 データで読むクスリ
DPP-4 阻害薬vs SGLT2 阻害薬 発売1 年後の処方シェアの動向は?! (浜田康次)
すんなりわかる
実践! 研修医の育て方@診療所(井上有沙)
在宅医療をはじめよう! 在宅医療の質=理念×システム×制度の知識(9)
【【制度の知識編】医療保険の訪問看護 完全攻略!(永井康徳,他)
プロ×プロ イナダ(研修医)も学べばブリ(指導医)になる 現場のプロと臨床推論のプロが教える診断能力アップ術 (2)
めまいが,めまいがぁぁぁ(めまい)(神川洋平,林 寛之,大西弘高)
タイムマシンに連れられて 30年後の未来医療(13)
30 年後の医療を予測する(山本貴信)
心楽しく働くにはどうしたらよいか?? 信念対立解明アプローチ入門(11)
喧嘩する人(京極 真)
子どもの今と未来を支える医療と教育 〜スウェーデンにおける最新の医学・医療とダイバーシティ教育〜(4)
小児における神経発達症群の病態と医療的包括支援を考える(エリザベット・ファネール(原著者),小野次(翻訳),小野尚香(編集))
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