目次
特集:総合診療医❤漢方医 コラボ企画 手強いコモンディジーズ
≪今月の視点≫
総合診療医と漢方医の外来能力をハイブリッド化することで新たな能力を切り拓ける
新専門医制度が始まり,総合診療医としての新時代に突入する.総合診療と内科は対比するものではないという声が聞こえる一方で,「総合診療の専門性は何なのか?」という素朴な疑問に答える使命を,この時代を生き抜く総合診療医たちは抱いている.新専門医制度では総合診療医の専門性の1つを,「外来のスペシャリスト」としているが,他専門医から認められる外来診療とは一体どのようなものだろうか.
コモンディジーズとは日常診療でよく遭遇する疾患と定義されるが,総合診療医にとって,その枠組みはより広く,より深くなっていかなければならない.今回集めた12のケースは,外来診療を主戦場としている総合診療医にとっては定期的に遭遇するものばかりである.しかし,鑑別が多岐にわたり,1回の診察では診断が難しいケースであるため,問題解決のプロセスをダイナミックに伝えることは難しい.新専門医制度の総合診療研修プログラムの門を叩く専攻医たちも,例外なくこれらのケースと対面することになるが,総合診療の指導医たちにはこれらのケースを難なく解決できる姿が求められるだろう.
日本にはもう1人,漢方医という外来のスペシャリストがいる.外来診療を追求している総合診療医も,現在のアプローチだけでは限界を感じ,患者の前で立ち止まってしまう経験をしたことがあるだろう.だが同じケースでも漢方医の視点から眺めた患者像は別風景に映っているはずだ.総合診療医と漢方医の外来能力をハイブリッド化することで,新たな能力を切り拓ける可能性を秘めている.けっして「総合診療×東洋医学」という古い方程式ではない.本特集は,総合診療医,漢方医に新たな外来アプローチを加えることで,外来診療をより高めるための新しいシナプスを構築する一助になることを期待している.
「手強いコモンディジーズ」という特集タイトルではあるが,全ケースに目を通し“別に手強くない”と感じるようになった総合診療医,漢方医が地域で活躍することを願っている.
[編集幹事] 山口大学医学部附属病院総合診療部 齊藤裕之
≪特集の目次≫
■特別座談会
手強いコモンディジーズに対する総合診療医と漢方医の視点(齊藤裕之,小田浩之,吉永 亮,土倉潤一郎)
■総合診療医から漢方医へのコンサルテーション
case1:胸部 X 線で異常がない 2 ~ 3 週間続く咳嗽のアプローチ
総合診療パート(宮阪 英)
漢方パート(土倉潤一郎)
case2:耳鼻科で喉頭ファイバーを施行してもらっても異常所見のない喉頭違和感
総合診療パート(松下 明)
漢方パート(村井政史)
case3:食欲不振
総合診療パート(久保川 賢)
漢方パート(永田 豊)
case4:検査で異常所見がみつからない腹痛,慢性下痢
総合診療パート(松枝 啓)
漢方パート(村井政史)
case5:小学生の繰り返す腹痛
総合診療パート(久我修二)
漢方パート(上田晃三)
case6:腰椎 MRI で異常がない下肢のしびれのアプローチ
総合診療パート(岡村知直,他)
漢方パート(吉永 亮)
case7:高齢者の下腿浮腫のアプローチ
総合診療パート(高岸勝繁)
漢方パート(吉永 亮)
case8:更年期の女性,四肢末端の冷え
総合診療パート(中山久仁子)
漢方パート(矢野博美)
case9:高齢者の慢性めまい症
総合診療パート(重島祐介)
漢方パート(井上博喜)
case10:高齢女性の倦怠感
総合診療パート(井村 洋)
漢方パート(井上博喜)
case11:妊娠計画のある若い女性の頭痛
総合診療パート(山下洋充,他)
漢方パート(前田ひろみ)
case12:妊娠をしたい女性のイライラ感,不眠
総合診療パート(飯田智子,他)
漢方パート(土倉潤一郎)
■特別寄稿
漢方医学を日常臨床に─痛みから学ぶ漢方医学の叡智─(田原英一)
≪連載≫
今月のお薬ランキング(4)
カルシウム拮抗薬(浜田康次)
在宅医療をはじめよう! 在宅医療の質=理念×システム×制度の知識 (19)
【理念編】患者の意思決定 本人の生き方にどう向き合うか
─終末期の医療と介護に関する松山宣言より─(永井康徳,他)
「治療」「薬局」合同連載 ポリファーマシー “処方整理力”を鍛える! Dトレ(4)
便が出ないと調子が出ない(矢吹 拓)
ゼロからわかる遠隔医療(1)
Introduction(竹村昌敏)
プロ×プロ イナダ(研修医)も学べばブリ(指導医)になる 現場のプロと臨床推論のプロが教える診断能力アップ術 (12)
もう歳だから?(身体機能の低下)(安藤公美惠,林 寛之,大西弘高)
心楽しく働くにはどうしたらよいか?? 信念対立解明アプローチ入門(21)
ズレる人(京極 真)
楽しく臨床(3)
高齢男子の遇し方─入院とオシッコのリスクについて─(宮森 正)
≪今月の視点≫
総合診療医と漢方医の外来能力をハイブリッド化することで新たな能力を切り拓ける
新専門医制度が始まり,総合診療医としての新時代に突入する.総合診療と内科は対比するものではないという声が聞こえる一方で,「総合診療の専門性は何なのか?」という素朴な疑問に答える使命を,この時代を生き抜く総合診療医たちは抱いている.新専門医制度では総合診療医の専門性の1つを,「外来のスペシャリスト」としているが,他専門医から認められる外来診療とは一体どのようなものだろうか.
コモンディジーズとは日常診療でよく遭遇する疾患と定義されるが,総合診療医にとって,その枠組みはより広く,より深くなっていかなければならない.今回集めた12のケースは,外来診療を主戦場としている総合診療医にとっては定期的に遭遇するものばかりである.しかし,鑑別が多岐にわたり,1回の診察では診断が難しいケースであるため,問題解決のプロセスをダイナミックに伝えることは難しい.新専門医制度の総合診療研修プログラムの門を叩く専攻医たちも,例外なくこれらのケースと対面することになるが,総合診療の指導医たちにはこれらのケースを難なく解決できる姿が求められるだろう.
日本にはもう1人,漢方医という外来のスペシャリストがいる.外来診療を追求している総合診療医も,現在のアプローチだけでは限界を感じ,患者の前で立ち止まってしまう経験をしたことがあるだろう.だが同じケースでも漢方医の視点から眺めた患者像は別風景に映っているはずだ.総合診療医と漢方医の外来能力をハイブリッド化することで,新たな能力を切り拓ける可能性を秘めている.けっして「総合診療×東洋医学」という古い方程式ではない.本特集は,総合診療医,漢方医に新たな外来アプローチを加えることで,外来診療をより高めるための新しいシナプスを構築する一助になることを期待している.
「手強いコモンディジーズ」という特集タイトルではあるが,全ケースに目を通し“別に手強くない”と感じるようになった総合診療医,漢方医が地域で活躍することを願っている.
[編集幹事] 山口大学医学部附属病院総合診療部 齊藤裕之
≪特集の目次≫
■特別座談会
手強いコモンディジーズに対する総合診療医と漢方医の視点(齊藤裕之,小田浩之,吉永 亮,土倉潤一郎)
■総合診療医から漢方医へのコンサルテーション
case1:胸部 X 線で異常がない 2 ~ 3 週間続く咳嗽のアプローチ
総合診療パート(宮阪 英)
漢方パート(土倉潤一郎)
case2:耳鼻科で喉頭ファイバーを施行してもらっても異常所見のない喉頭違和感
総合診療パート(松下 明)
漢方パート(村井政史)
case3:食欲不振
総合診療パート(久保川 賢)
漢方パート(永田 豊)
case4:検査で異常所見がみつからない腹痛,慢性下痢
総合診療パート(松枝 啓)
漢方パート(村井政史)
case5:小学生の繰り返す腹痛
総合診療パート(久我修二)
漢方パート(上田晃三)
case6:腰椎 MRI で異常がない下肢のしびれのアプローチ
総合診療パート(岡村知直,他)
漢方パート(吉永 亮)
case7:高齢者の下腿浮腫のアプローチ
総合診療パート(高岸勝繁)
漢方パート(吉永 亮)
case8:更年期の女性,四肢末端の冷え
総合診療パート(中山久仁子)
漢方パート(矢野博美)
case9:高齢者の慢性めまい症
総合診療パート(重島祐介)
漢方パート(井上博喜)
case10:高齢女性の倦怠感
総合診療パート(井村 洋)
漢方パート(井上博喜)
case11:妊娠計画のある若い女性の頭痛
総合診療パート(山下洋充,他)
漢方パート(前田ひろみ)
case12:妊娠をしたい女性のイライラ感,不眠
総合診療パート(飯田智子,他)
漢方パート(土倉潤一郎)
■特別寄稿
漢方医学を日常臨床に─痛みから学ぶ漢方医学の叡智─(田原英一)
≪連載≫
今月のお薬ランキング(4)
カルシウム拮抗薬(浜田康次)
在宅医療をはじめよう! 在宅医療の質=理念×システム×制度の知識 (19)
【理念編】患者の意思決定 本人の生き方にどう向き合うか
─終末期の医療と介護に関する松山宣言より─(永井康徳,他)
「治療」「薬局」合同連載 ポリファーマシー “処方整理力”を鍛える! Dトレ(4)
便が出ないと調子が出ない(矢吹 拓)
ゼロからわかる遠隔医療(1)
Introduction(竹村昌敏)
プロ×プロ イナダ(研修医)も学べばブリ(指導医)になる 現場のプロと臨床推論のプロが教える診断能力アップ術 (12)
もう歳だから?(身体機能の低下)(安藤公美惠,林 寛之,大西弘高)
心楽しく働くにはどうしたらよいか?? 信念対立解明アプローチ入門(21)
ズレる人(京極 真)
楽しく臨床(3)
高齢男子の遇し方─入院とオシッコのリスクについて─(宮森 正)
◼︎ 目次配信サービス
治療最新号の情報がメルマガで届く♪ メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。
※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。
以下のプライバシーポリシーに同意の上、登録して下さい。
商品情報・内容
- 出版社:南山堂
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月1日
- サイズ:B5判
■ 第一線の医療で求められる必要かつ実践的な情報を独自の視点でお届けします。年1回の増刊号も好評です
本当に患者さんのために役立つ情報誌を読んでいますか? 「治療」誌はより質の高い、 家庭医療/プライマリ・ケアを目指すための雑誌です。 毎号の特集企画では、実際の日常診療で「困っていること」や「知りたいこと」、 専門以外の他科の先生に「教えてもらいたいこと」など、教科書には載っていない「痒いところに手が届く」情報提供を心がけています。「診療のコツ」や「専門医への紹介のタイミング」など実践的な内容が満載です。ほか、バラエティーに富んだ連載も充実しています。[B5判/2色刷/約200頁]
おすすめの購読プラン
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
治療の所属カテゴリ一覧
Fujisan.co.jpとは?
株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。
雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!
法人サービスはこちら >
-
タイトル1万以上
豊富なラインナップで
書店に並ばない本とも出会える -
試し読み
バックナンバー1冊まるごと試し読み
したり、最新号も試し読みできる -
タダ読み
5,000冊以上の雑誌が
無料で読み放題 -
500円OFF
普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
500円割ギフト券をプレゼント -
事前予約
気になる本は
発売日前から事前予約可能 -
割引や特典付き
定期購読なら
お得に本が読めて
送料無料の雑誌も!
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!