目次
特集:「眠れない」を解決する
-睡眠障害にまつわる身近な疑問から各症候まで徹底解説!-
≪今月の視点≫
生活習慣の3大要素といえば「食事」,「運動」,「睡眠」である.前2者の重要性は,これまで多く研究され,生活習慣病対策における生活指導・特定保健指導の場で主要なポイントとなっている.第3番目の「睡眠」については,最近10年で多くの疫学的研究がなされ,生活習慣病との関連が明らかになってきた.睡眠時無呼吸症候群,睡眠不足や不眠が,高血圧や糖尿病発症の引き金や悪化要因となることが報告されている.さらに,睡眠不足や不眠がうつ病のリスクを高めることもわかった.このため,生活習慣病対策・心の健康対策として睡眠保健を推進することの重要性が高まっている.
このように「睡眠」がクローズアップされ,その重要性は認識されるようになった.しかし,一般的なテレビ番組などで取り上げられるレベルの知識は広まっているものの,医療従事者であっても正確な知識と情報をもっているわけではないのが現状である.
今回は,『「眠れない」を解決する!─睡眠障害にまつわる身近な疑問から各症候まで徹底解説!─』と題して,特集を企画した.睡眠障害の社会・身体疾患・精神疾患に対するインパクト,小児や高齢者など特別に注意をはらうべきポピュレーションにおける睡眠,鑑別診断と実践的な治療について,それぞれの第一人者の先生方に執筆していただいた.さらに,臨床医が患者からよく受けるトピックを選び,睡眠を専門としない医師でもわかりやすく患者に説明できるように専門の先生に解説していただいた.現在の日本において考え得る最高の方々に執筆していただけたことを幸せに思う.一つひとつが独立して各トピックに関する最新の総説であり,本特集全体で睡眠医学の重要なポイントが網羅されたと思う.本特集が臨床の一線で活躍されている先生方に,不眠についての理解を深めていただく機会を提供できれば幸いである.
内山 真 日本大学医学部精神医学系 教授
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今月の視点(内山 真)
■総 論
現代における睡眠障害(林 純,他)
不明熱(宮原雅人,他)
痙 攣(徳田安春)
リンパ節腫脹(原田芳巳,他)
■総 論
現代における睡眠障害(土井由利子)
睡眠障害が身体に及ぼす影響(永井道明,他)
睡眠障害が精神に及ぼす影響 (相良雄一郎,他)
■ライフステージ別の睡眠
小児の睡眠(岡 靖哲,他)
高齢者の睡眠とその障害(三島和夫)
■身につけたい最低限の鑑別診断
ベッドに入っても眠れない(田ヶ谷浩邦)
日中なのに眠い(伊東若子,他)
睡眠中に寝ぼけて行動してしまう(千葉 茂)
■治 療
不眠症:薬物療法(内村直尚)
不眠症:非薬物療法(宗澤岳史)
レストレスレッグス症候群(RLS)・周期性四肢運動障害(PLMD)(水野創一,他)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)(赤柴恒人)
概日リズム睡眠障害(CRSD)-睡眠相後退型(DSPT)・睡眠相前進型(ASPT)-(早川達郎)
レム睡眠行動異常症(宮本智之,他)
睡眠時遊行症(神山 潤)
睡眠関連食行動障害(駒田陽子,他)
ナルコレプシー(谷口充孝)
■よくある質問&回答
きちんと睡眠をとっているのに日中眠いのは病気?(粥川裕平)
市販の睡眠改善薬と処方してもらえる薬の違いは?(青木公義,他)
いびきや歯ぎしりも睡眠障害なの?(河野正己)
睡眠不足がメタボにつながるって本当?(吉田 祥)
寝酒はしてもいいの?(山本隆一郎,他)
本当にベストな睡眠時間って何時間?(碓氷 章,他)
金縛りも睡眠障害?(石束嘉和)
睡眠薬は癖になりますか?(角谷 寛)
薬をやめるタイミングとその方法は?(内山 真)
夢をみていたり,うとうとしている時間は眠りに入りますか?(中島 亨)
睡眠時間を短くする方法はありますか?(小林敏孝)
眠ると記憶力がよくなるって本当?(栗山健一)
メラトニンによる不眠治療について教えてください(塚田恵鯉子,他)
≪Series≫
温故医新(14)
不眠症治療の今昔(内山 真)
医療を適切に受けるためのポライトネス・ストラテジー(2)
患者さんに QOL を使ってもらおう(矢吹清人)
医と社会のコスモロジー -歴史に学ぶ 近代日本と医師たちの課題と実践-(5)
医療宣教師と近代の医療福祉(小野尚香)
よりよい医院経営(71)
遠隔医療の動き② ―退役軍人病院で行われる“Tele-health”の試み―(林 京子)
再生医学のいま -基礎研究から臨床への展開に向けて-(46)
中枢神経の再生(緒方 徹,他)
ヒポクラテスが教える病名のない病理学(37)
医術と箴言について(中島旻保)
何が正解? 循環器治療 EBM で検証(51)
降圧薬としてACE 阻害薬とARB はどちらが優れているか? (石上友章,他)
Contribution
臨床経験:全身浮腫・胸水貯留・労作時呼吸困難などの心不全症状を合併するも,ステロイド薬投与にて著明な改善を認めた亜急性甲状腺炎の 1 例 (石橋正太,他)
-睡眠障害にまつわる身近な疑問から各症候まで徹底解説!-
≪今月の視点≫
生活習慣の3大要素といえば「食事」,「運動」,「睡眠」である.前2者の重要性は,これまで多く研究され,生活習慣病対策における生活指導・特定保健指導の場で主要なポイントとなっている.第3番目の「睡眠」については,最近10年で多くの疫学的研究がなされ,生活習慣病との関連が明らかになってきた.睡眠時無呼吸症候群,睡眠不足や不眠が,高血圧や糖尿病発症の引き金や悪化要因となることが報告されている.さらに,睡眠不足や不眠がうつ病のリスクを高めることもわかった.このため,生活習慣病対策・心の健康対策として睡眠保健を推進することの重要性が高まっている.
このように「睡眠」がクローズアップされ,その重要性は認識されるようになった.しかし,一般的なテレビ番組などで取り上げられるレベルの知識は広まっているものの,医療従事者であっても正確な知識と情報をもっているわけではないのが現状である.
今回は,『「眠れない」を解決する!─睡眠障害にまつわる身近な疑問から各症候まで徹底解説!─』と題して,特集を企画した.睡眠障害の社会・身体疾患・精神疾患に対するインパクト,小児や高齢者など特別に注意をはらうべきポピュレーションにおける睡眠,鑑別診断と実践的な治療について,それぞれの第一人者の先生方に執筆していただいた.さらに,臨床医が患者からよく受けるトピックを選び,睡眠を専門としない医師でもわかりやすく患者に説明できるように専門の先生に解説していただいた.現在の日本において考え得る最高の方々に執筆していただけたことを幸せに思う.一つひとつが独立して各トピックに関する最新の総説であり,本特集全体で睡眠医学の重要なポイントが網羅されたと思う.本特集が臨床の一線で活躍されている先生方に,不眠についての理解を深めていただく機会を提供できれば幸いである.
内山 真 日本大学医学部精神医学系 教授
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今月の視点(内山 真)
■総 論
現代における睡眠障害(林 純,他)
不明熱(宮原雅人,他)
痙 攣(徳田安春)
リンパ節腫脹(原田芳巳,他)
■総 論
現代における睡眠障害(土井由利子)
睡眠障害が身体に及ぼす影響(永井道明,他)
睡眠障害が精神に及ぼす影響 (相良雄一郎,他)
■ライフステージ別の睡眠
小児の睡眠(岡 靖哲,他)
高齢者の睡眠とその障害(三島和夫)
■身につけたい最低限の鑑別診断
ベッドに入っても眠れない(田ヶ谷浩邦)
日中なのに眠い(伊東若子,他)
睡眠中に寝ぼけて行動してしまう(千葉 茂)
■治 療
不眠症:薬物療法(内村直尚)
不眠症:非薬物療法(宗澤岳史)
レストレスレッグス症候群(RLS)・周期性四肢運動障害(PLMD)(水野創一,他)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)(赤柴恒人)
概日リズム睡眠障害(CRSD)-睡眠相後退型(DSPT)・睡眠相前進型(ASPT)-(早川達郎)
レム睡眠行動異常症(宮本智之,他)
睡眠時遊行症(神山 潤)
睡眠関連食行動障害(駒田陽子,他)
ナルコレプシー(谷口充孝)
■よくある質問&回答
きちんと睡眠をとっているのに日中眠いのは病気?(粥川裕平)
市販の睡眠改善薬と処方してもらえる薬の違いは?(青木公義,他)
いびきや歯ぎしりも睡眠障害なの?(河野正己)
睡眠不足がメタボにつながるって本当?(吉田 祥)
寝酒はしてもいいの?(山本隆一郎,他)
本当にベストな睡眠時間って何時間?(碓氷 章,他)
金縛りも睡眠障害?(石束嘉和)
睡眠薬は癖になりますか?(角谷 寛)
薬をやめるタイミングとその方法は?(内山 真)
夢をみていたり,うとうとしている時間は眠りに入りますか?(中島 亨)
睡眠時間を短くする方法はありますか?(小林敏孝)
眠ると記憶力がよくなるって本当?(栗山健一)
メラトニンによる不眠治療について教えてください(塚田恵鯉子,他)
≪Series≫
温故医新(14)
不眠症治療の今昔(内山 真)
医療を適切に受けるためのポライトネス・ストラテジー(2)
患者さんに QOL を使ってもらおう(矢吹清人)
医と社会のコスモロジー -歴史に学ぶ 近代日本と医師たちの課題と実践-(5)
医療宣教師と近代の医療福祉(小野尚香)
よりよい医院経営(71)
遠隔医療の動き② ―退役軍人病院で行われる“Tele-health”の試み―(林 京子)
再生医学のいま -基礎研究から臨床への展開に向けて-(46)
中枢神経の再生(緒方 徹,他)
ヒポクラテスが教える病名のない病理学(37)
医術と箴言について(中島旻保)
何が正解? 循環器治療 EBM で検証(51)
降圧薬としてACE 阻害薬とARB はどちらが優れているか? (石上友章,他)
Contribution
臨床経験:全身浮腫・胸水貯留・労作時呼吸困難などの心不全症状を合併するも,ステロイド薬投与にて著明な改善を認めた亜急性甲状腺炎の 1 例 (石橋正太,他)
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