目次
特集:『しびれのプライマリ・ケア -診断・治療や紹介のコツ-』
≪今月の視点≫
しびれは,頭痛やめまいと同様にありふれた症状であり,しびれを経験したことのない人はいないといってよいほどである.一方,自覚的な訴えであり,他覚的な所見がない場合に診断や治療に苦慮することも多く,多くの臨床医が苦手とする症状である.
しびれは「痺れ」と書き,麻痺をしびれと訴えて受診したり,パーキンソン病の巧緻運動障害をしびれと表現する場合もある.自発的なしびれ(dysesthesia)のこともあるし,触ると変な感じ(paresthesia)をしびれと表現したり,感覚の低下をしびれと表現したりもする.“しびれ”とは便利な言葉であるが,その意味することを理解しないと“しびれ”という診断が一人歩きしてしまう.
しびれのみが突発する脳卒中(pure sensory stroke),しびれ・痛みが出現して1週間ほどして皮疹が出現する帯状疱疹もある.数年前からしびれてどうにかならないかと受診する場合も多い.最近は手根管症候群ではないかとネットで調べて受診する場合も多い.がんなどの基礎疾患をもった患者がしびれを訴えて受診することも数多く,また糖尿病患者に起きたしびれが,糖尿病に伴う末梢神経障害なのか,ほかの疾患に伴うしびれなのかも鑑別しなければならない.
しびれの患者の多くはかかりつけ医を受診することが多いが,かかりつけ医がしびれの診療をする際には専門医との病診連携,CTやMRIの撮れる施設との連携,電気生理検査のできる施設との連携,入院可能な施設との連携が必要である.
本特集では,しびれを訴えた患者が,かかりつけ医を受診した場合の基本的な考え方や,診断・治療のアプローチ,専門医への紹介が必要なケースなどについて解説いただく.
基礎疾患の有無や的確な病歴の聴取,他覚所見の把握などで臨床的仮診断をし,補助検査から確定診断を行い,治療を開始するが,しびれの部位によっても疾患がちがってくることから,しびれの部位に応じて診断もできるように企画した.
橋本洋一郎 熊本市民病院神経内科 診療部長
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≪特集の目次≫
今月の視点(橋本洋一郎)
■しびれとは
しびれの発症機序(山下太郎,他)
しびれをきたす疾患(発症様式・病変部位)(山本文夫,他)
■診断のコツ
しびれ患者の診察10プラス1 のTIPS(福武敏夫)
顔面・頭部のしびれ(亀山 隆)
上肢のしびれ(伊藤康幸 ,他)
下肢のしびれ(金田明子 ,他)
体幹(胸部・腹部)のしびれ(永島隆秀,他)
半身のしびれ(橋本洋一郎,他)
どのようなしびれを専門医に紹介するか(鶴田和仁)
画像検査はどのような場合に必要か(河野 優,他)
電気生理検査はどのような場合に必要か(松永 薫)
■治療のコツ
プライマリ・ケアにおける亜急性・慢性「しびれ」に対する治療(伊藤康幸,他)
糖尿病におけるしびれの治療(有村公良)
脳卒中後の難治性疼痛およびしびれの治療(平田好文,他)
外傷後のしびれの治療(長谷川 秀)
■Q&A
正座をするとなぜしびれるのでしょうか?(菊井祥二,他)
長く歩くと下肢がしびれる場合は何を考えますか?(菊井祥二,他)
起床時に手がしびれている場合は何を考えますか?(木村成志)
膠原病治療中に出現したしびれの原因は何を考えますか?(村井弘之)
悪性腫瘍治療中に出現したしびれの原因は何を考えますか?(本田省二)
どのようなしびれでギラン・バレー症候群を疑いますか?(和田邦泰)
どのようなしびれで脳卒中を疑いますか?(長谷川泰弘)
片手が5 分ほどしびれたときはTIA でしょうか?(長谷川泰弘)
ビタミン欠乏で起こるしびれにはどのようなものがありますか?(山田 猛)
脊椎疾患に伴うしびれは手術が必要ですか?(相良孝昭)
≪Series≫
ケースで学ぶ予防接種の実際(4)
定期接種以外の任意接種について(金川修造,他)
エキスパートの思考法 認知症診療(11)
周辺症状(BPSD)に対する向精神薬使用の実際①(川畑信也)
医者のストレス,患者の不満(4)
不安な薬②(寺本研一)
≪News & Trend≫
「治療」「薬局」「Rp. レシピ」合同座談会
喘息管理における吸入療法の新たなステージ
第3回 アドヒアランス向上を目指した吸入指導と医師・薬剤師の連携(井端英憲,他)
≪Contribution≫
臨床経験:当院の脳神経外科における新規抗てんかん薬レベチラセタムの使用経験(齋藤正裕,他)
≪今月の視点≫
しびれは,頭痛やめまいと同様にありふれた症状であり,しびれを経験したことのない人はいないといってよいほどである.一方,自覚的な訴えであり,他覚的な所見がない場合に診断や治療に苦慮することも多く,多くの臨床医が苦手とする症状である.
しびれは「痺れ」と書き,麻痺をしびれと訴えて受診したり,パーキンソン病の巧緻運動障害をしびれと表現する場合もある.自発的なしびれ(dysesthesia)のこともあるし,触ると変な感じ(paresthesia)をしびれと表現したり,感覚の低下をしびれと表現したりもする.“しびれ”とは便利な言葉であるが,その意味することを理解しないと“しびれ”という診断が一人歩きしてしまう.
しびれのみが突発する脳卒中(pure sensory stroke),しびれ・痛みが出現して1週間ほどして皮疹が出現する帯状疱疹もある.数年前からしびれてどうにかならないかと受診する場合も多い.最近は手根管症候群ではないかとネットで調べて受診する場合も多い.がんなどの基礎疾患をもった患者がしびれを訴えて受診することも数多く,また糖尿病患者に起きたしびれが,糖尿病に伴う末梢神経障害なのか,ほかの疾患に伴うしびれなのかも鑑別しなければならない.
しびれの患者の多くはかかりつけ医を受診することが多いが,かかりつけ医がしびれの診療をする際には専門医との病診連携,CTやMRIの撮れる施設との連携,電気生理検査のできる施設との連携,入院可能な施設との連携が必要である.
本特集では,しびれを訴えた患者が,かかりつけ医を受診した場合の基本的な考え方や,診断・治療のアプローチ,専門医への紹介が必要なケースなどについて解説いただく.
基礎疾患の有無や的確な病歴の聴取,他覚所見の把握などで臨床的仮診断をし,補助検査から確定診断を行い,治療を開始するが,しびれの部位によっても疾患がちがってくることから,しびれの部位に応じて診断もできるように企画した.
橋本洋一郎 熊本市民病院神経内科 診療部長
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≪特集の目次≫
今月の視点(橋本洋一郎)
■しびれとは
しびれの発症機序(山下太郎,他)
しびれをきたす疾患(発症様式・病変部位)(山本文夫,他)
■診断のコツ
しびれ患者の診察10プラス1 のTIPS(福武敏夫)
顔面・頭部のしびれ(亀山 隆)
上肢のしびれ(伊藤康幸 ,他)
下肢のしびれ(金田明子 ,他)
体幹(胸部・腹部)のしびれ(永島隆秀,他)
半身のしびれ(橋本洋一郎,他)
どのようなしびれを専門医に紹介するか(鶴田和仁)
画像検査はどのような場合に必要か(河野 優,他)
電気生理検査はどのような場合に必要か(松永 薫)
■治療のコツ
プライマリ・ケアにおける亜急性・慢性「しびれ」に対する治療(伊藤康幸,他)
糖尿病におけるしびれの治療(有村公良)
脳卒中後の難治性疼痛およびしびれの治療(平田好文,他)
外傷後のしびれの治療(長谷川 秀)
■Q&A
正座をするとなぜしびれるのでしょうか?(菊井祥二,他)
長く歩くと下肢がしびれる場合は何を考えますか?(菊井祥二,他)
起床時に手がしびれている場合は何を考えますか?(木村成志)
膠原病治療中に出現したしびれの原因は何を考えますか?(村井弘之)
悪性腫瘍治療中に出現したしびれの原因は何を考えますか?(本田省二)
どのようなしびれでギラン・バレー症候群を疑いますか?(和田邦泰)
どのようなしびれで脳卒中を疑いますか?(長谷川泰弘)
片手が5 分ほどしびれたときはTIA でしょうか?(長谷川泰弘)
ビタミン欠乏で起こるしびれにはどのようなものがありますか?(山田 猛)
脊椎疾患に伴うしびれは手術が必要ですか?(相良孝昭)
≪Series≫
ケースで学ぶ予防接種の実際(4)
定期接種以外の任意接種について(金川修造,他)
エキスパートの思考法 認知症診療(11)
周辺症状(BPSD)に対する向精神薬使用の実際①(川畑信也)
医者のストレス,患者の不満(4)
不安な薬②(寺本研一)
≪News & Trend≫
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喘息管理における吸入療法の新たなステージ
第3回 アドヒアランス向上を目指した吸入指導と医師・薬剤師の連携(井端英憲,他)
≪Contribution≫
臨床経験:当院の脳神経外科における新規抗てんかん薬レベチラセタムの使用経験(齋藤正裕,他)
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商品情報・内容
- 出版社:南山堂
- 発行間隔:月刊
- 発売日:毎月1日
- サイズ:B5判
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