目次
特集:ガイドラインで読む漢方薬
≪特集の目次≫
■特集にあたって(中島 淳)
■漢方エキス製剤を取り入れた診療の動向(元雄 良治)
■おさえておきたい漢方薬の基本情報(千福 貞博)
■各 論
・認知症患者×抑肝散(水上 勝義)
・頭痛×呉茱萸湯,釣藤散,葛根湯 ほか(來村 昌紀)
・神経障害性疼痛×牛車腎気丸,抑肝散(世良田 和幸)
・アレルギー性鼻炎×小青竜湯(大久保 公裕)
・咳嗽×麦門冬湯,小青竜湯(相良 博典)
・嗅覚障害×当帰芍薬散(三輪 高喜)
・上部消化管症状(食道炎)×六君子湯,半夏瀉心湯(眞部 紀明 ほか)
・機能性ディスペプシア(FD)×六君子湯,半夏厚朴湯(富永 和作)
・便秘×大建中湯,防風通聖散(中島 淳 ほか)
・過活動膀胱×牛車腎気丸(天野 俊康)
・失禁・頻尿×補中益気湯,牛車腎気丸(関口 由紀)
・更年期障害×当帰芍薬散,加味逍遙散,桂枝茯苓丸(髙松 潔 ほか)
・ 月経前症候群×当帰芍薬散,桂枝茯苓丸,加味逍遙散,抑肝散 ほか(寺内 公一)
・月経困難症×当帰芍薬散,加味逍遙散,桂枝茯苓丸,芍薬甘草湯 ほか(寺内 公一)
・痤瘡(ニキビ)×荊芥連翹湯,清上防風湯,十味敗毒湯(栁原 茂人)
■Exercise
≪シリーズ≫
■医療マンダラ ~思考と感性のセンスを磨く~
プラセボ反応の発現に関与する生体側の要因:「自然治癒力」をどのように理解するか
(中野 重行)
■プロフェッショナルEYE 専門薬剤師からみた勘所
授乳中の精神神経用薬の使用について考える
(宇野 千晶/中島 研)
■毒舌妻と統計家 -臨床試験論文を読んでみる- 第⑪回
非劣性試験
(今井 匠/井出 和希)
■薬剤師が三ツ星シェフ -業務に活きる! 活かせる! 経静脈栄養のホントのところ-
番外編? -経静脈栄養の通り道- 経静脈栄養のルート管理について
(東 敬一朗)
■臨床薬物動態のPITFALL -その常識,ウソ? ホント?-
脂溶性薬物だから組織移行性が良い,水溶性薬物だから組織移行性が悪い
(西 圭史 小松 完爾)
≪Report≫
■緩和ケアに関する薬剤師を対象とした卒後教育の有用性
(内田 まやこ)
≪巻頭言≫
江戸時代にオランダ人が持ち込んだオランダの医学を蘭方と称することで,それまでの中国から伝来してきた医学を漢方とよぶことになった.その後,漢方はわが国の医療に長年浸透し多くの経験を積んできた.このような歴史的経緯から漢方薬の処方を希望する患者も多いのが日本の特徴であろう.しかしながら,多くの漢方薬は経験的にはその有効性が知られてはいるものの,科学的エビデンスの創出という点では西洋薬に後れを取っていた.ところが,近年まだまだエビデンスレベルは低いものの,それなりの臨床研究がさかんに行われるようになり,エビデンスの創出が熱心に行われ,ガイドラインなどで漢方薬を推奨する時代になってきた.また,これまで各医師が経験的に使っていた漢方薬であるが,医学教育で漢方医学の導入で当該分野の啓発が大幅に進んだ.さらにはわが国では漢方薬のエキス製剤の普及などで患者の利便性を加味した使用法も進んできた.昨今では各種疾患ごとに多数の診療ガイドラインが発刊されており,そのすべてに精通することは困難である.
そこで今回の特集は,日々の業務で多忙な薬剤師が最低これだけは押さえておきたい内容に絞って,最近のガイドラインで漢方薬の部分を横断的に抽出してどのような漢方薬が推奨されているか,またその実践的使い方,メリット・デメリットなどをコンパクトにまとめた.すでに漢方薬に精通した薬剤師でも,またこれから漢方を勉強してみたいという薬剤師にもこれだけは押さえておきたいガイドラインでの漢方薬の現状を網羅したものであり,有益なものと確信している.
横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学教室 主任教授
中島 淳
≪特集の目次≫
■特集にあたって(中島 淳)
■漢方エキス製剤を取り入れた診療の動向(元雄 良治)
■おさえておきたい漢方薬の基本情報(千福 貞博)
■各 論
・認知症患者×抑肝散(水上 勝義)
・頭痛×呉茱萸湯,釣藤散,葛根湯 ほか(來村 昌紀)
・神経障害性疼痛×牛車腎気丸,抑肝散(世良田 和幸)
・アレルギー性鼻炎×小青竜湯(大久保 公裕)
・咳嗽×麦門冬湯,小青竜湯(相良 博典)
・嗅覚障害×当帰芍薬散(三輪 高喜)
・上部消化管症状(食道炎)×六君子湯,半夏瀉心湯(眞部 紀明 ほか)
・機能性ディスペプシア(FD)×六君子湯,半夏厚朴湯(富永 和作)
・便秘×大建中湯,防風通聖散(中島 淳 ほか)
・過活動膀胱×牛車腎気丸(天野 俊康)
・失禁・頻尿×補中益気湯,牛車腎気丸(関口 由紀)
・更年期障害×当帰芍薬散,加味逍遙散,桂枝茯苓丸(髙松 潔 ほか)
・ 月経前症候群×当帰芍薬散,桂枝茯苓丸,加味逍遙散,抑肝散 ほか(寺内 公一)
・月経困難症×当帰芍薬散,加味逍遙散,桂枝茯苓丸,芍薬甘草湯 ほか(寺内 公一)
・痤瘡(ニキビ)×荊芥連翹湯,清上防風湯,十味敗毒湯(栁原 茂人)
■Exercise
≪シリーズ≫
■医療マンダラ ~思考と感性のセンスを磨く~
プラセボ反応の発現に関与する生体側の要因:「自然治癒力」をどのように理解するか
(中野 重行)
■プロフェッショナルEYE 専門薬剤師からみた勘所
授乳中の精神神経用薬の使用について考える
(宇野 千晶/中島 研)
■毒舌妻と統計家 -臨床試験論文を読んでみる- 第⑪回
非劣性試験
(今井 匠/井出 和希)
■薬剤師が三ツ星シェフ -業務に活きる! 活かせる! 経静脈栄養のホントのところ-
番外編? -経静脈栄養の通り道- 経静脈栄養のルート管理について
(東 敬一朗)
■臨床薬物動態のPITFALL -その常識,ウソ? ホント?-
脂溶性薬物だから組織移行性が良い,水溶性薬物だから組織移行性が悪い
(西 圭史 小松 完爾)
≪Report≫
■緩和ケアに関する薬剤師を対象とした卒後教育の有用性
(内田 まやこ)
≪巻頭言≫
江戸時代にオランダ人が持ち込んだオランダの医学を蘭方と称することで,それまでの中国から伝来してきた医学を漢方とよぶことになった.その後,漢方はわが国の医療に長年浸透し多くの経験を積んできた.このような歴史的経緯から漢方薬の処方を希望する患者も多いのが日本の特徴であろう.しかしながら,多くの漢方薬は経験的にはその有効性が知られてはいるものの,科学的エビデンスの創出という点では西洋薬に後れを取っていた.ところが,近年まだまだエビデンスレベルは低いものの,それなりの臨床研究がさかんに行われるようになり,エビデンスの創出が熱心に行われ,ガイドラインなどで漢方薬を推奨する時代になってきた.また,これまで各医師が経験的に使っていた漢方薬であるが,医学教育で漢方医学の導入で当該分野の啓発が大幅に進んだ.さらにはわが国では漢方薬のエキス製剤の普及などで患者の利便性を加味した使用法も進んできた.昨今では各種疾患ごとに多数の診療ガイドラインが発刊されており,そのすべてに精通することは困難である.
そこで今回の特集は,日々の業務で多忙な薬剤師が最低これだけは押さえておきたい内容に絞って,最近のガイドラインで漢方薬の部分を横断的に抽出してどのような漢方薬が推奨されているか,またその実践的使い方,メリット・デメリットなどをコンパクトにまとめた.すでに漢方薬に精通した薬剤師でも,またこれから漢方を勉強してみたいという薬剤師にもこれだけは押さえておきたいガイドラインでの漢方薬の現状を網羅したものであり,有益なものと確信している.
横浜市立大学大学院医学研究科 肝胆膵消化器病学教室 主任教授
中島 淳
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