目次
特集「攻略!感染リスクマネジメント」
■特集にあたって(大井一弥)
■感染管理に必要な臨床所見の考え方(井端英憲)
■感染を抑える技能
・サーベイランス(松島由実ほか)
・手指衛生管理(坂野昌志)
・抗菌薬管理プログラムの強化(片山歳也)
・ATC/DDDシステムの使用(望月敬浩ほか)
■感染制御のテクニック
・院内ラウンドでの介入:カルバペネム系抗菌薬使用の患者(中根茂喜)
・院内ラウンドでの介入:抗MRSA薬(丹羽 隆ほか)
・院内ラウンドでの介入:
真菌感染患者への介入で見逃してはならないポイント(村木優一ほか)
・院内ラウンドでの介入:栄養管理と感染管理(岡田守弘)
・院内ラウンドでの介入:HIV患者の感染管理(平野 淳)
・院内ラウンドでの介入: 高齢者で注意すべき感染管理(吉末泰教)
・院内ラウンドでの介入:
中心静脈ラインに関連したリスク低減のポイント(雲井直美ほか)
・消毒薬選択への介入:コスト管理を含めた消毒薬選択(井本陽子ほか)
■外来患者の感染制御
・免疫力低下が危惧される外来患者への指導
抗がん薬治療中の患者(間瀬広樹)
・保険薬局で実践すべき感染管理(森 吉男)
・感染管理に必要な予防接種について(中野貴司)
■Exercise
SERIES
■こころのファイル アンティーク通りの窓から 3
親子関係
(福西勇夫)
■添付文書だけではわからない薬の情報 No.17
ウブレチドR錠
(大中 博晶 ほか)
Report
■医療における薬剤師の機能
―非医療者と薬剤師が認識する薬剤師機能―(町田いづみほか)
■三重県病院薬剤師一泊研修会
テルモ臨床シミュレーションプログラム参加報告(三宅知宏)
■長崎市薬剤師会によるDOTS支援事業の取り組みと課題
(博多屋幸治/永友康雄)
付 録
第94回薬剤師国家試験 医療薬学 ―問題と解答―
NEWS
・イリノテカン副作用発現のリスクファクター
・送風機がSIDSのリスクを72%低減する
・降圧薬治療と認知症
・抗血小板薬のモニタリング 抗血小板薬の薬効評価の基本的考え方と実際
<巻頭言>
感染症の進化には目覚ましいものがあり,グローバル化した現在では,仮に新型インフルエンザが爆発的猛威を振るえば,恐怖に戦慄することは間違いない.感染症の病原体は,主に細菌やウイルスであるが,肉眼的に観察できないため,倦怠感,発熱などから感染の兆候が判断される.そして,発病が確認されれば,感染症治療が開始されることになる.ここで薬学的視点に立つと,薬物動態(PK)と薬力学(PD)の統合によるPK―PDパラメータに立脚した抗菌薬の適正使用推進がより重要であると考えがちだが,抗菌薬のみに特化しても感染症全体のリスクマネジメントに関わることは困難といえる.今,必要なスキルは,感染成立を防ぐ(制御)こと,および感染成立後の患者管理ができるかである.
そのために各病院では,ICT(感染制御チーム)が機能しているが,昨今の医薬分業の進展に伴い,保険薬局においても感染管理には十分に注意を払う必要がある.
今回の特集である「感染リスクマネジメント」では,臨床所見,検査,薬歴などを内容にリンクさせ,患者に立ち向かう(治す)ことができる構成とした.医療環境の急激な変化とともに,感染症の対応にも迅速性が要求されるものの,システムだけに頼る感染対策では,次へのステップが踏めないからである.
そのため今回,感染制御の技能を高めるために,ケースを基盤として,医療現場で求められている感染症管理について論述したので,御一読いただければ幸いである.
大井一弥
鈴鹿医療科学大学薬学部 病態・治療学分野 臨床薬理学研究室 教授
インフェクションコントロールドクター
■特集にあたって(大井一弥)
■感染管理に必要な臨床所見の考え方(井端英憲)
■感染を抑える技能
・サーベイランス(松島由実ほか)
・手指衛生管理(坂野昌志)
・抗菌薬管理プログラムの強化(片山歳也)
・ATC/DDDシステムの使用(望月敬浩ほか)
■感染制御のテクニック
・院内ラウンドでの介入:カルバペネム系抗菌薬使用の患者(中根茂喜)
・院内ラウンドでの介入:抗MRSA薬(丹羽 隆ほか)
・院内ラウンドでの介入:
真菌感染患者への介入で見逃してはならないポイント(村木優一ほか)
・院内ラウンドでの介入:栄養管理と感染管理(岡田守弘)
・院内ラウンドでの介入:HIV患者の感染管理(平野 淳)
・院内ラウンドでの介入: 高齢者で注意すべき感染管理(吉末泰教)
・院内ラウンドでの介入:
中心静脈ラインに関連したリスク低減のポイント(雲井直美ほか)
・消毒薬選択への介入:コスト管理を含めた消毒薬選択(井本陽子ほか)
■外来患者の感染制御
・免疫力低下が危惧される外来患者への指導
抗がん薬治療中の患者(間瀬広樹)
・保険薬局で実践すべき感染管理(森 吉男)
・感染管理に必要な予防接種について(中野貴司)
■Exercise
SERIES
■こころのファイル アンティーク通りの窓から 3
親子関係
(福西勇夫)
■添付文書だけではわからない薬の情報 No.17
ウブレチドR錠
(大中 博晶 ほか)
Report
■医療における薬剤師の機能
―非医療者と薬剤師が認識する薬剤師機能―(町田いづみほか)
■三重県病院薬剤師一泊研修会
テルモ臨床シミュレーションプログラム参加報告(三宅知宏)
■長崎市薬剤師会によるDOTS支援事業の取り組みと課題
(博多屋幸治/永友康雄)
付 録
第94回薬剤師国家試験 医療薬学 ―問題と解答―
NEWS
・イリノテカン副作用発現のリスクファクター
・送風機がSIDSのリスクを72%低減する
・降圧薬治療と認知症
・抗血小板薬のモニタリング 抗血小板薬の薬効評価の基本的考え方と実際
<巻頭言>
感染症の進化には目覚ましいものがあり,グローバル化した現在では,仮に新型インフルエンザが爆発的猛威を振るえば,恐怖に戦慄することは間違いない.感染症の病原体は,主に細菌やウイルスであるが,肉眼的に観察できないため,倦怠感,発熱などから感染の兆候が判断される.そして,発病が確認されれば,感染症治療が開始されることになる.ここで薬学的視点に立つと,薬物動態(PK)と薬力学(PD)の統合によるPK―PDパラメータに立脚した抗菌薬の適正使用推進がより重要であると考えがちだが,抗菌薬のみに特化しても感染症全体のリスクマネジメントに関わることは困難といえる.今,必要なスキルは,感染成立を防ぐ(制御)こと,および感染成立後の患者管理ができるかである.
そのために各病院では,ICT(感染制御チーム)が機能しているが,昨今の医薬分業の進展に伴い,保険薬局においても感染管理には十分に注意を払う必要がある.
今回の特集である「感染リスクマネジメント」では,臨床所見,検査,薬歴などを内容にリンクさせ,患者に立ち向かう(治す)ことができる構成とした.医療環境の急激な変化とともに,感染症の対応にも迅速性が要求されるものの,システムだけに頼る感染対策では,次へのステップが踏めないからである.
そのため今回,感染制御の技能を高めるために,ケースを基盤として,医療現場で求められている感染症管理について論述したので,御一読いただければ幸いである.
大井一弥
鈴鹿医療科学大学薬学部 病態・治療学分野 臨床薬理学研究室 教授
インフェクションコントロールドクター
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