目次
特集: 精神科薬物療法と適応外使用
■特集にあたって(鍋島俊隆)
■鼎談 処方意図を反映した服薬指導とアドヒアランス
(鍋島俊隆/尾崎紀夫/吉尾 隆)
■なぜ精神科薬物療法において適応外使用は多いのか(内藤 宏ほか)
■精神疾患治療薬の処方を読むコツ ―適応外使用の目的を探る(吉尾 隆)
■精神科症例報告の読み方 ―適応外使用の情報を吟味する(山本暢朋ほか)
■臨床で遭遇する精神科薬物療法のエビデンス
・双極性障害およびうつ病に対する抗精神病薬(馬場寛子)
・認知症に対する抗精神病薬(天正雅美ほか)
・せん妄に対する抗精神病薬(吉村智子ほか)
・統合失調症に対する抗うつ薬(辻 美江ほか)
・不安神経症に対する抗うつ薬の使用方法(坂田 睦)
・うつ病に対する気分安定薬(中島振一郎)
・双極性障害に対するバルプロ酸(亀井浩行ほか)
・睡眠作用を期待して処方される向精神薬(齋藤百枝美ほか)
■精神科薬物療法で処方される漢方薬とその効果(山田和男)
■慢性疼痛に対する抗うつ薬とその効果(宮崎雅之ほか)
■Exercise
SERIES
■今日から使える抗菌薬の基礎知識 5
キノロン系抗菌薬(坂野昌志/三鴨廣繁)
■症例から学ぶ TDM 実践アプローチ 第16回
カルバマゼピン(2)
~維持投与の再調整と発作出現後の投与設計~
(高尾良洋ほか)
■臓器障害からひも解く生理学 2
意識障害から
意識・覚醒・睡眠の意義を考える
(當瀬規嗣)
■薬剤師のモラルディレンマ 第15回
実験で動物を殺めるとき
(川村和美/松田 純)
■続・Pharm.D.留学ファイル 第12回
カリフォルニア州立大学デイビス校付属医療センター
レジデンシープログラム(岩澤真紀子)
■病気百話 よくわかる疾患の病態生理 92
突発性難聴 ―聴く耳をもたない
(北岡建樹)
■続・楽しい薬理学 58
渡米した2人の若者(岡部 進)
NEWS
・KRAS遺伝子変異の状態に基づくセツキシマブの個別化投与
・OTC抗真菌薬の安全性
・吸入麻酔薬とエピネフリン含有局所麻酔薬併用の安全性
・メントールゼリーによる嚥下反射の誘発
<巻頭言>
わが国においては精神科患者を病棟に隔離する政策が永年に亘ってとられてきた.近年になり,種々の向精神薬が開発され,精神科では薬物療法が主流となり,欧米諸国のように地域社会のなかで患者をケアし,社会復帰を図ることが求められるようになってきた.患者の病識・薬識を高め,服薬アドヒアランスを向上させることが,精神疾患の再発を防止し,社会での自立を助ける.そのためには薬剤師の役割が大変重要となっている.
しかし,精神科領域における薬物療法は他科領域と比較すると,適応外使用による治療,大量処方や多剤併用などが行われる頻度が高い.そのため,薬剤師は医師がどのような意図で処方したかを読み解くことが大変難しく,精神科における服薬指導のハードルが高くなる原因になっている.
そこで,本特集の序論として,医師や患者とどのようにコミュニケーションをとり,医師の処方意図を理解し,その意図をどのように服薬指導に活かし,患者のアドヒアランスを向上していくのか,鼎談を行った.また本文では,現在精神科臨床の第一線でご活躍中の医師・薬剤師の先生方に解説をお願いした.
これまで精神科領域の臨床現場で試行錯誤をくり返し,確固とした業務を構築された先生方の実践論をまとめたこの特集は精神科服薬指導のハードルを下げ,日常業務のガイドブックとなると確信している.1人でも多くの薬剤師が患者の社会復帰のために,精神科医療に積極的に関わられることを願っている.
鍋島俊隆
名城大学大学院薬学研究科 薬品作用学研究室 教授
名城大学比較認知科学研究所 所長
NPO法人医薬品適正使用推進機構 理事長
■特集にあたって(鍋島俊隆)
■鼎談 処方意図を反映した服薬指導とアドヒアランス
(鍋島俊隆/尾崎紀夫/吉尾 隆)
■なぜ精神科薬物療法において適応外使用は多いのか(内藤 宏ほか)
■精神疾患治療薬の処方を読むコツ ―適応外使用の目的を探る(吉尾 隆)
■精神科症例報告の読み方 ―適応外使用の情報を吟味する(山本暢朋ほか)
■臨床で遭遇する精神科薬物療法のエビデンス
・双極性障害およびうつ病に対する抗精神病薬(馬場寛子)
・認知症に対する抗精神病薬(天正雅美ほか)
・せん妄に対する抗精神病薬(吉村智子ほか)
・統合失調症に対する抗うつ薬(辻 美江ほか)
・不安神経症に対する抗うつ薬の使用方法(坂田 睦)
・うつ病に対する気分安定薬(中島振一郎)
・双極性障害に対するバルプロ酸(亀井浩行ほか)
・睡眠作用を期待して処方される向精神薬(齋藤百枝美ほか)
■精神科薬物療法で処方される漢方薬とその効果(山田和男)
■慢性疼痛に対する抗うつ薬とその効果(宮崎雅之ほか)
■Exercise
SERIES
■今日から使える抗菌薬の基礎知識 5
キノロン系抗菌薬(坂野昌志/三鴨廣繁)
■症例から学ぶ TDM 実践アプローチ 第16回
カルバマゼピン(2)
~維持投与の再調整と発作出現後の投与設計~
(高尾良洋ほか)
■臓器障害からひも解く生理学 2
意識障害から
意識・覚醒・睡眠の意義を考える
(當瀬規嗣)
■薬剤師のモラルディレンマ 第15回
実験で動物を殺めるとき
(川村和美/松田 純)
■続・Pharm.D.留学ファイル 第12回
カリフォルニア州立大学デイビス校付属医療センター
レジデンシープログラム(岩澤真紀子)
■病気百話 よくわかる疾患の病態生理 92
突発性難聴 ―聴く耳をもたない
(北岡建樹)
■続・楽しい薬理学 58
渡米した2人の若者(岡部 進)
NEWS
・KRAS遺伝子変異の状態に基づくセツキシマブの個別化投与
・OTC抗真菌薬の安全性
・吸入麻酔薬とエピネフリン含有局所麻酔薬併用の安全性
・メントールゼリーによる嚥下反射の誘発
<巻頭言>
わが国においては精神科患者を病棟に隔離する政策が永年に亘ってとられてきた.近年になり,種々の向精神薬が開発され,精神科では薬物療法が主流となり,欧米諸国のように地域社会のなかで患者をケアし,社会復帰を図ることが求められるようになってきた.患者の病識・薬識を高め,服薬アドヒアランスを向上させることが,精神疾患の再発を防止し,社会での自立を助ける.そのためには薬剤師の役割が大変重要となっている.
しかし,精神科領域における薬物療法は他科領域と比較すると,適応外使用による治療,大量処方や多剤併用などが行われる頻度が高い.そのため,薬剤師は医師がどのような意図で処方したかを読み解くことが大変難しく,精神科における服薬指導のハードルが高くなる原因になっている.
そこで,本特集の序論として,医師や患者とどのようにコミュニケーションをとり,医師の処方意図を理解し,その意図をどのように服薬指導に活かし,患者のアドヒアランスを向上していくのか,鼎談を行った.また本文では,現在精神科臨床の第一線でご活躍中の医師・薬剤師の先生方に解説をお願いした.
これまで精神科領域の臨床現場で試行錯誤をくり返し,確固とした業務を構築された先生方の実践論をまとめたこの特集は精神科服薬指導のハードルを下げ,日常業務のガイドブックとなると確信している.1人でも多くの薬剤師が患者の社会復帰のために,精神科医療に積極的に関わられることを願っている.
鍋島俊隆
名城大学大学院薬学研究科 薬品作用学研究室 教授
名城大学比較認知科学研究所 所長
NPO法人医薬品適正使用推進機構 理事長
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