目次
特集: がん終末期ケア
■特集にあたって(茅根義和)
■メンタルケアへの対応(大西秀樹)
■進行がん患者における症状の変化とそのケア(三枝好幸)
■終末期に現れうる身体症状(戸倉夏木)
■緩和ケアの薬物治療から最期の看取りまで
・オピオイド(小原弘之)
・鎮痛補助薬(山川 宣)
・副腎皮質ステロイド(松尾直樹)
・高カルシウム血症治療薬(神谷浩平ほか)
・緩和ケア領域でのせん妄薬物治療(富岡 大ほか)
・中枢性の嘔気・嘔吐治療薬(相河明規ほか)
・オクトレオチド酢酸塩
悪性消化管閉塞に対する治療(中島信久)
・高カロリー輸液,輸液(月山 淑)
■緩和ケアにおけるセデーション(今井堅吾ほか)
■セデーションの実際 (児玉智之)
■ Exercise
≪NEWS≫
・米国におけるPhase 0 臨床試験
・フィラグリン遺伝子
・緑内障治療薬(ラタノプロスト)と薬剤応答性の変動
・遺伝子多型をベッドサイドで実用化するために
≪シリーズ≫
■今日から使える抗菌薬の基礎知識 7
テトラサイクリン系抗菌薬(坂野昌志/三鴨廣繁)
■臓器障害からひも解く生理学 4
胃の痛み(上腹部痛)から胃の役割,胃酸の意義を考える
(當瀬規嗣)
■症例から学ぶ TDM 実践アプローチ 第18回
アミノグリコシド系抗菌薬②
~小児の薬物動態と投与設計~
(渋谷正則ほか)
■こころのファイル アンティーク通りの窓から 5
ペットそれともPET(福西勇夫)
■病気百話 よくわかる疾患の病態生理 94
歯周病:歯肉炎と歯周炎―歯のなくなるはなし
(北岡建樹)
■続・楽しい薬理学 59
薬理学の「理」とは(岡部 進)
■FDAの話題いろいろ 26
2009年(1~5月)の新薬から(石居昭夫)
<巻頭言>
がん終末期ケアにおける症状緩和治療には次のような特徴がある.まず,疼痛治療を中心に薬剤選択においていわゆる保険適応外使用が多く行われる.これはがん症状緩和治療が終末期がん患者の苦痛緩和を中心に発達してきたことと密接に関係する.がんによる苦痛症状はがんの原発巣に関係なくがん患者に共通して出現する.したがって,慢性疾患の治療のように一定の背景因子をもった患者群を対象とした研究が行いにくい.そのため病態生理と薬学的知見を基とした実証研究的アプローチにより個々の治療が進歩してきた歴史がある.これはとくに鎮痛補助薬の分野で特徴的である.また,症状緩和のための薬剤は,オピオイドを中心に患者ごとの病状・病態により至適投与量に個人差がみられることが多いことも特徴的である.
がん対策基本法により,がんの初期段階からの緩和ケアの導入が推進される今,がん終末期のケアについても病院薬剤師のみならず,保険薬局でもがん症状緩和治療のための処方せん,薬剤指示を受ける機会が今後増加するであろう.そして,がん症状緩和治療の特徴をよく理解したうえでの適切な薬剤指導が求められる.
今回の特集では先に述べたような特徴をふまえながら,がん症状緩和治療とはどういうものかについて,また主要な苦痛症状の緩和治療について,緩和ケアのエキスパートに解説してもらう.この特集によってがん症状緩和治療への理解が深まり,日常業務に活かされることを願ってやまない.
茅根義和
東芝病院 緩和ケア科 科長
■特集にあたって(茅根義和)
■メンタルケアへの対応(大西秀樹)
■進行がん患者における症状の変化とそのケア(三枝好幸)
■終末期に現れうる身体症状(戸倉夏木)
■緩和ケアの薬物治療から最期の看取りまで
・オピオイド(小原弘之)
・鎮痛補助薬(山川 宣)
・副腎皮質ステロイド(松尾直樹)
・高カルシウム血症治療薬(神谷浩平ほか)
・緩和ケア領域でのせん妄薬物治療(富岡 大ほか)
・中枢性の嘔気・嘔吐治療薬(相河明規ほか)
・オクトレオチド酢酸塩
悪性消化管閉塞に対する治療(中島信久)
・高カロリー輸液,輸液(月山 淑)
■緩和ケアにおけるセデーション(今井堅吾ほか)
■セデーションの実際 (児玉智之)
■ Exercise
≪NEWS≫
・米国におけるPhase 0 臨床試験
・フィラグリン遺伝子
・緑内障治療薬(ラタノプロスト)と薬剤応答性の変動
・遺伝子多型をベッドサイドで実用化するために
≪シリーズ≫
■今日から使える抗菌薬の基礎知識 7
テトラサイクリン系抗菌薬(坂野昌志/三鴨廣繁)
■臓器障害からひも解く生理学 4
胃の痛み(上腹部痛)から胃の役割,胃酸の意義を考える
(當瀬規嗣)
■症例から学ぶ TDM 実践アプローチ 第18回
アミノグリコシド系抗菌薬②
~小児の薬物動態と投与設計~
(渋谷正則ほか)
■こころのファイル アンティーク通りの窓から 5
ペットそれともPET(福西勇夫)
■病気百話 よくわかる疾患の病態生理 94
歯周病:歯肉炎と歯周炎―歯のなくなるはなし
(北岡建樹)
■続・楽しい薬理学 59
薬理学の「理」とは(岡部 進)
■FDAの話題いろいろ 26
2009年(1~5月)の新薬から(石居昭夫)
<巻頭言>
がん終末期ケアにおける症状緩和治療には次のような特徴がある.まず,疼痛治療を中心に薬剤選択においていわゆる保険適応外使用が多く行われる.これはがん症状緩和治療が終末期がん患者の苦痛緩和を中心に発達してきたことと密接に関係する.がんによる苦痛症状はがんの原発巣に関係なくがん患者に共通して出現する.したがって,慢性疾患の治療のように一定の背景因子をもった患者群を対象とした研究が行いにくい.そのため病態生理と薬学的知見を基とした実証研究的アプローチにより個々の治療が進歩してきた歴史がある.これはとくに鎮痛補助薬の分野で特徴的である.また,症状緩和のための薬剤は,オピオイドを中心に患者ごとの病状・病態により至適投与量に個人差がみられることが多いことも特徴的である.
がん対策基本法により,がんの初期段階からの緩和ケアの導入が推進される今,がん終末期のケアについても病院薬剤師のみならず,保険薬局でもがん症状緩和治療のための処方せん,薬剤指示を受ける機会が今後増加するであろう.そして,がん症状緩和治療の特徴をよく理解したうえでの適切な薬剤指導が求められる.
今回の特集では先に述べたような特徴をふまえながら,がん症状緩和治療とはどういうものかについて,また主要な苦痛症状の緩和治療について,緩和ケアのエキスパートに解説してもらう.この特集によってがん症状緩和治療への理解が深まり,日常業務に活かされることを願ってやまない.
茅根義和
東芝病院 緩和ケア科 科長
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