薬局 2026年5月号 (発売日2026年05月05日) 表紙
  • 雑誌:薬局
  • 出版社:南山堂
  • 発行間隔:月刊
  • 発売日:毎月5日
薬局 2026年5月号 (発売日2026年05月05日) 表紙
  • 雑誌:薬局
  • 出版社:南山堂
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薬局 2026年5月号 (発売日2026年05月05日)

南山堂
特集テーマ:患者をみる,処方を解く 咳アセスメント

<特集の目次>
■特集にあたって (小林  哲)

■症状と処方をつなぐ薬剤師のアセスメント力 ─処方の行間を読み解き,最適な薬物療法へ導くアプロ...

薬局 2026年5月号 (発売日2026年05月05日)

南山堂
特集テーマ:患者をみる,処方を解く 咳アセスメント

<特集の目次>
■特集にあたって (小林  哲)

■症状と処方をつなぐ薬剤師のアセスメント力 ─処方の行間を読み解き,最適な薬物療法へ導くアプロ...

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目次

特集テーマ:患者をみる,処方を解く 咳アセスメント

<特集の目次>
■特集にあたって (小林  哲)

■症状と処方をつなぐ薬剤師のアセスメント力 ─処方の行間を読み解き,最適な薬物療法へ導くアプローチ─ (伊藤 由紀)

■咳アセスメントのための基礎知識
・薬剤師におさえてほしい『咳嗽・喀痰の診療ガイドライン』のポイント (新実 彰男)
・鎮咳薬処方を理解するための咳嗽メカニズム (竹内 章)
・「時間軸」でみた咳のとらえ方 ─急性咳嗽,遷延性咳嗽,慢性咳嗽とは─ (藤本 源)
・咳の背景にある疾患を把握するための検査のとらえ方 (竹内 章)
・要点整理 鎮咳薬 (天野 哲史)
・見過ごしてはいけない咳を見極めるものさし (岩永 賢司)

■実践! 咳アセスメント
・感冒エピソードのある長引く咳 ─感染後咳嗽と細菌性肺炎の鑑別を中心に─ (奥平 正美)
・夜間・早朝に悪化する咳 (坂野 昌志)
・痰が増えてきた咳 (原田 桂作 ほか)
・咳だけが続く慢性の咳 (島田 泉)
・処方変更から読み解く咳嗽の実践アセスメント ─「追加・中止・切り替え」で整理する病態と薬理─ (守内 匡)
・アレルギーが背景にある咳 (近藤 宏樹)
・呼吸苦・全身症状を伴う咳 (中根 茂喜)
・食後・嚥下時に目立つ咳 (上田 真也)


<特別企画>
“フォーカス” 令和8年度調剤報酬改定を探る ─「これからの薬局像」を描く手がかり─
・収益構造の変化からひも解く (高比良 篤)
・今後の医療提供体制の再編からひも解く (高比良 篤)
・地域とのかかわりを期待される薬局の姿 (高比良 篤)


<シリーズ>
えびさんぽ
鎮咳薬の効果はどれくらいですか?
(青島 周一)

医薬品適正使用・育薬フラッシュニュース
・抗精神病薬アドヒアランスと自動車事故リスク
・日本の片頭痛患者のOTC薬使用実態
(佐藤 宏樹 澤田 康文)

飲み合わせ研究所 子どもの服薬Tips
〈第41回〉サワシリン®細粒10%
(小嶋  純 米子 真記)

薬剤師40年目の独り言
仕事ができる薬剤師と感じのよい薬剤師
(鎧のない薬剤師)

みんなどうやってる?がん薬剤師外来
〈第5回〉対象患者はどのように決めていますか? 予約はどうしていますか?
(内池 明博 川上 和宜 坂田 幸雄 杉野 善彦 福岡 智宏)

Gebaita?! 薬剤師の語(カタ)ログ
〈第53回〉“いつもの”が生む落とし穴
(髙島 英滋)

ぐっとよくなる! 漢方処方 快訣(かいけつ)ビフォーアフター
〈第29回〉“最後の切り札”としての漢方 「腎不全」と「腎虚」の違いを踏まえて
(津田 篤太郎)

薬剤師の1,2,3,4!(ヒフみよ) 大井教授の皮膚×くすり講座
17時限目 皮膚のしわ
(大井 一弥)

タイパUP!誰も教えてくれなかった 臨床業務の段取りお手本ファイル
〈File 14〉病棟薬剤業務
(山村 真依子)

<巻頭言>
 咳は医療機関受診時の主訴として最も多い症状の一つである.まだ記憶に新しいが,新型コロナウイルス感染症のパンデミックの際には,人前で咳をするだけでも周囲から白い目で見られ,「とにかく咳を止めてほしい」と,切実な訴えをよく聞いたものである.咳への関心が一気に高まった時期でもあった.最近では,P2X3受容体拮抗薬であるゲーファピキサントクエン酸塩などの新規メカニズムの薬剤も使用可能になっており,咳症状への治療アプローチにも選択肢が増えた.
 咳は元来,気道内分泌物や異物などを排出するための反応でもあり必要なものである.一方で,病的咳嗽は,その原因を鑑別し対処する必要がある.その持続期間により,3週間未満の「急性咳嗽」はかぜなどのウイルス感染が多く,3~8週間未満の「遷延性咳嗽」,あるいは8週間以上の「慢性咳嗽」では結核などの特殊な感染症,悪性疾患,喘息,慢性閉塞性肺疾患(COPD),気管支拡張症や胃食道逆流症(GERD),副鼻腔気管支症候群(後鼻漏)などを含め多くの疾患が鑑別となる.
 慢性咳嗽は身体面だけでなく,精神面や社会面へも影響が及ぶ.その対応として,日本呼吸器学会からは2005年に『咳嗽に関するガイドライン』が発刊され,2019年には喀痰も加えた『咳嗽・喀痰の診療ガイドライン』が発刊された.また2025年4月には第2版が新しく発刊されたところである.
 本特集では,2005年の『咳嗽に関するガイドライン』の初版からガイドライン作成に関わっておられ,日本咳嗽学会理事長でもある新実彰男先生や,『咳嗽・喀痰の診療ガイドライン第2版2025』の作成委員でもある岩永賢司先生にも執筆いただいた.また,臨床の第一線で活躍されている医師,薬剤師の方々にも執筆いただき,咳に関する問診内容,検査,見過ごせない咳,さらには咳のタイプによる鑑別・対処などにも触れていただいた.薬剤師だけにとどまらず,特に研修医など若手医師にも十分読み応えのある内容となっている.本特集を通して,咳へのアセスメントの理解の一助となれば幸いである.

三重大学大学院医学系研究科臨床医学系講座
呼吸器内科学分野/代謝内分泌内科学分野 教授
小林  哲

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