目次
特集:よくある『疑問事例』に学ぶ
-抗菌薬マネジメントの秘訣-
■医師・薬剤師それぞれの目からみた感染症診療の考え方とは?
―薬剤師が必ず理解しないといけないこと―(望月敬浩ほか)
■感染症診療の考え方からみた抗菌薬マネジメント
患者背景・臓器
・感染症治療で「患者背景」はどこまで重要なのか?
― 薬剤師が患者拝啓を知ることでどのような治療に貢献できるか ―(山田和範)
・医師は抗菌薬の臓器移行性をどこまで考慮しているのか(大曲貴夫)
微生物
・抗菌薬が効きにくくなっている現状
― 添付文書上の有効な抗菌スペクトルと
臨床で有効な抗菌スペクトルのギャップについて ―(伊藤由紀)
・薬剤師も知っておきたい臨床上問題になる微生物の基礎知識(坂野昌志)
抗菌薬の用量調節
・血中濃度測定ができない抗菌薬の至適投与量についての基本的な考え方
― 薬剤師は血中濃度の実測値がわからない場合に
抗菌薬投与にどう関わるか ― (山崎浩二郎ほか)
・海外よりも承認用量が少ない日本では十分な治療が困難なのか(滝 久司)
経過観察
・効果・副作用の面からみた適切な抗菌薬治療期間の考え方
― 抗菌薬投与の有効性判断や中止レベルの副作用を
薬剤師はどうみるべきか ― (小林昌宏ほか)
・抗菌薬の副作用と、その対応に薬剤師がどう関わるか
― 多くの抗菌薬に共通する副作用から
とくに注意すべき副作用までの介入点を中心に ―(門村将太)
その他
・薬剤師が抗菌薬管理に関わるうえで必要なTDMの最新知識(望月敬浩ほか)
・医師が必要と考える抗菌薬への薬剤師の関与
― チーム医療の観点から ―(井端英憲)
・薬剤師が抗菌薬に対して疑義照会をするポイント
― 投与の適正判断から疑義照会をするうえで
チェックする具体的なポイント1.2.3 ―(寺沢匡史)
・DPCにおける抗菌薬治療の在り方
― ベンチマーク分析を含めて ―(片山歳也)
・DPC環境下でのγ-グロブリン製剤の選択・使用の考え方(野々山恵章)
・在宅で抗菌薬を服用する患者に生じやすい問題点
―簡易懸濁法も含めて―(増田佳織)
■抗菌薬Q&A
・リネゾリドが最初から投与された!
適否はどう判断するの? 何をみて疑義照会するの? (坂野昌志)
・ペニシリンアレルギーの患者に術前の予防投与で
セファゾリンが処方された.どうする?(望月敬浩ほか)
・グラム陽性菌にアミノグリコシドは使えるの?(望月敬浩ほか)
・テイコプラニンのローディングドーズがないけど大丈夫?(望月敬浩ほか)
・整形外科でこんなに長くバンコマイシンを使用してもいいの?(片山歳也)
・クラリスロマイシンを長く使っている患者さんに
レボフロキサシンが追加されたけど大丈夫?(坂野昌志)
・ニューキノロン薬と酸化マグネシウムやNSAIDsが処方されているけど,
どうすればいいの?(片山歳也)
・MRSAに抗MRSA薬以外を使うことなんて本当にあるの?(坂野昌志)
・眼科でこんなに長く抗真菌薬を使用してもいいの?(片山歳也)
■Exercise
≪NEWS≫
・EGFR阻害薬による皮膚障害のアセスメント
~MASCCにより考案されたグレード評価スケール~
・ヒスタミンH3受容体
・食物による窒息事故
≪シリーズ≫
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第1回 ― 新連載 ―
薬物動態シミュレーションQflex2の概要と操作法 ― Part Ⅰ ―
(渋谷正則ほか)
■小児医療現場で起こっている危険 第1回 ― 新連載 ―
錠剤の粉砕
(米子真記ほか)
■49th Annual ICAAC Reports
カルバペネム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪巻頭言≫
近年,感染症診療に対する関心が医療現場で高まっている.特記すべきは,感染症診療はチーム医療の根付きつつある分野であるということである.従来医師が診断と治療の中心になっていたところに,薬剤師・微生物検査技師・感染管理認定看護師などの各分野の感染症エキスパートが積極的に関わるようになってきている.なかでも薬剤師が感染症の適切な治療の立案・計画に果たす役割は,今後ますます大きくなっていくことと思われる.
ただ,感染症診療への関わり方は各職種の専門性によって異なってくる.薬剤師も例外ではない.診断および治療の両方の過程に関わるのが医師とすれば,薬剤師は「すでに診断のついた病態について適切な治療を施す」という形で診療に関わっていくことになるだろう.具体的にいえば,「感染症患者を診療する医師が治療上抱く質問・疑問に応えていく」,「治療計画に直接関わる」,場合によっては「現在の治療よりもよりよい治療を薬剤師の側から医師に提案していく」といった,薬剤師ならではの立ち位置から対応していく必要がある.
従来,感染症診療の疑問・質問は医師の目線で語られがちであった.そこで語られる内容には,薬剤師の業務において一定の有用性はある.一方で,薬剤師であるがゆえに抱える疑問・課題があるわけだが,従来はそうした「薬剤師だからこそ抱える問題」への解説はあまりなされてこなかった.
それに応えようとしたのが今回の特集である.現場の第一線の薬剤師の方々が,自分たちが対応したさまざまな課題・質問に対して,自身の専門性を十分に発揮して答えている.豊かな文献的知識もさることながら,執筆者のプロフェッショナルとしてのバランスよく合理的な判断が各所に盛り込まれており,読み応えは十分である.医師である私が読んでも,感染症診療のまったく新しい切り口をみているようで,まさに目から鱗であった.皆様方が本特集の内容を,日々の実践のなかで十二分に役立ててくださることを期待している.
静岡県立静岡がんセンター感染症内科 部長 大曲 貴夫
-抗菌薬マネジメントの秘訣-
■医師・薬剤師それぞれの目からみた感染症診療の考え方とは?
―薬剤師が必ず理解しないといけないこと―(望月敬浩ほか)
■感染症診療の考え方からみた抗菌薬マネジメント
患者背景・臓器
・感染症治療で「患者背景」はどこまで重要なのか?
― 薬剤師が患者拝啓を知ることでどのような治療に貢献できるか ―(山田和範)
・医師は抗菌薬の臓器移行性をどこまで考慮しているのか(大曲貴夫)
微生物
・抗菌薬が効きにくくなっている現状
― 添付文書上の有効な抗菌スペクトルと
臨床で有効な抗菌スペクトルのギャップについて ―(伊藤由紀)
・薬剤師も知っておきたい臨床上問題になる微生物の基礎知識(坂野昌志)
抗菌薬の用量調節
・血中濃度測定ができない抗菌薬の至適投与量についての基本的な考え方
― 薬剤師は血中濃度の実測値がわからない場合に
抗菌薬投与にどう関わるか ― (山崎浩二郎ほか)
・海外よりも承認用量が少ない日本では十分な治療が困難なのか(滝 久司)
経過観察
・効果・副作用の面からみた適切な抗菌薬治療期間の考え方
― 抗菌薬投与の有効性判断や中止レベルの副作用を
薬剤師はどうみるべきか ― (小林昌宏ほか)
・抗菌薬の副作用と、その対応に薬剤師がどう関わるか
― 多くの抗菌薬に共通する副作用から
とくに注意すべき副作用までの介入点を中心に ―(門村将太)
その他
・薬剤師が抗菌薬管理に関わるうえで必要なTDMの最新知識(望月敬浩ほか)
・医師が必要と考える抗菌薬への薬剤師の関与
― チーム医療の観点から ―(井端英憲)
・薬剤師が抗菌薬に対して疑義照会をするポイント
― 投与の適正判断から疑義照会をするうえで
チェックする具体的なポイント1.2.3 ―(寺沢匡史)
・DPCにおける抗菌薬治療の在り方
― ベンチマーク分析を含めて ―(片山歳也)
・DPC環境下でのγ-グロブリン製剤の選択・使用の考え方(野々山恵章)
・在宅で抗菌薬を服用する患者に生じやすい問題点
―簡易懸濁法も含めて―(増田佳織)
■抗菌薬Q&A
・リネゾリドが最初から投与された!
適否はどう判断するの? 何をみて疑義照会するの? (坂野昌志)
・ペニシリンアレルギーの患者に術前の予防投与で
セファゾリンが処方された.どうする?(望月敬浩ほか)
・グラム陽性菌にアミノグリコシドは使えるの?(望月敬浩ほか)
・テイコプラニンのローディングドーズがないけど大丈夫?(望月敬浩ほか)
・整形外科でこんなに長くバンコマイシンを使用してもいいの?(片山歳也)
・クラリスロマイシンを長く使っている患者さんに
レボフロキサシンが追加されたけど大丈夫?(坂野昌志)
・ニューキノロン薬と酸化マグネシウムやNSAIDsが処方されているけど,
どうすればいいの?(片山歳也)
・MRSAに抗MRSA薬以外を使うことなんて本当にあるの?(坂野昌志)
・眼科でこんなに長く抗真菌薬を使用してもいいの?(片山歳也)
■Exercise
≪NEWS≫
・EGFR阻害薬による皮膚障害のアセスメント
~MASCCにより考案されたグレード評価スケール~
・ヒスタミンH3受容体
・食物による窒息事故
≪シリーズ≫
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第1回 ― 新連載 ―
薬物動態シミュレーションQflex2の概要と操作法 ― Part Ⅰ ―
(渋谷正則ほか)
■小児医療現場で起こっている危険 第1回 ― 新連載 ―
錠剤の粉砕
(米子真記ほか)
■49th Annual ICAAC Reports
カルバペネム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪巻頭言≫
近年,感染症診療に対する関心が医療現場で高まっている.特記すべきは,感染症診療はチーム医療の根付きつつある分野であるということである.従来医師が診断と治療の中心になっていたところに,薬剤師・微生物検査技師・感染管理認定看護師などの各分野の感染症エキスパートが積極的に関わるようになってきている.なかでも薬剤師が感染症の適切な治療の立案・計画に果たす役割は,今後ますます大きくなっていくことと思われる.
ただ,感染症診療への関わり方は各職種の専門性によって異なってくる.薬剤師も例外ではない.診断および治療の両方の過程に関わるのが医師とすれば,薬剤師は「すでに診断のついた病態について適切な治療を施す」という形で診療に関わっていくことになるだろう.具体的にいえば,「感染症患者を診療する医師が治療上抱く質問・疑問に応えていく」,「治療計画に直接関わる」,場合によっては「現在の治療よりもよりよい治療を薬剤師の側から医師に提案していく」といった,薬剤師ならではの立ち位置から対応していく必要がある.
従来,感染症診療の疑問・質問は医師の目線で語られがちであった.そこで語られる内容には,薬剤師の業務において一定の有用性はある.一方で,薬剤師であるがゆえに抱える疑問・課題があるわけだが,従来はそうした「薬剤師だからこそ抱える問題」への解説はあまりなされてこなかった.
それに応えようとしたのが今回の特集である.現場の第一線の薬剤師の方々が,自分たちが対応したさまざまな課題・質問に対して,自身の専門性を十分に発揮して答えている.豊かな文献的知識もさることながら,執筆者のプロフェッショナルとしてのバランスよく合理的な判断が各所に盛り込まれており,読み応えは十分である.医師である私が読んでも,感染症診療のまったく新しい切り口をみているようで,まさに目から鱗であった.皆様方が本特集の内容を,日々の実践のなかで十二分に役立ててくださることを期待している.
静岡県立静岡がんセンター感染症内科 部長 大曲 貴夫
◼︎ 目次配信サービス
薬局最新号の情報がメルマガで届く♪ メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。
※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。
以下のプライバシーポリシーに同意の上、登録して下さい。
おすすめの購読プラン
この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!
薬局の所属カテゴリ一覧
Fujisan.co.jpとは?
株式会社富士山マガジンサービスが運営する、
日本最大級の雑誌オンライン書店です。
一般的な書店と異なり、
定期購読サービスに特化しています。
雑誌、新聞、シリーズ書籍、漫画や
本屋にも無い古い本も見つかる!
法人サービスはこちら >
-
タイトル1万以上
豊富なラインナップで
書店に並ばない本とも出会える -
試し読み
バックナンバー1冊まるごと試し読み
したり、最新号も試し読みできる -
タダ読み
5,000冊以上の雑誌が
無料で読み放題 -
500円OFF
普段読んでいる雑誌のレビュー投稿で
500円割ギフト券をプレゼント -
事前予約
気になる本は
発売日前から事前予約可能 -
割引や特典付き
定期購読なら
お得に本が読めて
送料無料の雑誌も!
デジタル雑誌をご利用なら
最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!