目次
特集:小児アレルギーとステロイド
■特集にあたって(石川洋一)
■小児アレルギーにおけるステロイドの使用方針
・気管支喘息における使用方針(赤澤 晃)
・アトピー性皮膚炎における使用方針(大矢幸弘)
■ステロイド小児薬用量を鑑査するうえでの注意点(鈴木えり子)
■ステロイドによる長期管理と服薬指導の実際(徳永秀美)
■薬学的視点によるステロイドの治療評価
・気管支喘息(若林仁美)
・アトピー性皮膚炎(大谷道輝)
■ステロイドQ&A
A.剤形を考慮したステロイドの適正使用
・乳幼児に吸入ステロイドを使うときの注意点は?(大村由紀子ほか)
・エアゾールとドライパウダーはどのように使い分けているの?(岩城孝宏ほか)
・合剤(吸入ステロイド+β2刺激薬)を小児に使うメリットは?(古舘ひとみほか)
・アレルギー性鼻炎に対する1日1回点鼻の有用性,有効性は?(室井政子)
・異なる剤形で複数のステロイドを併用することはできるの?
また,その安全性は?(本多秀俊ほか)
B.アドヒアランスの向上を目指した服薬指導
・スペーサーの正しい使い方と指導のポイント(稲吉美由紀)
・こどもが吸入ステロイドをスムーズに使用するためのポイントは?(山本 宏)
・「ステロイド軟膏が効かない」という患者への指導は?(鈴木崇代)
・アトピー性皮膚炎に“おむつかぶれ”や皮膚カンジダ症を併発した際の
ステロイドの使用方法は?(野崎 誠)
・ステロイド薬は使い出したらやめられない?
副作用を気にする患者への指導方法は?(冨家俊弥)
・苦くて飲めない?ステロイド内服薬の服薬指導のポイントは?(福田朝恵)
■Exercise
≪SERIES≫
■小児医療現場で起こっている危険 第9回
薬の効果と医療従事者の努力(米子真記ほか)
■Pharm.D.を取り巻く医療環境レポート
・大学医療センターにおける薬剤部業務のあり方の検討
・大学医療センターにおける臨床薬学実践モデルの変化からの教訓(木村利美ほか)
■がんを治療する新しい薬 分子標的薬 第5回
膜上分化抗原を標的とする抗体薬(石川和宏)
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第8回
バンコマイシン塩酸塩(喜古康博ほか)
■49th Annual ICAAC Reports
キノロン
≪NEWS≫
・低用量アスピリンと潰瘍の予防と治療
・認知症患者の睡眠障害
・2025年の国民医療費は52.3兆円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪巻頭言≫
ステロイド療法は「気管支喘息」「アトピー性皮膚炎」などで代表される小児のアレルギー疾患の治療に,明確なエビデンスを持つもっとも重要な治療法といえる.それにもかかわらず患児とその家族においては,「ステロイド薬は治ったように見えても結局再発をくり返す薬」「副作用が強く怖い薬」などと思われ,いわゆる“steroid phobia”という言葉まで使われるほどである.
残念だがその原因の1つとして,ステロイド療法に対しての医療スタッフの不十分な知識での説明,医療チーム内での説明の不一致があげられる.
小児においては,年齢が変わるに従って症状も多様に変化し,かつ薬用量もデバイスも年齢・症状により異なるため,中途な知識での説明は許されない.またアレルギー科の服薬指導では,医療スタッフのわずかな指導の違いも保護者に敏感に察知され医療不信のもととなる場合がある.そこで薬剤師による服薬指導においては正しい知識を身につけ,かつ専門医師との連携を重視して実施する必要がある.
2010年度の第22回日本アレルギー学会春季臨床大会では,初めて薬剤師対象のプログラムが企画され,日本病院薬剤師会および地域薬剤師会などと連携して運営された.このことは,薬剤師を含めたチーム医療の構築に対する学会からの期待といえるものであり,今後薬剤師はチーム医療を担う薬の専門家として積極的に応えていかねばならない.
本特集は,小児アレルギー科領域や小児総合病院の第一線で実務に携わっている専門の先生方にご協力を賜り,現場で必要なステロイド療法の実践的知識が伝わる企画とした.本特集を最新のステロイド療法,専門医による治療法を正しく理解するための一助とされ,現場における適正なステロイド療法の実践にご活用いただければ幸いである.
国立成育医療研究センター 副薬剤部長 石川 洋一
■特集にあたって(石川洋一)
■小児アレルギーにおけるステロイドの使用方針
・気管支喘息における使用方針(赤澤 晃)
・アトピー性皮膚炎における使用方針(大矢幸弘)
■ステロイド小児薬用量を鑑査するうえでの注意点(鈴木えり子)
■ステロイドによる長期管理と服薬指導の実際(徳永秀美)
■薬学的視点によるステロイドの治療評価
・気管支喘息(若林仁美)
・アトピー性皮膚炎(大谷道輝)
■ステロイドQ&A
A.剤形を考慮したステロイドの適正使用
・乳幼児に吸入ステロイドを使うときの注意点は?(大村由紀子ほか)
・エアゾールとドライパウダーはどのように使い分けているの?(岩城孝宏ほか)
・合剤(吸入ステロイド+β2刺激薬)を小児に使うメリットは?(古舘ひとみほか)
・アレルギー性鼻炎に対する1日1回点鼻の有用性,有効性は?(室井政子)
・異なる剤形で複数のステロイドを併用することはできるの?
また,その安全性は?(本多秀俊ほか)
B.アドヒアランスの向上を目指した服薬指導
・スペーサーの正しい使い方と指導のポイント(稲吉美由紀)
・こどもが吸入ステロイドをスムーズに使用するためのポイントは?(山本 宏)
・「ステロイド軟膏が効かない」という患者への指導は?(鈴木崇代)
・アトピー性皮膚炎に“おむつかぶれ”や皮膚カンジダ症を併発した際の
ステロイドの使用方法は?(野崎 誠)
・ステロイド薬は使い出したらやめられない?
副作用を気にする患者への指導方法は?(冨家俊弥)
・苦くて飲めない?ステロイド内服薬の服薬指導のポイントは?(福田朝恵)
■Exercise
≪SERIES≫
■小児医療現場で起こっている危険 第9回
薬の効果と医療従事者の努力(米子真記ほか)
■Pharm.D.を取り巻く医療環境レポート
・大学医療センターにおける薬剤部業務のあり方の検討
・大学医療センターにおける臨床薬学実践モデルの変化からの教訓(木村利美ほか)
■がんを治療する新しい薬 分子標的薬 第5回
膜上分化抗原を標的とする抗体薬(石川和宏)
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第8回
バンコマイシン塩酸塩(喜古康博ほか)
■49th Annual ICAAC Reports
キノロン
≪NEWS≫
・低用量アスピリンと潰瘍の予防と治療
・認知症患者の睡眠障害
・2025年の国民医療費は52.3兆円
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪巻頭言≫
ステロイド療法は「気管支喘息」「アトピー性皮膚炎」などで代表される小児のアレルギー疾患の治療に,明確なエビデンスを持つもっとも重要な治療法といえる.それにもかかわらず患児とその家族においては,「ステロイド薬は治ったように見えても結局再発をくり返す薬」「副作用が強く怖い薬」などと思われ,いわゆる“steroid phobia”という言葉まで使われるほどである.
残念だがその原因の1つとして,ステロイド療法に対しての医療スタッフの不十分な知識での説明,医療チーム内での説明の不一致があげられる.
小児においては,年齢が変わるに従って症状も多様に変化し,かつ薬用量もデバイスも年齢・症状により異なるため,中途な知識での説明は許されない.またアレルギー科の服薬指導では,医療スタッフのわずかな指導の違いも保護者に敏感に察知され医療不信のもととなる場合がある.そこで薬剤師による服薬指導においては正しい知識を身につけ,かつ専門医師との連携を重視して実施する必要がある.
2010年度の第22回日本アレルギー学会春季臨床大会では,初めて薬剤師対象のプログラムが企画され,日本病院薬剤師会および地域薬剤師会などと連携して運営された.このことは,薬剤師を含めたチーム医療の構築に対する学会からの期待といえるものであり,今後薬剤師はチーム医療を担う薬の専門家として積極的に応えていかねばならない.
本特集は,小児アレルギー科領域や小児総合病院の第一線で実務に携わっている専門の先生方にご協力を賜り,現場で必要なステロイド療法の実践的知識が伝わる企画とした.本特集を最新のステロイド療法,専門医による治療法を正しく理解するための一助とされ,現場における適正なステロイド療法の実践にご活用いただければ幸いである.
国立成育医療研究センター 副薬剤部長 石川 洋一
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