目次
特集:『血圧・血糖・脂質マネジメント―多面的効果を考慮した処方を考える―』
■特集にあたって(野出孝一)
■心血管イベント発症リスクと血圧・血糖・脂質管理の重要性(和田英樹ほか)
■診療ガイドラインからみた血圧・血糖・脂質管理と薬物治療のトレンド
・高血圧症(三島英換ほか)
・糖尿病(山岸昌一)
・脂質異常症(岩本紀之ほか)
・CKD(西岡 聡ほか)
■血圧・血糖・脂質管理のKey Drugs-多面的効果を考慮したより効果的な使い方―
・アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(北田研人ほか)
・レニン阻害薬(小倉 誠)
・カルシウム拮抗薬(中村 司)
・抗アルドステロン薬(安藤亮太郎ほか)
・インクレチン関連薬―DPP-4阻害薬・GLP-1受容体作動薬(山岸昌一)
・ビグアナイド(横山宏樹)
・チアゾリジン誘導体(横山宏樹)
・インスリン分泌促進薬―SU薬・グリニド薬(高橋俊雅)
・α-グルコシダーゼ阻害薬(稲澤健志)
・スタチン系薬(佐藤英一)
・フィブラート系薬(山崎健也)
・小腸コレステロールトランスポーター阻害薬(佐野元規)
■ケーススタディ 血圧・血糖・脂質管理における薬学的ケア
・高血圧症(栗村朋子ほか)
・糖尿病(阿部真也ほか)
・脂質異常症(向井淳治)
・CKD(木村 健)
■Exercise
≪SERIES≫
■がんを治療する新しい薬 分子標的薬 第7回
低分子薬:BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬
(石川和宏)
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第11回
抗不整脈薬フレカイニド(小杉隆祥ほか)
■小児医療現場で起こっている危険 第11回
簡易懸濁法は小児調剤に活かせるか(八代智子ほか)
■Pharm.D.を取り巻く 医療環境レポート
・特殊な供給形式をもつ医薬品に関する,米国医療薬剤師会タスクフォースによる報告
・薬剤師レジデンシー研修と薬剤師のリーダーシップの重要な関係(木村利美ほか)
≪NEWS≫
・小児用OTC医薬品のかぜ薬,鎮咳去痰薬に注意
・薬を服用するときは冷たい水は避ける方がよい?
・夜間頻尿と睡眠障害についての意識調査
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪巻頭言≫
わが国でも生活習慣病の欧米化に伴って,肥満やメタボリックシンドロームの患者が増加し,心筋梗塞,脳梗塞といった大血管障害の発症,進展を予防することが大きな課題となっている.糖尿病,高血圧,脂質代謝異常などの動脈硬化性疾患の危険因子は,しばしば重積し,相乗的に作用して心血管イベントの発症リスクを高めることが知られており,その管理の重要性が示されている.また,冠危険因子を複数管理することで,心血管イベント抑制効果の相加的な作用も期待される.
一方,一部の降圧薬(レニン―アンジオテンシン系薬,Caチャネル拮抗薬),脂質低下薬(スタチン,フィブラート),糖尿病治療薬(ピオグリタゾン,インクレチン製剤)には,本来の作用とは独立した心血管保護作用(プレイオトロピック効果)を有することが報告されている.海外では一部のスタチンやアンジオテンシン受容体阻害薬はハイリスク患者の動脈硬化予防薬として保険適応を有している.したがって,最近のこの種の薬剤をうまく組み合わせることによって,より効率的な動脈硬化予防の処方も可能となる.
そこで,今回の特集では各々の危険因子に対する薬物治療のトレンドについて,さらに,治療薬をより効果的に使用するために考慮される多面的効果について第一線の先生方より血圧・血糖・脂質管理における薬学的ケアの実践についてご解説いただいた.
本特集が明日からの薬物治療の一助になることを期待している.
野出 孝一 佐賀大学医学部 内科学 教授
■特集にあたって(野出孝一)
■心血管イベント発症リスクと血圧・血糖・脂質管理の重要性(和田英樹ほか)
■診療ガイドラインからみた血圧・血糖・脂質管理と薬物治療のトレンド
・高血圧症(三島英換ほか)
・糖尿病(山岸昌一)
・脂質異常症(岩本紀之ほか)
・CKD(西岡 聡ほか)
■血圧・血糖・脂質管理のKey Drugs-多面的効果を考慮したより効果的な使い方―
・アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(北田研人ほか)
・レニン阻害薬(小倉 誠)
・カルシウム拮抗薬(中村 司)
・抗アルドステロン薬(安藤亮太郎ほか)
・インクレチン関連薬―DPP-4阻害薬・GLP-1受容体作動薬(山岸昌一)
・ビグアナイド(横山宏樹)
・チアゾリジン誘導体(横山宏樹)
・インスリン分泌促進薬―SU薬・グリニド薬(高橋俊雅)
・α-グルコシダーゼ阻害薬(稲澤健志)
・スタチン系薬(佐藤英一)
・フィブラート系薬(山崎健也)
・小腸コレステロールトランスポーター阻害薬(佐野元規)
■ケーススタディ 血圧・血糖・脂質管理における薬学的ケア
・高血圧症(栗村朋子ほか)
・糖尿病(阿部真也ほか)
・脂質異常症(向井淳治)
・CKD(木村 健)
■Exercise
≪SERIES≫
■がんを治療する新しい薬 分子標的薬 第7回
低分子薬:BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害薬
(石川和宏)
■PCソフトウェアを用いた実践的TDM症例解析 第11回
抗不整脈薬フレカイニド(小杉隆祥ほか)
■小児医療現場で起こっている危険 第11回
簡易懸濁法は小児調剤に活かせるか(八代智子ほか)
■Pharm.D.を取り巻く 医療環境レポート
・特殊な供給形式をもつ医薬品に関する,米国医療薬剤師会タスクフォースによる報告
・薬剤師レジデンシー研修と薬剤師のリーダーシップの重要な関係(木村利美ほか)
≪NEWS≫
・小児用OTC医薬品のかぜ薬,鎮咳去痰薬に注意
・薬を服用するときは冷たい水は避ける方がよい?
・夜間頻尿と睡眠障害についての意識調査
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
≪巻頭言≫
わが国でも生活習慣病の欧米化に伴って,肥満やメタボリックシンドロームの患者が増加し,心筋梗塞,脳梗塞といった大血管障害の発症,進展を予防することが大きな課題となっている.糖尿病,高血圧,脂質代謝異常などの動脈硬化性疾患の危険因子は,しばしば重積し,相乗的に作用して心血管イベントの発症リスクを高めることが知られており,その管理の重要性が示されている.また,冠危険因子を複数管理することで,心血管イベント抑制効果の相加的な作用も期待される.
一方,一部の降圧薬(レニン―アンジオテンシン系薬,Caチャネル拮抗薬),脂質低下薬(スタチン,フィブラート),糖尿病治療薬(ピオグリタゾン,インクレチン製剤)には,本来の作用とは独立した心血管保護作用(プレイオトロピック効果)を有することが報告されている.海外では一部のスタチンやアンジオテンシン受容体阻害薬はハイリスク患者の動脈硬化予防薬として保険適応を有している.したがって,最近のこの種の薬剤をうまく組み合わせることによって,より効率的な動脈硬化予防の処方も可能となる.
そこで,今回の特集では各々の危険因子に対する薬物治療のトレンドについて,さらに,治療薬をより効果的に使用するために考慮される多面的効果について第一線の先生方より血圧・血糖・脂質管理における薬学的ケアの実践についてご解説いただいた.
本特集が明日からの薬物治療の一助になることを期待している.
野出 孝一 佐賀大学医学部 内科学 教授
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