Medical Bio 発売日・バックナンバー

全24件中 16 〜 24 件を表示
2,075円
2008年9月号 2008年8月22日発売
付録共定価1980円(本体1886円)

◆【特設】Special Report
見えてきたiPS細胞・幹細胞産業化への課題

<記事概要>
再生医療応用,創薬開発への利用が期待されているiPS細胞。産業応用への期待を実現するためには何が必要なのか,課題は何かを改めて考える。(クリックすると消えます)


(1)文部科学省ライフサイエンス課 菱山豊課長に聞く
iPS細胞の産業化促進への施策
ちょっと見る

…斉藤勝司:サイエンスライター

(2)産業技術総合研究所シンポジウム
『幹細胞の産業化に向けて』

インタビュー:

桜田一洋 氏(元 バイエル薬品神戸リサーチセンター長)
ちょっと見る

浅島誠 氏(産業技術総合研究所器官発生工学研究ラボ長)

片岡一則 氏(東京大学大学院工学系研究科教授)

梅澤明弘 氏(国立成育医療センター研究所生殖医療研究部部長)

…三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官


◆【付録】
ポスター「血液細胞の分化経路図」
サンプルを見る


◆【特集】Special Issue
リンパ組織の構造と免疫細胞の動態制御

<記事概要>
リンパ器官を構成するリンパ組織は,細網細胞と細網線維がつくる網目構造のなかにリンパ球や遊走細胞が集まってできている。リンパ組織に絶え間なく流れ込んでくる免疫細胞は,この網目構造のなかを活発に移動しながら,抗原認識や遊走特性の刷り込みを受け,体液を通じて標的組織へと向かう。免疫細胞のリンパ器官内での動態や機能獲得は,この網目構造によって制御されている。本特集では,二次リンパ器官のリンパ組織における免疫細胞の動態と組織構造を中心に,新たな知見を紹介し,その構造と機能の関係を探る。(クリックすると消えます)


(1)リンパ組織の基本構造―特集にあたって―
…牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科 顕微解剖学分野
(2)パイエル板,虫垂,扁桃の構造
…大谷 修 大谷裕子:富山大学 大学院 医学薬学研究部(医学)

<記事概要>
消化管や呼吸器などの粘膜の粘膜関連組織には,経口免疫寛容や粘膜免疫応答などの獲得免疫系による生体防御機構が存在するこれら粘膜関連組織のうちパイエル板,虫垂,および扁桃の構造を概説する。(クリックすると消えます)


(3)二次リンパ器官におけるストローマ細胞ネットワークと
リンパ球の動態制御
…片貝智哉 木梨達雄:関西医科大学 附属生命医学研究所

<記事概要>
二次リンパ器官は,獲得免疫応答が効率よく誘導される「場」として,共通する独特の組織構造が見られる。ここでは免疫細胞と,二次リンパ器官の区画構造を支えているストローマ細胞の対話について紹介する。(クリックすると消えます)


(4)リンパ球の動態制御機構
…田中稔之:兵庫医療大学 薬学部 医療薬学科 生体防御学 ほか

<記事概要>
二次リンパ組織で抗原を認識して活性化されたリンパ球は,遊走特性についての刷り込みを受け,標的組織へ移住して病原体の排除にむかう。免疫系を機能的に統合するリンパ球の生体内トラフィックを制御する分子機構について,最近の知見を概説する。(クリックすると消えます)


(5)リンパ節への免疫細胞動員を調節する
高内皮細静脈と辺縁洞
…東家一雄:関西医療大学 保健医療学部 解剖学教室

<記事概要>
免疫応答の開始時には,免疫細胞がリンパ節内で互いに接触して相互作用する必要がある。本稿では,免疫細胞が体液の流れから離れてリンパ節の組織内へと動員されるのに重要な役割を担う,リンパ節高内皮細静脈と辺縁洞について紹介する。(クリックすると消えます)


(6)リンパ節細網とリンパの流れ
…林 春樹 菊田彰夫:兵庫医療大学 薬学部 医療薬学科 生体防御学 ほか

<記事概要>
リンパ節細網の網目の空洞部分である細網腔にはリンパ球や樹状細胞が集まり,これら免疫担当細胞の移動路やその足場として機能している。効率的な抗原探索を可能にしているリンパ節細網の構造とリンパの流れについて述べる。(クリックすると消えます)


(7)免疫系細胞の肝臓および肝リンパ管におけるtrafficking
…上田祐司 徐 雪東 松野健二郎:獨協医科大学 解剖学(マクロ)講座

<記事概要>
肝臓は消化管由来の血液を門脈経由で受けているため,絶えず抗原に曝されている。肝臓には,免疫担当細胞が血管からリンパ管に遊走するための構造があるのではないかと古くから予想されていた。ここでは,再循環リンパ球の遊走を導く組織学的構造と機能分子について概説する。(クリックすると消えます)



◆【解説】Mining Column
血液細胞の新しい分化経路図
…河本 宏:理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター ほか

<記事概要>
ほとんどの血液学/免疫学系の教科書には,血液細胞の分化経路図が載っているが,それは,きちんと実証された分化経路図ではなかった。最近の研究により,新しい分化経路図へ差し替えが迫られている。(クリックすると消えます)



◆【技術コラム】
転写後のタンパク質「量」を制御するProteoTuner System
…伊豆博幸:タカラバイオ株式会社 営業部

◆【カレント・レビュー】Current Review

<生理学>
「酸っぱさ」と唾液の不思議な関係:薄まっても続く酸っぱさ
…稲田 仁:ハーバード大学 分子細胞生物学専攻

富永真琴:自然科学研究機構 岡崎統合バイオサイエンスセンター

<認知科学>
過度な恐怖記憶をつくらせないしくみ
…児島伸彦:群馬大学 大学院医学系研究科 神経薬理学分野

<ゲノム情報学・腫瘍学>
がんのゲノム変異カタログを作成する
“国際がんゲノムコンソーシアム”発足
…柴田龍弘:国立がんセンター研究所 ゲノム構造解析プロジェクト

<イベント・展示会報告>
インド・バイオ製薬最大手Biocon社COOに聞く
「新特許法下の勝ち戦略」
…三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
肝細胞板の中につくられた毛細胆管
…牛木辰男:新潟大学 大学院医歯薬総合研究科 顕微解剖学分野

石浦教授のEnjoy!生命科学
遺伝子改変イネの真価とは?
…石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

人体再生に挑む
臨床応用近づく内耳再生
…東嶋和子:科学ジャーナリスト

生命科学者のための創薬化学ABC
「化合物」が医薬に進化するまで
…佐藤健太郎:サイエンスライター

プレカーサー(先駆者)
稲垣直之氏(奈良先端科学技術大学院大学 准教授)
…斉藤勝司:サイエンスライター

科学研究者になるためのサイドメニュー
勉強から研究という山登り
…和田昭允:理化学研究所顧問

ネオ★バイオ産業論
生物素材の大量生産」の“壁”をどう打ち破るか(1)
…坂口謙吾:東京理科大学 理工学部 応用生物科学科

◆【社会との接点】Social Impact

海外ヘッドライン de ライフサイエンス
アヤしい「幹細胞治療」ネット広告で拡大中!?
…粥川準二:科学ジャーナリスト

バイオベンチャー・ウォッチ
大型スピンアウトベンチャー,ラオクリア創薬
…水月ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー

医療・医科学政策,ここが焦点
後発医薬品の品質問題を考える
…NPOサイコム・ジャパン


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
献血の血液はどんな検査を受けるの?/“だし”がもつ科学的な効果とは?

【書評】Book Shelf
『「地球温暖化」論に騙されるな!』『地球温暖化論のウソとワナ』『iPS細胞 ヒトはどこまで再生できるか』『遺伝子には何ができないか』
2,075円

◆【特設】Special Report
動きだした世界のiPS細胞研究,産業応用

<記事概要>
世界では,山中伸弥・京都大学教授によって2006年8月に発表された,ヒトに先駆けた成果であるマウスiPS細胞の樹立を機に,水面下でさまざまな研究・応用競争が始まっていた。この春に相ついで開催された国際シンポジウムと,国内のiPS 細胞研究者と産業界とが顔を会わせた懇話会をレポートし,iPS 細胞をめぐるバイオ知財,生命倫理について解説する。(クリックすると消えます)


(1)国際シンポジウム『iPS細胞研究が切り拓く未来』
…三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

(2)第1回 iPS細胞研究産業応用懇話会
…編集部

(3)iPS細胞をめぐる特許・知財
…隅藏康一:政策研究大学院大学 政策研究科

(4)iPS細胞と生命倫理行政
…粥川準二:ジャーナリスト


◆【特集】Special Issu
疲労の科学と疲労克服

<記事概要>
国民の4割近くが,6か月以上にわたって疲労が続く慢性疲労に悩んでいるといわれている。ここ数年,予防医療への気運が高まってきたことで,疲労研究が大きく歩を進めはじめた。本特集では,近年の先端研究からみえてきた疲労の分子メカニズムを,神経・免疫系への影響という視点から紹介する。また,疲労の定量的な評価法や診断法の確立を通じて,科学的な根拠をもった疲労克服のための治療技術の可能性を探る。(クリックすると消えます)


(1)総論:疲労の科学と疲労克服
…渡辺恭良:理化学研究所 分子イメージング研究プログラム

(2)疲労の分子神経メカニズム
…田中雅彰:大阪市立大学 大学院医学研究科
渡辺恭良:理化学研究所 分子イメージング研究プログラム

<記事概要>
非侵襲的な脳機能イメージング手法が,疲労の分子神経メカニズム解明に威力を発揮している。慢性疲労症候群の患者で前頭前野に萎縮が認められ,抑制系システムや意欲,疲労感に関連する神経基盤も明らかになってきた。(クリックすると消えます)


(3)モデル動物を用いた 疲労メカニズムの解明
…片岡洋祐:大阪市立大学 大学院医学研究科

<記事概要>
近年,さまざまな疲労動物モデルが考案されている。ここでは,4種類の疲労要因に着目した疲労動物モデルを挙げ,末梢や中枢でのサイトカイン産生や疲労回復に重要な睡眠の誘導など,疲労の分子・神経メカニズムを紹介する。(クリックすると消えます)


(4)疲労とウイルス再活性化
…近藤一博:東京慈恵会医科大学 ウイルス学講座

<記事概要>
「疲れるとカゼを引く」「疲れるとヘルペスが出る」など疲労とウイルスを結びつける現象は日常生活でもよくみられる。ここではヒトヘルペスウイルス6を例にウイルス研究が疲労の解明に寄与する可能性について紹介したい。(クリックすると消えます)


(5)慢性的な疲労を訴える患者の診断・治療とその評価法
…倉恒弘彦:関西福祉科学大学 健康福祉学部

<記事概要>
原因の明らかでない慢性的な疲労は,医療機関において重要な課題である。ここでは,半年以上続く慢性的な疲労を訴える患者を診察する場合の診断の進め方や治療法について解説するとともに,疲労の客観的な評価法についても紹介する。(クリックすると消えます)



◆【特別企画】
【第7回】国際バイオEXPO&インターフェックスジャパン


◆【解説】Mining Column
細胞の分裂軸を決定するメカニズム
…豊島文子:京都大学 ウイルス研究所 細胞生物学研究部門

<記事概要>
細胞を基質に接着した状態で培養すると,細胞は分裂を繰り返し1層のシート構造を作る。この現象は,分裂期の紡錘体を基質面に対し平行に配置する分子機構によって保証されている。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<免疫学・ウイルス学>
単純ヘルペスウイルスが宿主細胞に感染する機構を解明
…佐藤毅史 荒瀬 尚:大阪大学 微生物病研究所 免疫化学分野

<発生学・神経科学>
神経幹細胞の未分化性をNotchシグナルのつくるリズムが維持
…下條博美:京都大学 ウイルス研究所 増殖制御学分野

◆【新連載】Serial Articles

ネオ★バイオ産業論
「ブーム」から「成功」に導くキーワード
…坂口謙吾:東京理科大学 理工学部 応用生物科学科

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
強固な連結を築く筋腱接合部
…牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

石浦教授のEnjoy!生命科学
パーキンソン病の謎が解けてきた
…石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

メーカーインタビュー 明日のバイオを探る!
ジェンザイム・ジャパン株式会社
中村良和 代表取締役社長

細胞移植で網膜を再生する
細胞移植で網膜を再生する
…東嶋和子:科学ジャーナリスト

生命科学者のための創薬化学ABC
医薬が世に出るまで
…佐藤健太郎:サイエンスライター

プレカーサー(先駆者)
長棟輝行氏(東京大学 大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻)
…斉藤勝司:サイエンスライター

科学研究者になるためのサイドメニュー
研究者の世代交代
…和田昭允:理化学研究所顧問

◆【社会との接点】Social Impact

バイオベンチャー・ウォッチ
今年は復活?! バイオベンチャーの上場が活性化
…水月ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー

医療・医科学政策,ここが焦点
日本は麻疹の輸出国?
…NPOサイコム・ジャパン


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
“かさぶた”をつくらせない新しい傷の治療法とは?/脳細胞と神経細胞と神経系細胞,いちばん多いのはどれ?

【書評】Book Shelf
『精神疾患は脳の病気か?』『精神の脳科学』『知的財産権のグローバル化』『ジーン・ワルツ』
2,075円
◆【特集】Special Issue
神経変性の分子機構と治療戦略

<記事概要>
神経変性疾患とは,文字通り,神経が変性することで痴呆・運動失調・ふるえ・筋力低下などの症状があらわれる病気で,長らくその原因は不明とされてきた。しかし近年,共通の病態として,異常な構造をもつタンパク質の凝集体が神経細胞に蓄積することが突きとめられ,分子生物学的な解明が進みつつある。本特集では,筋ジストロフィー,筋萎縮性側索硬化症,酵素欠損筋疾患,アルツハイマー病,球脊髄性筋萎縮症などを例に,神経変性疾患の分子メカニズムを探り,新しい治療戦略を考える。(クリックすると消えます)


(1)総論:神経変性疾患の分子メカニズムと治療への新展開
…石浦章一:東京大学 大学院総合文化研究科

<記事概要>
脳に変性したタンパク質が沈着することで発症する神経変性疾患。近年,その病因,治療のための標的が明らかになってきたことで,難病といわれてきた神経変性疾患の新たな治療薬,治療法の開発が進みつつある。(クリックすると消えます)


(2)抗生物質とエキソン・スキップによる筋ジストロフィーの治療
…松田良一:東京大学 大学院総合文化研究科 広域科学専攻 生命環境科学系

<記事概要>
新生男児3500人に一人の割合で出現するデュシェンヌ型筋ジストロフィーは10代の少年を襲う致死的遺伝子疾患である。患者自身の欠陥があるジストロフィン遺伝子を活用しするリードスルー療法とエキソン・スキップ療法の進展状況について紹介する。(クリックすると消えます)


(3)筋萎縮性側索硬化症の新治療戦略
…田中一則 池田穰衛:株式会社 ニュージェン・ファーマ医薬開発研究所

<記事概要>
いまだ有効な治療法が確立されていないALS治療に対する最新の治療戦略と酸化ストレス性神経細胞死をターゲットとした新規ALS治療薬の開発へのわれわれの取り組みについて概説する。(クリックすると消えます)


(4)酵素欠損筋疾患の新しい治療
…門間一成 西野一三:国立精神・神経センター 神経研究所 疾病研究第一部

<記事概要>
現在,遺伝性の筋疾患のなかで根本的な治療法が存在するのは,酵素欠損による代謝性筋疾患のみである。ポンペ(Pompe)病,カルニチン欠損症など,現在,治療可能な酵素欠損筋疾患について述べる。(クリックすると消えます)


(5)アルツハイマー病の治療戦略あれこれ
…鳥海和也 石浦章一:東京大学大学院 総合文化研究科

<記事概要>
アルツハイマー病の治療として,3種類のセクレターゼのバランスをとることに焦点が当てられている。本稿では、セクレターゼの機能とその応用,そして新治療法である食物ワクチンについて詳述する。(クリックすると消えます)


(6)病因タンパク質を標的としたHsp90阻害剤による神経変性疾患治療
…和座雅浩 祖父江 元 ほか:名古屋大学 大学院医学系研究科 神経内科

<記事概要>
Hsp90阻害剤は,ポリグルタミン鎖が異常延長した変異アンドロゲン受容体の分解を促進し,球脊髄性筋萎縮症モデルマウスの表現型を改善する。Hsp90阻害剤による分子標的療法は,他の神経変性疾患にも応用できる可能性がある。(クリックすると消えます)



◆【解説1】Mining Column 01
in silico創薬によるアポトーシス制御性医薬分子の創製
…田沼靖一:東京理科大学 薬学部 ほか

<記事概要>
アポトーシスの制御機構研究にもとづいた新薬開発へのアプローチが精力的になされている。コンピュータシミュレーション技術を駆使して,理論的にアポトーシス制御性医薬分子を創製する新しい方略を紹介する。(クリックすると消えます)



◆【解説2】Mining Column 02
ガングリオシドが関与する新たなインスリン抵抗性のメカニズム
…井ノ口仁一:東北薬科大学 分子生体膜研究所 機能病態分子学教室 ほか

<記事概要>
ガングリオシドとよばれる糖脂質の増加がインスリンの作用を弱めていることが明らかになった。細胞膜の構造・機能の変化に着目し,2型糖尿病などの生活習慣病の発症メカニズムの新たな作業仮説を提唱する。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<発生学>
卵子由来の核小体は哺乳類の初期胚発生に必須の因子だった
…大串素雅子:理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター

<分子遺伝学>
配偶子の染色体数異常をふせぐタンパク質複合体のはたらき
…篠原 彰:大阪大学 蛋白質研究所 ゲノム-染色体機能研究

<免疫学>
ウイルス感染を防御するⅠ型インターフェロン産生を増強するしくみ
…渡会浩志:理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター

<生理学・神経科学>
見たいものに視線を止める役割をGABAがになう?
…金田勝幸:自然科学研究機構 生理学研究所 認知行動発達機構研究部門

<イベント・展示会報告>
遺伝子検査の脱医療化・市場化に関する国際シンポジウム
…三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【技術コラム】Technology Column
電子増倍型CCDカメラ「ImagEM」
…伊東克秀:浜松ホトニクス株式会社 システム事業部

◆【新連載】Serial Articles

生命科学者のための創薬化学ABC
医薬とはなにか
…佐藤健太郎:サイエンスライター

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
末梢神経の神経線維
…牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

石浦教授のEnjoy!生命科学
目の色をうかがう
…石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

人体再生に挑む
患者の手で再生医療の促進を(1)
…東嶋和子:科学ジャーナリスト

マウスを使って実験をしよう
ノックアウトマウスを作製しよう
…小久保 博樹:国立遺伝学研究所 発生工学研究室

プレカーサー(先駆者)
石井保之氏(理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター)
…斉藤勝司:サイエンスライター

バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
細胞の遺伝子=がんウイルス遺伝子,明確に示す 花房秀三郎
…内村直之:ジャーナリスト

科学研究者になるためのサイドメニュー
サイエンスは越境する
…和田昭允:理化学研究所顧問

◆【社会との接点】Social Impact

医療・医科学政策,ここが焦点
アメリカ大統領選のゆくえと科学政策
…NPOサイコム・ジャパン

バイオベンチャー・ウォッチ
エーザイが国内の創薬バイオベンチャーとオプション契約を締結
…水月ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
肥満は病気ですか?/舌下減感作療法ってどんな治療法?

【書評】Book Shelf
『酸素のはなし』『がんはなぜ生じるか』『私のリハビリ闘争』『エピデミック』

年間総目次
2,075円
◆【特集】Special Issue
平滑筋臓器の分子病態と新しい治療戦略

<記事概要>
平滑筋は内臓臓器の隔壁に分布し,ゆっくりと弛緩と収縮を繰り返すことで,血管や気道の径,消化管の運動,膀胱や子宮,前立腺などの泌尿生殖機能などを調節している。上市されている薬の約半数が,平滑筋を直接的または間接的なターゲットにしているといわれる。平滑筋の異常がかかわる疾病の分子メカニズムと,その薬物治療について解説し,今後を展望する。(クリックすると消えます)


(1)総論:平滑筋臓器の分子病態と新しい治療戦略
…尾崎 博:東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医薬理学教室

<記事概要>
平滑筋の収縮機構の解明と同時にその破綻が招く疾患についての理解も進み,またその知見を利用した医薬品の研究開発も精力的におこなわれている。(クリックすると消えます)


(2)血管平滑筋細胞の形質変換と動脈硬化
…倉林正彦:群馬大学 大学院医学系研究科 臓器病態内科学

<記事概要>
血管平滑筋細胞は,マクロファージとともに動脈硬化の進展において重要な役割をになっている。動脈硬化巣および冠血管形成術後の再狭窄病変では,増殖能を獲得した平滑筋細胞が,血管壁の構造を変化させて,病変を進展させる。(クリックすると消えます)


(3)肺高血圧症発症の分子メカニズム
…村田幸久:東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医薬理学教

<記事概要>
肺高血圧症は肺血圧のみに異常上昇が観察される病態の総称である。本稿では,肺高血圧症の分類,病理組織所見,平滑筋細胞を含む肺血管構成細胞の障害機構から治療法まで最近の知見を整理紹介する。(クリックすると消えます)


(4)血管攣縮発症の分子メカニズムとその治療に向けた研究戦略
…岸 博子 小林 誠:山口大学 大学院医学系研究科 器官制御医科学講座

<記事概要>
血管平滑筋の異常収縮である血管攣縮は,虚血性心疾患や,くも膜下出血後の脳血管攣縮といった,急性発症で生命にかかわる病気を引きおこす。ここでは,血管攣縮の治療をめざす研究戦略について述べる。(クリックすると消えます)


(5)肝疾患と門脈圧亢進症
…河田則文:大阪市立大学 大学院医学研究科 肝胆膵病態内科学

<記事概要>
炎症局所で筋線維芽細胞へと活性化した星細胞は,収縮能を獲得して門脈圧を亢進させる。ここでは,星細胞の活性化に関与する分子群とその微小循環動態への関与について最近の知見を報告する。(クリックすると消えます)


(6)気管支喘息と気管支平滑筋過敏症
…千葉義彦 三澤美和:星薬科大学 薬理学教室

<記事概要>
気管支喘息患者では,さまざまな軽微な刺激に対して気道が敏感に反応して収縮する。喘息患者の気管支平滑筋は,反応性も亢進している。気管支平滑筋の変化にフォーカスをあて,気道過敏性の発現機序について述べる。(クリックすると消えます)


(7)腸炎疾患における平滑筋機能異常とその治療戦略
…堀 正敏:東京大学 大学院農学生命科学研究科 獣医薬理学教室

<記事概要>
クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患では,消化管の運動機能に異常がおこることが知られている。ここでは腸管の運動機能をになう平滑筋に焦点をあて,炎症をともなう腸疾患の治療戦略について解説する。(クリックすると消えます)


(8)過活動膀胱の病態と原因
…長袋 洋:アメリカ・メルク社 メルク・リサーチ・ラボラトリーズ

<記事概要>
下部尿路症状は高齢化が進んでいる日本や欧米諸国では深刻な問題となりつつある。ここでは下部尿路疾患のうち過活動膀胱について治療薬からその原因について考察する。また過活動膀胱の新規治療薬についても紹介する。(クリックすると消えます)


(9)分娩異常と子宮収縮関連物質
…安田勝彦:関西医科大学 産科学婦人科学教室

<記事概要>
妊娠子宮筋の収縮調節機能の解明は,安全な分娩誘発・促進の観点から産婦人科臨床医にとって重要な研究テーマの一つである。ここでは,子宮平滑筋の収縮調節機構や,臨床で使用されている薬剤について紹介する。(クリックすると消えます)


(10)平滑筋細胞写真館

◆【緊急取材!】
世界に衝撃を与えたiPS細胞
─特別シンポジウムでみえてきた,これからの研究体制と課題
…斉藤勝司:サイエンスライター

<記事概要>
昨年11月に発表されて以来,熱狂的に報道された「iPS細胞」。体細胞ながらES細胞のように多能性を備えた細胞を作出可能であったことから,そのニュースは世界を駆け抜けた。(クリックすると消えます)


海外メディアにみる“ヒトiPS細胞の衝撃”
…三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【解説1】Mining Column 01
肝臓が糖代謝能を獲得するしくみ
…関根圭輔:明海大学 歯学部 口腔生物再生医工学講座

陳 彦榮 宮島 篤:東京大学 分子細胞生物学研究所 機能形成研究分野

<記事概要>
胎児期の肝臓は主要な造血器官であり,発生が進むにつれてその細胞が増殖分化し,成体での代謝器官としての肝臓に分化成熟する。血糖値を調節するために必要な糖代謝調節酵素の発現が開始され,胎児肝臓が糖代謝能を獲得するしくみを紹介する。(クリックすると消えます)



◆【解説2】Mining Column 02
脳を守るタンパク質プロサイモシンα
…植田弘師:長崎大学 大学院医歯薬学総合研究科 分子薬理学研究室

<記事概要>
脳虚血における急性期に中心的な役割を果たすネクローシスは,実は内在性のタンパク質プロサイモシンαによって自己抑制されていることが明らかになり,新しいタイプの「脳を守る」機構解明の手がかりもつかめた。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<細菌学・腫瘍学>
ピロリ菌がつくるタンパク質の発がん活性を証明
…畠山昌則:北海道大学 遺伝子病制御研究所 分子腫瘍分野

<生物物理学・イメージング>
従来の8倍の高画質で生体分子1個を見る顕微鏡法を開発
…大野睦人:京都大学 ウイルス研究所

<哺乳類学・進化学>
レトロトランスポゾンに由来する胎児成長に重要な遺伝子の機能と,哺乳類の進化
…関田洋一・金児-石野知子・石野史敏:東京医科歯科大学 難治疾患研究所 エピジェネティクス分野 ほか

<細胞学>
セントロメア構造はどのようにして作られるのか?
…岡田晃明・舛本 寛:名古屋大学 大学院理学研究科 生命理学

◆【技術コラム】Technology Column
microRNA精製とクローニングの新手法
…林田幸信 西部隆宏:和光純薬工業株式会社 ゲノム研究所

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
カミロ・ゴルジの見たゴルジ装置
…牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

人体再生に挑む
もう一度光を─臨床応用が近づく角膜再生医療(2)
…東嶋和子:科学ジャーナリスト

メーカーインタビュー 明日のバイオを探る!
タカラバイオ株式会社
加藤郁之進 代表取締役社長・バイオ研究所長

マウスを使って実験をしよう
マウスの遺伝学にチャレンジ(1)
…田中成和 岡 彩子:国立遺伝学研究所 哺乳動物遺伝研究室

石浦教授のEnjoy!生命科学
抗うつ薬が寿命を延ばす?
…石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
不朽の業績「岡崎フラグメント」発見 岡崎令治
…内村直之:ジャーナリスト

科学研究者になるためのサイドメニュー
複雑に見えて単純
…和田昭允:理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター特別顧問

◆【社会との接点】Social Impact

(3)医療・医科学政策,ここが焦点
“病理診断科”の誕生
…NPOサイコム・ジャパン

(2)バイオベンチャー・ウォッチ
苦節7年,ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングが上場
…水月ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
なぜ上下さかさまの顔だと区別しにくいの?/寒い時期の食中毒ってどんなもの?

【書評】Book Shelf
『心はプログラムできるか』『動きが生命をつくる』『NEXT』『フードファディズム』

2,075円
◆【特集】Special Issue
胸腺の発生とT細胞の分化
─教科書に出ていない免疫構造の新図式

<記事概要>
近年,免疫現象の基本構造に関して,教科書には書かれていないような,新しい概念が展開されつつある。ここでは,最新の知見がもたらしたその新図式を紹介する。(クリックすると消えます)


(1)総論:胸腺の発生とT細胞の分化
 …河本 宏:理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター

<記事概要>
T細胞の生成過程,獲得免疫システムを理解するには,胸腺環境についての理解が不可欠だ。近年,T細胞系列の成立過程と胸腺環境の起源,さらに免疫寛容の成立過程についての理解は格段に進み,新しい図式がつくられつつある。(クリックすると消えます)


(2)胸腺の発生
─皮質・髄質上皮の起源と分化
 …濱崎洋子 湊 長博:京都大学 大学院医学研究科 感染免疫学講座

<記事概要>
骨髄から胸腺に移住したT前駆細胞は,胸腺の髄質皮質間を移動して分化・成熟する。単一遺伝子の変異でおきる自己免疫疾患( Aire)が同定され,胸腺上皮細胞の分化や組織形成メカニズムに関する研究の重要性が改めて認識されてきている。(クリックすると消えます)


(3)T前駆細胞の発生
─T細胞系列のアイデンティティー
 …河本 宏:理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター
  桂 義元:日本大学 医学部 先端医学講座

<記事概要>
造血幹細胞からT細胞がつくられる過程で,他の系列への分化能は少しずつ失われ,やがてどこかの時点でT細胞にしかなれない状態へと分化能が限定される。その道のりはながらく不明であったが,この数年の研究で,その全体像が明らかになってきた。(クリックすると消えます)


(4)胸腺におけるT細胞の正負選択
─自己非自己識別能の獲得
 …上野智雄:Monash 大学 免疫・幹細胞研究所
  高浜洋介:徳島大学 ゲノム機能研究センター

<記事概要>
免疫細胞のなかでもT細胞は,自己と非自己を識別して免疫系を全般的に統御する細胞群であり,疾患の発生と制御にも大きな役割を果たすここでは,胸腺でのT細胞の分化,とりわけ正負選択を介した自己非自己識別能の獲得に焦点をあてて分子機構の解説を試みる。(クリックすると消えます)


(5)ヘルパー/キラーT細胞への系列決定機構と転写制御
─DP細胞からの分化メカニズム
 …谷内一郎:理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター

<記事概要>
ヘルパーT細胞と細胞傷害性/キラーT細胞は胸腺内でCD4+CD8+(DP)胸腺細胞から分化する。これまでDP胸腺細胞の系列決定機構に関していくつかのモデルが提唱されてきたが,この5年ほどの研究によってCD4/8遺伝子の発現制御機構,転写因子による核内での細胞運命決定機構の解明が進んでいる。(クリックすると消えます)


(6)免疫調節に関与する細胞の胸腺内生成過程
─制御性T細胞の発生・分化機序
 …小野昌弘 坂口志文:京都大学 再生医科学研究所

<記事概要>
免疫調節に特化することで広範な免疫反応を抑制できるT細胞として,現在もっとも理解が進んでいる制御性T細胞。制御性T細胞は,転写因子FoxP3の発現によって明確に区別され,胸腺内で独立した細胞系列として発生・分化する。(クリックすると消えます)


(7)用語解説

◆【付録】
2008年カレンダー「マウスの広がりと系統の起源・その特徴

◆【解説1】Mining Column 01
2時間周期を刻む生物時計の役割とは
 …吉浦茂樹:理化学研究所 神戸研究所 発生・再生科学総合研究センター
  影山龍一郎:京都大学 ウイルス研究所 増殖制御学分野

<記事概要>
種々のホルモン分泌や,背骨・肋骨の元となる体節形成など,われわれの体では24時間よりも短い周期の遺伝子発現の振動がみられる。マウスの体節形成における2時間周期での振動に注目し,そのメカニズムと予想される機能について議論する(クリックすると消えます)



◆【解説2】Mining Column 02
視覚の光受容タンパク質ロドプシン類の機能多様性
 …山下高廣 七田芳則:京都大学 大学院理学研究科 生物科学専攻

<記事概要>
ロドプシンはGタンパク質共役型受容体(GPCR)の一種であり,光を感じるほとんどの動物にみられる。GPCRは糖尿病や統合失調症などの疾病に関与することから創薬の重要なターゲットとなっている。「モデルGPCR」としての役割が期待されるロドプシン類について紹介する。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<ウイルス学・構造生物学>
結晶構造が解き明かす麻疹ウイルスワクチン成功の理由
 …橋口隆生・柳 雄介:九州大学 大学院医学研究院 ウイルス学分野
  前仲勝実:九州大学 生体防御医学研究所 ワクチン開発構造生物学分野

<分子生物学>
スプライシング前は核内にとどめておく「mRNA品質管理」のしくみ
 …大野睦人:京都大学 ウイルス研究所

<免腫瘍学>
難治がんのsiRNA療法の開発
 …浜口道成・丹下正一朗・國料俊男:名古屋大学 大学院医学系研究科 腫瘍生物学講座

<イベント・展示会報告>
RNAルネッサンス:新しい生命理解と臨床への挑戦 /バイオセキュリティと社会の対応
 …三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【技術コラム】Technology Column
富士フイルム─近赤外域光も検出可能なマルチ画像解析システムFLA-9000
 …取材・まとめ 西村尚子:サイエンスライター

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
塩酸を産生する壁細胞
 …牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

石浦教授のEnjoy!生命科学
NMD変異と精神遅滞
 …石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

人体再生に挑む
もう一度光を─臨床応用が近づく角膜再生医療(1)
 …東嶋和子:科学ジャーナリスト

マウスを使って実験をしよう
マウスのゲノムについて知ろう
 …桝屋啓志:理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター 動物ゲノム変異開発研究チーム

プレカーサー(先駆者)
藤井隆行氏(信州大学 大学院医学系研究科 臓器発生制御医学講座)
 …斉藤勝司:サイエンスライター

科学研究者になるためのサイドメニュー
一つの国家プロジェクト
 …和田昭允:理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター特別顧問

バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
超微量構造分析から新ホルモンの探索へ 松尾壽之
 …内村直之:ジャーナリスト

◆【社会との接点】Social Impact

(3)医療・医科学政策,ここが焦点
医療政策への患者参加・市民参加
 …NPOサイコム・ジャパン

(2)バイオベンチャー・ウォッチ
企業の対個人コミュニケーションのあり方は?
 …水月ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
骨密度測定って何を測っているの?/臓器は凍結できるの?

【書評】Book Shelf
『ブレイン・デコーディング』 『ブレイン・マシン・インタフェース』『迷惑な進化』 『科学者ってなんだ?』
2,075円
◆【特集】Special Issue
がんの光イメージング

<記事概要>
近年,光学や計測分析,化学合成などの技術がいちじるしく発達し,がん研究分野においても光イメージング技術の実用化が急速に進みつつある。がんを治療するためには,がん組織を可視化してその大きさや性質,転移の状態を知ることが重要となる。また,がんを抑制する薬剤を開発するためには,細胞・分子レベルでがんがどのように振る舞い,どのような生理的特異性をもっているかを調べることが必要となる。本特集では,がんの診断,治療,研究を可能とする光イメージング技術のいまと,これからの可能性を探る。(クリックすると消えます)


(1)がんイメージング技術の現状と課題
 …今村健志:財団法人癌研究会 癌研究所 生化学部

<記事概要>
近年,種々の病態や複雑な生物学を研究する手段として光イメージングが注目されている。がん研究においても,蛍光や発光を用いて生きている細胞や動物のなかでがん細胞や分子の挙動や機能を可視化する研究手法が急速に普及しつつある。(クリックすると消えます)


(2)「環境標的」としてのがんの微小環
 …近藤科江 田中正太郎 平岡眞寛:京都大学 大学院医学研究科

<記事概要>
放射線遺伝子やタンパク質分子が「分子標的」として応用されている。「より小さいもの,より特異性の高い標的へ」という流れのなかで,マクロの雑多な細胞集団で構成される特殊な環境を,「環境標的」として,研究対象としする。(クリックすると消えます)


(3)がん転移のin vivo 光イメージング
 …今村健志 羽生亜紀:財団法人癌研究会 癌研究所 生化学部

<記事概要>
生物が生きた状態のままで,外部から生体内での細胞や分子の挙動を観察することが研究室レベル可能になりつつある。がん転移研究におけるin vivo光イメージングについて,最近のデータを紹介する。(クリックすると消えます)


(4)光イメージングによるがんのRNAi治療法の開発
 …外岩戸尚美 竹下文隆 落谷孝広:国立がんセンター研究所 がん転移研究室

<記事概要>
現在RNAiは,標的遺伝子を抑制するための一手段として定着しているが,核酸医薬として利用する研究も進んでいる。ここではRNAiを利用したがんの治療法の開発や,その評価の手段として重要な光イメージングについて述べる(クリックすると消えます)


(5)ナノバイオ・ウイルス製剤のがん診断への応用
 …藤原俊義:岡山大学 医学部・歯学部附属病院 遺伝子・細胞治療センター

<記事概要>
多くのがん細胞で活性の上昇がみられるテロメラーゼのプロモーターを搭載したウイルス製剤TelomeScanは,がん細胞で選択的に増殖して蛍光を発する。このウイルス製剤で,がん組織を特異的に可視化することができる。(クリックすると消えます)


(6)スマートプローブの精密設計にもとづく高S/Nがん蛍光イメージングの実現
 …浦野泰照:東京大学 大学院薬学系研究科/JSTさきがけ

<記事概要>
従来のPETやMRIでは,mmオーダーのがんを高感度に発見することは困難で,新たなイメージング手法が求められている。ここでは,筆者らがごく最近確立した蛍光がん診断手法について紹介する。(クリックすると消えます)


(7)細胞内シグナル伝達のFRETプローブによる可視化
 …中村岳史 松田道行:京都大学 大学院生命科学研究科

<記事概要>
蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)の原理にもとづく分子プローブを使えば,シグナル伝達のネットワークを構成する特定の分子が,いつ,どこで活性化しているかというダイナミックな変化を画像としてとらえることができる。(クリックすると消えます)


(8)量子ドットを用いたがん細胞の分子ナノイメージング
 …樋口秀男:東北大学先進医工学研究機構 ナノメディシン分野

大内憲明:東北大学 大学院医学系研究科 第2 外科

<記事概要>
近年の材料開発と顕微鏡技術の進歩によって,生細胞内で1分子の動きを追うことが可能となってきている。この手法はin vivo におけるがん細胞内の分子の挙動の検出にも応用されている。(クリックすると消えます)



◆【解説1】Mining Column 01
遺伝子操作蚊によるマラリア伝播制御
 …吉田栄人:自治医科大学 感染・免疫学講座 医動物学部門

<記事概要>
熱帯・亜熱帯地域を中心に全世界で年間150万~270万人の死者が報告される恐ろしい感染症「マラリア」。昆虫の遺伝子操作(GM)技術を応用して,マラリア原虫媒介蚊をコントロールしようとする試みが現実味を帯びてきた。(クリックすると消えます)



◆【解説2】Mining Column 02
T細胞の正の選択の新しいメカニズム
 …村田茂穂:東京都臨床総合研究所 先端研究センター

<記事概要>
未熟なT 細胞は,胸腺で,非自己と反応しうる有用な細胞を選別する「正の選択」と自己と反応する細胞を除去する「負の選択」をうける。このうち「正の選択」はこれまで,特別なメカニズムが存在するかどうかさえ不明であった。(クリックすると消えます)



◆【解説3】Mining Column 03
間葉系幹細胞の発生と分化
 …江良択実:熊本大学医学部附属病院 血液内科
高島康弘 西川伸一:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 幹細胞研究グループ

<記事概要>
間葉系幹細胞は,骨,軟骨,脂肪細胞などの間葉系細胞系列のほか,神経細胞や肝細胞など間葉系以外の細胞にも分化する能力をもった幹細胞だ。しかし,その分化経路や起源などは謎につつまれていた。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<神経科学・発生学>
左右の手足の使い分けを可能にする神経回路形成のしくみ
 …岩里琢治:理化学研究所 脳科学総合研究センター 行動遺伝学技術開発チーム

<免疫学>
成人の喘息は免疫細胞が悪玉化しておこる
 …林 伸樹・中西憲司:兵庫医科大学 免疫学・医動物学

<免疫学>
重症アトピーをともなう難病の原因遺伝子をついに発見
 …峯岸克行・烏山 一:東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 免疫アレルギー学

<イベント・展示会報告>
『Bio Japan 2007』フランスセミナー
 …三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【技術コラム】Technology Column
プローブ先端を直接ドライブできる,磁気励振AFM
 …小森研治:アジレント・テクノロジー株式会社

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
評判の悪い脂肪細胞
 …牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

石浦教授のEnjoy!生命科学
アセトアミノフェンの謎
 …石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

人体再生に挑む
脊髄損傷という足かせから解き放たれる日へ(3)
 …東嶋和子:科学ジャーナリスト

メーカーインタビュー 明日のバイオを探る!
協和発酵工業株式会社 バイオフロンティア研究所

中西 聡 所長

マウスを使って実験をしよう
系統について知ろう
 …高橋阿貴:国立遺伝学研究所 マウス開発研究室

プレカーサー(先駆者)
俣野哲朗氏(東京大学医科学研究所 感染症国際研究センター教授)
 …斉藤勝司:サイエンスライター

科学研究者になるためのサイドメニュー
「判断」と「勇気」
 …和田昭允:理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター特別顧問

バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
イオンチャネルの秘密追い,志半ばに倒れる 沼 正作
 …内村直之:ジャーナリスト

◆【社会との接点】Social Impact

(1)海外ヘッドライン de ライフサイエンス
脳画像技術が招き寄せる“ 嘘ナシ”社会?
 …粥川準二:科学ジャーナリスト

(2)バイオベンチャー・ウォッチ
中国で創薬をおこなうジーエヌアイが東証マザーズに上場
 …木元ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー

(3)医療・医科学政策,ここが焦点
がん対策基本法
 …NPOサイコム・ジャパン


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
リタリンって何に効くの?/がんを予防するワクチンがあるってホント?

【書評】Book Shelf
『最初のヒト』『ヒトは食べられて進化した』『生命-進化する分子ネットワーク』『脳科学と倫理と法』
2,075円
◆【特集】Special Issue
組織・細胞の力学現象と制御

<記事概要>
生命現象は, 細胞内に存在するさまざまな構造物間の相互作用によって担われている。力学的相互作用の意義は大きく,力学的環境と生命機能の関係を解明できれば,細胞および組織の構造と機能についてより深い知見とその制御手段を見いだすことにつながる。生体高分子や細胞内小器官さらに細胞レベルの力学現象に焦点をあてながら,人工材料の新たな設計指針,医療応用の可能性の探究を試みる。(クリックすると消えます)


(1)マイクロ・ナノバイオメカニクスの開拓と医療展開の可能性
 …和田 仁:東北大学 大学院工学研究科 バイオロボティクス専攻

<記事概要>
生体分子,細胞,組織,器官から生体全体にいたるまで,それらへの「メカニクス=力」の影響を調べ,それを診断や治療,産業技術へと応用することをめざす研究領域が「バイオメカニクス」だ。(クリックすると消えます)


(2)細胞はどのようにして“力”を感じるのか
 …曽我部正博:名古屋大学 大学院医学系研究科 細胞生物物理学

<記事概要>
細胞力覚の主役はメカノセンサー分子である。その動作原理を理解するには,そこに負荷される“力”を知る必要がある。最近のバイオメカニクスの進歩によって,こうした“力”の評価が可能になり,さまざまな“力”のモードに対応した多様なメカノセンサーの存在がみえてきた。(クリックすると消えます)


(3)マラリア感染赤血球による微小循環障害の計算シミュレーション
 …山口隆美:東北大学 大学院工学研究科 バイオロボティクス専攻

<記事概要>
マラリアに感染した赤血球は血流障害をひきおこすので,その微小循環に対する定量的な影響を知ることは重要である。マラリア感染赤血球による微小循環障害の計算シミュレーションについて報告する。(クリックすると消えます)


(4)肝細胞,血管内皮細胞のシステム統合現象
 …谷下一夫:慶應義塾大学 理工学部 システムデザイン工学科

<記事概要>
生体では多種多様な細胞が統合されてシステムを形成している。このシステム統合の過程で重要な役割をはたすバイオメカニクスは,組織再生への応用など未来の医療技術への貢献が期待される。(クリックすると消えます)


(5)組織の“つなぎめ構造”再建のバイオメカニクス
 …高久田和夫:東京医科歯科大学 生体材料工学研究所

<記事概要>
骨や歯は,配向性をもったコラーゲン線維で周囲の組織と結合している。筋などからの力は,それらの組織を介して骨や歯に伝えられる。人工物にメッシュ状の構造を組み合わせることで,この「つなぎめ」構造の作製に挑んだ。(クリックすると消えます)



◆【解説1】Mining Column 01
塩分調節異常がもたらす高血圧のしくみ
 …内田信一:東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 腎臓内科学

<記事概要>
「塩分のとりすぎは高血圧のもと」とよくいわれが,日本人には食塩感受性の高血圧症はそんなに多くない。詳細が明らかでなかった食塩出納調節と高血圧症との関係について,新たな知見を紹介する。(クリックすると消えます)



◆【解説2】Mining Column 02
タンパク質合成阻害剤の温故知新
─細胞周期阻害活性と免疫抑制活性
 …長田裕之:理化学研究所 中央研究所

<記事概要>
これまでに研究が進んでいるタンパク質合成阻害剤の多くはリボソームの構成サブユニットに直接結合するタイプである。それ以外を標的とするさまざまなタイプのタンパク質合成阻害剤を紹介する。(クリックすると消えます)



◆【解説3】Mining Column 03
─ゼブラフィッシュを使って明らかになってきた
脳の神経回路の左右差
 …相澤秀紀 岡本 仁:理化学研究所 脳科学総合研究センター 発生遺伝子制御研究チーム

<記事概要>
ゼブラフィッシュで情動や学習にかかわる手綱核から脚間核への神経投射に顕著な左右差があることが発見された。この左右差は,手綱核を構成するさまざまな種類の細胞が異なる発生段階で生まれ,その誕生効率に左右でちがいがあることによって生じていた。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<再生医療>
関節軟骨細胞は静水圧に応答する?
 …川西 誠:関東中央病院整形外科
  牛田多加志:東京大学 大学院医学系研究科 疾患生命工学センター

<眼科学>
正常眼圧緑内障の発症メカニズムを疾患モデルマウスを用いて解明
 …田中光一:東京医科歯科大学 大学院疾患生命科学研究部 分子神経科学

<発生学>
腸神経系の生存シグナルと新たな細胞死を発見
 …上坂敏弘・榎本秀樹:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター

<イベント・展示会報告>
アジア新興・再興感染症ロードマップワークショップ
 …三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【技術コラム1】Technology Column 1
新しい液中AFMイメージングとQコントロール
 …高見晴夫:株式会社アサイラムテクノロジー

◆【技術コラム2】Technology Column 2
磁性ビーズを利用した自動核酸抽出
 …鈴木健之:株式会社マルコム

◆【新連載】
メーカーインタビュー 明日のバイオを探る!
第一三共株式会社 研究開発本部 創薬基盤研究所
古川秀比古 所長

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
リンパ球を招き入れる高内皮細静脈
 …牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

石浦教授のEnjoy!生命科学
非翻訳領域の異常が優性遺伝する謎
 …石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

人体再生に挑む
脊髄損傷という足かせから解き放たれる日へ(2)
 …東嶋和子:科学ジャーナリスト

マウスを使って実験をしよう
マウスの解剖について知ろう
 …田村 勝三:国立遺伝学研究所 哺乳動物遺伝研究室

プレカーサー(先駆者)
池田和隆氏(東京都精神医学総合研究所 分子精神医学研究ディレクター)
 …斉藤勝司:サイエンスライター

科学研究者になるためのサイドメニュー
アイディア空間とインセンティブ空間
 …和田昭允:理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター特別顧問

バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
細胞内カルシウムの役割明らかに 江橋節郎
 …内村直之:ジャーナリスト

◆【社会との接点】Social Impact

(1)海外ヘッドライン de ライフサイエンス
「幹細胞ツーリズム」への期待と不安
 …粥川準二:科学ジャーナリスト

(2)バイオベンチャー・ウォッチ
医薬品業界におけるBRICs
 …木元ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー

(3)医療・医科学政策,ここが焦点
使える医療応用をめざす“糖鎖研究”の現状を追う
 …NPOサイコム・ジャパン


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
アルコール依存症はなぜおきるの?/毒ってなんだろう?

【書評】Book Shelf
『メディア・バイアス』『アルツハイマー病の誤解』『生物と無生物のあいだ』『キャンベル生物学 原書7版』
2,075円
◆【特集】Special Issue
中枢神経の機能再生
─細胞治療と人工臓器─

<記事概要>
1990年代,中枢神経の細胞が新生し,回路に組み込まれ機能しうることが判明した。さらに神経幹細胞の培養技術が発達してきたことで,中枢神経の再生治療への期待が高まっている。
今回は,中枢神経の再生医療技術を取り上げ,将来に向けた神経器官の機能再生までの道のりについて検討する。あわせて,失われた感覚器官の機能を補完する人工臓器の技術開発を展望する。(クリックすると消えます)


(1)細胞移植による網膜の再生
 …高橋政代:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究チーム

<記事概要>
網膜の再生能力を増強する方法が最近発見され注目を集めている。細胞移植による網膜再生の戦略を紹介し,ES細胞など移植の供給源となる細胞をめぐる問題についても考えてみたい。(クリックすると消えます)


(2)ミューラーグリアが網膜を再生する
─神経再生をめざした薬物治療の可能性
 …小坂田文隆:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 網膜再生医療研究チーム

<記事概要>
網膜は一度傷つくと再生しないと考えられてきた。しかし,網膜のグリア細胞「ミューラーグリア」が網膜神経細胞を新生することが明らかになり,薬物による網膜再生治療の可能性が拓けつつある。(クリックすると消えます)


(3)新しい刺激法を用いた人工網膜の開発
 …澤井 元:大阪大学大学院医学系研究科 システム生理学講座

<記事概要>
失明者の視機能を回復させる治療戦略として,外界の視覚情報にもとづき疑似光覚の集合体としての視知覚を与える,人工網膜に関心が集まっている。新たな刺激法「脈絡膜上-経網膜刺激法」を用いた人工網膜を開発した。(クリックすると消えます)


(4)脳神経の再生とニューロモデュレーション
 …高橋 淳:京都大学再生医科学研究所 生体修復応用分野

<記事概要>
神経幹細胞の発見は,脳疾患の治療にも影響を与えている。「脳の再生」を,細胞移植や脳深部刺激を含め,神経組織に修飾を加えて機能の再建をはかる「ニューロモデュレーション」という概念で捉え,研究の現況を紹介したい。(クリックすると消えます)


(5)臨床応用をめざす脊髄再生
 …北村和也:慶應義塾大学医学部 整形外科 ほか

<記事概要>
脊髄再生には,薬剤や神経栄養因子の投与,細胞移植,リハビリテーションなどさまざまな治療法が検討されている。ここでは,神経栄養因子の投与や細胞移植についての現状や問題点について述べたい。(クリックすると消えます)


(6)内耳再生のストラテジー
 …中川隆之:京都大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉科頭頸部外科

<記事概要>
哺乳類の場合,内耳の感覚細胞である有毛細胞や1次ニューロンであるラセン神経節細胞は,再生能力に乏しく,一度障害を受けると感音障害が残る。これらの細胞を再生させようという試みが進められている。(クリックすると消えます)


(7)人工聴覚臓器の現在と未来
 …熊川孝三:京都大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉科頭頸部外科

<記事概要>
人工内耳などの人工聴覚臓器は,臨床応用され,成功している数少ない人工感覚臓器だ。高度難聴者にとっての福音となっている人工聴覚臓器は,バイオニクス治療がめざす目標の一つでもある。(クリックすると消えます)



◆【解説1】Mining Column 01
臓器・器官発生からアプローチした「歯の再生」
 …中尾一久 辻 孝:東京理科大学基礎工学部生物工学科

<記事概要>
「臓器置換再生医療」が新しい治療法として期待されるている。しかし複数種の細胞から構成される臓器や器官を再生する技術の開発はほとんど進んでいない。生体での臓器・器官の発生する試みについて「歯」を例に紹介する。(クリックすると消えます)



◆【解説2】Mining Column 02
MHC IIの新たな発現調節メカニズム
 …石戸 聡:理化学研究所 免疫・アレルギー科学総合研究センター 感染免疫応答研究チーム ほか

<記事概要>
哺乳類は,病原体の侵入に対して自らを防御する,免疫とよばれるしくみをもっている。この防御機構を起動するクラスII主要組織適合抗原複合体(MHC II)を制御する分子が,最近の研究で発見された。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<薬理学>
薬物依存にかかわる分子の発見
 …丹羽美苗・鍋島俊隆:名城大学大学院 薬学研究科

<血液学>
血液は体の外からやってきた?
 …イーゴル M. サモクヴァロフ・西川伸一・南波直樹:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター

<発生学>
未受精卵における分裂停止のしくみを解明
 …大江宗理・井上大悟・佐方功幸:九州大学大学院 システム生命科学府 分子発生細胞生物学

<イベント・展示会報告>
『 BIO 2007』バイオの集積地ボストンで開催
 …三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
生きている骨組織
 …牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

石浦教授のEnjoy!生命科学
植物状態では意識があるのか?
 …石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

人体再生に挑む
脊髄損傷という足かせから解き放たれる日へ
 …東嶋和子:科学ジャーナリスト

科学研究者になるためのサイドメニュー
“のめり込み”が差を付ける
 …和田昭允:理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター特別顧問

マウスを使って実験をしよう
マウスの生活環について知ろう
 …梅森十三:国立遺伝学研究所 マウス開発室

プレカーサー(先駆者)
新留琢郎氏(九州大学大学院工学研究院応用化学部門准教授)
次世代の遺伝子治療を下支えする高機能遺伝子キャリアーの開発
 …斉藤勝司:サイエンスライター

バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
MPF の発見者 増井禎夫
 …内村直之:ジャーナリスト

◆【社会との接点】Social Impact

(1)海外ヘッドライン de ライフサイエンス
混迷する遺伝子組換え作物問題
 …粥川準二:科学ジャーナリスト

(2)バイオベンチャー・ウォッチ
ジャスダックに新市場,先端企業が対象
 …木元ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー

(3)医療・医科学政策,ここが焦点
基礎医学が崩壊する?
 …NPOサイコム・ジャパン


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
麻疹(はしか)はなくならないの?/人の体で,再生するものしないもの

【書評】Book Shelf
『赤を見る』『脳は空より広いか』『人類最後のタブー』『これからレポート・卒論を書く若者のために』
2,075円
◆【特集】Special Issue
RNA機能制御と疾患

<記事概要>
私たちの体を形づくるほぼすべての細胞は,一つの受精卵から受け継いだ同じゲノムDNAをもっている。それぞれの臓器によって細胞の性質が異なるのは,細胞種ごとに遺伝子の発現・制御にちがいあるためだと考えられている。今回の特集では,遺伝子発現のエピジェネティック制御,RNAiやnon-codingRNAによる遺伝子制御のメカニズムについて紹介するとともに,それらががんやアルツハイマー病などの疾患の診断・治療法開発へと応用される可能性を探究する。(クリックすると消えます)


(1)エピジェネティック修飾と疾患の統合的解析
 …油谷浩幸:東京大学 先端科学技術研究センター ゲノムサイエンス分野

<記事概要>
ゲノム配列自体は変化しないが,臓器や細胞,疾患によってRNAの発現パターンは変化する。そこでは,ゲノムのメチル化やヒストンのアセチル化,メチル化などのエピジェネティックな修飾が重要な役割を果たしている。(クリックすると消えます)


(2)RNA干渉による神経変性疾患の治療
 …横田隆徳:東京医科歯科大学大学院 脳神経病態科

<記事概要>
長い2本鎖RNAによって遺伝子発現が抑制されるRNA干渉(RNAi)は,疾患の原因となっている遺伝子を高い配列特異性をもって抑制できる治療薬として期待されている。RNAiによる神経変性疾患の治療の可能性と課題について検討する。(クリックすると消えます)


(3)ncRNAの機能解析とヒトの疾患へのアプローチ
 …廣瀬哲郎:(独)産業技術総合研究所 生物情報解析研究センター

<記事概要>
ヒトを含む高等動物では,タンパク質をコードしていないnon-coding RNAが数多く存在し,発生・分化や疾患の過程で重要な役割を果たしている。これらncRNAの機能研究が進展しつつあり,ユニークなncRNAの特徴がみえはじめている。(クリックすると消えます)



◆【解説1】Mining Column 01
染色体上の遺伝子発現を安定化させるDNA配列
 …近藤隆:理化学研究所 脳科学総合研究センター

<記事概要>
細胞に導入した外来遺伝子の発現には,プロモーターとエンハンサーの相互作用を制限する巧妙な染色体構造が関係していたことが明らかになった。(クリックすると消えます)



◆【解説2】Mining Column 02
ジスルフィド結合の形成メカニズム
 …伊藤維昭:京都大学 ウイルス研究所
 稲葉謙次:九州大学 生体防御医学研究所

<記事概要>
タンパク質にジスルフィド架橋が導入されるためには,特異的酸化酵素と可溶性の非特異的酸化酵素の連携プレイが必要である。この化学機構と立体構造にもとづく作動原理を解明した。(クリックすると消えます)



◆【解説3】Mining Column 03
FGF23特異的受容機構におけるKlotho分子の役割
 …浦川 到:キリンビール株式会社 医薬カンパニー 医薬探索研究所

<記事概要>
生理機構において,リンは非常に重要な元素の一つである。リンの再吸収に関与する腎臓のFGF23 特異的受容機構に,老化にかかわるとされていた分子Klotho が関与することが,今回明らかになった。(クリックすると消えます)



◆【カレント・レビュー】Current Review

<生理学・発生学>
心房と心室の境界はどのようにして作られるのか
 …小久保博樹:国立遺伝学研究所 系統生物研究センター

<発生工学>
体外受精に失敗した卵子を用いた
マウスの体細胞クローンES細胞の樹立
 …若山清香・若山照彦:理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター

<神経科学・遺伝学>
統合失調症の疾患脆弱性遺伝子群を日本人で発見
 …山田和男:理化学研究所 脳科学総合研究センター

<神経科学・イメージング>
大脳視覚野における抑制性ニューロンと興奮性ニューロンの反応の違い
 …惣谷和広ほか:理化学研究所 脳科学総合研究センター

<イベント・展示会報告>
市民公開シンポジウム『遺伝子検査が街にやってきた』
 …三森八重子:科学技術政策研究所 国際研究協力官

◆【技術コラム】Technology Column
磁性ビーズによる遺伝子判別システム
 …太田博之:株式会社マルコム

◆【特設企画】Specially Installed
【第6回】国際バイオEXPO&国際バイオフォーラム
(バイオアカデミックフォーラム)

◆【連載】Serial Articles

新ミクログラフィア
振動に敏感なパチニ小体
 …牛木辰男:新潟大学 大学院医歯学総合研究科

マウスを使って実験をしよう
マウスを使って実験を始めよう
 …小出 剛:国立遺伝学研究所 マウス開発室

人体再生に挑む
スーパーマンの見た夢─脊髄再生医療への熱き思い
 …東嶋和子:科学ジャーナリスト

プレカーサー(先駆者)
森隆治氏(島根大学医学部整形外科学教室助教授)
患者の骨で骨折治療用のネジを加工する
 …斉藤勝司:サイエンスライター

石浦教授のEnjoy!生命科学
においを受容し,行動する
 …石浦章一:東京大学大学院総合文化研究科

研究者になるためのサイドメニュー
バランス感覚随想
 …和田昭允:理化学研究所 ゲノム科学総合研究センター特別顧問

バイオの巨人─ノーベル賞に迫った日本人科学者たち
コンパクチンの発見者 遠藤 章
 …内村直之:ジャーナリスト

◆【社会との接点】Social Impact

(1)海外ヘッドライン de ライフサイエンス
体性幹細胞研究をめぐる疑惑
 …粥川準二:科学ジャーナリスト

(2)バイオベンチャー・ウォッチ
ひさびさにバイオベンチャーが上場
 …木元ゆう子:バイオベンチャー・ウォッチャー

(3)医療・医科学政策,ここが焦点
「イノベーション25」にみる医療・健康をめぐる2025年の未来像とは
 …NPOサイコム・ジャパン


DATABASE
Tools & Products/Information/Release Clips

ライフサイエンスQ&A
タミフルはインフルエンザにどう効くの?/「クローン」ってなに?

【書評】Book Shelf
『非対称の起源』『 「左利き」は天才?』『病気を起こす遺伝子』『 図説 快楽植物大全』

商品情報・内容

■ 医学薬学と生命科学の統合エリアを追及する!

医学薬学にかかわる生命科学の知見と技術を解説します。がん、免疫疾患、神経疾患、肥満、老化、感染症、再生医療など、疾患や先端医学・創薬につながる生命科学の重要テーマを特集します。新発見・新開発をタイムリーにレビューします。注目の研究者、研究所を取材・インタビューします。実験手法、実験関連商品の解説記事を掲載します。

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