目次
02 日々是歴史也 松平定知
04 この一品ここに在り
06 特集 生誕300年 再評価される田沼意次
● 浮かび上がる田沼意次像『魚の棲む城』作者・平岩弓枝さんに聞く、意次の生き様
● 稀代の政治家 田沼意次
● その素顔、横顔
● 評価の変遷
● 文化花開いた田沼時代
● 相良藩主・田沼意次をたずねて―静岡県牧之原市をゆく
30 粋に楽しく江戸ケーション 竹内誠(江戸東京博物館 名誉館長)
32 世界が見た日本橋 ルイザ・ルビンファイン
34 わたしのお気に入り
36 芸者も役者も関取も 江戸に浮世絵があった
37 粋にいなせに みんなの江戸流川柳
38 江戸楽座
39 江戸楽寄席 桂右團治
40 手紙が語る歴史秘話
42 古書肆のつぶやき
43 法律江戸端会議
44 粋な人 粋な話
47 写真に見る 懐かしの東京
48 江戸の記憶を受け継ぎ、その先のTOKYOへ
50 日本橋室町を歩く
57 江戸楽名店帖
60 江戸楽瓦版
63 Tokyo Information
78 七万人を斬った男 高橋英樹の歴史つれづれ帖
80 九州のお手並み拝見!
04 この一品ここに在り
06 特集 生誕300年 再評価される田沼意次
● 浮かび上がる田沼意次像『魚の棲む城』作者・平岩弓枝さんに聞く、意次の生き様
● 稀代の政治家 田沼意次
● その素顔、横顔
● 評価の変遷
● 文化花開いた田沼時代
● 相良藩主・田沼意次をたずねて―静岡県牧之原市をゆく
30 粋に楽しく江戸ケーション 竹内誠(江戸東京博物館 名誉館長)
32 世界が見た日本橋 ルイザ・ルビンファイン
34 わたしのお気に入り
36 芸者も役者も関取も 江戸に浮世絵があった
37 粋にいなせに みんなの江戸流川柳
38 江戸楽座
39 江戸楽寄席 桂右團治
40 手紙が語る歴史秘話
42 古書肆のつぶやき
43 法律江戸端会議
44 粋な人 粋な話
47 写真に見る 懐かしの東京
48 江戸の記憶を受け継ぎ、その先のTOKYOへ
50 日本橋室町を歩く
57 江戸楽名店帖
60 江戸楽瓦版
63 Tokyo Information
78 七万人を斬った男 高橋英樹の歴史つれづれ帖
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月刊江戸楽 5月号(2019-04-20発売) の特集を少しご紹介
生誕三〇〇年再評価される田沼意次
浮かび上がる田沼意次像
P.6~P.31
本号の表紙は静岡県牧之原市。お茶どころで全国的にも名高いこの地は今年、生誕三〇〇年を迎える郷土の偉人を顕彰する気運が盛り上がっている。その名は田沼意次。この名を聞けば「ああ、あの…」となり、続いて出てくる言葉の多くは「賄賂の」。だが近年ではそのイメージは後世の人々によって増幅されたものであるということが通説となっており、むしろ先見の明をもった政治家として評価されている。特に経済を活性化させた功績を見ることができ、この時代は商業と文化が振興した時代となった。
本特集では前半に田沼意次が幕府で行った政策について、後半に大名として藩政を敷いた相良藩(現在の静岡県牧之原市)での足跡について記してみたい。
日本橋室町を歩く
「芝居千両、魚河岸千両、越後屋千両」商業の中心地となった "日本橋室町"
P.50~P.59
日本橋室町。日本橋の北側、中央通りを挟むこの一帯は、日本橋三越本店やCOREDO室町などの大型ビルや、江戸時代からの老舗が建ち並ぶ華やかさの中に歴史を感じるまちだ。
この地域が、商業の中心地となったのは、徳川家康が江戸に入府してからのこと。以前は葦が茂る湿地帯だった。家康は、神田山を崩し埋め立てを行い、日本橋の一帯を町屋として整備した。慶長八年(一六〇三)には日本橋が架けられ、翌年には五街道の起点として定められた。
こうして街道の起点となった日本橋には、魚河岸が作られた。慶長十五年(一六一〇)、家康とともに江戸に移り住み、幕府の鮮魚御用を命じられていた佃島の森孫右衛門の長男・九右衛門らが、幕府に納めた魚介類の残りを町民に販売するため、日本橋の小田原河岸などに魚市場を開いたのが始まりと言われている。さらには日本橋川も整備され、諸地域から鮮魚などを満載した船が集まり、物流の拠点となった。
江戸に浮世絵があった
「花競神田祭礼」国周
P.36~P.36
五月は祭りの季節です。東京の祭りとしては浅草神社の「三社祭」がよく知られますが、浅草寺から離れ、浅草神社独自の祭礼として三社祭が大きくなったのは明治になってからのこと。
江戸時代には、神田明神の「神田祭」、日枝神社の「山王祭」、富岡八幡宮の「深川祭」が江戸三大祭りとされたそうです。祭りを描いた浮世絵は多く、神事ではあるものの山車や神輿で市中が賑わう年中行事として、祭りが江戸庶民の大きな関心事であったことがうかがえます。
神田祭を司る神田明神は、徳川家康に崇敬を受けたことで知られます。家康の命で毎日戦勝の祈祷を行っていた神田明神。神田祭の九月十五日に家康は関ケ原の合戦で勝利して天下をとる。以来神田祭は将軍も上覧する徳川家縁起の祭りとして執り行われることに。祭礼行列は江戸城内への練り込みも許されたそうです。
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