目次
02 日々是歴史也 松平定知
04 この一品ここに在り
06 特集 江戸町火消
● 江戸っ子のヒーロー 町火消
● 町火消のシンボル 纏と半纏
● 近代消防と町火消のその後
● 地域防災を担う 自警消防と町内の活動
● 受け継がれる町火消の心意気
● 江戸町火消の文化に触れられる施設
● 粋に魅せる火消の技芸
● 江戸町火消の技と心を受け継いで
26 粋に楽しく江戸ケーション 竹内誠(江戸東京博物館 名誉館長)
28 世界が見た日本橋 ルイザ・ルビンファイン
30 伝説の匠
32 名店アルバム
34 芸者も役者も関取も 江戸に浮世絵があった
35 粋にいなせに みんなの江戸流川柳
36 粋な人 粋な話
39 写真に見る 懐かしの東京
40 江戸楽座
41 江戸楽寄席 桂右團治
42 手紙が語る歴史秘話
44 古書肆のつぶやき
45 法律江戸端会議
46 江戸の記憶を受け継ぎ、その先のTOKYOへ
48 明日の健康のために
54 回顧 アミューズ ミュージアム 漂泊するBORO
56 江戸楽名店帖
62 〈特別企画〉未来へ繋ぐ東京の酒 第三回
64 国立劇場 七月歌舞伎鑑賞教室
65 江戸楽瓦版
67 Tokyo Information
82 七万人を斬った男 高橋英樹の歴史つれづれ帖
84 九州のお手並み拝見!
04 この一品ここに在り
06 特集 江戸町火消
● 江戸っ子のヒーロー 町火消
● 町火消のシンボル 纏と半纏
● 近代消防と町火消のその後
● 地域防災を担う 自警消防と町内の活動
● 受け継がれる町火消の心意気
● 江戸町火消の文化に触れられる施設
● 粋に魅せる火消の技芸
● 江戸町火消の技と心を受け継いで
26 粋に楽しく江戸ケーション 竹内誠(江戸東京博物館 名誉館長)
28 世界が見た日本橋 ルイザ・ルビンファイン
30 伝説の匠
32 名店アルバム
34 芸者も役者も関取も 江戸に浮世絵があった
35 粋にいなせに みんなの江戸流川柳
36 粋な人 粋な話
39 写真に見る 懐かしの東京
40 江戸楽座
41 江戸楽寄席 桂右團治
42 手紙が語る歴史秘話
44 古書肆のつぶやき
45 法律江戸端会議
46 江戸の記憶を受け継ぎ、その先のTOKYOへ
48 明日の健康のために
54 回顧 アミューズ ミュージアム 漂泊するBORO
56 江戸楽名店帖
62 〈特別企画〉未来へ繋ぐ東京の酒 第三回
64 国立劇場 七月歌舞伎鑑賞教室
65 江戸楽瓦版
67 Tokyo Information
82 七万人を斬った男 高橋英樹の歴史つれづれ帖
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月刊江戸楽 7月号(2019-06-20発売) の特集を少しご紹介
江戸町火消
江戸っ子のヒーロー町火消
P.6~P.25
将軍のお膝元、世界最大の都市に成長した江戸の町。人口の増加に伴い木造住宅が密集し、ひとたび火事が起これば大火となることがしばしばだった。中でも一六五七年に起きた「明暦の大火」では十万人以上が亡くなり、町は焼き尽くされ、江戸城の天守が焼失する惨事となった。
もちろん、幕府は頻発する大火に手をこまねいていたわけではない。道幅を広げたり火除け地を設けたり、幕府直轄の「定火消し」を設置するなどの対策を講じる。大名たちは自分の屋敷地を守るために私設消防隊「大名火消」を組織していた。だがこれら武家火消は江戸城や将軍家ゆかりの寺社、大名家の消防を主目的としており、町人たちの安全を守るまでには至らなかった。
もともと町人地の消防は「店火消し」が担うようにとの幕府の触が出されていた。店火消とは火事の際に動員される町人たちのことで、その稼業は商家の丁稚や手代、左官、大工、鳶など様々。
伝説の匠
第四六回橘流寄席文字・江戸文字 書家 橘 右之吉
P.30~P.31
父は浅草の鳶の頭だった。ところが自分は高い所がてんで駄目。他の仕事に就いてもいいが、その道で一人前になれと言われ、十六歳で寄席文字の書家・橘右近の門を叩く。「子どもの頃から寄席にはよく連れて行ってもらっていたので、『この字はどう書くんだろう』と興味を持っていたんです」
入門しても、書き方を手取り足取り教えてくれるわけではない。ひたすら師匠の手元を見て覚える。自分で書いてみたものを手直ししてもらう。その繰り返しだった。手本となる資料集めにも駆けずり回った。銭湯に貼られた寄席のポスターを、公演が終わるともらいに行く。寄席に行けば噺家よりも「めくり」ばかり見ていたという。「ある時、噺家の序列を書
き間違えてね。談志師匠から『来い!』と怒鳴られて。すっ飛んで行って謝って、そこが銀座のバーだったから結局飲ませてもらったんですが。二度と同じ失敗はするまいと思いましたね。芸人さんたちはプライドがあるからこっちも魂込めないと」
歴史秘話Vol. 24
毛利元就からへ三人の息子へ 兄弟の結束を訴える手紙
P.42~P.43
「一本の矢なら折れるが、三本束ねると折れない」。戦国武将毛利元就が息子たちに諭した「三矢の訓」として知られている伝説だ。この逸話は、後世の創作であるが、元となる元就の書状が存在することはご存じだろうか。
この書状は、弘治三年(一五五七)十一月二五日、周防国(山口県)の陣中で、長男で毛利家を相続した隆元、次男の元春、三男の隆景に宛てたものである。
二メートルもある手紙には、「『毛利』家が廃れないようにすることがなにより大事だ」と、長兄の隆元には弟を慈しむ心得を、弟で他家の養子となった吉川元春・小早川隆景には、兄の隆元に対しては家臣の心持ちで仕えよと、三家協力の姿勢が大事だと説く。
この年四月、毛利氏は大内氏を打倒した。しかし、勝利は家臣の気持ちを大きくし、却って主君への忠誠心を揺るがしていた。
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