目次
『くだもの くださいな』
みやまつともみ 作
「ちいさな くだもの くださいな」「まるい くだもの くださいな」「あまい くだもの くださいな」――ブルーベリー、みかん、いちごやバナナなど、いろいろなくだものが赤ちゃんの目の前に差し出される絵本です。語りかけるようなことばを添えて、色もかたちも多様なくだものを、うつくしくあたたかな貼り絵で描きます。
■作者のことば
「果物のたのしみ」みやまつともみ
果物は色や形、大きさがとても様々で、お菓子ではないけれど甘く、赤ちゃんから口にできる魅力的な食べ物です。
今は中高生のうちの子どもたちが赤ちゃんの頃、離乳食でやわらかく潰したバナナやすりおろしたりんごをあげると、喜んで食べていました。1歳半の頃、一人でバナナの皮をむき、1本食べきった時の満足そうな表情は心に残っています。
少し大きくなってからは、家族でいちご狩りやぶどう狩り、ブルーベリー狩り、キウイ狩りなどへ出かけ、幼稚園では毎年遠足でみかん狩りへ。新鮮な果物を自分の手で取りその場で食べることは、とてもワクワク! 夏休みの実家でのスイカ割りなど、果物にまつわる楽しい思い出の数々があり、成長した今も話題に上がります。
この絵本の制作中は、下描きや観察のため、いつになく果物を購入し食べる機会が増え、家族に喜ばれました。
貼り絵は、まずストックしている紙(色紙、包装紙、空き箱、和紙など)の中からそれぞれの果物に合う紙を選び出します。バナナはつるっとした質感の厚紙を、みかんの房の筋は白い和紙の繊維をはぎ取り、桃は柔らかさを出したくて微妙に色の異なる薄い和紙を貼り重ねました。
パイナップルの葉は合う紙が見つからず途方に暮れていたところ、部屋の片隅に置いてあった娘のコンタクトレンズの空き箱の色味がぴったり! 使う紙は色を塗ることはしないので、イメージ通りの紙が見つかるとうれしくなります。制作は、紙をハサミで切るか手でちぎり、のりを付け、指先でそっと下絵に貼っていきます。
おいしそう、なんだろうと絵に手を伸ばし、楽しんでもらえたらうれしいです。
■編集部より
『のりたいな』『たべたいな』など、赤ちゃんがよろこぶ絵本を作ってくださっているみやまつともみさんの作品です。
今回のテーマは「くだもの」。赤ちゃんは自分の知っているくだものを見てうれしくなったり、初めて出会うくだものに興味をひかれるたりすることでしょう。
「くださいな」が繰り返されるやわらかなことばは、擬音語・擬態語の効果もあって耳で聞いて心地よく、赤ちゃんは気持ちを重ねながら、くだものの名前に親しむことができます。
絵はほかのみやまつさんの絵本同様、貼り絵で作られています。みやまつさんはそれぞれのくだものの旬の時期を大切に、一年をかけて原画制作に取り組んでくださいました。さまざまな紙の色や質感を生かして丁寧に作られた貼り絵の表現をお楽しみください。
*子どもにくだものを与える際は、月齢・年齢に合わせてご配慮ください。
■著者情報
みやまつともみ
神奈川県生まれ。東邦大学理学部生物学科卒業。ウミガメの生態研究、県史自然誌編纂、水族館勤務を経たのち、イラストレーターとして動物、植物、生活まわりのものなどを貼り絵で描く。絵本に『のりたいな』『たべたいな』『あ、むしさん』(「こどものとも0.1.2.」2020年5月号)『なかよし だあれ』(「同」2018年6月号)『うみのいきもの かくれっこ』(「こどものとも年少版」2022年6月号)『おなまえ なあに』(「同」2015年7月号)『ちょうが ちょん!』(「ちいさなかがくのとも」2023年8月号、以上福音館書店)『さわらせて』(アリス館)など。神奈川県在住。
★絵本を楽しめるようになってきたら2~4才向きの「こどものとも年少版」も楽しいですよ。
みやまつともみ 作
「ちいさな くだもの くださいな」「まるい くだもの くださいな」「あまい くだもの くださいな」――ブルーベリー、みかん、いちごやバナナなど、いろいろなくだものが赤ちゃんの目の前に差し出される絵本です。語りかけるようなことばを添えて、色もかたちも多様なくだものを、うつくしくあたたかな貼り絵で描きます。
■作者のことば
「果物のたのしみ」みやまつともみ
果物は色や形、大きさがとても様々で、お菓子ではないけれど甘く、赤ちゃんから口にできる魅力的な食べ物です。
今は中高生のうちの子どもたちが赤ちゃんの頃、離乳食でやわらかく潰したバナナやすりおろしたりんごをあげると、喜んで食べていました。1歳半の頃、一人でバナナの皮をむき、1本食べきった時の満足そうな表情は心に残っています。
少し大きくなってからは、家族でいちご狩りやぶどう狩り、ブルーベリー狩り、キウイ狩りなどへ出かけ、幼稚園では毎年遠足でみかん狩りへ。新鮮な果物を自分の手で取りその場で食べることは、とてもワクワク! 夏休みの実家でのスイカ割りなど、果物にまつわる楽しい思い出の数々があり、成長した今も話題に上がります。
この絵本の制作中は、下描きや観察のため、いつになく果物を購入し食べる機会が増え、家族に喜ばれました。
貼り絵は、まずストックしている紙(色紙、包装紙、空き箱、和紙など)の中からそれぞれの果物に合う紙を選び出します。バナナはつるっとした質感の厚紙を、みかんの房の筋は白い和紙の繊維をはぎ取り、桃は柔らかさを出したくて微妙に色の異なる薄い和紙を貼り重ねました。
パイナップルの葉は合う紙が見つからず途方に暮れていたところ、部屋の片隅に置いてあった娘のコンタクトレンズの空き箱の色味がぴったり! 使う紙は色を塗ることはしないので、イメージ通りの紙が見つかるとうれしくなります。制作は、紙をハサミで切るか手でちぎり、のりを付け、指先でそっと下絵に貼っていきます。
おいしそう、なんだろうと絵に手を伸ばし、楽しんでもらえたらうれしいです。
■編集部より
『のりたいな』『たべたいな』など、赤ちゃんがよろこぶ絵本を作ってくださっているみやまつともみさんの作品です。
今回のテーマは「くだもの」。赤ちゃんは自分の知っているくだものを見てうれしくなったり、初めて出会うくだものに興味をひかれるたりすることでしょう。
「くださいな」が繰り返されるやわらかなことばは、擬音語・擬態語の効果もあって耳で聞いて心地よく、赤ちゃんは気持ちを重ねながら、くだものの名前に親しむことができます。
絵はほかのみやまつさんの絵本同様、貼り絵で作られています。みやまつさんはそれぞれのくだものの旬の時期を大切に、一年をかけて原画制作に取り組んでくださいました。さまざまな紙の色や質感を生かして丁寧に作られた貼り絵の表現をお楽しみください。
*子どもにくだものを与える際は、月齢・年齢に合わせてご配慮ください。
■著者情報
みやまつともみ
神奈川県生まれ。東邦大学理学部生物学科卒業。ウミガメの生態研究、県史自然誌編纂、水族館勤務を経たのち、イラストレーターとして動物、植物、生活まわりのものなどを貼り絵で描く。絵本に『のりたいな』『たべたいな』『あ、むしさん』(「こどものとも0.1.2.」2020年5月号)『なかよし だあれ』(「同」2018年6月号)『うみのいきもの かくれっこ』(「こどものとも年少版」2022年6月号)『おなまえ なあに』(「同」2015年7月号)『ちょうが ちょん!』(「ちいさなかがくのとも」2023年8月号、以上福音館書店)『さわらせて』(アリス館)など。神奈川県在住。
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