巻頭言
219 大学で学ぶこと/佐藤文彦
今日の話題
220 新しい遺伝子改変技術「ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)」/真下知士
短期間でのノックアウト動物の作製が可能など,数々の利点
222 イネの洪水における異なる2つの生存戦略/永井啓祐,服部洋子,芦苅基行
エチレン情報伝達を介した深水洪水と冠水洪水に対する耐性機構
224 抗原提示細胞としての機能をもつマスト細胞と好塩基球/中野信浩
アレルギー疾患治療の有力なターゲットになりうるか
226 タバコモザイクウイルス抵抗性に果たすMAPキナーゼの予期せぬ役割
正と負の制御に関わる二面性をもっていた!
┳5E00/小林光智衣,光原一朗,瀬尾茂美
229 骨格筋特異的カルパイン3の活性制御因子は細胞内Na+/小野弥子,反町洋之
例外か多様性か
231 出芽酵母の細胞極性形成におけるエンドサイトーシス┳4BACリサイクリング経路の役割
アクチンケーブルが形成されない変異株からわかったこと
┳5E00/山本隆晴,田中一馬
セミナー室
256 有機化合物による環境汚染の現状とその対策
4.┳5A62バイオレメディエーションの実際┳5AD4:┳5AB0揮発性有機塩素化合物による土壌・地
┳5E00下水汚染と対策技術/高畑 陽
261 植物科学におけるバイオインフォマティクス活用法
5.┳5A62イネにおけるマイクロアレイ解析の現状と今後の展望
┳5E00/安益公一郎,諏訪部圭太
農芸化学┳5A64@┳5A64High School
287 果実を遮光して栽培したリンゴの品質/青森県立名久井農業高等学校
解 説
234 ゲノム情報を基盤にした放線菌群の転写制御機構研究/原 啓文,大西康夫,福田雅夫
放線菌群には医薬品の生産や難分解性環境汚染物質の分解などに有用な菌が存在する.トランスクリプトーム解析の結果,液体培養と固体培養とで発現する遺伝子の違いや,汚染物質分解に関わる遺伝子の発現の様相などがわかってきた.
243 茶カテキン類と脂質膜との相互作用/熊澤茂則,中山 勉
生活習慣病などのリスクの低減に役立つとされるポリフェノール類の中でも注目される茶カテキン.その生理活性には種類により差が見られる.脂質膜との相互作用に焦点をあて,固体NMRを用いてその機構を解明した知見を紹介.
250 天然有機化合物のNMRデータベース┳5A63“CH-NMR-NP”/早水紀久子
天然有機化合物の構造解析には┳5A641Hと┳5A6413C-NMRスペクトルデータが不可欠なものとなっている.その情報を総合的かつ迅速に調べることができるデータベースについて,その開発背景や設計思想,運用法を紹介する.
「化学と生物」文書館
269 プロジェクト「遺伝子組換え作物の研究」生理機能性タンパク質・ペプチド高含量作物の開発
┳5E00/村田幸作,裏出令子
海外だより
275 第62回日米学生会議 Inspired and Realized through Academic Experiences
┳5E00/橋本 遥
化学の窓
281 海洋性カロテノイドの効率的なエネルギー伝達のしくみを分子レベルで解き
┳5E00明かす/梶川敬之,勝村成雄
【求人情報】242,249,280 【プロフィル】233,274,286,289 【訂正】260
次号予定目次
<解説>
【2010年ノーベル化学賞┳5A62解説】有機合成における
┳5E00パラジウム触媒によるクロスカップリング反応 眞鍋 敬
スフィンゴ脂質が関わる免疫抑制とシグナル
┳5E00伝達 竹松 弘,小堤保則
医薬品開発におけるリスク評価向上を目指した
┳5E00遺伝毒性試験の現状と展望 橋爪恒夫
花香を媒介とした植物と昆虫の多様な関係 大村 尚
新しいNF-κB阻害剤DHMEQの生物有機化学と
┳5E00抗炎症・抗がん剤への展望 須貝 威,梅澤一夫
<今日の話題>
フェアリーリングの化学・崔 宰熏,河岸洋和/光合成水分解の謎に迫る・三室 守/アラキドン酸による食品の美味しさ向上効果・山口 進/イネいもち病菌エフェクター研究の最近の進歩・曾根輝雄/細胞膜を攪乱する海洋天然物・西村慎一
<セミナー室>
有機化合物による環境汚染の現状とその対策
5. バイオレメディエーションの実際:原油汚染 千野裕之
土壌圏における窒素循環と微生物
1. 窒素循環と土壌からのN2O発生 秋山博子
<化学の窓>
新規タンパク質マンノシル付加修飾;合成化学からの
┳5E00生物学への貢献 眞鍋史乃
<海外だより>
Paul-Ehrlich-Institut┳5A64(ドイツ)┳5A64でユニット長となって 戸田雅子
<┳5AAC「┳5AAB化学と生物」文書館>
有機化学と核磁気共鳴 鵜澤 洵
今月の表紙
ZFNにより作製されたX-SCIDラット.新しい遺伝子改変技術「ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)」により作製されたX連鎖重症複合免疫不全症(X-SCID)のモデルラット(右のラット).インターロイキン2受容体γ鎖(┳5AA1┳5976Il2rg┳5AA1┳5975)遺伝子が破壊されているため,胸腺の欠損,およびT,┳5A63B,┳5A63NK細胞をもたない重度の免疫不全症となる.X-SCIDラットは免疫不全のため,異種移植されたヒトES・iPS細胞や組織などに拒絶反応を示さないことから,再生医療,創薬,移植研究などに幅広く利用されるモデル動物となる.左のラットは,コントロール動物のF344ラット.『新しい遺伝子改変技術「ジンクフィンガーヌクレアーゼ(ZFN)」』(p.┳5A64220.┳5A63参照)
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