麺業界 2011年10月号 (発売日2011年10月01日) 表紙
麺業界 2011年10月号 (発売日2011年10月01日) 表紙

麺業界 2011年10月号 (発売日2011年10月01日)

食品産業新聞社
麺業界展望~この人に聞く!~
対談
さぬき麺業 香川政明社長×吉原食糧 吉原良一社長

日本で一番有名な「ご当地麺」となったさぬきうどんは、いかにして世界に広まったのか。そしてその未来はどうなっ...

麺業界 2011年10月号 (発売日2011年10月01日)

食品産業新聞社
麺業界展望~この人に聞く!~
対談
さぬき麺業 香川政明社長×吉原食糧 吉原良一社長

日本で一番有名な「ご当地麺」となったさぬきうどんは、いかにして世界に広まったのか。そしてその未来はどうなっ...

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2011年10月01日発売号単品
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目次

麺業界展望~この人に聞く!~
対談
さぬき麺業 香川政明社長×吉原食糧 吉原良一社長

日本で一番有名な「ご当地麺」となったさぬきうどんは、いかにして世界に広まったのか。そしてその未来はどうなっていくのか。第52回全国製麺業者香川大会の開催に際し、大正15年の創業からさぬきうどんを全国に広めてきたさぬき麺業(高松市)の香川社長と、製粉メーカーとしてさぬきうどんを見守り、深く関わり続けている吉原食糧(坂出市)の吉原社長が語る。

――なぜ香川でうどん文化が育ったのか。
香川 奈良時代、空海がお土産として大陸からうどんを持ち帰ったという説があり、多くの人に信じられている。私も信じているが、文献はないようだ。現在のうどんの形は江戸の元禄時代には完成していたことが、金毘羅祭礼図の絵屏風から読み取れる。讃岐は気候が温暖で、水はけのよい土壌は小麦の栽培に適していた。観音寺の伊吹島はだしとなるいりこが獲れることで有名だ。坂出・宇多津には塩田があり、醤油も盛んに作られていた。
吉原 小麦の歴史は明治以降しかわからないが、水車製粉は「寺車(てらしゃ)」とも呼ばれ神聖なものだったようだ。ある程度位のある者が責任をもって動かしていた。平野で小麦がとれたことから粉食文化が育った。干ばつやひでりが多い香川県は米の栽培が難しかった。ため池の密度が日本一ということもそれを表している。一揆も数多く起こり、讃岐の人々にとって米はなかなか手に入らないものだった。1923年(大正12年)、麦年貢が廃止されたことで、広く一般的に食べられるようになった。
(中略)
吉原 香川県は「うどん」というキーワードでひとつになる。開発のときでも180度反対の意見というのは出なかった。「おいしい」の基準が似ているようだ。
香川 香川の人はうどんに目がない。数百軒といううどん屋を回っている。
吉原 お客さんが「食べるプロ」といった感じだ。
香川 さぬきうどんは業者のものではなく、県民のもの。変なことをしたら叱られる。
吉原 02年(平成14年)、「はなまるうどん」が渋谷に100円うどんを出したことで、再度さぬきうどんに火が付いた。88年(昭和63年)、瀬戸大橋がかかると、本州から人が入ってきた。93年(平成5年)には「恐るべきさぬきうどん」が出版された。今はナビやネットで情報もあるが、四国という土地は長らく孤島だったともいえる。70年代、外食産業が発展していく中で、讃岐は時間が止まっていた。そしてうどんは重厚な地元の食となっていった。
(中略)
――課題は。
吉原 さぬきうどんは海外に向けても羽ばたいている。日本だけでなく、海外にも目を向けて大きくなっていくだろう。そして県内のさぬきうどんは30年後でも常食として変わっていないだろう。その一方で外食としてのさぬきうどんを考えると、ある種の転換期が来ている。食べたい人が訪ねていくのがさぬきのうどん店。人を呼び込むサービスはしない。これは一般的な外食の方向性とは違う。いつか脱皮も必要かもしれない。
香川 父親の代から継続して小学生対象のうどん教室を開催している。今、家庭でうどんを打つ人が少ないからこそ、この風習を残していきたい。さぬきうどんとは、何はともあれ「楽しい」。うどんのことを話していても、食べていても、とにかく「楽しい」ものである。


第52回全国製麺業者香川大会
めん2011年 in かがわ
全国製麺協同組合連合会 安田征伍会長
本場さぬきうどん協同組合 大峯茂樹理事長

さぬきうどんの向上を目指して
さぬき麺機 岡原雄二代表取締役

生めん類の消費、今年前半に急回復へ
焼そば、和そば、餃子の皮が断トツの伸び

Noodle WORLD 2011開催!
注目の出展企業と専門セミナー

存在感増すインターネット通販
各社動向③【ぐるなび食市場】
飲食店とのつながり生かしたお取り寄せ品
他にはない高級店・老舗の味も

【消費動向】7月のスーパー・外食
気温上昇、節電で外食が震災後初の売上増

【2010年度食品産業の取引慣行実態調査】
センターフィー依然として不透明
従業員派遣や不当な値引きも

〈連載〉
巻頭評論 さぬきうどんの「守破離」
めん春秋
「今は行動力が求められている」⑩長谷川 汎
この店この麺が食べたい! 小麦と肉 桃の木 つけ麺
〈ニュース・資料〉
POS売れ筋品目ベストランキング【7月】

商品情報・内容

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生麺(茹で麺)、乾麺、即席麺など、あらゆる麺を取り上げ、月刊誌ならではの詳細な解説や評論、インタビューやタイムリーな特集記事などにより製麺業者のみならず製粉業者、小売業者、各種団体など各方面から支持を受けております。また、食品業界の専門新聞社という特性を活かし、麺に関わる製品や業界などの関連情報も豊富に提供しております。価格競争や麦制度の改革など、業界をとりまく問題が数多く存在する厳しい環境の中、正確な情報を掴み、生き残るために必読の月刊誌です。

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