消化器内科 第15号 (発売日2021年01月25日) 表紙
  • 雑誌:消化器内科
  • 出版社:医学出版
  • 発行間隔:不定期
  • 発売日:年1~2回
  • 参考価格:4,400円
消化器内科 第15号 (発売日2021年01月25日) 表紙
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消化器内科 第15号 (発売日2021年01月25日)

医学出版
特集●胆膵内視鏡の診断・治療の基本手技
企画編集/糸井隆夫(東京医科大学病院国際診療部 部長)

<特集にあたって>

 胆膵内視鏡手技はERCP関連手技とEUS関連手技に大別され,それぞれの手技には数多...

消化器内科 第15号 (発売日2021年01月25日)

医学出版
特集●胆膵内視鏡の診断・治療の基本手技
企画編集/糸井隆夫(東京医科大学病院国際診療部 部長)

<特集にあたって>

 胆膵内視鏡手技はERCP関連手技とEUS関連手技に大別され,それぞれの手技には数多...

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目次

特集●胆膵内視鏡の診断・治療の基本手技
企画編集/糸井隆夫(東京医科大学病院国際診療部 部長)

<特集にあたって>

 胆膵内視鏡手技はERCP関連手技とEUS関連手技に大別され,それぞれの手技には数多くの診断・治療手技が含まれる.しばしば,“胆膵内視鏡手技は消化器内視鏡手技の中でも最も困難な手技である”と言われるが,その大きな理由は“胆道や膵臓は他の消化管病変のように簡単にアプローチができない”からである.たとえばERCP関連手技に関しては,さまざまな診断・治療手技を行うにあたり,胆道や膵管の出口である,十二指腸乳頭にアプローチする必要がある.具体的には,直径1~2mm程度の胆管・膵管開口部から逆行性に胆管内あるいは膵管内に深部挿管を行わなければ何もできないのである.しかも,ERCP後膵炎という時に致死的な偶発症を起こす可能性がある.このいわゆる“針の穴を通す”ような手技は,物理的に考えても繊細な手技であり,短期間に習得できるものではない.
 本特集では,こうしたカニュレーションのコツ,すなわち“初めの一歩”をエキスパートにご教示していただいた.またERCPによる診断面においては,胆道・膵管造影像はもとよりIDUSや経口胆道・膵管鏡は胆膵内視鏡医にとっては重要なモダリティーであり,手技の理解とともに代表的な画像所見を習得することが肝要である.もちろん近年,良悪性の鑑別のみならず術前化学療法のための病理学的エビデンス獲得は必須であり,経乳頭的組織診・細胞診のコツからサンプルの処理までを解説していただいた.治療的ERCPに関しては,その基本であり日常診療で大きな役割を果たしてきた,胆管・膵管ドレナージや胆管・膵管結石除去術をエキスパートから“微に入り,細にわたって”詳説していただいた.
 一方,近年その進歩が著しいEUS関連手技は胆膵内視鏡医にとってはもはや“修得すべき”モダリティーとなっている.特に診断的EUSに関しては,胆膵疾患のスクリーニングから精査までが可能であり,EUSスコープの操作法と超音波画像の理解が大切である.また,ERCP診断と同様に,現在では単なる画像診断のみならずEUSガイド下針生検(EUS-FNA)による病理学的エビデンス獲得は,消化管疾患における内視鏡生検と同じルーティン手技となっている.これらの診断的EUSの基本とコツを各エキスパートらから伝授してもらった.
 さて,胆膵内視鏡の診断・治療の基本手技としてよいのか迷うのが,“治療的EUS”,いわゆる“Interventional EUS”である.消化管を介して消化管外の病変や臓器に対して治療を行う本手技は,一歩間違うと深刻な結果(偶発症)を起こし得る.ところが,本手技はすでに日本でも広く普及しており,むしろこうしたリスクの高い治療をするにあたっては,胆膵内視鏡医の方々にその手技の基本を熟知してもらうことが重要であると思っている.ところでInterventionalEUSにはさまざまな手技が含まれるが,本特集では保険収載されている膵周囲液体貯留に対するドレナージと胆管ドレナージに焦点を当てて,熟練内視鏡医からその基本を解説していただいた.
 本特集では,明日から役立つ“胆膵内視鏡の診断・治療”の基本手技とコツを学んでいただければ幸いある.最後にイチロー氏の言葉を贈り,私の特集にあたる言葉としたい.
― 特別なことをするために特別なことをするのではない,特別なことをするために普段どおりの当たり前のことをするのである.イチロー ―

糸井隆夫
東京医科大学病院国際診療部 部長


<目次>

1. 胆膵疾患のEUS ―スクリーニングから精査まで―/嘉島 賢,入澤篤志,星 恒輝
2. 胆膵疾患のEUS-FNAの基本手技とコツ/塩見英之,中野遼太,児玉裕三
3. ERCP ―選択的胆管・膵管挿管のコツ―/今津博雄
4. ERCP下病理検体採取のコツ ―胆管・膵管―/岡部義信,内藤嘉紀
5. 胆道疾患のERCP診断 ―造影像,IDUS,POCS―/林  毅,潟沼朗生
6. 膵疾患のERCP診断 ―造影像,IDUS,POPSの基本手技とコツ―/橋本千樹,宮原良二,川部直人,葛谷貞二,廣岡芳樹
7. ERCPによる胆管結石除去術/谷坂優樹,良沢昭銘,水出雅文
8. ERCPによる膵石除去術/岩田圭介,丸田明範,吉田健作,安田一朗
9. ERCPによる遠位胆管閉塞に対する胆管ドレナージ/北村勝哉
10. ERCPによる肝門部領域胆管閉塞に対する胆管ドレナージ/向井 強,奥野 充,手塚隆一,岩田翔太
11. 超音波内視鏡下膵液体貯留ドレナージ/向井俊太郎
12. 超音波内視鏡下胆管ドレナージ/中井陽介

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