消化器内科 第25号 (発売日2021年11月25日) 表紙
  • 雑誌:消化器内科
  • 出版社:医学出版
  • 発行間隔:季刊
消化器内科 第25号 (発売日2021年11月25日) 表紙
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消化器内科 第25号 (発売日2021年11月25日)

医学出版
特集●小腸疾患に対する内視鏡の役割
企画編集/山本博徳(自治医科大学内科学講座 消化器内科学部門 主任教授)

<特集にあたって>

 今回の月刊『消化器内科』では「小腸疾患に対する内視鏡の役割」と...

消化器内科 第25号 (発売日2021年11月25日)

医学出版
特集●小腸疾患に対する内視鏡の役割
企画編集/山本博徳(自治医科大学内科学講座 消化器内科学部門 主任教授)

<特集にあたって>

 今回の月刊『消化器内科』では「小腸疾患に対する内視鏡の役割」と...

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消化器内科 第25号 (発売日2021年11月25日) の目次

特集●小腸疾患に対する内視鏡の役割
企画編集/山本博徳(自治医科大学内科学講座 消化器内科学部門 主任教授)

<特集にあたって>

 今回の月刊『消化器内科』では「小腸疾患に対する内視鏡の役割」というテーマで特集を企画させていただきました.
 2000年代に入り,バルーン内視鏡,カプセル内視鏡が登場し,小腸疾患の診断治療においても内視鏡の果たす役割が大きくなり,小腸疾患の診療に大きな変革をもたらしました.これらのモダリティが開発されてすでに約20年が経過し,実診療の中での位置づけも徐々に定まってきたように感じています.
 今回の特集では,小腸内視鏡が大きくその診断・治療に影響をもたらした病態として,クローン病,小腸出血,Peutz-Jeghers症候群,家族性大腸腺腫症,小腸異物,小腸腫瘍に的を絞り,それぞれの専門の先生方にご解説いただきました.クローン病に対する治療法はさまざまな生物学的製剤の登場などもあり,大きく進歩してきてはいますが,いまだに原因不明で寛解導入・維持を治療目標としています.クローン病の小腸病変は狭窄などの合併症を生じやすく,予後に大きく影響を与えています.小腸病変の評価,狭窄の治療において内視鏡の果たす役割は大きく,小腸内視鏡の役割をよく理解しておくことが重要です.小腸出血に関してもその診断,治療にカプセル内視鏡,バルーン内視鏡は革命をもたらしたと言っても過言ではありません.その診断・治療に関する最新の知見を解説していただきました.Peutz Jeghers症候群は,小腸に多発する過誤腫性のポリープが多発する疾患ですが,ポリープを先進部とした腸重積によって腸閉塞,開腹手術を繰り返すことを余儀なくされてきました.しかし,近年ではバルーン内視鏡によって十分管理が可能となり,開腹手術を避けることができるようになっています.家族性大腸腺腫症は,主に大腸に多発する腺腫性ポリープ,癌を生じる疾患ですが,十二指腸を中心とした小腸にも腺腫性ポリープが多発します.近年では,多発する平坦型腺腫性ポリープに対してもcold snare polypectomyなどの使用で安全かつ効率的に内視鏡的治療が可能となっています.以前は小腸異物は内視鏡的除去ができず,開腹手術による回収を必要としていましたが,近年ではカプセル内視鏡の滞留を含む小腸異物に対しても内視鏡的除去が可能となっています.癌を始めとする小腸腫瘍に関しても,以前は内視鏡的アプローチはできず,予後不良の場合が多かったのですが,カプセル内視鏡,バルーン内視鏡により比較的早期での診断,治療が可能となり,予後の改善が見られています.
 このようにかつては,小腸は暗黒大陸ともよばれ,内視鏡の到達できない診断の困難な領域とされておりましたが,今やカプセル内視鏡,バルーン内視鏡を活用することで,小腸疾患の効率的な診断や低侵襲で効果的な治療が可能な時代となっています.これらを活用できないことで小腸疾患に苦しむ患者さんの不利益となってしまわないためにも,実際に小腸内視鏡を施行される先生方だけではなく,消化器疾患を診療される先生方に広く知っておいていただきたい知識だと考えています.
 特集の最後には,煩雑なカプセル内視鏡読影に革命的な改革をもたらすであろうAI診断に関して解説していただき,将来展望とさせていただきました.
 今回の特集が,読者の先生方の日常診療に大きく役立つものとなることを期待しております.

山本博徳
自治医科大学内科学講座 消化器内科学部門 主任教授


<目次>

1-1. クローン病小腸病変に対するカプセル内視鏡による評価/細江直樹
1-2. クローン病小腸病変に対するバルーン内視鏡による評価/大塚和朗
1-3. クローン病小腸狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術/矢野智則
2-1. 小腸出血診断におけるカプセル内視鏡の役割/藤森俊二,田中 周,岩切勝彦
2-2. 小腸出血診断におけるバルーン内視鏡の役割/大宮直木
2-3. 小腸出血に対する内視鏡的止血術/壷井章克,岡 志郎,隅岡昭彦,飯尾澄夫,田中信治
3. Peutz-Jeghers症候群に対する内視鏡的マネージメント/坂本博次,小黒邦彦,矢野智則,山本博徳
4. 家族性大腸腺腫症における小腸ポリープの内視鏡的治療/坂本博次,関谷万理子,矢野智則,山本博徳
5. 小腸における異物回収-カプセル内視鏡の回収を中心に-/田中 周,大森 順,西本崇良,辰口篤志,藤森俊二
6. カプセル内視鏡による小腸腫瘍診断の留意点/河合幹夫,渡辺憲治
7. バルーン内視鏡による小腸腫瘍の診断と治療/阿部光市,久能宣昭,石橋英樹,濱田義浩,濵﨑 慎,平井郁仁
8. カプセル内視鏡読影におけるAI診断/山田篤生

消化器内科の内容

消化器内科領域の臨床に直結する最新で確かな知識をビジュアルに解説する専門誌
近年の医療の進歩は著しく、消化器内科領域においても高度かつ専門的な診療が求められています。患者さんに最良の医療を提供するためには、最新で確かな技術と知識を用いて診断と治療を行うことが不可欠です。本誌は、消化器疾患の診断の要となる画像もフルカラーで美しく鮮明なまま多数掲載し、臨場感あふれる誌面を実現します。さらに第一線で活躍する医師や専門家による企画編集・執筆で、臨床に直結する今最も知りたい知識と情報を読者の皆さまに毎号お届けします。

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