消化器内科 第26号 (発売日2022年01月25日) 表紙
  • 雑誌:消化器内科
  • 出版社:医学出版
  • 発行間隔:季刊
消化器内科 第26号 (発売日2022年01月25日) 表紙
  • 雑誌:消化器内科
  • 出版社:医学出版
  • 発行間隔:季刊

消化器内科 第26号 (発売日2022年01月25日)

医学出版
特集●早期胃癌診断2022 ―明日から役立つ実践ガイド―
企画編集/平澤俊明(がん研有明病院 上部消化管内科 胃担当部長)

<特集にあたって>

 まだ戦後の混乱が収まらない昭和25年,東京大学医学部附属...

消化器内科 第26号 (発売日2022年01月25日)

医学出版
特集●早期胃癌診断2022 ―明日から役立つ実践ガイド―
企画編集/平澤俊明(がん研有明病院 上部消化管内科 胃担当部長)

<特集にあたって>

 まだ戦後の混乱が収まらない昭和25年,東京大学医学部附属...

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消化器内科 第26号 (発売日2022年01月25日) の目次

特集●早期胃癌診断2022 ―明日から役立つ実践ガイド―
企画編集/平澤俊明(がん研有明病院 上部消化管内科 胃担当部長)

<特集にあたって>

 まだ戦後の混乱が収まらない昭和25年,東京大学医学部附属病院分院の薄暗い手術室で,人の胃の内部の撮影実験が行われていました.胃癌の早期診断を目指して,胃カメラが開発されていたのです.そこには,人々の命を救いたいという一心から数々の困難に立ち向かった若き医師と技術者の執念がありました.その執念が実り,当時,欧米でも不可能と言われていた直径わずか12mmの中にカメラのすべての機能を収めることに成功しました.世界初の胃カメラの誕生です.
 あれから70年の年月が流れ,年号も昭和,平成,令和と変わりました.しかし,「胃癌を早期に発見して治癒させる」という熱意は,医師と機器開発技術者に脈々と受け継がれていったのです.そして,胃カメラからファイバースコープ,電子内視鏡と機器は進化し,拡大内視鏡,NBIなどの新しいモダリティーも開発されました.機器の進化と内視鏡医の技術の向上により,胃癌は早期に発見されるようになり,早期胃癌の治療は外科手術から低侵襲のESDが主流となりました.
 このように胃癌の診断は格段に進歩しましたが,まだ改善の余地が残されていると私は考えます.胃炎に類似している胃癌の診断は手ごわく,臨床現場では存在診断,範囲診断で悩む症例もまだまだ多いです.手技,診断のレベルは均一化されているとは言い難く,除菌後胃癌,ピロリ菌未感染胃癌という新しい課題にも直面しました.そのような状況の中,早期胃癌の診断などに悩みながら内視鏡検査を続けている医師も多いと思います.
 今回,「早期胃癌診断2022 ―明日から役立つ実践ガイド―」というテーマで特集号を組ませてもらいました.今回の特集号の目的は,「臨床現場の早期胃癌内視鏡診断の困りごとの解決」です.まず,何が明日からの診療に役立つかということを知るために,私が主催する内視鏡医向けのメールマガジン「内視鏡アトラス」の読者1,500名に,早期胃癌の内視鏡診断に関して困っていること,悩んでいること,知りたいことを尋ねてみました.そこで,以下のclinical questionを抽出しました.
 「胃癌のリスクの最新エビデンスは?」,「鎮静剤・鎮痛剤はどうすればよいの?」,「胃癌を見逃さないコツは?」,「癌と非癌の鑑別の根拠は?」,「NBI/BLI・LCIはどうやって使いこなすの?」,「範囲診断,深達度診断のポイントは?」,「除菌後胃癌と未感染胃癌を診断する注意点は?」,「生検は何個必要?」,「フォローアップの間隔は?」,「病理でGroup2と診断された,どうすればよいの?」……いずれも皆さんも疑問に思ったことがある内容だと思います.
 これらの臨床的疑問を解説してもらう執筆者は,いずれも第一線の臨床現場で活躍されている先生方です.そして,私が尊敬する医師でもあります.2022年時点での早期胃癌の診断についてのエビデンスを整理して,明日から役立つ実践的な内容で,わかりやすく記述していただきました.「この特集号を読めば,早期胃癌の内視鏡診療が変わる!」,そのようなインパクトがある特集号に仕上がっています.熟読して,知識をブラッシュアップさせ,明日からの臨床に役立ててください.

平澤俊明
がん研有明病院 上部消化管内科 胃担当部長


<目次>

1. 癌のリスク層別化 ―検査前にリスクは層別できるか―/吉永繁高
2. 早期胃癌を発見するための準備 ―検査前の準備が大切!―/間部克裕,笹井貴子,井上和彦,加藤元嗣,春間 賢
3. 早期胃癌を発見するコツ ―白色光での胃癌の拾い上げのポイント―/北沢尚子,中島寛隆
4. 早期胃癌を発見するための画像強調観察 ―BLI,LCI,NBIで胃癌を拾い上げる!―/土肥 統,石田紹敬,吉田拓馬,安田剛士,伊藤義人
5. 癌と非癌の鑑別診断 ―根拠を持って癌と診断する!―/森田周子
6. 早期胃癌の深達度診断 ―術前にどこまで診断できる?―/菊池大輔,鈴木悠悟,野村浩介,田中匡実,松井 啓,布袋屋 修
7. 早期胃癌の範囲診断 ―わかりにくい範囲が見えてくる!―/北村陽子
8. 除菌後胃癌 ―苦手な除菌後胃癌を克服する!―/赤澤直樹
9. ピロリ菌未感染胃癌 ―内視鏡所見のポイントを解説!―/泉 敦子,堀内裕介,藤崎順子
10. 胃癌を診断するための生検 ―差がでる生検手技―/吉田尚弘,土山寿志
11. 早期胃癌を発見するためのサーベイランス ―誰に,どのぐらいの間隔で検査するの?―/大久保佑樹,上堂文也
12. 早期胃癌の病理診断 ―臨床医に知ってほしい病理のこと―/中野 薫,河内 洋

消化器内科の内容

消化器内科領域の臨床に直結する最新で確かな知識をビジュアルに解説する専門誌
近年の医療の進歩は著しく、消化器内科領域においても高度かつ専門的な診療が求められています。患者さんに最良の医療を提供するためには、最新で確かな技術と知識を用いて診断と治療を行うことが不可欠です。本誌は、消化器疾患の診断の要となる画像もフルカラーで美しく鮮明なまま多数掲載し、臨場感あふれる誌面を実現します。さらに第一線で活躍する医師や専門家による企画編集・執筆で、臨床に直結する今最も知りたい知識と情報を読者の皆さまに毎号お届けします。

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