消化器内科 第37号 (発売日2025年07月11日) 表紙
  • 雑誌:消化器内科
  • 出版社:医学出版
  • 発行間隔:不定期
  • 発売日:年1~2回
  • 参考価格:4,400円
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消化器内科 第37号 (発売日2025年07月11日)

医学出版
特集●消化器疾患と腸内細菌叢
企画編集/内藤裕二(京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学講座 教授)

<特集にあたって>

 このたび,本誌において「消化器疾患と腸内細菌叢」をテーマと...

消化器内科 第37号 (発売日2025年07月11日)

医学出版
特集●消化器疾患と腸内細菌叢
企画編集/内藤裕二(京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学講座 教授)

<特集にあたって>

 このたび,本誌において「消化器疾患と腸内細菌叢」をテーマと...

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目次

特集●消化器疾患と腸内細菌叢
企画編集/内藤裕二(京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学講座 教授)


<特集にあたって>

 このたび,本誌において「消化器疾患と腸内細菌叢」をテーマとした特集号を企画し,関連分野の第一線で活躍されている13名の専門家の先生方に,最新の知見をまとめた総説をご執筆いただきました.心より感謝申し上げます.
 ヒト腸内には100兆個以上,重さにして1~2kgに及ぶ微生物が生息しており,私たちの健康維持あるいは疾患の病態修飾において,きわめて重要な役割を果たしています.近年,シークエンシング技術やメタゲノム解析,さらには質量分析計による代謝物分析の進展により,腸内細菌叢の構成とその機能が明らかになるにつれて,消化器疾患を含むさまざまな疾患との関連性が次々と報告されるようになってきました.最近,報告されたクローン病発症に関わる前向きコホート研究においては,発症に大きく関わる因子として宿主ゲノム因子ではなく,環境要因,とくに食と密接な関わりのなかで形成される腸内細菌叢が高リスク因子として報告されています.腸内細菌叢の関連ではなく,腸内細菌による因果関係が証明されつつあるのです.
 本特集では,食道から大腸,さらには肝胆膵に至るまで,消化器各領域における腸内細菌叢の関与について,最新の知見を13のテーマで紹介しています.
 具体的には,Fusobacterium nucleatumと食道癌,ピロリ菌除菌後の胃内細菌叢の変化,PPIなど胃酸分泌抑制薬が腸内細菌に与える影響,機能性ディスペプシアにおける十二指腸粘膜関連細菌叢の役割,過敏性腸症候群と回腸末端粘膜関連細菌の関連性など上部消化管疾患における腸内細菌の役割に関する話題から始まります.続いて,炎症性腸疾患における注目すべきアプローチとして,潰瘍性大腸炎(UC)に対する糞便移植(FMT)やUC再燃と腸内細菌叢の関係,さらにはClostridioides difficile腸炎とFMTの現状など,腸内細菌叢を標的とした治療戦略に関するレビューが続きます.
 また,近年注目を集めているNAFLD(非アルコール性脂肪性肝疾患)と腸内細菌叢および大腸癌とFusobacterium nucleatumの関連についても,最新の研究成果と臨床的意義が詳述されています.膵疾患の領域においても,自己免疫性膵炎や膵癌と腸内細菌叢の関係性が示唆されつつあり,腸内環境が全身疾患に波及する可能性について新たな視点が得られる内容となっています.さらに,化学療法に伴う副作用と腸内細菌叢の相互作用という,がん治療の質向上に資する重要なトピックについても取り上げています.
 本特集号が,腸内細菌叢と消化器疾患の関係についての理解を深め,今後の研究や臨床応用の一助となれば幸いです.腸内環境の改善による疾患予防や治療,さらには個別化医療への展開も視野に入れ,今後ますますこの分野が発展していくことを期待しています.
 最後に,臨床・研究に繁忙ななか,執筆をご快諾くださった先生方に深く感謝申し上げるとともに,本特集を手に取ってくださった読者の皆さまにとって,本号が新たな知見や着想を得る契機となることを願っています.

内藤裕二
京都府立医科大学大学院 医学研究科 生体免疫栄養学講座 教授


<目次>

1. Fusobacterium nucleatumが食道癌進展に寄与するメカニズムの解析/野元大地,馬場祥史,岩槻政晃,馬場秀夫
2. 胃細菌叢の意義と胃癌高リスク患者におけるHelicobacter pylori菌除菌前後の胃細菌叢の変化について/灘谷祐二,渡邉俊雄,東森 啓,大谷恒史,藤原靖弘
3. 胃酸分泌抑制薬と腸内細菌/安藤 朗,西田淳史
4. 機能性ディスぺプシアと十二指腸細菌叢/福居顕文,髙木智久,鎌田和浩,内藤裕二
5. 過敏性腸症候群と炎症・腸内細菌叢相関/半田 修,大澤元保,塩谷昭子
6. 化学療法と腸内細菌叢との関連/川崎裕香,柿本一城,小柴良司,平田有基,樋口和秀,西川浩樹
7. 潰瘍性大腸炎の病勢とBacteroidetes門の菌種との関連についての検討/野村 慧,石川 大,永原章仁
8. 寛解期潰瘍性大腸炎患者の再燃に関連する糞便細菌叢の解析/北江博晃,髙木智久,内藤裕二
9. CD腸炎と腸内細菌叢と糞便移植療法/馬場重樹
10. 非アルコール性脂肪性肝疾患と腸内細菌叢/結束貴臣,小林 貴,中島 淳
11. 大腸癌とFusobacterium nucleatum/衣笠秀明,山本峻平,平井亮佑,岡田裕之
12. 自己免疫性膵炎と腸内微生物叢/三長孝輔,原 茜,吉川智恵,鎌田 研,渡邉智裕
13. 膵癌における腫瘍内,腸内,口腔内細菌/飯田宗穂

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商品情報・内容

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