2018年度の学習指導要領の改定から、道徳の授業が正式な教科となる移行期間に入りました。2020年からは小学校の正式な教科となります。これまでは、道徳に関する副読本や映像教材を使って、社会人として大切な倫理面における道徳教育がなされてきました。その教育課程の中には、評価するという要素はなかったためある意味子どもたちものびのびと学習できていました。それが教科となることで、数値的な評価対象にならなかったとしても、ある一定の評価は伴ってくることになります。
これからの日本社会においては、グローバル化が進む上に、LGBTといった性の多様化など、これまで以上に多様な人々との間で生きて行くことになります。そのような子どもたちに道徳教育を通じて、感じてもらうことが必要不可欠になってきます。この教科は、国語や算数といった教えて貰って理解する教科ではありません。心で感じて、理解を深めて行く教科なのです。
道徳教育と深い関わり合いのある問題としては、いじめや差別の問題があります。これらの教育は、日本全国、どこで生まれて教育を受けても、同じであるべき内容でした。これまでは、都道府県単位で偏りがあったのは事実です。それを統一した教材で子どもに学んでもらうことになります。指導する側としても、今迄以上に力をつけなくてはいけません。そのような、道徳教育を執り行う上での課題となるポイント、授業研究のヒント、道徳教育の作り方などをテーマとしてとりあげているので、これからの道徳教育を実践する上では教師の教科書ともいえるべき雑誌なのです。