福音と世界 発売日・バックナンバー

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特集=動乱の世のただ中の霊性 ①
ヴィジョンとしての霊性--ホセア書との対話/飯 謙

目次
特集=動乱の世のただ中の霊性 ①
  ヴィジョンとしての霊性--ホセア書との対話/飯 謙
  平和のヴィジョンの開示--黙示的霊性の現代的回復/河野克也
  これはユダヤ人の王イエス/三根 翼
  キリスト教にとって修道制は何を意味するか/戸田 聡

緊急企画=続・国家主義を超えて/
  洛雲海、金潤相、石浜みかる、西山俊彦

連載
  リレーメッセージ「3・11」以後=1.17と3.11 ここでわたしにできること /小林よう子
  明治キリスト教史の周辺52 白河以北の明治女学校生たち/太田愛人
  神学の履歴書49 救済史への転換/佐藤 優
  交響する啓典の民34 むしろ対話を回避する残念なクリスチャン/伊東 乾
  私のごすぺるくろにくる11 1980 朝露/沢 知恵
  パウロなき後のキリスト教8/辻 学
  新約釈義 使徒行伝88 25章13-22節/荒井 献

表紙画について /藤本四郎
編集後記、次号予告/編集部
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特集 第二バチカン公会議以後――開会50年をおぼえて
遠い目標へ、その途上にある教会/佐藤司郎

 最晩年の短文、インタビュー、そして何より絶筆となった講演草稿などを収め、亡くなった翌年に出版された『最後の証し』は、険しく長い道をくぐり抜けてきた神学者バルトの明るい澄んだ信仰の世界を示して感銘深い。
 その中で、それまでの彼の歩みを考えたとき、とくにわれわれの関心を引くことの一つは、随所に見られるエキュメニズムへの言及であり、晩年のバルトの中で大きな存在となっていたカトリック教会とそれとの交流のことである。「彼の最後の諸発言の中でエキュメニカルな対話への参与がそのような広い場所を占めていることは、偶然ではない」(E・ブッシュ) 。じっさいそこには『カトリックおよびプロテスタントのラジオ説教を聞いて』というスピーチがあり、中断された最後の草稿『新しい出発・立ち帰り・告白』はカトリックのファイナー教授に依頼され、一九六九年一月の新旧両教派合同のフォーラムで語られるはずのものであった。

 こうしたエキュメニカルな対話への関心、とくにカトリック教会との交わりは、晩年になっていっそう深くなったことはあるものの、決して「偶然に」あるいは唐突にバルトに生じたものではなかった。伝記的な事実をたどれば、その始まりは、ミュンスター時代(一九二五?三〇)のカトリック神学者たちとの出会い、同時期のイエズス会士プシュワラとの学問的な交流などに求められる。バルトにとって決定的に重要なものとなったアンセルムス研究もその種はミュンスター時代に蒔かれた。以来バルトは肯定的にせよ批判的にせよカトリシズムにつねに関心を寄せることになったが、同時にカトリック教会の側にもバルトを真剣な対話の相手とする人々がつとにあらわれ、すぐれた研究書がいくつも書かれるようになる。ハンス・ウルス・フォン・バルタザールの『カール・バルト』(一九五一年)、ハンス・キュンク『義認論』(一九五七年)がその代表的なものであり、これらの人々との学問的・個人的な良き交わりは最後までつづいた。こうした中で第二バチカン公会議への並々ならぬ関心がバルトに生まれたことは不思議ではない――公会議終了後のバチカン訪問(一九六六年)については後述。それらと併せて、病気のため教会出席がままならなくなりカトリックのラジオ説教にも熱心に耳を傾けることをしていた最晩年のバルトのことなども考えれば、「最後の証し」としてカトリックとの関わりが多く語られたのもまた当然であろう。

目次
特集 第二バチカン公会議以後――開会50年をおぼえて

遠い目標へ、その途上にある諸教会 / 佐藤司郎 20
第二バチカン公会議におけるハンス・キュンク / 鈴木敦詞 26
第二バチカン公会議と解放の神学 / 山田経三 30
使徒的修道女におけるアジョルナメント / 三好千春 36
第二バチカン公会議から五〇年 / 徳善義和 42
第二バチカン公会議以後におけるプロテスタンティズムのエキュメニズム的役割 / オスカー・クルマン 48
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「免職」牧師 北村慈郎、法廷に立つ / 編集部 50
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不定期連載
韓国キリスト教の権力への道 その2 / 崔亨默著、金忠一訳 52
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連載
リレーメッセージ「三・一一」以後6 神は細部に宿り給う / 岩井健作 2
明治キリスト教の周辺47 貧乏の系譜 / 太田愛人 6
神学の履歴書44 笑いと緊張 / 佐藤 優 8
交響する啓典の民29 コーランを燃やす牧師と聖書を燃やさないムスリム / 伊東 乾 13
ブルトマン・マルクス・バッハから学んだこと9 イエスとキリスト② / 川端純四郎 56
日本キリスト教会館3 / 大嶋果織 60
私のごすぺるくろにくる6 1975 卒業写真 / 沢 知恵 64
パウロなき後のキリスト教3 / 辻学 65
新約釈義 使徒行伝83 23:23―23:35 / 荒井 献 79
表紙の美術作品について / 藤本四郎 80
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