文藝 2016年秋季号 (発売日2016年07月07日) 表紙
  • 雑誌:文藝
  • 出版社:河出書房新社
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:1,4,7,10月の7日
  • サイズ:A5
  • 参考価格:1,485円
文藝 2016年秋季号 (発売日2016年07月07日) 表紙
  • 雑誌:文藝
  • 出版社:河出書房新社
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:1,4,7,10月の7日
  • サイズ:A5
  • 参考価格:1,485円

文藝 2016年秋季号 (発売日2016年07月07日)

河出書房新社
【新連載】
島田雅彦「絶望キャラメル」
地方再生+青春×僧侶?――仙人は言った、希望は絶望を肥やしに育つと。二十五年前「幻の転校生」と呼ばれていた男・放念が葦原に帰って来た。いま、原石発掘プロフェク...

文藝 2016年秋季号 (発売日2016年07月07日)

河出書房新社
【新連載】
島田雅彦「絶望キャラメル」
地方再生+青春×僧侶?――仙人は言った、希望は絶望を肥やしに育つと。二十五年前「幻の転校生」と呼ばれていた男・放念が葦原に帰って来た。いま、原石発掘プロフェク...

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文藝 2016年秋季号 (発売日2016年07月07日) の目次

【新連載】
島田雅彦「絶望キャラメル」
地方再生+青春×僧侶?――仙人は言った、希望は絶望を肥やしに育つと。二十五年前「幻の転校生」と呼ばれていた男・放念が葦原に帰って来た。いま、原石発掘プロフェクトが始まる!

津原泰水「夢分けの船」(短期集中連載)
音楽、夢、……幽霊?――愛媛から東京へ。夢である映画音楽を創る勉強のため上京した修文。彼が住む風月荘七〇四号には、三代前の住人・久世花音を巡るある噂があった……切なくも美しい青春小説。

【創作(中長篇)】
仙田学「愛と愛と愛」(160枚)
現代の「罪と罰」に挑む問題作!――アルコール依存症の洋治の前に現れた、かつての教え子の華。彼女は罪を求めていた、赦されるために……人間の弱さ、そして強さに正面から挑む、著者飛躍作。

山下紘加「空(くう) そこに私はいない」(文藝賞受賞第一作/160枚)
「関係」のいまを貫く傑作!――みゆきが浮かべる表情のほとんどは、笑顔だった。『ドール』で衝撃のデビューを飾った著者が父と子、そして女性たちとの関係を通じて紡ぎ出す、現代の個/子の姿。

中山咲「血と肉」(200枚)
「生」の根源を凝視する衝撃――その日、わたしは夜行バスに乗って東京を去った……。田舎の海沿いのラブホテル「コート・ダジュール」を舞台に、母と娘、連綿と続く「命」の連鎖を描く意欲作。

谷川直子「世界一ありふれた答え」(198枚)
無償の愛を描く著者最高傑作――カウンセリングに通うまゆこが出会った、トキオという男。彼は気鋭のピアニストで、“ジストニア”という、思い通りに指を動かせない病いに罹っていた……。

【特別対談】
イーユン・リー×川上未映子
「『孤独』でしか描けないこと」

【創作(短篇)】
片岡義男「ほろり、泣いたぜ」
ファン・ジョンウン「帽子」 斎藤真理子=訳・解説
笙野頼子「おばあちゃんのシラバス」
浅倉卓弥「液晶と携帯電話のフーガ」
藤野可織「真夏の一日」

【特別企画】
十年後のこと
目の前ではない、違う場所や時間、風景を想像してみる――十二名の作家が創造した十二の世界。大好評企画、ふたたび。

暁方ミセイ「星林」
蛭子能収「10年後は天国だったと思う」
角野栄子「さて……と」
姜信子「ミッション インポッシブル」
しりあがり寿「参上!! ミトッタマン」
壇蜜「ふたつの王国」
中原昌也「芳子が持ってきたあの写真」
長嶋有「そういう歌」
野中柊「i?箱」
早助よう子「ポイントカード」
姫野カオルコ「10年前、貴人(かのひと)にはなかった、迷うことが」
森絵都「Dahlia」

【最終回】
今日マチ子「ぱらいそさがし」
戦争を描いてきた漫画家が、その先にある「天国」を探す旅で考えたこと。

【エッセイ】
伏見憲明「由紀夫に倣うか、淳一を往くか」
近藤聡乃「名前しかない子ども」
高橋弘希「Apple Musicを拝聴す。――“Sigur Ros”“神聖かまってちゃん”“Temple of the Dog”」

【連載小説】
古川日出男 掌編シリーズ 糸糸(いといと)「地上を走る、地中に倒れる、地底を走る/ウォーターメロンガーデン/非常出口の音楽」
山内マリコ 短篇シリーズ 選んだ孤独はよい孤独「愛とは支配すること」
絲山秋子「夢も見ずに眠った。」 連作第2回「大きな窓の家」
宮内勝典「永遠の道は曲りくねる」第7回
恩田陸「灰の劇場」第11回
町田康「ギケイキ」第14回

【連載】
横尾忠則×保坂和志×磯﨑憲一郎「アトリエ会議」2016年6月10日

【書評】
町田康『ギケイキ 千年の流転』 [評者]古川日出男
平野啓一郎『マチネの終わりに』 [評者]江南亜美子
李龍徳『報われない人間は永遠に報われない』 [評者]斎藤美奈子
柳美里『ねこのおうち』 [評者]武田砂鉄
石川義正『錯乱の日本文学 建築/小説をめざして』 [評者]丹生谷貴志
松波太郎『月刊「小説」』 [評者]佐々木敦
山崎ナオコーラ『美しい距離』 [評者]彩瀬まる
最果タヒ『少女ABCDEFGHIJKLMN』 [評者]金原瑞人
ノヴァイオレット・ブラワヨ『あたらしい名前』 [評者]いしいしんじ
陣野俊史『テロルの伝説 桐山襲列伝』 [評者]野崎歓
津島佑子『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語』 [評者]鹿島田真希
加藤千恵『ラジオラジオラジオ!』 [評者]倉本さおり

第五四回文藝賞応募規定
著者一覧 

文藝の内容

  • 出版社:河出書房新社
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:1,4,7,10月の7日
  • サイズ:A5
綿矢りさ、羽田圭介、青山七恵、磯﨑憲一郎、町屋良平、若竹千佐子……文学シーンに多くの新人を送り出す「文藝賞」と、文学の「いま」を発信!
20代から30代を中心に幅広い読者をターゲットにした文芸誌。毎号、気鋭・新鋭からベテラン作家まで、多くの書き下ろし小説(長篇・中篇・短篇・掌編)を掲載。また、毎年冬号で発表される「文藝賞」は、田中康夫(「なんとなく、クリスタル」)、山田詠美(「ベッド・タイム・アイズ」)、長野まゆみ(「少年アリス」)、星野智幸(「最後の吐息」)をはじめ、綿矢りさ(「インストール」)、羽田圭介(「黒冷水」)、白岩玄(「野ブタ。をプロデュース」)、山崎ナオコーラ(「人のセックスを笑うな」)といった、文芸シーンに新たな風を吹き込む作家たちを輩出。近年では2017年に同賞でデビューした若竹千佐子(「おらおらでひとりいぐも」)は、同作で芥川賞を受賞し50万部を突破、社会現象を起こしました。つねに文学の「いま」を発信する季刊誌「文藝」にご注目下さい。

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