文藝 発売日・バックナンバー

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【創作】
古谷田奈月「うた子と獅子男」
追い追われる獣たちの魂の咆哮。350枚一挙掲載!
顔を上げ、遠くを見て、逃げろうた子――。安居酒屋〈宵吉〉で働く獅子男は、繁華
街で高校生のうた子を拾った。バイト先を紹介し護身術を教え込むが、彼女はむしろ
暴力に爛々と目を輝かせる。「うた子がいいって言ってんならよくない?」。周囲に擬
態し、与えられた身体で世界をサバイバルする者たちの、夢なき人生の逃走。生と暴
力の火花が飛び散る注目作!

【新連載】
円城塔「ホモ・ネクロ」【第1回】モナリザの夏
岸本佐知子 尻 on fire 日記【第1回】

【創作】
桜庭一樹「アンチの恋」×斜線堂有紀「私は呪い、君は愛。」
山崎ナオコーラ「すべてが友情(後篇)」

文藝賞新選考委員発表・第63回文藝賞応募規定

【特集1 働く×ためらう】
◎対談
鈴木涼美×勅使川原真衣「能力主義から降りる 傷つきを語る、もうひとりのわたし」
◎創作
長井短「すべてくれてやるから」
ある本屋で「ご主人」に買われていった「俺」。だが多忙なご主人はなかなか俺を読んでくれない。部屋中に積まれた本たちと共にご主人に振り向いてもらおうと頑張る俺だが、過労のご主人はどんどん様子がおかしくなっていき――。
石田夏穂「ボットちゃん」
李龍徳「どうか大いなる哀れみを我らに」
大崎清夏「忘れもの」
竹中優子「骨折」
◎エッセイ
ゆっきゅん「あたしのまま働くんだ!」
草野なつか「反母性信仰考」
◎特別企画
麻布競馬場+鈴木祐「文学好きに薦めるビジネス書×ビジネス書好きに薦める文学12冊」

【特集2 ドゥルーズ生誕100周年 終わりなき生成変化】
◎対談
千葉雅也×福尾匠「芸術以後、哲学以後 101年目の横断」
◎エッセイ
佐藤究「風、息吹、地獄、窓」
町屋良平「意思批判としての小説 ドゥルーズ+ ガタリ、カフカ、青木淳悟」
荘子it「アンチ・オイディプスの音楽」
◎論考
髙山花子「誰かの夢の書き起こし」

【特別企画 東京の午後を散歩する】 
柴崎友香「歩くと思い出す」
パク・ソルメ 斎藤真理子 訳 「野菜の買い物」

【連載】
絲山秋子「細長い場所」【最終回】過去はただの夢
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第7回】
朝吹真理子「ゆめ」【第8回】
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2024年12月〜2025年2月
この装幀がすごい!【第15回】ゲスト 津野青嵐/川名潤・佐藤亜沙美

【季評】
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 危機と文学」2024年12月~2025年2月

【書評】
村田沙耶香『世界99』【評】高山羽根子
柴崎友香『遠くまで歩く』【評】小田原のどか
金原ひとみ『YABUNONAKA―ヤブノナカ―』【評】瀬戸夏子
山下澄人『わたしハ強ク・歌ウ』【評】小森はるか
羽田圭介『バックミラー』【評】燃え殻
朝比奈秋『受け手のいない祈り』【評】上田岳弘
滝口悠生『たのしい保育園』【評】東直子
金子薫『愛の獣は光の海で溺れ死ぬ』【評】小川公代
大前粟生『物語じゃないただの傷』【評】星野概念
1,485円
◎創作
向坂くじら「踊れ、愛より痛いほうへ」
幼い頃から納得できないことがあると「割れる」アンノは、母のおなかにいたはずの「妹」が自分のせいでいなくなったことを知り、衝撃を受ける。愛とは、愛するもの以外を燃やすこと――?

山崎ナオコーラ「すべてが友情」(前篇)
友だちがいない小学五年生のアマネは、ある日、人気者の陽ちゃんから声をかけられる。「『女子みんな』で遊ぼう」。社会が生み出す「線引き」を遥かな視点で解きほぐす、爽快長篇。

水沢なお「こんこん」
テーマパークの“雪のようで、湧き水のようなきつね”のきぐるみ・こんこんを愛するまど。その愛は次第に「中の人」への執着へと変わってゆき……。気鋭詩人の言葉きらめく渾身作。



【特集1 日記 記憶と記録】
◎論考
滝口悠生「日付を書けばいい」

◎漫画
小指「日記と私」

◎創作 いしいしんじ「音のかけら」
シルヴィア・プラス 小澤身和子訳「日記 一九五〇年~一九六二年」
リディア・デイヴィス 岸本佐知子訳「カフカ、料理する」
李龍徳「私の叔父の航海日誌」

◎特別企画
石岡丈昇・蟹の親子・五所純子・中村佑子「記録するという抵抗  日々を書き留める12冊」

◎日記
岸本佐知子「尻 on fire 日記」
柚木麻子「どんな場所にも小説とカラオケはある イギリス滞在記2024年10月4~12日」

◎エッセイ
くどうれいん「松ぼっくりの波紋」
梶谷いこ「積み石を崩す」

◎論考
山本浩貴(いぬのせなか座)「フィクションと日記帳 日記(本)から往復書簡、書く宛先をつくること」



【特集2 犬を書く、犬と生きる】
◎対談
小川洋子×千早茜「まぼろしの犬、言葉なき存在を描く」

◎エッセイ
松浦理英子「いつも心に犬を」
岸政彦「犬は自転車」
河﨑秋子「犬の名は」



【ノーベル賞受賞記念特別企画 ハン・ガン・日本・中上健次】
◎鼎談
ハン・ガン×中上紀×中沢けい(通訳 きむふな)「人間の生きる痛みを描く 二〇一三年、日韓文学のこれまでとこれから」

斎藤真理子「尹興吉と中上健次」



◎座談会
町屋良平×滝口悠生×倉本さおり 司会 水上文「文芸批評は断絶したか 小説の死後の未来」



◎鼎談
李琴峰×山内マリコ×柚木麻子「文学のポジティブな役割とは 『LGBTQ+差別に反対する小説家の声明』発表に際して」



【中原昌也 is Back!】
◎エッセイ
中原昌也「糖尿ワッショイ」

◎インタビュー
「偉大な作家生活には雑談が必要だ」



【連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第6回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第6回】
絲山秋子「細長い場所」【第8回】わたし
町田康「ギケイキ」【第47回】

山本貴光「文芸的事象クロニクル」2024年9月~11月



【季評】
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 隔たりと文学」2024年10~11月



【書評】
小山田浩子『最近』【評】金子薫
木村紅美『熊はどこにいるの』【評】はらだ有彩
安堂ホセ『DTOPIA』【評】榎本空
リフアト・アルアライール編 藤井光訳『物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集』【評】千種創一
本谷有希子『セルフィの死』【評】市街地ギャオ
飛浩隆『鹽津城』【評】荻堂顕
パク・ソルメ 斎藤真理子訳『影犬は時間の約束を破らない』【評】木村紅美
1,485円
【第61回文藝賞発表】
◎受賞作
待川匙「光のそこで白くねむる」

◎受賞作
松田いりの「ハイパーたいくつ」

◎受賞の言葉
待川匙・松田いりの

◎選評
小川哲・角田光代・町田康・村田沙耶香

◎受賞記念対談
村田沙耶香×待川匙「“記憶の不確かさ”を暴く異彩の詩情」

◎受賞記念対談
小川哲×松田いりの「実用性ゼロ。ハイパーな魂の屹立を」

◎選考経過
◎第62回文藝賞応募規定



【特集 ゲームをせんとや生まれけむ】
◎創作
斜線道有紀×桜庭一樹「場外戦/怪物のまま生きてゆく」
二人の作家が描く、“ゲームオーバー”からはじまる二つの物語。夜明けの秋葉原を舞台に、「七つの条件」の設定のもと、愛と裏切りが交差するドラマティック共作!

柚木麻子「ゴーホーム美容沼」
「結婚前の妻さんに戻す方法が、七つあります」子育て中の妻の容姿の変化を、職場の謎めいた美人・深田さんに相談した枝野。すると思わぬクエストが課され……!?

本谷有希子「垢、澱、デュアルショック」
カズヲくんとゲームの中で再会するためなら、親指砕け潰れても平気――。ワンルームで垢と澱にまみれながらコントローラーを握り続ける私に訪れる、衝撃のエンディング!

王谷晶「君色の季節へ……」
「君はこの春から私立河出学園の一員だ!」個性的な生徒や教師たちとの出会い。〈恋が成就する教室〉の噂。そして世界の真実……青春のすべては君の【選択】次第だ!

間宮改衣「ライフリクエスト」
休職し家に引きこもり、生活もままならないIは、ある日、ひとりで病院まで行くことに。希死念慮を払うため、パズルゲームのBGMで脳を埋めて電車に乗るが……。

◎論考
近藤銀河「個人の生を語るインディゲーム」

◎エッセイ
三木那由他「ゲームを、そして私自身をプレイする
麻布競馬場「人生ってゲームなんですか?」
ソーシキ博士「見る・遊ぶ・買う」
村雲菜月「彼女や彼らを現実に連れ出すために」

◎論考
山本貴光「そこは何ができる場所なのか ゲームのエコロジーに向けて」

◎特別企画
近藤銀河+葛西祝「個人の現実が世界を創る ゲーム作家ガイドAtoZ」



【創作】
大前粟生「物語じゃないただの傷」
「男の僕が有害な男性性を告発することが、僕の大義なんだ――一体、どこで間違った?」リベラル知識人としてメディアで話題の男・後藤。ある日、片脚の悪い男・白瀬が、後藤の秘密を盾に「お前の家に住ませろ」と脅迫してきて……。男性性の問題を見つめ続けてきた著者渾身の衝撃作!

紗倉まな「ガールズ・ファイト」
キックボクシングジム「BooBoo」に通う5人の女たちは、レッスンごとにシャワー争奪戦を繰り広げつつ、一定の距離感を保って過ごしていた。ところがやたら人懐っこい女・オキシオが入会してきたことで均衡が崩れ始め……。最後に笑う女は一体誰なのか。水面下の戦いが幕を開ける!



【連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第5回】
朝吹真理子「ゆめ」【第7回】
絲山秋子「細長い場所」【第7回】水と異者
町田康「ギケイキ」【第46回】

山本貴光「文芸的事象クロニクル」2024年6月~8月



【季評】
水上文 「たったひとり、私だけの部屋で 記憶と文学」 2024年7月~2024年9月



【書評】
奥泉光『虚史のリズム』【評】片山杜秀
千早茜『雷と走る』【評】宮田愛萌
円城塔『コード・ブッダ』【評】八島游舷
金原ひとみ『ナチュラルボーンチキン』【評】高瀬隼子
小川哲『スメラミシング』【評】雨宮純
羽田圭介『タブー・トラック』【評】ニシダ(ラランド)
星野智幸『ひとでなし』【評】木村友祐
高瀬隼子『新しい恋愛』【評】早乙女ぐりこ



著者一覧
次号予告・文藝後記

1,540円
◎創作
安堂ホセ「DTOPIA」
配信リアリティショー『DTOPIA(デートピア)』新シリーズの舞台はボラ・ボラ島。白人女性のミスユニバースを巡って、Mr.LA、Mr.ロンドン等世界各国からの十人の男たちが争う。そこにいたのがおまえ──井矢汽水(いやきすい)だった。

木村紅美「熊はどこにいるの」
あの、赤ちゃん、拾ってしまって。どうしましょう──。社会から隔絶された山奥の家に暮らすリツとアイ。五年前に太平洋沿岸の町で出会い秘密を共有したヒロとサキ。人生の淵に立つ四人の女たちの群像劇。

滝口悠生「連絡」
三歳になったももちゃんとお父さんは日々、川べりや公園を歩く。過ぎていく時間と折々の記憶が連なっていく。お父さんは、それを未来から見つめている誰かの視線を感じている──。保育園をめぐる連作シリーズの集大成となる、祈りに満ちた傑作中篇。



【特集1 世界文学は忘却に抵抗する】
◎鼎談
斎藤真理子×奈倉有里×藤井光
「見えない大きな暴力を書きとめる─「現代を映す10冊」をもとに」

◎特別企画
松田青子+インタン・パラマディタ 太田りべか訳
「往復書簡 越境して結束をする私たちの方法」

粟飯原文子、青木耕平、阿部大樹、榎本空、木内尭、木下眞穂、金志成、工藤順、須藤輝彦、すんみ、五月女颯、寺尾隆吉、中村隆之、丹羽京子、野平宗弘、橋本輝幸、濱田麻矢、三浦祐子、柳谷あゆみ、吉田恭子、吉田栄人「注目の作家3名& 日本語に翻訳されてほしい作品 海外文学翻訳者・研究者21人アンケート」

◎韓国・日本・チベット・タイ〝戦争〟テーマの書き下ろし短篇
パク・ソルメ 斎藤真理子訳「スカンジナビア・クラブにて」
柴崎友香「現在の地点から」
ラシャムジャ 星泉訳「傷痕」
チダーナン・ルアンピアンサムット 福冨渉訳「群猿の高慢」

◎論考
古川日出男「文学の時差」

◎作家を創った世界の小説3冊
金子玲介「語りに魅せられて」
小池水音「世界と片手をつなぐこと」
日比野コレコ「アデノウイルスで死にかけのワニ」



【特集2 怖怖怖怖怖】
◎対談
春日武彦×梨「本当に怖いフィクションとは何か?」

◎特別企画
綿矢りさ「夜の日課は哲学ニュース」
「綿矢りさから「哲学ニュース」運営者へのQ&A ネット界隈の怪談クロニクル」

◎特別企画
朝宮運河・大岩雄典・廣田龍平・藤原萌
「特別企画 異界への扉をひらく〈怖怖怖怖怖〉作品ガイド」
編集協力= 山本浩貴(いぬのせなか座)

◎創作
八木詠美 「プリーズ・フォロー・ミー」
澤村伊智「さぶら池」
小田雅久仁「囁きかわす者たちからの手紙」
三木三奈「土屋萌」
木原音瀬「リンク」

◎怪談短歌
我妻俊樹「雲から覗く顔」

◎エッセイ
大森時生「衝動的煩悩」
升味加耀 「健やかに生き延びるための呪いについて」

◎論考
木澤佐登志「この世界という怪異 実話怪談と思弁的怪異」

◎文藝チャレンジ
#不気味な書き出し文藝 受賞作発表 ゲスト選者 大森時生



◎短編
今村夏子「トラの顔」



◎川端康成文学賞受賞記念インタビュー
「町屋良平が語る「私」と物語をめぐる新しい私小説」聞き手・構成 水上文



【連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第4回】
朝吹真理子「ゆめ」【第6回】
絲山秋子「細長い場所」【第6回】閉ざされたキャンプ
町田康「ギケイキ」【第45回】
この装幀がすごい!【第14回】ゲスト 純靄禾(文藝天国)/川名潤・佐藤亜沙美
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2024年3月~5月

【季評】
水上文 「たったひとり、私だけの部屋で 鳥の声を聴くために 2024年3月~2024年6月」



【書評】
吉本ばなな『下町サイキック』【評】古賀及子
山内マリコ『マリリン・トールド・ミー』【評】伊藤春奈(花束書房)
古川日出男『京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る』【評】河﨑秋子
長井短『ほどける骨折り球子』【評】児玉雨子
クラリッセ・リスペクトル 福嶋伸洋・武田千香編訳『ソフィアの災難』【評】島本理生
福尾匠『非美学』【評】小倉拓也



第62回文藝賞応募規定


1,485円
◎創作
向坂くじら「いなくなくならなくならないで」
山下澄人「わたしハ強ク・歌ウ」

早助よう子「天一坊婚々譚」


【緊急企画 ガザへの言葉 #CeasefireNOW】
◎特別掲載
アダニーヤ・シブリー 田浪亜央江 訳「かつて怪物はとても親切だった」

◎エッセイ
村田沙耶香「いかり」
町屋良平「私の虐殺」
滝口悠生「隔たりと連絡」
小山田浩子「私のプラカード」
大田ステファニー歓人「生きるために」

【特集1 世界はマッチングで回っている】
◎対談
鳥飼茜×安堂ホセ「さらす、隠す、しれっと消える」

◎共作
桜庭一樹×斜線堂有紀「かわいそうに、魂が小さいね/その春に用がある」
俵万智×木下龍也「キングと天使」

◎創作
遠野遥「AU」
山下紘加「わたしは、」
紗倉まな「やっぱりなしでもいいですか」
樋口恭介「あなたがYouなら私はI、そうでないなら何もない」

◎エッセイ
冬野梅子「自虐サ終のお知らせ」
水上文「想定されもしないマッチング、あるいはクィアな未来について」

◎論考
瀬戸夏子「超資本主義社会における恋愛至上主義について」

◎特別企画
花田菜々子+福尾匠+葉山莉子+あわいゆき「回り続ける世界のためのマッチングブックガイド」



【特集2 さよなら渋谷区千駄ヶ谷2-32-2】
◎エッセイ
山田詠美「トウキョウに上京して」
長野まゆみ「ある晴れた日」
中原昌也「カレー、カンヅメ、本と映画の記憶は忘却の彼方に」
武田砂鉄「ベストタイミング」

◎企画 2月14日、移転を聞きつけて、千駄ヶ谷散歩へ
星野智幸「幽霊はどこにいる?」
青山七恵「格子の向こう側」
宇佐見りん「あの日のABC」
柴崎友香「東京の真ん中の、なんでもない、名づけようのない場所」



【モノコン2023文藝×monogatary.com】
◎選考経過

◎有手窓 大賞受賞作「白山通り炎上の件」受賞の言葉

◎選評
金原ひとみ「巣鴨のOGになりたすぎる件について」



【特別寄稿】
佐藤究「F-104との邂逅『幽玄F』もう一つのエピローグ」



【短篇】
小川哲「啓蒙の光が、すべての幻を祓う日まで」



【連載】
島本理生+岩崎渉 「トランス」 【最終回】
絲山秋子「細長い場所」【第5回】夜明けの斜面
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第3回】
町田康「ギケイキ」【第44回】
この装幀がすごい!【第13回】ゲスト 布施琳太郎/川名潤・佐藤亜沙美
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2023年12月~2024年2月

【季評】
文芸季評 水上文「たったひとり、私だけの部屋で つながりと文学」2023年12月~2024年2月



【書評】
高橋源一郎『DJヒロヒト』【評】町屋良平
町屋良平『生きる演技』【評】鳥羽和久
九段理江『しをかくうま』【評】山口未花子
いとうせいこう『東北モノローグ』【評】瀬尾夏美
千木良悠子『はじめての橋本治論』【評】中村香住
ボリス・グロイス編 乗松亨平監訳 上田洋子/平松潤奈/小俣智史訳『ロシア宇宙主義』【評】木澤佐登志
1,485円
◎創作
長井短「存在よ!」
無名モデルのキヌは、ホラー映画の撮影で幽霊役のスタンドインをやることに。スタッフたちには「見えない存在」として雑に扱われる中、女の幽霊が見えるようになり……。人間と幽霊が存在を懸けて革命を起こす―抑圧を希望へ繫ぐシスターフッド小説!

王谷晶「蜜のながれ」
「強い男の話が、読んでみたいんです」―スランプに陥った芥川賞作家の堂島は、編集者の蓮来に、時代に逆行する「男」の物語を書くよう熱心に口説かれるが……。スキンシップなき社会で孤独を抱えた人間の魂の闇を暴き出す、衝撃の問題作!

【バルクアップ! プロテイン文学】
◎対談
伊藤亜紗×羽田圭介「ブレる心、裏切る筋肉」

◎創作
円城塔「植物性ジャーキー事件」
児玉雨子「跳べないならせめて立て」
石田夏穂「ヘルスモニター」
李龍徳「反男性」

◎特別企画
平松洋子「身体と言葉を考える ブックガイド」

◎エッセイ 11月9日、体の声を聴くために、「瞑想」へ
大前粟生「〝思考〟〝思考〟」
永井玲衣「ほんとうにすしうまなんですよ」
町屋良平「殺意の名は私」
藤原麻里菜「仕事を休んだ日の暖かい太陽」
八木詠美「ずっと上の空で過ごしている」

【特別掲載】
いとうせいこう「東北モノローグ 福島 a folklorist」

【短篇】
羽田圭介「バックミラー」
滝口悠生「音楽」

【連載最終回】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー」
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」

【連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第2回】
絲山秋子「細長い場所 木に咲く花」【第4回】
町田康「ギケイキ」【第43回】

山本貴光「文芸的事象クロニクル 2023年9月〜11月」

この装幀がすごい!【第12回】
ゲスト 届木ウカ/川名潤・佐藤亜沙美

【季評】
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 言葉と身体 2023年9月~11月」

【書評】
柴崎友香『続きと始まり』【評】金川晋吾
綿矢りさ『パッキパキ北京』【評】斜線堂有紀
古川日出男『紫式部本人による現代語訳「紫式部日記」』【評】酒井順子大前粟生『チワワ・シンドローム』【評】鈴木晴香
絲山秋子『神と黒蟹県』【評】川内有緒
石川義正『存在論的中絶』【評】髙山花子

第61回文藝賞応募規定
1,540円
文藝2023年冬季号 目次

【創刊90周年+第60回文藝賞発表記念企画】
◎特別対談
山田詠美×宇佐見りん「人間のややこしい部分をこそ、言葉に」
「ベッドタイムアイズ」で第22回文藝賞を受賞した山田詠美と、「かか」で第56回文藝賞を受賞した宇佐見りん。満を持しての豪華初対談!

◎特別再録
元「文藝」編集長 坂本一亀「「文藝」復刊まで  一九六〇年九月〜一九六一年十二月日記」

【文藝賞発表】
◎受賞作
小泉綾子「無敵の犬の夜」

◎優秀作
佐佐木陸 「解答者は走ってください」
図野象「おわりのそこみえ」

◎受賞の言葉
小泉綾子/佐佐木陸/図野象

◎選評
角田光代/島本理生/穂村弘/町田康

◎受賞記念対談 
町田康×小泉綾子「無鉄砲さこそが愛おしい」

◎受賞記念インタビュー
佐佐木陸「フィクションの枠を飛び越えるスピードと怒り」
図野象「誰も知らない瞬間を書く」

【短篇部門】
◎受賞作
西野冬器「子宮の夢」

◎優秀作
才谷景「海を吸う」


◎受賞の言葉
西野冬器/才谷景

◎選評
柴崎友香/松田青子

◎受賞記念インタビュー
西野冬器「現実を解体し幻想で遊ぶ」
才谷景 「生身のまま死と生を行き来する」

◎選考経過
◎第61回文藝賞応募規定

【第60回文藝賞発表記念企画 特集 短篇を書く技術】
◎対談
小山田浩子×津村記久子「書く衝動をためらわない」

◎エッセイ 書くための3作
柴崎友香「書くことで存在する」
松田青子「読めば読むほどいい」
青山七恵「治らないうちに」
山崎ナオコーラ「なにが短篇小説だ」
町屋良平「短編小説はなにより自由だが、小説家はその自由こそが怖ろしい」
大前粟生「橋と摩天楼と発火」

◎論考
倉本さおり「要約できない物語たち――短篇小説の現況をめぐって」


【創作】
姫野カオルコ「はい、子供は純真で無邪気です」

【新連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図II」
19世紀ロシア。若手詩人は中世バルトが舞台の小説を発表するが――ハンザの物語、新章開幕。

【短篇】
池澤夏樹「カフェ・エンゲルベッケンでハムザ・フェラダーが語ったこと」
滝口悠生「ロッテの高沢」
金子薫「独白する愛の犠牲獣」

【連載】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー 」【第5回】
絲山秋子「細長い場所」【第3回】第三の庭
千早茜「虎」【後篇】
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」【第4回】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第8回】
町田康「ギケイキ」【第42回】

山本貴光「文芸的事象クロニクル 2023年6月~8月」

この装幀がすごい!【第11回】
ゲスト 首藤凜/川名潤・佐藤亜沙美

【季評】 
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 物語とその役割 2023年7月~8月」

【書評】
佐藤究『幽玄F』【評】マライ・メントライン
中村文則『列』【評】大島育宙
安堂ホセ『迷彩色の男』【評】MOMENT JOON
ミシェル・ウエルベック 野崎歓・齋藤可津子・木内尭訳『滅ぼす』【評】樋口恭介
日比野コレコ『モモ100%』【評】向坂くじら
山下紘加『煩悩』【評】平岡直子
児玉雨子『##NAME##』【評】小川紗良
1,485円
◎創作

【舞台(、、)は、戦争―。長編580枚一挙掲載】
町屋良平「生きる演技」
魂だって、演技だろ誰にも本心を見せない元天才子役の生崎と、空気の読めない凡才俳優の笹岡。高校一年生のふたりは、性格は真逆だが、同じように親を憎み、家族を呪い、家族を大事にというこの国が許せない。やがてふたりは「立川米軍捕虜虐殺事件」を文化祭で上演することを決意するが――。「自己演出」がデフォルトの現代を生きる者たちのきらめきを描き、この国の空気に潜む暴力をあぶりだす、芥川賞、野間文芸新人賞の二冠に輝く著者による新たなる代表作。

【文藝賞受賞第一作】
安堂ホセ「迷彩色の男」
〈怒りは屈折する〉。―二〇一八年の冬、都内のクルージングスポットで二十六歳の男が暴行された姿で発見される。事件の背後に浮かびあがる〝迷彩色の男〟を描いた、最注目作家の第二作。

【文藝賞受賞第一作】
日比野コレコ「モモ100% 」
破滅的で自堕落で無計画な日常から一粒の宝石を探し出そうとする「モモ」のあくなき冒険と恋愛。「生き残り方は知っていて、生き方を知らない」十代がこんがらがる、愛すべき文体で綴られたデビュー第二作。

山下紘加「煩悩」
安奈に対して確信めいた感情を持ちたかった。友達でも恋人でもないけれど、私たちはほとんど一つだったから。それなのに―。過剰に重ねる描写が圧倒的熱量を捻り出す、破壊的快作。


◎特集・WE LOVE 藤本和子

【座談会】
岸本佐知子×くぼたのぞみ×斎藤真理子×八巻美恵
「片隅の声に耳を澄ませる 藤本和子と、同時代の女たちの闘い」

【エッセイ】
柴田元幸「お寿司を食べる人 」
井戸川射子「塩は喉を、叫びが喉を」



【短篇】
尾崎世界観「電気の水」
ネット検索に魅入られた少年・藪内賢作。「とんでもなく気持ちいい」検索=脳うがいを中毒的に繰り返すうちに、自分という沼に溺れてゆくのだが……。

滝口悠生「恐竜」
うららかな五月、子どもを保育園に送っていくももちゃんのパパと、ふいちゃんのパパ。ふいちゃんは「恐竜はいない」ことがどうしても腑に落ちなくて―。



◎創刊90周年連続企画3

【鼎談】
村田沙耶香×柴崎友香×西加奈子「どの年齢や時間にも、初めて見える景色がある」
二〇〇〇年前後の同時代にデビューし、それぞれ活躍を続けてきた三人の作家たち。価値観が日々刻々と変化する時代の中で最前線の書き手が見てきた、この二〇年の景色とは。

◎連載

絲山秋子「細長い場所」 【第2回】気配と残像
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る 」【第3回】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー 」【第4回】
朝吹真理子「ゆめ」 【第5回】
島本理生+岩崎渉 「トランス」【第7回】
柳美里 「JR常磐線夜ノ森駅 」【第5回】
町田康「ギケイキ」【第41回】

【季評】 たったひとり、私だけの部屋で 「閉ざされた壁の中」2023年4月~6月 水上文
文芸的事象クロニクル 2023年3月〜2023年5月 山本貴光

◎書評

金原ひとみ『腹を空かせた勇者ども』【評】山崎ナオコーラ
桜庭一樹『彼女が言わなかったすべてのこと』【評】竹田ダニエル
王谷晶『君の六月は凍る』【評】児玉雨子
朝比奈秋『あなたの燃える左手で』【評】皆川博子
若竹千佐子『かっかどるどるどぅ』【評】八木詠美
カレン・ラッセル 松田青子 訳『オレンジ色の世界』【評】谷崎由依
市川沙央『ハンチバック』【評】伊藤亜紗

第61回文藝賞応募規定

1,485円
◎創作
【直木賞受賞第一作 520枚一挙掲載】
佐藤究「幽玄F」
少年は、空を夢見、そして空へ羽ばたく――
空を支配するGに取り憑かれ、Fを操る航空宇宙自衛隊員・易永透が、地上に願うものとは。
直木賞と山本周五郎賞を受賞した『テスカトリポカ』から2年。
日本・タイ・バングラデシュを舞台に「護国」を問う、佐藤究・圧巻の第4長篇、一挙掲載。
【中篇】
朝比奈秋「あなたの燃える左手で」
左手を失い、ハンガリーの病院で手を移植されることになったアサト。しかし麻酔から醒めると、繫がっていたのは屈強な白人の手で—。自らの身体を、そして国を奪われることの意味を問う、まったく新しい想像力の物語。
藤原無雨「グッド・バイ・バカヤロ」
作家・寄居正太郎追悼企画。太宰治を名乗る女・文と文学青年の三郎との心の交流を描いた遺作「グッド・バイ・バカヤロ」/対談・往復書簡=鉢形俊輔(小説家)×ひとはらりとる(書評家)を一挙掲載。
児玉雨子「##NAME##」
光に照らされ君といたあの時間を、他人は〝闇〟と呼ぶ│。かつてジュニア
アイドルの活動をしていた雪那。少年漫画『両刃のアレックス』の夢小説にハマり、名前を空欄のまま読んでいる。あらゆる先入観、倫理を揺さぶる衝撃作。
【新連載】
絲山秋子「細長い場所」
その細長い坂道を登っていくと、飲食店に、抽選に、共同浴場に並ぶ細長い行列、行列、行列……。ここは一体どこなのか!? 不穏な物語が幕を開ける。
【短篇】
滝口悠生「緑色」
金子薫「愚天童子と双子の獣たち」

文藝賞 新選考委員発表
第61回文藝賞応募規定

◎特集
憎しみに抗うユーモア
新世代アフリカン・アメリカンの作家たち
【対談】
ダンティール・W・モニーズ×ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
企画・司会・翻訳=押野素子
「思いやりを世界のルールとするために」
【作家ガイド】
世界を更新するブラック・ライターズ・ガイド18
ダンティール・W・モニーズ+ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー=選
【エッセイ】
榎本空「ブラック・アーカイブ、あるいは死者を救うことの失敗についての幾つかの覚書

◎創刊90周年連続企画2
松浦理英子が語る「ミソジニーと苦難の時代」

◎映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」公開記念対談
大前粟生×吉田恵里香「怒りのパワーのその先へ」

◎連載
千早茜「虎」【中篇】
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」【第2回】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー」【第3回】
朝吹真理子「ゆめ」【第4回】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第6回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第4回】
町田康「ギケイキ」【第40回】

季評 たったひとり、私だけの部屋で 小説と現実
2022年12月~2023年3月 水上文
文芸的事象クロニクル 2022年12月~2023年2月
山本貴光
この装幀がすごい!
第10回ゲスト やまじえびね/川名潤・佐藤亜沙美

◎書評
川上未映子『黄色い家』【評】王谷晶
津村記久子『水車小屋のネネ』【評】栗田隆子
水沢なお『うみみたい』【評】梅﨑実奈
皆川博子『風配図 WIND ROSE』【評】深緑野分
アリ・スミス『五月 その他の短篇』【評】初谷むい
1,485円
◎新連載
古川日出男 「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」
「桁外れの物語力を持ったはずの京都が、ふいに敗れた」――何に敗れたのか。それはパンデミックという「物語」に。観光都市・京都を舞台に日本史と人類史が交叉する。古川日出男のシン・ノンフィクション、開幕。

◎創作
金原ひとみ「世界に散りゆく無法者ども」
親の離婚、束縛する彼氏をもつ友達、自分の将来。様々な問題を前に、いつまでもただ「ゲラゲラ笑っていたい」高校一年生の玲奈は、親に内緒で部活を辞めていたことがバレて……。「玲奈」シリーズがついに完結。

千早茜「虎」(前篇)
幼い頃、親の転勤によって海外のとある国で暮らしていたまどかは、番犬用の仔犬としてローデシアン・リッジバックの「虎」と出会った。大人になって思う、あれがこの人生で持ちえた唯一の「愛」だったと――。種を超えた心の繫がりを描く、千早茜の新境地!

山内マリコ「あなたを研究したい」
ある大学のジェンダー学のゼミ。意識の高い学生たちを横目に、杏奈はいまいち授業についていけない。そんなとき、二年前の夜にかかってきた不思議な電話を思い出して――。

町屋良平「私の批評」
会社を辞めて「専業」作家になった私は、母とのふたり暮らしに耐えられなくなり家を出た――。どんなものにも愛着をもてない私は、母に似ている? そして永遠の十一歳詩人と父の亡霊が私にもたらしたものとは?



◎特集 瀬戸夏子+水上文 責任編集「批評」

はじめに 瀬戸夏子

水上文「シェイクスピアの妹など生まれはしない」
斎藤真理子「翻訳に悩む〈倫理〉という言葉 韓国文芸批評が示すもの」
中尾太一「批評 この致命なるもの」
小松原織香「〈文学が生まれる場〉にいた話。 同人作家と「サークル村」の女たちを繫ぐ試み」
榎本空「Love in a Minor Key」
杉田俊介「批評と男性性 男性解放批評のために」
児玉美月「クィア映画批評と〈わたし〉を巡るごく個人的な断想」
木澤佐登志「男たちの営みを巡る幾つかの雑多な引用」
伊舎堂仁「おもしろいために」
永井玲衣「見られずに見る」
TVOD「村上春樹の語られ方 批評とサブカルチャー史」
西森路代「批評が、私たちを一歩外へ連れ出すものだとしたら」
瀬戸夏子「うつしかえされた悲劇 三島由紀夫『豊饒の海』について」

【対談】
瀬戸夏子×水上文「なぜ、いま「批評」特集なのか」
高橋源一郎×町屋良平「批評・詩・小説」

【インタビュー】
斎藤美奈子「文学史の枠を再設定する 見過ごされてきた女性たちの文学」
大塚英志「ロマン主義殺しと工学的な偽史」

【ブックガイド】
瀬戸夏子・水上文「これからの批評のための3冊」



◎創刊90周年記念連続企画1
阿部和重が語る 「J文学とは何だったのか」
聞き手:阿部晴政(元「文藝」編集長)


◎特別対談
村田沙耶香×チョン・セラン
「アジア文学という冒険がはじまる 日韓同時刊行アンソロジー『絶縁』を巡って」


『あなたに安全な人』第32回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞記念対談
木村紅美×ロバート キャンベル「コロナ禍が生んだ恋人の最終形」



◎連載
皆川博子「風配図Windrose」 【最終回】
桜庭一樹「波間のふたり」【最終回】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第5回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第3回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第6回】
藤野可織「先輩狩り」【第6回】
町田康「ギケイキ」【第39回】


文芸的事象クロニクル 2022年9月〜11月 山本貴光



文芸季評 たったひとり、私だけの部屋で 問いかけと文学 2022年10月~11月 水上文



◎書評
山田詠美『私のことだま漂流記』【評】山下紘加
遠野遥『浮遊』【評】葊田龍平
島本理生『憐憫』【評】奥田亜希子
新胡桃『何食わぬきみたちへ』【評】桜庭一樹
加納愛子『これはちゃうか』【評】橋本絵莉子
温又柔『永遠年軽』『祝宴』【評】千種創一
堀千晶『ドゥルーズ 思考の生態学』【評】中西淳貴


第60回文藝賞応募規定

1,540円
◎第59回文藝賞発表
・受賞作
安堂ホセ「ジャクソンひとり」
日比野コレコ「ビューティフルからビューティフルへ」

・受賞の言葉 安堂ホセ/日比野コレコ
・選評 角田光代/島本理生/穂村弘/町田康

・受賞記念対談
島本理生×安堂ホセ「本気の遊びに本音を乗せる」
穂村弘×日比野コレコ「言葉を異化するパンチラインの作法」

・選考経過
・第60回文藝賞応募規定

*

◎特集 魔女・陰謀・エンパワメント
【短篇】
王谷晶「てづから」
カレン・ラッセル 松田青子 訳「沼ガール/ラブストーリー」
近藤史恵「水裁判」
アリス・ソラ・キム 加藤有佳織 訳「わるい娘たちは閉じ込めてしまいましょう」

【対談】
円香×雨宮純「現代魔女になんでも聞いてみた。」

【特別企画 キーワード集】
円香・谷崎榴美「現代魔女の基礎知識2022」

【エッセイ】
吉村萬壱「私の魔女像」
平松洋子「白樺をまじないの道具として」
鈴木みのり「夢の庭」

【論考】
木澤佐登志「魔女、ダンス、抵抗 現代魔女とクラブカルチャーの交差点」
北村紗衣「魔女と幻想 『奥さまは魔女』と『ワンダヴィジョン』」
橋迫瑞穂「偏在する現代魔女とメディア空間「オカルト」雑誌からTikTokまで」
河西瑛里子「まなざされる魔女から、名乗りとしての魔女へ グリーナム・コモンの女神たち」

*

◎創作
【新連載】岸政彦「クアトロ ウノ」
雨がそぼ降るある日、母と娘の美咲は担任の教師に呼び出されて、教室に向かう。
日常に隠された暴力に、記憶の断片が呼び覚まされ―著者初の連載小説。

小川哲「神についての方程式」
人類最後の宗教としてその名を残す「ゼロ・インフィニティ」。かつて〝ゼロ〟を信仰したという謎の教団に隠された世界の秘密とは。真理と夢幻をあざなう魔術的数学奇篇。

金子薫「成るや成らざるや奇天の蜂」
法の届かないスラムの奇天座で、究極のドラッグ・ロロクリにより獣と化す住人たち。西尾はひとり人間のまま、ロロクリに溺れるのだが……。野間文芸新人賞作家の新境地。

水沢なお「うみみたい」
卵生生物の生殖をケアする〝孵化コーポ〟でバイトする美大生のうみは、才気煥発な同級生みみが抱える「生まれたくなかった」意志に触れ―。中也賞受賞の気鋭の詩人、初中篇。

*

【特別対談】
奥泉光×加藤陽子「眼前の「戦前」を直視する「排除の暴力」がもたらす熱狂に抗うために―『この国の戦争』刊行記念トーク」

*

【特別セッション】
阿部和重 聞き手:フィクショナガシン 「検索と風刺の作家は現在(いま)を書き続ける」
約十年ぶりの短編集『Ultimate Edition』刊行記念 全収録作解説インタビュー

*

【特別書評】
清水晶子「「いつかこの本が読まれる必要がなくなる未来が来る日まで」『トランスジェンダー問題』を読む」

*

◎連載
朝吹真理子「ゆめ」【第3回】
皆川博子「風配図 Windrose」【第4回】
桜庭一樹「波間のふたり」【vol.5,6】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第4回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第5回】
藤野可織「先輩狩り」【第5回】

文芸的事象クロニクル 2022年6月~8月 山本貴光

文芸季評 たったひとり、私だけの部屋で 
2022年7月〜9月「対話と文学」水上文

◎書評
山下紘加『あくてえ』 【評】上坂あゆ美
斎藤真理子『韓国文学の中心にあるもの』 【評】大塚英志
小川哲『地図と拳』 【評】逢坂冬馬
滝口悠生『水平線』 【評】石原俊
古谷田奈月『フィールダー』 【評】相川千尋


1,485円

目次

◎金原ひとみ責任編集 特集 私小説

プロローグ 金原ひとみ

【短篇】
村上龍「ユーチューブ」
尾崎世界観「電気の川」
西加奈子「Crazy in Love」
島田雅彦「私小説、死小説」
町屋良平「私の推敲」
しいきともみ「鉛筆」
金原ひとみ「ウィーウァームス」

【ブックガイド】
金原ひとみ編集長・選 私小説的小説10

【エッセイ】
温又柔「「私」の小説」
MOMENT JOON「ラッパーが〈私〉を生きるということ」
高井ゆと里「舌は真ん中から裂ける」

【論考】
千葉雅也「「私小説」論、あるいは、私の小説論」
水上文「輪郭を描く 新・私小説論序説」

【特別企画 4月26日、金原ひとみとピクニックに行く】
植本一子「写真を取るか 撮らないか」
滝口悠生「ポニー公園」
王谷晶「大丈夫なひとが森へ行く」
高瀬隼子「あの日わたしがしなかったことの話」
エリイ「クラウン・シャイネス」
児玉雨子「帰宅混乱者」



◎創作
飛浩隆「鹽津城(しおつき)」
巳衣子、鮫を踏みてこの地に渡りきたりき……そのしばらく前、地球にとつじょ悪魔があらわれ、不浄な世界は鹵(しお)に覆われようとしていた。SF界の巨匠がおくる、新たなる国創りの物語。

遠野遥「浮遊」
親の無関心を気にもとめず、歳の離れた会社経営の男と暮らす高校生のふうかは、日々、ホラーゲームで悪霊たちから逃げ続け―。現実がどこまでも希薄化する新たなゲーム文学。

長井短「ほどける骨折り球子」
妻の球子(たまこ)は俺を庇って骨折ばかりする。俺も球子を守りたくて夫婦で〝守りバトル〟に没頭するある日、勤め先に俺が会社の金を横領していると電話が入り―。俊才の小説第二作、初中篇。


◎特別寄稿1
信田さよ子「母が生んだ娘が母を育てる 宇佐見りん『くるまの娘』を読む」

◎特別寄稿2
橋本輝幸「先駆者にしてアウトサイダー オクテイヴィア・E・バトラー論」

◎第8回日本翻訳大賞受賞記念企画
クラリッセ・リスペクトル ウクライナ・ユダヤ・ブラジル
【短篇】
福嶋伸洋 訳「パンを分かち合う」
福嶋伸洋 訳「神を赦す」
【論考】
福島伸洋「言葉という官能 クラリッセ・リスペクトル論」

◎連載
若竹千佐子「かっかどるどるどぅ」【最終回】籠もよみ籠持ち
朝吹真理子「ゆめ」【第2回】
皆川博子「風配図 Windrose」【第3回】
桜庭一樹「波間のふたり」 【Vol.3,4】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第3回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第4回】
町田康「ギケイキ」【第38回】

文芸的事象クロニクル2022年3月~5月 山本貴光
この装幀がすごい!【第9回】ゲスト 石田真澄 /川名潤・佐藤亜沙美

文芸季評 たったひとり、私だけの部屋で
2022年4月〜2022年6月「「私」と文学」水上文

◎書評
絲山秋子『まっとうな人生』【評】藤井聡子
村田沙耶香『信仰』【評】年森瑛
綿矢りさ『嫌いなら呼ぶなよ』【評】三木那由他
岡田利規『ブロッコリー・レボリューション』【評】高山羽根子
ジャネット・ウィンターソン 木原善彦 訳『フランキスシュタイン』【評】西條玲奈
大前粟生『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』 【評】夏木志朋
ダグラス・スチュアート 黒原敏行 訳『シャギー・ベイン』【評】樋口恭介
ダヴィッド・ラプジャード 堀千晶 訳『ちいさな生存の美学』 【評】築地正明



1,540円
緊急掲載 ウラジーミル・ソローキン「プーチン 過去からのモンスター」

新連載 朝吹真理子「ゆめ」
創作 綿矢りさ/彩瀬まる/でか美ちゃん/山下紘加/新胡桃/藤原無雨

特集1 怒り 感情だけは奴らに渡すな
短篇:阿部和重/小川哲/山内マリコ/谷崎由依/ジョヴァーニ・マルチンス
エッセイ:残雪/石内都/チャン・ウンジョン/町屋良平/永井玲衣
対談:柚木麻子×ゆっきゅん
論考:飯盛元章/小川公代

特集2 フォークナー没後60年・中上健次没後30年
講演:ユードラ・ウェルティ
座談会:池澤夏樹×柴田元幸×小野正嗣×桐山大介
対談:中上紀×宇佐見りん
宇佐見りん 熊野紀行

特集3 平家! 犬王! 平家!
往復書簡:山田尚子×高野文子
対談:古川日出男×湯浅政明

特集4 SFマガジン責任編集 グレッグ・イーガン祭
グレッグ・イーガン「籾殻」
座談会:酉島伝法×橋本輝幸×長谷川愛
1,518円
◎創作
宇佐見りん「くるまの娘」(190枚)芥川賞受賞第一作
一家は、久しぶりの車中泊の旅に出た。甘く懐かしい思い出の道をなぞるうち、家族のままならなさの根源にあるものが引きずり出されてゆく。「かか」「推し、燃ゆ」で新時代の文学を立ち上げた作家の、真価を決定付ける圧巻の第三作。車ごと地獄から救い出そうともがく、娘の絶唱。

児玉雨子「じゃあ何から産まれたかったの?」(150枚)
「私たち、新しく母娘(おやこ)になりませんか?」実の母娘関係が修復不可能なほど破綻した、かつて塾の先生と教え子だった女二人。仲睦まじく暮らす二人の〈ホーム〉に、先生の実娘が妊娠した身で乗り込んできて――。気鋭の作詞家が、母性への疑いを鋭く切り出す第二作中篇。



◎特集 母の娘
【批評】
水上文 「「娘」の時代 「成熟と喪失」のその後」(110枚)

【対談】
伊藤比呂美×金原ひとみ「母は娘を救えない」

【創作】
西加奈子「ママと戦う」
ダンティール・W・モニーズ 岸本佐知子 訳 「敵の心臓」
島本理生「鳥人間だった私」
金原ひとみ「愛を知らない聖者ども」
平岡直子「お母さん、ステルス戦闘機」


【エッセイ】
水村美苗 「「母性神話」と私の母」
イ・ラン 斎藤真理子 訳「母と娘たちの狂女の歴史」
セキユリヲ「縁をつなぐ」
花田菜々子「母と子になれない私たち」


【論考】
はらだ有彩「山姥がハハハと笑うとき」

【ブックガイド】
アルテイシア/海猫沢めろん/中村佑子/堀越英美
「物語化された「母」を解放する ブックガイド20」



◎豪華新連載

【創作】
皆川博子「風配図 Windrose」
ゴットランド島に流れ着いた一艘の難破船。いま、二人の少女の運命が大きく動き出す―。バルト海交易で栄えた三都市を舞台に紡がれる壮大な物語、堂々開幕。

桜庭一樹「波間のふたり」
「幸せそうな若い女」を狙う刺傷事件を機に再会した同級生二人。数日後、隅田川沿いで待ち合わせると、二人から見えるスカイツリーが別の色をしていて―!? 作家の新境地を築く長篇新連載。

島本理生+岩崎渉 「トランス」
人間に近い情緒を備える新型AIのHTLL09号。研究所で働くいつきは、資料室で〝彼〟と出会い……恋愛小説の名手・島本理生+気鋭の生物情報科学者・岩崎渉による共作小説の誕生!

【文芸季評】
「たったひとり、私だけの部屋で 2021年10月~11月 書くことの/と暴力」水上文



◎特別企画:台湾文学発、世界文学の未来
【短篇】
呉明益 三浦裕子 訳「沖積層になる」

【エッセイ】
黄碧君「台湾文学シーンのいま」




●特別寄稿
藤井光「パンデミックと「つながり」の物語 『デカメロン・プロジェクト』と『最後のライオニ』を巡って」



●連続企画 韓国・SF・フェミニズム【最終回】
【短篇】
チョン・ソヨン すんみ 訳「おうち」
【ブックガイド】
イ・スヒョン すんみ 訳「韓国SFと世界SFのフェミニズム」

●連載
落合恵子「「わたしたち」」 【最終回】
絲山秋子「まっとうな人生」【最終回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第2回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第2回】
藤野可織「先輩狩り」【第4回】
町田康「ギケイキ」【第36回】

「文芸的事象クロニクル2021年9月~11月」 山本貴光
「この装幀がすごい!」【第7回】ゲスト MARUU /川名潤・佐藤亜沙美

●書評
遠野遥『教育』【評】玉城ティナ
町屋良平『ほんのこども』【評】新胡桃
最果タヒ『パパララレレルル』【評】ゆっきゅん
藤原無雨『その午後、巨匠たちは、』【評】円城塔
李龍徳『石を黙らせて』【評】大江崇允
MOMENT JOON『日本移民日記』【評】つやちゃん

第59回文藝賞応募規定
1,485円
【史上最多の応募数、2459作 第58回文藝賞発表】
受賞作 澤大知 「眼球達磨式」(115枚)

・選評 磯崎憲一郎「視点の発明、自走する小説」/島本理生「「書ける」ことの先へ」/穂村弘「あり得ない現実の引力」/村田沙耶香「眼差しと言葉に宿るもの」
・受賞の言葉 澤大知
・受賞記念対談 村田沙耶香×澤大知「〝物の眼差し〟から世界を知覚する」
・第59回文藝賞応募規定



【創作】
〈全米図書賞受賞第一作〉
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」(前篇)
海にはええものも悪いものも流れ込む、と母はよく言っていた。――居場所のないすべての人たちへ。『JR上野駅公園口』と対になる物語、開幕。

〈デビュー20周年記念作〉
綿矢りさ「嫌いなら呼ぶなよ」
新居祝いを兼ねた三家族合同のホームパーティー。妻の親友に招かれた客のはずだった霜月だが、やがて彼を被告人とする「ミニ裁判」が始まり……心の〝明るすぎる闇〟に迫る!

〈文藝賞受賞第一作〉
藤原無雨「その午後、巨匠たちは、」
みなさんは神様になりました――北斎、レンブラント、ダリ、フリードリヒ、ターナー、モネら現代に蘇らせた巨匠をめぐり、註釈に註釈を重ね軽やかに変化する物語。現代文学の先を行く傑作!

山下紘加「二重奏」
老舗料理店の物販事業部に勤める幼馴染の加賀美と永沢。感染症拡大の影響で経営が逼迫の一途を辿るなか、年末のおせち商戦に懸け、商品開発に励む二人だが――。

〈短 篇〉
加納愛子「ファシマーラの女」
長井短「ダウジング中指」
中原昌也「焼死体たちの革命の夜」(前篇)



【特別企画 コロナと五輪】
〈寄稿〉
吉見俊哉「二〇二一年夏、何が破綻したのか」

〈日記〉 
高山羽根子「東京の日記 2021、6月-9月の路上で。」



【連続企画第5回 韓国・SF・フェミニズム】
〈チョン・セラン「アーミー・オブ・クィア」(斎藤真理子訳)について〉
チョン・セラン/QQ/斎藤真理子
石原理「DSDを知るために」



【特集 聞き書き、だからこそ】
〈対談〉
高橋源一郎×斎藤真理子「聞書には、闘いのすべてがある 森崎和江・石牟礼道子・藤本和子」
いとうせいこう×岸政彦「聞き手の責任をまっとうする」

〈インタビュー〉
抵抗するために「聞く」、アレクシエーヴィチのいま
聞き手:沼野恭子

〈新連載〉
いとうせいこう「東北モノローグ」第1回 宮城 a publisher

〈論考〉
岸政彦「聞くという経験」
梯久美子「声は消える」

〈聞書〉
小山田浩子「トミヱさん」
滝口悠生「八朔十八年(二〇〇四年と二〇二一年)」
大前粟生「モノのこと」

〈エッセイ〉
五所純子「むかしのかたち」
石井ゆかり「私の「闇鍋」インタビュー」
小田香「アンビバレンス」

〈特別企画〉
戦争・災害・差別・公害・コロナ――
「声を書きとる。」聞き書きブックガイド20
齋藤直子/瀬尾夏美/寺尾紗穂/朴沙羅



【連載】
落合恵子 「「わたしたち」」【第2回】
藤野可織 「先輩狩り」【第3回】
磯部涼 「移民とラップ 」【第6回】BLMを歌う(その3)
絲山秋子 「まっとうな人生」【第9回】
町田康 「ギケイキ」【第35回】
この装幀がすごい!【第6回】ゲスト 菊竹寛/川名潤/佐藤亜沙美
山本貴光「文芸的事象クロニクル 2021年6月~8月」



【季評】
山本貴光「文態百版 事実とフィクションの織物 2021年7月~9月」



【書評】
木村紅美『あなたに安全な人』【評】尾崎世界観
ジェニー・ザン 小澤身和子 訳『サワー・ハート』【評】王谷晶
呉明益 及川茜 訳『雨の島』【評】藤井太洋
オーシャン・ヴオン 木原善彦 訳『地上で僕らはつかの間きらめく』【評】岨手由貴子
ミッキ・ケンダル 川村まゆみ 訳『二重に差別される女たち』【評】海老原弘子

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文藝の内容

  • 出版社:河出書房新社
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:1,4,7,10月の7日
  • サイズ:A5
綿矢りさ、羽田圭介、青山七恵、磯﨑憲一郎、町屋良平、若竹千佐子……文学シーンに多くの新人を送り出す「文藝賞」と、文学の「いま」を発信!
20代から30代を中心に幅広い読者をターゲットにした文芸誌。毎号、気鋭・新鋭からベテラン作家まで、多くの書き下ろし小説(長篇・中篇・短篇・掌編)を掲載。また、毎年冬号で発表される「文藝賞」は、田中康夫(「なんとなく、クリスタル」)、山田詠美(「ベッド・タイム・アイズ」)、長野まゆみ(「少年アリス」)、星野智幸(「最後の吐息」)をはじめ、綿矢りさ(「インストール」)、羽田圭介(「黒冷水」)、白岩玄(「野ブタ。をプロデュース」)、山崎ナオコーラ(「人のセックスを笑うな」)といった、文芸シーンに新たな風を吹き込む作家たちを輩出。近年では2017年に同賞でデビューした若竹千佐子(「おらおらでひとりいぐも」)は、同作で芥川賞を受賞し50万部を突破、社会現象を起こしました。つねに文学の「いま」を発信する季刊誌「文藝」にご注目下さい。

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