文藝 発売日・バックナンバー

全66件中 1 〜 15 件を表示
◎創作
長井短「存在よ!」
無名モデルのキヌは、ホラー映画の撮影で幽霊役のスタンドインをやることに。スタッフたちには「見えない存在」として雑に扱われる中、女の幽霊が見えるようになり……。人間と幽霊が存在を懸けて革命を起こす―抑圧を希望へ繫ぐシスターフッド小説!

王谷晶「蜜のながれ」
「強い男の話が、読んでみたいんです」―スランプに陥った芥川賞作家の堂島は、編集者の蓮来に、時代に逆行する「男」の物語を書くよう熱心に口説かれるが……。スキンシップなき社会で孤独を抱えた人間の魂の闇を暴き出す、衝撃の問題作!

【バルクアップ! プロテイン文学】
◎対談
伊藤亜紗×羽田圭介「ブレる心、裏切る筋肉」

◎創作
円城塔「植物性ジャーキー事件」
児玉雨子「跳べないならせめて立て」
石田夏穂「ヘルスモニター」
李龍徳「反男性」

◎特別企画
平松洋子「身体と言葉を考える ブックガイド」

◎エッセイ 11月9日、体の声を聴くために、「瞑想」へ
大前粟生「〝思考〟〝思考〟」
永井玲衣「ほんとうにすしうまなんですよ」
町屋良平「殺意の名は私」
藤原麻里菜「仕事を休んだ日の暖かい太陽」
八木詠美「ずっと上の空で過ごしている」

【特別掲載】
いとうせいこう「東北モノローグ 福島 a folklorist」

【短篇】
羽田圭介「バックミラー」
滝口悠生「音楽」

【連載最終回】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー」
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」

【連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図Ⅱ」【第2回】
絲山秋子「細長い場所 木に咲く花」【第4回】
町田康「ギケイキ」【第43回】

山本貴光「文芸的事象クロニクル 2023年9月〜11月」

この装幀がすごい!【第12回】
ゲスト 届木ウカ/川名潤・佐藤亜沙美

【季評】
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 言葉と身体 2023年9月~11月」

【書評】
柴崎友香『続きと始まり』【評】金川晋吾
綿矢りさ『パッキパキ北京』【評】斜線堂有紀
古川日出男『紫式部本人による現代語訳「紫式部日記」』【評】酒井順子大前粟生『チワワ・シンドローム』【評】鈴木晴香
絲山秋子『神と黒蟹県』【評】川内有緒
石川義正『存在論的中絶』【評】髙山花子

第61回文藝賞応募規定
文藝2023年冬季号 目次

【創刊90周年+第60回文藝賞発表記念企画】
◎特別対談
山田詠美×宇佐見りん「人間のややこしい部分をこそ、言葉に」
「ベッドタイムアイズ」で第22回文藝賞を受賞した山田詠美と、「かか」で第56回文藝賞を受賞した宇佐見りん。満を持しての豪華初対談!

◎特別再録
元「文藝」編集長 坂本一亀「「文藝」復刊まで  一九六〇年九月〜一九六一年十二月日記」

【文藝賞発表】
◎受賞作
小泉綾子「無敵の犬の夜」

◎優秀作
佐佐木陸 「解答者は走ってください」
図野象「おわりのそこみえ」

◎受賞の言葉
小泉綾子/佐佐木陸/図野象

◎選評
角田光代/島本理生/穂村弘/町田康

◎受賞記念対談 
町田康×小泉綾子「無鉄砲さこそが愛おしい」

◎受賞記念インタビュー
佐佐木陸「フィクションの枠を飛び越えるスピードと怒り」
図野象「誰も知らない瞬間を書く」

【短篇部門】
◎受賞作
西野冬器「子宮の夢」

◎優秀作
才谷景「海を吸う」


◎受賞の言葉
西野冬器/才谷景

◎選評
柴崎友香/松田青子

◎受賞記念インタビュー
西野冬器「現実を解体し幻想で遊ぶ」
才谷景 「生身のまま死と生を行き来する」

◎選考経過
◎第61回文藝賞応募規定

【第60回文藝賞発表記念企画 特集 短篇を書く技術】
◎対談
小山田浩子×津村記久子「書く衝動をためらわない」

◎エッセイ 書くための3作
柴崎友香「書くことで存在する」
松田青子「読めば読むほどいい」
青山七恵「治らないうちに」
山崎ナオコーラ「なにが短篇小説だ」
町屋良平「短編小説はなにより自由だが、小説家はその自由こそが怖ろしい」
大前粟生「橋と摩天楼と発火」

◎論考
倉本さおり「要約できない物語たち――短篇小説の現況をめぐって」


【創作】
姫野カオルコ「はい、子供は純真で無邪気です」

【新連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図II」
19世紀ロシア。若手詩人は中世バルトが舞台の小説を発表するが――ハンザの物語、新章開幕。

【短篇】
池澤夏樹「カフェ・エンゲルベッケンでハムザ・フェラダーが語ったこと」
滝口悠生「ロッテの高沢」
金子薫「独白する愛の犠牲獣」

【連載】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー 」【第5回】
絲山秋子「細長い場所」【第3回】第三の庭
千早茜「虎」【後篇】
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」【第4回】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第8回】
町田康「ギケイキ」【第42回】

山本貴光「文芸的事象クロニクル 2023年6月~8月」

この装幀がすごい!【第11回】
ゲスト 首藤凜/川名潤・佐藤亜沙美

【季評】 
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 物語とその役割 2023年7月~8月」

【書評】
佐藤究『幽玄F』【評】マライ・メントライン
中村文則『列』【評】大島育宙
安堂ホセ『迷彩色の男』【評】MOMENT JOON
ミシェル・ウエルベック 野崎歓・齋藤可津子・木内尭訳『滅ぼす』【評】樋口恭介
日比野コレコ『モモ100%』【評】向坂くじら
山下紘加『煩悩』【評】平岡直子
児玉雨子『##NAME##』【評】小川紗良
1,485円
◎創作

【舞台(、、)は、戦争―。長編580枚一挙掲載】
町屋良平「生きる演技」
魂だって、演技だろ誰にも本心を見せない元天才子役の生崎と、空気の読めない凡才俳優の笹岡。高校一年生のふたりは、性格は真逆だが、同じように親を憎み、家族を呪い、家族を大事にというこの国が許せない。やがてふたりは「立川米軍捕虜虐殺事件」を文化祭で上演することを決意するが――。「自己演出」がデフォルトの現代を生きる者たちのきらめきを描き、この国の空気に潜む暴力をあぶりだす、芥川賞、野間文芸新人賞の二冠に輝く著者による新たなる代表作。

【文藝賞受賞第一作】
安堂ホセ「迷彩色の男」
〈怒りは屈折する〉。―二〇一八年の冬、都内のクルージングスポットで二十六歳の男が暴行された姿で発見される。事件の背後に浮かびあがる〝迷彩色の男〟を描いた、最注目作家の第二作。

【文藝賞受賞第一作】
日比野コレコ「モモ100% 」
破滅的で自堕落で無計画な日常から一粒の宝石を探し出そうとする「モモ」のあくなき冒険と恋愛。「生き残り方は知っていて、生き方を知らない」十代がこんがらがる、愛すべき文体で綴られたデビュー第二作。

山下紘加「煩悩」
安奈に対して確信めいた感情を持ちたかった。友達でも恋人でもないけれど、私たちはほとんど一つだったから。それなのに―。過剰に重ねる描写が圧倒的熱量を捻り出す、破壊的快作。


◎特集・WE LOVE 藤本和子

【座談会】
岸本佐知子×くぼたのぞみ×斎藤真理子×八巻美恵
「片隅の声に耳を澄ませる 藤本和子と、同時代の女たちの闘い」

【エッセイ】
柴田元幸「お寿司を食べる人 」
井戸川射子「塩は喉を、叫びが喉を」



【短篇】
尾崎世界観「電気の水」
ネット検索に魅入られた少年・藪内賢作。「とんでもなく気持ちいい」検索=脳うがいを中毒的に繰り返すうちに、自分という沼に溺れてゆくのだが……。

滝口悠生「恐竜」
うららかな五月、子どもを保育園に送っていくももちゃんのパパと、ふいちゃんのパパ。ふいちゃんは「恐竜はいない」ことがどうしても腑に落ちなくて―。



◎創刊90周年連続企画3

【鼎談】
村田沙耶香×柴崎友香×西加奈子「どの年齢や時間にも、初めて見える景色がある」
二〇〇〇年前後の同時代にデビューし、それぞれ活躍を続けてきた三人の作家たち。価値観が日々刻々と変化する時代の中で最前線の書き手が見てきた、この二〇年の景色とは。

◎連載

絲山秋子「細長い場所」 【第2回】気配と残像
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る 」【第3回】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー 」【第4回】
朝吹真理子「ゆめ」 【第5回】
島本理生+岩崎渉 「トランス」【第7回】
柳美里 「JR常磐線夜ノ森駅 」【第5回】
町田康「ギケイキ」【第41回】

【季評】 たったひとり、私だけの部屋で 「閉ざされた壁の中」2023年4月~6月 水上文
文芸的事象クロニクル 2023年3月〜2023年5月 山本貴光

◎書評

金原ひとみ『腹を空かせた勇者ども』【評】山崎ナオコーラ
桜庭一樹『彼女が言わなかったすべてのこと』【評】竹田ダニエル
王谷晶『君の六月は凍る』【評】児玉雨子
朝比奈秋『あなたの燃える左手で』【評】皆川博子
若竹千佐子『かっかどるどるどぅ』【評】八木詠美
カレン・ラッセル 松田青子 訳『オレンジ色の世界』【評】谷崎由依
市川沙央『ハンチバック』【評】伊藤亜紗

第61回文藝賞応募規定

1,485円
◎創作
【直木賞受賞第一作 520枚一挙掲載】
佐藤究「幽玄F」
少年は、空を夢見、そして空へ羽ばたく――
空を支配するGに取り憑かれ、Fを操る航空宇宙自衛隊員・易永透が、地上に願うものとは。
直木賞と山本周五郎賞を受賞した『テスカトリポカ』から2年。
日本・タイ・バングラデシュを舞台に「護国」を問う、佐藤究・圧巻の第4長篇、一挙掲載。
【中篇】
朝比奈秋「あなたの燃える左手で」
左手を失い、ハンガリーの病院で手を移植されることになったアサト。しかし麻酔から醒めると、繫がっていたのは屈強な白人の手で—。自らの身体を、そして国を奪われることの意味を問う、まったく新しい想像力の物語。
藤原無雨「グッド・バイ・バカヤロ」
作家・寄居正太郎追悼企画。太宰治を名乗る女・文と文学青年の三郎との心の交流を描いた遺作「グッド・バイ・バカヤロ」/対談・往復書簡=鉢形俊輔(小説家)×ひとはらりとる(書評家)を一挙掲載。
児玉雨子「##NAME##」
光に照らされ君といたあの時間を、他人は〝闇〟と呼ぶ│。かつてジュニア
アイドルの活動をしていた雪那。少年漫画『両刃のアレックス』の夢小説にハマり、名前を空欄のまま読んでいる。あらゆる先入観、倫理を揺さぶる衝撃作。
【新連載】
絲山秋子「細長い場所」
その細長い坂道を登っていくと、飲食店に、抽選に、共同浴場に並ぶ細長い行列、行列、行列……。ここは一体どこなのか!? 不穏な物語が幕を開ける。
【短篇】
滝口悠生「緑色」
金子薫「愚天童子と双子の獣たち」

文藝賞 新選考委員発表
第61回文藝賞応募規定

◎特集
憎しみに抗うユーモア
新世代アフリカン・アメリカンの作家たち
【対談】
ダンティール・W・モニーズ×ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー
企画・司会・翻訳=押野素子
「思いやりを世界のルールとするために」
【作家ガイド】
世界を更新するブラック・ライターズ・ガイド18
ダンティール・W・モニーズ+ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー=選
【エッセイ】
榎本空「ブラック・アーカイブ、あるいは死者を救うことの失敗についての幾つかの覚書

◎創刊90周年連続企画2
松浦理英子が語る「ミソジニーと苦難の時代」

◎映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」公開記念対談
大前粟生×吉田恵里香「怒りのパワーのその先へ」

◎連載
千早茜「虎」【中篇】
古川日出男「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」【第2回】
山内マリコ「マリリン・トールド・ミー」【第3回】
朝吹真理子「ゆめ」【第4回】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第6回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第4回】
町田康「ギケイキ」【第40回】

季評 たったひとり、私だけの部屋で 小説と現実
2022年12月~2023年3月 水上文
文芸的事象クロニクル 2022年12月~2023年2月
山本貴光
この装幀がすごい!
第10回ゲスト やまじえびね/川名潤・佐藤亜沙美

◎書評
川上未映子『黄色い家』【評】王谷晶
津村記久子『水車小屋のネネ』【評】栗田隆子
水沢なお『うみみたい』【評】梅﨑実奈
皆川博子『風配図 WIND ROSE』【評】深緑野分
アリ・スミス『五月 その他の短篇』【評】初谷むい
1,485円
◎新連載
古川日出男 「京都という劇場で、パンデミックというオペラを観る」
「桁外れの物語力を持ったはずの京都が、ふいに敗れた」――何に敗れたのか。それはパンデミックという「物語」に。観光都市・京都を舞台に日本史と人類史が交叉する。古川日出男のシン・ノンフィクション、開幕。

◎創作
金原ひとみ「世界に散りゆく無法者ども」
親の離婚、束縛する彼氏をもつ友達、自分の将来。様々な問題を前に、いつまでもただ「ゲラゲラ笑っていたい」高校一年生の玲奈は、親に内緒で部活を辞めていたことがバレて……。「玲奈」シリーズがついに完結。

千早茜「虎」(前篇)
幼い頃、親の転勤によって海外のとある国で暮らしていたまどかは、番犬用の仔犬としてローデシアン・リッジバックの「虎」と出会った。大人になって思う、あれがこの人生で持ちえた唯一の「愛」だったと――。種を超えた心の繫がりを描く、千早茜の新境地!

山内マリコ「あなたを研究したい」
ある大学のジェンダー学のゼミ。意識の高い学生たちを横目に、杏奈はいまいち授業についていけない。そんなとき、二年前の夜にかかってきた不思議な電話を思い出して――。

町屋良平「私の批評」
会社を辞めて「専業」作家になった私は、母とのふたり暮らしに耐えられなくなり家を出た――。どんなものにも愛着をもてない私は、母に似ている? そして永遠の十一歳詩人と父の亡霊が私にもたらしたものとは?



◎特集 瀬戸夏子+水上文 責任編集「批評」

はじめに 瀬戸夏子

水上文「シェイクスピアの妹など生まれはしない」
斎藤真理子「翻訳に悩む〈倫理〉という言葉 韓国文芸批評が示すもの」
中尾太一「批評 この致命なるもの」
小松原織香「〈文学が生まれる場〉にいた話。 同人作家と「サークル村」の女たちを繫ぐ試み」
榎本空「Love in a Minor Key」
杉田俊介「批評と男性性 男性解放批評のために」
児玉美月「クィア映画批評と〈わたし〉を巡るごく個人的な断想」
木澤佐登志「男たちの営みを巡る幾つかの雑多な引用」
伊舎堂仁「おもしろいために」
永井玲衣「見られずに見る」
TVOD「村上春樹の語られ方 批評とサブカルチャー史」
西森路代「批評が、私たちを一歩外へ連れ出すものだとしたら」
瀬戸夏子「うつしかえされた悲劇 三島由紀夫『豊饒の海』について」

【対談】
瀬戸夏子×水上文「なぜ、いま「批評」特集なのか」
高橋源一郎×町屋良平「批評・詩・小説」

【インタビュー】
斎藤美奈子「文学史の枠を再設定する 見過ごされてきた女性たちの文学」
大塚英志「ロマン主義殺しと工学的な偽史」

【ブックガイド】
瀬戸夏子・水上文「これからの批評のための3冊」



◎創刊90周年記念連続企画1
阿部和重が語る 「J文学とは何だったのか」
聞き手:阿部晴政(元「文藝」編集長)


◎特別対談
村田沙耶香×チョン・セラン
「アジア文学という冒険がはじまる 日韓同時刊行アンソロジー『絶縁』を巡って」


『あなたに安全な人』第32回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞記念対談
木村紅美×ロバート キャンベル「コロナ禍が生んだ恋人の最終形」



◎連載
皆川博子「風配図Windrose」 【最終回】
桜庭一樹「波間のふたり」【最終回】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第5回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第3回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第6回】
藤野可織「先輩狩り」【第6回】
町田康「ギケイキ」【第39回】


文芸的事象クロニクル 2022年9月〜11月 山本貴光



文芸季評 たったひとり、私だけの部屋で 問いかけと文学 2022年10月~11月 水上文



◎書評
山田詠美『私のことだま漂流記』【評】山下紘加
遠野遥『浮遊』【評】葊田龍平
島本理生『憐憫』【評】奥田亜希子
新胡桃『何食わぬきみたちへ』【評】桜庭一樹
加納愛子『これはちゃうか』【評】橋本絵莉子
温又柔『永遠年軽』『祝宴』【評】千種創一
堀千晶『ドゥルーズ 思考の生態学』【評】中西淳貴


第60回文藝賞応募規定

1,540円
◎第59回文藝賞発表
・受賞作
安堂ホセ「ジャクソンひとり」
日比野コレコ「ビューティフルからビューティフルへ」

・受賞の言葉 安堂ホセ/日比野コレコ
・選評 角田光代/島本理生/穂村弘/町田康

・受賞記念対談
島本理生×安堂ホセ「本気の遊びに本音を乗せる」
穂村弘×日比野コレコ「言葉を異化するパンチラインの作法」

・選考経過
・第60回文藝賞応募規定

*

◎特集 魔女・陰謀・エンパワメント
【短篇】
王谷晶「てづから」
カレン・ラッセル 松田青子 訳「沼ガール/ラブストーリー」
近藤史恵「水裁判」
アリス・ソラ・キム 加藤有佳織 訳「わるい娘たちは閉じ込めてしまいましょう」

【対談】
円香×雨宮純「現代魔女になんでも聞いてみた。」

【特別企画 キーワード集】
円香・谷崎榴美「現代魔女の基礎知識2022」

【エッセイ】
吉村萬壱「私の魔女像」
平松洋子「白樺をまじないの道具として」
鈴木みのり「夢の庭」

【論考】
木澤佐登志「魔女、ダンス、抵抗 現代魔女とクラブカルチャーの交差点」
北村紗衣「魔女と幻想 『奥さまは魔女』と『ワンダヴィジョン』」
橋迫瑞穂「偏在する現代魔女とメディア空間「オカルト」雑誌からTikTokまで」
河西瑛里子「まなざされる魔女から、名乗りとしての魔女へ グリーナム・コモンの女神たち」

*

◎創作
【新連載】岸政彦「クアトロ ウノ」
雨がそぼ降るある日、母と娘の美咲は担任の教師に呼び出されて、教室に向かう。
日常に隠された暴力に、記憶の断片が呼び覚まされ―著者初の連載小説。

小川哲「神についての方程式」
人類最後の宗教としてその名を残す「ゼロ・インフィニティ」。かつて〝ゼロ〟を信仰したという謎の教団に隠された世界の秘密とは。真理と夢幻をあざなう魔術的数学奇篇。

金子薫「成るや成らざるや奇天の蜂」
法の届かないスラムの奇天座で、究極のドラッグ・ロロクリにより獣と化す住人たち。西尾はひとり人間のまま、ロロクリに溺れるのだが……。野間文芸新人賞作家の新境地。

水沢なお「うみみたい」
卵生生物の生殖をケアする〝孵化コーポ〟でバイトする美大生のうみは、才気煥発な同級生みみが抱える「生まれたくなかった」意志に触れ―。中也賞受賞の気鋭の詩人、初中篇。

*

【特別対談】
奥泉光×加藤陽子「眼前の「戦前」を直視する「排除の暴力」がもたらす熱狂に抗うために―『この国の戦争』刊行記念トーク」

*

【特別セッション】
阿部和重 聞き手:フィクショナガシン 「検索と風刺の作家は現在(いま)を書き続ける」
約十年ぶりの短編集『Ultimate Edition』刊行記念 全収録作解説インタビュー

*

【特別書評】
清水晶子「「いつかこの本が読まれる必要がなくなる未来が来る日まで」『トランスジェンダー問題』を読む」

*

◎連載
朝吹真理子「ゆめ」【第3回】
皆川博子「風配図 Windrose」【第4回】
桜庭一樹「波間のふたり」【vol.5,6】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第4回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第5回】
藤野可織「先輩狩り」【第5回】

文芸的事象クロニクル 2022年6月~8月 山本貴光

文芸季評 たったひとり、私だけの部屋で 
2022年7月〜9月「対話と文学」水上文

◎書評
山下紘加『あくてえ』 【評】上坂あゆ美
斎藤真理子『韓国文学の中心にあるもの』 【評】大塚英志
小川哲『地図と拳』 【評】逢坂冬馬
滝口悠生『水平線』 【評】石原俊
古谷田奈月『フィールダー』 【評】相川千尋


1,485円

目次

◎金原ひとみ責任編集 特集 私小説

プロローグ 金原ひとみ

【短篇】
村上龍「ユーチューブ」
尾崎世界観「電気の川」
西加奈子「Crazy in Love」
島田雅彦「私小説、死小説」
町屋良平「私の推敲」
しいきともみ「鉛筆」
金原ひとみ「ウィーウァームス」

【ブックガイド】
金原ひとみ編集長・選 私小説的小説10

【エッセイ】
温又柔「「私」の小説」
MOMENT JOON「ラッパーが〈私〉を生きるということ」
高井ゆと里「舌は真ん中から裂ける」

【論考】
千葉雅也「「私小説」論、あるいは、私の小説論」
水上文「輪郭を描く 新・私小説論序説」

【特別企画 4月26日、金原ひとみとピクニックに行く】
植本一子「写真を取るか 撮らないか」
滝口悠生「ポニー公園」
王谷晶「大丈夫なひとが森へ行く」
高瀬隼子「あの日わたしがしなかったことの話」
エリイ「クラウン・シャイネス」
児玉雨子「帰宅混乱者」



◎創作
飛浩隆「鹽津城(しおつき)」
巳衣子、鮫を踏みてこの地に渡りきたりき……そのしばらく前、地球にとつじょ悪魔があらわれ、不浄な世界は鹵(しお)に覆われようとしていた。SF界の巨匠がおくる、新たなる国創りの物語。

遠野遥「浮遊」
親の無関心を気にもとめず、歳の離れた会社経営の男と暮らす高校生のふうかは、日々、ホラーゲームで悪霊たちから逃げ続け―。現実がどこまでも希薄化する新たなゲーム文学。

長井短「ほどける骨折り球子」
妻の球子(たまこ)は俺を庇って骨折ばかりする。俺も球子を守りたくて夫婦で〝守りバトル〟に没頭するある日、勤め先に俺が会社の金を横領していると電話が入り―。俊才の小説第二作、初中篇。


◎特別寄稿1
信田さよ子「母が生んだ娘が母を育てる 宇佐見りん『くるまの娘』を読む」

◎特別寄稿2
橋本輝幸「先駆者にしてアウトサイダー オクテイヴィア・E・バトラー論」

◎第8回日本翻訳大賞受賞記念企画
クラリッセ・リスペクトル ウクライナ・ユダヤ・ブラジル
【短篇】
福嶋伸洋 訳「パンを分かち合う」
福嶋伸洋 訳「神を赦す」
【論考】
福島伸洋「言葉という官能 クラリッセ・リスペクトル論」

◎連載
若竹千佐子「かっかどるどるどぅ」【最終回】籠もよみ籠持ち
朝吹真理子「ゆめ」【第2回】
皆川博子「風配図 Windrose」【第3回】
桜庭一樹「波間のふたり」 【Vol.3,4】
島本理生+岩崎渉「トランス」【第3回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第4回】
町田康「ギケイキ」【第38回】

文芸的事象クロニクル2022年3月~5月 山本貴光
この装幀がすごい!【第9回】ゲスト 石田真澄 /川名潤・佐藤亜沙美

文芸季評 たったひとり、私だけの部屋で
2022年4月〜2022年6月「「私」と文学」水上文

◎書評
絲山秋子『まっとうな人生』【評】藤井聡子
村田沙耶香『信仰』【評】年森瑛
綿矢りさ『嫌いなら呼ぶなよ』【評】三木那由他
岡田利規『ブロッコリー・レボリューション』【評】高山羽根子
ジャネット・ウィンターソン 木原善彦 訳『フランキスシュタイン』【評】西條玲奈
大前粟生『死んでいる私と、私みたいな人たちの声』 【評】夏木志朋
ダグラス・スチュアート 黒原敏行 訳『シャギー・ベイン』【評】樋口恭介
ダヴィッド・ラプジャード 堀千晶 訳『ちいさな生存の美学』 【評】築地正明



1,540円
緊急掲載 ウラジーミル・ソローキン「プーチン 過去からのモンスター」

新連載 朝吹真理子「ゆめ」
創作 綿矢りさ/彩瀬まる/でか美ちゃん/山下紘加/新胡桃/藤原無雨

特集1 怒り 感情だけは奴らに渡すな
短篇:阿部和重/小川哲/山内マリコ/谷崎由依/ジョヴァーニ・マルチンス
エッセイ:残雪/石内都/チャン・ウンジョン/町屋良平/永井玲衣
対談:柚木麻子×ゆっきゅん
論考:飯盛元章/小川公代

特集2 フォークナー没後60年・中上健次没後30年
講演:ユードラ・ウェルティ
座談会:池澤夏樹×柴田元幸×小野正嗣×桐山大介
対談:中上紀×宇佐見りん
宇佐見りん 熊野紀行

特集3 平家! 犬王! 平家!
往復書簡:山田尚子×高野文子
対談:古川日出男×湯浅政明

特集4 SFマガジン責任編集 グレッグ・イーガン祭
グレッグ・イーガン「籾殻」
座談会:酉島伝法×橋本輝幸×長谷川愛
1,518円
◎創作
宇佐見りん「くるまの娘」(190枚)芥川賞受賞第一作
一家は、久しぶりの車中泊の旅に出た。甘く懐かしい思い出の道をなぞるうち、家族のままならなさの根源にあるものが引きずり出されてゆく。「かか」「推し、燃ゆ」で新時代の文学を立ち上げた作家の、真価を決定付ける圧巻の第三作。車ごと地獄から救い出そうともがく、娘の絶唱。

児玉雨子「じゃあ何から産まれたかったの?」(150枚)
「私たち、新しく母娘(おやこ)になりませんか?」実の母娘関係が修復不可能なほど破綻した、かつて塾の先生と教え子だった女二人。仲睦まじく暮らす二人の〈ホーム〉に、先生の実娘が妊娠した身で乗り込んできて――。気鋭の作詞家が、母性への疑いを鋭く切り出す第二作中篇。



◎特集 母の娘
【批評】
水上文 「「娘」の時代 「成熟と喪失」のその後」(110枚)

【対談】
伊藤比呂美×金原ひとみ「母は娘を救えない」

【創作】
西加奈子「ママと戦う」
ダンティール・W・モニーズ 岸本佐知子 訳 「敵の心臓」
島本理生「鳥人間だった私」
金原ひとみ「愛を知らない聖者ども」
平岡直子「お母さん、ステルス戦闘機」


【エッセイ】
水村美苗 「「母性神話」と私の母」
イ・ラン 斎藤真理子 訳「母と娘たちの狂女の歴史」
セキユリヲ「縁をつなぐ」
花田菜々子「母と子になれない私たち」


【論考】
はらだ有彩「山姥がハハハと笑うとき」

【ブックガイド】
アルテイシア/海猫沢めろん/中村佑子/堀越英美
「物語化された「母」を解放する ブックガイド20」



◎豪華新連載

【創作】
皆川博子「風配図 Windrose」
ゴットランド島に流れ着いた一艘の難破船。いま、二人の少女の運命が大きく動き出す―。バルト海交易で栄えた三都市を舞台に紡がれる壮大な物語、堂々開幕。

桜庭一樹「波間のふたり」
「幸せそうな若い女」を狙う刺傷事件を機に再会した同級生二人。数日後、隅田川沿いで待ち合わせると、二人から見えるスカイツリーが別の色をしていて―!? 作家の新境地を築く長篇新連載。

島本理生+岩崎渉 「トランス」
人間に近い情緒を備える新型AIのHTLL09号。研究所で働くいつきは、資料室で〝彼〟と出会い……恋愛小説の名手・島本理生+気鋭の生物情報科学者・岩崎渉による共作小説の誕生!

【文芸季評】
「たったひとり、私だけの部屋で 2021年10月~11月 書くことの/と暴力」水上文



◎特別企画:台湾文学発、世界文学の未来
【短篇】
呉明益 三浦裕子 訳「沖積層になる」

【エッセイ】
黄碧君「台湾文学シーンのいま」




●特別寄稿
藤井光「パンデミックと「つながり」の物語 『デカメロン・プロジェクト』と『最後のライオニ』を巡って」



●連続企画 韓国・SF・フェミニズム【最終回】
【短篇】
チョン・ソヨン すんみ 訳「おうち」
【ブックガイド】
イ・スヒョン すんみ 訳「韓国SFと世界SFのフェミニズム」

●連載
落合恵子「「わたしたち」」 【最終回】
絲山秋子「まっとうな人生」【最終回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第2回】
いとうせいこう「東北モノローグ」【第2回】
藤野可織「先輩狩り」【第4回】
町田康「ギケイキ」【第36回】

「文芸的事象クロニクル2021年9月~11月」 山本貴光
「この装幀がすごい!」【第7回】ゲスト MARUU /川名潤・佐藤亜沙美

●書評
遠野遥『教育』【評】玉城ティナ
町屋良平『ほんのこども』【評】新胡桃
最果タヒ『パパララレレルル』【評】ゆっきゅん
藤原無雨『その午後、巨匠たちは、』【評】円城塔
李龍徳『石を黙らせて』【評】大江崇允
MOMENT JOON『日本移民日記』【評】つやちゃん

第59回文藝賞応募規定
1,485円
【史上最多の応募数、2459作 第58回文藝賞発表】
受賞作 澤大知 「眼球達磨式」(115枚)

・選評 磯崎憲一郎「視点の発明、自走する小説」/島本理生「「書ける」ことの先へ」/穂村弘「あり得ない現実の引力」/村田沙耶香「眼差しと言葉に宿るもの」
・受賞の言葉 澤大知
・受賞記念対談 村田沙耶香×澤大知「〝物の眼差し〟から世界を知覚する」
・第59回文藝賞応募規定



【創作】
〈全米図書賞受賞第一作〉
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」(前篇)
海にはええものも悪いものも流れ込む、と母はよく言っていた。――居場所のないすべての人たちへ。『JR上野駅公園口』と対になる物語、開幕。

〈デビュー20周年記念作〉
綿矢りさ「嫌いなら呼ぶなよ」
新居祝いを兼ねた三家族合同のホームパーティー。妻の親友に招かれた客のはずだった霜月だが、やがて彼を被告人とする「ミニ裁判」が始まり……心の〝明るすぎる闇〟に迫る!

〈文藝賞受賞第一作〉
藤原無雨「その午後、巨匠たちは、」
みなさんは神様になりました――北斎、レンブラント、ダリ、フリードリヒ、ターナー、モネら現代に蘇らせた巨匠をめぐり、註釈に註釈を重ね軽やかに変化する物語。現代文学の先を行く傑作!

山下紘加「二重奏」
老舗料理店の物販事業部に勤める幼馴染の加賀美と永沢。感染症拡大の影響で経営が逼迫の一途を辿るなか、年末のおせち商戦に懸け、商品開発に励む二人だが――。

〈短 篇〉
加納愛子「ファシマーラの女」
長井短「ダウジング中指」
中原昌也「焼死体たちの革命の夜」(前篇)



【特別企画 コロナと五輪】
〈寄稿〉
吉見俊哉「二〇二一年夏、何が破綻したのか」

〈日記〉 
高山羽根子「東京の日記 2021、6月-9月の路上で。」



【連続企画第5回 韓国・SF・フェミニズム】
〈チョン・セラン「アーミー・オブ・クィア」(斎藤真理子訳)について〉
チョン・セラン/QQ/斎藤真理子
石原理「DSDを知るために」



【特集 聞き書き、だからこそ】
〈対談〉
高橋源一郎×斎藤真理子「聞書には、闘いのすべてがある 森崎和江・石牟礼道子・藤本和子」
いとうせいこう×岸政彦「聞き手の責任をまっとうする」

〈インタビュー〉
抵抗するために「聞く」、アレクシエーヴィチのいま
聞き手:沼野恭子

〈新連載〉
いとうせいこう「東北モノローグ」第1回 宮城 a publisher

〈論考〉
岸政彦「聞くという経験」
梯久美子「声は消える」

〈聞書〉
小山田浩子「トミヱさん」
滝口悠生「八朔十八年(二〇〇四年と二〇二一年)」
大前粟生「モノのこと」

〈エッセイ〉
五所純子「むかしのかたち」
石井ゆかり「私の「闇鍋」インタビュー」
小田香「アンビバレンス」

〈特別企画〉
戦争・災害・差別・公害・コロナ――
「声を書きとる。」聞き書きブックガイド20
齋藤直子/瀬尾夏美/寺尾紗穂/朴沙羅



【連載】
落合恵子 「「わたしたち」」【第2回】
藤野可織 「先輩狩り」【第3回】
磯部涼 「移民とラップ 」【第6回】BLMを歌う(その3)
絲山秋子 「まっとうな人生」【第9回】
町田康 「ギケイキ」【第35回】
この装幀がすごい!【第6回】ゲスト 菊竹寛/川名潤/佐藤亜沙美
山本貴光「文芸的事象クロニクル 2021年6月~8月」



【季評】
山本貴光「文態百版 事実とフィクションの織物 2021年7月~9月」



【書評】
木村紅美『あなたに安全な人』【評】尾崎世界観
ジェニー・ザン 小澤身和子 訳『サワー・ハート』【評】王谷晶
呉明益 及川茜 訳『雨の島』【評】藤井太洋
オーシャン・ヴオン 木原善彦 訳『地上で僕らはつかの間きらめく』【評】岨手由貴子
ミッキ・ケンダル 川村まゆみ 訳『二重に差別される女たち』【評】海老原弘子

1,518円
創作:遠野遥「教育」(芥川賞受賞第一作・初長編)、金原ひとみ、王谷晶、落合恵子、木村紅美
〈短編〉加納愛子
〈掌編〉山尾悠子他/特集「怨」 短編:尾崎世界観他
1,485円
【創作】藤代泉「ミズナラの森の学校」日上秀之「間隙を縫う、埋める、挟まる」加納愛子「最終日」児玉雨子「凸撃」【特集】もふもふもふもふ◎創作/古川日出男・小山田浩子・カミラ・グルドーヴァ・高山羽根子・酉島伝法・ふくだももこ・川瀬慈・雛倉さりえ◎論考/藤原辰史 他

【新連載】
藤野可織「先輩狩り」

藤沢周「世阿弥最後の花(抄)」

【特集1 もふもふもふもふ】
〈短篇〉
古川日出男「雨夜の品定め」
小山田浩子「心臓」
カミラ・グルドーヴァ 上田麻由子 訳「ねずみの女王」
高山羽根子「今も氷河期の最中だから」
酉島伝法「もふとん」
ふくだももこ「4074」
川瀬慈「さくら荘のチュルンチュル」
雛倉さりえ「登山日記」

〈あつまれ もふもふの本――人間社会を飛び出そう!〉
石川宗生「イヌイヌトラ」
金子由里奈「もふもふに関する記憶」

〈聞書〉
語り 西島玲那 構成 伊藤亜紗「セラフと新潟逃避行」

〈論考〉
藤原辰史「表皮の脱領域的考察」


【中篇】
藤代泉「ミズナラの森の学校」(200枚)


日上秀之「間隙(かんげき)を縫う、埋める、挟まる」(120枚)

【短篇】
加納愛子「最終日」


児玉雨子「凸撃」

【特集2 非常時の手紙】
緊急事態宣言下の7人によるリレー書簡 2021年1月-3月
岸政彦→信田さよ子→津田篤太郎→西川美和→六角精児→横内謙介→加藤シゲアキ

【連続企画第3回 韓国・SF・フェミニズム】
〈小説〉
キム・ボヨン 斎藤真理子 訳「赤ずきんのお嬢さん」
シム・ノウル すんみ 訳「サンクスゴッド・イッツフライデー」

【連載】
若竹千佐子「かっかどるどるどぅ」【第3回】憂しと優しと思えども
磯部涼「移民とラップ」【第5回】BLMを歌う(その2)
絲山秋子「まっとうな人生」【第7回】
町田康「ギケイキ」【第33回】
倉本さおり「はばたけ!くらもと偏愛編集室」【最終回】
山本貴光「文芸的事象クロニクル 2020年12月~2021年2月」


【季評】
山本貴光「文態百版 未来の超克と破壊 2020年12月~2021年3月」

【書評】
いとうせいこう『福島モノローグ』【評】土方正志
佐藤究『テスカトリポカ』 【評】木澤佐登志
恩田陸『灰の劇場』 【評】斉藤壮馬
桜庭一樹 著 手塚治虫 原案『小説 火の鳥 大地編』【評】山下紘加
パク・ソルメ 斎藤真理子 訳『もう死んでいる十二人の女たちと』【評】阿部大樹
アンジェラ・デイヴィス 浅沼優子 訳 『アンジェラ・デイヴィスの教え』【評】高島鈴

1,485円
◎目次

【創作】

児玉雨子「誰にも奪われたくない」(130枚)

距離を取るのも会えないのも、みんなそんなにさみしい? 関係すれば、互いに無傷でいられないのに。気鋭の作詞家、初中篇。

山下紘加「エラー」(160枚)

私は自分の底を知らない。不敗の大食いクイーンのはずなのに??。一つの身体における限界と到達を探り出す、圧倒的力篇。

瀬戸夏子「ウェンディ、才能という名前で生まれてきたかった?」(100枚)

軽妙な美人の詩人・ウェンディと、生意気な不美人のわたしは、求めるほどに奪い合い、傷つけ合う。注目の歌人が贈る初中篇。



【特集 夢のディストピア】

〈対談〉

飛浩隆×高山羽根子

「ディストピア小説の主人公とは誰か 嫌(いや)視点の作り方」

〈短編〉

金原ひとみ「腹を空かせた勇者ども」

コロナ禍の新たな日常を送る育ち盛りの中学生・玲奈の日常に、突然濃厚接触の報せが訪れて……。

真藤順丈「オキシジェン」

顔の見えない「ジェントルマン」の声に従い反(アンチ)ユートピアの物語を紡ぐ男の、脱ディストピアの叛乱。

東山彰良「天国という名の猫を探して悪魔と出会う話」

死者は活発に人肉を求め、生者は死んだように隠れて暮らす世界で、ぼくは猫を探す旅に出た。

尾崎世界観「ただしみ」

ただ街を映すだけのライブカメラは、?のない「正しい」世界??孤独な者達の群像劇。

高瀬隼子「休学(国産のため)」

「男が二人目を産むのはおかしいですか」人間職員の私は、休学届を手にした学生に慌てて首を振った。

〈日記〉

桜庭一樹「分断されていく世界で 2020年1月~10月 東東京ディストピア日記」

〈特別企画〉

「身体と精神改造のための闇のブックガイド」

闇の自己啓発会(江永泉・木澤佐登志・ひでシス・役所暁)

〈エッセイ〉

Marukido「いじめられっ子の初恋はチャHだった」

〈論考〉

樋口恭介「未来を破壊する」

水上文「成熟と喪失、あるいは背骨と綿棒について」

木澤佐登志「さようなら、いままで夢をありがとう」



【短篇】

加納愛子「イトコ」

私はイトコのことを考えてばかりなのに、イトコのなかで私は脇役。そもそもイトコってなんやろな?

中原昌也「次の政権も皆で見なかったことにした」

お告げめいた「南へ」という声が聞こえたので、割と急いで外に出た――鬼才が贈る前代未聞のロードノベル!

【文藝賞作家の2020→2021】

〈対談〉

宇佐見りん×遠野遥「文藝賞受賞して、その後どうよ?」

〈論考〉

大谷崇「現実という地獄 李龍徳論 第四二回野間文芸新人賞受賞に寄せて」

【連続企画第2回 韓国・SF・フェミニズム】

〈小説〉

チョン・セラン 斎藤真理子 訳「アーミー・オブ・クィア」

〈エッセイ〉

池澤春菜「きっと幾つかの冴えたやり方」

〈書評〉

上田早夕里「やさしく、しなやかな決意」

キム・チョヨプ 著 カン・バンファ +ユン・ジヨン 訳『わたしたちが光の速さで進めないなら』

〈論考〉

橋本輝幸「私たちの相違と共鳴 世界SFを俯瞰して」

【連載】

若竹千佐子「かっかどるどるどぅ」【第2回】こころかなしも

磯部涼「移民とラップ」 【第4回】BLMを歌う(その1)

絲山秋子「まっとうな人生」 【第6回】

町田康「ギケイキ 」【第32回】

山本貴光「文態百版 ブンゲイの遊び方 2020年9月~11月」

倉本さおり「はばたけ! くらもと偏愛編集室」【第7回】

【書評】

マーガレット・アトウッド 鴻巣友季子 訳『誓願』【評】谷崎由依

大前粟生『おもろい以外いらんねん』【評】太田啓子

島本理生『2020年の恋人たち』【評】齋藤明里

星野智幸『だまされ屋さん』【評】朴沙羅

アンナ・バーンズ 栩木玲子 訳『ミルクマン』【評】小川公代

青山七恵『みがわり』【評】岡英里奈

谷川直子『あなたがはいというから』【評】北村浩子

安藤礼二『熊楠』【評】小田原のどか
1,485円
第57回文藝賞発表/
特集:いま、日本文学は/
小説:大前粟生「おもろい以外いらんねん」他
1,485円
【創作】
〈文藝賞受賞第一作〉
宇佐見りん「推し、燃ゆ」(150枚)
町屋良平「死亡のメソッド」(100枚)
岡田利規 現代語訳「藤戸」

【特集1】
覚醒するシスターフッド
〈中篇〉
王谷晶「ババヤガの夜」(210枚)
〈対談〉
ブレイディみかこ×王谷晶
「生き延びるためのシスターフッド」
〈短篇〉
桐野夏生「断崖式」
マーガレット・アトウッド「老いぼれを燃やせ」(鴻巣友季子 訳)
柚木麻子「パティオ8」
ヘレン・オイェイェミ「ケンブリッジ大学地味子団」(上田麻由子 訳)
藤野可織「先輩狩り」
文珍「星空と海を隔てて」(濱田麻矢 訳)
こだま「桃子さんのいる夏」
キム・ソンジュン「未来は長く続く」(斎藤真理子 訳)
〈エッセイ〉
高島鈴「蜂起せよ、〈姉妹〉たち ――シスターフッド・アジテーション」
青山七恵 「井戸水の音」
秋元才加「手を取り合い、最短の道を行く」
〈論考〉
小澤英実 「抗体としてのシスターフッド ――ともにあることの認識論」
岩川ありさ 「たがいを支えあう言葉の回路 ――岩城けい『さようなら、オレンジ』論
真魚八重子「発展途上のシスターフッド映画」
瀬戸夏子「誘惑のために」
〈特別企画〉
「私の好きな「私たち」」シスターフッド作品ガイド
青柳菜摘・大前粟生・五所純子・野中モモ
「シスターフッドについて語るわれわれというブラザーフッドについて」
TVOD 
――――――
【特集2】
非常時の日常
23人の2020年4月-5月
いとうせいこう/大友良英/奥泉光/小山田浩子/かん(劇団雌猫)/木皿泉/岸本佐知子/最果タヒ/島本理生/清水博之/関口涼子/多和田葉子/辻山良雄/津村記久子/中原昌也/中村文則/穂村弘/松浦寿輝/水村美苗/宮内悠介/村田沙耶香/目取真俊/柳美里
――――――
【特集3】
世界の作家は新型コロナ禍をどう捉えたか

オルハン・パムク 「偉大なパンデミック文学が私たちに教えてくれること」(藤井光 訳)
レベッカ・ソルニット 「この危機を乗り切る方法は私たちが一体になること――コロナウイルス禍中に芽吹く相互扶助」(渡辺由佳里 訳)
川上未映子 「花がより美しくみえる」
――――――
【連載完結】

岸政彦×柴崎友香「大阪」散歩は終わらない/わたしがいた街で

出会った人、目にした風景、生きた記憶……かつていた場所と今いる場所が、
「私」を通して交差する。街と人の呼吸を活写した好評連載、堂々の完結。

【連載】
絲山秋子 「まっとうな人生」【第4回】
磯部涼 「移民とラップ」【第3回】大泉を歌う
町田康 「ギケイキ」【第30回】

山本貴光 「季評 文態百版 歴史と文学の基本パラメーター」2020年4月~5月
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2020年3月〜2020年5月
倉本さおり「はばたけ!くらもと偏愛編集室」第6回
おすすめの購読プラン

文藝の内容

  • 出版社:河出書房新社
  • 発行間隔:季刊
  • 発売日:1,4,7,10月の7日
  • サイズ:A5
綿矢りさ、羽田圭介、青山七恵、磯﨑憲一郎、町屋良平、若竹千佐子……文学シーンに多くの新人を送り出す「文藝賞」と、文学の「いま」を発信!
20代から30代を中心に幅広い読者をターゲットにした文芸誌。毎号、気鋭・新鋭からベテラン作家まで、多くの書き下ろし小説(長篇・中篇・短篇・掌編)を掲載。また、毎年冬号で発表される「文藝賞」は、田中康夫(「なんとなく、クリスタル」)、山田詠美(「ベッド・タイム・アイズ」)、長野まゆみ(「少年アリス」)、星野智幸(「最後の吐息」)をはじめ、綿矢りさ(「インストール」)、羽田圭介(「黒冷水」)、白岩玄(「野ブタ。をプロデュース」)、山崎ナオコーラ(「人のセックスを笑うな」)といった、文芸シーンに新たな風を吹き込む作家たちを輩出。近年では2017年に同賞でデビューした若竹千佐子(「おらおらでひとりいぐも」)は、同作で芥川賞を受賞し50万部を突破、社会現象を起こしました。つねに文学の「いま」を発信する季刊誌「文藝」にご注目下さい。

文藝の目次配信サービス

文藝最新号の情報がメルマガで届く♪ メールアドレスを入力して登録(解除)ボタンを押してください。

※登録は無料です
※登録・解除は、各雑誌の商品ページからお願いします。/~\Fujisan.co.jpで既に定期購読をなさっているお客様は、マイページからも登録・解除及び宛先メールアドレスの変更手続きが可能です。
以下のプライバシーポリシーに同意の上、登録して下さい。

この雑誌の読者はこちらの雑誌も買っています!

文藝の所属カテゴリ一覧

Fujisanとは?

日本最大級雑誌の定期購読サービスを提供

デジタル雑誌をご利用なら

最新号〜バックナンバーまで7000冊以上の雑誌
(電子書籍)が無料で読み放題!
タダ読みサービスを楽しもう!

総合案内
マイページ
マイライブラリ
アフィリエイト
採用情報
プレスリリース
お問い合わせ
©︎2002 FUJISAN MAGAZINE SERVICE CO., Ltd.