目次
【創作】
◎八木詠美「アンチ・グッドモーニング」
会社の仕事に生活を侵食され、不眠になった「わたし」。眠りのために奔走するも、いつしか不思議な世界に足を踏み入れて――。現代社会の見えない抑圧を暴く傑作中篇!
◎文藝賞受賞第一作 松田いりの「ハッピー山」
役者を夢見る大学生の〈わたし〉。クラス1イケてる女子・沈美にキャンプに誘われ、イケてる人生が幕を開ける、はずだった。制御不能な混沌が奔る文藝賞受賞第一作!
◎古典新訳・能 岡田利規 訳「杜若(かきつばた)」
三河にやってきた旅僧が水のほとりで出会った女。冠の唐衣を身に纏い、みずみずしく舞いながら自らの正体を明かして――軽やかでリズミカルな現代語訳でおくる名作能。
【特集1 うたのことば】
◎短篇
九段理江「No Time to Die」
児玉雨子「神になるつもりがないなら帰って」
日比野コレコ「内海 among the sea」
崎山蒼志「きっかけ」
井戸川射子「肯(うべな)い」
芝夏子「でも、やっぱり、おめでとう」
◎対談
瀬戸夏子×青松輝「『短歌ブーム以後』を俯瞰する 私性・テクスチャー・SNSをめぐって」
◎わたしたちを揺さぶる「うたのことば」 作家・ミュージシャン・歌人……30人アンケート
彩瀬まる、いしいしんじ、井戸川射子、大崎清夏、大田ステファニー歓人、大前粟生、川野芽生、暮田真名、小泉綾子、児玉雨子、小指、斉藤壮馬、最果タヒ、崎山蒼志、佐藤文香、芝夏子、鈴木絢音、TaiTan、つやちゃん、年森瑛、奈倉有里、バイク川崎バイク、ピノキオピー、日比野コレコ、藤田貴大、フロクロ、細倉真弓、マーサ・ナカムラ、ゆっきゅん、吉田靖直
◎エッセイ・論考
つやちゃん「K-POPアイドル、うたにならないことばたち」
寺尾紗穂「いくつもの声がささやく ―労働歌を探して」
向坂くじら「歌わないまましかし歌う ―歌と詩、それから、わたしの好きなポエトリーリーディングの話」
吉田靖直「うたとことば」
鳥居咲子・soulitude「Z世代アイコン、イ・ヨンジのラップに潜む私小説性」
宇川直宏「病の歌、傷の歌 「声帯AI中原昌也」のブルース」
【特集2 ハン・ガンを読む ―傷と庭を抱いて】
◎詩 ハン・ガン 斎藤真理子訳「声(たち)」
◎座談会 ハン・ガン、オール翻訳者座談会
きむふな×井手俊作×斎藤真理子×古川綾子「〈ことばの杖〉をバトンする」
◎読書会 11 月21日、ハン・ガン作品をみんなで読む
中村佑子「ハン・ガンを読んだ日の記憶」
小川公代「緑の導火線としての文学」
金川晋吾「撮りながら読む、読みながら撮る」
年森瑛「ずっと情けない」
待川匙「一人読書会」
【新・短期集中連載】
往復書簡 星野智幸×シン・ミナ「地球から半歩」
【連載】
皆川博子「ジンタルス RED AMBER 風配図II」【最終回】
円城塔「ホモ・ネクロ」【第3回】
いとうせいこう「難民移民モノローグ」【モノローグ4】
岸政彦「犬は人生」【第4回】
岸本佐知子「尻 on fire 日記」【第4回】
柳美里「JR常磐線夜ノ森駅」【第8回】
町田康「ギケイキ」【第50回】
【季評】
水上文「たったひとり、私だけの部屋で 文学の場」2025年10月~11月
【書評】
中村文則『彼の左手は蛇』【評】山下紘加
絲山秋子『細長い場所』【評】豊永浩平
山崎ナオコーラ『陽ちゃんからのそよ風』【評】山田由梨
古谷田奈月『うた子と獅子男』【評】濱野ちひろ
紗倉まな『あの子のかわり』【評】あわいゆき
児玉雨子『目立った傷や汚れなし』【評】渡辺祐真
大崎清夏『いいことばかりは続かないとしても』【評】滝口悠生
佐佐木陸『ごみのはての』【評】向井康介
【連載】
山本貴光「文芸的事象クロニクル」2025年9月~11月
著者一覧
次号予告・編集後記
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商品情報・内容
- 出版社:河出書房新社
- 発行間隔:季刊
- 発売日:1,4,7,10月の7日
- サイズ:A5
■ 綿矢りさ、羽田圭介、青山七恵、磯﨑憲一郎、町屋良平、若竹千佐子……文学シーンに多くの新人を送り出す「文藝賞」と、文学の「いま」を発信!
20代から30代を中心に幅広い読者をターゲットにした文芸誌。毎号、気鋭・新鋭からベテラン作家まで、多くの書き下ろし小説(長篇・中篇・短篇・掌編)を掲載。また、毎年冬号で発表される「文藝賞」は、田中康夫(「なんとなく、クリスタル」)、山田詠美(「ベッド・タイム・アイズ」)、長野まゆみ(「少年アリス」)、星野智幸(「最後の吐息」)をはじめ、綿矢りさ(「インストール」)、羽田圭介(「黒冷水」)、白岩玄(「野ブタ。をプロデュース」)、山崎ナオコーラ(「人のセックスを笑うな」)といった、文芸シーンに新たな風を吹き込む作家たちを輩出。近年では2017年に同賞でデビューした若竹千佐子(「おらおらでひとりいぐも」)は、同作で芥川賞を受賞し50万部を突破、社会現象を起こしました。つねに文学の「いま」を発信する季刊誌「文藝」にご注目下さい。
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