◆巻頭特集◆
クルマ、デザイン、ファッション、食べ物、ゆくべきところ――彼らのように楽しく生きよう。
イタリアの“ベスト・オブ・ベスト”!
●プロローグ
モンテゼモロ会長おんみずから解説!
その名はカリフォルニア!
写真=矢嶋 修
10月2日のパリ・サロンで正式発表されたオール・ニュー・フェラーリ、カリフォルニアは、いったいどんなクルマなのか? モンテゼモロ会長にそれを直接確かめようと、9月上旬、編集長が本拠マラネロに飛んだ。リクエストに応えて登場したカリズマは、果たして、どんなことを語ったか? フェラーリの新時代を告げる1台の登場である!
◆モンテゼモロ的イタリアのベスト・オブ・ベスト!
●クルマでは?
ローマ大学法学部の学生だったころ、モンテゼモロ会長は真っ赤なフィアット500(チンクエチェント)に乗っていた。そして、おなじ500のチューンド・カーでレースにも出場していた。そこまでは、知っている人は知っている。しかし、大学に入る前、インドやアルゼンチンをヴェスパやフィアットでグランド・ツーリングしたことを知る人は少ない。そしていま、フェラーリとフィアット、およびマゼラーティの総帥を務めるかれが、ベストとおもうイタリア車の「クラシック」がなんであるかも、これまで語られたことはなかった。「戦前にまでさかのぼることはやめて、戦後にしぼろう」といって話しはじめたモンテゼモロ的「戦後イタリア車のベスト・オブ・ベスト」が、ここにある。
●プロダクト&デザインでは?
「創造的精神、あたらしいことへの挑戦心、美的な才能、そしてオリジナルなスタイルを求める意欲――、こうしたものが、イタリア人の血には流れている。それも10年、20年ではない。数千年来のものとして、だ」と、モンテゼモロ会長は語る。イノヴェーションを追い求めるアヴァンギャルド精神が旺盛であるいっぽう、イタリアはユネスコ認定の「世界遺産」がもっとも多く集中している国でもある。クラシックなものとイノヴェーティヴなものの日常的同居が、イタリアを特別な場所としているのだ。そして、それはイタリアのどこを切ってもあらわれる「イタリア的スタイル」の根幹をなしている。「デザインはクルマ同様私のパッションだ」というモンテゼモロ会長は、イタリアの神髄となるプロダクトとデザインを、このようにえらぶ。
●ファッション、人物では?
フランスは芸術とファッションの国といわれる。ならば、イタリアは芸術とファッションの祖国だ。フランス印象派の前にフィレンツェのルネサンスがあり、パリの凱旋門、エッフェル塔の前にローマのコロッセオ、ローマ街道があった。そして、マリー・アントワネットの前に、カテリーナ・デ・メディチがいた。現代の男ダテのはじまりは、19世紀イギリスだったといってよいが、そのイギリス紳士のスキのない服装を支えたのは少なからぬナポリのテーラーだった。現代イタリア男のダテぶりについてはいまさら多言を要しないが、かれらにはお手本がある。1960年代から1980年代までは、フィアットを創業したアニエッリ・ファミリーの3代目、ジャンニ・アニエッリであり、それ以後はアニエッリ・ファミリーの準メンバーともいえるルカ・ディ・モンテゼモロである。そのモンテゼモロが選りすぐったイタリア・ベストの男伊達ショップとアイテムを見ていただこう。
●「ゆくべきところ」では?
モンテゼモロ会長は、イタリア第一級の「ゆくべきところ」をすべて知り尽くしている。ローマとボローニャに家を、カプリ島に別荘を持つかれは、イタリアの土地と食べ物を熱烈に愛しているからだ。「まず、シチリアを発見せよ!」ということばからはじまった「ゆくべきところ」リストは、長靴のカカトからてっぺんにまで、よどみなくつづいた。そして、その各地での泊まるべきホテル、食事をたのしみにいくべきレストランも紹介するのを忘れなかった。ここに写真つきで紹介できるのは、そのごく一部でしかないが、かれが挙げた場所は洩らさず採録している。できるだけ大きなイタリア地図をひろげ、ときにインターネットを参照しながら、モンテゼモロがガイドするイタリア旅行への想像力をたくましくしていただきたい。
●祝!下野康史の「イッキ乗り」復活!!
フィアット、アルファ、ランチア、マゼラーティ、ランボルギーニ。全16台をイッキ乗り批評!
イタリア車の今は、“高高低低”
文と記録写真=下野康史 写真=小野一秋
●スモール・アルファでアルプスへ。
ミトと走る。
写真=望月浩彦
イタリアといえばアルファ・ロメオ。そう言って、本誌サイトーはまたもアルプスへ向かったのだった。
こんなに小さな500アバルトで、イタリアを1600km走り回った。
サソリの毒は気持ちイイ。
写真=矢嶋 修
マントヴァの中心地にあるピアッツァ・ソルデッロにたたずむ1台の小悪魔。全長4mを大きく切る小さな体には、サソリの毒が秘められている。1960年代、カルロ・アバルトがチューンした500ベースのフィアット・アバルトは、週末のレースで連戦連勝を飾ったという。在りし日のアバルトに思いをはせつつ、現代に蘇った500アバルトで、トリノ~ローマ~トリノ、1600kmの旅に出た。
●7台の跳ね馬とともに駆け抜けてきた、15年間の自動車生活
嗚呼、わがフェラーリ・ライフ!
文=清水草一 写真=阿部昌也
約20年前に初めてフェラーリに接し衝撃を受け、1993年に348tbを購入。「フェラーリは芸術、宗教だ!」と悟りをひらき、“大乗フェラーリ教開祖”となった清水草一が、来し方行く末に思いを馳せる。
●式場壮吉、ミドシップV8の戦闘マシン、430スクーデリアに乗る。
ザ・ベスト・オブ・フェラーリ!
文=式場壮吉 写真=小野一秋
サーキットでのドライビングのスリルを求めるフェラーリ愛好家向けに開発された最強ウェポン。それが、F430をベースに最新F1テクノロジーを注ぎ込んだ430スクーデリアのコンセプトである。510psを搾り出す4.3リッターV8、カーボン・セラミック・ブレーキ、100kgの軽量化。電子制御技術には、開発ドライバーをつとめた帝王シューマッハーの意見が詰め込まれている! 公道を走るレーシング・マシンに、式場壮吉が乗り込んだ。
●自動車の都、トリノ在住の自動車デザイナー、内田盾男・選
イタリアン・カー・デザインのベストはこれだ!
文=内田盾男
自動車デザインとは、自動車の魅力のすべてである。自動車をデザインする。いや、自動車によらず、よろずデザインとは日用品を芸術品にまで高める、人間にできる最も素晴らしい能力のひとつである。そう語る内田盾男が選んだベスト・イタリアン・カー・デザイン6選。
●イタリア・ガイド・トーキョー篇
イタリアより濃いイタリアを探して
写真=鈴木 勝/望月浩彦/山下亮一/渡邉高士
パスタ、ピッツァ、シャツ、そしてクルマ屋に至るまで、東京および周辺をそぞろ歩き、そこに息づくさまざまな“イタリア”を見つけてきた。付録には、東京で買えるイタリアン・ブランドの良品をピックアップ!
●エピローグ
ローマの道はすべてに通じる
文=矢作俊彦
ローマを訪れた作家が、コンプリケイテッドな街の皮相を1枚ずつ剥いでいく。
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◆ニューモデル海外試乗記(1)
フルモデルチェンジしたVWゴルフにアイスランドで乗る。
円熟の6代目。
1974年の初代デビューから34年。6代目に生まれ変わったVWゴルフは、今もなお、クラスを超えた自動車界のベンチマークであり続けているのか。アイスランドの首都、レイキャビックを舞台に開かれた国際試乗会からの報告。
◆ニューモデル海外試乗記(2)
ポルシェの新型911タルガ4/4Sに北イタリアで乗る。
PDK、生きる。
カレラ2とカレラ4が相次いで投入されたばかりだというのに、たたみかけるように追加モデルの報せが届いた。タルガだ。クーペ、カブリオレと合わせて早くも基本シリーズの完成である。
◆ニューモデル海外試乗記(3)
マイナーチェンジした新型アウディA6にドイツで乗る。
より速く、キレイに!
アウディA6が4年ぶりにマイナーチェンジ。スポーティさと環境性能に磨きをかけ、プレミアム・ブランドのイメージを牽引する。
◆鈴木亜久里スペシャル
日産GT-R専用の「NISMOクラブスポーツ・パッケージ」を試す
546万円の値打ちありや、なしや!?
語り=鈴木亜久里 構成=金子浩久 写真=望月浩彦
日産GT-R開発の日本における聖地、仙台ハイランドレースウェイで、NISMOが開発したスポーツ・パッケージを組み込んだスペシャルなGT-Rに試乗した。よりスポーティでレーシーなこのモデルを亜久里はどう見たか?
◆2008 パリ国際自動車ショウを見て。
電気エネルギーへのシフトが明らかに。
大きな流れ。
写真=望月浩彦
新車ラッシュに沸く会場に足を踏み入れて回り始めると、大きな潮流がゆっくりと動き始めているのを感じたのだった。
◆ENGINE New Car Commentaries
●ルノー・トゥインゴ
14年も生きながらえたトゥインゴがついに新型に切り替わった。果たして、新型は乗ってみたら、とてもいいクルマだった。
●シトロエンC5
7年ぶりにフルモデルチェンジしたシトロエンC5。荒れた路面を探したくなるほど気持ちいい乗り味でとろけちゃう!
●アウディA3スポーツバック
デビュー4年目にしてアウディA3スポーツバックがマイナーチェンジ。見た目はほとんど変わっていないが、中身には想像以上の大変化が……。
●日産エクストレイル20GT
2010年9月から始まる国内排ガス規制「ポスト新長期規制」に世界で初めて適合した日産の小型SUV、エクストレイル20GT登場!
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◆服部真二(セイコーウォッチ株式会社代表取締役社長)×鈴木エドワード(建築家)、デザインを語る
「“革新”と“洗練”」にこめられしもの
写真=山下亮一
日本を代表する時計メーカーのトップ、服部真二さんと、日本を代表する建築家のひとり、鈴木エドワードさん。この2人が、腕時計と建築について語り合った。おなじ基本ポリシーをシェアするご両人は、僕たちの日々をよりしあわせなものとするためのアイディアを交換しあうのだった。
◆ENGINE FOR TIMEPIECES WATCH!
タグ・ホイヤー グランドカレラRS vs ポルシェ911GT3 RS
2つのRSの競艶
文=柴田 充 写真=近藤正一
強烈なパワーもさることながら、ポルシェの本領はそれを最大限に活かすエンジニアリングの妙と軽量化にある。911GT3 RSこそ、その純粋培養モデルである。そして、RSの名を冠するタグ・ホイヤーのグランドカレラもまた、クロノグラフの伝統をさらに極めた正常進化モデルである。類い稀な存在感を放つ両者に通じるのは、モータースポーツに根ざしたスピリッツと妥協を許さぬモノづくりにほかならない。
◆LOUIS VUITTON CITY GUIDE TOKYO
ルイ・ヴィトンに案内してもらうトーキョー
写真=山下亮一
世界の旅人を魅了し、その案内役となってきた「ルイ・ヴィトン シティ・ガイド」に東京編が加わる。そこに掲載されるさまざまなトーキョーをルイ・ヴィトンのバッグを携え、訪ねた。
◆ENGINE FASHION FEATURE:COATS
冬コートの決定版
木枯らしを待ちわびて
写真=秦 淳司 スタイリング=祐真朋樹 グルーミング=佐藤富太
木枯らしの季節に似つかわしい実力派のコートが出揃った。素材は、ミンクにカーフ、キャメルにカシミヤ、そしてウールまで。スタイルは、ピー・コートからチェスターフィールド、そしてガウン風のものまで。冬を彩るモード・ブランドのコートをご紹介する。
◆ENGINE GOLF FEATURE
エンジン的ゴルフ特集
コレが“掟”だ!
文=高橋健二 写真=山下亮一 スタイリング=櫻井賢之 ヘア&メイク=AZUMA
老若男女を問わず、緑の絨緞の上、1日じゅう白球と戯れることができるスポーツ、ゴルフ。スコットランドを発祥の地とするこの紳士のスポーツは、今やだれもが、気軽に楽しむことが出来るスポーツとして、世界中にファンをもち、ギアもファッションも独自の進化を続けている。だからこそ“掟”が大切、とは思いませんか?
◆ENGINE Fashion News
たとえば、H & Mとユニクロについて考える
モノが売れない時代の小さな奇跡
写真=小林久井 スタイリング=森岡 弘
◆メンズショップ探訪 第2回
ビームス プラス丸の内店
“アメトラ”ブームを牽引する!
写真=小林久井
魅力あるセールス・パースンとアイテムを紹介する連載の第2回は、ビームス プラス丸の内。アメリカン・トラディショナルの総本山へ足を踏み入れた。
◆森羅万象を斬る「ENGINE BEAT」
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